JP2008068129A - 体内留置型浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】血液浄化の際、血液の体外循環による患者への負担を軽減し、また治療のための操作性が向上し簡易に血液浄化療法を行うことができ、さらに小型で脳内血管もしくは脳室または肝臓等の実質臓器に直接挿入可能な体内留置型浄化装置を提供する。
【解決手段】体内留置型浄化装置1は、中空糸膜2、2’を複数束ねて構成した中空糸膜束3と、中空糸膜束3の一端側に設けられ、中空糸膜束3に処理液を供給する供給口51と、中空糸膜束3の一端側に設けられ、中空糸膜束3からの処理液を排出する排出口91と、中空糸膜束3の他端側に設けられ、処理液を貯留する貯留部7とを有し、中空糸膜束3は、その一部の中空糸膜2の内腔部21が供給口51と貯留部7とに連通する供給ライン32aと、供給ライン32aを除く残部の中空糸膜2’の内腔部21’が貯留部7と排出口91とに連通する排出ライン32bとを有し、これらのラインでは処理液の流れ方向が異なる。
【選択図】図3

Description

本発明は、血管等の体内留置型の浄化装置に関するものである。
従来、血液浄化法として血液濾過、血液透析濾過、血液透析等が広く臨床に応用されてきた。
血液濾過は、細孔を有する膜を用いてその膜間にかけた圧力差により除去すべき物質(毒素物質)を含む血漿成分を膜の細孔を通じて血液側から他の側へ移動させ除去する方法である。膜の細孔を通過する物質(毒素物質)は、それ自身の大きさと細孔の大きさによって規制され、膜のふるいにより選択的除去を可能にするものである。血液濾過では通常、濾過により除水された分、電解質等が調整された補充液を患者に補給することが必要である。
血液透析は、半透膜を介して一方に血液、他方に電解質等が調整された透析液を流し、半透膜を境にして血液と透析液の溶質(物質)の濃度差から生じる拡散現象を利用して、血液中の毒素物質を除去する方法である。
血液透析濾過は前記血液透析と血液濾過を同時に行う療法であり、血液濾過と同様に通常、患者に補充液を補給する必要がある。
これらの血液浄化法は、通常血液を一旦体外へ取り出して処理する療法、すなわち体外循環療法であるため、患者にとっては体内の血液循環量が減少することにより、循環器系への負担が大きい。また、血液流量や単位時間あたりの溶質除去量をあまりに高く設定した場合、患者に過大な負担をかけることになる。
さらに、体外循環回路の設置、プライミング操作、血液循環装置や透析液還流装置の取扱い等の治療のための操作が多く複雑であった。
このため、長時間をかけて患者から徐々に毒素物質を除去する持続的血液浄化療法がICU、CCU等の集中治療室において施行されていた。
しかし、持続的血液浄化療法は治療操作が煩雑であるという問題があった。また、装置が大型であり、微細な脳内血管等における血液浄化には適さないものであった。
本発明の目的は、特に上述のような重篤の患者に対して、血液の体外循環による負担を軽減し、治療のための操作性を改善し、簡易に血液浄化療法を行うことができる体内留置型浄化装置を提供することにある。
さらに小型で、脳内血管等の複雑で微細な血管においても血液浄化を可能とする体内留置型浄化装置を提供することにある。
また、肝臓等の実質臓器に直接挿入して組織液等の体液の浄化を行うことができる体内留置型浄化装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(16)の本発明により達成される。
(1) 血管内に留置し、該血管内において血液中の特定物質を選択的に分離・除去する体内留置型浄化装置であって、
外周面が血液と接触可能な複数本の中空糸膜を束ねて構成した中空糸膜束と、
前記中空糸膜束の一端側に設けられ、該中空糸膜束に処理液を供給する供給口と、
前記中空糸膜束の一端側に設けられ、該中空糸膜束からの前記処理液を排出する排出口と、
前記中空糸膜束の他端側に設けられ、前記処理液を一時的に貯留する貯留部とを有し、
前記中空糸膜束は、その一部の前記中空糸膜の内腔部が前記供給口と前記貯留部とに連通する供給ラインと、該供給ラインを除く残部の前記中空糸膜の内腔部が前記貯留部と前記排出口とに連通する排出ラインとを有し、前記供給ラインと排出ラインとで、前記処理液の流れ方向が異なるよう構成されていることを特徴とする体内留置型浄化装置。
(2) 前記処理液は、前記供給口から前記貯留部に向かって流れる際には前記供給ラインを通過し、前記貯留部から前記排出口に向かって流れる際には前記排出ラインを通過する上記(1)に記載の体内留置型浄化装置。
(3) 前記供給ラインは、前記中空糸膜束の中心部に位置し、前記排出ラインは、前記中空糸膜束の外周部に位置している上記(1)または(2)に記載の体内留置型浄化装置。
(4) 前記中空糸膜束の一端側には、外管および内管で構成された二重管構造をなす部分が設けられており、前記外管および前記内管のうちの一方が前記供給口を構成し、他方が前記排出口を構成する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
(5) 前記内管が前記供給口を構成し、前記外管が前記排出口を構成する上記(4)に記載の体内留置型浄化装置。
(6) 前記内管は、その前記中空糸膜束から遠い部分の内径が、前記中空糸膜束に近い部分の内径よりも縮径したものである上記(4)または(5)に記載の体内留置型浄化装置。
(7) 前記外管は、その前記中空糸膜束から遠い部分の内径が、前記中空糸膜束に近い部分の内径よりも縮径したものである上記(4)ないし(6)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
(8) 前記中空糸膜束の一端側には、管状をなし、その内部空間を径方向に2つの空間に区画する隔壁を有する管状部が設けられており、該管状部の前記区画された2つの空間のうちの一方の空間を形成する部分が前記供給口を構成し、他方の空間を形成する部分が前記排出口を構成する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
(9) 前記隔壁は、前記内部空間を2等分している上記(8)に記載の体内留置型浄化装置。
(10) 前記管状部は、その前記中空糸膜束から遠い部分の内径が、前記中空糸膜束に近い部分の内径よりも縮径したものである上記(8)または(9)に記載の体内留置型浄化装置。
(11) 前記中空糸膜の内径が10〜250μmである上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
