JPH028342A - 2ピースホイールリム用アルミニウム合金板及びその製造方法 - Google Patents

2ピースホイールリム用アルミニウム合金板及びその製造方法

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JPH028342A
JPH028342A JP15961388A JP15961388A JPH028342A JP H028342 A JPH028342 A JP H028342A JP 15961388 A JP15961388 A JP 15961388A JP 15961388 A JP15961388 A JP 15961388A JP H028342 A JPH028342 A JP H028342A
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JP
Japan
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less
wheel rim
alloy plate
aluminum alloy
piece wheel
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JP15961388A
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Inventor
Sotaro Sekida
宗太郎 関田
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Sky Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Sky Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、化学研磨後陽極酸化処理したとき、母材お
よびフラッシュバット溶接部の光輝性が高く、かつ両者
の光輝性にほとんど差がない2ピースホイールリム用ア
ルミニウム合金板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来は2ピースホイールのリム材としては、JIS A
3052合金およびJIS A3454合金を用いる例
が多い。この合金は化学研磨後の陽極酸化処理で母材に
充分な光輝性が得られないことと、フラッシュバット溶
接部が白濁して目立つことで、高品質な光輝性ホイール
リム材とはいえない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記の従来技術の欠点を解消し、母材および
フラッシュバット溶接部の光輝性が高く、かつ両者の光
輝性にほとんど差がない2ピースホイールリム用アルミ
ニウム合金板を開発することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記に説明した2ピースホイールリム用祠にお
ける改善について本発明者が鋭意研究を重ねた結果、フ
ラッシュバット溶接部の結晶粒の配向を母相のそれに出
来るたけ近い状態にすることにより化学研磨及び陽極酸
化処理での均一性を高めた合金板を開発したものである
。具体的には、(1)重量で、Mg2.0−5.0%、
Cu 0.05〜0.15%、Si0.10%以下、F
e0.10%未満、Ti 0.005〜0.10%、B
 0.0001〜0.05%、その他不可避的に含まれ
る不純物元素がそれぞれ0.05%以下でかつ合計が0
.1%以下、残部A、Qからなり、板厚方向の結晶粒径
に対し、これに直角方向の結晶粒径の比が2.0以下で
あることを特徴とする2ピースホイールリム用アルミニ
ウム合金板。
(2)重量で、Mg2.0〜5.0%、Cu 0.05
〜0.15%、Si0.10%以下、Fe0.10%未
満、Ti 0.005〜0.10%、B 0.0001
〜0.05%、その他不可避的に含まれる不純物元素が
それぞれ0.05%以下で、かつ合計か0.1%以下、
残部A、Qからなるアルミニウム合金鋳塊を、450℃
〜550℃で加熱した後、熱間圧延し、そのまま、また
は冷間圧延してから300℃〜450℃の温度で仕上焼
鈍することを特徴とする2ピースホイールリム用アルミ
ニウム合金板の製造方法。
0化学組成の限定理由 Mg:本発明品の強度を与えるために必須の元素であり
、2.0%未満では充分な強度が得られず、5.0%を
越えると強度が高すぎるとともに、成形加工性を損なう
ので2.0〜5.0%とする。
Cu:化学研磨時に光輝性を向上させる効果がある。0
.05%未満ではその効果がほとんどなく、0.15%
を越えると色調が変わるのでCuは0.05〜0.15
%の範囲とする。
Si:Mgと化合しM g 2 S iなる金属間化合
物を生成し、化学研磨時に光輝性を損なうのでStは0
.10%以下におさえることが必須である。
Fe:AIlと化合し、Aρ−Fe(Mn)系金属間化
合物を生成し、化学研磨時に、光輝性を損なう。
従ってFeは0.10%未満におさえることが必須であ
る。
Ti  B:これらの元素は一般のアルミニウム合金と
同様鋳造組織の微細化および溶接性の向上に効果があり
、Tiは0.005〜0.10%、Bは0.0001〜
0.05%の範囲とする。その池沼可避的不純物をそれ
ぞれ0.05%以下で、かつ合計が0.10%以下でな
いと光輝性が損なわれると同時に、フラッシュバット溶
接部が白濁して美観が損なわれる。
0結晶粒形状の限定理由 結晶粒の形状に於て、板厚方向の結晶粒径に対し、これ
に直角方向の結晶粒径の比が2.0以下とした理由は、
合金板中の結晶の配向を出来るだけ等方性に近いものに
