JPH08318725A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH08318725A
JPH08318725A JP12843295A JP12843295A JPH08318725A JP H08318725 A JPH08318725 A JP H08318725A JP 12843295 A JP12843295 A JP 12843295A JP 12843295 A JP12843295 A JP 12843295A JP H08318725 A JPH08318725 A JP H08318725A
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door
air temperature
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Nobuyuki Kawai
伸幸 河合
Masashi Arai
政志 荒井
Makoto Fukubayashi
誠 福林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイレベルモードにおける頭寒足熱の空調特
性を向上する。 【構成】 少なくとも車室内温度の設定値と冷風送風手
段6から送られた冷風の温度とに基づいて、第1流路と
第2流路に流れる空気の割合を調節する第1ドア7の開
度を演算するとともに、車室内温度の設定値と車室外温
度と日射量と車室内温度とに基づいて目標ベンチレータ
ー吹出風温度を演算し、ベンチレーター10から冷風を
吹き出しながらフット吹出口11から温風を吹き出すバ
イレベルモード時に、第1ドア7が演算された開度にな
るように制御するとともに、演算された目標ベンチレー
ター吹出風温度に基づいて冷風の流量を調節する第2ド
ア17の開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置に関し、
特にバイレベルモードにおける頭寒足熱の空調特性を改
善するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】エバポレータを通過した冷
風をベンチレーターから直接吹き出させるためのフレッ
シュベント流路を設け、フット吹出口から温風を吹き出
しながらベンチレーターから冷風を吹き出す空調モード
(以下、バイレベルモードと呼ぶ)を備えた車両用空調
装置が知られている(例えば、日産新型車解説書 Y3
2−1 1991年6月発行 参照)。フレッシュベン
ト流路にはフレッシュベントドアが設けられ、バイレベ
ルモード時にはフレッシュベントドアが全開されてエバ
ポレータから冷風が導入される。通常、フット吹出モー
ドおよびベンチレーター吹出モードでは、エアーミック
スドアの開度を調節して、エバポレータを通過した冷風
のヒーターコア通過量が調節され、車室内への吹出風の
温度調節が行なわれる。一方、頭寒足熱の温調を行なう
バイレベルモードでは、フレッシュベントドアが全開に
され、ベンチレーターからはエバポレーターを通過した
冷風とエアーミックスドアにより温度調節された空気と
が混合されて吹き出され、フット吹出口からはエアーミ
ックスドアにより温度調節された温風のみが吹き出され
る。図8は、バイレベルモードにおけるエアーミックス
ドア開度に対する吹出風温度特性を示す。図中の実線は
フット吹出風温度を示し、破線はベンチレーター吹出風
温度を示す。バイレベルモードでは、フレッシュベント
ドアが全開に設定され、エアーミックスドアにより温度
調節された空気とフレッシュベント流路を介してエバポ
レータから直接導入された冷風とが混合されるので、ベ
ンチレーターからの吹出風温度は、エアーミックスドア
により温度調節された空気のみのフット吹出風の温度よ
りも低い。
【0003】しかしながら、従来の車両用空調装置で
は、フレッシュベント流路から導入される冷風量が少な
く、さらにフレッシュベントドアが全開と全閉でしか制
御されないので、図8に示すように、フット吹出口から
吹き出される温風とベンチレーターから吹き出される冷
風との温度差が小さく、中間外気温下で日射が顔面に当
たるような場合には、ベンチレーターの吹出風温度を下
げて乗員の顔面に冷風を吹き出させようとすると、フッ