(12) 前記中空糸膜の膜厚が1〜60μmである上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
(13) 前記中空糸膜の限外濾過率が5〜300ml/hr/m/mmHgである上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
(14) 前記中空糸膜の全長が10〜100cmである上記(1)ないし(13)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
(15) 前記中空糸膜の総膜面積が0.05cm〜3mである上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
(16) 前記各中空糸膜は、それぞれ、伸縮性を有する上記(1)ないし(15)のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
以上述べたように、本発明の体内留置型浄化装置によれば、血液等の体液が体外を循環することがないため患者への負担を大幅に軽減することができる。また、血液浄化の際の操作性が向上し、迅速かつ適確な治療が可能となるためICU、CCU等に入室する重篤な患者に対しても有効な治療を施すことができる。
また、装置が小型であるため脳内血管もしくは脳室または肝臓等の実質臓器に直接挿入して体液の浄化を行なうことが可能となり、治療手段として選択の幅を拡大することができる。
さらに、ベッドサイドの空間を広く占領することがなく、同時に並行して行われる他の治療の妨げにならない。
以下、本発明の体内留置型浄化装置を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は、体内留置型浄化装置(血管内留置型血液浄化装置)の第1参考例を示す側断面図、およびA−A線断面図である。
図に示すように、体内留置型浄化装置1(以下「装置1」という)は、血管内に留置し、該血管内において血液中の特定物質を選択的に分離・除去するものであって、外周面が血液と接触可能な少なくとも1本の中空糸膜2(中空糸膜束3)と、中空糸膜2の内腔部21に処理液を供給する供給口51と、中空糸膜2の内腔部21を通過した処理液を排出する排出口91とを有するものである。
図1に示す装置1に用いられる中空糸膜2としては、膜の内外を連通する多数の細孔を有するマイクロポーラス膜であって、分画分子量が10,000〜60,000ダルトンであるものが好ましい。
このような中空糸膜2の構成材料としては、生体的適合性を有し、血液浄化に使用可能なものであれば特に限定されず、例えば、再生セルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース等のセルロース系、ポリスルホン系、ポリアクリロニトリル系、ポリメチルメタクリレート系、エチレンビニルアルコール共重合体系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系等の合成高分子系材料からなる中空糸が好適である。また、必要により親水性を付与して用いることができる。また、中空糸膜表面に生体(血液)適合性を有する高分子化合物を被覆して用いることもできる。
さらに、中空糸膜2を血管内で均一に血液と接触させるため、中空糸膜2に伸縮性を付与する加工を施してもよい。このような加工としては例えばクリンプ、カール等が挙げられる。
このような中空糸膜2の内径は、10〜250μmであることが好ましく、50〜230μmがより好ましく、70〜210μmがさらに好ましい。内径が小さ過ぎると処理液が内腔部を流通する際の内壁にかかる圧力が過大となるおそれがあり、また一方、内径が大き過ぎると装置1が大型化し、血管内に安全に挿入・留置することが困難になる。
また、中空糸膜2の膜厚が1〜60μmであることが好ましく、5〜50μmがより好ましく、10〜45μmがより好ましい。膜厚が小さ過ぎると中空糸膜の強度が小さくなるおそれがあり、また、膜厚が大き過ぎると血液浄化装置が大型化し、血管内に安全に挿入・留置することが困難になる。
さらに、中空糸膜2の限外濾過率は5〜300ml/hr/m2 /mmHg程度であることが好ましい。限外濾過率が小さ過ぎると血液浄化効率が低下するおそれがあり、一方、限外濾過率が大き過ぎると、血中からの除水量が大きくなり身体への負担が大きくなるおそれがある。
この中空糸膜2(中空糸膜束3)の総膜面積(外表面の膜面積)は、留置対象となる血管の太さ、部位等により適宜設定されるが、0.05cm〜3mであることが好ましい。例えば下大静脈の場合には、0.05〜3mが好ましく、0.1〜2mがより好ましく、0.1〜1mがさらに好ましい。また、脳内血管もしくは脳室または肝臓、腎臓等の実質臓器に直接挿入して用いる場合には0.05〜100cmであることが好ましく、0.1〜50cmがより好ましく、1〜20cmがさらに好ましい。
さらに中空糸膜2(中空糸膜束3)の全長は10〜100cmであることが好ましい。特に下大静脈に適用する場合には10〜80cm程度が好ましく、20〜70cmがより好ましく、30〜60cmがさらに好ましい。脳内血管もしくは脳室または肝臓、腎臓等の実質臓器に直接挿入して用いる場合には、30〜100cm程度であることが好ましく、50〜80cmがさらに好ましい。中空糸膜束3が短か過ぎると血液浄化作用を十分に得るための膜面積を確保することが困難になり、また、長過ぎると血管内に安全に挿入・留置することが困難になる。
中空糸膜2は、少なくとも1つの固定部材8により固定・保持され、場合により複数の中空糸膜2を束ねて中空糸膜束3を形成する。図1に示す構成(図2〜図5についても同様)では、複数の中空糸膜2を束ねて中空糸膜束3が形成されている。
固定部材8は中空糸膜2の両端部付近で樹脂材料を硬化させて形成される。各中空糸膜2は固定部材8を貫通し、後述する供給口51および排出口91に連通している。
この固定部材8の構成材料は特に限定されないが、ポリウレタン、ポリエステル等の変性しない樹脂材料で構成されていることが好ましい。
中空糸膜2の一端側の固定部材8に、内腔部21に処理液を供給するための供給口51が液密に接合されている。該供給口51にはある程度の容積をもつ供給ポート5が形成されている。この供給ポート5は、供給口51と中空糸膜2の開口端部とを連絡する連絡手段として機能する。また、供給口51から供給された処理液を各中空糸膜2に均等に分配する分配手段としても機能する。
