JPH02642A - グラフトしたポリカーボネート鎖を有するビニル共重合体を含む混合物 - Google Patents

グラフトしたポリカーボネート鎖を有するビニル共重合体を含む混合物

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JPH02642A
JPH02642A JP63118405A JP11840588A JPH02642A JP H02642 A JPH02642 A JP H02642A JP 63118405 A JP63118405 A JP 63118405A JP 11840588 A JP11840588 A JP 11840588A JP H02642 A JPH02642 A JP H02642A
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    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ビニル共重合体グラフ]・ベースが4500
0−95000の1VIn値(ゲル・パーミ工−ソヨン
・クロマトグラフィーで決定した数平均分子量)を有し
、ポリカーボネート鎖が35〜70の反復カーボネート
構造単位の重縮合度を有し、そしてビニル共重合体グラ
フトベースとグラフトされたポリカーボネート鎖の重量
比が35重1%511重量%及び55重量%対45重量
%の間であるポリカーボネート鎖のグラフト化されたビ
ニル共重合体を製造する方法において、スチレン95〜
99.5モル%及び下式 [式中、R=H又はC3〜C,アルキル、R+=CI、
B r、C+−Ctアルキル、シクロヘキンル又はC1
〜C,アルコキシ、m−0又は11 n=0、■又は2、 η−〇又は11 1=0又はl、及び X−一〇−5i  (CH3) 3] に相当する化合物5〜0.5モル%を公知の方法に従っ
て45000〜95000の所望の分子量(Mn、数平
均分子量)までラジカル開始剤による塊状重合により共
重合させ、続いてこの重合体を分離することなしに2相
界面法の条件下、不活性な有機溶媒を添加した水性アル
カリ相中においてジフェノール、ホスゲン及びモノフェ
ノールと反応させることからなり、この時ジフェノール
の量はグラフト化されたビニル共重合体中のポリカーボ
ネートの含量がグラフトされたポリカーボネート鎖を含
むグラフト化されたビニル重合体の全重量に基づいて6
5〜45重量%であり、また連鎖停止剤の量か、グラフ
トされたポリカーボネート側鎖の平均鎖長が35〜70
の反復カーボネート構造単位を含んでなるように計算さ
れ、そして不活性な有機溶媒の量が、反応混合物の有機
相の最終粘度が5〜25mPa−5,好ましくは10〜
20mPa −sとなるように計算される、ことを特徴
とするポリカーボネートのグラフト化されたビニル共重
合体の製造法に関する。
上述の最終粘度は、重縮合の完了時の反応混合物の有機
相の、ヘラプラー(Hoppler)粘度計で測定され
る20°Cにおける絶対粘度であると理解される。
***特許公告公報第1,153.527号は、フェノー
ル残基を側鎖として含量する共重合体の、不飽和フェノ
ール及び他のオレフィン性化合物からの製造法を開示し
ている。この共重合は、ルイス償又は同様に作用する酸
の存在下に起こり、従ってイオン的に接触される。得ら
れる生成物は約500〜2000の平均分子量を有する
対応するビニル共重合体の製造は、***公開特許明細1
第1,770,144号及び***公開特許明細1第1,
795,840号、及び米国特許第3.687,895
号明細書から公知である。
共重合はイオン的にもラジカル的にも接触される(***
公開特許明細1第1,770,144号の4頁)。
***公開特許明細1第1,770.144号の3頁にお
ける式■によれば、分子量(数平均)Mnま約3000
(f2−5及びr  =5)−約2000000 CQ
 =200及びr  =lOOO)でありうるが、実施
例M7及びM8においては5000の1Vin値(数平
均分子量)が達成されているにすぎない(参照、訂正さ
れた***特許公告公報第1゜770.144号の第8欄
)。更に***特許公告公報第1,770,144号の対
応する実施例12及び13において、グラフトされたポ
リカーボネート鎖はそれぞれ5.5及び14.3の重合
度に達しているにすぎないところ、式Iによると5〜1
00の重合度が可能とされている。
言い換えると、本発明によるグラフト化されたビニル共
重合体は***特許公報第1,770,144号又は米国
特許第3,687,895号の一般式の中に入るけれど
も、本発明の必須の要件、即ち45000〜95000
のグラフト・ベースの114n、側鎖における35〜7
0の反復カーボネート構造単位、及びポリカーボネート
鎖とグラフト・ベースの、65重量%対35重量%〜4
5重量%対55重量%という重量比は、上記特許明細書
には明確に開示されていない。これらの要件のってさえ
充足することがない。
10000〜200000、好ましくは20000〜5
0000の平均分子量Mn(数平均)を有する対応する
共重合体も米国特許第3.856886号から公知であ
る(米国特許第3,856゜886号の第2欄lO〜1
6行)。これらのビニル共重合体にはポリカーボネート
もグラフトされる(前記の米国特許、第3,687,8
95号参照)。
またもや、本発明によるグラフト化されたビニル共重合
体は米国特許第3,856,886号の股式に含まれる
けれど、満足すべき3つの必要条件はこの特許明細書に
