JPH03100159A - 光輝ある黒色に着色した白金合金とその着色法 - Google Patents

光輝ある黒色に着色した白金合金とその着色法

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JPH03100159A
JPH03100159A JP23608989A JP23608989A JPH03100159A JP H03100159 A JPH03100159 A JP H03100159A JP 23608989 A JP23608989 A JP 23608989A JP 23608989 A JP23608989 A JP 23608989A JP H03100159 A JPH03100159 A JP H03100159A
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Takeshi Takayanagi
高柳 猛
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、貴金属装飾品製造に関連する光輝あ(従来の
技術〉 が流通している。この白金合金は、機械的、物理的、化
学的性質が最も安定して加工性がよいためである。本来
、白金合金は銀白色の色調が特徴であるが、近年になっ
て消費者の白金合金による貴金属装飾品のニーズが多様
化し、色の変化を加えてデザインを生かす工夫がされる
ようになってきた。
しかし、現在、白金合金の製品に用いられている色調は
、Pt−Pd合金の白色のみである。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように白色のみでは、形状の変化によるデザイン
しか望めず、色調の変化を持たせた白金合金の装飾品を
作ることができない、そこで、白色以外の色調をもつ白
金合金の開発が要望されていた。
〈課題を解決するための手段) 本発明は上記に鑑み提案されたもので、白金(Pt)に
、3〜20重量%の銅(Cu)、 3〜20重量%の鉄
(Fe)、 3〜20重量%のコバルト(Co)もしく
は0.5〜10重量%のチタン(Ti)のうち1種もし
くは2種以上を3〜20重量%含有する白金合金、 白金(Pt)に、3〜20重量%の銅(Cu) 、 3
〜20重量%の鉄(Fe)、 3〜20重量%のコバル
ト(Co)もしくは0.5〜10重量%のチタン(Ti
)のうち1種もしくは2種以上を3〜20重量%添加白
金(Pt)に、パラジウム(Pd) 、ロジウム(Rh
)。
イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru) 、オスミウ
ム(Os) 、金(Au) 、銀(Ag)もしくはニッ
ケル(Ni)のうち1種もしくは2種以上が15重量%
以下含まれる白金合金に、3〜20重量%の銅(Cu)
 。
3〜20重量%の鉄(Fe)、 3〜20重量%のコバ
ルト(Co)もしくは0.5〜10重量%のチタン(T
i)のうち1種もしくは2種以上を3〜20重量%添加
した白金合金、 白金(Pt)に、パラジウム(Pd) 、ロジウム(R
h)。
イリジウム(Ir) 、ルテニウム(Ru)、オスミウ
ム(Os)、金(Au) 、銀(Ag)もしくはニッケ
ル(Ni)のうち1種もしくは2種以上が15重量%以
下含まれる白金合金に、3〜20重量%の銅(Cu) 
3〜20重量%の鉄(Fe)、 3〜20重量%のコバ
ルト(Co)もしくは0.5〜10重量%のチタン(T
i)のうち1種もしくは2種以上を3〜20重量%添加
し、0,5〜5重量%2種以上を添加した白金合金、 白金(Pt)に、ロジウム(Rh)もしくはルテニウム
(Rulのうち1種もしくは2種を15重量%以下添加
した白金合金、 白金(Pt)に、パラジウム(Pd) 、イリジウム(
Ir)、オスミウム(Os)、金(^”L銀(Ag) 
、銅(Cu)、もしくはニッケル(Ni)のうち1種も
しくは2種以上が15重量%以下含まれる白金合金に、
ロジウム(Rh)もしくはイリジウム(Ir)うち1種
もしくは2種を3〜15重量%添加した白金合金を、 白金合金の融点以下の温度において大気中もしくは大気
の酸素分圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で加熱
処理を施した後、空冷、水冷もしくもしくは大気の加工
品の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒色に着色す
る白金合金とその着色法に関するものである。
上記した各種の元素から構成される白金合金は、上記し
た各々の組成物を真空または、不活性ガス雰囲気中にお
いて水冷銅ルツボな備えたアーク溶解炉或いは高周波溶
解炉等により溶製することにより得られる。
また、通常、−回の溶解量は50〜100gはどである
上記のように溶製した各合金のインゴットを真空もしく
は不活性ガス、例えばアルゴンガス雰囲気中において溶
解し、マグネシア、ジルコン、アルミナ、ムライト、シ
リカ等で作られた鋳型へ鋳造する。この場合、鋳造時に
不活性ガスによる加圧もしくは遠心力を利用して鋳型内
の空洞(キャビティ)への充填性を良好にすることが望
ましい。
上記のように鋳造して得られた白金合金の製品には、ヤ
スリかけ、キサゲ、砥石研磨、パフ研磨を施した後、大
気中もしくは大気の酸素分圧より高いかまたは低い酸化
雰囲気中で、通常は850〜950℃で2〜3分はど加
熱した後、空冷、油冷もしくは水冷する。
上記した白金合金の加熱工程は、大気中において行うも
のでもよく、また、加熱温度は各合金の融点以下の温度
ならば任意に、加熱時間についても任意に変えることが
できる。
尚、上記した黒色化処理が終了した時点で、表面に形成
された黒色の光沢が不十分であれば、再度、軽くパフ研
磨を行った後、都市ガス、プロパンガス等によるガスバ
ーナーの炎を製品の表面に短時間あてて、パフ研磨によ
りつや出しすると十分な光沢を発生することができる。
ところで、本発明の加熱による黒色の発色処理は、加工
品の大きさにより異なるが、かなり広い範囲にとること
が可能であり、加熱温度は大気雰囲気下ではgoo −
tooo℃くらいで、加熱時間を長くするほど黒色化層
が厚くなるので、より黒色化度は増すが、指輪、ブロー
チ等の小物では15〜20分、少し大物でも30〜40
分で十分のようである。
〈実施例〉 以下に実施例を示す。
(A)、白金にCu、 Fe、 Co%Tiのうち1種
を添加した合金系の場合。
実施例1 pt金合金配合 純Pt       90 g 電解Fe      10 g 上記配合のものをアルゴンガス雰囲気中において、アー
