JPH03120285A - ジアセタールの製造法 - Google Patents

ジアセタールの製造法

Info

Publication number
JPH03120285A
JPH03120285A JP1258420A JP25842089A JPH03120285A JP H03120285 A JPH03120285 A JP H03120285A JP 1258420 A JP1258420 A JP 1258420A JP 25842089 A JP25842089 A JP 25842089A JP H03120285 A JPH03120285 A JP H03120285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diacetal
solvent
swelling
carbon atoms
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1258420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2872294B2 (ja
Inventor
Toshiaki Kobayashi
稔明 小林
Naoki Ikeda
直紀 池田
Masafumi Yoshimura
雅史 吉村
Shoji Maekawa
前川 昌二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Chemical Co Ltd
Original Assignee
New Japan Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Chemical Co Ltd filed Critical New Japan Chemical Co Ltd
Priority to JP1258420A priority Critical patent/JP2872294B2/ja
Publication of JPH03120285A publication Critical patent/JPH03120285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2872294B2 publication Critical patent/JP2872294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、臭気及び着色が大幅に抑制されたジアセター
ルの工業的な製造方法に関する。
炙jJと文頭 一般式(1)で表わされるジアセタールは、特異な性能
を有する物質として、これまでにポリプロピレン等の透
明性改良剤、塗料、インキ、接着剤等の流動性改良剤、
接着剤、香粧品、医薬品等の固形化剤等、幅広い用途が
開発されている。
H20H [式中、X、X−は、同−又は異なって、水素原子、炭
素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のチオアルキル
基、炭素数1〜4のアルコキシ阜、ハロゲン原子を表わ
す。m、nは、同−又は異なって、1〜5の整数を表わ
す。pはO又は1を示す。] 上記のジアセタールは、例えば、特定の構造を有する芳
香族アルデヒドと多価アルコールとを、酸触媒の存在下
、疎水性有機溶媒中で縮合し、次いで中和し、溶媒を回
収し、乾燥することにより製造される(特公昭48=4
3748号、特公昭58−22156号、特公昭58−
22157@、特開平1−149789号等)。
しかしながら、これらの方法で得られたジアセタール中
には、通常、最終的に300〜1000ppmのアルデ
ヒドが残存する。これは、未反応アルデヒドに加えて、
縮合過程で生じるジアセタールの凝集物(固形物、ゲル
状ブロック物)中に残存する未中和の酸触媒が、溶媒回
収、乾燥等の加熱工程においてジアセタール(縮合生成
物)の加水分解を惹起し、その結果、原料に由来するア
ルデヒドが生ずるためと考えられる。このジアセタール
の加水分解は、目的物の収率の低下のみならず、製品の
着色を招いたり、アルデヒド臭を発生させる原因と考え
られるものでめる。
この製品の臭気及び色相の悪化を抑制する技術の開発は
、ジアセタールを核剤として適用して製造された樹脂成
形品を食品用の包装材料や容器等に使用する分野におい
て特に要望されており、斯かる問題点を解消し得る技術
として、ジアセタールを亜臨界又は超臨界状態の流体で
処理して精製する方法(特開昭60−199891号)
が知られている。
発明が解決しようとする課題 本発明者らは、特定の流体により特別の精製処理を施す
ことなく、より簡便にアルデヒド臭を低減し、製品の着
色を防止し1qる新規な製造方法を確立すべく鋭意検討
する中で、 (1)従来の製造方法に係る特定の工程にa3いて、ジ
