JPH029959B2 - - Google Patents

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JPH029959B2
JPH029959B2 JP8475382A JP8475382A JPH029959B2 JP H029959 B2 JPH029959 B2 JP H029959B2 JP 8475382 A JP8475382 A JP 8475382A JP 8475382 A JP8475382 A JP 8475382A JP H029959 B2 JPH029959 B2 JP H029959B2
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page
booklet
passbook
roller
rollers
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JP8475382A
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Kazumi Chiba
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Hitachi Ltd
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Publication of JPH029959B2 publication Critical patent/JPH029959B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の対象 本発明は冊子類のページ替えを自動的に行なう
装置に係り、更に詳細に言えば、通帳を取り扱う
銀行窓口装置、現金自動預金支払装置、自動記帳
装置等の銀行業務処理装置において、通帳の自動
ページ替えのために適用するに好適な自動ページ
替え装置に関する。
従来技術 前記のような銀行業務処理装置は、印字部にお
いて預金額や支払い額等の情報を通帳に順次行印
字するが、現在開かれているページの最終行まで
印字しても、まだ印字すべき情報が残つていると
きは、ページ替えを行なう必要がある。このよう
な場合、通帳を装置外へ一旦排出し、顧客または
銀行員によつて人手でページ替えを行なわさせる
のは、処理の能率、省力化、サービス性の面で好
ましくなく、また誤りも起りやすい。
そこで、通帳の自動ページ替え装置が種々開発
され、近年は銀行業務処理装置に組み込まれるよ
うになつている。例えば、特開昭54−123324号公
報に開示された技術がその一例であり、ゴム製の
ページ替えローラを取り付けたレバーを回動させ
て、ページ替えローラを通帳のページ面に近づ
け、このローラを改ページ方向に回転させること
によりローラをめくるとともに通帳を所定方向に
移動させることによつてページ替えを行なう。
この様な従来の自動ページ替え装置は、綴目方
向が通帳の搬送方向と直交する上下開き通帳を対
象としたものである。もし、左右開き通帳にその
まま適用しようとすると、通帳の綴目が搬送方向
と直交するように通帳を90゜回転して供給する必
要がある。これは、通帳の取扱いの慣用から外れ
る。すなわち、銀行業務処理装置においては、印
字行と直交する方向に通帳を挿入し、搬送するの
が慣用となつているが、左右開き通帳を90゜回転
して挿入搬送するのでは、印字行方向に挿入、搬
送することになつてしまうからである。また別の
問題もある。銀行業務処理装置の印字部は、搬送
されて来た通帳に、その搬送方向と直角方向へ印
字ヘツドを移動しながら行印字するのが一般的な
構成である。したがつて、左右開き通帳を90゜回
転して挿入、搬送すると印字行が通帳の搬送方向
となるため、印字部の構成も変更しなけれはなら
なくなる。
発明の目的 したがつて本発明の目的は、銀行業務処理装置
において、左右開きの通帳に対する自動ページ替
えを行なうに好適な自動ページ替え装置を提供す
るにある。
より一般化して述べれば、本発明は綴目方向に