ク溶解により溶製した0本合金を真空下でロストワック
ス法により作製した鋳型を用い、遠心鋳造を行って得ら
れた鋳造品(指輪)にヤスリかけ、研磨をして表面を仕
上げた後、大気中で900℃で15分間均熱して発色処
理した後、水冷した。その後、製品に再度パフ研磨を施
したところ、美麗で、光輝ある黒色製品が得られた0発
色処理により形成された黒色化層の厚さは、3〜4μm
はどで、黒色化層を形成する組成物はptを含むFea
r4の酸化物であった。
実施例2 pt金合金配合 純Pt       90 g 純Ti       10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
2〜3μmはどで、黒色化層の組成物はptを含むTi
esの低次酸化物であった。
実施例3 pt金合金配合 純Pt       90 g 電解Co      10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で950℃で15分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むCoO
であった。
実施例4 pt金合金配合 純Pt       90 g 無酸素Cu     10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で800℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むCuO
であった。
(B)、白金にPd%Rh、 Ir、 Ru、 Os、
 Au%Ag、 Niのうち1種を添加し、さらにCu
、 Fe%Go、 Tiのうち1種を添加した合金系の
場合。
実施例5 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Pd        5g 電解Fe      10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で800℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物の多くはPt、 P
dを含むFear4であった。
実施例6 pt金合金配合 純pt       s 5 g 純Pd        5 g 電解Go      10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
2〜3μmはどで、黒色層の組成物の多くはPt、 P
dを含むCoOであった。
実施例7 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Pd       10 g 純Ti        5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
2〜3μmはどで、黒色層の組成物はPt、 Pdを含
むTie、の低次酸化物であった。
実施例8 pt金合金配合 純Pt       85 g 電解Ni       5g 無酸素Cu     10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で800℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はPt、 NiOを
含むCuOであった。
実施例9 pt金合金配合 純Pt      85 g 純Au        5g 電解Fe      10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物の多くはPt、 A
uを含むFe504であった。
(C)、白金にCu、 Fe、 Go、 TL、 Zn
のうち2種以上を添加した合金系の場合。
実施例10 pt金合金配合 純Pt       85 g 電解Fe       5g 電解Co      10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で900℃で15分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むFem
0*とCoOの複合酸化物であった。
実施例11 電解Go      10 g 純Ti        5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で900℃で15分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
2〜3μmはどで、黒色層の組成物はptを含むCoO
とTiesの低次酸化物との複合酸化物であった。
実施例12 pt金合金配合 純Pt       85 g 電解Co      l Og 無酸素Cu      5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で2100℃で20分間均熱した後
、空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層
は3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むCo
oとCuOの複合酸化物であった。
実施例13 pt金合金配合 純Pt       85 g 電解Fe      14 g 純Zn        1 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で800℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むFe5
04に極く僅少量のZnOが含まれていた。
実施例14 pt金合金配合 純Pt       85 g 電解Fe      10g 無酸素Cu      5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むFem
04とCuOの複合酸化物であった。
実施例15 pt金合金配合 純Pt       85 g 電解Co      12 g 電解Fe       2 g 純Ti        1 g 実施例1と同様の溶製方法によりPt−Go−Fe−T
i合金を得た。その後、この合金を用いて遠心鋳造を行
って得られた鋳造品(指輪)に大気中で900℃で15
分の加熱処理を行なって黒色に発色させ、水冷した。黒
色化層の厚さは3〜4μmはどで、美麗であった。
(D)、白金もしくは白金にPd%Rh、 Ir%Ru
Os%Aus Ag、 Niのうち1種もしくは2種以
