JPH0310256Y2 - - Google Patents

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JPH0310256Y2
JPH0310256Y2 JP10386385U JP10386385U JPH0310256Y2 JP H0310256 Y2 JPH0310256 Y2 JP H0310256Y2 JP 10386385 U JP10386385 U JP 10386385U JP 10386385 U JP10386385 U JP 10386385U JP H0310256 Y2 JPH0310256 Y2 JP H0310256Y2
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roofing
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roof
board
piece
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JP10386385U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は屋根板材(金属瓦)と屋根板材とを連
結して家屋の屋根に葺設される金属製の横葺用屋
根材に関する。
【従来の技術】
従来にあつては、カバー5上端の全幅からカバ
ー5の幅と等しい幅の引掛け片19を折り返すよ
うに延出させており、第8図に示すようにこのカ
バー5を隣接する屋根板材1間に跨がらせて配設
し、引掛け片19を屋根板材1の上突曲部11内
に嵌合させ、上段の屋根板材1の下折曲げ部10
を下段の屋根板材1の上突曲部11及びカバー5
の引掛け片19を係合させていた。
【考案が解決しようとする問題点】
従来例は叙上のように構成されていたので、第
8図のX−X線に対応する断面では第9図に示す
ように上段の屋根板材1の下折曲げ部10先端は
カバー5の引掛け片19に当接して隙間を塞ぎ、
水の浸入を防止しているが、カバー5の無い屋根
板材1中央のY−Y線(第8図)に対応する部分
では第10図に示すように上段の屋根板材1の下
折曲げ部10の先端は引掛け片19により浮かさ
れているために上突曲部11との間に隙間を生じ
ており、この隙間から矢印のように雨水が内部に
浸入するおそれがあつた。 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは上段の屋根板
材と下段の屋根板材との間の隙間の発生を防止
し、雨水の浸入を防止することにある。
【問題点を解決するための手段】
本考案の横葺用屋根材は、屋根板材1の上部表
面に下向きに屈曲せる断面略逆L字状の上突曲部
11を形成すると共に屋根板材1の下端部に裏面
側へ略コ字状に折り返された下折曲げ部10を形
成し、隣接せる屋根板材の両側端部を捨て板6の
上で若干の間隙を隔てて対向させ、上記両屋根板
材1の側端部間にカバー5を跨がらせて屋根板材
1間の間隙を覆い、カバー5の上端にカバー5の
幅よりも狭い幅の引掛け片19を表面側へ折り返
すように形成して引掛け片19を屋根板材1の上
突曲部10間の間隙に挿入させ、捨て板6の表面
に設けられたパツキン17を上突曲部11及び引
掛け片19の裏面に水密的に弾接させ、前記屋根
板材1の上突曲部11及びカバー5の引掛け片1
9に上段の屋根板材1の下折曲げ部10を係合さ
せて成ることを特徴とするものである。
【作用】
本考案は上記の如く構成されていてカバー5の
引掛け片19が両側の屋根板材1の上突曲部11
を重複していないので、上段の屋根板材1の下折
曲げ部10の先端を下段の屋根板材1の上突曲部
11に確実に当接させることができ、上下の屋根
板材1間の隙間の発生を防止して雨水の浸入を防
止できるものであり、しかも屋根板材1の上突曲
部11とカバー5の引掛け片19とを重複させて
いないにも拘わらず、上突曲部11と引掛け片1
9の裏面にパツキン17を弾接させているので、
上突曲部11と引掛け片19との間の隙間から雨
水が浸入することがないものである。
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図により説明す
る。屋根板材1などの部品は第1図に示されてい
る。即ち、屋根材本体12の下端部を裏面側へ略
コ字状に折り返して下折曲げ部10を形成し、屋
根材本体12の後端部を表面側へ断面逆L字状の
袋状に突出させて上突曲部11を形成し、上突曲
部11の先端を前向きに突出した接続突部13と
し、上突曲部11の後方に断面略U字状の横排水
溝14を左右全長に亘つて設けたものである。
