JPH028805Y2 - - Google Patents

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JPH028805Y2
JPH028805Y2 JP9743684U JP9743684U JPH028805Y2 JP H028805 Y2 JPH028805 Y2 JP H028805Y2 JP 9743684 U JP9743684 U JP 9743684U JP 9743684 U JP9743684 U JP 9743684U JP H028805 Y2 JPH028805 Y2 JP H028805Y2
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auto
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オートコントロールとマニユアルコ
ントロールとを選択しうるようにした自動車の空
気調和装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来より、車室内温度センサ等の種々のセンサ
信号に基づいてブロア風量等を自動的にコントロ
ールするようにした、いわゆるオートエアコン
は、マイクロコンピユータの出現とともに自動車
にも汎用されるに至つている(昭和54年11月発行
の“オートエアコンデイシヨナ(ルーチエ用)”
参照)。
しかしながら、この種の空気調和装置において
は、オートコントロールのみでは乗員の要求に適
確に応じ難いので、通常は、マニユアルコントロ
ールモードとして、例えば“高”、“中”、“低”の
3段階のブロア風量を選択することができるよう
にしてある。
ところで、単一のマニユアルスイツチを操作す
ることにより、例えば“高”、“中”、“低”の3段
階の風量レベルをサイクリツクに切替えるように
したマニユアル操作方式を採用したものでは、オ
ートからマニユアルに切替えた際、前回のマニユ
アルモードで選択されていたレベルの次のレベル
が選択されるため、例えば、前回のマニユアル操
作で“高”が選択されていたとすると、今回のマ
ニユアル操作では最初に“低”が選択され、次の
操作で“中”が選択され、次の操作作で“高”が
選択されるといつたように、“高”を選択するた
めには、計3回の操作を行なわねばならないとい
つた操作上の煩雑さがあつた。
〔考案の目的〕 本考案の目的は、マニユアルスイツチ操作の煩
雑さを可及的に解消し、できるだけ少ない操作回
数で所望の風量レベルを選択することができる自
動車の空気調和装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
このため、本考案は、オートコントロールから
マニユアルコントロールに切替えられた際に、切
替え前のオートコントロール時の風量レベルに基
づいて、選択すべき風量レベルの優先順位を決定
し、その優先順位に基づいて風量レベルを設定す
るようにしたことを基本的な特徴としている。
即ち、第1図に全体構成図を示すように、本考
案は、オートコントロールを選択するオートスイ
ツチ17aと、マニユアルコントロールを選択
し、1個のスイツチで風量レベルを段階的に制御
するマニユアルスイツチ17bとを備え、マニユ
アルスイツチ17bの操作によつて風量レベルを
段階的に制御するようにした自動車の空気調和装
置31において、マニユアルスイツチ17bが操
作されてオートコントロールからマニユアルコン
トロールに切替えられた際に、切替え前のオート
コントロール時の風量レベルVAとマニユアルコ
ントロールにおいて指定される各段階の風量レベ
ルV(i)との偏差ΔV(i)=|VA−V(i)|を演算する
偏差演算手段32と、上記偏差ΔV(i)と、必要に
外じて外気温、日射の有無等の他の制御フアクタ
とから、選択すべき風量レベルの優先順位を決定
する優先順位決定手段33と、マニユアルスイツ
チ17bの操作回数に応じて上記優先順位順に風
量レベルを切替えるレベル切替え手段34とを設
けて構成したものである。
つまり、本考案では、オートからマニユアルに
切替えるべくマニユアルスイツチ17bを操作す
ると、まず優先順位第1位の風量レベルが自動的
に選択される。この優先順位の選択基準は、種々
に設定することができる。最も単純には、最も小
さい偏差値を与える風量レベルを選択するように
すればよいが、その他、外気温の高低、日射の有
無と偏差の大小とを組合わせて、例えば、日射が
あるときには、日射を優先させて、オート時の風
量レベルより高い風量レベルを選択するように
し、日射がない場合には、偏差の最も小さい風量
レベルを選択するといつた選択基準を採用するこ
ともできる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、少ない操作回数で所望の風量
レベルを早期に選択でき、操作性および応答性の
向上を図ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付の図面を参照しな
がら具体的に説明する。
第3図に全体システムを示す自動車の空気調和
装置は、基本的には、送風系、冷房系、暖房系、
操作系および制御系によつて構成される。
送風系は、送風ダクト1と送風ダクト1の空気
取り入れ口に設置したブロア2とにより基本的に
構成され、内外気選択用モータ3の作動に応じて
外気もしくは車室内の空気を送風ダクト1に圧送
する。なお、上記ブロア2の駆動モータ4は、パ
ワートランジスタ5によつて発生される電圧に応
じて駆動される。
冷房系は、エンジンEにより駆動されるコンプ
レツサ6、コンデンサ7および膨張弁8を介して
コンデンサ7に接続された送風ダクト1内のエバ