搬送される冊子類の自動ページ替え装置を提供す
ることを目的とするものである。
発明の総括的説明 本発明にあつては、搬送路に設けられた複数付
の搬送ローラ(またはベルト)によつて、冊子は
開かれた状態でその綴目の方向に搬送される。つ
まり、冊子として左右開きの通帳を考えると、通
帳の印字行と搬送方向とは直交する関係にあり、
これは在来の銀行業務処理装置における上下開き
通帳の印字行と搬送方向の関係と同じである。
搬送路にはページ替えローラが配設される。こ
のページ替えローラは冊子の搬送方向と同方向の
回転軸の回りに回転するものであり、そのための
回転駆動手段を伴なう。また、このページ替えロ
ーラを、冊子の搬送方向と直交する方向に摺動さ
せる手段が備えられる。
ページ替え動作は、搬送ローラ(またはベル
ト)によつて冊子をページ替えローラの位置まで
送り、そこに停止させてから始められる。ページ
替えローラは冊子のページ替えすべきページの紙
葉の面に接触しながら、前記の回転駆動手段によ
つて所定の方向に回転せしめられ、これにより当
該紙葉が冊子の綴目側へめくり上げられる。その
後、またはそれと同時に、前記の摺動手段によつ
てページ替えローラは冊子の綴目を横切る方向に
摺動させられ、ページ替えがなされる。
一実施態様によれば、ページ替え動作中に、冊
子を間に挾む位置にある搬送ローラ(またはベル
ト)の対は、選択的に一時的に冊子の挾圧を解除
するように制御される。すなわち、紙葉をめくり
上げる時に、そのページの端部を挾圧している搬
送ローラ(またはベルト)の対の挾圧を一時的に
解除し、紙葉のめくり上げを円滑にする。めくり
上げられた紙葉を次のページの紙葉に重ねるに先
立ち、後者の紙葉の端部を挾圧する搬送ローラ
(またはベルト)の対の挾圧を一時的に解除し、
紙葉の重ね合わせを容易にする。
この様な制御はあくまで本発明の一実施態様に
おけるもので、搬送系の構成等によつては不要で
ある。
発明の実施例 以下、図面を参照して本発明の一実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例による通帳の自動ペ
ージ替え装置を備える銀行業務処理装置の概略構
成を示す側面図である。この図において、通帳挿
入口1には左右開きの通帳9が開かれた状態で挿
入される。
この左右開きの通帳9(以下単に通帳という)
9の概略的構成については第9図に示される。即
ち、この通帳9は綴目9aを境に左右に開かれる
冊子で、表裏紙の間に複数の印字用ページを備え
て成る。通帳9の各ページは、綴目9aと直交す
る方向の複数の印字行を有し、また、各ページに
対応してページ識別コード26が付されている。
更に、この通帳9の裏面には綴目9aの方向に長
い磁気ストライプ27が設けられ、ここには現金
の取り引きに必要な情報、例えば口座番号、暗証
番号等の固定情報及び印字済みページ、印字済み
行等の可変情報が記載されている。
再び第1図を参照するに、通帳挿入口1には搬
送路23が連通され、搬送路23には通帳搬送用
のローラ2,3,4,5が設けられる。勿論、こ
のローラ2,3,4,5の間隔は開かれた通帳9
の長さlよりも短い。
この搬送路23には、通帳9の自動ページ替え
機構部40、印字機構部24、光学的検出器1
0、検出器22,26及び磁気ヘツド11が配設
される。ここで検出器22は通帳9が挿入口1よ
り挿入されたことを検出するもので、例えば通帳
9の下端を光学的に検出し、その検出出力は制御
部17に送られる。
ローラ2とローラ3の間に位置する自動ページ
替え機構部40は、回転スライドシヤフト28が
通帳9の搬送方向x3,x4方向に対して平行に設け
られ、この回転スライドシヤフト28にページ替
えローラ49が固定されている。後述するがこの
ページ替えローラ49は制御部17からの制御に
より正方向及び逆方向に回転駆動され、通帳9の
あるページの紙葉15c,15c′を綴じ目9a方
向にたぐり寄せながら移動することによりページ
替え動作が行なわれる。即ち、このページ替えロ
ーラ49が正方向に回転されると、通帳9の綴目
