JPH0295378A - ポンプ付貯血槽 - Google Patents

ポンプ付貯血槽

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JPH0295378A
JPH0295378A JP63247045A JP24704588A JPH0295378A JP H0295378 A JPH0295378 A JP H0295378A JP 63247045 A JP63247045 A JP 63247045A JP 24704588 A JP24704588 A JP 24704588A JP H0295378 A JPH0295378 A JP H0295378A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、患者の静脈から脱血した血液を一時的に貯溜
して除泡するポンプ付貯血槽及びこの貯血槽を用いた人
工肺装置に関する。
[従来の技術] 一般に、人工肺を用いた体外血液循環においては、ブラ
イミング操作や循環中の安全性に対して回路中の空気の
除去が大きな課題となっている。
従来、この種の体外面液循環を行う人工肺装置において
は、例えば特開昭58−99968号公報、特開昭59
−228849号公報あるいは特開昭61−10345
1号公報等に開示されているように、人体の静脈ライン
から脱血ラインを経て脱血した静脈血を貯血槽内に一時
的に貯溜して除泡し、この貯血槽内の除泡された脱血液
をポンプを介して人工肺、または熱交換器付人工肺に送
血するとともに、この人工肺で酸素化され血液処理され
た血液を送血ラインを経て再び人体の動脈ラインに返血
させてなる構成を有するものがある。
ところで、このような従来の人工肺装置にあっては、患
者の心臓手術が終わると、体外循環する血液量を順次減
らしながら血液の流れを心臓の動きに移行させて行き、
また、血液回路中に若干残る血液も人体に戻す必要があ
る。この場合、遠心ポンプを使用する際に、静脈ライン
をクランプで閉じて、遠心ポンプの作動により残血を送
り出している。そして、特に、貯血槽と遠心ポンプとは
別体となっており、しかもそれらの間の送血ラインをチ
ューブで接続しているのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このように貯血槽と遠心ポンプとの間の
送血ラインをチューブにより接続すると、プライミング
特性やポンプの前負荷にとって悪影響を及ぼすばかりで
なく、また、遠心ポンプは、貯血槽内が空になったとき
のように大量の空気が入って来ると、空転してポンプ機
能を失うことで、空気の送出を防ぐ利点があるが、実際
には、ポンプの吸引口側に入った空気を抜(ことができ
ず、これによって、直ちに循環再開ができないために、
結局、大きなダメージを生体に与えてしまうといった危
険性があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところは、プライミングが簡単で、かつ
ブライミング量が少なく、シかも安全性を高めることが
できるようにしたポンプ付貯血槽及び該貯血槽を用いた
人工肺装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明に係るポンプ付貯血
槽は、貯血槽本体の下部に開口させた血液導出口に、回
転駆動軸が鉛直方向に設けられるとともに血液流入口及
び血液流出口を備えてなる遠心ポンプの血液流入口を直
結させたことを特徴とする。また、本発明に係る人工肺
装置は、前記貯血槽本体の血液導入口側に熱交換器付人
工肺を連結したことを特徴とする。さらに、本発明に係
る人工肺装置は、前記ポンプ付貯血槽における遠心ポン
プの血液流出口側に人工肺を連結したことを特徴とし、
この場合、前記貯血槽本体下方に熱交換部を備えてなる
ことが好ましい。
[作 用] すなわち、本発明に係るポンプ付貯血槽及び該貯血槽を
用いた人工肺装置は、上記の構成とすることによって、
遠心ポンプの前負荷が減少し、しかもポンプ内に空気が
入り込んでも、空気を真上の貯血槽本体内に容易に逃す
ように働く。また、体外循環中において、−旦、貯血槽
本体内が空になっても、貯血槽本体内の液面が回復すれ
ば直ちに空気抜きが行われ、循環が再開可能になる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明の第1の実施例に係るポンプ付貯血槽を
用いてなる人工肺装置の全体構成を概略的に示すもので
ある。図中、lは例えば容量が5000m12の貯血槽
である。この貯血槽1は、その下端に血液導出口2が開
口し、この血液流出口2には遠心ポンプ3が一体に設け
られている。
この遠心ポンプ3は、駆動モータ4で回転駆動する回転
駆動軸5が鉛直方向に支持され、かつ、その上部に吸入
口6を開口させてなるとともに、この吸入口6を貯血槽
1の血液流出口2に臨ませて直結されている。
そして、上記遠心ポンプ3の血液流出ロアは、人体Pの
動脈ライン(図示せず)に送血ラインである送血チュー
ブを8を介して接続されるようになっている。一方、貯
血槽lには、人体Pの静脈ライン(図示せず)に脱血ラ
インである脱血チューブ9を介して接続された熱交換器
付人工肺lOが一体に組込まれ、この熱交換器付人工肺
lOを通して、人体Pの静脈ライン(図示せず)から脱
血チューブ9を介して脱血された静脈血を酸素化し血液
処理した後、上記貯血槽1内に一時的に貯溜して除泡し
得るようになっている。
すなわち、熱交換器付人工肺lOは、脱血ライン9が接
続される血液流入口1)aを有する熱交換器1)と、こ
の熱交換器1)の上流側に設けた人工肺本体12とから
なる一体構造を有し、脱血ライン9を経て脱血された人
体Pの静脈ライン(図示せず)からの静脈血を熱交換器
1)に送血して温度調整を行った後、人工肺本体12に
送血するようになっている。この人工肺本体12として
は、例えば第2図に図示されている中空糸膜からなる一
般的な構造のものが用いられる0図中、21はハウジン
グであり、このハウジング21は筒状本体22の両端部
に環状の取付カバー23゜24が取付けられている。ハ