供給ポート5の形状は、その外径が供給口51から固定部材8の端面まで外径が漸次変化する形状であることが好ましい。これにより、図1に示す装置1の血管内へ挿入および抜去を安全に行なうことができる。
供給ポート5の構成材料としては特に限定されず、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、シリコン等の樹脂材料を用いることができるが、ポリウレタン等の抗血液凝固性を有する樹脂が好ましい。
なお、供給ポート5の固定部材8への接合方法は特に限定されず、該固定部材8と一体成形されたものであっても、別部材であってもよい。別部材の場合、固定部材8との接合方法は、接着剤による接着、熱融着等が挙げられる。
ここで、中空糸膜2を通過する特定物質とは、病因子となる物質を意味し、例えば、尿素、アンモニア、β−ミクログロブリン、ミオグロビン、クレアチニン等が挙げられる。また、処理液とは、血液浄化のために用いられる生理食塩水、電解質等のバランスを調整した液を意味し、例えば、透析液、電解液、補充液等が挙げられる。
一方、他端側の固定部材8には、内腔部を通過した処理液を排出する排出口91が液密に接合されている。排出口91は前記供給口51と同様に排出ポート9が形成されている。排出ポート9は、排出口91と中空糸膜2の開口端部とを連絡する連絡手段として機能する。
このように、図1に示す装置1では、供給口51を中空糸膜2の一端側に設け、排出口91を他端側に設けることにより、処理液は内腔部21を一方向に通過することとなり、処理液の圧力損失を抑制することができる。また、中空糸膜2を隔てて血液と接触した処理液と未接触の血液とが混じり合うことがなく、効率の良い血液浄化を行うことができる。
排出ポート9の形状は、上述した供給ポート5と同様に、その外径が排出口91における外径から中空糸膜束3の端面の外径まで漸次変化する形状であることが好ましい。これにより、図1に示す装置1の血管内へ挿入および抜去を安全に行なうことができる。
排出ポート9の構成材料としては、上記供給ポート5と同様のものを用いることができ、供給ポートと異なる材質から構成されていてもよい。
また、固定部材8との接合方法としては、上記供給口51と同様のものが挙げられる。
以上、血液浄化の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、中空糸膜を肝臓等の実質臓器に直接挿入して組織液等の体液の浄化を行なう場合にも用いることができる。
次に、第1参考例の装置1の作用について説明する。血液透析、血液透析濾過に用いる場合には、処理液は供給口51から供給ポート5に流入する。供給ポート5内が処理液で満たされると、処理液は圧力により中空糸膜2の内腔部21に供給される。処理液は内腔部21を通過しながら、中空糸膜2に形成された細孔を隔てて接触し、血液中の不要物質等の特定物質を分離・除去する。そして、中空糸膜2の他端側に形成された排出口91を経て体外へ排出される。
血液濾過に用いる場合、処理液を排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から処理液を内腔部21に充填した後、血液濾過を行なう。膜間圧力により中空糸膜2の内腔部21内に移動した特定物質を前記処理液と共に排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から排出される。
または処理液を用いることなく、中空糸膜2に陰圧をかけ、濾液を排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から吸引排出することもできる。
図2は、体内留置型浄化装置の第2参考例を示す縦断面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。
図2に示すように、第2参考例の装置1は、中空糸膜2の一端側に供給口51および排出口91が液密に接合され、他端側には貯留部7が接合されている。
また、供給口51と貯留部7とを連通する中空の管からなる連結管12を有している。
以下、上述の第1参考例との相違点のみについて説明し、同様の事項については説明を省略する。
連結管12の一端は供給口51と連結し、他端は貯留部7と連結している。また、中空糸膜束3の中心付近に位置しており、連結管12の両端付近は固定部材8、8を貫通し中空糸膜2とほぼ平行に延びている。これにより供給口51から供給される処理液を中空糸膜2の内腔部21を通過させないで、速やかに貯留部7に導入することができる。また、膜表面における血液のせん断速度は、中空糸束の外周面が最も大きいので、物質移動効率が高い。従って、連結管12が中空糸膜束3の中心付近に位置することにより、血液浄化処理効率に悪影響を与えることがない。
連結管12の大きさは特に限定されないが、外径が0.5〜15mm程度が好ましい。外径が小さ過ぎると処理液の供給効率が低下し、大き過ぎると、上記中空糸膜束3の大きさとの関係から装置1が大型化し、血管内に安全に挿入・留置することが困難になる。
連結管12の構成材料としては、例えば、中空糸膜2と同様の構成材料が挙げられる。
また、連結管12は上記の固定部材8で接着剤等で接着固定されていてもよく、固定部材8と一体成形されたものであってもよい。
貯留部7は、供給口51から連結管12を経て供給された処理液を各中空糸膜2に均等に分配する分配手段としても機能する。貯留部7の形状は特に限定されないが、外面の頂部71は丸みを帯びた形状であることが好ましい。これにより、図2に示す装置1を安全に血管内に挿入・留置することができる。
貯留部7の構成材料としては、上記供給口51、排出口91と同様のものを使用することができる。
第2参考例においては、供給口51および排出口91とが前記中空糸膜2の一端側に設けられている。このような構成とすることにより、装置1を挿入し、該装置1に処理液を供給するための開口と、処理液の体外への排出のための開口とを各々設ける必要がないため、穿刺孔を1つにすることができ、組織の損傷を抑え患者への負担、苦痛を軽減することができる。
第2参考例の装置1を血液透析、血液透析濾過に用いる場合には、図8に示すように、処理液を供給口51から連結管12を経て貯留部7に供給する(一時的に貯留する)。貯留部7が処理液で満たされた後、圧力により処理液は図の矢印に示すように中空糸膜2の内腔部21に流入する。
