JPH0272104A - 植物生長調節組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は植物生長調節組成物に関するものである。

（発明が解決しようとする問題点） 化合物（１）群は、主に茎葉処理で強い植物生長調節作
用を発揮し、イネ科植物では特に部間の伸長をよく抑え
、広葉植物あるいは針葉樹でも新芽、新柄の伸長を抑え
る、また花芽の誘導や摘果の作用も有する。したがって
、稲や麦などの短稈効果による倒伏軽減剤、生垣や鉢物
などの刈込省略剤、芝生や非農耕地などの抑草剤あるい
は摘果剤や開花調節剤など広い用途がある。ただし、植
物の種による感受性の差が大きく、たとえば稲の倒伏軽
減剤としては１０　ｇ　／　１０　ａ程度でよいが麦で
は５０ｇ／ｌｏａ以上を要する。広葉植物でも、ツツジ
やマツバボタンなどでは活性が高いが、アベリアやナス
科植物では数倍の活性の差がある。

同様のことは芝草類や非農耕地の雑草についてもいえる
。

このため、場合によっては非常に多くの薬量を要したり
、高濃度液の少量散布では、条件によっては葉枯れ等の
薬害を生じる場合もあるなど、欠点も存在する。

一方、化合物Ａは茎葉処理型の新芽、新柄の抑制剤とし
て主に樹木類で使われているが、かなりの高濃度液を多
量散布する必要があるのと、新芽の黄白色化や場合によ
っては葉括れが出易いなどの問題がある。

また、イネ科植物にはあまり活性がみられない場合も多
く、使用場面が制限されてしまう。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明者らはこれらを混合散布した場合、各々の単剤を
はるかに越えた活性、すなわち相乗作用があることを見
い出した。さらに、′ａ緑化と黄白色化が消え無処理と
同様になる現象も見い出した。

これは観賞用の植物では特に重要なことである。

これに基づいて、種々検討した結果、大幅に投薬量を減
らせること、葉色の変化を少なくできること、あるいは
各々の単剤では使用が難しかった場面へも適用が拡大で
きることなど種々のメリットを見い出した。さらに薬量
や混合比など検討を加え本発明を完成した。

化合物（１）群と化合物Ａの相乗作用は広い範囲で認め
られ、対象とする植物種や目的により、化合物や混合比
などを決めれば良い。

たとえば、麦の倒伏軽減では、化合物（１）群を１とし
た場合、２〜１０が良く、樹木類ではｌ：１に近い０．
３〜３が良く、芝生では０．２〜１の範囲が良い。

また、散布液量は散布の効率上重要なものであるが、本
発明の組成物では化合物Ａ単用より、１／２〜１／３の
１００ｆｆｉ／１０ａ以下でも十分な効果が得られる。

散布に当っては、各々の単剤の製剤を現地混用しても良
いが、一体製剤ならなお良い。一体製剤は、化合物の性
格上、水溶液にするか、水系のゾル剤が良い。

水溶剤とする場合は水によ（溶ける化合物を選び、葉面
への付着を良くするように界面活性剤を配合しても良い
。

ゾル剤とする場合は、分散剤として、各種のアニオン系
あるいはノニオン系界面活性剤、たとえば、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩
、ジアルキルスルホサクシネート、あるいは、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、ソルビタンモノステアレートなど
があげられ、増粘剤、安定剤として、エチレングリコー
ルや無機塩を添加しても良い。

また、必要に応じて、殺菌剤や殺虫剤を配合しても良い
。

表１に化合物（１）群の代表的化合物を示した以後、個
々の化合物は化合物Ｎｏ、で示す。

表１、化合物（１）群 化合物 Ｎα 構 へミ 式 化合物 Ｎα Ｒ 造 式 ％式％ １００ｃＪの素焼林に育成した各種植物の３〜３゜５葉
期に化合物（１）群と化合物Ｂの単剤および混合剤の所
定濃度液１００ｆ／１０ａ相当に散布濃度５００ｐｐ−
となるようにノニオン系界面活性剤を添加し、スプレー
ガンで散布した。

