JPH0291763A - 日本語入力における読み文字列抽出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、キー入力手段から入力された読み文字列を
漢字混じり文字列に変換するかな漢字変換モジュールを
備えた計算機システムに係り、特にかな漢字変換モジュ
ールによって変換された漢字混じり文字列に対応した、
読み文字列をアプリケーションプログラムに渡すための
読み文字列抽出方式に関する。

（従来の技術） 一般に日本語入力機能を持つ計算機システムでは、キー
ボードからひらがな、かたかな、もしくはローマ字によ
り「読み」が入力され、適当な時点でかな漢字変換指示
が行われると（或は、句読点、英数字など日本語の読み
以外のコードが入力されると）、かな漢字変換ソフトウ
ェアに従って動作するかな漢字変換モジュール（のロジ
ック部）が起動される。かな漢字変換モジュールは、入
力された「読み」をもとに辞書を参照し、「読み」に対
応する漢字コードを含む文字コード列（漢字混じり文字
列）に変換する。したがって、このような計算機システ
ムでは、「読み」自体をプログラム（アプリケーション
プログラム）によって利用することはできない。このた
め、「読み」も必要とするプログラムでは、漢字入力を
行った上で、別に「フリガナ」といった形で入力を行う
必要がある。そのようなプログラムの使用する入力画面
の例を第６図に示す。第６図において、１１は「氏名」
の入力欄（入力項目）、１２は「氏名」に対する「フリ
ガナ」の入力欄、１３は「年令」の入力欄、１４は「職
業」の入力欄である。図の例では、入力欄ｉｔおよび１
２の欄を埋めるため、同じ「読み」の入力を２回行わな
ければならない。

（発明が解決しようとする課題） 上記したように従来は、入力した日本語文字列の「読み
」が必要な場合には、その「読み」は別に入力しなけれ
ばならず煩雑であった。

したがってこの発明の解決すべき課題は、漢字混じりの
日本語文字列と、それに対応する「読み」の文字列とを
、同じ読みのキー入力を繰返すことなく入力できるよう
にすることである。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） この発明は、かな漢字変換モジュールによって変換され
た日本語コード列が積まれる日本語コード出力バッファ
と、同バッファに積まれた日本語コード列に対応した読
みコード列が積まれる読みコード保存バッファとを上記
かな漢字変換モジュールに設け、アプリケーションプロ
グラム実行手段から第１の入力指示が与えられた場合に
は日本語コード出力バッファから日本語コード列を取出
して同実行手段に渡し、同実行手段から第２の入力指示
が与えられた場合には第１の入力指示に応じて日本語コ
ード出力バッファから取出された日本語コード列に対応
した読みコード列を読みコード保存バッファから取出し
て同実行手段に渡すようにしたことを特徴とする。

（作用） 上記の構成によれば、アプリケーション実行手段に渡さ
れる日本語コード列に対応した読みコード列が読みコー
ド保存バッファに保存されるので、この読みコードをア
プリケーションプログラム実行手段から読出すことがで
き、したがって日本語コード列とその読みコード列とを
、１回の読み文字列の入力だけでアプリケーションプロ
グラム実行手段に入力することができる。

（実施例） 第１図はこの発明を適用する計算機システムの一実施例
を示す機能ブロック構成図である。同図において、２０
は主メモリとこの主メモリ上のアプリケーションプログ
ラム並びにかな漢字変換ソフトウェア等を実行するＣＰ
Ｕとによって実現される処理・記憶部、３０は処理・記
憶部２０に対して「英数字」や「かな」等の文字入力、
更には各種の指示入力を行うためのキーボード、４０は
処理拳記憶部２０内の後述するかな漢字変換モジュール
２１のロジック部２２のかな漢字変換処理に利用される
辞書群である。