処理液は内腔部21を通過しながら中空糸膜2に形成された細孔を介して血液中から特定物質を分離・除去する。そして排出口91を経て体外から除去される。
なお、第2参考例の装置1において、処理液の供給と排出方向を逆にしたものであってもよい。すなわち、処理液は中空糸膜2の内腔部21を経由して貯留部7に入り、その後、連結管12を経由して排出される様に使用することも可能である。
一方、血液濾過に用いる場合、処理液を排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から処理液を内腔部21に充填した後、血液濾過を行なう。膜間圧力により中空糸膜2の内腔部21内に移動した特定物質を前記処理液と共に排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から排出される。
または、処理液を用いることなく中空糸膜2に陰圧をかけ、濾液を排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から吸引排出することもできる。
次に、本発明の体内留置型浄化装置の好適な実施形態について説明する。この体内留置型浄化装置は、複数の前記中空糸膜2(中空糸膜束3)を有し、該中空糸膜の一部(供給ライン32a)とその残部(排出ライン32b)の中空糸膜において内腔部における処理液の流れ方向が異なるものである。
図3は、本発明の体内留置型浄化装置の第1実施例を示す側断面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。
以下、図3を参照して体内留置型浄化装置の好適な実施形態について説明するが、前述した体内留置型浄化装置との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図3に示す本実施例(本発明)の装置1は、中空糸膜2の一端側に供給口51および排出口91が液密に接合され、他端側には貯留部7が液密に接合されている。中空糸膜2は、前述した体内留置型浄化装置1における中空糸膜2と同様のものを用いることができる。
図3に示されているように、供給口51は、図3中右側の固定部材8において、中空糸膜束3の供給ライン32a(一部)の中空糸膜2の内腔部21に連通している。また、貯留部7は、図3中左側の固定部材8において、中空糸膜束3の供給ライン32aの中空糸膜2の内腔部21に連通している。この供給ライン32aの中空糸膜2は中空糸膜束3の芯部付近に位置している。
また、図3に示されているように、排出口91は、図3中右側の固定部材8において、中空糸膜束3の排出ライン32b(残部)の中空糸膜2’の内腔部21’に連通している。また、貯留部7は、図3中左側の固定部材8において、中空糸膜束3の排出ライン32bの中空糸膜2’の内腔部21’に連通している。この排出ライン32bの中空糸膜2’は中空糸膜束3の外周部に位置している。
また、図3(図2も同様)に示されているように、中空糸膜束3の一端側(図3中右側)には、供給口51を構成する内管51aと、排出口91を構成する外管91aとからなる二重管構造をなす部分が設けられている。内管51aでは、中空糸膜束3から遠い遠位部511の内径は、中空糸膜束3に近い近位部512の内径よりも縮径している。外管91aでは、中空糸膜束3から遠い遠位部911の内径は、中空糸膜束3に近い近位部912の内径よりも縮径している。
本実施例の装置1を血液透析、血液透析濾過に用いる場合は、処理液はまず供給口51とそれに連通する供給ライン32aの中空糸膜2の内腔部21にのみ供給される。供給された処理液はその内腔部21を通過しながら、中空糸膜2に形成された細孔を隔てて血液と接触し、血液中から特定物質を分離・除去する。そして、他端側に接合された貯留部7に流入する。そこで処理液は貯留部7に接合する他端側から排出ライン32bの中空糸膜2’、すなわち上記供給口51と連通しない中空糸膜2’の内腔部21’に流入し、中空糸膜2’の細孔を介して血液中から特定物質を分離・除去しながら、排出口91から排出される。このように、本実施例の装置1では、供給ライン32aと排出ライン32bとで、処理液の流れ方向が異なる。
本実施例のように、処理液を供給口51から一部の中空糸膜2に供給し、血液浄化を行ないながら貯留部7に流入した後、残部の中空糸膜2’に再び流入し血液浄化を行う。これにより、中空糸膜束3の芯部と外周部をまんべんなく利用することができ、血液透析濾過に特に有効である。
さらに、供給口51と排出口91とを中空糸膜2の一端(同じ側)に設けられているため上記第2実施例と同様、患者への負担を軽減することができる。
なお、本実施例において処理液の供給と排出方向を逆にしてもよい。すなわち、処理液は中空糸膜2’の内腔部21’を経由して貯留部7へ入り、その後、内腔部21を経由して排出される様に使用することも可能である。
一方、血液濾過に用いる場合、処理液を排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から処理液を内腔部21に充填した後、血液濾過を行なう。膜間圧力により中空糸膜2の内腔部21内に移動した特定物質を前記処理液と共に排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から排出される。
または処理液を用いることなく、中空糸膜2に陰圧をかけ、濾液を排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から吸引排出することもできる。
図4は本発明の体内留置型浄化装置の第2実施例を示す側断面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。
以下、図4を参照して体内留置型浄化装置の好適な実施形態について説明するが、前述した体内留置型浄化装置との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図4に示すように本実施例の装置1は、中空糸膜束3の一端側に管状をなす管状部42が液密に接合されている。図4に示されているように、この管状部42には、その内部空間を図4中上下方向(径方向)に2つの空間に区画する隔壁4が設けられている。本実施例の装置1では、管状部42の図4中下側の空間を形成する部分が供給口51を構成し、図4中上側の空間を形成する部分が排出口91を構成する。供給口51および排出口91は各々固定部材8において中空糸膜2の内腔部21に連通している。供給口51と排出口91とは隔壁4により隔てられている。したがって、供給口51と排出口91とで中空糸膜束3を二分している。これにより、供給口51と連通する一部(供給ライン32a)の中空糸膜2と、排出口91と連通する残部(排出ライン32b)の中空糸膜2’とでは、処理液の流れ方向が逆向きとなる。中空糸膜束3の他端側には貯留部7が液密に接合されている。