して、フラッシュバット溶接にて生ずる溶接熱影響部の
結晶の配向性を母材のそれとあまり変らないものとして
化学研磨及び陽極酸化での溶接部の均一処理性を確保す
るためである。
0製造工程の限定理由 鋳塊の加熱温度は450℃未満では熱間圧延性が悪く、
550℃を越えると熱間圧延性は向上するが析出物が粗
大化して光輝性が低下するので、450℃〜550℃の
範囲とした。
ついでその加熱温度で熱間圧延し特に成形加工性を考慮
した場合はさらに冷間圧延して組織の均一性を計ること
もある。いずれの圧延板においても光輝性の点では変わ
らない。
仕上焼鈍は、フラッシュバット溶接後のロールを越える
と再結晶粒が粗大化して成形加工時肌荒れや割れを起こ
すので仕上焼鈍温度は300℃〜450℃の範囲である
〔実 施 例〕
(以下余白) 第1表の5種類の化学組成を有するAΩ合金を溶解精製
後、半連続鋳造により450+nm X 1200++
++n X3000mmの鋳塊を得た。
この鋳塊を450〜550℃で1〜5時間加熱後、その
温度で熱間圧延を開始し、厚さ4.5陣の熱間圧延板と
した。次に、350℃で2時間の仕上焼鈍を行ない4.
5mmの軟質材を得た。
この各材料を厚さはそのままの4.5mmX幅225m
1lX長さ1180mmに切断後、短円筒形に丸めて、
フラッシュバット溶接した。フラッシュバット溶接条件
はその後のロール成形で、溶接部からの割れや破断か起
らないような、いわゆる健全な溶接部を有するフラッシ
ュバット溶接条件で行なった。
上記、条件でフラッシュバット溶接後置下の工程に従っ
て成形、表面処理し、2ピースホイールリムの光輝性を
目視により判定した。その結果を第2表に示す。
なお、成形、表面処理の工程は、下記の通りである。
フラッシュバット溶接部のパリを除去−14インチホイ
ール用リムにロール成形→自動羽布研磨装置でロール成
形時の筋目および溶接部のパリ除去の痕跡が消えるまで
研磨→リン酸系研磨液による100℃×2分間の化学研
磨−流水で10分間の水洗−15%硫酸電解液でIA/
dIn2、膜厚5μになるように陽極酸化処理→流水で
10分間の水洗→封孔処理。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明し、実施例にも示したように、本発明の
2ピースホイールリム用アルミニウム合金板の製造方法
によれば、得られるアルミニウム合金板は、 (1)光
輝性が高く、(2)フラッシュバット溶接部の光輝性に
優れ、(3)母材と溶接部の光輝性にほとんど差のない
という優れた品質特性を具備するため、光輝性2ピース
ホイールリム材に最適であり、また母材自体の光輝性が
高いことと、強度、成形性もそこそこあるのでフラッシ
ュバット溶接を必要としない3ピースホイールリム材に
も適している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量で、Mg2.0〜5.0%、Cu0.05〜
    0.15%、Si0.10%以下、Fe0.10%未満
    、Ti0.005〜0.10%、B0.0001〜0.
    05%、その他不可避的に含まれる不純物元素がそれぞ
    れ0.05%以下でかつ合計が0.1%以下、残部、A
    lからなり、板厚方向の結晶粒径に対し、これに直角方
    向の結晶粒径の比が2.0以下であることを特徴とする
    2ピースホィールリム用アルミニウム合金板。
  2. (2)重量で、Mg2.0〜5.0%、Cu0.05〜
    0.15%、Si0.10%以下、Fe0.10%未満
    、Ti0.005〜0.10%、B0.0001〜0.
    05%、その他不可避的に含まれる不純物元素がそれぞ
    れ0.05%以下で、かつ合計が0.1%以下、残部A
    lからなるアルミニウム合金鋳塊を、450℃〜550
    ℃で加熱した後、熱間圧延し、そのまま、または冷間圧
    延してから300℃〜450℃の温度で仕上焼鈍するこ
    とを特徴とする2ピースホィールリム用アルミニウム合
    金板の製造方法。
JP15961388A 1988-06-28 1988-06-28 2ピースホイールリム用アルミニウム合金板及びその製造方法 Pending JPH028342A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0773303A1 (en) * 1995-11-10 1997-05-14 Nkk Corporation Aluminium alloy sheet manufacturing method therefor
US9051633B2 (en) 2010-10-08 2015-06-09 Sumitomo Light Metal Industries, Ltd. Aluminum alloy welded member

Citations (3)

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JPS6223973A (ja) * 1985-07-22 1987-01-31 Kobe Steel Ltd 自動車ホイ−ル用アルミニウム合金の製造法
JPS63111197A (ja) * 1986-10-30 1988-05-16 Kobe Steel Ltd 自動車ホイ−ル用アルミニウム合金材の表面処理方法
JPS63118045A (ja) * 1986-11-05 1988-05-23 Sky Alum Co Ltd 光輝性デイスクホイ−ル用アルミニウム合金

Patent Citations (3)

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