ポレータ9によつて基本的に構成され、エバポレ
ータ9を通過する送風を冷却する。
暖房系は、送風ダクト1のエバポレータ9の下
流に配置されたヒータコア10と、ヒータコア1
0を通過させる風量とヒータコア10をバイパス
させる風量との割合を制御するミツクスドア11
とによつて基本的に構成される。
上記ヒータコア10は、冷却水通路12によつ
てコア内に導かれるエンジンEの冷却水によつて
コアを通過する風を暖化するものであつて、冷却
水通路12には、ミツクスドア11の開閉に連動
して該通路12を開閉するウオータバルブ13が
設けられている。上記ミツクスドア11は、ミツ
クスモータ14によつて開閉駆動されるようにな
つており、ミツクスドア11がヒータコア10の
上流側をほぼ全閉するフルコールド時には、ウオ
ータバルブ13が冷却水通路12を閉じるように
連動関係が設定されている。
次に、操作系は、操作パネル15に組込まれた
温度設定器16およびオートスイツチ17a、マ
ニユアルスイツチ17b等の各種操作スイツチに
よつて構成され、要求室温を温度設定器16によ
つて設定するとともに、必要に応じて“オート”
のオン、オフやデフダクト18やヒートダクト1
9への調和空気の供給を制御するモードモータ2
0を選択駆動する。
また、制御系は、マイクロコンピユータによつ
て構成されたコントロールユニツト21と、外気
センサ22、室内センサ23、ダクトセンサ2
4、ミツクスドア11の開度を検出するポテンシ
ヨメータ25およびヒータコア10近傍に設置し
た温度センサ26等の各種センサとによつて構成
されている。この温度センサ26は、送風ダクト
1のヒータコア10の取付部位の外側に設置さ
れ、エンジン冷却水温(ヒータコア温度)と室温
とを反映した合成温度を検出する。
上記コントロールユニツト21は、オートスイ
ツチ17aが選択されたときには、第5図に示す
ように、設定室温(例えば25℃)と実際の室温と
の差に応じて、パワートランジスタ5を介してブ
ロア駆動モータ4に印加する電圧Vを制御ライン
Cにしたがつて自動的にコントロールする。
また、マニユアルスイツチ17bが選択操作さ
れたときには、以下に説明するような制御フロー
にしたがつてコントロールユニツト21がブロア
2に対して風量制御を実行する。
第2図に上記コントロールユニツト21が行な
う風量制御の一例を示す。
制御が開始されると、オートスイツチ17aが
オンされているか否かをステツプ101において
判定し、オートスイツチ17aがオンされている
ときには、ステツプ102において風量レベルの
オートコントロールが第5図に示すような制御パ
ターンにしたがつて実行される。
一方、オートスイツチ17aがオフでマニユア
ルスイツチ17bがオンされ、オートからマニユ
アルに切替えられると、ステツプ103において
これが判定され、次のステツプ104において偏
差の演算が行なわれる。この偏差の演算は、オー
トスイツチ17aがオフされる直前の風量レベル
VA(ブロア駆動モータ4に印加される印加電圧)
と、マニユアルコントロール時に選択される風量
レベルV(i)(ただし、iは3段階の場合はL
(低)、M(中)、H(高)のいずれかを表す。)との
偏差ΔV(i)=|V(i)−VA|を算出することによつ
て行なう。
次に、ステツプ105においては、偏差の演算
結果に基づいて、優先順位を決定する。この優先
順位の決定基準は、最も単純には、オートコント
ロール時の風量レベルVAに近い順に順位付けす
る基準を採用することができる。即ち、例えば、
ΔV(M)<ΔV(H)<ΔV(L)である場合には、
“M”,“H”,“L”の順に優先順位が決定される。
ステツプ106では、マニユアルスイツチ17b
が新たに操作されたか否かが判別され、マニユア
ルスイツチ17bが再操作されていない場合に
は、ステツプ107において、優先順位第1位
(上記の例では“M”)の風量レベルが設定され、
ブロア2の駆動モータ4にはパワートランジスタ
5から上記設定レベルに対応した印加電圧V(i)
(上記の例ではi=“M”)が印加されることにな
る。
以上のようにして、オートからマニユアルに切
替えられると、上記のごとき優先順位の演算結果
に基づいて風量レベルが自動的に設定されること
になる。
そして、設定された風量レベルが不満足の場
合、乗員は再びマニユアルスイツチ17bを操作
する。このような再操作を行なうと、ステツプ1
06からステツプ108に移行され、操作回数I
が更新され(I←I+1)、次の優先順位(第2
位)が選択される。つまり、上記の例では、“H”
レベルが選択される。それでもさらに不満足の場
合には、マニユアルスイツチ17bを再度操作す
ればよいが、そのような確率は確実に減少するも
のと思われる。
経験的に考えて、マニユアルに切替えるのは、
オートコントロール時の風量レベルを少し調整し
たい場合が多く、上記のように、オートコントロ
ール時の風量レベルを基準として風量レベルを設
定すれば、初期の操作で要求に合致する確率が高
くなる。
上記の制御フローにおいては、ステツプ104
が偏差演算手段32を構成し、ステツプ105が
優先順位決定手段33を構成し、ステツプ10
6,107,108がレベル切替え手段34を構
成する。
しかしながら、乗員の要求は、例えば日射の有
無、季節等の外的要因によつて影響される場合が
ある。このような場合としては、夏期や冬期等の
冷房や暖房の開始初期等が考えられる。
第4図にその一例を示す。
いま、ステツプ201において、マニユアルス
イツチ17bがオンされると、ステツプ202に
おいて、まず吹出しモードの判定が行なわれる。
この吹き出しモードの判定は、外気温や吹き出し
温度等を読込むことによつて行ない、例えば、暖