また、図4に示されているように、管状部42では、中空糸膜束3から遠い遠位部421の内径は、中空糸膜束3に近い近位部422の内径よりも縮径している。
管状部42(隔壁4)の構成材料としては、前記供給口51等と同様の材料を用いることができる。
また、一部の中空糸膜2と残部の中空糸膜2’とは、本実施例のように等分に分けられていてもよく、不均一に分けられていてもよい。
本実施例の装置1を血液透析、血液透析濾過に用いる場合、処理液は供給口51から供給ライン32aの中空糸膜2の内腔部21に流入する。中空糸膜2に形成された細孔を介して血液中から特定物質を分離・除去しながら、他端側に接合された貯留部7に流入する。そこで処理液は貯留部7と連通する排出ライン32bの中空糸膜2’の内腔部21’に流入し、中空糸膜2’の細孔を介して血液中から特定物質を分離・除去しながら、排出口91から排出される。
血液濾過に用いる場合、処理液を排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から内腔部21および21’に充填した後、該処理液と血液から中空糸膜2および2’を通過し濾過された濾液とを排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から排出される。
または処理液を用いることなく、中空糸膜2および2’の少なくともいずれか一方に陰圧をかけ、濾液を排出口91および供給口51の少なくともいずれか一方から吸引排出することもできる。
次に、血液濾過のみに用いられる参考例について説明する。図5は体内留置型浄化装置の第3参考例を示す側断面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。
第3参考例の装置1は、血管内に留置し該血管内において血液中の特定物質を選択的に分離・除去するものであって、外周面が血液と接触可能な少なくとも1本の中空糸膜2と、中空糸膜2の内腔部21と連通し中空糸膜2を透過した特定物質を排出するための排出口91とを有することを特徴とする。
中空糸膜2の一端部には上記排出口91が液密に接合され、他端側には閉塞部75が設けられている。閉塞部75において中空糸膜2の他端側は閉塞している。この閉塞部75の替わりに、中空糸膜2の開孔端と連通する貯留部7を接合したものであってもよい。
血液濾過を行なう場合、中空糸膜2を所定の血管内に挿入し、排出口91から吸引する。中空糸膜2の他端側は貯留部7または固定部材8により閉じられているため内腔部21は陰圧状態となる。これにより中空糸膜2の内外間に圧力差が生じ血液濾過が行われ、特定物質を含む血漿が中空糸膜2を通過する。これを排出口91から吸引排出することにより特定物質が除去され血液浄化が行われる。
または、中空糸膜2の内腔部21に処理液を排出口91から充填し、血液濾過を行った後、中空糸膜2を透過した特定物質を含む処理液を排出口91から吸引排出する。
このように血液濾過の場合には、処理液を循環させる必要がないため、排出口91は供給口51とを兼ねるものとしても十分な血液浄化効率を得ることができる。
図6は体内留置型浄化装置の第4参考例を示す側断面図である。
図6に示す本参考例の装置1は、1本の中空糸膜2と、該中空糸膜2の一端側の開孔に連通する排出口91と、他端側には中空糸膜2を閉塞する閉塞部75とを備えている。
血液濾過を行なう場合、まず、中空糸膜2を所定の血管内に挿入し、排出口91から吸引する。中空糸膜2の他端側は閉塞部75により閉じられているため、内腔部は陰圧状態となる。これにより中空糸膜2の内外間に圧力差が生じ血液濾過が行われ、特定物質を含む血漿が中空糸膜2を通過する。これを前記排出口91から吸引排出することにより特定物質が除去され血液浄化が行われる。
または、中空糸膜2の内腔部21に処理液を排出口91から充填し、血液濾過が行われた後、中空糸膜2を透過した特定物質を含む処理液を排出口91から吸引排出する。
このように血液濾過の場合には、処理液を循環させる必要がないため、排出口91は供給口51とを兼ねるものとしても十分な血液浄化効率を得ることができる。
次に、血液透析のみに用いられる参考例について説明する。図7は体内留置型浄化装置の第5参考例を示す側断面図である。
図7に示す本参考例の装置1は、1本の中空糸膜2と、該中空糸膜2の一端側に供給口51の開孔および排出口91が設けられており、他端側には中空糸膜2を閉塞する閉塞部75とを備えている。
中空糸膜2の内腔部21にチューブ(内管)35が設けられており、二重管構造をなしている。
中空糸膜2およびチューブ35のいずれか一方を処理液の供給口51と連結し、他端を排出口91と連結する。これにより、処理前後における処理液が相互に混合することがなく効率よく血液透析を行うことができる。
本参考例において、チューブ35の一端は処理液を供給するための供給口51と連結し、中空糸膜2は排出口91と連結している。
チューブ35の他端側の開孔端351は、閉塞部75近傍に位置することが好ましい。これにより開孔端351からの処理液の供給が妨げられない。
チューブ35の外径は特に限定されないが、上記中空糸膜2の内径の30〜80%程度が好ましい。チューブ35の外径が大き過ぎると中空糸膜2との間の空間が狭くなり、通過可能な処理液量が減少し十分な血液透析を行うことが困難になる。一方、外径が小さ過ぎる場合チューブ35の内径も小さくならざるを得ず、処理液の供給を効率よく行うことが困難となる。
このようなチューブ35の構成材料としては、上記の中空糸膜2と同様のものを使用することができる。また、チューブ35は中空糸膜2の製造と同時に形成されるものであってもよく、中空糸膜2とは別に製造し中空糸膜2の内腔部21に挿入されてもよい。
血液透析を行なう場合、処理液は供給口51からチューブ35内を通過し、開孔端351から中空糸膜2の内腔部21に処理液が供給される。
そして、処理液は中空糸膜2を隔てて血液と接触し、透析を行いながら中空糸膜2の内側とチューブ35の外側の間を通過しながら排出口91を経て体外に排出される。
なお、本参考例ではチューブ35は供給口51と連結しているが、排出口91と連結する構成としてもよい。また、チューブ35の開孔端351付近に側孔が設けられていてもよい。