は明確に開示されていない。これらの必要条件の一つで
さえ決して満足されていない。
米国特許第3,856,886号によれば、グラフト化
されたビニル共重合体はビニル重合体及び/又は熱可塑
性ポリカーボネートと混合される。
そして、この米国特許明細書からは、少しのグラフト・
ベースを含有するグラフト重合体だけがビニル重合体と
の、即ち例えはポリスチレンとの混合物に対して選択さ
れる(実施例1〜7aにおいてグラフト・ベースは5重
量%にすぎない)ということを認めることができる。
更にグラフト化されたビニル重合体中のグラフト・ベー
スの量は熱可塑性ポリカーボネートとの混合物において
はより高い、即ち10〜30重量%であるということは
実施例8〜15から認めることができる。
実施例16〜24によると、使用されるグラフト共重合
体は5重量%のグラフト・ベースを含有するにすぎない
グラフト化されたビニル共重合体の他のビニル重合体と
の混合物は、非相溶性の徴候を示さず、また改良された
加水分解安定性、改良された流れ挙動及び改良された熱
安定性を示す(米国特許第3.856,886号の第4
欄16〜53行及び***公開特許明細1第2,019,
992号参照)。
グラフト化されたビニル共重合体の熱可塑性ポリカーボ
ネートとの混合物は、改良された耐アルカリ性及び耐熱
水性を、更に改良された機械的性質を示し、この場合に
も非相溶性の徴候を示さない(米国特許第3,856,
886号の第6欄47〜61行及び独国公開特許第2,
019,994号の3/4頁)。
グラフト化されたビニル共重合体の熱可塑性ポリカーボ
ネートとの及び他のビニル重合体との混合物は、改良さ
れた耐アルカリ性と耐熱水性、改良された機械的及び熱
的性質、そして改良された流れ性を示し、非相溶性の徴
候がない(米国特許第3,856,886号の第1O欄
4〜36行及び***公開特許明細四節2.019,99
3号の3/4頁参照)。
最後に、フェノール残基を側鎖として含有する共重合体
は***公開特許明細四節1,950,982号及び米国
特許第3.758,597号から公知である。これらの
ビニル共重合体のグラフト・ベースの分子量の委細につ
いては何も記載されていない。更にポリカーボネート鎖
のグラフトが記述されており、グラフト化生成物におけ
るグラフト・ベースの含量は唯一の実施例で5重量%で
ある。
対応するグラフト化ビニル共重合体も***公開特許明細
四節2,357,192号及び対応する米国特許第3,
999.009号から公知である。
グラフト化されてない共重合体は10000〜1ooo
oo、好ましくは10000〜40000の分子量(滲
透圧により決定したMn)を有すると言われる。実施例
に記述されるグラフト化ビニル共重合体はそれぞれ共重
合体ベースを10重量%及び20重量%含有する。
***公開特許明細四節2,357,192号及び米国特
許第3,991,009号は、グラフト化ビニル共重合
体のグラフト・ゴムとの混合を記述している。このグラ
フト・ゴムは純粋なグラフト重合体と共重合体との混合
物及び更に共重合体の混合物(混合物e)参照)を含む
ものと理解される。
最後に、ポリカーボネート・グラフト化ポリビニル化合
物は、[アンゲバンテ・マクロモレクラリ9ヘミ−(A
 ngewandte Makromolekular
eChemie) J 60/61  (1977)、
125〜137頁(861号)に記載されている。しか
しながらこの場合にも、グラフト・ベースの[nは20
00〜4000にすぎず、一方グラフト化ビニル重合体
中のグラフト・ベースの含量は高々20重量%である。
更に***公開特許明細四節2.329,585号は、少
なくとも50%が式 [式中、RはC,−C,アルキルであり、モしてXは普
通のビフェノール結合を表わす1に相当する反復構造単
位からなるポリカーポネー1−とポリスチレンのような
熱可塑性樹脂との混合物を記載しており、これらの混合
物のいくらかは、とくに混合物の透明性に反映される極
めて高い相溶性を示す。
ヨーロッパ特許願第181,143号は、ポリカーボネ
ートのポリ(p−メチルスチレン)との混合物を記載し
ている。この場合、ポリカーボネート/ポリ(p−メチ
ルスチレン)混合物中の20重量%より多いポリ(p−
メチルスチレン)の含量は非相溶性の徴候を生じ、その
特性スペクトルが悪影響を受ける。
これに対し、今やグラフト・ベースが45000〜95
000、好ましくは60000〜80000の%nを有
し、グラフト・ベースの含量がグラフト・ポリカーボネ
ート鎖を含むグラフト化ビニル共重合体の全重量に基づ
いて35〜55重量%、好ましくは40〜50重1%で
あり、そしてポリカーボネート鎖が35〜70の反復カ
ーポ不ト構造単位の重縮合度を有する本発明の方法で得
られるグラフト化ビニル重合体は、ポリカーボネート−
ポリスチレン混合物に対する優秀な相溶性助長剤であり
、斯くしてそのような混合物は光学的な目的に、更に特
に光学ディスクに使用しうろことが発見された。
従って本発明は、本発明の方法で得られるグラフト化ビ
ニル共重合体、及びその、熱可塑性ポリカーボネート及
び熱可塑性ポリスチレンの混合物に対する改変剤として
の使用法に関する。
また本発明は、 A)式 [式中Zは単結合、c1〜c8アルキレン基、02〜C
1゜アルキリデン基、ンクロヘキシリデン基、ベンジリ
デン基、メチルベンジリデン基、ヒス−(フェニル)−
メチレン基、s−−5o2− −c〇−又は−〇−であ
る] に相当するジフェノールに基づき且つ15000〜l 
20000、好ましくは20000〜80000、更に
