JPH0276565A - ワイン缶詰 - Google Patents
ワイン缶詰Info
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- JPH0276565A JPH0276565A JP22817888A JP22817888A JPH0276565A JP H0276565 A JPH0276565 A JP H0276565A JP 22817888 A JP22817888 A JP 22817888A JP 22817888 A JP22817888 A JP 22817888A JP H0276565 A JPH0276565 A JP H0276565A
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Landscapes
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はワイン缶詰に関し、特にワイン中の亜硫酸濃度
を低減したワイン缶詰に関する。
を低減したワイン缶詰に関する。
亜硫酸は、抗菌性を有するために、果汁発酵中野性酵母
の抑制や熟成の調節のため必須の添加剤としてワインに
添加されている。また、ワイン中の亜硫酸はワイン特有
の香気の発生に寄！ｊ、シているといわれている。さら
に、亜硫酸は抗菌性のほか酸化防止効果を有し、特にコ
ルク付きびん入りワインでは、その効果は大きい。食品
衛生法ではワインには漂白剤の１」的で亜硫酸の添加か
認められており、その使用基準として、二酸化イオウ（
Ｓ０２）として３５Ｑｐｐｍｌ；Ｊ上残存してはならな
いと定められている。通常びん入すワインの場合亜硫酸
の添加量はｓ ０２１度として１００〜３５０ Ｄｐｍ
程度である。
の抑制や熟成の調節のため必須の添加剤としてワインに
添加されている。また、ワイン中の亜硫酸はワイン特有
の香気の発生に寄！ｊ、シているといわれている。さら
に、亜硫酸は抗菌性のほか酸化防止効果を有し、特にコ
ルク付きびん入りワインでは、その効果は大きい。食品
衛生法ではワインには漂白剤の１」的で亜硫酸の添加か
認められており、その使用基準として、二酸化イオウ（
Ｓ０２）として３５Ｑｐｐｍｌ；Ｊ上残存してはならな
いと定められている。通常びん入すワインの場合亜硫酸
の添加量はｓ ０２１度として１００〜３５０ Ｄｐｍ
程度である。
ところが、このような亜硫酸含有ワインを金属缶に充填
し缶詰とする場合、亜硫酸の金属腐蝕性が極めて強いた
め、保存中に金属缶の腐蝕を生じ易く、また亜硫酸（特
に遊離型の５０２）と金属缶との間の酸化還元反応によ
り硫化水素か発生し、ワインのフレーバーを悪くすると
いう問題があった。このためワイン缶詰はびん入りワイ
ンのように普及するさとを妨げられていた。
し缶詰とする場合、亜硫酸の金属腐蝕性が極めて強いた
め、保存中に金属缶の腐蝕を生じ易く、また亜硫酸（特
に遊離型の５０２）と金属缶との間の酸化還元反応によ
り硫化水素か発生し、ワインのフレーバーを悪くすると
いう問題があった。このためワイン缶詰はびん入りワイ
ンのように普及するさとを妨げられていた。
よって、本発明の目的は、上記ワイン缶詰製造」二の問
題点を解決し、亜硫酸含有ワインを充填しながら金属缶
の腐蝕やフレーバー劣化の生じないワイン缶詰を提供し
ようとするものである。
題点を解決し、亜硫酸含有ワインを充填しながら金属缶
の腐蝕やフレーバー劣化の生じないワイン缶詰を提供し
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕上記のとお
りワイン中の亜硫酸は、果汁発酵中野性酵母の抑制や熟
成の調節のため必須の添加剤であるか、従来のコルク付
きびん入りワインは、さらに酸化防止のために比較的に
高濃度の亜硫酸を含有させている。しかしながら、金属
缶にワインを加熱処理後充填密封し、流通、保存する場
合は、酸化防止のなめにびん入りワインはど高濃度の亜
硫酸を含有させる必要性は必ずしもないと考えられる。
りワイン中の亜硫酸は、果汁発酵中野性酵母の抑制や熟
成の調節のため必須の添加剤であるか、従来のコルク付
きびん入りワインは、さらに酸化防止のために比較的に
高濃度の亜硫酸を含有させている。しかしながら、金属
缶にワインを加熱処理後充填密封し、流通、保存する場
合は、酸化防止のなめにびん入りワインはど高濃度の亜
硫酸を含有させる必要性は必ずしもないと考えられる。
本発明者は上記の点に着目して、実験と研究を重ねた結
果、ワイン中の遊離ＳＯ□濃度を５０１１１１ｍ以下と
すれば、３力月以上の長期保存条件下においても亜硫酸
による金属缶の腐蝕およびフレーバー劣化を商業的に満
足しうる程度に抑えることが可能であり、特にフレーバ
ー劣化の原因となる缶のヘッドスペース気体中の硫化水
素の濃度はワイン中の遊離ＳＯ２濃度５０ ｐｐｌ以下
においては極めて低いほぼ横ばいのレベルにあり、遊離
Ｓ０２濃度が５０ ｐｐｍを超えると急激に増加するこ
とを見出し、本発明に到達した。
果、ワイン中の遊離ＳＯ□濃度を５０１１１１ｍ以下と
すれば、３力月以上の長期保存条件下においても亜硫酸
による金属缶の腐蝕およびフレーバー劣化を商業的に満
足しうる程度に抑えることが可能であり、特にフレーバ
ー劣化の原因となる缶のヘッドスペース気体中の硫化水
素の濃度はワイン中の遊離ＳＯ２濃度５０ ｐｐｌ以下
においては極めて低いほぼ横ばいのレベルにあり、遊離