房モードが選択されると、足元への吹出しが選択
される。また夏期等にあつては、冷房が選択さ
れ、乗員の顔に向けた吹出しモードが選択され、
いずれでもないときには、足元と顔の両方に向け
た吹出しモードが選択される。このような吹出し
モードの設定は、第3図の構成では、モードモー
タ20の駆動によつて行なうことができる。
上記吹き出しモードの決定の後は、日射の有無
に応じた優先順位の決定基準にしたがつて優先順
位が決定される。
優先順位の決定基準には、第1、第2の2通り
があり、第1の決定基準は、以下の通りである。
オート時風量レベルVAより高い風量レベル
を最優先する。
で選んだ風量レベルを除いてオート時の風
量レベルVAに最も近い風量レベルを選択する。
,以外の風量レベルを次に選択する。
また、第2の決定基準は以下の通りである。
オート時の風量レベルVAより低い風量レベ
ルを最優先する。
で選んだものを除いてオート時の風量レベ
ルVAに最も近い風量レベルを次に選択する。
,以外の風量レベルを選択する。
上記第1,第2の決定基準は、第4図に示すよ
うに、日射の有無と、暖房時(冬期)と冷房時と
で以下のように選択される。
冷房時、日射有り;暖房時、日射無し→第1の
決定基準(ステツプ205) 冷房時、日射無し;暖房時、日射有り→第2の
決定基準(ステツプ206) このような選択は、第4図では、ステツプ20
3と204によつて行なわれる。
第6図aには、冷房時において、オート時の風
量レベルVAがV(M)とV(H)の中間にある場
合の優先順位を示す。また、第6図bには、冷房
時で、オート時の風量レベルVAがV(L)とV
(M)の中間にある場合の優先順位を示す。
第6図aの例をとつて説明すると、日射が有る
場合には、第1の決定基準にしたがつて、オート
時の風量レベルVAより高いV(H)が最初に選択
される。つまり、日射が有る場合には、より高い
冷房能力が要求される確率が高いからである。次
いで、“M”,“L”が選択されるようになつてお
り、冷房が効きすぎの場合に、これを段階的に緩
和する。
一方、日射無しの場合には、第2の決定基準に
したがつて優先順位が決定される。つまり、この
場合には、オート時の風量レベルVAより一段低
いV(M)がまず選択され、冷房の効きを一段緩
和し、そうでない場合には、VAに近いV(H)が
選択され、いずれでもない場合にのみ、V(L)
が選択されて冷房の効きを大幅に低下させる。
以上のように、オート時の風量レベルVAとの
偏差と他の制御フアクタ(外気温、日射の有無
等)とを組み合わせて、マニユアル時の風量レベ
ルの優先順位の設定を行なうようにすれば、より
一層、冷暖房時の要求に合致する確率の高い風量
のレベル選択が可能となる。
なお、以上の実施例では、コントロールユニツ
ト21に組込むソフトによる場合を説明したが、
ハードの回路として組込むこともできることはい
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体構成図、第2図は風量コ
ントロールの制御フローを示すフローチヤート
図、第3図は自動車の空気調和装置のシステム構
成図、第4図は風量コントロールの制御フローの
他の例を示すフローチヤート図、第5図はオート
コントロール時の制御パターンを示すダイヤグラ
ム、第6図a、第6図bは夫々冷房時の優先順位
の決定方を示すダイヤグラムである。 17a……オートスイツチ、17b……マニユ
アルスイツチ、21……コントロールユニツト、
32……偏差演算手段、33……優先順位決定手
段、34……レベル切替え手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 オートコントロールを選択するオートスイツチ
    と、マニユアルコントロールを選択し、1個のス
    イツチで風量レベルを段階的に制御するマニユア
    ルスイツチとを備えた自動車の空気調和装置にお
    いて、 マニユアルスイツチが操作されてオートコント
    ロールからマニユアルコントロールに切替えられ
    た際に、切替え前のオートコントロール時の風量
    レベルとマニユアルコントロールにおいて指定さ
    れる各段階の風量レベルとの偏差を演算する偏差
    演算手段と、少なくとも上記偏差に基づいて選択
    すべき各風量レベルの優先順位を決定する優先順
    位決定手段と、マニユアルスイツチの操作回数に
    応じて上記優先順位順に風量レベルを切替えるレ
    ベル切替え手段とが設けられたことを特徴とする
    自動車の空気調和装置。
JP9743684U 1984-06-27 1984-06-27 自動車の空気調和装置 Granted JPS6111412U (ja)

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JP9743684U JPS6111412U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 自動車の空気調和装置

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JP9743684U JPS6111412U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 自動車の空気調和装置

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JPS6111412U JPS6111412U (ja) 1986-01-23
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