好ましくは25000〜45000のMW値(公知の方
法に従い相対溶液粘度から決定される重量平均分子量)
を有する熱可塑性芳香族ポリカーボネート70〜20重
量%、好ましくは65〜40重量%、及び B)20000〜400000.好まシくハ30000
−330000、更に好マI、 < ハロ 0000〜
260000のMW値(公知の方法に従いゲル・浸透・
クロマトグラフィーで決定される重量平均分子量)を有
する熱可塑性ポリスチレン30〜80重量%、好ましく
は35〜60重量%、からなる混合物であって、本発明
に従って製造されるグラフト化されたビニル共重合体を
、A)+B)の100重ユ%に基づいて0.5〜15重
量%、好ましくは1.0〜12重量%、更に好ましくは
2〜9重量%含有する混合物にも関する。
三菱の特公昭61−19,656号公報によれは、ポリ
カーボネートとポリスチレンとの混合物は、白斑か入り
不透明であるから光学目的には不適当であるとされてい
る(特公昭61−19,656号の対照例3参照)。
ヨーロンパ特許願第199,824号は、光学用の樹脂
材料を記載している。この材料は混合物の相溶性を改善
するために少量の第3物質を添加してもよい樹脂の混合
物からなる(ヨーロッパ特許類第199,824号第1
1頁)。例えば、ポリスチレン−ポリカーボネート・ブ
ロック共重合体か、ヨーロッパ特許類第199,824
号の実施例2において、ビスフェノールAポリカーボネ
ートとスチレン−無水マレイン酸共重合体との混合物に
おいてこの第3成分として使用されている。
ポリカーボネートとポリスチレンとの混合物の可能性は
ヨーロッパ特許第199,824号で論じられているが
、実証されてはいない(ヨーロッパ特許第199,82
4号第7.8及び11頁)。
グラフト共重合体は、ヨーロンパ特許願第199゜82
4号の文脈においては光学樹脂材料としても適当である
(ヨーロッパ特許類第199,824号第9頁中頃から
11頁第1節まで及び実施例4)。しかしヨーロッパ特
許類第199,824号には、本発明による特別なグラ
フト化ビニル共重合体についての示唆はない。
前記の米国特許第3,856,886号から、方テヒニ
ル共重合体グラフト・ベースヲ低バーセントで含有する
グラフト化ビニル共重合体は対応する3成分混合物に使
用され、一方でビニル共重合体グラフト・ベースを比較
的高パーセントで含をするグラフト生成物は熱可塑性ポ
リヵーポ不トとグラフト化ビニル共重合体との混合物に
使用されるということか認められるから、本発明による
グラフト化ビニル共重合体が格別に適当な改変剤として
用いられることは明らかではなかった。
従って、他のビニル重合体の添加は主として、ポリカー
ボネート及びビニル重合体の相溶性混合物の製造におい
て、グラフト化ビニル共重合体中のグラフト・ベースの
含量を減少をもたらす。
この理由のために、ビニル共重合体グラフト・ベースが
増量された、即ち35〜55重量%であるグラフト化ビ
ニル共重合体を用いて、熱可塑性ポリカーボネート及び
ポリスチレン間の改良された相溶性を確立し、光学的用
途に対して最適な相溶性を得る、即ち低い光学的異方性
の混合物を得るということは専門家にとって明らかでな
かった従って本発明は、本発明による成分A) 、B)
及びグラフト化ビニル重合体の促合物を光学的ディスク
に対する材料として使用することにも関する。
本発明によるグラフト化ビニル共重合体の製造のために
必要とされる式(I)の化合物は公知であり、或いは公
知の方法で製造することができる[例えば、H,ニーダ
ープリューム(N iederprGm)、P、ボス(
Voss)、■、パイル(B eyl)、り一ヒヒス・
アン(L eibigs A nn、)、1972.2
0〜32及び特公昭54−122.257号公報参照1
゜ このような化合物の例は、3−トリメチルシロキンスチ
レン、4−トリメチルシロキンスチレン、3−トリメチ
ルシロキシ−α−メチルスチレン、4−トリメチルシロ
キシ−α−メチルスチレン、2−メチル−4−トリメチ
ルシロキンスチレン、2−メチル−4−トリメチルシロ
キシ−α−メチルスチレン、2. 6−ジクロル−4−
トリメチルノロキ/−α−メチルスチレン、3−トリメ
チルシロキンアリルベンゼン、4−トリメチルシロキン
アリルベンゼン及び4−トリメチルシロキシフェニルア
リルエーテルを含む。
式(1)に相当する化合物を製造する1つの方法は、X
がOHである以外は式(I)の化合物に相当する対応す
るフェノール(Ia)をヘキサメチルジシラザンと15
0°Cで反応させることからなる(H,二−デープリュ
ーム、P、ボス、■。
パイル、リービヒス・アン、1973.20〜32)。
ラジカル開始剤による塊重合は例えば次のように行なう
ことができる: 芳香族ビニル化合物95〜99.5モル%及び式(I)
に相当する化合物0.5〜5モル%lこ、窒素雰囲気に
おいて、用いる芳香族ビニル化合物の重量に基づいて0
.05〜0.25重量%のび。
α −アゾジイソブチロニトリルを添加し、続いて60
−100°Cで20〜40時間重合せしめる。
温度及び開始剤濃度に関する反応条件は公知の方法の条
件に相当する[更に7−ペン(Houben)−ワイル
(Weyl)著、第14/1巻、[高分子物質(Mak
romolekulare S Loff) J 、7
53頁以降、ジョージ・ンーメ出版(G eorg T
 h iemeVerlag、 SfuLigant)
、1962参照1゜重合時間は式(I)に相当する共単
量体の割合及びビニル共重合体グラフト・ベースの所望
の分子量に依存する。グラフト・ベースの所望の分子量