上を添加した白金合金に、さらにCu、 Fe、 Co
Ti、Znのうち2種以上を添加した合金系の場合。
実施例16 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Ag        5 g 電解Co       6 g 電解Fe       3g 純Ti        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った。黒色化層の厚さは3〜4μmはどで、黒色化層は
、ptを含むAg%Co%Fe、 Tiの複合酸化物で
あった。
実施例17 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Ag        5g 無酸素Cu      3g 電解Co       7g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗でありだ。
実施例18 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Ag       5g 無酸素Cu      9g 電解Fe       1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例19 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Ag        5g 無酸素Cu      9 g 純Ti        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例20 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Ag        4g 無酸素Cu      5g 電解Co       5g 電解Fe       1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例21 pt金合金配合 純Pt      85 g 純Au        2 g 純Ag        2g 無酸素Cu      5 g 電解Go       6g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例22 純Ag        2 g 電解Ni       2g 無酸素Cu      6 g 電解Fe       5g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例23 pt金合金配合 純Pt       85 g 無酸素Cu      5g 電解Co       5g 電解Fe       5g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例24 pt金合金配合 純Pt       85 g 無酸素Cu      7g 電解Co       7 g 純Ti        l g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例25 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Pd        3 g 純^u        2g 無酸素Cu      5g 電解Go       5g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例26 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Ag        3 g 電解Ni       2g 電解Co      10 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例27 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Pd        3 g 純Ag        2 g 電解Ni       2g 電解Fe       8g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例28 電解Ni       5g 純Ti        6g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例29 pt金合金配合 純pt 純Ag 電解Ni 電解C。
電解Fe 純Zn 5g 2g 2g 2g 2g 2g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例30 pt金合金配合 純Pt      85 g 純Au        2 g 純Ag        2 g 電解Ni       2g 電解Co       8g 純Zn        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例31 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Pd        2 g 純Ag        2 g 電解Ni       2g 電解Fe       3g 電解Go       5g 純Zn        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例32 pt合、金の配合 純Pt       90 g 純Ru       10 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で950℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むRub
sであった。
実施例33 pt金合金配合 純Pt       90 g 純Rh       l Og 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で950℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むRh0
1であった。
実施例34 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Ag       10 g 純Ru        5 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で900℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はptを含むRub