以上、本発明の体内留置型浄化装置を図示の各実施例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、例えば、上記の各実施例において、供給口と排出口とを相互に入れ替えたものであってもよい。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
1.体内留置型浄化装置の作製(作製例1)
図1に示す構成の体内留置型浄化装置(血管内留置型血液浄化装置)を作製した。中空糸膜2としては、以下のものを使用した。
内径:200μm
膜厚:26μm
全長:50cm
限外濾過率:12ml/hr/m/mmHg
材料:銅アンモニウム再生セルロース
膜面積:0.19m
この中空糸膜2の両端をポリウレタン製固定部材8で固定し、中空糸膜束3を形成した。次に、中空糸膜2(中空糸膜束3)の一端側にポリウレタン製の供給口51、他端側には排出口91を液密に接合した。
(作製例2)中空糸膜2として、以下のものを使用した以外は作製例1と同様にして血管内留置型血液浄化装置を作製した。
内径:200μm
膜厚:45μm
全長:60cm
限外濾過率:480ml/hr/m/mmHg
材料:ポリスルホン
膜面積:0.15m
(作製例3)図2に示す構成の血管内留置型血液浄化装置を作製した。中空糸膜2としては、以下のものを使用した。
内径:100μm
膜厚:15μm
全長:30cm
限外濾過率:8ml/hr/m/mmHg
材料:銅アンモニウム再生セルロース
膜面積:0.13m
この中空糸膜2の両端をポリウレタン製固定部材8で固定し、中空糸膜束3を形成した。次に、中空糸膜束3の一端側にポリウレタン製の供給口51および排出口91を接合し、他端側には貯留部7を接合した。
ポリウレタン製の連結管12は、供給口51と連結させて、中空糸膜束3の中心軸付近に中空糸膜2と平行に配置させ、固定部材8を貫通するように構成されている。
(作製例4)中空糸膜2として、以下のものを使用した以外は作製例3と同様にして血管内留置型血液浄化装置を作製した。
内径:250μm
膜厚:40μm
全長:80cm
限外濾過率:480ml/hr/m/mmHg
材料:ポリスルホン
膜面積:0.26m
(作製例5)図3に示す構成の血管内留置型血液浄化装置を作製した。中空糸膜2としては、以下のものを使用した。
内径:200μm
膜厚:26μm
全長:50cm
限外濾過率:12ml/hr/m/mmHg
材料:銅アンモニウム再生セルロース
膜面積:0.19m
この中空糸膜2の両端をポリウレタン製固定部材8で固定し、中空糸膜束3を形成した。次に、中空糸膜束3の一端側にポリウレタン製の供給口51および排出口91とを接合し、他端側には貯留部7を接合した。
なお、本作製例では供給口51は中空糸膜束3の中心付近の中空糸膜2と連通するよう構成されている。
(作製例6)中空糸膜2として、以下のものを使用した以外は作製例5と同様にして血管内留置型血液浄化装置を作製した。
内径:200μm
膜厚:20μm
全長:50cm
限外濾過率:54ml/hr/m/mmHg
材料:ポリメチルメタクリレート
膜面積:0.16m
(作製例7)図4に示す構成の血管内留置型血液浄化装置を作製した。中空糸膜2としては、以下のものを使用した。
内径:200μm
膜厚:26μm
全長:40cm
限外濾過率:12ml/hr/m/mmHg
材料:銅アンモニウム再生セルロース
膜面積:0.16m
この中空糸膜2の両端をポリウレタン製固定部材8で固定し、中空糸膜束3を形成した。次に、中空糸膜束3の一端側にポリウレタン製の供給口51および排出口91を液密に接合し、他端側には貯留部7を接合した。
なお、本作製例では供給口51と排出口91とは、中空糸膜束3の一端側に接合された1つのポートを固定部材から突出する隔壁4により2つに分割することにより構成されている。
(作製例8)中空糸膜2として、以下のものを使用した以外は作製例7と同様にして血管内留置型血液浄化装置を作製した。
内径:200μm
膜厚:45μm
全長:50cm
限外濾過率:480ml/hr/m/mmHg
材料:ポリスルホン
膜面積:0.15m
(作製例9)図5に示す構成の血管内留置型血液浄化装置を作製した。中空糸膜2としては、以下のものを使用した。
内径:80μm
膜厚:20μm
全長:60cm
限外濾過率:18ml/hr/m/mmHg
材料:銅アンモニウム再生セルロース
膜面積:0.45m
この中空糸膜2の両端をポリウレタン製固定部材8で固定し、中空糸膜束3を形成した。次に、中空糸膜束3の一端側にポリウレタン製排出口91を液密に接合し、他端側には貯留部7を接合した。なお、本作製例では中空糸膜2の他端部は固定部材8で閉塞されている。
(作製例10)中空糸膜2として、以下のものを使用した以外は作製例9と同様にして血管内留置型血液浄化装置を作製した。
内径:200μm
膜厚:45μm
全長:60cm
限外濾過率:480ml/hr/m/mmHg
材料:ポリスルホン
膜面積:0.22m
(作製例11)図6に示す構成の血管内留置型血液浄化装置を作製した。中空糸膜2としては、以下のものを使用した。
内径:200μm
膜厚:26μm
全長:100cm
限外濾過率:12ml/hr/m/mmHg
材料:銅アンモニウム再生セルロース
膜面積:7.6cm
この中空糸膜2の一端側に排出口91を接合する。他端側をポリウレタン製の閉塞部75を形成し、中空糸膜2を閉塞した。
(作製例12)中空糸膜2として、以下のものを使用した以外は作製例11と同様にして血管内留置型血液浄化装置を作製した。
内径:200μm
膜厚:45μm
全長:80cm
限外濾過率:480ml/hr/m/mmHg
材料:ポリスルホン
膜面積:7.3cm
(作製例13)図7に示す構成の血管内留置型血液浄化装置を作製した。中空糸膜2としては、以下のものを使用した。
内径:200μm
膜厚:26μm
全長:100cm
限外濾過率:12ml/hr/m/mmHg
材料:銅アンモニウム再生セルロース
膜面積:7.6cm
チューブ外径:100μm(対中空糸膜内径比:50%)
チューブ材料:ポリウレタン
この中空糸膜2の一端側にポリウレタン製の供給口51および排出口91を接合する。他端側をポリウレタン製の閉塞部75を形成し、中空糸膜2の他端側を閉塞した。
ポリウレタン製のチューブ35は、一端を供給口51と連結して中空糸膜2の中心軸付近に中空糸膜2と平行に配置させた。チューブ35の他端にある開孔端351は閉塞部75近傍に位置している。
