JPH0281833A

JPH0281833A - 電子写真装置

Info

Publication number: JPH0281833A
Application number: JP22998788A
Authority: JP
Inventors: Isao Watabiki; 功綿引
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1988-09-16
Filing date: 1988-09-16
Publication date: 1990-03-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、電子写真装置に係り、特に給紙カセット機構
部における給紙不良の改善に供するものである。

〔従来の技術〕

電子写真装置においては、必ず用紙を用いているが、こ
の用紙を装置内に供給するために、用紙カセット中にあ
る用紙の上にローラを配し、このローラと用紙の摩擦力
により、ローラを回転させ用紙を装置内に供給する。こ
こで、用紙をローラに圧接して摩擦力を得るために、カ
セットケースとカセットベースとの間に弾性体を設けて
おき、用紙の重みに応じて一定の力で紙をローラ側に押
しつけていた。しかし１弾性体の変形が方向不安定なた
め、一定の安定した力を得ることができなかった。

なお、この種の装置として関連するものには、例えば、
特開昭６１−７１４９号等があげられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は１弾性体の方向不安定によりカセットベ
ースの押し上げ力を一定に保つという点において配慮が
されていなかった。そのため、給紙ローラから給紙され
る用紙の搬送に対し、トラブルの発生原因になっていた
。

本発明の目的は、カセットベースとカセットの間に位置
する弾性体の方向性を安定にし、押し上げ力を一定に保
つことが可能とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、カセットベースとカセットケースの間に位
置する弾性体に対し、カセットベースに別の弾性体を一
体取付けすることにより、カセットベースを押し上げて
いるところの弾性体が伸縮の際動作方向を固定でき、安
定した動作により給紙ローラに対し紙を介した圧接力を
一定に保つことを可能とするものである。

〔作用〕

カセットベースは一端を弾性体を介して上下動し、他端
はヒンジにて固定されている。

このときに於て、用紙がカセットベース上に載せられ給
紙ローラの回転により給紙される。

カセットベースに紙を載せ、カセットベースとカセット
ケースの間に設けた弾性体にて給紙ローラ回転時の力で
圧接することにより紙はローラ回転時の摩擦力により給
紙される。

カセットベースは上述のごとく１片側をヒンジにしであ
るため、弾性体側は傾斜をもって弾性体に接することに
なり１紙の増減により弾性体とカセットベースの接触角
が変動する。このため弾性体のカセットベース押し上げ
力が一定にならない。

本発明に於ては、カセットベースと弾性体との間に、弾
性体が垂直方向のみに上下動できるように、カセットベ
ースに一体固定したところの別の弾性体を設けた。それ
によって弾性体の上下動の際、別の弾性体を介してカセ
ットベースの傾斜に関係なく、弾性体に加わる力が一定
とすることができ給紙ローラを圧する力の変動すること
を防止できるようになった。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を各回を参照して説明する。

第１図は本発明実施例に係るカセットの断面拡大図、第
２図は本発明実施例の弾性体と別の弾性体を取付けたと
ころの第１図Ａ矢視による拡大詳細の斜視図である。第
３図は本発明実施例によるカセット断面図においてカセ
ットベースに用紙が多く載った時の状態断面図、第４図
は本発明実施例による電子写真装置の全体構成図である
６第５図は従来形実施例によるカセットの断面図である
。

第６図は従来形実施例によるカセットに用紙が多く載っ
た時の状態断面図である。

第１図において、１はカセットケース、２は給紙ローラ
、３はカセットベース、４は用紙、５はカセットベース
押し上げ用弾性体、６は弾性体５を垂直上下動ができる
ように保持できる別の弾性体である。７はカセットベー
ス固定側ヒンジを示す。

弾性体５はカセットケース１に装着され、用紙４の増減
によりカセットベース３を給紙ローラ２側へ押し上げて
いる。このとき押し上刃Ｐは、用紙４をローラ２の回転
により、（用紙４とローラ２の摩擦力により）、Ｑ方向
への給紙をするためのものである。本発明に於ては１弾
性体５とカセットベース３との間にカセットベース３に
一体固定された別の弾性体６を取付けて１弾性体５は別
の弾性体６へ垂直に押し当てるようにしたものである。