又、屋根材本体12の上下間の中央部は左右全長
に亘つてくの字状に極く緩く折曲されている。 差込み片2は断面コ字状に形成されていて内周
側に溝3が形成されており、長さは屋根材本体1
2の上下寸法とほぼ等しく、中央部は屋根材本体
12に合わせて略くの字状に緩く折曲されてい
る。 捨て板6も左右に亘つて略中央をくの字状に極
く緩く折曲されており、両側部分には漏水排水用
の案内突条15が上下方向に複数条突設されてい
て両側端は上方へ折り返されて水止め部16を形
成されていて、漏水を横へ漏らすことなく屋根勾
配に沿つて下方へ排水できるようになつている。
更に捨て板6の下端縁は裏面側へ向けて略くの字
状に折り曲げられて下屈曲部8が設けられてお
り、上縁端には表面側へ向けて上屈曲部9が略垂
直に立ちあげられている。更に、捨て板6の表面
上部にはパツキン17を取着してある。 カバー5は断面が裏面中央で開口した偏平な切
欠環状をしており、両側縁の下面側からは内方へ
向けて夫々係止片4が延出されており、カバー5
の下端部は裏面側へむけて略コ字状に屈曲させら
れてコ字状係合部18が設けられている。更に、
カバー5の上端には上段の屋根板材1の下折曲げ
部10と係合可能な引掛け片19を設けてあり、
引掛け片19は第1図に示すようにカバー5の全
幅に亘つて設けられておらず、カバー5より幅狭
となつていて表面側で下向きに屈曲している。 しかして、施工に当たつては、例えば、下記の
ようにして各部材を1つ1つ個々に葺いてゆくこ
とができるのである。まず、屋根板材1の両側端
縁を差込み片2の溝3内に挿入して屋根板材1の
側端縁に差込み片2を取り付け、屋根板材1の表
面側端に溝3を配置させる。屋根板材1はロール
フオーミング加工されるものであり、屋根板材1
及び差込み片2のくの字状の屈曲具合にはばらつ
きがあるので、差込み片2は屋根板材1に容易に
脱落しないよう保持されることになる。あるい
は、屋根板材1と差込み片2との屈曲角度を製造
時に若干違わせておくことにより、差込み片2が
屋根板材1の側端に嵌合されたとき脱落しないよ
うにしてもよい。この差込み片2は現場で屋根板
材1に取り付けても良いが、工場での製造時にあ
るいは出荷時点で屋根板材1の側端に取り付けて
屋根板材1を狭持させておいても良く、更にこの
時差込み片2を屋根板材1の側端に粘着材で付着
させておいてもよい。又、差込み片2は屋根板材
1と別体としてあるので、屋根板材1のロールフ
オーミング加工が容易であると共に屋根板材1の
側端が寸法調整のため切断されても問題ない。次
に、捨て板6の下屈曲部8を下段の屋根板材1の
上突曲部11に重ねるようにして下段の屋根板材
1の上方へ一定間隔をおいて捨て板6を置き、こ
の捨て板6の表面に屋根板材1の端部を載置して
隣接する屋根板材1の側端縁の差込み片2を対向
させる。差込み片2間には第3図に示すように、
屋根板材1の温度変化による伸縮を吸収できるだ
けの隙間をあけておく。このときの差込み片2の
位置は第2図に示すように差込み片2が案内用突
条15の上に乗るようになつていてもよく、両差
込み片2が案内用突条15間に納まるようになつ
ていてもよい。次に、第4図のように捨て板6下
端の下屈曲部8を下折曲げ部10内に納めるよう
にして屋根板材1の下折曲げ部10を下段の屋根
板材1の上突曲部11に噛み合わせる。この後捨
て板6表面で対向させられている屋根板材1の端
の差込み片2間にカバー5をスライドさせて被
せ、カバー5の係止片4を差込み片2の溝3内に
嵌入させることにより屋根板材1同士を連結で
き、第5図のようにカバー5のコ字状係合部18
が下折曲げ部10表面に嵌合するものである。ま
た、カバー5上端の引掛け片19は、第5図及び
第6図に示すように隣接する上突曲部11間の隙
間に挿入させられて引掛け片19が上突曲部11
と重複しないようになつている。このため、更に
上段の屋根板材1の下折曲げ片10を上突曲部1
1に係合させたときに引掛け片19が間に挟まら
ず、下折曲げ片10の先端を上突曲部11に当接
させて隙間を生じさせないようにでき、またカバ
ー5を下方へずらせることにより引掛け片19も
下折曲げ片10の先端に当接すると共にカバー5
の下方への抜け止めを行えるのである。更に、屋
根板材1の側端を引掛け片19に当接させておく
ことにより屋根板材1間の間隙を一定に揃えるこ
とができると共に引掛け片19と上突曲部11と
の間の隙間を小さくできる。このとき、捨て板6
表面のパツキン17は、第5図に示すように、屋
根板材1側端の上突曲部11裏面とカバー5上端
の引掛け片19裏面に圧接し、この部分の水密性
を保つて上突曲部11と引掛け片19との間の隙
間から雨水が侵入するのを防止している。そし