アセタール反応相物を膨潤分散せしめ、以下従来の方法
に従って処理することにより、これまでは困難であった
アルデヒドの除去を比較的簡単に、かつ高度に行なうこ
とができ、更に、 (2)特定の構造を有する脂肪族第3級アミンを所定量
上記の膨潤分散物と併存せしめることにより、局所的な
ジアセタールの加水分解に起因するアルデヒドの発生量
を大幅に低減し得る、という利点を見い出した。
本発明は、斯かる知見に基づいて完成されたものであっ
て、未反応アルデヒド及び目的物であるジアセタールの
加水分解によって生ずるアルデヒドに起因する異臭や製
品の着色が大幅に抑制されたジアセタールを収率よく製
造する工業的に優れた方法を提供することを目的とする
課題を解決するための手段 本発明に係るジアセタールの製造法は、芳香族アルデヒ
ドと多価アルコールとを酸触媒の存在下、疎水性有機溶
媒中で縮合し、次いで中和し、溶媒を回収し、乾燥して
一般式(1)で表わされるジアセタールを製造するに際
し、縮合反応後、乾燥に至る段階において、当該アセタ
ールの粗物を膨潤せしめる工程を導入することを特徴と
し、更には、上記製造法において、乾燥前の段階におい
てジアセタール100重量部当り、一般式(2)又は一
般式(3)で表わされる脂肪族第3級アミンを0.1〜
20重量部添加することを特徴とする。
2/ [式中、R1、R2は、同−又は異なって、炭素数10
〜26のアルキル基又はアルケニル基を表わす。R3は
、炭素数1゛〜4のアルキル基又は(02H40)、H
を表わす。nは1〜4の整数である。コ \R6 [式中、R4は炭素数14〜22のアルキル基を表わす
。R5、R6は、同−又は異なって、水素原子、(C2
H40)。目を表わす。nは1Q−4の整数である。但
し、R5、R6のいずれもが水素原子であることはない
。] ここで、「膨潤Jとは、本発明に係るジアセタール粗物
が、例えば後に述べる溶剤を介してスラリー状態となり
、静置状態で固液分離せず、マクロな意味において均一
状態を保持している状態をいう。
本発明に係る芳香族アルデヒドは、下記のいずれかの一
般式で表わされ、 [式中、X及びnは一般式(1)に同じ。][式中、X
′及びmは一般式(1)に同じ。コ具体的には、ベンズ
アルデヒド、炭素数1〜4のアルキル基が1〜5個置換
したベンズアルデヒド置換体、炭素数1〜4のチオアル
キル基が1〜5個置換したベンズアルデヒド置換体、ハ
ロゲン原子が1〜5個置換したベンズアルデヒド置換体
、炭素数1〜4のアルコキシ基が1〜5個置換したベン
ズアルデヒド置換体並びにそれらの任意の割合の混合物
が例示される。
又、多価アルコールは、下記の一般式で表わされ、 [式中、pは一般式(1)に同じ。] 具体的には、ソルビット、キシリット等の糖アルコール
並びにそれらの任意の割合の混合物が例示される。
得られるジアセタールには、芳香族の各置換基の種や数
が異なる非対象型あるいは同一の対象型並びにそれらの
混合物はいうに及ばず、ンルビット誘導体、キシリット
誘導体の任意の混合物も包含される。
ジアセタール粗物を膨潤せしめるべく適用される媒体(
以下「膨潤媒体」という。)は、所定の目的を達成し得
るものであれば特に限定されるものではないが、具体的
には以下の極性有機溶剤が例示される。なかでも水と共
に回収の容易な比較的低沸点の溶剤が好ましい。具体的
には、メタノール、エタノール、イソプロパツール、ブ
タノール等の脂肪族低級ア・ルコール:フルフリルアル
コール等の脂環式アルコール;テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジグライム等のエーテル:メチルセロソルブ
等のエーテルアルコール;アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン;メチレンクロ
ライド、トリクレン、パークレン等のハロゲン化溶剤の
外、ニトロメタン、アセトニトリル等が例示される。
この極性有機溶剤は、水や非極性有機溶剤と組み合わせ
て用いることもできる。
上記の非極性有機溶剤として、具体的には、シクロヘキ
サン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、
プロピルシクロヘキサン等のシクロヘキサン類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族溶剤二ナフサ、ミネ
ラルスピリット、ヘキサン、ヘプタン等の炭素数6〜2
0程度の飽和炭化水素類等が例示される。
本発明に係る膨潤媒体の配合量は、ジアセタール粗動を
膨潤せしめるに足る量でおれば特に限定されるものでは
ないが、具体的には、適用するジアセタール10(lに
対し、80〜1.000m1、好ましくは100〜30
0m1程度が推奨される。
混合溶剤を用いた場合にあっては、その中に占める極性
有機溶剤の量が当該ジアセタールに対し、少なくとも5