が高く式(I)に相当する化合物の割合が高い場合、選
択する重合時間はグラフト・ベースの所望の分子量が比
較的低い及び/又は式(I)に相当する化合物の割合が
低い場合よりも長くすべきである。
斯くして得られる、依然グラフトされてない共重合体は
式 [式中、R,R,、m、n、  rS j及びXは、式
(I)に対して定義した意味を存する]に相当する2官
能性構造単位からなる。
グラフト反応に適当なジフェノールは、熱可塑性ポリカ
ーボネートの公知の製造において通常使用されるジフェ
ノーノ呟好ましくはDが炭素数6〜30の2価の有機基
である式(IV) HO−DOHに相当するもの、更に
好ましくは式(II)に相当するものである。
適当なジフェノールの例は、例えば2,2−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−プロパン、22−ビス−(3
,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
、2,2−ビス(3,5ジクロル−4−ヒドロキンフェ
ニル)−プロパン及び1.  I−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−シクロヘキサン、更に下記の式(II
 a)に相当する種類のポリジアルキルシロキサン−ジ
フェノールである。
グラフト側鎖は共縮合形において1種又はそれ以上のジ
フェノールを含有しうる。この関連において、式(I[
a)のジフェノールはポリカーボネート側鎖の全重量に
基づいて高々20重量%の量で側鎖中に存在するという
ことが指摘される。
連鎖停止剤の適当なモノフェノールは、例えばフェノー
ル、p−tert−ブチルフェノール、p−クミルフェ
ノール及びp−イソオクチルフェノールである。
グラフト化反応のための不活性な有機溶媒は、例えば塩
化メチレン及びクロルベンゼンである。
不活性な溶媒の重量による量は、グラフト化反応に用い
るグラフト・ベースの重量の約20〜25倍である。こ
の溶媒全は製造すべきグラフトに用いるグラフト・ベー
スの重量に依存する。少量のグラフト・ベースに対して
は比較的少量の溶媒で十分でありニゲラフト化物中のグ
ラフト・ベースか比較的多量の場合には、比較的多量の
溶媒が必要である。勿論溶媒の量は得られる最終粘度が
始めに言及した範囲内に入るように選択すべきである。
水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム水溶液なとは、水
性アルカリ相として使用される。
適当な触媒は、例えは第三アミン、例えばトリエチルア
ミン、又はN−エチルピペリジンである。
斯くして得られるグラフト化された共重合体は、Xが ジフエノラート及びモノフェルレートが一○あって、当
然水性アルカリ性相中でのホスゲンとの反応に由来する
、即ちジフェノール及びモノフェノールからのフェノー
ル性H[子の除去で得られる残基である] である点を除いて、式(III)の構造単位に相当する
構造単位を含有する。
本発明によるグラフト化反応は、グラフト・ベースのグ
ラフト部位Xのすべてがグラフト化反応に関与するかど
うかは問わない;ある場合には純粋なポリカーボネート
が少i蓄積していることもある。
成分A)として使用しうるポリカーボネートは、それ自
体公知であり或いは公知の方法で製造しうる[H,ンユ
イ・ル(S chnell)著、「ポリカーボネートの
化学と物理(Chemistry and P hys
icsof P olycarbonates) J 
、インターサイエンス出版(Interscience
 Publishers、 New York)、19
64参照]。
式(n)に相当するジフェノールに基づくポリカーボネ
ートは、共縮合された形で式(II)に相当するジフェ
ノールを、用いたジフェノールの合計モル1に基づいて
少くとも80重量%含有するものである。
用いるジフェノールの合計モル量に基づいて嵩高20重
量%の量で使用される他の好適なジフェノールは、式(
I[a) (II a) (ヨーロッパ特許公開第122,535号参照)[式中
、n=C,〜C6アルキノ呟好ましくはCH,−1及び
n=2O−200、好ましくは40〜80] に相当するものである。
式(I[)に相当する好適なジフェノールは2゜2−ヒ
ス−(4−ヒドロキンフェニル)−フロパフ及び1.I
−ビス−(4−ヒドロキンフェニル)シクロヘキサンで
アル。
式(I[a)の適当なジフェノールは例えば式(■b) (n b) [式中、n=40.60又は80] に相当するものである。
成分A)のポリカーボネートの製造に適当な連鎖停止剤
は、例えばフェノール性 p−tertブチルフェノー
ル及びp−インオクチルフェノールである。
成分A)のポリカーボネートはホモポリカーボネート及
びコポリカーボネートの双方である。
成分A)の芳香族ポリカーボネートは直鎖状でも分岐鎖
状でもよい。
分岐は用いるジフェノールに基づいて少量の、好ましく
は0.05〜2.0モル%の3官能性又はそれ以上の官
能性の化合物、例えば3つ又は3つヨリ多いフェノール
性ヒドロキシル基を含有スるものを導入することにより
公知の方法で行なうことができる。
このようなポリカーボネートは公知である(例えは***
特許第2,500,092号及び米国特許第4,185
.009号を参照)。
本発明に従って使用しうる3つ又は3つより多いフェノ
ール性ヒドロキシ基を含有する化合物のいくつかは、例
えばフロログルシノール、4.6ジメチルー2.4.6
−トリー(4−ヒドロキシフェニル)−へブタン、1.