ウジング1内には、全体に広がって多数、例えば10,
000〜60.000本の所定の割合で捲縮の付けられ
た多孔性中空糸膜25がハウジング21の軸方向に沿っ
て並列的に相互に離間配置されている6そして、この多
孔性中空糸膜25の両端部は、取付カバー23.24内
においてそれぞれの開口が閉塞されない状態で隔壁26
によりそれぞれ液密に支持されている。
また、各隔壁26は、多孔性中空糸膜25の外周面とハ
ウジング21の内面と共に血液室27を構成し、かつ多
孔性中空糸膜25の内部に形成される酸素含有ガス流通
空間(図示しない)と血液室27を隔離するものである
。ハウジング21の一端部付近の側壁には血液を供給す
る血液流入口28が設けられており、また、ハウジング
21の他端部付近の側壁には血液を排出する血液流出口
29が設けられている。そして、ハウジング21の筒状
本体22の内面には、軸方向の中央に位置して突出する
テーパ状の絞り用拘束部30が設けられている。この絞
り用拘束部30は筒状本体22の内面に筒状本体22と
一体に形成されており、筒状本体22内に挿通される多
数の多孔性中空糸膜25からなる中空糸束31の外周を
締め付けるようになっている。これにより、中空糸束3
1は軸方向の中央において絞り込まれ、絞り部32を形
成している。したがって、多孔性中空糸膜25の充填率
は軸方向に沿う各部において異なり、中央部分付近にお
いて最も高くなっている。
また、取付カバー23.24にはそれぞれ酸素含有ガス
導入口33及び酸素含有ガス導出口34が形成されてい
る。なお、上記多孔性中空糸膜25としては、多孔性ポ
リオレフィン系樹脂、例えばポリプロピレン、ポリエチ
レンといった樹脂からなるマイクロポーラス膜が用いら
れている。
そして、上記人工肺本体12の血液流出口29は、前述
の貯血槽lの血液導入口(図示せず)に連結されていて
、人工肺本体12で酸素化された血液を貯血槽1内に導
入させるようになっている。
上記のように貯血槽1と遠心ポンプ3との間を直結した
本実施例のポンプ付貯血槽によれば、例えば比較例とし
て貯血槽lと遠心ポンプ3との間を内径が10mm、長
さが50cmのチェーブで接続して送血ラインを形成し
た場合のときより、プライミング量を40rnI2も減
少させることができ、また、ブライミング操作も簡単に
行うことができた。さらに、循環中に、−旦貯血槽l内
の血液を空にしてから、再び血液を導入して循環を再開
するまでの様子でも、本実施例の人工肺装置では、遠心
ポンプ3内の空気が自然に抜けて直ちに再開することが
できた。
第3図は本発明の第2の実施例を示すものである。本実
施例では、第1の実施例と同様に、遠心ポンプ3の血液
流入口6を貯血槽1の下部に設けた血液導出口2に直結
させるが、遠心ポンプ3の血液流出ロアと熱交換器付人
工肺31との間を連通させている。
熱交換器付人工肺31としては、例えば特開昭58−8
6171号公報に開示されたような熱交換器内蔵中空糸
型人工肺が用いられる。すなわち、この熱交換器付人工
肺31は、中空糸の内側に血液を流すものであり、ある
程度の圧力を必要とするので、遠心ポンプ3を人工肺3
1の前に配置したものである。本実施例の人工肺装置に
あっては、人体Pの静脈ラインからの静脈血は貯血槽1
内に一時的に貯血され除泡された後、遠心ポンプ3によ
り熱交換器付人工肺31に送血され、ガス交換が行われ
た後、人体Pの動脈ラインに返血される。
また、第4図は本発明の第3の実施例を示すものである
。本実施例では、第1の実施例と同様に、遠心ポンプ3
の血液流入口6を貯血槽32の下部に設けた血液導出口
34に直結させるが、さらに遠心ポンプ3の血液流出ロ
ア側に人工肺35を連結して貯血槽32.遠心ポンプ3
及び人工肺35を一体構造としたものである。また、貯
血槽32の下部には熱交換器33が設けられている。す
なわち、人体Pの静脈ラインから脱血した静脈血を一時
的に貯溜するとともに温度調節を行った後に、遠心ポン
プ3を経て人工肺35に送血し、ガス交換を行った後に
人体Pの動脈ラインに変面させるものである。なお、3
6.37はそれぞれ熱交換部33における給水口及び排
水口を示している。
上記第2.第3の実施例による人工肺装置においても、
第1の実施例と同様に、ブライミング量を減少させるこ
とができるとともに、ブライミング操作も簡単に行うこ
とができ、さらに血液循環中に一旦貯血槽1.32内の
血液を空にしてから再び血液を導入して循環を再開する
までの様子でも、遠心ポンプ3内の空気が自然に抜けて
直ちに再開することができた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、貯血槽本体の下部
に開口させた血液導出口に、回転駆動軸が鉛直方向に設
けられた遠心ポンプの血液流入口を直結させてポンプ付
貯血槽を構成するとともに、このようなポンプ付貯血槽
に人工肺を組込んで人工肺装置を構成することにより、
人体の静脈ラインから脱血した静脈血を酸素化し一時的
に貯溜して除泡するとともに、動脈ラインに返血させる
ようにしたので、遠心ポンプの前負荷が減少し、しかも
ポンプ内に空気が入込んでも、空気を真上の貯血槽本体
内に容易に逃すことができ、このためブライミング特性
を向上させることができ、ブライミング量の削減化を図
ることができる。また、体外循環中において、−旦貯血
槽本体内が空になっても、貯血槽本体内の液面が回復す
れば、直ちに空気抜きが行われて循環を再開することが
でき、これによって生体へのダメージを与えることがな
く、安全であるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係るポンプ付貯血槽を
用いた人工肺装置の概略的説明図、第2図は第1図の装
置の人工肺本体を取出して示す断面図、第3図及び第4
図はそれぞれ本発明の第2.第3の実施例に係る人工肺
装置の概略的説明図である。 1.32・・・貯血槽、     2・・・血液導出口
3・・・遠心ポンプ、      5・・・駆動モーク
ロ・・・回転駆動軸、      7・・・血液流出口
8・・・送血ライン(送血チューブ) 9・・・脱血ライン(脱血チューブ) to、31・・・熱交換器付人工肺