ト吹出口の吹出風温度も下がってしまうという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、バイレベルモードにおけ
る頭寒足熱の空調特性を向上した車両用空調装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、冷風送風手段の下流に、空気加
熱手段を設けた第1流路と、前記空気加熱手段を迂回す
る第2流路と、前記冷風送風手段から送られた冷風をベ
ンチレーターへ直接導く第3流路とを有し、前記第1流
路および前記第2流路の上流に設けられた第1ドアによ
り前記第1流路と前記第2流路に流れる空気の割合を調
節して前記ベンチレーターおよび/またはフット吹出口
から温調風を吹き出させるとともに、前記第3流路に設
けられた第2ドアにより冷風の流量を調節する空調ユニ
ットと、車室内温度を設定する温度設定手段と、車室外
温度を検出する外気温度検出手段と、車室内温度を検出
する内気温度度検出手段と、日射量を検出する日射量検
出手段と、前記冷風送風手段から送られた冷風の温度を
検出する冷風温度検出手段と、少なくとも前記温度設定
手段により設定された車室内温度と前記冷風温度検出手
段により検出された冷風温度とに基づいて、前記第1ド
アの開度を演算する第1ドア開度演算手段と、前記温度
設定手段により設定された車室内温度と、前記外気温度
検出手段により検出された車室外温度と、前記日射量検
出手段により検出された日射量と、前記内気温度検出手
段により検出された車室内温度とに基づいて、目標ベン
チレーター吹出風温度を演算するベンチレーター吹出風
温度演算手段と、前記ベンチレーターから冷風を吹き出
しながら前記フット吹出口から温風を吹き出すバイレベ
ルモード時に、前記第1ドア開度演算手段の演算結果に
基づいて前記第1ドアの開度を制御するとともに、前記
ベンチレーター吹出風温度演算手段により演算された目
標ベンチレーター吹出風温度に基づいて前記第2ドアの
開度を制御する制御手段とを備える。請求項2の車両用
空調装置は、前記制御手段によって、前記第1ドアの開
度、前記冷風温度検出手段による検出冷風温度および前
記第2ドアの開度に対するベンチレーター吹出風温度の
特性曲線を線形近似し、この線形近似曲線と前記目標ベ
ンチレーター吹出風温度とに基づいて前記第2ドアの開
度を制御するようにしたものである。請求項3の車両用
空調装置は、前記制御手段によって、前記ベンチレータ
ーからの吹出風量が異なる第1バイレベルモードと第2
バイレベルモードとでそれぞれ異なる目標ベンチレータ
ー吹出風温度を設定するようにしたものである。
【0006】
【作用】請求項1の車両用空調装置では、少なくとも車
室内温度の設定値と冷風送風手段から送られた冷風の温
度とに基づいて、第1流路と第2流路に流れる空気の割
合を調節する第1ドアの開度を演算するとともに、車室
内温度の設定値と車室外温度と日射量と車室内温度とに
基づいて目標ベンチレーター吹出風温度を演算し、ベン
チレーターから冷風を吹き出しながらフット吹出口から
温風を吹き出すバイレベルモード時に、第1ドアが演算
された開度になるように制御するとともに、演算された
目標ベンチレーター吹出風温度に基づいて冷風の流量を
調節する第2ドアの開度を制御する。請求項2の車両用
空調装置では、第1ドアの開度、冷風送風手段から送ら
れた冷風の温度および第2ドアの開度に対するベンチレ
ーター吹出風温度の特性曲線を線形近似し、この線形近
似曲線と目標ベンチレーター吹出風温度とに基づいて第
2ドアの開度を制御する。請求項3の車両用空調装置で
は、第1バイレベルモードと第2バイレベルモードとで
それぞれ異なる目標ベンチレーター吹出風温度を設定す
る。
【0007】
【実施例】図1は一実施例の空調ダクトの構成を示す断
面図である。車室内に設けられる空調ダクト1の上流側
には、車室内の空気を導入する内気導入口2と外気を導
入する外気導入口3とが設けられる。これらの導入口
2,3の分岐部にはアクチュエータ(後述)により駆動
されるインテークドア4が設けられ、内気導入口2と外
気導入口3とを任意の比率で開閉する。空調ダクト1の
上流部に設置されるブロアファン5はブロアモーター5
mにより駆動され、インテークドア4の開閉比率に応じ
て内気導入口2および外気導入口3から空気を導入し、
空調ダクト1の下流に配置されるエバポレータ6へ送風