Ｓ０２濃度が５０ ｐｐｍを超えると急激に増加するこ
とを見出し、本発明に到達した。
すなわち、−Ｌ３己本発明の目的を達成するワイン缶詰
は、ワイン充填時の遊離ＳＯ２濃度が５０ｐｐｎ＋以下
であることを特徴とするものである。
は、ワイン充填時の遊離ＳＯ２濃度が５０ｐｐｎ＋以下
であることを特徴とするものである。
本発明のワイン缶詰においては、ワイン充填時の亜硫酸
の濃度は、遊離Ｓ ０２濃度として５０ｐｐ■以下の範
囲内にあることか必要である。実験の結果、上記遊離Ｓ
Ｏ２濃度範囲内においては、アルミニウム缶を使用し
た場合、３７°Ｃで３力月保存後のアルミ溶存量は約１
〜ＩＯｐｐｍであり、３７℃で６力月保存後の場合ても
アルミ溶存量は約４〜２５１］１１１＋１であることが
判−つな。これらの数値はいずれも３７°Ｃというきひ
しい保存温度下のものであるから、冷蔵庫等において低
温保存ずればこれらの数値はより小さいものとなり、こ
の程度の腐蝕ならばワイン缶詰として商業的に充分実施
が可能である。また、実験の結果、上記遊離ＳＯ２濃疫
範囲内においては、１１ｊのヘッドスペース中の硫化水
素の：ａ度は、３７℃、３力月保存後において１．６〜
Ｓ ＤｌｌＩｌｌという極めて低いレベルに留まり、３
７℃、６力月保存後においてもその数値はほとんど変ら
ないことか判った。この程度の硫化水素濃度であれば、
ワインのフレーバーにはほとんど影響を与えず、また冷
蔵庫等において低温保存する場合はこれらの数値はより
小さいものとなるから、特に遊離ＳＯ２濃度か３０１）
１１１１１以下の場合はフレーバー劣化という点ではま
ったく問題ないものである。
の濃度は、遊離Ｓ ０２濃度として５０ｐｐ■以下の範
囲内にあることか必要である。実験の結果、上記遊離Ｓ
Ｏ２濃度範囲内においては、アルミニウム缶を使用し
た場合、３７°Ｃで３力月保存後のアルミ溶存量は約１
〜ＩＯｐｐｍであり、３７℃で６力月保存後の場合ても
アルミ溶存量は約４〜２５１］１１１＋１であることが
判−つな。これらの数値はいずれも３７°Ｃというきひ
しい保存温度下のものであるから、冷蔵庫等において低
温保存ずればこれらの数値はより小さいものとなり、こ
の程度の腐蝕ならばワイン缶詰として商業的に充分実施
が可能である。また、実験の結果、上記遊離ＳＯ２濃疫
範囲内においては、１１ｊのヘッドスペース中の硫化水
素の：ａ度は、３７℃、３力月保存後において１．６〜
Ｓ ＤｌｌＩｌｌという極めて低いレベルに留まり、３
７℃、６力月保存後においてもその数値はほとんど変ら
ないことか判った。この程度の硫化水素濃度であれば、
ワインのフレーバーにはほとんど影響を与えず、また冷
蔵庫等において低温保存する場合はこれらの数値はより
小さいものとなるから、特に遊離ＳＯ２濃度か３０１）
１１１１１以下の場合はフレーバー劣化という点ではま
ったく問題ないものである。
遊離Ｓ０２濃度か５０１１１１１１を超えると、保存中
の缶の腐蝕の度合いは漸増し、また添付図面に示すよう
に遊離ＳＯ２濃度５０１１ｐｌ以下ではほぼ横ばいであ
ったヘッドスペース中の硫化水素濃度は急激に増大する
。たとえば３７°Ｃ５３力月保存の場合、遊離ＳＯ２濃
度４０ ｐｐｎ ”ｔ″硫化水素濃度３．６１１１１で
あったものが遊離３０２濃反か約２倍強の９０ｐ１１に
なると硫化水素濃度は約６．６倍の２３．８ｐｐｍに著
増する。このため缶内容物であるワインのフレーバーは
感知しうる程度に劣化する。
の缶の腐蝕の度合いは漸増し、また添付図面に示すよう
に遊離ＳＯ２濃度５０１１ｐｌ以下ではほぼ横ばいであ
ったヘッドスペース中の硫化水素濃度は急激に増大する
。たとえば３７°Ｃ５３力月保存の場合、遊離ＳＯ２濃
度４０ ｐｐｎ ”ｔ″硫化水素濃度３．６１１１１で
あったものが遊離３０２濃反か約２倍強の９０ｐ１１に
なると硫化水素濃度は約６．６倍の２３．８ｐｐｍに著
増する。このため缶内容物であるワインのフレーバーは
感知しうる程度に劣化する。
２５０ ｔ！、各社のアルミニウム缶に、それぞれ遊離
８０２濃度として０，１．０，１８，２８゜４２．９０
，１５０ｐｐｍの亜硫酸を含有する白ワインを充填し、
常法によりワイン缶詰を作成した。
８０２濃度として０，１．０，１８，２８゜４２．９０
，１５０ｐｐｍの亜硫酸を含有する白ワインを充填し、
常法によりワイン缶詰を作成した。
」二記各ワイン缶詰を３７°Ｃで３力月および３７℃で
６力月それぞれ保存した後、ワイン中に溶出しているア
ルミニウムの濃度および缶へラドスペース中の硫化水素
の濃度をそれぞれ測定した。測定結果を表１、表２とし
て示す。
６力月それぞれ保存した後、ワイン中に溶出しているア
ルミニウムの濃度および缶へラドスペース中の硫化水素
の濃度をそれぞれ測定した。測定結果を表１、表２とし
て示す。
表 １
アルミ溶存Ｊｉｔ ｐｐｍ
表 ２
ヘッドスペース中の硫化水素 ｊ）１１１１１＊測定値
えられず また各ワイン缶詰について１０人のパネルによりレフ−
バーテストを行った結果を表３に示す。
えられず また各ワイン缶詰について１０人のパネルによりレフ−
バーテストを行った結果を表３に示す。
表３
ｊ！ｉｉ！ｔ’ｆｌｌ：３０２ Ｆａ’Ｄ：、ドア レ
−ｙ ＜−〔発明の効果〕 以」−述べたように、本発明によれは、ワイン充填時の
遊離ＳＯ濃度を５ Ｑ ｐｐｎ＋ １．：１下の範囲内
に押えることにより−ワイン熟成上必要な亜ｇ酸を含有
させながら、缶の腐蝕およびフレーバー劣化の生じない