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)貯血槽本体の下部に開口させた血液導出口に、回
    転駆動軸が鉛直方向に設けられるとともに血液流入口及
    び血液流出口を備えてなる遠心ポンプの血液流入口を直
    結させたことを特徴とするポンプ付貯血槽。
  2. (2)請求項1記載の貯血槽本体の血液導入口側に熱交
    換器付人工肺を連結したことを特徴とする人工肺装置。
  3. (3)請求項1記載のポンプ付貯血槽における遠心ポン
    プの血液流出口と熱交換器付人工肺とを連通させてなる
    ことを特徴とする人工肺装置。
  4. (4)請求項1記載のポンプ付貯血槽における遠心ポン
    プの血液流出口側に人工肺を連結したことを特徴とする
    人工肺装置。
  5. (5)前記貯血槽本体下方に熱交換部を備えてなる請求
    項4記載の人工肺装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417861A (ja) * 1990-05-11 1992-01-22 Ube Ind Ltd 血漿採取装置
WO1993007957A1 (en) * 1991-10-23 1993-04-29 Hisateru Takano Apparatus for exchanging substances

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WO1993007957A1 (en) * 1991-10-23 1993-04-29 Hisateru Takano Apparatus for exchanging substances
US5395525A (en) * 1991-10-23 1995-03-07 Hisateru Takano Apparatus for exchanging substances

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