JPH0298503A - 折畳箱の箱詰方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、貼り合わされた牛乳カートン等の折り畳ん
だ箱の束（以下折畳箱束という）を段ボール箱に箱詰め
する方法及び装置に関する。

〔従来の技術〕

製函機より製造移送されてくる折畳箱束の箱詰作業を自
動的に行なうための装置としては、特開昭４９−８８２
６８、特開昭４９−４２４８７、特開昭５０−４２９８
４号公報などに記載のものが知られているが、現状では
多くは、デリバリ部よりさしみ状になって流れてくる折
畳箱を、人手で集積、分離して箱詰めを行なわれている
状態である。

〔発明が解決しようとする課題〕

折畳箱束の箱詰作業を自動的に行なうための装置として
知られているものは、装置が大掛かりになり、設置スペ
ースが広くなったり、複雑だったりして、既存の設備へ
の設置が困難であるなどの理由によりあまり利用されて
おらず、また、人手で集積、分離して箱詰めを行なおう
とすると、この労働は重労働であり、生産速度を上げよ
うとしてもこの作業がネックになり、製函機の能力を最
大限に活用できなかった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、区分けされた折畳箱束を予めクランプで両端
を把持されている仕切り紙上に搬送、位置決めし、箱詰
めの一段分がセットされたならば、左右のクランプをア
クチュエータにより押し出して接近させることにより、
折畳箱束の下部が仕切り紙に載置された状態のまま下方
に位置決めされている箱詰用箱に下降挿入され、その後
、クランプを左右同時に開いて仕切り紙を離すと、箱の
内面に沿って折畳箱束と仕切り紙が落下して箱詰めされ
るようにするものである。

また、仕切り紙の左右を初めに深くクランプし一 て徐々に把持を緩め、クランプ部分で滑りを生ぜしめる
ことにより、前記の場合と同様折畳箱束の下部が仕切り
紙に載置された状態のまま下方に位置決めされている箱
詰用箱に下降挿入するようにして箱詰めすることもでき
る。

〔作用〕

本発明によれば、区分けされた折畳箱束を予めクランプ
で両端を把持されている仕切り紙上に搬送した後、仕切
り紙の左右端を近づけ方向に移動させるようになってい
るので、仕切り紙上に載せられた折畳箱束の重みで折畳
箱束の下部が仕切り紙に載置された状態のまま下方に位
置決めされている箱詰用箱中に下降挿入して行くように
なり、最後に仕切り紙両端の把持を解放すると、折畳箱
束は仕切り紙により前後を包まれた状態で箱詰用箱内に
収納されるようになる。

〔実施例〕

この発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図は本発明による折畳箱の箱詰装置の平面図、第２
図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は同Ｂ−Ｂ断面図、
第４図は仕切り紙供給装置を示すもので、（、）は平面
図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は側面図、第５図は仕切り
紙供給装置の動作説明図、第６図は本発明による箱詰装
置の作業行程の説明図、である。

第１〜３図にしたがって説明するに、箱詰装置１の下部
に、箱詰用箱（段ボール箱）２を搬送して所定の位置に
位置決めプレート３（出没可能とされである）により位
置決めして停止させるベルトコンベア４が設けられてお
り、その上部には、仕切り紙供給装置５と、これより供
給される仕切り紙６の左右両端を把持する把持爪７を備
えた把持装置８が設けられている。なお、符号４ａは段
ボール箱２の案内ガイドである。

この仕切り紙把持装置８は段ボール箱２の上部に位置し
、その左右両側にシリンダ９により移動可能とされた把
持爪７が設けられている。

仕切り紙供給装置５は、第４図、第５図に示すように、
仕切り紙６を収納している収納部１０と、その下面より
上下移動可能なシリンダｌｌａ先端に取付けられたバキ
ュームパッド１２で仕切り紙６を一枚づつ吸着し、シリ
ンダｌｌｂで把持爪７に供給する移送部１１で構成され
ている。なお、符号１０ａはゲート、１０ｂは仕切り紙
ガイドである。

製函機より搬送され所定枚数に区分は分離された折畳箱
束１３は、適宜搬送装置により、第６図■に示すように
、把持装置８の把持爪７によりその左右端を把持されて
水平状態に保たれた仕切り紙６上にガイド１４に沿って
搬送位置決めされる。なお、搬送装置の例としては先に
出願しである特願昭６３−１９１６０４号「折畳箱の箱
詰装置」において用いられているものを使用すればよい
。

次に、本発明による装置の作動について説明する。

第５図は仕切り紙６の供給過程を示し、第６図は折畳箱
束１３の箱入れ過程を示すもので、第５図■〜■に示す
ように、シリンダｌｌａにより上昇させられたバキュー
ムパッド１２で仕切り紙収納部１０下面隙間１０ｃより
最下面の仕切り紙６を吸着して、ゲート１０ａ下端より
シリンダｌｌｂの作用により左右に２個宛膜けられであ
る解放状態の把持爪７．７間に仕切り紙６を移動させ、
前記把持爪に７より仕切り紙６の両端を把持させた後、
バキュームパッド１１による吸着を解いてシリンダｌｌ
ａ、ｌｌｂを弓っ込めて始めの状態に戻す。

即ち、第６図■のように、コンベアベルト４により所定
位置に搬送された段ボール２の左右上部に設けられた仕
切り紙把持装置８の解放状態にある把持爪７に、第６図
■に示す状態に仕切り紙６を移送把持させた後、■に示
すように折畳箱束１３をガイド１４で案内して仕切り紙
６上に載置する。