(作製例14)中空糸膜2として、以下のものを使用した以外は作製例13と同様にして血管内留置型血液浄化装置を作製した。
内径:200μm
膜厚:45μm
全長:100cm
限外濾過率:480ml/hr/m/mmHg
材料:ポリスルホン
膜面積:8.7cm
チューブ外径:120μm(対中空糸膜内径比:60%)
チューブ材料:ポリウレタン
2.血液浄化性能の評価(実験例1)
上記作製例1〜8で作製した各血管内留置型血液浄化装置を図9に示す実験用回路に組み込んで血液浄化性能を調べた。
まず、尿素窒素濃度が100mg/dlに調整した牛血液20を牛血液容器22に入れて37℃に保ち継続的に撹拌した。
上記各作製例で作製した血管内留置型血液浄化装置1を透析液入口18、透析液出口19、牛血液入口16、牛血液出口17とを有する内径3cmの円筒容器15内に設置した。
牛血液容器22と牛血液入口16とを牛血液回路23により接続し、牛血液出口17と牛血液容器22とを牛血液回路27により接続して循環経路を形成した。また、血管内留置型血液浄化装置1の供給口51と透析液容器31とを透析液回路33により接続し、排出口91と透析液回収容器39とを透析液回路36により接続した。なお、透析液として以下のものを使用した。
製品名 :キンダリー液2号(扶桑薬品工業(株))
透析液組成:塩化ナトリウム 20.25[w/v%]
塩化カリウム 0.52
塩化カルシウム 0.65
塩化マグネシウム 0.53
酢酸ナトリウム 15.78
ブドウ糖 7.0
pH:6.5〜7.5
牛血液回路23には牛血液を送液するためのポンプ25が設けられており、透析液回路33には透析液を送液するためのポンプ34が、さらに透析液回路36には透析液を回収するためのポンプ37が設けられている。
血管内留置型血液浄化装置1および全回路内を透析液で充填した後、透析液の循環を開始した。
[1] 血液透析の流量域における実験を以下のように行った。
ポンプ25により牛血液の流速を1000ml/minとした。また、ポンプ34により透析液の供給速度を50ml/min、ポンプ37により透析液の排出速度を55ml/min、すなわち血液からの濾過速度を5ml/minに設定した。
透析液の循環開始から10分経過後、排出された透析液をサンプリングし、尿素窒素濃度からクリアランスを算出した。クリアランスは下記式(1)により算出した。
クリアランス=排出透析液中濃度÷透析前牛血液中濃度×透析液流出流量・・・(1)
Figure 2008068129
また、透析液容器31内および透析液回収容器39内の透析液量の和と循環開始前の透析液容器31内の透析液30の総量との差分から除水量を求めた。
[2] 血液透析濾過
過血液透析濾過の流量域における実験を以下のように行った。
ポンプ25により牛血液の流速を1000ml/minとした。また、ポンプ34により透析液の供給速度を50ml/min、ポンプ37により透析液の排出速度を60ml/minとし、血液からの濾過流量を10ml/minに設定した。
透析液の循環開始から10分経過後に排出された透析液をサンプリングし、尿素窒素濃度からクリアランスを算出した。クリアランスは上記式(1)により算出した。
また、透析液容器31内および透析液回収容器39内の透析液量の和と循環開始前の透析液容器31内の透析液30の総量との差分から除水量を求めた。
結果を表1に示す。
[3] 血液濾過
血液透析濾過の流量域における実験を以下のように行った。
ポンプ25により牛血液の流速を1000ml/minとした。また、ポンプ34により透析液の供給速度を0ml/min、ポンプ37により濾液の排出速度を10ml/minとし、血液からの濾過流量を10ml/minに設定した。
なお、補充のために透析液を5ml/minで牛血液容器22へ供給した(供給回路は図示せず)。
循環開始から10分経過後に排出された濾液をサンプリングし、尿素窒素のクリアランスを算出した。クリアランスは下記式(2)により算出した。
クリアランス=濾液出口濃度÷牛血液濃度×濾液流量・・・(2)
また、透析液容器31内および透析液回収容器39内の透析液量の和と循環開始前の透析液容器31内の透析液30の総量との差分から除水量を求めた。
結果を表1に示す。
(実験例2)上記作製例13および14で作製した各血管内留置型血液浄化装置を図9に示す実験用回路に組み込んで、透析液の供給流量を0.04ml/minとした以外は上記実験例1[1]と同様にして血液浄化(血液透析)性能を調べた。
結果を表1に示す。
(実験例3)上記作製例9および10で作製した各血管内留置型血液浄化装置を図10に示す実験用回路に組込んで血液濾過性能を調べた。
まず、尿素窒素濃度が100mg/dlとなるよう調製した牛血液20を牛血液容器22に入れて37℃に保ち継続的に撹拌した。
上記各作製例で作製した血管内留置型血液浄化装置1を、濾液出口41、牛血液入口16、牛血液出口17を有する内径が3cmの円筒容器15内に設置した。
牛血液容器22と牛血液入口16とを牛血液回路23により接続し、牛血液容器22と牛血液出口17とを牛血液回路27により接続し循環経路を形成した。また、血管内留置型血液浄化装置1の排出口91と濾液回収容器49とを濾液回路46により接続する。牛血液回路23には牛血液を送液するためのポンプ25が設けられており、濾液回路46には濾液および処理液を送液するためのポンプ40が設けられている。
血管内留置型血液浄化装置1内および全濾液回路46内を生理食塩水で充填してから血液濾過を開始した。
ポンプ25により牛血液の流速を1000ml/minとした。また、ポンプ40により濾液の流速を30ml/minに設定した。なお、補充のため透析液を牛血液容器22に25ml/minで供給した(供給回路は図示せず)。
血液濾過開始から10分経過後に濾液出口から濾液をサンプリングし、尿素窒素のクリアランスを算出した。クリアランスは上記式(2)により算出する。
結果を表1に示す。
(実験例4)上記作製例11で作製した血管内留置型血液浄化装置を図10に示す実験用回路に組み込んで、濾液の流速を0.04ml/minとし、循環開始から100分経過後に排出された濾液をサンプリングした以外は上記実験例3と同様にして血液浄化(血液濾過)性能を調べた。
結果を表1に示す。
(実験例5)上記作製例12で作製した血管内留置型血液浄化装置を図10に示す実験用回路に組み込んで、濾液の流速を0.4ml/minとし、循環開始から100分経過後に排出された濾液をサンプリングした以外は上記実験例3と同様にして血液浄化(血液濾過)性能を調べた。
結果を表1に示す。