3.5−トリー(4ヒドロキシフエニル)−ベンゼン、
l、l、1−トIJ−(4−ヒドロキシフェニル)−エ
タン、2.6−ビス−(2′ −ヒドロキシ−5′ −
メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−
ヒドロキシフェニル)−2−(2,,4−ジヒドロキシ
フェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−
プロパン及oa1.4−ビス−(4゜4′−ジヒドロキ
シトリフェニルメチル)−ベンゼンである。他の3官能
性化合物のいくつかは、2.4−ジヒドロキノ安息香酸
、トリメシン酸、シアヌル酸クロライド、及び3.3−
ビス−(4ヒドロキン−3−メチルフェニル)−2−オ
キソ−23−ジヒドロインドールである。
ポリカーボネートそのもの及び更に種々のポリカーボネ
ートの混合物か成分A)として役立つ。
ポリスチレン(成分B))は単独重合体でも共重合体で
もよい。それらはそれ自体公知であり或いは公知の方法
によって製造することができる。
本発明で使用しうるポリスチレンの製造に適当な単量体
は、中でもスチレンそれ自体、o−p−及びm−メチル
スチレン、p−エチルスチレン、2.4−ジメチルスチ
レン、0−クロルスチレン、2.5−ジクロルスチレン
、ビニルナフタレン及ヒヒニルビフェニルである。
単独重合体の例は、上記単量体の対応するホモポリマー
である。
共重合体の例は、スチレン/α−メチルスチレン共重合
体、スチレン/p−メチルスチレン共重合体、種々のメ
チルスチレン誘導体(「ビニルトルエン」)の、時にス
チレンと組合せた共重合体、及びスチレンとジビニルス
チレンの共重合体である。
好適なスチレン重合体はスチレン、p−メチルスチレン
及び0−クロルスチレンの単独重合体、及びスチレンと
び一メチルスチレンの共重合体、スチレンとp−メチル
スチレンの共重合体、種々のビニルトルエンの随時スチ
レンと組合せたポリビニルトルエンである。
ポリスチレンそれ自体及び種々のポリスチレンの混合物
の双方が成分B)として役立ちうる。
本発明による混合物を製造するためには、ポリカーボネ
ート成分、ポリスチレン成分及びグラフト共重合体成分
を、用いるポリカーボネートの軟化点以上で混合すると
よい。これは−段階で、例えは原型的なスクリュー押出
し機での押出し中に例えば280〜350°Cの温度で
混練りすることによって行ないうる。
公知の機械が混練りに適当であり、2軸押出し機が好適
に使用される。
ポリカーボネート又はポリスチレンに対して普通用いら
れる安定剤系及び/又は離型剤は問題の種類の重合体混
合物に必要に応じて使用することができ、そして公知の
方法に従い、上述したように混錬りによって混入しうろ
ことは明らかである。
プラスチック又はプラスチック混合物の光学ディスクの
基材として使用は次のことを前提とする:光学ディスク
上の情報がレーザーの直線偏光によって読みとれ、また
記録可能ディスクの場合にはそのようにして記録できる
。記録及び消去可能な方法に用いられる1つの系は、磁
気−光学ディスクである。この場合には、光の振動面の
最小回転(1’以下)でさえ信号として読みとられるか
ら、特に複屈折のない基材物質であることに力点が置か
れる。
プラスチック(熱可塑性プラスチック)において、複屈
折は本質的に2つの因子、即ち一方で材料に固有な成分
及び他方で加工に関連した成分(配向複屈折として公知
)からなる。
従って低複屈折の熱可塑性成形物は、2つの手段、即ち
適当な加工因子の選択により、例えば熱可塑性ポリカー
ボネートのオーディオ・コンパクト・ディスクの射出成
形又は射出スタンピングにおける如く低粘度種の比較的
高温での加工により、或いはそれ自体複屈折に対して最
小の傾向しか示さない材料、例えばビデオ・ディスクの
製造に用いられるポリメタクリル酸メチルの使用により
製造することができる。
記録可能記憶技術、例えば磁気−光学系は、許容しうる
シグナル対ノイズ比を得るために、記録のために比較的
高いエネルギーを必要とする。この目的のためには、開
口数の大きいレンズが使用される。この記録及び読出し
レンズの口径角のため、接線及び半径方向光束に対して
さえ、最小の光学異方性が非常に重要である。斯くして
軸方向において複屈折における非常に低いピッチ差(l
Q nm/ mm以下)をすでに示しているコンパクト
・ディスクは、依然接線及び半径方向において、典型的
には500〜1000 nm/ mmの高い測定値を示
す。
一般に重合体の複屈折が反対の複屈折の重合体を添加す
