JPH0279Y2 - - Google Patents

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JPH0279Y2
JPH0279Y2 JP1985156070U JP15607085U JPH0279Y2 JP H0279 Y2 JPH0279 Y2 JP H0279Y2 JP 1985156070 U JP1985156070 U JP 1985156070U JP 15607085 U JP15607085 U JP 15607085U JP H0279 Y2 JPH0279 Y2 JP H0279Y2
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molding
chamber
food dough
molded
outer cylinder
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  • Confectionery (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 <考案の目的> 産業上の利用分野 本考案は食品生地の成型装置に係り、詳しく
は、成型室に押出ノズルを経て食品生地を押出し
て成型された食品生地を、成型室から円滑に離型
させて取出すことができ、しかも、成型室の一部
が簡単に開放できる食品生地の成型装置に係る。
従来の技術 従来から、金属、合成樹脂等の材料には種々の
成型法や、成型装置が用いられている。この中で
合成樹脂は通常、押出法や射出法等で成型され、
これら各成型法に応じて種々の成型装置が開発さ
れている。また、これら成型装置を利用して食品
生地を所望形状に成型することも考えられるが、
この成型装置をそのまま適用することは困難であ
る。
すなわち、押出成型装置は鉄、合成樹脂等の材
料を可塑状態として所定のダイスから連続的に押
出して、例えばパイプや円柱状等に押出して成型
するものであつて、連続成型を基本として構成さ
れている。この押出成型装置はある程度の改良を
加えてめん類等の長い食品の成型に利用されてい
るが、連続体でない食品の成型には利用されてい
ない。これに対し、射出成型装置は、元来、亜鉛
等のダイキヤスト装置から発達したものであつ
て、合成樹脂等の材料を液状として加圧する加圧
室と、この材料を高い圧力でノズルから射出する
ダイスとから成つている。
また、射出成型装置のダイスは全体が開放され
るよう構成され、成型後は、その都度ダイスを開
放して成型品を取出しており、複雑な形状の成型
品でも成型できる利点がある。また、成型品のダ
イスからの離型を容易にするために、材料中には
予め例えば、ステアリン酸亜鉛等の離型剤を添加
するほか、ダイスの開放時にシリコン等の離型剤
をダイスの成型室に手で塗布する必要がある。更
に、成型性を高める上からは例えば圧力400Kg/
cm2の如くノズルからの射出圧力を非常に高くする
必要がある。
しかしながら、食品生地は合成樹脂等と相違し
てノズルからの射出時にあまり大きな力を加える
と、材料が破壊して食感、味を失なうほか、ペー
スト状になつて粘着性が大きくなる。また、合成
樹脂等と異なつて食品生地には離型剤等の添加物
を添加することができない。
このため、射出成型装置で食品生地を成型し、
とくに、成型圧力を合成樹脂等に比べて大巾に低
くしても、材料が破壊し、ダイス内の成型室に食
品生地が付着し、円滑に成型することができな
い。
この点から、本考案者は、先に、ホツパから食
品生地を間欠的に連絡室に所定量づつ送り、この
連絡室内の所定量の食品生地をプランジヤによつ
て押出ノズルから成型室に押出して所望形状に成
型する成型装置を開発した。
この成型装置はプランジヤによつて押出す際の
成型圧力があまり高くなく、成型室内での成型で
あつて食品生地を個別的に複雑な形状に成型でき
る。しかし、この成型装置であつても、食品材料
自体は粘着性を持つているもので、成型形状に応
じて成型圧力を高めると、粘着性は一層増加し、
成型品の成型室からの離型時に、食品生地の一部
が成型室の内壁面に付着し、成型を重ねていくう
ちに、この付着物が増大し、成型が困難になるこ
ともある。また、合成樹脂と異なつて、食品生地
は成型後ダイス若しくは成型室を開いて成型品を
落下させて取出すことができず、このため、成型
室は開放されても成型品が形状を損なわずに取出
すことができるよう構成されている必要がある
が、このような構造のものは提案されていない。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上記欠点の解決を目的とし、具体的に
は、所定量づつ送られる食品生地をプランジヤに
よつて押出ノズルから押出される成型室を、この
押出ノズル先端の第1成型部と第2成型部とから
構成し、この第2成型部を第1成型部に対して摺
動自在の摺動外筒の内部に形成し、更に、この成
型室のうちで、第1成型部の内壁面に水等の液体
を浸出させる浸出孔を形成して、成型食品生地
(以下、単に成型品という。)を円滑に離型かつ取
出すことができる成型装置を提案する。