処理・記憶部２０において、２１はかな漢字変換モジュ
ールであり、後述するアプリケーションプログラム２Ｂ
のロジック部２７からの指示によりかな漢字変換処理を
行うロジック部（かな漢字変換ロジック部）２２と、キ
ーボード３０から入力されたコード列が積まれるキーボ
ード入力バッファ２３とを有している。かな漢字変換モ
ジュール２１は更に、ロジック部２２のかな漢字変換処
理結果である日本語コード列が積まれる日本語コード出
力バッファ２４と、このバッファ２４に積まれている日
本語コード列に対応した「読み」のコード列が積まれる
読みコードバッファ２５とを有している。また２Ｂはア
プリケーションプログラムであり、かな漢字変換モジュ
ール２１のロジック部２２に指示を与えて日本語コード
列を入力して使用するロジック部（アプリケーションプ
ログラム・ロジック部）２７と、日本語コード出力バッ
ファ２４および読みコード保存バッファ２５等から転送
されるデータを受取るデータ部２８とを有している。

ａはキーボード３０からキーボード入力バッファ２３へ
の入力、ｂ、ｃ、ｄはアプリケーションプログラム２６
のロジック部２７からかな漢字変換モジュール２１のロ
ジック部２２に与えられるそれぞれ日本語コード列入力
指示、読みコード入力指示、バッファクリア指示である
。またｅ、ｆはそれぞれ日本語コード出力バッファ２７
．読みコード保存バッファ２５からデータ部２８への入
力である。

次に、第１図の構成の動作を第２図乃至第５図のフロー
チャートを参照して説明する。

（１）まずアプリケーションプログラム２Ｂのロジック
部２７は、かな漢字変換モジュール２１のロジック部２
２に対してバッファクリア指示ｄを発行する（第２図の
ステップＳｔ）。このバッファクリア指示ｄにより、か
な漢字変換モジュール２１のロジック部２７は日本語コ
ード出力バッファ２４および読みコード保存バッファ２
５をクリア（初期化）する（第３図のステップＳ　１１
）。

（２）次にアプリケーションプログラム２Ｂのロジック
部２７は、例えば第６図に示すような入力画面を図示せ
ぬ表示モニタに表示している状態で、成る入力欄（入力
項目）、例えば氏名入力欄１１への日本語コード列の入
力指示（日本語コード列入力指示）ｂをかな漢字変換モ
ジュール２１のロジック部２２に対して発行する（第２
図のステップＳ２）。この日本語コード列入力指示すに
より、かな漢字変換モジュール２１のロジック部２７件
第４図に示す日本語コード入力ルーチンを実行する。

即ちロジック部２７は、まず日本語コード出力バッファ
２７に日本語コード列が格納されているか否かを調べる
（ステ、ツブＳ　２１）。もし、ステップＳ２１の判定
がＮＯであれば、ロジック部２２は、キーボード３０か
らキーボード入力バッファ２３に第１図において符号ａ
に示すように入力されて同バッファ２３に積まれている
「読み」を示すコード列（例えば氏名「東京太部」の読
みコード列）を、辞書群４０を参照して漢字コードを含
む日本語コード列にかな漢字変換し、その変換結果（日
本語コード列）を日本語コード出力バッファ２４に積む
（ステップ５２２）。同時にロジック部２２は、キーボ
ード３０よりキーボード入力バッファ２３に入力された
「読み」コード列を読みコード保存バッファ２５に積む
。次にロジック部２２は、日本語コード出力バッファ２
４に積まれている日本語コード列を、先頭から順に要求
サイズ分を上限として取出し、第１図において符号ｅで
示すようにデータ部２８に転送する（ステップ５２３）
。そしてロジック部２２は転送した日本語コード列が要
求サイズ分に達したか否かを調べ（ステップ５２４）、
達したならばその旨（日本語コード列入力終了）をアプ
リケーションプログラム２６のロジック部２７に通知し
て次の指示を待ち、達していなければ後続の入力読みコ
ード列に対して上記ステップＳ２２．Ｓ２３を再び実行
する。

アプリケーションプログラム２６のロジック部２７は、
かな漢字変換モジュール２１のロジック部２２からの日
本語フード列入力終了通知を受取ると、同ロジック部２
２に対して読みコードの入力指示（読みコード入力指示
）Ｃを発行する（第２図のステップＳ３）。この読みコ
ード入力指示Ｃにより、かな漢字変換モジュール２１の
ロジック部２７は第５図に示す読みコード入力ルーチン
を実行する。即ちロジック部２７は、まず読みコード保
存バッファ２５に積まれている（先の日本語コード入力
ルーチンでデータ部２８に転送された要求サイズ分の日
本語コード列に対応する）読みコード列をデータ部２８
に転送する（ステップ５３１）。次にロジック部２２は
、アプリケーションプログラム２Ｂのロジック部２７か
らの指示（バッファクリア指示ｄ）があれば、日本語コ
ード出力バッファ２４および読みコード保存バッファ２
５をクリアする（ステップ５３２）。

