JPH03124566A - 金属製イージイオープン蓋 - Google Patents

金属製イージイオープン蓋

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JPH03124566A
JPH03124566A JP1262989A JP26298989A JPH03124566A JP H03124566 A JPH03124566 A JP H03124566A JP 1262989 A JP1262989 A JP 1262989A JP 26298989 A JP26298989 A JP 26298989A JP H03124566 A JPH03124566 A JP H03124566A
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Yoshio Ikeda
池田 芳夫
Gunji Matsuda
軍治 松田
Sumio Watanabe
渡辺 澄夫
Fumio Mori
森 文雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は金属製イージイオープン蓋に関するもので、よ
り詳細には、蓋のスカート部及び頂板部を折れ込んで開
封を行うタイプのイージイオープン蓋において、その易
開封性と耐衝撃密封性とを向上させるための改良に関′
する。
(従来の技術) 蓋のスカート部に接続して開封用摘片を設け、この摘片
を持上げることにより開封を行うタイプの金属製イージ
イオープン蓋が広く使用されている。
第一のタイプのものは、摘片の付は根の部分からスカー
ト部を経て、頂板部或いは頂板部とスカート部との境界
附近を通るスコアを設け、摘片を持ち上げてスコアを引
裂き開封を行うものであるが、このタイプのイージイオ
ープン蓋は、スコアの引裂きにかなりの力を必要とし、
開封性の点で問題かあると共に、鋭利なスコア破断部に
よって指をいためるという危険性がある。
第二のタイプのものは、摘片の端縁に沿ってスカート部
に開封誘導線を設けると共に摘片の開封方向とほぼ直角
方向にスカート部に折れ込み線を設け、摘片を持上げる
ことにより開封誘導線を破断し1次いで折れ込み線の部
分でスカート部及び頂板部を折り曲げて開封を行う、こ
のタイプのイージイオープン蓋では、開封に要する力が
比較的少なく、また鋭利なスコア破断部か露出すること
もないという利点がある。
本発明はこの第二のタイプのイージイオープン蓋(以下
折れ込み開封をイージイオープン蓋と呼ぶ)の改良に関
するものである。
(発明が解決しようとする問題点) 折れ込み開封型イージイオープン蓋では、開封誘導線が
II!断されてスカート部の一部が容器口部のビートか
ら剥ぎ取られると共に、開封誘導線と折れ込み線との間
のスカート部帯状部に自由端を与えて、この帯状部の折
れ込みを容易にする作用を与える。
しかしながら、開封に際して開封誘導線を越えて蓋頂板
に切目が入る場合が屡々あり、これにより開封性が損わ
れることがある。また、 yRM?A導線の破断は比較
的小さい力で行われるが折れ込み線での折れ込みに比較
的大きい力を要し、密封性部に影響を及ぼすことなしに
、折れ込みに要する力を可及的に少なくすることが要求
されている。
更に、この折れ込み開封型イージイオープン蓋では、ス
カート部の下端をビートの下端に巻込んで係合させるこ
とによって密封を行っているため、容器0部に対応する
頂板部の周状部分が打撃、落下等の衝撃を受け、変形を
生じると容易に漏洩を生じるという密封性能上の問題も
ある。
従って1本発明の目的は、従来の折れ込み開封型イージ
イオープン蓋における上記欠点が解消され、開封性と耐
衝!2v、封性とが向上したイージイオープン蓋を提供
するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、頂板部と、これに連なるスカート部と
、スカート部の一部に接続して設けられた開封用摘片と