<考案の構成> 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本考案に係る成型装置は食品生地が
押圧しつつ送給される押圧通路の先端に押圧ノズ
ルを設け、この押圧ノズルの先端に食品生地が押
出されて所望形状に成型される成型室を設けた食
品生地の成型装置において、この成型室を、押出
ノズルに連通しかつ押圧通路に一体に取付けられ
た第1成型部と、この第1成型部の外側に設けら
れた摺動外筒を成型室の軸線に沿つて摺動させて
伸ばしたときにこの伸ばし位置の摺動外筒の内部
に形成される第2成型部とから構成し、第1成型
部の内壁面に水等の液体を浸出させる浸出口を設
け、摺動外筒を後退させて第2成型部の一部若し
くは全部消失し、成型室の一部を開放させて成る
ことを特徴とする。
そこで、これら手段たる構成ならびにこの作用
を図面によつて更に詳しく説明すると、次の通り
である。
なお、第1図は本考案の一つの実施例に係る成
型装置の縦断面図であり、第2図は第1図に示す
成型装置の成型室を開放したときの説明図であ
り、第3図は第1図の成型装置の食品生地成型時
の一部の拡大断面図である。
まず、第1図において符号1はホツパ、2は例
えば、すり身を主体とした食品生地を示し、この
ホツパ1内に食品生地2が投入される。このホツ
パ1の下部の排出口に連絡室3を接続し、連絡室
3の一側にはシリンダ4を接続し、このシリンダ
4内にはプランジヤ6を往復動自在に配置する。
また、連絡室3の他側には押圧通路5を接続し、
この押圧通路5の先端に押出ノズル7を設ける。
ホツパ1の排出口と連絡室3との間ならびにこの
連絡室3と押圧通路5との間に、切換弁9を介在
させる。このように構成すると、切換弁9の開閉
とプランジヤ6とによつて食品生地2は間欠的に
所定量づつ連絡室3に送られ、この食品生地2は
連絡室3から押圧通路5に送られ、押出ノズル7
を経て成型室8に押出されて成型される。
すなわち、例えば、いかもどき食品を製造する
場合に、いか胴部を例えばすり身を主体とした食
品生地2から成型するときには、第1図において
ホツパ1の上部からこの食品生地2は投入され
る。このときに、切換弁9によつて押圧通路5を
閉じる一方、ホツパ1の排出口を開いて食品生地
2を連絡室3に導き、一定量の食品生地2を送つ
たのちに、切換弁9を回転させてホツパ1の排出
口を閉じる。この状態では連絡室3と押圧通路5
との間は連通されており、連絡室3の一側のプラ
ンジヤ6によつて連絡室3内の所定量の食品生地
2を押出すと、この食品生地2は押圧通路5内に
押出され、更に、押圧通路5からは押出ノズル7
を経て、成型室8に射出され、その形状に応じて
食品生地2は成型される。
成型室8は後記の如く第1成型部8aと第2成
型部8bとから構成し、これら両成型部8a,8
bは互いに連通するが、第1成型部8aは押出ノ
ズル7の射出側、つまり、出口側に一体に接続し
て構成する。また、第1成型部8aの外周に摺動
自在に摺動外筒11を設けて、この摺動外筒11
を摺動させて伸ばしたときに、この伸ばし位置の
摺動外筒11の内部として第2成型部8bが構成
できる。このように構成すると、第2図に示す如
く、食品生地を成型後、摺動外筒11を摺動させ
て後退させると、成型室8のうちで第2成型部8
bが消失して成型された成型品2aが開放露出
し、後記の如く、容易に取出すことができ、成型
室8の一部が開放され、つまり、成型室8の一部
が消失された程度であるため、取出し時に、成型
品2aの一部は成型室8の一部で保持されている
ため、落下せずに形状を損なうことなく取出すこ
とができる。
また、いかもどき食品の胴部を成型するときに
は、例えば、第1図ならびに第2図に示す如く、
成型室8のほかに中子10を用い、成型室8内に
おいては、摺動外筒11を伸ばしてその内部に第
2成型部8bを形成し、この第2成型部8bが形
成された成型室8内に中子10を侵入させ、中子
10の周囲に押出ノズル7から食品生地2を押出
し、成型後は、取出し装置として中子10を利用
して、いかもどき食品の成型品2aを取出す。す
なわち、中子10の端部を把持し、この把持装置
(図示せず)を成型室8の軸線に沿つて往復動で
きるよう構成する。従つて、成型時には中子10
を成型室8内に前進させて、第2図で示す如く、
この状態のときに、プランジヤ6によつて押出す
圧力によつて、押圧通路5内の食品生地2は押出
ノズル7を経て押出され、中子10の周囲には胴
部に相当する成型品として成型される。その後
は、第2成型部8bの全部若しくは一部を消失さ
せることによつて成型室8の一部を開放して成型
品2aを取出す。すなわち、成型後は、摺動外筒
11を後退方向に摺動させて、第2成型部8bの
一部若しくは全部を消失させて、成型室2の一部
を開放する一方、中子10を後退させ、第2成型
部8bが消失して、成型品2a開放露出されたと
きに、胴部に相当する成型品2aは中子10と共
に移動して第1成型部8aからも完全に離型取出
される。なお、取出し後は加熱して中子10のみ
を抜くと、胴部に相当する成型品のみが得られ
る。
次に、以上の如く、一部が開放される型式に成
型室8を構成し、この成型室8において第1成型
部8aの内壁面8a′と押出ノズル7の内壁面7′
に浸出口15a,16aを設けて、これら浸出口