ることによって減じうろことは公知である[J、ヘニツ
ヒ(Hennig) 、パッド・ナウハイム(Bad 
Nauheim)における「ニュー・ポリマーズ(Ne
w Polymers) Jに関する会議での講演、1
986年4月14/15日、[光学ディスク用材料とし
ての重合体(Polymers as 5ubstra
t、es  for  0ptical   Disc
s)  J  ]   。
更に本質的に低複屈折の材料がポリカーボネートと改質
ポリスチレンを組合せることによって得られることも公
知である[1986年2月7日付けの日経産業新聞「住
友化学、消去可能光学ディスク用の新規樹脂を開発」1
゜ 本発明による混合物の、光学ディスク用基材としての使
用は次のように説明しうる: 本発明の文脈においては、光学的ディスク用の「基材」
は、情報の層又は平面に対する担体として並びにこの情
報保持表面とディスクの外側の平表面との間のスペーサ
として役立つディスクの機械的基礎をなす材料である。
読み及び記録の双方に対して、情報担持光線は途中で変
化することなくディスクの平表面から反対のデータ側ま
で、及びデータ側後方からの読取り光線の場合には情報
転移後に外側表面まで途中で変化しないで検知器に至ら
なければならない。
光学ディスクの例はオーディオ・コンパクト・ディスク
及びビデオ・ディスクである。
衷A男 グラフト共重合体の調製 実施例 l a)グラフト・ベース :z、チレンl 950g及ヒ4− )リメチルンロキ
シーα−メチルスチレン50gを、α、α′−アゾジイ
ソブチロニトリル2gの存在下に80°Cで29時間、
窒素雰囲気で塊状重合することにより製造。
ゲル・浸透・クロマトグラフィーで決定した平均分子f
fi(Mn)は68377g1モルであった。
b)グラフト化反応 2、2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(
BPA)2223kg (9,75モル)、p−しer
t−ブチルフェノール43.99 (BPAに基づいて
;3モル%)、水40Q、’70ルベンゼン20kg及
び塩化メチレン20kgに溶解したグラフト・ベースa
)1.95kgの混合物に、ホスゲン1.1kg (1
1,1モル)を撹拌しながら20〜25°C″c1時間
にわたり導入した。
次いでN−エチルピペリジン19m(2(BPAに基づ
いて=1モル%)を添加し、撹拌を1時間続けた。有機
相を分離、電解質を洗浄で除去し、そして塩化メチレン
の蒸留による除去後に300°Cで押出した。相対溶液
粘度η、。、=1.482を有する生成物3.9kgが
得られた。ポリカーボネート側鎖/グラフト部位の計算
された分子量はHn=13,293g1モルであり、重
縮合度P−52に相当した。
実施例 2 a)グラフト・ベース ビニルトルエン222g及び4−トリメチルシロキン−
α−メチルスチレン59を、α、αアゾジイソブチロニ
トリル0.2gの存在下に80°Cで24時間、窒素雰
囲気で塊状重合することにより製造。ゲル・浸透・クロ
マトグラフィーで決定した平均分子量(un)は632
19g1モルであった。
b)グラフト化反応 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(
BPA)22.8kg (0,1モル)、p−tert
−ブチル7xノール450mg (BPAに基づいて=
3モル%)、水酸化ナトリウム20g (0,5モル)
、水400m+2及び塩化メチレン400m(2に溶解
したグラフト・ベースb)20yの混合物に、ホスゲン
15g (0,15モル)を撹拌しながら20〜25°
Cで30分間にわたり導入した。次いでN−エチルピペ
リジン0゜14mQを添加し、撹拌を30分間続けた。
有機相を分離、電解質を洗浄で除去し、乾燥し、及び濃
縮した。溶液粘度η、e、1.328を有する生成物4
3.8gを得た。
ポリカーボネート側鎖/グラフト部位の計算された分子
量はMn= I O,459g1モルfあり、重縮合度
P=41に相当した。
B、混合物の調製 実施例及び対照例で用いる材料は次に記載する通りであ
る: 上記の溶液粘度は塩化メチレン(59/Q ) 中25
°Cで決定した。
■)***特許第2,842,005号に従って製造した
ビスフェノールAのポリカーボネート(PC)、相対溶
液粘度η、、、=1.20 (塩化メチレン中、5g/
Q及び25°Cで測定) 、MW= 18500に相当
■)ポリスチレン(PS)、相対溶液粘度17、=1.
597、Mw=350000に相当。
■)ポリビニルトルエン(PVT) 、相対溶液粘度?