これらの結果から、作製例5〜8の血管内留置型血液浄化装置はいずれも簡易な操作により、十分な血液浄化性能を発揮することがわかった。
体内留置型浄化装置(血管内留置型血液浄化装置)の第1参考例を示す側断面図、およびA−A線断面図である。 体内留置型浄化装置の第2参考例を示す縦断面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。 本発明の体内留置型浄化装置の第1実施例を示す側断面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。 本発明の体内留置型浄化装置の第2実施例を示す側断面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。 体内留置型浄化装置の第3参考例を示す側断面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。 体内留置型浄化装置の第4参考例を示す側断面図である。 体内留置型浄化装置の第5参考例を示す側断面図である。 図2に示す体内留置型浄化装置の使用状態を示す縦断面図である。 実施例において試験例で用いた実験回路の概略図である。 実施例において試験例で用いた実験回路の概略図である。
符号の説明
1 体内留置型浄化装置
2 中空糸膜
2’ 中空糸膜
21 内腔部
21’ 内腔部
3 中空糸膜束
32a 供給ライン
32b 排出ライン
35 チューブ
351 開孔端
4 隔壁
42 管状部
421 遠位部
422 近位部
5 供給ポート
51 供給口
51a 内管
511 遠位部
512 近位部
7 貯留部
71 頂部
75 閉塞部
8 固定部材
9 排出ポート
91 排出口
91a 外管
911 遠位部
912 近位部
12 連結管
15 円筒容器
16 牛血液入口
17 牛血液出口
18 透析液入口
19 透析液出口
20 牛血液
22 牛血液容器
23 牛血液回路
25 ポンプ
27 牛血液回路
30 透析液
31 透析液容器
33 透析液回路
34 ポンプ
36 透析液回路
37 ポンプ
39 透析液回収容器
40 ポンプ
41 濾液出口
46 濾液回路
49 濾液回収容器

Claims (16)

  1. 血管内に留置し、該血管内において血液中の特定物質を選択的に分離・除去する体内留置型浄化装置であって、
    外周面が血液と接触可能な複数本の中空糸膜を束ねて構成した中空糸膜束と、
    前記中空糸膜束の一端側に設けられ、該中空糸膜束に処理液を供給する供給口と、
    前記中空糸膜束の一端側に設けられ、該中空糸膜束からの前記処理液を排出する排出口と、
    前記中空糸膜束の他端側に設けられ、前記処理液を一時的に貯留する貯留部とを有し、
    前記中空糸膜束は、その一部の前記中空糸膜の内腔部が前記供給口と前記貯留部とに連通する供給ラインと、該供給ラインを除く残部の前記中空糸膜の内腔部が前記貯留部と前記排出口とに連通する排出ラインとを有し、前記供給ラインと排出ラインとで、前記処理液の流れ方向が異なるよう構成されていることを特徴とする体内留置型浄化装置。
  2. 前記処理液は、前記供給口から前記貯留部に向かって流れる際には前記供給ラインを通過し、前記貯留部から前記排出口に向かって流れる際には前記排出ラインを通過する請求項1に記載の体内留置型浄化装置。
  3. 前記供給ラインは、前記中空糸膜束の中心部に位置し、前記排出ラインは、前記中空糸膜束の外周部に位置している請求項1または2に記載の体内留置型浄化装置。
  4. 前記中空糸膜束の一端側には、外管および内管で構成された二重管構造をなす部分が設けられており、前記外管および前記内管のうちの一方が前記供給口を構成し、他方が前記排出口を構成する請求項1ないし3のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
  5. 前記内管が前記供給口を構成し、前記外管が前記排出口を構成する請求項4に記載の体内留置型浄化装置。
  6. 前記内管は、その前記中空糸膜束から遠い部分の内径が、前記中空糸膜束に近い部分の内径よりも縮径したものである請求項4または5に記載の体内留置型浄化装置。
  7. 前記外管は、その前記中空糸膜束から遠い部分の内径が、前記中空糸膜束に近い部分の内径よりも縮径したものである請求項4ないし6のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
  8. 前記中空糸膜束の一端側には、管状をなし、その内部空間を径方向に2つの空間に区画する隔壁を有する管状部が設けられており、該管状部の前記区画された2つの空間のうちの一方の空間を形成する部分が前記供給口を構成し、他方の空間を形成する部分が前記排出口を構成する請求項1ないし3のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
  9. 前記隔壁は、前記内部空間を2等分している請求項8に記載の体内留置型浄化装置。
  10. 前記管状部は、その前記中空糸膜束から遠い部分の内径が、前記中空糸膜束に近い部分の内径よりも縮径したものである請求項8または9に記載の体内留置型浄化装置。
  11. 前記中空糸膜の内径が10〜250μmである請求項1ないし10のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
  12. 前記中空糸膜の膜厚が1〜60μmである請求項1ないし11のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
  13. 前記中空糸膜の限外濾過率が5〜300ml/hr/m/mmHgである請求項1ないし12のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
  14. 前記中空糸膜の全長が10〜100cmである請求項1ないし13のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
  15. 前記中空糸膜の総膜面積が0.05cm〜3mである請求項1ないし14のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
  16. 前記各中空糸膜は、それぞれ、伸縮性を有する請求項1ないし15のいずれかに記載の体内留置型浄化装置。
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