、開封用摘片の端縁に沿ってスカート部に延びている一
対の開封誘導線と、摘片の開封方向と交わる方向にスカ
ート部に設けられている一対以上の折れ込み線とを備え
た金属製蓋殻体及び該MM体内面の少なくとも容器口部
と係合すべき周状部分に施された有機高分のライナーか
ら成る金属製イージイオープン蓋において。
前記周状部分の内開封誘導線乃至その延長線に沿った部
分ではライナーとMR体とがライナー材の破断強度以上
の強接着とされており、且つそれ以外の周状部分の大部
分ではライナーと蓋殻体とが非接着乃至弱接着とされて
いることを特徴とする易開封性と耐衝撃性とに優れた金
属製イージイオープン蓋が提供される。
前記非接着乃至弱接着域は前記周状部分のどの部分をと
っても角度で40度以内に必らず存在することが好まし
く、また前記周状部分の内、折れ込み線乃至その延長線
に沿った部分ではライナーと蓋殻体とが非接着乃至弱接
着とされていることか好ましい。
(作用) 本発明の金属製イージイオープン蓋は、大まかに言って
、金属製蓋殻体と、該蓋殻体の少なくとも容器口部に係
合すべき周状部分に施された有機高分子のライナーとか
ら形成される。金属製蓋殻体は、頂板部と、これに連な
るスカート部と、スカートの一部に接続して設けられた
開封用摘片と、開封用摘片の端縁に沿ってスカート部に
延びている一対の開封誘導線と、摘片の開封方向と交わ
る方向にスカート部に設けられている一対以上の折れ込
み線とから成っている。
高分子ライナーの前記周状部分の内、開封誘導線乃至そ
の延長線に沿った部分で、ライナーと蓋殻体とをライナ
ー材の破断強度以上の強度で強接着させ、且つそれ以外
の周状部分の大部分で、ライナーと蓋殻体とを非接着乃
至弱接着としたことが本発明の特徴である。この非接着
乃至弱接着域は前記周状部分のどの部分をとっても40
度以内に必らず存在するようにするのがよい。
先ず、ライナーと蓋殻体との間に強接着域を設けること
により、Hの製造工程、輸送段階及び打栓工程で蓋殻体
からライナーが離脱するのを防止することができる。ま
た、ライナーと蓋殻体とを特に開封誘導線乃至その延長
線に沿った部分でライナー材の破断強度以上の強接着力
としたことにより1強接着されたライナーが開封に際し
て開封誘導線を越えて蓋頂板に切目が入るのを防止し、
開封作業を良好にする。また、頂板に鋭利な切目が入る
場合には、この切目により指を怪我する危険性があるが
、これも防止されることになる。
本発明において、折れ込み線に沿った部分ではライナー
と蓋殻体とか外周部で非接着乃至弱接着とされているこ
とか、折れ込み線ての折れ込みを比較的小さい力で可能
にし、開封性を向上させるために好ましい。
また、一対の開封誘導線に沿つた強接着域の間の外周部
にも、ライナーと蓋殻体との非接着乃至弱接着域を設け
ることにより、開封摘片か引きちぎれを防止するに十分
な比較的広い巾で設けられている場合にも、衝撃による
密封性低下を防止することが可能となる。
(実施例) 本発明に用いる金属製イーシイオーブン蓋の一例を示す
第1図(斜視図)、第2図(裏面図)及び第3図(側断
面図)において、このイージイオープン蓋は、金属製蓋
殻体lと有機高分子のライナー2とから成っている。金
属製蓋殻体lは、頂板部3と、これに連なる比較的短か
い巾のスカート部4と、スカート部の一部に接続して設
けられた開封用摘片5と、開封用摘片の端縁に沿ってス
カート部に延びている一対の開封誘導線6と、摘片の開
封方向と交わる方向にスカート部に設けられている一対
以上の折れ込み線7とを備えている。
金属製蓋殻体1は塗装印刷金属板を絞り成形することに
より形成されており、頂板部3の中央部8は凹んでいて
、その周囲にライナーを収容するライナー用溝9を形成
している。この具体例において、開封用摘片5はスカー
ト部の一部に一体に形成されておりその端部には把持リ
ングlOが形成されている。開封用摘片5及びスカート
部4を通して、摘片の変形や捩れを防止するための補強