する。エバポレータ6は、ブロアファン5により送風さ
れた空気から冷媒に吸熱して冷風を作る吸熱用熱交換器
である。
【0008】エバポレータ6の下流にはエアーミックス
ドア7が設けられ、さらにエアーミックスドア7の下流
は2つの流路に分岐される。第1流路はヒーターコア8
により冷風を暖める流路であり、第2流路はヒーターコ
ア8をバイパスする流路である。エアーミックスドア7
はアクチュエータ(後述)により開閉し、ヒーターコア
8を通過する空気とヒーターコア8をバイパスする空気
との割合を調整する。エバポレータ6により吸熱されて
冷えた空気は、エアーミックスドア7の開度に応じてそ
の一部はヒーターコア8を通過して暖められ、残りはヒ
ーターコア8をバイパスして冷風のまま吹き出される。
つまり、エアーミックスドア7の開度に応じて冷風と温
風との割合が調節される。エアーミックスドア7の開度
Xdscは、エアーミックスドア7が一点鎖線位置にあ
る場合を0%(全閉、Xdsc=0)とし、このとき冷
風と温風との割合は冷風100%になる。一方、エアー
ミックスドア7が図示位置にある場合の開度Xdscを
100%(全開、Xdsc=1)とし、このとき冷風と
温風との割合は温風100%になる。
【0009】エアーミックスドア7の下流にはエアーミ
ックスチャンバー9が設けられ、ここで冷風と温風とを
混合して温度調節された空調風を作る。エアーミックス
チャンバー9の下流には、乗員の上半身に向けて空調風
を吹き出すベンチレーター10と、乗員の足元に向けて
空調風を吹き出すフット吹出口11と、ウインドシール
ドに向けて空調風を吹き出すデフロスター吹出口12が
設置される。各吹出口10〜12にはそれぞれベンチレ
ータドア13、フットドア14およびデフロスタドア1
5と、各ドアを駆動するアクチュエータ(後述)とが設
けられる。
【0010】一方、エバポレータ6の下流には、エバポ
レータ6を通過した冷風を直接、ベンチレーター10へ
導く第3流路すなわちフレッシュベント流路16が設け
られる。このフレッシュベント流路16には、通過風量
を調節するためのフレッシュベントドア17が設けら
れ、後述するアクチュエータにより全閉(開度XBL=
0)から全開(開度XBL=1)まで駆動される。フレッ
シュベント流路16から導入された冷風は、エアーミッ
クスチャンバー9からの空調風と混合されてベンチレー
ター10から吹き出される。
【0011】図2は一実施例の電気関係の構成を示すブ
ロック図である。コントローラー20は、マイクロコン
ピューターとその周辺部品から構成され、後述する制御
プログラムを実行して空調制御を行なう。コントローラ
ー20には各種スイッチやセンサー類が接続される。ス
イッチSW1は空調装置を作動させるためのメインスイ
ッチであり、スイッチSW2は自動空調モードを設定す
るためのオートエアコンスイッチである。また、室温設
定器21は車室内の目標温度を設定するための設定器で
ある。外気温センサー22は外気温Taを検出し、内気
温センサー23は車室内温度(以下、内気温と呼ぶ)T
incを検出する。さらに、日射センサー24は日射量
Qsunを検出し、吸込温センサー25はエバポレータ
6を通過した直後の吸込み空気温度Tintを検出す
る。コントローラー20にはまた、コンプレッサ26や
各種アクチュエータ駆動用ドライバーが接続される。ド
ライバー7dはエアーミックスドア7のアクチュエータ
7mを駆動する。エアーミックスドア7には開度Xds
cを検出するための開度センサー7sが設けられ、開度
センサー7sはエアーミックスドアアクチュエータ7m
と連動して駆動される。また、ドライバー17dはフレ
ッシュベントドア17のアクチュエータ17mを駆動す
る。フレッシュベントドア17には開度XBLを検出する
ための開度センサー17sが設けられ、開度センサー1
7sはフレッシュベントドアアクチュエータ17mと連
動して駆動される。さらに、ドライバー13d,14
d,15dはそれぞれベンチレータードアアクチュエー
タ13m、フットドアアクチュエータ14m、デフロス
タドアアクチュエータ15mを駆動する。ドライバー4
dは上述したインテークドアアクチュエータ4mを駆動
し、ドライバー5dは上述したブロアモータ5mを駆動
する。
【0012】図3はコントローラー20の空調制御プロ