、−1=1−328、Mw=155000に相当。
本発明による及び対照例の混合物の形態学的検査のため
の試料の調製は個々の成分を溶液中で配合することによ
って行なった。これらの溶液から公知の方法で厚さ50
μmのキャストフィルムを調製し、続いてこのキャスト
フィルムから、LKBウルトラドーム(U ltrat
ome) mを用いることによりウルトラミクロトーム
切断物を調製した。
この試料の調製法は、顕微鏡写真が重合体混合物の熱力
学的平衡状態の代表的な写真を提供することを保証する
ことが意図された。重合体混合物の形態学は、偏光透過
光の光学顕微鏡[ライン・ダイアラス・ポル(L ei
tz D 1alus P ol) ]及び透過型電子
顕微鏡[フィリップス(P hilips) EM40
0F で検討した。
ポリカーボネート60重量%及びスチレン重合体40重
量%からなるポリカーボネートに富む重合体混合物は次
の実施例で記載される。
実施例3〜6の本発明による重合体混合物において、ポ
リカーボネート60重量%の全量は添加したグラフト共
重合体中のポリカーボネートの重量割合+添加したホモ
ポリカーポ不−1・の量の重量割合の合計である。従っ
て40重量%というスチレン重合体の全量は、添加した
グラフト共重合体中のスチレン重合体の重量割合モ添加
したスチレン重合体の量の重量割合の合計である。
光学顕微鏡写真(以後LM写真という)において、連続
ポリカーボネートマトリックスは偏光透過光において分
散相で存在するスチレン重合体より明るく見える。逆に
透過型電子顕微鏡写真において、ポリカーボネートマト
リックスは分散したスチレン重合体相よりも暗く見える
。本発明による混合物の良好な相溶性は、透過型電子顕
微鏡写真(以後TEM写真という)から決定されるスチ
レン重合体相のドメインの寸法から評価した。
対照例 l ポリカーボネート60部及びポリスチレン40部を塩化
メチレン1000部中に入れた。この溶液から厚さ50
μmのキャストフィルムを調製した。LM=第1図、倍
率500倍。
対照例 2 ポリカーボネート60部、ポリビニルトルエン40部及
び塩化メチレン1000部の溶液から形態学的検査に適
当なフィルムを調製することば不可能であった。これは
高い離層傾向が、フィルム中の個々の重合体が別々の層
を形成するということを意味するからである。
実施例 3〜5 ポリカーボネート55部、スチレン重合体35部及びグ
ラフト共重合体10部を塩化メチレン1000部に溶解
し、この溶液から厚さ50μmのキャストフィルムを調
製した。本発明による重合体見合物の重量%での正確な
組成及び平均のドメインの寸法を第1表に示す。
第1表 対照例1と2及び実施例3〜5における組成とスチレン
重合体のドメインの寸法。
実施例 6 ポリカーボネート■)、ポリスチレン■)及び実施例1
のグラフト共重合体の種々の量を、ZsK32中270
〜290°Cで混配合混練した。得られた混合物から3
40°Cの溶融温度においてコンパクトディスクを射出
成形した。この混合物の複屈折を、ディスクの軸と端の
間の中央における空間方向の関数としてピッチにおける
差を測定して評価した(第2表)。
第2表 対照例1 60 対に例260 実り例355 実用例455 実E例555 測定できず 0.5−3.0 0.6−5.3 1.6−5.3 57.50 37.50   5.0      17
  132 −15855.00 35.00   1
0.0      34  163 −185以上本発
明の特徴を要約すれば以下の通りである: 1、ビニル共重合体グラフトベースが45ooO〜95
000のl’Jn値(ゲル・浸透・クロマトグラフィー
で決定した数平均分子量)を有し、ポリカーボネート鎖
が35〜7oの反復カーボネート構造単位の重縮合度を
有し、そしてビニル共重合体グラフトベースとグラフト
されたポリカーボネートの重量比が35重量%対65重
量%及び55重量%対45重景%の間であるポリカーボ
ネート鎖のグラフト化されたビニル共重合体を製造する
方法において、スチレン95〜99.5モル%及び下式 [式中、R=H又はc、−c4アルキル、R,=CI、
B r、C,−C,アルキ)Iy、’/クロヘキンル又
はC1〜c4アルコキン、m=Q又はl。
n=Q、1又は2、 η=0又は11 t=Q又はl、及び x=−0−3i  (CH,) 、] に相当する化合物5〜0.5モル%を公知の方法に従っ
て45000〜95000の所望の分子量(Mn、数平
均分子量)までラジカル開始剤による塊状重合により共
重合させ、続いてこの重合体を分離することなしに2相
界面法の条件下、不活性な有機溶媒を添加した水性アル
カリ相中においてジフェノール、ホスゲン及びモノフェ
ノールと反応させ、この時ジフェノールの量はグラフト
化されたビニル共重合体中のポリカーボネートの含量が
グラフトされたポリカーボネート鎖を含むグラフト化さ
れたビニル重合体の全重量に基づいて65〜45重1%
であり、また連鎖停止剤の量が、グラフトされたポリカ
ーボネート側鎖の平均鎖長が35〜70の反復カーボネ
ート構造単位を含んでなるように計算され、そして不活
性な有機溶媒の量が、反応混合物の有機相の最終粘度が
5〜25mPa−5となるように計算される、ことを特
徴とするポリカーボネートのグラフト化されたビニル共
重合体の製造法。
2、上記lの方法で得られるグラフト化ビニル共重合体
3、式 4、熱可塑性ポリカーボネート及び熱可塑性ポリスチレ
ンの混合物に対する改変剤として、上記2及び3のグラ
フト化ビニル共重合体を使用すること。
5、A)式 [式中、R,R+、mXn、r及びtは上記lの式■に