リブ11が設けられている。開封用摘片5のスカート部
への付は根には、小さい切欠き(ノツチ)12が形成さ
れており、この切欠き12からスカート部を高さ方向に
横切る一対の開封誘導線6が形成されている。−111
封誘導線6は弱化線(スコア)からなり、スカート部の
下から上へ向けてそれらの間隔が広がるように形成され
ている。折れ込みg&7は開封が容易に行われるように
スリット(完全切断線)から成っており1図においては
一対のみが示されているが、所望により二対以上設ける
こともできる。
スカート部4は、開封誘導線6及び折れ込み線7により
機部上3つの部分に区別できる。第1の帯状部13は一
対の開封誘導線6で区画される部分で、開封に際して最
初の段階で容器ビート(図示せず)から引剥される部分
であり、次の段階で摘片に加わる開封力を、頂板部3及
びライナー2に伝達する作用を行う、第二の帯状部14
は開封誘導線6と折れ込み線7とで区画される部分で、
第二の段階で容器ビートから取外される部分である。第
一の帯状部13が取外され、第二の帯状部14は両端が
自由端となることにより、第二段階での容器ピードから
の取外しが容易に行われる。
第三の帯状部15は、一対の折れ込み線7で区画された
約半周の長さの部分てあり、開封の第三の段階で容器ビ
ートから取外される部分であり、開刃用摘片5及び頂板
部並びにライナーを介して加わる開封力のてこの作用に
より取外しが行われる。
この金属製蓋殻体lの内面側には、容器口部(図示せず
)と係合すべき周状部分を覆うようにライナー2か施さ
れる。この周状部分は、図に示す具体例では周状のライ
ナー用溝9に対応しており、この溝内にライナー2が施
される。ライナー2と殻体lとは、既に詳述した通り接
合される。
この接着は、ライナーに対して強接着性の被覆とライナ
ーに対して非接着性乃至弱接着性の被覆とを、前記ライ
ナー用溝9の部分に一定の分布で予じめ施しておき、こ
の上にライナーを施すことにより行われる。
本発明では、ライナーが施され且つ容器口部と係合する
周状部分において、開封誘導線乃至その延長線に沿った
部分ではライナー2と蓋殻体1とをライナー材の破断強
度以上の強接着とし、それ以外の周状部分の大部分では
ライナー2と蓋殻体lとを非接着乃至弱接着とする。
この強接着及び非接着乃至弱接着パターンの数例を第4
図に示すが、これらは上記接着構造となっている点では
何れも共通であり、強接着域は白抜きて、非接着乃至弱
接着域はドツトを付して示されている。第4図において
、開封誘導線乃至その延長線は6′で、折れ込み線乃至
その延長線7゛で示され、ライナー外周縁は16、ライ
ナー内周縁は17で、強接着域は18で、非接着乃至弱
接着域は19で夫々示されている。
パターンAでは、開封誘導線乃至その延長線6°に沿っ
て強接着域18が設けられ、それ以外の部分では、ライ
ナー内周部に狭い巾で強接着域18が形成されているが
、他は非接着乃至弱接着域19とされているものである
パターンBでは、逆にライナー外周部に狭い巾て強接着
域18が形成されており、且つ2個の開Mu導線乃至延
長線6,6°間で、ライナー内周部にも狭い巾で強接着
域18か形成されている。
パターンCでは、ライナー外周部に狭い巾で強接着域1
8が形成されているのはパターンBと同様であるが、只
、折れ込み線乃至その延長部7゜に沿った部分では、ラ
イナー内周部の巾の狭い部分が強接着域18となり、他
の部分は非接着乃至弱接着域19となっている。
パターンDでは、パターンAと類似しており。
只、開封誘導線乃至延長線6.6”と反対側の対面する
部分が強接着域18となっている。
パターンEでは、やはりパターンAと類似しているが、
折れ込み線乃至延長&17,7°に沿った部分が強接着
域18となっている。
パターンFでは1強振着城18が巾の狭い帯状でライナ
ー外周部とライナー内周部とに交互に配置されている。
パターンGでは、小円状の非接着乃至弱接着域19が周