グラムを示すフローチャートである。このフローチャー
トにより、実施例の動作を説明する。コントローラー2
0のマイクロコンピューターは、メインスイッチSW1
が投入されるとこの制御プログラムの実行を開始する。
ステップ1において、室温設定値Tptc、内気温Ti
nc、外気温Ta、吸込み空気温度Tint、日射量Q
sun、エアーミックスドア開度Xdsc、フレッシュ
ベントドア開度XBL、各種操作スイッチ類の初期値を設
定する。ステップ2で、マイクロコンピューターが暴走
した時のバックアップのためのフェールセーフ処理を行
ってステップ3へ進み、各センサー22〜25,7s,
17sからそれぞれの検出値を入力する。ステップ4
で、外気温センサー22により検出された外気温Taの
補正を行い、補正値T’aを得る。通常、外気温センサ
ー22はエンジンルームのラジエーターコアサポートに
取り付けられるので、走行直後のアイドリング時などに
ラジエーターの熱影響を受けて検出値が急激に上昇した
場合には、コントローラー20の認識温度がゆっくりと
上昇するように補正する。さらにステップ5で、日射セ
ンサー24により検出された日射量Qsunの補正を行
い、補正値Q’sunを得る。例えば、トンネルの出入
り時などで日射量Qsunの検出値が急激に変化した場
合には、コントローラー20の認識日射量がゆっくりと
変化するように補正する。ステップ6では、外気温Ta
に応じて室温設定値Tptcを補正し、補正値T’pt
cを得る。例えば、外気温Taが高いほど室温設定値を
下げ、外気温Taが低いほど室温設定値を上げる。
【0013】ステップ7において、吸込み空気温度Ti
nt、室温設定値T’ptc、日射量Q’sunなどの
熱環境条件に基づいて、目標フット吹出風温度を得るた
めのエアーミックスドア開度Xdscを演算し、算出し
た開度Xdscにしたがってドライバー7dおよびアク
チュエータ7mによりエアーミックスドア7を駆動制御
する。これにより、フット吹出口11からは室温設定器
21に設定された室温設定値T’ptc、すなわち目標
フット吹出風温度の空調風が吹き出される。ステップ8
では、デフロストモードの設定状態や外気温Taなどに
基づいてコンプレッサー26の可変容量制御を行う。な
お、吸込み空気温度Tintが所定温度以下の時はエバ
ポレーター6の凍結を防止するためにコンプレッサー2
6を停止する。また、車両の急加速時はエンジンの負荷
を低減するためにコンプレッサー26を停止する。ステ
ップ9では、後述するサブルーチンを実行してフレッシ
ュベントドア17の開度を制御する。このフレッシュベ
ント制御については後述する。続くステップ10で、吸
込み空気温度Tintが所定値以下の時にエンジン回転
数を通常値まで下げてアイドル騒音の低減を図る。
【0014】ステップ11において、エアーミックスド
ア開度Xdsc、吸込み空気温度Tint、日射量補正
値Q’sunなどに基づいて吹出風温度Tofを算出
し、吹き出し風温度Tofに応じて吹き出し口を決定
し、各ドアのドライバー13d〜15dおよびアクチュ
エータ13m〜15mを制御して吹出口10〜12を駆
動する。一般に外気温Taが低い場合にはフット吹出モ
ードを設定するが、外気温Taが非常に低い場合にはデ
フロスト吹き出しモードを設定し、ウインドウシールド
の曇を防止する。また、手動で吹き出し口が設定された
場合はそれらを優先する。ステップ12では、上記ステ
ップで算出した吹き出し風温度Tofに応じてドライバ
ー4dおよびアクチュエータ4mによりインテークドア
4を駆動して外気導入、内気循環、あるいは半外気導入
を設定する。なお、外気温が低い場合にはウインドウシ
ールドの曇を防止するために外気導入を優先し、また、
不図示の内気循環スイッチまたは外気導入スイッチによ
り手動で吸込み口が設定された場合はそれらを優先す
る。ステップ13では、エアーミックスドア開度Xds
c、吹出口モード、日射量Qsunなどに応じてブロア
ファン5の速度を決定し、ドライバー5dおよびモータ
ー5mを駆動制御する。次に、ステップ14において不
図示の診断プログラムを実行して装置の自己診断を行
い、異常があれば所定の処理を行った後、ステップ2へ
戻り、上述した処理を繰り返す。
【0015】図4はフレッシュベント制御ルーチンを示
すフローチャートである。このフローチャートにより、
