JPH027417Y2 - - Google Patents

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JPH027417Y2
JPH027417Y2 JP13998182U JP13998182U JPH027417Y2 JP H027417 Y2 JPH027417 Y2 JP H027417Y2 JP 13998182 U JP13998182 U JP 13998182U JP 13998182 U JP13998182 U JP 13998182U JP H027417 Y2 JPH027417 Y2 JP H027417Y2
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JP
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refrigerant
evaporator
outlet pipe
flat tube
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JP13998182U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) この考案はカークーラに組込まれ、空気を冷却
するために使用するエバポレータの改良に関し、
蒸発後の冷媒の過熱領域を短くして、空気を冷却
するのに使用できる部分を長くし、カークーラ全
体としての性能向上を図るものである。
(背景技術) カークーラに使用するエバポレータとして、第
1図に示す様な蛇行管型エバポレータが知られて
いる。この蛇行管型エバポレータは、互いに曲げ
方向が逆のU字形の折返し部1a,1bを互い違
いに形成した扁平管1の、互いに平行な直線部1
c,1cの間にフイン2,2を挾持固定し、上記
扁平管1の両端開口部にヘツダ3,3を介して、
入口管4と出口管5とをそれぞれ接続している。
このようなエバポレータを用いて空気を冷却す
る場合は、入口管4からヘツダ3を通じて扁平管
1の一端に液状の冷媒を送り込めば、この冷媒は
扁平管1内を出口に向けて流れつつ周囲の熱を奪
つて蒸発し、扁平管1の他端からヘツダ3、出口
管5を通じて排出され、コンプレツサに送られ
る。扁平管1及びフイン2,2は冷媒の蒸発によ
り熱を奪われて冷却されるため、このフイン2,
2の間に空気を送り込めば、この空気はフイン
2,2や扁平管1の表面に接触して冷却され、車
室内の冷房に供することができる。
ところで、このように構成され作用するエバポ
レータに於いては、従来次に述べる様な不都合が
あつた。即ち、エバポレータ内で蒸発し気化した
冷媒は、上述のように出口管5からコンプレツサ
に送り込まれるが、この冷媒中に蒸発し切らない
液状の冷媒が混入すると、コンプレツサの故障の
原因となつてしまう。このため、エバポレータの
うち、出口管5に近い部分は蒸発し気化した冷媒
の温度を更に上昇させるための過熱部分とし、冷
媒の蒸発が完全に行なわれてコンプレツサに液状
の冷媒が送られないようにしている。ところが、
このような過熱部分に於いては、空気を冷却する
効果が小さいため、冷媒の気化を完全にするため
に過熱部分を長くすることはエバポレータが空気
を冷却する能力を低くすることになり、好ましく
ない。
(本考案の目的) 本考案は、上述の様な不都合を解消し、過熱部
分を短くしても冷媒の蒸発気化の完全化を図るこ
とができ、空気を冷却する能力の高いカークーラ
用エバポレータを得ることを目的としている。
(本考案の構成) 本考案のカークーラ用エバポレータは、扁平管
1の冷媒出口側端部に設けたヘツダ3と出口管5
との少なくとも一方の内面を細かい凹凸及び空隙
を有する粗面とし、この粗面に沿つて流れる液状
冷媒の核沸騰を促進し、ヘツダ3又は出口管5の
内外の熱交換率を向上させて、冷媒の気化を完全
ならしめている。
(本考案の実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第2図は本考案のエバポレータに使用する出口
管5の断面図である。アルミニウム製の円管であ
る出口管5の内面5aには、アルミニウムの多孔
質層6が形成されており、この内面5aは表面に
多数の微細な凹凸及び空隙を有する粗面となつて
いる。実施例に於けるアルミニウムの多孔質層6
は、アルミニウム製の出口管5の内周面に、アル
ミニウムの微粒子を直接焼結することにより形成
したもので、第3図に拡大して示す様に、内部に
多数の微細な連続空孔を有している。
このように出口管5の内面5aを、多孔質層6
を形成する等により粗面とすることにより、この
出口管5内を流れる液状の冷媒がこの内面5aに
接触することによつて核沸騰を生じ、冷媒と出口
管5との間の熱伝達率が飛躍的に向上して、僅か
に残つている液状の冷媒も直ちに蒸発して気化す
る。このため、扁平管部1に於ける過熱部分の長
さを短くしてもコンプレツサに未気化の液状冷媒
が送り込まれることはなく、空気の冷却に使用で
きる部分を長くしてエバポレータの冷却性能を向
上させることができる。
なお、多孔質層6を形成する等により、粗面と
する部分は、第2図に示した様に出口管5の内面
5aとするほか、第二実施例を示す第4図に示す
様に、扁平管1の冷媒出口側に設けたヘツダ3の
内面3aとしても良い。更に、ヘツダ3の内面3
aと出口管5の内面5aとの双方を粗面とすれ
ば、冷媒の蒸発気化をより一層完全にすることが
できる。
(本考案の効果) 本考案のカークーラ用エバポレータは以上に述
べた通り構成され作用するので、冷媒を過熱する
部分を短くしてその分空気の冷却に供する部分を
長くすることができて冷却性能の向上を図ること
ができ、同じ性能であれば従来のエバポレータに
比べて小型化を図れる等、実用上の効果が大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が実施されるエバポレータの斜
視図、第2図は出口管の断面図、第3図は第2図
の拡大A−A断面図、第4図は扁平管の冷媒出口
側の断面図である。 1……扁平管、1a,1b……折返し部、1c
……直線部、2……フイン、3……ヘツダ、3a
……内面、4……入口管、5……出口管、5a…
…内面、6……多孔質層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蛇行した扁平管1の間にフイン2,2を挾持
    し、この扁平管1の両端開口部にヘツダ3,3を
    介して入口管4と出口管5とを接続して成るエバ
    ポレータに於いて、扁平管1の冷媒出口側に設け
    たヘツダ3の内面3aと出口管5の内面5aとの
    少なくとも一方を液状冷媒の核沸騰を促進する粗
    面としたことを特徴とするカークーラ用エバポレ
    ータ。
JP13998182U 1982-09-17 1982-09-17 カ−ク−ラ用エバポレ−タ Granted JPS5945460U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13998182U JPS5945460U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 カ−ク−ラ用エバポレ−タ

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JP13998182U JPS5945460U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 カ−ク−ラ用エバポレ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS5945460U JPS5945460U (ja) 1984-03-26
JPH027417Y2 true JPH027417Y2 (ja) 1990-02-22

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ID=30313566

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JP13998182U Granted JPS5945460U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 カ−ク−ラ用エバポレ−タ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103851945B (zh) * 2012-12-07 2017-05-24 诺而达奥托铜业(中山)有限公司 具有粗糙内表面的内螺纹管

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Publication number Publication date
JPS5945460U (ja) 1984-03-26

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