状に配置されており、この非接着乃至弱接着域19を囲
むように帯状の強接着域18が配置されている。
パターンHでは、パターンAと同様にライナー内周部に
狭い巾の強接着域18が設けられるが、この強接着帯に
小間隔をおいて小円状の非接着乃至弱接着域19が多数
配置されている。
パターンIでは、パターンBと同様にライナー外周部に
狭い巾の強接着域18が設けられるか。
この強接着球帯に小間隔をおいて小円状の非接着乃至弱
接着域19が多数配置されている。
パターンJでは、パターンAとパターンBとを兼ねたよ
うに、ライナー内周部とライナー外周部との両方に狭い
巾の強接着域18.18″が設けられ、それらの間に広
い巾の非接着乃至弱接着域が形成されている。
パターンにでは、ライナー2が蓋殻体の全面に施される
ものであり、中心部が強接着域18となり、その外周部
は非接着乃至弱接着域19となっている。
勿論1本発明における強接着域18と非接着乃至弱接着
域19との配置は例示したものに限定されず、本発明の
木質を逸脱しない範囲内で多くの変更が可能なことが了
解されるべきである。
本発明において、開封誘導線乃至その延長線に沿った強
接着域18’の形状及び輪カクは1種々のものであり得
る。第5図は、この強接着域18°の形状の数例を示し
ている。パターンAでは強接着域18’の輪カク20a
、20bは、開封誘導線乃至その延長線6°に沿って略
平行に延びているか、その終末に近い部分では内側に折
れ曲っている。これは、開封誘導線に沿って形成される
切目か内側に向かう(巾が狭くなる方向に向う)傾向が
あるが、これを防止するためのものである。パターンB
では、強接着域18′の内、外側の輪カク20bはパタ
ーンAと同様であるが、内側の輪カク20aでは、パタ
ーンAに比して内側への折れ曲りがより早く生じている
。パターンCでは、強接着域18゛の内側及び外側の輪
カク20a、20bは、最初外側に広がる部分とその後
に開封誘導線に沿って平行に延びる部分とを有している
強接着域18.18”や非接着乃至弱接着域19の形成
は、金属製蓋殻体l上に1強振着性プライマーと非接着
乃至弱接着性被覆とを第4図及び第5図に示すパターン
で設ける。
接着断面構造の一例を示す第6−A乃至6−C図におい
て、先ず第一の態様(第6−A図)では蓋殻体用金属素
材20の外面には外面保護塗膜21が、またその内面に
は内面保護塗膜をも兼ねて強接着性プライマー層22が
全面に設けられている。内面保護塗膜兼強接着性プライ
マー層22の上には、一定のパターンで非接着乃至弱接
着性被w!23がマスキング層として設けられており、
これらの上に有機高分子ライナー2が施されている。か
くして、強接着性プライマー上には強接着域が、非接着
乃至弱接着マスキング層上には非接着乃至弱接着域が夫
々形成されることになる。或いは第6−8図に示す通り
、金属全面にライナーに対して非接着乃至弱接着の塗[
I23を設け1強振着域にのみ、塗!I23に対して密
着性を有すると共にライナーに対して強接着性のブライ
マー塗115I22を設ける。或いは、第6−C図に示
す通り、金属21の内面に、非接着乃至弱接着域と強接
着域とに夫々対応して1強振着性塗lNl22と非接着
乃至弱接着性被覆23sとサイド・パイ・サイドの関係
(並置関係)で設けてもよい、塗料乃至被覆をパターン
として施すには、印刷、スタンピング等が使用される。
容器蓋殻体を形成する金属素材としては、シート状乃至
は箔状の表面未処理鋼(ブラックプレート)1表面処理
鋼、アルミニウム等の軽金属が使用される0表面処理鋼
としては、鋼基買上に、リン酸処理、クロム酸処理等の
化学処理:電解クロム酸処理等の化成処理:電解スズメ
ツキ、電解亜鉛メツキ、電解クロムメツキ等の電解メツ
キ処理;溶融アルミニウムメツキ処理;溶融錫メツキ処
理等の溶融メツキ処理を行ったものが挙げられる。これ
らの内でも易開封性の点ではアルミニウムやアルミニウ
ム合金が好ましく、その厚みは一般に0.15乃至0.