実施例のフレッシュベント制御を説明する。ステップ2
1において、バイレベルモードが設定されているか否か
を判断し、バイレベルモードが設定されている時はステ
ップ23へ進み、そうでなければステップ22へ進む。
バイレベルモードでない時は、ステップ22で、デフロ
ストモードなどの処理を行なう。バイレベルモードが設
定されている時は、ステップ23で、開度センサー7s
からエアーミックスドア開度Xdscを読み込む。この
エアーミックスドア開度Xdscは、吸込み空気温度T
int、室温設定値T’ptc、日射量Q’sunなど
の熱環境条件に基づいて上記ステップ7で演算され、ア
クチュエータ7mにより設定された開度である。なお、
バイレベルモードでは室温設定値T’ptcが目標フッ
ト吹出風温度となる。続くステップ24で、上述した設
定室温T’ptc、外気温T’a、日射量Q’sunお
よび内気温Tincに基づいて、次式により目標ベンチ
レーター吹出風温度Tventを算出する。
【数1】Tvent=(a+d)T’ptc+bT’a
+cQ’sun+dTinc+e ここで、a,b,c,d,eは定数である。ステップ2
5で、開度センサー17sからフレッシュベントドア1
7の開度XBLを読み込んでステップ26へ進む。ステッ
プ26では、第1バイレベルモード(B/L1)が設定
されているか否かを判断し、B/L1モードが設定され
ている時はステップ27へ進み、目標ベンチレーター吹
出風温度Tventを所定値α1で補正する。なお、補
正値α1は例えば−1.5℃程度とする。一方、前記B
/L1モードとはベンチレーター10の風量、すなわち
ベンチレータ10とフット吹出口11の風量割合が異な
る第2バイレベルモード(B/L2)が設定されている
時はステップ29へ進み、目標ベンチレーター吹出風温
度Tventを所定値α2で補正する。なお、補正値α
2は例えば0とする。
【0016】図5は、エアーミックスドア開度に対する
吹出風温度特性とフレッシュベントドア開度に対する吹
出風温度特性を示す。図中の第2象限は、フレッシュベ
ントドア閉時のエアーミックスドア開度Xdscに対す
るフット吹出風温度(実線)とベンチレーター吹出風温
度(破線)を示す。また、第1象限は、第2象限に破線
で示すフレッシュベント閉時の代表的なベンチレーター
吹出風温度から、フレッシュベントドア17を開放して
いった時のベンチレーター10からの吹出風温度特性を
示す。なお、これらの曲線は吸込み空気温度Tint、
ブロアファン速度、ヒーターコアの温水温度と温水流量
など、所定の条件下で測定したものである。ベンチレー
ター10とフット吹出口11からそれぞれ異なる目標温
度の空調風を吹き出させるために、フレッシュベントド
ア17を次のように駆動制御する。 (1) ある吸込み空気温度Tintにおいて、室温設
定値T’ptcすなわちバイレベルモードにおける目標
フット吹出風温度に基づいてエアーミックスドア開度
が設定されると、フレッシュベント閉時のベンチレー
ター吹出風温度が決まる。 (2) 開度センサー17sから読み込んだフレッシュ
ベントドア開度XBLと、フレッシュベント閉時のベン
チレーター吹出風温度に対応するベンチレーター吹出
風温度曲線との交点、すなわち現在のフレッシュベン
トドア開度XBLにおけるベンチレーター吹出風温度推定
値T’ventを求める。 (3) 数式1により算出された目標ベンチレーター吹
出風温度Tventをとすると、現在のフレッシュベ
ントドア開度XBLにおけるベンチレーター吹出風温度推
定値T’ventと比較し、両者の偏差SBLを求め
る。 (4) 偏差SBLにしたがってドライバー17dとモー
タ17mを制御し、フレッシュベントドア17を駆動す
る。なお、フレッシュベント閉時のベンチレーター吹出
風温度に対応するベンチレーター吹出風温度曲線
と、目標ベンチレーター吹出風温度Tventとの交
点からフレッシュベントドア開度XBLを求め、ドライ
バー17dとモータ17mを制御し、フレッシュベント
ドア17を駆動するようにしてもよい。
【0017】図5に示す特性を数式上で扱うために、第
1象限に示す特性曲線を折れ線で近似してベンチレータ
ー吹出風温度の推定値T’ventを求める。
【数2】T’vent=(Tw−Tint)(Fb・X
BL+Gb)+Tint ここで、Twはヒーターコア8を通過する温水の温度、