上記した動作を経て、アプリケーションプログラム２Ｂ
のロジック部２７は、かな漢字変換結果である日本語コ
ード列とその「読み」を示す読みコード列とをデータ部
２８に入力することができる。この間、上記の「読み」
に関するキーボード８０からの入力は１回しか行われて
いない。ロジック部２７は、データ部２８に入力した日
本語コード列の示す漢字混じり文字列（ここでは氏名「
東京太部」）を第６図に示す入力画面の氏名入力ｌｌ１
１１に表示し、同じく読みコード列の示すかな文字列（
ここでは「トウキョウタロウ」）を入力画面のフリガナ
入力欄１２に表示する。

以上のように本実施例によれば１、日本語コード列に対
応する読みコード列の入力が簡単に行える。このため、
前記したように漢字で氏名を入力した際に同時にフリガ
ナを表示する利用形態以外にも、読みコード列を利用し
た次のような応用がアプリケーションプログラム２Ｂに
よって可能となる。まず、読みコード列によるアイウェ
オ順のソーティングであり、例えば名前のアイウェオ順
にレコードを並び換えることに応用できる。また、読み
コード列を利用した音声出力であり、例えば、入力した
名前「東京」を「トウキヨウさ〜ん」と呼出すこと等に
応用できる。

［発明の効果〕 以上詳述したようにこの発明によれば、１回の読み文字
列の入力だけで、対応する漢字混じりの日本語文字列と
、その読み文字列とを入力することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック構成図、第
２図は第１図のアプリケーションプログラムのロジック
部の動作を説明するためのフローチャート、第３図乃至
第５図は第１図のかな漢字変換モジュールのロジック部
の動作を説明するためのフローチャート、第６図は漢字
混じり文字列の入力欄とその読みの入力欄とを有する入
力画面の一例を示す図である。 １１−１４・・・入力欄、２１・・・かな漢字変換モジ
ュール、２２・・・ロジック部（かな漢字変換ロジック
部）、２３・・・キーボード入力バッファ、２４・・・
日本語コード出力バッファ、２５・・・読みコード保存
バッファ、２Ｂ・・・アプリケーションプログラム、２
７・・・ロジック部（アプリケーションプログラム・ロ
ジック部）、２８・・・データ部、３０・・・キーボー
ド、４０・・・辞書群。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）キー入力手段から入力された漢字混じり文字列の
   読みを示す読みコード列を、漢字コードを含む日本語コ
   ード列に変換するかな漢字変換モジュールにおいて、上
   記変換された日本語コード列が積まれる日本語コード出
   力バッファと、この日本語コード出力バッファに積まれ
   た上記日本語コード列に対応した読みコード列が積まれ
   る読みコード保存バッファと、アプリケーションプログ
   ラム実行手段から与えられる第１の入力指示に応じて上
   記日本語コード出力バッファから日本語コード列を取出
   して同実行手段に渡す第１入力手段と、この第１入力手
   段によって上記アプリケーションプログラム実行手段に
   渡された日本語コード列に対応した読みコード列を上記
   アプリケーションプログラム実行手段から与えられる第
   ２の入力指示に応じて上記読みコード保存バッファから
   取出して同実行手段に渡す第２入力手段とを具備し、上
   記アプリケーション実行手段に渡される日本語コード列
   に対応した読みコード列を上記読みコード保存バッファ
   に保存して、上記アプリケーションプログラム実行手段
   から読出せるようにしたことを特徴とする日本語入力に
   おける読み文字列抽出方式。
2. （２）上記アプリケーションプログラム実行手段からの
   クリア指示に応じて上記日本語コード出力バッファおよ
   び読みコード保存バッファの各内容をクリアするクリア
   手段を更に備えていることを特徴とする第１請求項記載
   の日本語入力における読み文字列抽出方式。