25m5の範囲にあるのがよい。
これらの金属素材の少なくとも蓋内面となる面は保N塗
料で塗装する。塗料の適当な例は、熱硬化性樹脂塗料、
例えばフェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フラン−ホ
ルムアルデヒド樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂
、ケトン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒ
ド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレ
イミド樹脂、トリアリルシアヌレート樹脂、熱硬化型ア
クリル樹脂、シリコーン樹脂、油性樹脂、或いは熱可塑
性樹脂塗料、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩化ビ
ニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−マレイン酸−
酢酸ビニル共重合体、アクリル重合体、飽和ポリエステ
ル樹脂等である。これらの脂肪塗料は単独でも2種以上
の組合せても使用される。
有機高分子のライナーとしては、ライニング可能でしか
もクツション性及び密封性梯を有する樹脂やエラストマ
ーが全て使用される。好適なライナー材は軟質塩化ビニ
ル樹脂であり、これはプラスチゾルの形て回転して蓋殻
体内に施され、次いて加熱ゲル化されてライナーとなる
好適なプラスチゾルの処方の一例を下記に示す。
塩化ビニル系樹脂    30〜70重量%可塑剤  
       30〜70n水添樹脂成分      
 2〜12H安定剤          1〜5 17
充填剤          0〜20 〃顔料    
       θ〜 5  n発泡剤        
  0〜5 ノI滑剤           0〜5 
11塩化ビニル系樹脂としては、 塩化ビニルの単独重合体の他、塩化ビニルと少量の共単
量体1例えば酢酸ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ブタジェ
ンとの共重合体も使用できる。これらの塩化ビニル系樹
脂の平均重合度は、特に制限はなく、一般に500乃至
3000のものが好都合である。これらの塩化ビニル系
樹脂は、乳化重合法による粒径の比較的微細なものでも
、懸濁重合法による粒径の比較的粗大なものでも、或い
はこれらの混合物でも本発明樹脂組成物に使用できる。
可塑剤としては、塩化ビニル系樹脂に対し一般に使用さ
れている可塑剤、例えばDOP 、 DOBのようなフ
タル酸エステル系可塑剤、DOA 、 SoBのような
脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤、リン酸エステル系可
塑剤、ヒドロキシ多価カルボン酸エステル系可塑剤、脂
肪酸エステル系可塑剤、多価アルコールエステル系可塑
剤、エポキシ系可塑剤、ポリエステル系可塑剤等を1種
又は2種以上の組合せで用いることができる。
この塩化ビニル系樹脂組成物には、ライナー形成用の任
意成分として、安定剤、充填剤、顔料、発泡剤等のそれ
自体公知の配合剤を公知の処方に従って配合することが
てきる0例えば、安定剤としては、金属石鹸系安定剤、
有機錫系安定剤、有機リン酸エステル系安定剤が、充填
剤としては。
炭酸カルシウム、微粉シリカ、炭酸マグネシウム、タル
ク、焼成りレイ等が、顔料としてはチタン白、カーボン
ブラック等が、発泡剤としては、アゾシカ・−ボンアミ
ド、4.4−オキシビス(ベンゼンスルホニル)ヒドラ
ジド等が使用され、また滑剤としては、マイクロクリス
タリンワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワ
ックス、シリコーン油、脂肪酸アミド系可塑剤等が挙げ
られる。
塩化ビニル樹脂ライナーに対して強接着性を示す塗料と
しては塩化ビニル系塗料や、アクリル系塗料が挙げられ
、一方弁接着乃至弱接着被覆としてはアルキド樹脂系の
塗料やインク等が挙げられる。
プラスチゾルは、容器蓋殻体を回転させ、ノズルで殻体
内に注入することにより、容器口との間に密封が必要と
される部分に施す、勿論、必要あれば、加熱された押型
でプラスチゾルを押圧して所定のガスケット形状として
もよい。
容器蓋殻体に施されたプラスチゾルな、次いで加熱して
、ゲル化、必要により発泡を行わせて未発泡乃至発泡の
ガスケットとする。
発泡ガスケットとする場合には、その見掛比重を0.4