Fb,Gbはベンチレーター吹出風温度の算出係数であ
る。なお、Fb,Gbは定常状態の温水温度Twを82
℃とし、吸込み空気温度Tintを0℃とすれば、ベン
チレーター吹出風温度の推定値T’ventは、
【数3】T’vent=82(Fb・XBL+Gb) となるので、吹出温T’ventおよび開度XBLと特性
曲線図から求められるが、ベンチレーター吹出風温度の
算出係数Fb,Gbはエアーミックスドア開度Xdsc
により変化するため、係数Fb,Gbを次式により近似
する。
【数4】Fb=aF・Xdsc+bF, Gb=aG・Xdsc+bG ここで、aF,bF,aG,bGは定数である。これらの定
数を求めるために、横軸にエアーミックスドア開度Xd
sc、縦軸にFb,Gbをとり、グラフにプロットす
る。このグラフを折れ線近似して表1〜表4に示す定数
aF,bF,aG,bGのマップデータを作成する。なお、
Fb,Gbは特性図の第1象限からわかるように、フレ
ッシュベントドア開度X21で線図が屈曲しているので、
マップデータも2つの領域に分けている。表1はB/L
1モードにおけるFbのマップデータ、表2はB/L1
モードにおけるGbのマップデータを示す。
【表1】
【表2】 また、表3はB/L2モードにおけるFbのマップデー
タ、表4はB/L2モードにおけるGbのマップデータ
を示す。
【表3】
【表4】 なお、これらのマップデータはコントローラ20内のメ
モリに予め記憶される。
【0018】図4のフレッシュベント制御ルーチンに戻
り、B/L1モードが設定されている時は、ステップ2
8で表1、表2によりB/L1モードにおける定数a
F,bF,aG,bGを決定する。また、B/L2モードが
設定されている時は、ステップ30で表3、表4により
B/L2モードにおける定数aF,bF,aG,bGを決定
する。続くステップ31で、定数aF,bF,aG,bGに
基づいて数式4によりベンチレーター吹出風温度の算出
係数Fb,Gbを算出し、それらの係数Fb,Gb、フ
レッシュベントドア開度XBL、吸込み空気温度Tint
および温水温度Twに基づいて、上記数式2によりベン
チレーター吹出風温度の推定値T’ventを算出す
る。ステップ32において、目標ベンチレーター吹出風
温度Tventとその推定値T’ventとの偏差SBL
を次式により算出する。
【数5】 SBL=Tvent−T’vent =Tvent−(Tw−Tint)(Fb・XBL+Gb)−Tint ステップ33で、偏差SBLにしたがってドライバー17
dとモータ17mを制御し、フレッシュベントドア17
を駆動する。すなわち、偏差SBLが−2より小さい時は
ステップ34へ進み、フレッシュベントドア17を閉じ
方向に駆動し、偏差SBLが2より大きい時はステップ3
5へ進み、フレッシュベントドア17を開方向に駆動す
る。偏差SBLが−2以上、2以下の時はフレッシュベン
トドア17を駆動せず、現在の開度のままとする。
【0019】図6は実施例のバイレベルモードにおける
フレッシュベント制御結果を示す。(a)に示すように
時刻t1で急に日射量が増加した時に、(b)に示すよ
うにベンチレーター吹出風温度は低下するが、フット吹
出風温度は変化しない。つまり、バイレベルモードにお
いて乗員の顔に急に日射が当たったような場合でも、足
元への吹出風温度を一定にしたままベンチレーター吹出
風温度を低下させるので、顔面の温冷感は変化せず、快
適な頭寒足熱の空調が達成される。
【0020】図7は、実施例の、バイレベルモードにお
けるエアーミックスドア開度に対する吹出風温度特性を
示す。図中の実線はフット吹出風温度を示し、破線はベ
ンチレーター吹出風温度を示す。図8に示す従来の車両
用空調装置の温調特性と比較すると、フット吹出風温度
とベンチレーター吹出風温度との温度差が大きく、しか
も温度差を可変にできるので、バイレベルモードにおい
て日射量や外気温などの環境条件が変化した時でも、最
適な温度のベンチレーター吹出風を供給することができ
る。
【0021】このように、吸込み空気温度Tint、室
温設定値T’ptc、日射量Q’sunなどの熱環境条
件に基づいてエアーミックスドア開度Xdscを演算す
るとともに、室温設定値T’ptcと外気温T’aと日
射量Q’sunと内気温Tincとに基づいて目標ベン
チレーター吹出風温度を演算し、ベンチレーター10か
ら冷風を吹き出しながらフット吹出口11から温風を吹