散布３週間後に観察による調査を行って結果を表２に示
す。

調査の基準は下記の通りである。

０：無処理同様 １：２０％の抑制 ２：４０％　〃 ３：６０％　〃 ４：８０％　〃 ５　　Ｆ　　１００％　　〃 （処理時より伸長していない状Ｂ） Ｔ：分けつの著るしいもの Ｇ：濃緑化の　　〃 Ｂ−１葉括れの認められるもの一微 Ｂ−２−小 Ｂ−３〃　　　　　−中 Ｃ−１白土の認められるもの　−微 Ｃ−２−小 Ｃ−３−中 （いくつかの作用が同時に現われたものについては程度
の強い方を記した。） 表２゜ 各種植物茎葉処理試験結果 表２゜ 続き 表３゜ アオビユ茎葉処理試験 試験例２．アオビユ茎葉処理試験 １００ｃ＋ｆｌの素焼鉢に育成したアオビユを間引きし
、４葉期７本に各ポットを合せ、化合物（１）群と化合
物Ａの単剤、混合剤の所定希釈液１００１　／　Ｌ　Ｏ
ａ相当にノニオン系界面活性剤を５００ｐｐｍとなるよ
う添加し、スプレーガンで散布した。

散布３週間後に観察による調査を行った結果を表３に示
す。

試験例３．オオムギ出穂前処理 秋に播種したオオムギ（カシマムギ）の圃場を３列Ｘ４
ｍに区切り、１単位区とした。

出穂１０日前に各単剤と混合剤希釈液１００！／１０ａ
相当にノニオン系界面活性剤を散布濃度５００　ｐｐｍ
となるよう添加し、小型加圧噴霧器で区内に均一に散布
した。散布２週後に葉色の変化を観察し、収穫前に各区
１５株について稈長と穂長を調査した。結果を表３に示
す。

葉色は試験例１の基準で示した。

稈長、穂長は無処理比百分率で示し、（）内は実数を示
した。

試験例４．アベリア茎葉処理試験 幅約６０ｃｍ高さ６０ｃｍのアベリアの生垣を１ｍに区
切り１単位区とした。刈込後新芽の伸長期に化合物Ｎα
６と化合物Ｎα１０の一体製剤した液剤とゾル剤および
各単剤の希釈液に散布濃度５００ｐｐｍとなるようノニ
オン系界面活性剤を添加し、手押加圧噴霧器で、１００
１　／　１０　ａ相当を散布した。散布３週と３ケ月後
に観察による調査を行った結果を表５に示す。

調査の基準は試験例１に準する。

試験例５．ノシバ茎葉処理試験 梅雨明は後の伸長期にノシバ地に２．２５　ｒｒｒの単
位区を設け、刈込５日後に各一体製剤と単剤の希釈液に
ノニオン系界面活性剤を散布濃度５００ｐｐｍとなるよ
う添加し、１００１　／　１０　ａの液量を手押加圧噴
霧器で区内に均一に散布した。散布２週と４週後に観察
による調査を行った結果を表６に示す。

製剤例１．ゾル剤の作成 化合物Ｎｏ、　２の４０部に水５０．３部と界面活性剤
のツルぜ−ル３７４２　（東邦化学■商標）５部と消泡
剤として、ツルポール７５１２を０．５部加えて、サン
ドグラインダーで粉砕し取出し後、増粘剤、安定剤とし
て、エチレングリコール４部と■ＡＮＧＥＬ−，Ｂ　　
Ｏ，２部を加え、良く攪拌して、化合物Ｎα２の４０％
ゾル剤を得た。

［部はいずれも重量部を示す。以下、同し］製剤例２１
本発明ゾル剤の作成 製剤例１と同様にして得た化合物ＮＯ３９の５０％ゾル
剤の４０部と化合物Ａの１８％調製した液剤の５５．６
部およびツルポール３７４２の０．５部と蒸留水３．９
部を混合して、化合物Ｎｏ、　９の２０％と化合物Ａの
１０％を含有するゾル剤を得た。

製剤例３１本発明液剤の作成 化合物Ｎα６の１０部と蒸留水３３．４部および化合物
Ａの１８％液剤５５．６部を混合し、化合物Ｎ０６の１
０％と化合物Ａの１０％を含有する液剤を得た。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 有効成分として、一般式（１）で示される化合物と、ナ
   トリウム＝２，３：４，６−ジ−Ｏ−イソプロピリデン
   −α−Ｌ−キシロ−２−ヘクスロフラノソナートとを含
   有することを特徴とする植物生長調節組成物 （１）▲数式、化学式、表等があります▼ 式（１）中、Ａは水素原子またはメチル基を、Ｒはヒド
   ロキシル基炭素数１〜６のアルコキシ基、アルコキシア
   ルコキシ基、モノまたはジアルキルアミノ基、あるいは
   −Ｏ−ｃａｔ（ここでｃａｔは有機、無機の陽イオン）
   で示される化合物。