乃至1.2の範囲とするのが望ましい、容器蓋殻体の製
造は、塗装金属素材をそれ自体公知の手段、例えば一連
の打抜プレス成形に賦することにより容易に行うことが
できる。
塩化ビニル樹脂に代えて、ポリエチレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、オレフィン系エラストマー、SBS
エラストマー、ブチルゴム、SBR等の1種又は2種以
上の各種軟質プラスチックやゴム類を用いることができ
、これらは溶融物の形で殻体内に施し、冷却下に型押し
して所定のライナー形状とする。或いは、これらの高分
子の溶液、分散液を施し、乾燥して所定のライナーとす
ることもできる。オレフィン系高分子やスチレン系高分
子に対しては、酸変性オレフィン樹脂を配合した塗料を
強接着塗料として、未配合のものを非接着乃至弱接着塗
料として使用するのがよい。
(発明の効果) 本発明によれば、折れ込み開封型のイーシイオーブン蓋
において、ライナーと蓋殻体とを、開封誘導線乃至その
延長線に沿った部分てはライナー材の破断強度以上の強
接着とし且つそれ以外の周状部分の大部分では非接着乃
至弱接着としたことにより、頂板部に切目を入れるのを
防止して、開封力か第二の帯状部(第1図14)及び更
に第三の帯状部(第1図15)に有効に伝達され、開封
を容易にするように作用し、このため容器蓋の開封性か
著しく向上し、更に上記の限定された強接着域以外の大
部分が非接着乃至弱接着域から成るため、ライナーが容
器口部に密接した状態で衝撃等が吸収され、高い密封性
が保持されることになり、易開封性と耐衝撃性との最適
の組合せが保証されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の容器蓋の一例の上面側からの斜視図で
あり、 第2図は第1図の容器蓋の裏面からの斜視図であり。 第3図は第1図の容器蓋の線■−■における側断面図で
あり、 第4図は本発明の容器蓋における強接着域と非接着乃至
弱接着域との配置パターンの数例を示す説明図であり、 第5図は本発明の容器蓋における開封誘導線に沿った強
接着域の形状及び輪カクの数例を示す説明図であり、 第6−A、6−B及び6−C図は、本発明の容器蓋にお
けるM殻体とライナーとの接着構造の数例を示す断面図
である。 1は金属製蓋殻体、2は有機高分子ライナー3は頂板部
、4はスカート部、5は開封用摘片、6は開封誘導線、
6゛はその延長部、7は折れ込み線、18は強接着域、
19は非接着乃至弱接着域を夫々示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)頂板部と、これに連なるスカート部と、スカート
    部の一部に接続して設けられた開封用摘片と、開封用摘
    片の端縁に沿ってスカート部に延びている一対の開封誘
    導線と、摘片の開封方向と交わる方向にスカート部に設
    けられている一対以上の折れ込み線とを備えた金属製蓋
    殻体及び該蓋殻体内面の少なくとも容器口部と係合すべ
    き周状部分に施された有機高分子のライナーから成る金
    属製イージイオープン蓋において、 前記周状部分の内開封誘導線乃至その延長線に沿った部
    分ではライナーと蓋殻体とがライナー材の破断強度以上
    の強接着とされており、且つそれ以外の周状部分の大部
    分ではライナーと蓋殻体とが非接着乃至弱接着とされて
    いることを特徴とする易開封性と耐衝撃性とに優れた金
    属製イージイオープン蓋。
  2. (2)前記非接着乃至弱接着域は前記周状部分のどの部
    分をとっても角度で40度以内に必らず存在することを
    特徴とする請求項1記載のイージイオープン蓋。
  3. (3)前記周状部分の内、折れ込み線乃至その延長線に
    沿った部分ではライナーと蓋殻体とが非接着乃至弱接着
    とされていることを特徴とする請求項1記載のイージイ
    オープン蓋。
  4. (4)一対の開封誘導線乃至その延長線に沿った強接着
    の間には、ライナーと蓋殻体との非接着乃至弱接着域が
    存在する請求項1記載のイージイオープン蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0644747U (ja) * 1992-11-20 1994-06-14 大和製罐株式会社 開封容易なアルミニウム合金製キャップ

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