き出すバイレベルモード時に、エアミックスドア7が演
算された開度となるように制御するとともに、演算され
た目標ベンチレーター吹出風温度に基づいてフレッシュ
ベントドア17の開度XBLを制御するようにしたので、
従来の車両用空調装置よりもフレッシュベント流路16
自体を大きくして流量を増加し、フット吹出風温度とベ
ンチレーター吹出風温度との温度差を大きく取れる上
に、その温度差が可変になり、バイレベルモードにおい
て日射量や外気温などの環境条件が変化した時でも、フ
ット吹出風温度を一定にしたままで最適な温度のベンチ
レーター吹出風を供給することができる。また、エアー
ミックスドア開度Xdsc、吸込み空気温度Tintお
よびフレッシュベントドア開度XBLに対するベンチレー
ター吹出風温度の特性曲線を線形近似し、この線形近似
曲線と目標ベンチレーター吹出風温度とに基づいてフレ
ッシュベントドア17の開度XBLを制御するようにした
ので、コントローラ20の演算処理の負担が軽減される
とともに演算処理時間が短縮され、制御の応答性を向上
できる。さらに、ベンチレーターからの風量が異なるB
/L1モードとB/L2モードとでそれぞれ異なる目標
ベンチレーター吹出風温度を設定するようにしたので、
風量に応じた最適なベンチレーター吹出風を供給するこ
とができる。さらにまた、上述した実施例では送風手段
としてブロアファン5およびエバポレータ6を用いた例
を示したが、送風手段はブロアファン5のみであっても
よい。
【0022】以上の実施例の構成において、ブロアファ
ン5およびエバポレータ6が冷風送風手段を、ヒーター
コア8が空気加熱手段を、エアーミックスドア7が第1
ドアを、フレッシュベントドア17が第2ドアを、室温
設定器21が温度設定手段を、外気温センサー22が外
気温度検出手段を、内気温センサー23が内気温度検出
手段を、日射センサー24が日射量検出手段を、吸込温
センサー25が冷風温度検出手段を、マイクロコンピュ
ーター20が第1ドア開度演算手段、ベンチレーター吹
出風温度演算手段および制御手段をそれぞれ構成する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、少なくとも車室内温度の設定値と冷風送風手段か
ら送られた冷風の温度とに基づいて、第1流路と第2流
路に流れる空気の割合を調節する第1ドアの開度を演算
するとともに、車室内温度の設定値と車室外温度と日射
量と車室内温度とに基づいて、目標ベンチレーター吹出
風温度を演算し、ベンチレーターから冷風を吹き出しな
がらフット吹出口から温風を吹き出すバイレベルモード
時に、第1ドアが演算された開度になるように制御する
とともに、演算された目標ベンチレーター吹出風温度に
基づいて冷風の流量を調節する第2ドアの開度を制御す
るようにしたので、従来の車両用空調装置よりもフレッ
シュベント流路自体を大きくして流量を増加し、フット
吹出風温度とベンチレーター吹出風温度との温度差を大
きく取れる上に、その温度差が可変になり、バイレベル
モードにおいて日射量や外気温などの環境条件が変化し
た時でも、フット吹出風温度を一定にしたままで最適な
温度のベンチレーター吹出風を供給することができる。
また、請求項2の発明によれば、第1ドアの開度、冷風
送風手段から送られた冷風の温度および第2ドアの開度
に対するベンチレーター吹出風温度の特性曲線を線形近
似し、この線形近似曲線と目標ベンチレーター吹出風温
度とに基づいて第2ドアの開度を制御するようにしたの
で、コントローラの演算処理の負担が軽減されるととも
に演算処理時間が短縮され、制御の応答性を向上でき
る。さらに、請求項3の発明では、ベンチレーターから
の風量の異なる第1バイレベルモードと第2バイレベル
モードとでそれぞれ異なる目標ベンチレーター吹出風温
度を設定するようにしたので、風量に応じた最適なベン
チレーター吹出風を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の空調ダクトの構成を示す断面図。
【図2】一実施例の電気関係の構成を示すブロック図。
【図3】コントローラーの空調制御プログラムを示すフ
ローチャート。
【図4】フレッシュベント制御ルーチンを示すフローチ
ャート。
【図5】エアーミックスドア開度に対する吹出風温度特