対して定義した意味を有し、pは35〜70の整数であ
り、そしてジフエル−ト及ヒ七ノフエル−トはジフェノ
ール及びモノフェノールからフェノール性H[子を除い
て得られる残基である] に相当する構造単位を含有する上記2のグラフト化ビニ
ル共重合体。
[式中Zは単結合、01〜C,アルキレン基、c、−C
,□アルキリデン基、シクロへキシリデン基、ベンジリ
デン基、メチルベンジリデン基、ビス−(フェニル)−
メチレン基、S−−SO2−−〇〇−又は−〇−である
] に相当するジフェノールに基づき且つ15000〜12
0000のMW値(公知の方法に従い相対溶液粘度から
決定される重量平均分子量)を有する熱可塑性芳香族ポ
リカーボネート70〜20重量%、及び B)20000〜400000のMW値(公知の方法に
従いゲル・パーミエーンヨン・クロマトグラフィーで決
定される重量平均分子量)を有する熱可塑性ポリスチレ
ン30〜80重量%、を含んでなり、更に特許請求の範
囲第1項記載の方法で製造されるグラフト化されたビニ
ル共重合体を、A)+B)の100重量%に基づいて0
゜5〜15ffiffi%含有する混合物。
6、グラフト化ビニル共重合体を1.0〜12重量%で
含有する上記5の混合物。
7、グラフト化ビニル共重合体を2〜9重量%で含をす
る上記5の混合物。
8、光学的ディスクに対する材料として、上記5の混合
物を使用すること。
【図面の簡単な説明】
第1図は、比較例1のLM写真、500倍;第2図は実
施例3のTEM写真; 第3図は実施例4のLM写真、500倍;第4図は実施
例4のTEM写真、7500倍:第5図は実施例5のL
M写真、500倍:及び第6図は実施例5のTEM写真
、7500倍である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ビニル共重合体グラフトベースが45000〜95
    000の@M@n値(ゲル・浸透・クロマトグラフィー
    で決定した数平均分子量)を有し、ポリカーボネート鎖
    が35〜70の反復カーボネート構造単位の重縮合度を
    有し、そしてビニル共重合体グラフトベースとグラフト
    されたポリカーポネート鎖の重量比が35重量%対65
    重量%及び55重量%対45重量%の間であるポリカー
    ボネート鎖のグラフト化されたビニル共重合体を製造す
    る方法において、スチレン95〜99.5モル%及び下
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) [式中、R=H又はC_1〜C_4アルキル、R_1=
    Cl、Br、C_1〜C_4アルキル、シクロヘキシル
    又はC_1〜C_4アルコキシ、m=0又は1、 n=0、1又は2、 r=0又は1、 t=0又は1、及び x=−O−Si(CH_3)_3] に相当する化合物5〜0.5モル%を公知の方法に従っ
    て45000〜95000の所望の分子量(@M@n、
    数平均分子量)までラジカル開始剤による塊状重合によ
    り共重合させ、続いてこの重合体を分離することなしに
    2相界面法の条件下、不活性な有機溶媒を添加した水性
    アルカリ相中においてジフェノール、ホスゲン及びモノ
    フェノールと反応させ、この時ジフェノールの量はグラ
    フト化されたビニル共重合体中のポリカーボネートの含
    量がグラフトされたポリカーボネート鎖を含むグラフト
    化されたビニル重合体の全重量に基づいて65〜45重
    量%であり、また連鎖停止剤の量が、グラフトされたポ
    リカーボネート側鎖の平均鎖長が35〜70の反復カー
    ボネート構造単位を含んでなるように計算されそして不
    活性な有機溶媒の量が、反応混合物の有機相の最終粘度
    が5〜25mPa・sとなるように計算される、 ことを特徴とするポリカーボネートのグラフト化された
    ビニル共重合体の製造法。 2、A)式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中Zは単結合、C_1〜C_■アルキレン基、C_
    2〜C_1_2アルキリデン基、シクロヘキシリデン基
    、ベンジリデン基、メチルベンジリデン基、ビス−(フ
    ェニル)−メチレン基、 −S−、−SO_2−、−CO−又は−O−である] に相当するジフェノールに基づき且つ15000〜12
    0000の@M@w値(公知の方法に従い相対溶液粘度
    から決定される重量平均分子量)を有する熱可塑性芳香
    族ポリカーボネート70〜20重量%、及び B)20000〜400000の@M@w値(公知の方
    法に従いゲル・浸透・クロマトグラフィーで決定される
    重量平均分子量)を有する熱可塑性ポリスチレン30〜
    80重量%、 を含んでなり、更に特許請求の範囲第1項記載の方法で
    製造されるグラフト化されたビニル共重合体を、A)+
    B)の100重量%に基づいて0.5〜15重量%含有
    する混合物。 3、特許請求の範囲第2項記載の混合物を光学ディスク
    の材料として使用すること。
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KR100878044B1 (ko) * 2006-11-30 2009-01-13 주식회사 케이티프리텔 브루 및 위피 간의 호환성 제공을 위한 어플리케이션 변환방법 및 장치

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