容量%程度以上含まれていることが好ましい。5容量%
未満ではジアセタールを膨潤せしめることが困難である
膨潤処理工程の導入は、縮合反応後、乾燥に至るいかな
る工程間にも組み入れることカシ可能で必る。例えば、
中和、水洗工程の後に、所定の膨■溶媒を加えて膨潤処
理を行ない、しかる後に溶剤回収、乾燥工程を行なう。
このとき、乾燥工程前に再び膨潤工程を導入することは
有効である。−船釣には、溶剤回収後、乾燥前に行なう
ことが効果的である。具体的には、ジアセタール反応粗
物を必要に応じて水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
で中和し、水(常温〜90’C)で洗浄後、縮合反応溶
剤等を加熱(40〜180’C)下、常圧又は減圧下(
760〜1mH!J)で回収する。その後、所定の膨潤
溶媒を適用してジアセタール粗動を膨潤せしめた後、必
要に応じて水を加え、水蒸気を吹込んだり、減圧乾燥す
ることにより、膨潤溶媒等の回収と同時にアルデヒドを
除去し、乾燥するのである。
又、ジアセタールを膨潤せしめ、乾燥する操作を繰り返
すことは、より臭気の低減された製品を得る上で有効で
ある。
上記膨潤処理を施すとともに、縮合反応溶剤俊、乾燥に
至るいずれかの段階において、一般式(2〉又は一般式
(3)で表わされる脂肪族第3級アミンを添加し、上記
の膨潤分散物と併存せしめることにより、ジアセタール
の加水分解を抑制し、アルデヒドの発生を大幅に低減す
ることができる。
一般式(2)で表わされる脂肪族第3級アミンとして、
具体的には、ジステアリルメチルアミン、ジステアリル
メチルアミン、ジステアリルメチルアミン、ジドデシル
メチルアミン、ジオレイルメチルアミン、ステアリルラ
ウリルメチルアミン、ジステアリルエチルアミン、ジオ
レイルプロピルアミン、ジラウリルブチルアミン、ジス
テアリルヒドロキシエチルアミン、ジオレイルアミンの
エチレンオキサイド2モル付加物、ジステアリルアミン
のエチレンオキサイド4モル付加物等が例示される。
一般式(3)で表わされる脂肪族第3級アミンとして、
具体的には、テトラデシルヒドロキシエチルアミン、ス
テアリルヒドロキシエチルアミン、ステアリルアミンの
エチレンオキサイド2モル付加物等のアルキル(又はア
ルケニル)モノアルカノールアミン;テトラデシルジヒ
ドロキシエチルアミン、ヘキサデシルジヒドロキジエチ
ルアミン、ステアリルジヒドロキジエチルアミン、オレ
イルジヒドロキジエチルアミン等のアルキル(又はアル
ケニル)ジアルカノールアミン等が例示される。
当該脂肪族第3級アミンは、単独で又は2種以上を組み
合わせて用いられ、その効果的な配合量は、ジアセター
ル100重量部に対し、0.1〜20重量部、好ましく
は0.3〜13重量部程度である。0.1重量部より少
ない配合量では充分に所定の効果が得られにくく、20
重印部を越えて配合しても顕著な効果の向上が認められ
ず、逆に加熱時にアミン自体が着色し、結果としてジア
セタール組成物が着色する傾向にあるため好ましくない
脂肪族第3級アミンの配合時期は、縮合反応終了以降で
あれば特に限定されるものではなく、反応工程に続いて
行なわれる、中和工程、溶剤回収工程、乾燥工程のいず
れの工程であっても所定の効果を得ることができるが、
ジアセタールの加水分解をより効果的に抑制するために
は、より前の処理段階で配合することが好ましい。
脂肪族第3級アミンを中和工程で適用した場合、このも
のは、それ単独で又は前記のアルカリ金属水酸化物と併
用されて酸触媒の中和剤として機能する。
ここでいう酸触媒としては、硫酸、リン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、アルキル(02〜Cl2)ベンゼンスル
ホン酸、GM、R酸、塩化亜鉛等が例示される。
脂肪族第3級アミンの添加方法は、所定の効果を奏する
限り特に限定されるものではないが、具体的には、脂肪
族第3級アミンを1〜40重量%重量%台溶液を所定量
ジアセタールに添加し、均一に混合した後、乾燥すれば
よい。
上記溶液を調製するために適当な溶媒としては、これら
の脂肪族第3級アミンの良溶媒であれば足り、具体的に
は、ベンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサン、シ
クロベキ1ナン、n−デカン、ミネラルスピリット等の
脂肪族、脂環族、芳香族系炭化水素類:メタノール、イ
ソプロパツール、エタノール/イソプロパツール混合溶
剤等の低級アルコール類:メチルクロライド、トリクレ
ン、パークレン等のハロゲン系溶剤等が例示され、なか
でもシクロヘキサン、低級アルコール等が好ましい。
本発明に係る処理は、一般に以下に例示する処方に従っ
て行なわれる。即ち、 (1)所定量の芳香族アルデヒド(A)、多価アルコー
ル(B)  [(A)  : (B) = 1 : 1
〜4:1(モル比)、以下、両者を併せて「反応基質」