性とフレッシュベントドア開度に対する吹出風温度特性
を示す図。
【図6】実施例のバイレベルモードにおけるフレッシュ
ベント制御結果を示す図。
【図7】実施例のエアーミックスドア開度に対する吹出
風温度特性を示す図。
【図8】従来の車両用空調装置のエアーミックスドア開
度に対する吹出風温度特性を示す図。
【符号の説明】
1 空調ダクト 2 内気導入口 3 外気導入口 4 インテークドア 4d ドライバー 4m アクチュエータ 5 ブロアファン 5d ドライバー 5m ブロアモータ 6 エバポレータ 7 エアーミックスドア 7d ドライバー 7m アクチュエータ 7s 開度センサー 8 ヒーターコア 9 エアーチャンバー 10 ベンチレーター 11 フット吹出口 12 デフロスタ吹出口 13 ベンチレータードア 13d ドライバー 13m アクチュエータ 14 フットドア 14d ドライバー 14m アクチュエータ 15 デフロスタドア 15d ドライバー 15m アクチュエータ 16 フレッシュベント流路 17 フレッシュベントドア 17d ドライバー 17m アクチュエータ 17s 開度センサー 20 コントローラー 21 室温設定器 22 外気温センサー 23 内気温センサー 24 日射センサー 25 吸込み温センサー 26 コンプレッサ SW1 メインスイッチ SW2 オートエアコンスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷風送風手段の下流に、空気加熱手段を
    設けた第1流路と、前記空気加熱手段を迂回する第2流
    路と、前記冷風送風手段から送られた冷風をベンチレー
    ターへ直接導く第3流路とを有し、前記第1流路および
    前記第2流路の上流に設けられた第1ドアにより前記第
    1流路と前記第2流路に流れる空気の割合を調節して前
    記ベンチレーターおよび/またはフット吹出口から温調
    風を吹き出させるとともに、前記第3流路に設けられた
    第2ドアにより冷風の流量を調節する空調ユニットと、 車室内温度を設定する温度設定手段と、 車室外温度を検出する外気温度検出手段と、 車室内温度を検出する内気温度度検出手段と、 日射量を検出する日射量検出手段と、 前記冷風送風手段から送られた冷風の温度を検出する冷
    風温度検出手段と、 少なくとも前記温度設定手段により設定された車室内温
    度と前記冷風温度検出手段により検出された冷風温度と
    に基づいて、前記第1ドアの開度を演算する第1ドア開
    度演算手段と、 前記温度設定手段により設定された車室内温度と、前記
    外気温度検出手段により検出された車室外温度と、前記
    日射量検出手段により検出された日射量と、前記内気温
    度検出手段により検出された車室内温度とに基づいて、
    目標ベンチレーター吹出風温度を演算するベンチレータ
    ー吹出風温度演算手段と、 前記ベンチレーターから冷風を吹き出しながら前記フッ
    ト吹出口から温風を吹き出すバイレベルモード時に、前
    記第1ドア開度演算手段の演算結果に基づいて前記第1
    ドアの開度を制御するとともに、前記ベンチレーター吹
    出風温度演算手段により演算された目標ベンチレーター
    吹出風温度に基づいて前記第2ドアの開度を制御する制
    御手段とを備えることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記制御手段は、前記第1ドアの開度、前記冷風温度検
    出手段による検出冷風温度および前記第2ドアの開度に
    対するベンチレーター吹出風温度の特性曲線を線形近似
    し、この線形近似曲線と前記目標ベンチレーター吹出風
    温度とに基づいて前記第2ドアの開度を制御することを
    特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    空調装置において、 前記制御手段は、前記ベンチレーターからの吹出風量が
    異なる第1バイレベルモードと第2バイレベルモードと
    でそれぞれ異なる目標ベンチレーター吹出風温度を設定
    することを特徴とする車両用空調装置。
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