第５図に示すように従来形においては用紙４の少ない時
にカセットベースはヒンジ７を支点にして、給紙ローラ
２の近傍まで、弾性体５′により押し上げられるため、
カセットベース３は傾斜する。弾性体５′はカセットベ
ース５′に直接接触しており１弾性体５′のカセットケ
ース１側は平担に、カセットベース３側は斜めになるた
め１弾性体５′の状態は弧を描いた如く変形した状態に
なる。また用紙４が多く載ったときは、第６図に示すご
とく、弾性体５′は圧縮されてほぼ垂直になり、バネ特
性が、用紙４の多少により一定しない。このため、給紙
ローラ２を押し上げようとする力Ｐ′も変動することに
なってしまう。

本発明に於ては、カセットベースに一体固定した別の弾
性体６を取付け、弾性力により、弾性体５の荷重Ｐか常
時垂直方向に働くようにしたものである。

第３図に示すように用紙４の量が多くなったときには、
用紙４の荷重に合せて弾性体５の反力Ｐが大となるため
、別の弾性体６は反力Ｐにより圧縮されて角度θは小さ
くなる。このため、カセツトベース３がカセットケース
１とほぼ平行になると同時に別の弾性体６もカセットケ
ース１に平行になる。また、用紙４が少なくなったとき
（第１図）には、用紙４の荷重が少ないため、反力Ｐも
小さくなり弾性体５は伸びて、別の弾性体６にかかる荷
重も小さくなって角度θは大となる。よって別の弾性体
６はカセットベース３との角度を増して弾性体５とは常
に垂直になるようにしたものである５以上のことを第７
図に於て図式説明を加えると次のようになる。

第７図機構図に於て、Ｌ＝コイルバネの自由長としてＰ１＝Ｋｔ（Ｌ−Ｑｔ　ｓｉｎθｎ）＝Ｋｔδ１　　・
・・■Ｐｚ　＝に１（Ｌ　−Ｑｘ　ｓｉｎθｚ）＝Ｋｔ
δ２　・・・■が得られる。

板バネの撓みによる変化量の概算式６式％Ｑｚ”／３．Ｅ、Ｉ＝Ｋｚ（板バネのバネ定数）となり
。

Δδ＝Ｋｚ（Ｐｚ−Ｐｔ）＝Ｌｚ　ｔａｎ（Ｏｚ−θ、
）−・・■となる。つまり、 ■、■、■式からに２．に１（δ１−δ２）　＝　Ｑ　ｚ　ｔａｎ（θ２
−０１）となり δ１−δｚ＝ＡＱ２ｔａｎ（θ２−０１）＝Ｂとおくとに２．Ｋｌ・Ａ
＝Ｂとなりに２　　＝　Ｂ　／に、Ａ　＝Ｃ／Ｋ　　　　　　　　
　　・・・■Ｂ／Ａ＝Ｃとおく概算式■を得ることができる。

つまり０式からコイルバネと板バネのバネ定数はある定
数に対し双曲線となり概算式からＫｌ。

Ｋ２を設定することにより、板バネは水平のままで、コ
イルバネを支えることができる。

以上のべたように１本発明によれば、弾性体５の変形は
垂直上下動のみのため、バネ特性が一定になり、給紙ロ
ーラ２に与える圧接力が一定して、給紙をスムーズに行
なうことができる。さらには弾性体５の動きが従来形に
あったような弧を描くようなことがないため、バネの座
屈を生ずることがなくなるなどの効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、給紙の際に紙の多少にかかわらず、常
に一定した力でローラを圧するために、安定した給紙が
可能となる。さらには、弾性体の設計計算が単純化され
るとともに実際に合ったものを得ることが可能となった
。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例に係るカセット断面図、第２図は第１図
Ａ矢視の拡大図、第３図は本発明による用紙が多く入っ
た状態の拡大図、第４図は本発明の全体構成図、第５図
は従来形カセットの断面図。第６図は従来形による用紙が多く入った状態の拡大図、
第７図は本発明の機構図である６１・・・カセットケー
ス、２・・・給紙ローラ、３・・・カセットベース、４
，４′・・・用紙、５．５’・・・弾性体、６・・・別
の弾性体、７・・・ヒンジ、８・・・電子写真本体、９
・・・現像器、１０・・・ドラム。Ｓへ第１図！第図第４図第図第図第６図第図

Claims

【特許請求の範囲】

１、カセットベースの一端は、弾性体を介して上下動し
、他端はヒンジにて固定するカセットベースを有する電
子写真装置の給紙カセットにおいて、カセットベースと
弾性体の接触をカセットベースに一体装着した別の弾性
体の弾性力をもつて弾性体が垂直上下動以外の変形をす
ることがないようにしたことを特徴とする電子写真装置
。