という。]、補助溶剤としての低級アルコール及び酸触
媒(反応基質100重量部に対し0.05〜10重量部
程度)を含有する均一溶液(又は懸濁液)と分散媒であ
る疎水性有機溶媒とを反応器中に連続的に又は間欠的に
仕込みながら所定条件下(40〜200 ’C12〜1
5時間)で縮合反応を行なう。
ここで、適当な疎水性有機溶媒としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等が
例示される。
(2)得られたスラリー状又は湿った粉末状の形態にあ
る反応混合物を必要に応じて濾過し、これに所定量の塩
基を添加して中和する。このとき、脂肪族第3級アミン
又は別途調製した当該アミン溶液を水酸化ナトリウム溶
液の如き強塩基の溶液とともに添加してもよい。
上記アミンの作用は明確ではないものの、当該アミンは
、水酸化ナトリウムと比較して凝集物やゲル状ブロック
物へ浸透し易く、その結果、中和が促進され、残存する
酸成分の量が低減するのではないかと推定される。
(3)水(常温〜90℃)で未反応原料(多価アルコー
ル及び芳香族アルデヒド)、反応中間体(モノベンザー
ル等)を洗浄して除去する。このとき、前工程で添加さ
れた脂肪族第3級アミンは疎水性物質であるため、中和
塩として除去される以外は系内にほとんど残存する。
脂肪族第3級アミンを、上記水洗後に適用してもよい。
(4)得られたジアセタールスラリーに所定量の膨潤溶
媒を添加し、通常、10分〜3時間混合撹拌してジアセ
タールを膨潤せしめる。
(5)加熱(40〜180℃)下、常圧又は減圧下(7
60〜1sHg)で溶媒を回収する。
(6)次いで、加熱及び/又は減圧下、乾燥する。
かくして得られたジアセタールは、残存するアルデヒド
に起因する異臭が大幅に抑制されたものであるとともに
、製品の色相及び熱安定性が大幅に改善されたものであ
る。
このものは、結晶性樹脂の核剤としてのみならず、液状
物質のゲル化剤、粘度調整剤、揺変剤、タレ防止剤、油
水分離剤、凝集剤等として機能し、接着剤、塗料、樹脂
の改質、芳香剤、水処理、流出油の同化・回収、香料、
化粧料、土木・建材、潤滑剤、防錆剤、農薬、医薬、医
療外装品、燃料、インキ、糊等、本発明に係るジアセタ
ールが従来用いられてきた分野において同様に適用され
る。
実施例 以下、実施例及び比較例を掲げて本発明の詳細な説明す
る。
尚、各側における評価は、下記の方法に従って行なった
・阜屯度(重量%):ガスクロマトグラフィー(こよる
・アルデヒドffi(ppm):ソックスレー抽出後、
ガスクロマトグラフィーによる。
・色相(APHA):10重量%濃度のN−メチル−2
−ピロリドン溶液の色相を評価する。
実施例1 ソルビトール粉末40g(0,22モル〉、p−トルア
ルデヒド539 (0,44モル)、シクロヘキサン7
50rd!、p−トルエンスルホン酸63及びメタノー
ル800威をデカンタ−付き凝縮器、温度系及び窒素ガ
ス導入口を備えて21の二軸型ニーダ−に仕込み、撹拌
しなから75°Cで、生成水/メタノールを留去しなが
ら5時間反応した。次いで、水酸化ナトリウムで中和し
、水洗してジアセタール(6’l)/シクロヘキサンス
フリーを得た。
ステアリルジヒドロキジエチルアミン1,57をシクロ
ヘキサン20dに溶解して14た溶液を上記のスラリー
に全量加えて30分間混合した。これに水150dを添
加し、常圧下に80〜100°Cでシクロヘキサンを回
収した。次に120’C/10mm Hgの条件下で2
時間乾燥して、857の20重量%含含水上ルイリデン
ソルビトールを得た(ステップ丁)。このとき残存する
p−トルアルデヒドの量は4,500ppmT:″訪っ
た。
これに膨潤媒体としてメタノール150m!!を加え、
55°Cで30分間混合撹拌して膨潤スラリー化物とし
た。これに水15(Mを加えて後、加圧水蒸気(60!
J)を1時間に亘って吹込んでメタノールを回収し、更
に、120℃/110m1−(の条件下で4時間乾燥し
て61のジトルイリデンソルビトールの乾燥粉末(純度
99.6重量%)を得た(ステップ■)。このものの中
に残存するp−トルアルデヒド量及び製品の色相につい
ての測定結果を第1表に示す。
実施例2〜6 脂肪族第3級アミンの種類及びその添加量並びに膨潤媒
体でおるメタノールの量を種々選択して適用した外は実
施例1と同様にしてジトルイリデンソルビトールを調製
した。ステップ■において残存するp−トルアルデヒド
量及び製品の色相を第1表に示す。
実施例7〜14 膨潤溶媒の種類を種々選択し、実施例1に準じてジトル
イリデンンルビトールを調製した。このとき、ステップ
■において残存p−トルアルデヒドの量及び製品の色相
を第1表に示す。
実施例15 脂肪族第3級アミンを添加しない外は実施例1と同様に
してメタノールによる膨潤処理を施し、ジトルイリデン
ソルビトールを調製した。このとき、ステップ■におい