次に、シリンダ９．９により左右の把持爪７．７を接近
する方向に変位させると、■、■に示すように、折畳箱
束１３の前後下端部分で仕切り紙６が折り曲がり、仕切
り紙６上に載置された状態で折畳箱束１３が段ボール２
の開口部に向かって降下する。仕切り紙６の下端が段ボ
ール２開口に少し入りかかった時に、左右の把持爪７．
７による把持を解放すると、■、■に示すように、折畳
箱束１３が仕切り紙６で一部包まれた状態で箱詰めが行
なわれたことになる。そこで、■〜　のように更に同様
の作業を繰り返して箱詰作業を行なう。なお、箱詰作業
が折畳箱束の一束だけの作業で終りの場合は、■〜■に
示す行程だけでよいが、更に複数段の箱詰めを行なう場
合は同じような作業を繰返し行なえばよい。

なお、上記実施例においては、把持爪７の変位を左右よ
り行なわせているが、片方を変位させずに固定して他の
把持爪のみを移動させるようにしても同様に箱詰を行な
うことが可能である。

さらに、変形実施例として、把持爪７、７による仕切り
紙６の把持を、縁部分でなくもっと深い部分を把持させ
るようにして、把持爪を変位させることなく、把持力を
次第に減少させて仕切り紙６と把持爪７との間に滑りを
生せしめることにより、仕切り紙６上に載置された状態
の折畳箱束１３を段ボール２の開口部に向かって降下さ
せるようにすることもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、両端を把持爪により把持された仕切り
紙６上に載置された状態の折畳箱束１３を、段ボール２
の開口部に向かって徐々に降下させることにより箱詰作
業が行なわれるようになっているので、折畳箱束や段ボ
ールを傷付けることなく箱詰作業を確実に行なうことが
でき、しかも簡単な装置構成で各種箱詰作業が可能とな
り、箱詰作業の能率向上従って製函機の生産速度をも向
上させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による折畳箱の箱詰装置の平面図、第２
図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は同Ｂ−Ｂ断面図、
第４図は仕切り紙供給装置を示すもので、（ａ）は平面
図、（ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図、第５図は仕切り
紙供給装置の動作説明図、第６図は本発明による箱詰装
置の作業行程の説明図、である。 １・・・・箱詰装置、　　　　２・・・・段ボール箱、
３・・・・位置決めプレート、４・・・・ベルトコンベ
ア、５・・・・仕切り紙供給装置、６・・・・仕切り紙
、７・・・・把持爪、　　　　　８・・・・把持装置、
９・・・・シリンダ、　　　　ｌＯ・・・・仕分は紙収
納部、１１・・・・移送部、　　　　　ｌｌａ、ｌｌｂ
・・・・シリンダ、１２・・・・バキュームパッド、１
３・・・・折畳箱束、１４・・・・ガイド。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）箱詰用箱の上部に、左右を把持した状態で包用紙
   を位置させた後、該仕切り紙上に区分けされた折畳箱束
   を載置し、その左右把持部を相近づく方向に移動するこ
   とにより仕切り紙により支えられた状態で折畳箱束下側
   を箱詰用箱に向って下降させてから、左右の把持を解放
   して折畳箱束を箱詰用箱中に挿入するようにしたことを
   特徴とする折畳箱の箱詰方法。
2. （２）箱詰用箱の上部に左右を深く把持した状態で仕切
   り紙を位置させた後、該仕切り紙上に区分けされた折畳
   箱束を載置し、その左右把持部による把持力を徐々に減
   少して把持部と仕切り紙との間に滑りを生ぜしめて仕切
   り紙を繰り出すようにすることにより、仕切り紙により
   支えられた状態で折畳箱束下側を箱詰用箱に向って下降
   させ、最後に左右の把持より解放して折畳箱束を箱詰用
   箱中に挿入するようにしたことを特徴とする折畳箱の箱
   詰方法。
3. （３）箱詰用箱の上部に設けられた仕切り紙の左右を把
   持解放可能で且つ接近可能とした把持機構と、その把持
   機構により左右を把持された仕切り紙上に区分けされた
   折畳箱束を給送する給送機構とを設け、前記給送された
   折畳箱束を載置した仕切り紙の左右把持部を近接する方
   向に変位させて折畳箱束下側を箱詰用箱内部に降下挿入
   させた後、前記左右把持を解放するよう構成したことを
   特徴とする折畳箱の箱詰装置。
4. （４）仕切り紙の左右把持部の一方のみを他の把持部に
   向かって近接するよう変位させるようにしてなる請求項
   第３項記載の折畳箱の箱詰装置。
5. （５）箱詰用箱の上部に設けられた仕切り紙の左右を深
   く把持するとともに徐々にその把持力を減少して仕切り
   紙との間に滑りを生ぜしめ得るようにした把持機構と、
   その把持機構により左右を把持された仕切り紙上に区分
   けされた折畳箱束を給送する給送機構とを設け、前記給
   送された折畳箱束を載置した仕切り紙の左右把持部の把
   持力を徐々に弱めることにより両側把持部より仕切り紙
   を繰り出して折畳箱束下側を箱詰用箱内部に降下挿入さ
   せた後、前記左右把持を解放するよう構成したことを特
   徴とする折畳箱の箱詰装置。