15a,16aから各内壁面8a′,7′の少なく
とも一部に水等の液体14を浸出できるよう構成
する。
すなわち、第3図に示す如く押圧通路5の周囲
に環状室12を設け、この環状室12には水等の
液体14の注入孔13を接続する。環状室12の
先端には、水等の液体14の噴射通路15を連結
し、その噴射通路15の先端の浸出口15aか
ら、水等の液体14が浸出できるよう構成する。
また、環状室12には、もう一つの噴射通路16
を接続し、その先端は押出ノズル7の内壁面7′
に開口させ、同様に浸出口7aから水等の液体1
4が浸出できるよう構成する。このように構成す
ると、これら噴射通路15,16から間欠的に水
等の液体14を送ると、成型時に成型室8の第1
成型部8aの内壁面8a′に沿つて水等の液体14
が浸出し、この液体14が成型品2aに対し離型
剤の役目をはたす。
更に詳しく説明すると、食品生地2をプランジ
ヤ6により送つたときに、両噴射通路15,16
から水等の液体14を送ると、液体14は内壁面
8a′,7′に浸出し、とくに、押出ノズル7は水
等の液体14の浸出によりノズルが詰ることな
く、押出時にかかる圧力はきわめて小さく、材料
が破壊されることがなく成型できる。また、第1
成型部8aの内壁面8a′にも水等の液体14が浸
出され、薄い水フイルムが形成されるため、成型
品2aの離型は摺動外筒11のすべりによつて第
2成型部8bを開放させるだけで成型品2aは簡
単に取出すことができる。
<考案の効果> 以上詳しく説明した通り、本考案は、食品生地
が押圧しつつ送給される押圧通路の先端に押圧ノ
ズルを設け、この押圧ノズルの先端に食品生地が
押出されて所望形状に成型される成型室を形成
し、この成型室には、前記押圧ノズルと連通する
第1成型部と、この第1成型部に連通する第2成
型部とを設け、第2成型部は、第1成型部に対し
て摺動自在に組合わされた摺動外筒の内部に形成
して成るものである。従つて、成型室において第
2成型部は序々に開放されると共に、第1成型部
は未開放状態であり、成型品は取出し時に落下せ
ずに形状が損なわれずに取出すことができる。ま
た、第1成型部が未開放であつても、第1成型部
ならびに押出ノズルの内壁面に水等の液体を浸出
させる浸出口が設けられているために、水等の液
体が離型剤として作用し、食品生地の如く内部に
離型剤が添加できない材料であつても円滑に離型
でき、押出ノズルでは径を細めても比較的小さい
圧力で押出すことができ、食品などの如きこわれ
易い材料であつても、食感、味などを損なうこと
なく円滑に成型できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一つの実施例に係る成型装置
の縦断面図、第2図は第1図に示す成型装置の成
型室を開放したときの説明図、第3図は第1図の
成型装置の食品生地成型時の一部の拡大断面図で
ある。 符号1……ホツパ、2……食品生地、3……連
絡室、5……シリンダ、5……押圧通路、6……
プランジヤ、7……押出ノズル、8……成型室、
8a……第1成型部、8b……第2成型部、9…
…切換弁、10……中子、11……摺動外筒、1
2……環状室、13……注入孔、14……水等の
液体、15,16……噴射通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 食品生地が押圧しつつ送給される押圧通路の先
    端に押圧ノズルを設け、この押圧ノズルの先端に
    食品生地が押出されて所望形状に成型される成型
    室を設けた食品生地の成型装置において、 この成型室を、前記押圧ノズルに連通しかつ前
    記押圧通路に一体に取付けられた第1成型部と、
    この第1成型部の外側に設けられた摺動外筒を前
    記成型室の軸線に沿つて摺動させて伸ばしたとき
    にこの伸ばし位置の摺動外筒の内部に形成される
    第2成型部とから構成し、前記第1成型部の内壁
    面に水等の液体を浸出させる浸出口を設け、前記
    摺動外筒を後退させて前記第2成型部の一部若し
    くは全部消失し、前記成型室の一部を開放させて
    成ることを特徴とする食品生地の成型装置。
JP1985156070U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH0279Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2795131B2 (ja) * 1993-06-14 1998-09-10 株式会社ダイハン 食品の成型器
NL1020942C2 (nl) * 2002-06-26 2003-12-30 Stork Titan Bv Vorminrichting.
JP4519017B2 (ja) * 2005-07-05 2010-08-04 サン・プラント工業株式会社 食品材料の成形装置

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JPS6265096U (ja) 1987-04-22

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