て残存するp−トルアルデヒド量は55pl)mで、製
品の色相は50であった。
実施例16 p−トルアルデヒドに代えてベンズアルデヒド46.6
g(0,44モル)を選択した以外は、実施例1に準じ
てジベンジリデンソルビトールを調製した。このとき、
ステップT及びステップ■中に残存するベンズアルデヒ
ドのmを測定した結果、以下のとおりでめった。
ステップ丁    5,200pf)mステップ■  
      ○ppm 実施例17 p−トルアルデヒドに代えてエチルベンズアルデヒド5
9.(1(0,44モル)を選択した以外は、実施例1
に準じてジ(p−エチルベンジ1ノデン)ソルビトール
を調製した。このとき、ステップ■及びステップ■中に
残存するエチルベンズアルデヒドの晴を測定した結果、
以下のとおりであった。
ステップT     4.300ppmステップII 
       20ppm実施例18 p−トルアルデヒドに代えてp−クロルベンズアルデヒ
ド61.i (0,44モル)を選択した以外は、実施
例1に準じてジ(p−クロルベンジリデン)ツルどトー
ルを調製した。このとき、ステップエ及びステップ■中
に残存するp−クロルベンズアルデヒドの量を測定した
結果、以下のとありであったヮ ステップI     4,1ooppmステップn  
      2oppm実施例19 p−+ルアルデヒドに代えてジメチルベンズアルデヒド
59.0g (0,44モル)を選択した以外は、実施
例1に準じてビス(ジメチルベンジリデン)ソルビトー
ルを調製した。このとき、ステップ■及びステップ■中
に残存するジメチルベンズアルデヒドの苗を測定した結
果、以下のとおりであった。
ステップI     2.900ppmステップI[3
0ppm 実施例20 p−トルアルデヒドに代えてアニスアルデヒド60.0
!17 (0,44モル)を選択した以外は、実施例1
に準じてジ(p−メトキシベンジリデン)ソルビトール
を調製した。こ分とき、ステップエ及びステップ■中に
残存するアニスアルデヒドの量を測定した結果、以下の
とありであった。
ステラ7I     3.aooppmステップn  
      50 pl)m比較例1 膨潤処理を行なわない外は実施例1に準じて6時間再乾
燥し、ジトルイリデンソルビトールを調製した。このと
き、ステップ■において残存するp−トルアルデヒド量
は300C1mで、製品の色相は80でめった。
比較例2 膨潤処理を行なわず、ステアリルジヒドロキジエチルア
ミンを添加しない外は実施例1に準じて6時間再乾燥し
、ジトルイリデンンルビトールを調製した。このとき、
ステップ■において残存するp−トルアルデヒド量は3
80 pDmで、製品の色相は400であった。
比較例3 メタノール(膨潤溶媒)に代えて非極性溶剤であるシク
ロヘキサン300mを用いた以外は実施例1に準じて水
蒸気を吹込んで再乾燥してジトルイリデンソルビトール
を調製した。このとき、ステップ■において残存するp
−トルアルデヒドの量は300ppmで、製品の色相は
280であつIこ。
比較例4 メタノール(膨潤溶媒)に代えて非極性溶剤で必るナフ
サ450威を用いた以外は実施例1に準じてジトルイリ
デンソルビトールを調製した。このとき、ステップ■に
おいて残存するp−トルアルデヒドの量は330ppm
で、製品の色相は300であった。
比較例5 メタノール(膨潤溶媒)に代えて非極性溶剤であるトル
エン250mを用いた以外は実施例1に準じてジトルイ
リデンンルビトールを調製した。
このとき、ステップ■にa3いて残存するp−トルアル
デヒドの量は330ppmで、製品の色相は300であ
った。
発明の効果 本発明に係る方法により製造されたジアセタールは、大
幅に臭気が抑制され色相が改善されたちのCあるため、
当該製造法は、工業的に極めてイ1用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、芳香族アルデヒドと多価アルコールとを、酸触媒の
    存在下、疎水性有機溶媒中で縮合し、次いで中和し、溶
    媒を回収し、乾燥して一般式(1)で表わされるジアセ
    タールを製造するに際し、縮合反応後、乾燥に至る段階
    において、当該アセタール粗物を膨潤せしめる工程を導
    入することを特徴とするジアセタールの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) [式中、X、X′は、同一又は異なって、水素原子、炭
    素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のチオアルキル
    基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子を表わ
    す。m、nは、同一又は異なって、1〜5の整数を表わ
    す。pは0又は1を示す。] 2、乾燥工程前の段階において、ジアセタール100重