ワイン缶詰を得ることができる。
−ｙ ＜−〔発明の効果〕 以」−述べたように、本発明によれは、ワイン充填時の
遊離ＳＯ濃度を５ Ｑ ｐｐｎ＋ １．：１下の範囲内
に押えることにより−ワイン熟成上必要な亜ｇ酸を含有
させながら、缶の腐蝕およびフレーバー劣化の生じない
ワイン缶詰を得ることができる。
図は実施例の各ワイン缶詰のヘッドスペース中の硫化水
素濃度を示すグラフである。
素濃度を示すグラフである。
Claims (1)
- ワイン充填時の亜硫酸濃度が、遊離二酸化イオウ（Ｓ
Ｏ＿２）として５０ｐｐｍ以下であることを特徴とする
ワイン缶詰。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22817888A JPH0276565A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | ワイン缶詰 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22817888A JPH0276565A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | ワイン缶詰 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0276565A true JPH0276565A (ja) | 1990-03-15 |
Family
ID=16872437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22817888A Pending JPH0276565A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | ワイン缶詰 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0276565A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005503971A (ja) * | 2001-09-28 | 2005-02-10 | バロークス プロプライアタリー リミテッド | アルミニウム缶内にワインをパッケージングする方法 |
| WO2006105610A1 (en) * | 2005-04-07 | 2006-10-12 | Amcor Limited | Packaging wine in a metallic container with an internal coating |
| EP2607471A1 (en) * | 2011-12-23 | 2013-06-26 | Barokes PTY Ltd. | Wine packaged in aluminium containers |
| AU2012372142B2 (en) * | 2011-12-23 | 2014-06-26 | Intelligent Packaging Pty Limited | Packaging wine in aluminium containers |
| AU2012372141B2 (en) * | 2011-12-23 | 2015-01-15 | Intelligent Packaging Pty Limited | Wine packaged in aluminium containers |
| WO2019151189A1 (ja) | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 東洋製罐株式会社 | ワイン用アルミニウム製容器 |
| WO2022208760A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 大和製罐株式会社 | アルミニウム缶充填ワインおよびワイン充填用アルミニウム缶 |
-
1988
- 1988-09-12 JP JP22817888A patent/JPH0276565A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2016178924A (ja) * | 2011-12-23 | 2016-10-13 | バロークス プロプライアタリー リミテッド | アルミニウム容器にパッケージされたワイン |
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| EP4317005A3 (en) * | 2011-12-23 | 2024-04-03 | Intelligent Packaging Pty Ltd. | Wine packaged in aluminium containers |
| WO2019151189A1 (ja) | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 東洋製罐株式会社 | ワイン用アルミニウム製容器 |
| WO2022208760A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 大和製罐株式会社 | アルミニウム缶充填ワインおよびワイン充填用アルミニウム缶 |
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