て、屋根板材1は例えば横排水溝14に釘を打つ
て野地板などに固定される。 第7図に示すものは本考案の他例であり、屋根
板材1の上端表面側に下方へ折り返しただけの上
突曲部11を設けたものであり、横排水溝14が
ないので吊子22によつて屋根板材1を固定する
ようにしたものである。
【考案の効果】
本考案は、叙述のごとく屋根板材の上部表面に
下向きに屈曲せる断面逆L字状の上突曲部を形成
すると共に屋根板材の下端部に裏面側へ略コ字状
に折り返された下折曲げ部を形成し、隣接せる屋
根板材の両側端部を捨て板の上で若干の間隙を隔
てて対向させ、上記両屋根板材の側端部間にカバ
ーを跨がらせて屋根板材間の間隙を覆い、カバー
の上端にカバーの幅よりも狭い幅の引掛け片を表
面側へ折り返すように形成して引掛け片を屋根板
材の上突曲部間の間隙に挿入させ、前記屋根板材
の上突曲部及びカバーの引掛け片に上段の屋根板
材の下折曲げ部を係合させているから、カバーの
引掛け片が両側の屋根板材の上突曲部と重複して
おらず、上段の屋根板材の下折曲げ部の先端を下
段の屋根板材の上突曲部に確実に当接させること
ができ、上下の屋根板材間での隙間の発生を防止
して雨水の浸入を防止できるものであり、しかも
捨て板の表面に設けられたパツキンを上突曲部及
び引掛け片の裏面に水密的に弾接させているの
で、屋根板材の上突曲部とカバーの引掛け片とを
重複させていないにも拘わらず、パツキンが上突
曲部と引掛け片との間の隙間を塞いでおり、上突
曲部と引掛け片との間の隙間から内部へ雨水が浸
入することがないという利点がある。また、両側
の屋根板材の側端を引掛け片の側縁に当接させる
ことにより隣接する屋根板材間に一定幅の隙間を
確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は同上の組立て状態の断面図、第3図は屋
根板材の側端に差込み片を取り付けて対向させた
状態の断面図、第4図は屋根板材の下折曲げ部を
下段の屋根板材の上突曲部に係合させた状態の断
面図、第5図は屋根板材間にカバーを取り付けた
状態の概略側面図、第6図はカバーの引掛け片を
上突曲部間に挿入した状態を示す一部破断した平
面図、第7図は本考案の他例を示す断面図、第8
図は従来例の一部破断した平面図、第9図及び第
10図は第8図のX−X線断面及びY−Y線断面
における上段の屋根板材の下折曲げ部を係合させ
た状態の断面図であつて、1は屋根板材、5はカ
バー、6は捨て板、10は屋根板材の下折曲げ
部、11は屋根板材の上突曲部、17はパツキ
ン、19はカバーの引掛け片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根板材の上部表面に下向きに屈曲せる断面略
    逆L字状の上突曲部を形成すると共に屋根板材の
    下端部に裏面側へ略コ字状に折り返された下折曲
    げ部を形成し、隣接せる屋根板材の両側端部を捨
    て板の上で若干の間隙を隔てて対向させ、上記両
    屋根板材の側端部間にカバーを跨がらせて屋根板
    材間の間隙を覆い、カバーの上端にカバーの幅よ
    りも狭い幅の引掛け片を表面側へ折り返すように
    形成して引掛け片を屋根板材の上突曲部間の間隙
    に挿入させ、捨て板の表面に設けられたパツキン
    を上突曲部及び引掛け片の裏面に水密的に弾接さ
    せ、前記屋根板材の上突曲部及びカバーの引掛け
    片に上段の屋根板材の下折曲げ部を係合させて成
    る横葺用屋根材。
JP10386385U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0310256Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10386385U JPH0310256Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JP10386385U JPH0310256Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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Publication Number Publication Date
JPS6149826U JPS6149826U (ja) 1986-04-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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