    量部当り、一般式(2)又は一般式(3)で表わされる
    脂肪族第3級アミンを0.1〜20重量部添加すること
    を特徴とする請求項1記載のジアセタールの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) [式中、R^1、R^2は、同一又は異なって、炭素数
    10〜26のアルキル基又はアルケニル基を表わす。R
    ^3は、炭素数1〜4のアルキル基又は(C_2H_4
    O)_nHを表わす。nは1〜4の整数である。] ▲数式、化学式、表等があります▼(3) [式中、R^4は炭素数14〜22のアルキル基を表わ
    す。R^5、R^6は、同一又は異なって、水素原子、
    (C_2H_4O)_nHを表わす。nは1〜4の整数
    である。但し、R^5、R^6のいずれもが水素原子で
    あることはない。]
JP1258420A 1989-10-02 1989-10-02 ジアセタールの製造法 Expired - Fee Related JP2872294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1258420A JP2872294B2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 ジアセタールの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1258420A JP2872294B2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 ジアセタールの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03120285A true JPH03120285A (ja) 1991-05-22
JP2872294B2 JP2872294B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=17319975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1258420A Expired - Fee Related JP2872294B2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 ジアセタールの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2872294B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996027597A1 (fr) * 1995-03-03 1996-09-12 New Japan Chemical Co., Ltd. Cristal hexagonal de diacetal, agent nucleant renfermant ce cristal hexagonal, composition de resine polyolefinique renfermant ledit cristal hexagonal, articles obtenus par moulage de cette composition, et procede de moulage de ladite composition
JP2005145834A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 New Japan Chem Co Ltd ジアセタール化合物の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57185287A (en) * 1981-05-08 1982-11-15 Mitsui Toatsu Chem Inc Purification of bis(alkylbenzylidene)sorbitol
JPS6163686A (ja) * 1984-07-05 1986-04-01 ア−ガス・ケミカル・コ−ポレ−シヨン 改良された加水分解安定性を持つトリス−オルガノホスフアイト組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57185287A (en) * 1981-05-08 1982-11-15 Mitsui Toatsu Chem Inc Purification of bis(alkylbenzylidene)sorbitol