9aの右側のページ15cが正方向(ペー数が増
加する方向)にめくられ、逆方向に回転されると
左側のページ15c′が逆方向(ページ数が減少す
る方向)にめくられる。
自動ページ替え機構部40について、第2図な
いし第4図によつて詳細に説明する。
第2図は自動ページ替え機構部40および一部
の搬送ローラ部分を拡大して示す平面図であり、
また第3図はその正面図である。
両図において、ページ替えローラ49は第1図
に示す様に搬送ローラ2と3の間にあり、通帳9
の搬送方向x3,x4(通帳9の綴目9aの方向)に
対して平行に、しかも矢印x5,x6方向に回転しな
がら矢印x1,x2の方向にスライド可能な回転スラ
イドシヤフト28に固定され、通帳印字紙面側に
配設されている。搬送路23は背面ガイド47、
前面ガイド48で構成され、両側は左側ガイド5
2、右側ガイド53が設けられ、これらのガイド
間を通帳9が搬送される。搬送ローラ2,3と対
の通帳印字紙面側の搬送ローラ2a,2a′,3
a,3a′はブラケツト90に取付られブラケツト
90は固定回転シヤフト50,51上に固定され
ている。ブラケツト90は固定回転シヤフト5
0,51上で揺動することができ、搬送ローラ2
a,2a′,3a,3a′への回転力の伝達はシヤフ
ト50,51から図示しないギヤ系で行なわれ
る。また、ブラケツト90は図示しないスプリン
グにより常に一方向に引張られることにより搬送
ローラ2と2a,2a′および搬送ローラ3と3
a,3a′は所定の押圧が加わる様になつており、
両ローラ間に通帳9をはさみ込んで搬送する構造
になつている。
ブラケツト90は、後に詳述するように、ペー
ジ替えが発生した場合には必要に応じて固定回転
シヤフト50,51上で揺動させられ、その先端
に取付られている搬送ローラ2a,2a′,3a,
3a′は必要に応じて所定の押圧で搬送ローラ2,
3との間に通帳9をはさみ込んでいた状態を解除
させられ、印字紙面から離脱したり、再び両ロー
ラ間に通帳をはさみ込む装着状態に切替えられた
りすることができる構造になつている。離脱装着
の組合せは2aと3a,2a′と3a′の対の組合せ
で行なわれる。
また、背面ガイド47の後方には、第1図、第
3図に示す様に通帳9の綴目9aの近傍を前方矢
印x7方向に押し、通帳9を凸状にわん曲させ、ペ
ージ替えが行なわれ易い様にするレバー100が
配設されている。このレバー100はシヤフト8
2上に固定され、シヤフト82上で揺動でき、必
要に応じてレバー100の一端に取付けられた
DCソレノイド81を駆動させることにより通帳
9を背後から押して凸状にわん曲させることがで
きる。レバー100には図示しないスプリングが
取付けられ、ページ替え動作のない通常処理時に
おいては、このスプリングにより矢印x8の方向に
引張られ、搬送路23内に飛び出さない様になつ
ている。
ページ替えローラ49を回転、摺動させる機構
の斜視図を第4図に示し、説明する。
固定回転シヤフト101及び102は搬送路2
3の幅より広い間隔で設けられ、この固定回転シ
ヤフト101,102間の搬送路23内を通帳9
が矢印x3,x4方に移動することができる。固定回
転シヤフト101,102の両端にはタイミング
ギヤ103が固定され、このタイミングギヤ10
3にはタイミングベルト105,106が張られ
ている。そしてこのタイミングベルト105,1
06上にはブロツク107が固定回転シヤフト1
01,102に対して平行に取付けられており、
この一対のブロツク107間には前記に回転スラ
イドシヤフト28が渡され、この回転スライドシ
ヤフト28上にはしやへい板109、ページ替ロ
ーラ49が取付られている。一方のブロツク10
7にはモータ108が固定され、このモータによ
つて回転スライドシヤフト28を矢印x5,x6方向
に自由に回転できるようになつている。またしや
へい板109側のブロツク107には発光ダイオ
ード、ホトトランジスタ等から成る光電素子11
0が固定され、この光電素子110としやへい板
109のスリツト109aによる遮光、非遮光状
態検知により、ページ替えローラ49の回転回数
が検知される。通常ページ替えローラ49が1回
転することにより1ページのページ替えが行なわ
れる。
固定回転シヤフト101にはモータ104が連
結されており、モータ104が矢印θ1,θ2方向に
回転することによりタイミングベルト105,1
06は矢印x1,x2方向に移送される。従つて、回
転スライドシヤフト28をはじめモータ108、
ページ替えローラ49、しやへい板109、光電
素子110の全体が矢印x1,x2向にスライドでき
る構造になつている。そして、順方向ページ替え
位置(ページ数番号が増える方向にページ替えを
行う位置)には前述した発行ダイオードとホトト
ランジスタ等からなる光電素子111が設けら
れ、逆方向ページ替え位置(ページ番号が減る方
向にページ替えを行う位置)には光電素子112
が設けられている。これらの素子がブロツク10
7を検知した状態において(ブロツク107によ
り遮光状態になつたとき)、タイミングベルト1
05,106は矢印x1,x2方向への移送が停止さ
れ、(モータ104が停止され)、順方向あるいは
逆方向ページ替え位置ローラ49がセツトされる
ように制御されている。
第5図はページ替え時にブラケツト90を揺動
させて搬送ローラを上げ下げする機構を示す側面
図である。本機構は第4図のタイミングベルト1
05,106間に実装される。
搬送ローラ2a,3a,2a′,3a′はブラケツ
ト90にシヤフト204によつて支持されてい
る。ブラケツト90は固定回転シヤフト50,5
1上に取付られ、一端をスプリング203により
引張られ、通帳9が搬送ローラ2,3と搬送ロー
ラ2a,3a,2a′,3a′の間に搬送されて来な
い場合は所定の押圧で接触し、両ローラ間に通帳
9が搬送された場合にはブラケツト90は固定回
転シヤフト50,51を中心に揺動できる構造を
なしている。固定回転シヤフト50,51は他の
搬送ローラ2,3,4,5を連動して回転するこ
とができる。固定回転シヤフト50,51の回転
はそれに固定されたギヤ208、およびブラケツ
ト90上のシヤフト205に取付られたアイドラ
ギヤ207を介して搬送ローラ2a,3a,2
a′,3a′のギヤ206へ伝達され、搬送ローラ2
a,3a,2a′,3a′が回転するようになつてい
る。
搬送ローラ2a,3a,2a′,3a′を搬送ロー
ラ2,3および通帳9に対して離脱または接触さ
せる機構は、ブラケツト90の外部に設けられた
固定回転シヤフト201上のカム202によつて
実現されている。シヤフト201には図示しない
モータが連結されている。このモータでカム20
2をシヤフト201を中心にした矢印θ3の方向に
回転させることにより、カム202がブラケツト
90をシヤフト50,51を中心にして揺動さ
せ、搬送ローラ2a,3a,2a′,3a′は通帳9
または搬送ローラ2,3から離脱することができ
る。シヤフト201に連結されたモータ(図示し
ない)の回転角を任意に制御することにより、搬
送ローラ2a,3a,2a′,3a′を通帳9または
搬送ローラ2,3からの離脱状態を連続的に行な
わせたり、再び通帳9および搬送ローラ2,3に
接触させたりすることが自由に行える。なお、ブ
ラケツト90の揺動駆動源はモータに限らず、ソ
レノイド等の手段によつても良い。
さて、明を元に戻して再び第1図を参照する。
通帳9の印字機構部24はプラテン7及び印字
ヘツド8が通帳9の印字行方向、即ちこの図面と
直角方向に移動して行毎に印字が施される。印字
中にあつては、ローラ3,4は制御部17より制
御されて通帳9を行単位に間欠送りし、改行す
る。また印字部24にセツトされる通帳9のペー
ジ識別コード26及び印字済み行を検出するため
に光学的検出器10が設けられ、この検出出力は
増幅・波形整形器18に送られる。
また、印字機構部24の下側には通帳9の磁気
ストライプ27に記録された情報を読み取り、及
び書き込むための磁気ヘツド11が設けられ、こ
の磁気ヘツド11の書込み、読み取り情報は磁気
制御回路16との間で転送される。
通常、挿入口1より通帳9が挿入されると、検
出器22の検出出力に呼応して制御部17の制御
によりローラ2,3,4,5が駆動されて、通帳
9は搬送路23を下方に搬送されるが、この通帳
9の下端を検出するために検出器26が設けられ
る。この検出器26によつて通帳9の下端が検出
されると、制御部17よりローラ2,3,4,5
の回転は一時停止される。停止した時丁度、その
時の通帳9のページ識別コード26が検出器10
より下に来る様な位置に、前記検出器26は設け
られる。
検出器10によつて検出されたページ識別コー
ド26及び印字済み行は増幅・波形整形器18で
増幅及び波形整形され、それらの値はレジスタ1
9にセツトされる。
一方、磁気ヘツド11により磁気ストライプ2
7から読み取られた磁気記録情報は磁気制御回路
16で、増幅、整形され、レジスタ20にセツト
される。尚磁気ストライプ27に情報を書き込む
場合には、上述と逆になる。
演算回路21はレジスタ20にセツトされた印
字すべきページ、印字済き行等の情報と、レジス
タ19にセツトされた実際に開ページされたペー
ジ識別コード、印字済み行等の情報に基づき演算
を行ない、その演算結果は制御部17及びカウン
タ80に送られる。また、磁気ストライプ27に
書き込むためにレジスタ20に送られる。具体的
に言えば、演算回路21は、磁気ストライプ27
に記録された情報に基いて、現に開ページされた
通帳9のページが正しいか否かのチエツク、及び
開ページされた通帳9が順次送りされた今回印字
すべき行を正しく設定するために現に印字された
行のチエツクを行なうものである。勿論、印字部
24で新らたなデータが行毎に遂次印字されると
演算回路21では印字済み行を順次加算し、この
値はレジスタ20にセツトされる。
前記カウンタ80は、所要のページ数のページ
めくり動作の終了を制御回路17で検知するため
に用いられるもので、ページ替えローラ49が一
回転するたびに、つまり1ページ分のページ替え
が行なわれるたびに、光電素子110(第4図)
からの検知信号によつて1だけカウントダウンす
る。通常は1ページだけページ替えするので、ペ
ージ替え動作の開始に先立つて演算回路21より
カウンタ80に1がセツトされる。ただし、後述
するような連結ページ替えの場合は、そのページ
数に相当する値がカウンタ80にセツトされる。
制御回路17は、ページ替え動作を開始した後、
カウンタ80の値が“0”になると、所要ページ
数分のページめくりが終了したと判断する。
つぎに、ページ替え動作について図面を参照し
ながら説明する。
まず、左右開き通帳を順方向(ページ番号の大
きくなる方向)へページ替えする動作について、
第6図によつて説明する。
制御回路17で通帳の順方向ページ替えが必要
と判断した場合、すなわち、印字処理の途中にお
いて、現ページの最終行まで印字し更に印字すべ
き情報が残つている場合や、挿入された通帳が所
定のページより前のページに開かれていた場合、
制御回路17は以下のような制御を行なつて順方
向ページ替え動作を実行させる。
先ず、搬送ローラ2〜5によつて通帳9を自動
ページ替え機構部40へ搬送し、搬送ローラ3,
3a,3a′に通帳9を挾持させた位置で搬送を停
止する。第6図イはその状態を示し、ページ替え
ローラ49は順方向ページ替えセツト位置に停止
している。
ついで、搬送ローラ2a,3aが取付られてい
るブラケツト90が固定回転シヤフト50,51
を中心に揺動させられ、左側の搬送ローラ2a,
3aは持ち上げられ通帳9から離脱させられる。
つまり、通帳9の紙葉15c側が搬送ローラによ
る拘束を受けない自由状態になる。この様になつ
た状態でレバー100が第1図のDCソレノイド
81の駆動によりシヤフト82を中心に揺動し、
通帳9を背後から前方に凸状にわん曲させる。こ
の状態でページ替えローラ49は回転スライドシ
ヤフト28がx6方向に回転させられることによ
り、紙葉15cが綴目9a側にめくり上げられ
る。この状態を第6図ロに示す。
ページ替えローラ49がさらに回転すると、紙
葉15cはそれ自体のバネ性によつて、第6図ハ
に示すようにページ替えローラ49の後方にはじ
き飛ばされる。ページ替えローラ49が完全に1
回転すると、カウンタ80の値が“0”になるの
で、(カウンタ80は予め“1”がセツトされて
いた)制御回路17はモータ108を停止させ
る。また制御回路17は、モータ108を起動し
てから設定時間を経過すると、DCソレノイド8
1を消勢し、レバー100を第6図ハに示す如く
後退位置に復旧させる。また改ページすべき紙葉
15cが第6図ハに示すようにめくられた時点
で、制御回路17は左端のブラケツト90と係合
するカム202を元の位置に回転させ、左側の搬
送ローラ2a,3aを通帳9に押圧させる。つい
で制御回路17は、右側のブラケツト90と係合
するカム202を回転させることにより、右側の
搬送ローラ2a′,3a′を通帳9から引き上げさせ
る。これにより、搬送ローラ2a′,3a′と通帳9
との十分な間隔ができる。なお、通帳9は左側の
搬送ローラ対で挾持されているので、移動するこ
とはない。
つぎに、制御回路17はモータ104をθ1方向
に回転させ、ページ替えローラ49をx1方向に摺
動させて逆方向ページ替え位置(光電素子111
より検知信号が出る)まで、移動させる。この移
動によつて、第6図ハにようにめくり上げられた
紙葉15cがなぎ倒され、綴目9aを境として反
対側の紙葉面に重ねられる。紙葉15cの端部は
引き上げられている搬送ローラ2a′,3a′の下に
入り込む。
なお、ページ替えローラ49は摺動時にx6方向
に回転させるようにしてもよい。このようにする
と、反対側の終葉に重ねられた紙葉15cをペー
ジ替えローラ49で上方より押えることになり、
紙葉15cの浮きを防ぐのに有効である。このよ
うなページ替えローラ49の回転は、制御回路1
7の制御手順を一部変更するだけで容易に実現で
きる。
ついで制御回路17は、右側のブラケツト90
と係合するカム202を元の位置まで回転させ、
右側の搬送ローラ2a′,3a′を通帳9に押し付け
させる。これで第6図ニに示す状態になり、1ペ
ージ分の順方向ページ替え動作を終了する。な
お、更にページ替えローラ49をx2方向へ摺動さ
せ、順方向ページ替え位置(光電素子112より
検知信号が出る)まで移動させてから、ページ替
え動作を終了させるようにしてもよい。
その後、ページ識別コード26が読み取られ、
ページ替えが正しく行なわれたかチエツクされ
る。そして正しいと判定されれば、印字動作に進
む。逆にページが誤つているいる場合は、改めて
順方向または逆方向へのページ替えが実行され
る。
以上は1ページの順方向ページ替え動作の説明
であつた。2ページ以上を連続して順方向にペー
ジ替えする動作は、第7図に示す如くである。
第7図イの状態(第6図イの状態と同じ)から
ページ替えローラ49を改ページ数(例えば3ペ
ージ)と同じ回数だけx6方向に連結して回転させ
る。これにより、第7図ロに示すように、連結し
たページの紙葉15c,15c′,15c″が次々に
めくり上げられる。そして、所定ページ数(カウ
ンタ80に予め、セツトされている)のページめ
くりが終了すると、カウンタ80の値が“0”に
なるので、制御回路17は前述したと同様の制御
を行なう。すなわち、第7図ニの状態となり、ペ
ージ替えを終了する。
逆方向へのページ替え動作、すなわちページ数
が減る方向へのページ替え動作と、順方向ページ
替え動作の相異は、最初にページ替えローラ49
を逆方向ページ替え位置にセツトすること、ペー
ジめくり時にページ替えローラ49をx5方向に回
転させること、右側の搬送ローラ2a′,3a′を先
に引き上げ、次に左側搬送ローラ2a,3aを引
き上げること、また、最終段階でページ替えロー
ラ49をx2方向へ摺動させることだけである。す
なわち、ページ替えローラの回転および摺動の方
向と搬送ローラ2a,3a,2a′,3a′の引き上
げ順序を逆にする以外は、順方向ページ替え動作
と同様である。この逆方向ページ替え動作の状態
遷移を第8図に示す。なお、逆方向ページ替え動
作においても、第8図ロの段階においてページ替
えローラ49を複数回連結して回転させることに
より、複数ページの連続的ページ替えが可能であ
ることは明らかである。
以上、本発明の一実施例について説明したが、
本発明はそれに限定されるものでなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形が許されるもの
である。
例えば、ページ替えローラの形状や個数、ペー
ジ替えローラを回転させる手段および摺動させる
手段は、前述したような目的を達成できる限り任
意に変更できる。また、搬送ローラはベルトに変
更することも許される。
さらに本発明は、左右開き通帳に限らず、同様
の冊子類全般の自動ページ替えの用途に広く適用
できる。
発明の効果 本発明は以上に述べた如くであり、左右開き通
帳等の冊子を、その綴目方向に搬送した状態で自
動ページ替えを行なうことができ、左右開き通帳
を扱う銀行業務処理装置等に好適な自動ページ替
え装置を実現できる。また本発明にあつては、通
帳等の冊子を停止した状態でページ替えが行なわ
れる。このため、ページ替え動作中に通帳等を移
動させる構成の従来装置に比較し、ページ替え動
作、特に複数ページの連続ページ替え動作を高速
化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による自動ページ替
え装置を含む銀行業務処理装置の概略構成を示す
側面図、第2図、第3図、および第4図は自動ペ
ージ替え機構部を拡大して示す平面図、正面図、
および斜視図、第5図はページ替え動作時に搬送
ローラを上げ下げする機構を示す側面図、第6図
は順方向ページ替え動作の説明図、第7図は複数
ページ分の連結した順方向ページ替え動作の説明
図、第8図は逆方向ページ替え動作の説明図、第
9図イおよびロは展開状態の左右開き通帳を示す
平面図および正面図である。 1……通帳挿入口、2〜5,2a,2a′,3
a,3a′……搬送ローラ、23……搬送路、28
……回転スライドシヤフト、49……ページ替え
ローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央に綴目を有する複数ページの冊子のペー
    ジ替えを自動的に行う自動ページ替え装置におい
    て、冊子の搬送路に設けられ、この搬送路内を冊
    子をあるページに開いた状態でその綴目方向に搬
    送する複数対の搬送ローラまたはベルトと、前記
    搬送路に設けられたページ替えローラと、このペ
    ージ替えローラを回転させる手段および摺動させ
    る手段とを具備し、冊子を前記ページ替えローラ
    の位置まで搬送して停止させた状態で、当該冊子
    のページ替えすべきページの紙葉の面に前記ペー
    ジ替えローラを接触させながら回転させ、当該紙
    葉を当該冊子の綴目側にめくり上げたのち、また
    はそれと同時に、前記ページ替えローラを該綴目
    を横切る方向へ摺動させることによりページ替え
    を行なうことを特徴とする自動ページ替え装置。 2 ページ替え動作中に、冊子を間に挾む位置に
    ある搬送ローラまたはベルトの対は選択的に一時
    的に冊子の狭圧を解除するようにして成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動ペー
    ジ替え装置。
JP57084753A 1982-05-21 1982-05-21 自動ペ−ジ替え装置 Granted JPS58203098A (ja)

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JPS58203098A JPS58203098A (ja) 1983-11-26
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JPS63230396A (ja) * 1987-03-19 1988-09-26 富士通株式会社 ページめくり装置

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