sであった。
実施例35 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Au       10 g 純Ru        5 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で900℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はpt%Auを含む
RuO□であった。
実施例36 pt金合金配合 純Pt      85 g 純Pd       10 g 純Ru        5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で900℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はpt%Pdを含む
Ru5tであった。
実施例37 pt金合金配合 純Pt       85 g 純Pd        8 g 純Rh        2g 純Ru       5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で900℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はPt、 Pdを含
むRubsであった。
以上、実施例を記したが、前記した本発明の構成に示し
た範囲において添加元素と添加量の調整をしたpt金合
金貴金属製品に対し、加熱処理を施すことにより黒色化
した製品とすることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の白金合金は、従来、銀白
色の単色であったpt金合金黒色のpt金合金加えるこ
とによって、貴金属装飾品として白と黒の対比を生かし
たデザインが可能になるとともに、装飾品の高付加価値
化につながる。
また、本発明の光輝ある黒色に着色するpt金合金製造
法は、特殊な原材料及び処理装置を必要としないので、
実用性は極めて高い。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 白金(Pt)に、銅(Cu)、鉄(Fe)、コ
    バルト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1種もし
    くは2種以上を3〜20重量%含有する白金合金を、白
    金合金の融点以下の温度において大気中もしくは大気の
    酸素分圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で加熱処
    理を施した後、空冷、水冷もしくは油冷し、白金合金の
    加工品の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒色に着
    色する白金合金。
  2. (2) 白金(Pt)に、銅(Cu)、鉄(Fe)、コ
    バルト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1種がも
    しくは2種以上を3〜20重量%含有する白金合金を、
    白金合金の融点以下の温度において大気中もしくは大気
    の酸素分圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で加熱
    処理を施した後、空冷、水冷もしくは油冷して白金合金
    の加工品の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒色に
    着色する白金合金の着色法。
  3. (3) 白金(Pt)に、銅(Cu)、鉄(Fe)、コ
    バルト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1種もし
    くは2種以上を3〜20重量%添加し、0.5〜5重量
    %の亜鉛(Zn)を添加した白金合金を、白金合金の融
    点以下の温度において大気中もしくは大気の酸素分圧よ
    り高いかもしくは低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した
    後、空冷、水冷もしくは油冷し、白金合金の加工品の表
    層部の全体もしくは一部を光輝ある黒色に着色する白金
    合金。
  4. (4) 白金(Pt)に、銅(Cu)、鉄(Fe),コ
    バルト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1種もし
    くは2種以上を3〜20重量%添加し、0.5〜5重量
    %の亜鉛(Zn)を添加した白金合金を、白金合金の融
    点以下の温度において大気中もしくは大気の酸素分圧よ
    り高いかもしくは低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した
    後、空冷、水冷もしくは油冷して白金合金の加工品の表
    層部の全体もしくは一部を光輝ある黒色に着色する白金
    合金の着色法。
  5. (5) 白金(Pt)に、他の白金族元素(Pd、Rh
    、Ir、Ru、Os)、金(Au)、銀(Ag)もしく
    はニッケル(Ni)のうち1種もしくは2種以上が15
    重量%以下含まれる白金合金に、銅(Cu)、鉄(Fe
    )、コバルト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1
    種もしくは2種以上を3〜20重量%含有する白金合金
    を、白金合金の融点以下の温度において大気中もしくは
    大気の酸素分圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で
    加熱処理を施した後、空冷、水冷もしくは油冷し、白金
    合金の加工品の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒
    色に着色する白金合金。
  6. (6) 白金(Pt)に、他の白金族元素(Pd、Rh
    、Ir、Ru、Os)、金(Au)、銀(Ag)もしく
    はニッケル(Ni)のうち1種もしくは2種以上が15
    重量%以下含まれる白金合金に、銅(Cu)、鉄(Fe
    )、コバルト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1
    種もしくは2種以上を3〜20重量%含有する白金合金
    を、白金合金の融点以下の温度において大気中もしくは
    大気の酸素分圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で
    加熱処理を施した後、空冷、水冷もしくは油冷して白金
    合金の加工品の表層部の全体もしくは一を光輝ある黒色
    に着色する白金合金の着色法。
  7. (7) 白金(Pt)に、他の白金族元素(Pd、Rh
    、Ir、Ru、Os)、金(Au)、銀(Ag)もしく
    はニッケル(Ni)のうち1種もしくは2種以上が15
    重量%以下含まれる白金合金に、銅(Cu)、鉄(Fe
    )、コバルト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1
    種もしくは2種以上を3〜20重量%添加し、0.5〜
    5重量%の亜鉛(Zn)を添加した白金合金を、白金合
    金の融点以下の温度において大気中もしくは大気の酸素
    分圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で加熱処理を
    施した後、空冷、水冷もしくは油冷し、白金合金の加工
    品の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒色に着色す
    る白金合金。
  8. (8) 白金(Pt)に、他の白金族元素(Pd、Rh
    、Ir、Ru、Os)、金(Au)、銀(Ag)もしく
    はニッケル(Ni)のうち1種もしくは2種以上が15
    重量%以下含まれる白金合金に、銅(Cu)、鉄(Fe
    )、コバルト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1
    種もしくは2種以上を3〜20重量%添加し、0.5〜
    5重量%亜鉛(Zn)を添加した白金合金を、白金合金
    の融点以下の温度において大気中もしくは大気の酸素分
    圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で加熱処理を施
    した後、空冷、水冷もしくは油冷して白金合金の加工品
    の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒色に着色する
    白金合金の着色法。
  9. (9) 白金(Pt)に、ロジウム(Rh)もしくはル
    テニウム(Ru)のうち1種もしくは2種を15重量%
    以下加えた白金合金を、白金合金の融点以下の温度にお
    いて大気中もしくは大気の酸素分圧より高いかもしくは
    低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷、水冷も
    しくは油冷し、白金合金の加工品の表層部の全体もしく
    は一部を光輝ある黒色に着色する白金合金。
  10. (10) 白金(Pt)に、ロジウム(Rh)もしくは
    ルテニウム(Ru)のうち1種もしくは2種を15重量
    %以下加えた白金合金を、白金合金の融点以下の温度に
    おいて大気中もしくは大気の酸素分圧より高いかもしく
    は低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷、水冷
    もしくは油冷して白金合金の加工品の表層部の全体もし
    くは一部を光輝ある黒色に着色する白金合金の着色法。
  11. (11) 白金(Pt)に、パラジウム(Pd)、イリ
    ジウム(Ir)、オスミウム(Os)、金(Au)、銀
    (Ag)、銅(Cu)、もしくはニッケル(Ni)のう
    ち1種もしくは2種以上が15重量%以下含まれる白金
    合金に、ロジウム(Rh)もしくはイリジウム(Ir)
    うち1種もしくは2種を3〜15重量%加えた白金合金
    を、白金合金の融点以下の温度において大気中もしくは
    大気の酸素分圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で
    加熱処理を施した後、空冷、水冷もしくは油冷し、白金
    合金の加工品の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒
    色に着色する白金合金。
  12. (12) 白金(Pt)に、パラジウム(Pd)、イリ
    ジウム(Ir)、オスミウム(Os)、金(Au)、銀
    (Ag)、銅(Cu)、もしくはニッケル(Ni)のう
    ち1種もしくは2種以上が15重量%以下含まれる白金
    合金に、ロジウム(Rh)もしくはイリジウム(Ir)
    うち1種もしくは2種を3〜15重量%加えた白金合金
    を、白金合金の融点以下の温度において大気中もしくは
    大気の酸素分圧より高いかもしくは低い酸化雰囲気中で
    加熱処理を施した後、空冷、水冷もしくは油冷して白金
    合金の加工品の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒
    色に着色する白金合金の着色法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10121598A1 (de) * 2001-05-03 2003-01-23 Heraeus Gmbh W C Platin-Eisen-Legierung, besonders für Schmuck
JP2004260195A (ja) * 1998-08-14 2004-09-16 Lucent Technol Inc チップキャリアテープ及びチップキャリアテープを用いるicチップの操作装置
WO2005017224A1 (en) * 2003-08-13 2005-02-24 Melick Llc Method for producing platinum alloys and alloys which can be obtained using this method
JP2008150705A (ja) * 2006-11-22 2008-07-03 National Institute For Materials Science PtTi系高温形状記憶合金

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