JPS6163686A (ja) * 1984-07-05 1986-04-01 ア−ガス・ケミカル・コ−ポレ−シヨン 改良された加水分解安定性を持つトリス−オルガノホスフアイト組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996027597A1 (fr) * 1995-03-03 1996-09-12 New Japan Chemical Co., Ltd. Cristal hexagonal de diacetal, agent nucleant renfermant ce cristal hexagonal, composition de resine polyolefinique renfermant ledit cristal hexagonal, articles obtenus par moulage de cette composition, et procede de moulage de ladite composition
US6043303A (en) * 1995-03-03 2000-03-28 New Japan Chemical Co. Ltd. Hexagonal crystals of diacetals, nucleating agent comprising said hexagonal crystal, polyolefin resin composition and molding containing said hexagonal crystals, and method for molding said composition
JP2005145834A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 New Japan Chem Co Ltd ジアセタール化合物の製造方法
JP4539079B2 (ja) * 2003-11-12 2010-09-08 新日本理化株式会社 ジアセタール化合物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2872294B2 (ja) 1999-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01149789A (ja) アセタール類の回分式製造方法
JPS6393735A (ja) (2,2)−パラシクロフアンおよびその誘導体の製造方法
JPH03120284A (ja) ジアセタールの製造方法
US4408075A (en) Process for the preparation of tris-(ether-amines) and the tris-(ether-amines) produced
CA1072581A (en) Preparation of 2-amino-n-butanol
JPH03120285A (ja) ジアセタールの製造法
JP3575705B2 (ja) ジンゲロールおよびショーガオールの製造法
JPS63156738A (ja) 1,3−ブチレングリコ−ルの精製法
JPH0899923A (ja) 不飽和エーテルの製造方法
Cruz-Almanza et al. Deprotection of tetrahydropyranyl ethers with a Mexican bentonite: synthesis of farnesylhydroquinone
DE2140649C3 (de) Verfahren zur Herstellung von Tetraalkylpyrazinen
JPH02167274A (ja) 環状エーテルの製造方法
KR0181220B1 (ko) 비닐디옥소 화합물의 개선된 합성 방법
KR920004603B1 (ko) 2,2-디메톡시-2-페닐아세토페논의 제조방법
JP2649262B2 (ja) 水溶性アルキルアミン又はアルケニルアミン化合物の製造法
JPH02290851A (ja) 2―クロロ―5―アミノメチルーピリジンの製造方法
KR910009415B1 (ko) 비스(펜옥시)아세틸 nn-디메틸 아미드의 제조방법
KR100475545B1 (ko) 방향족 알데히드와 다가 알코올의 축합반응에 의한디아세탈의 제조방법
JPH03181448A (ja) ポリオキシアルキレングリコールアミンの製法
JPS5846034A (ja) テトラブロモビスフエノ−ルaのグリコ−ルエ−テルの製造方法
US2185219A (en) Furfuryl n-morpholine alkyl halide medicinal preparation
JP5426120B2 (ja) ジベンジリデンアルジトール類の製造方法
JP3569428B2 (ja) ホモアリルアミン類の製造方法
JPH07215979A (ja) スピログリコールの製造方法
JPS61172865A (ja) 新規なアルコ−ル

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees