JPH0262453B2 - - Google Patents

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JPH0262453B2
JPH0262453B2 JP21074781A JP21074781A JPH0262453B2 JP H0262453 B2 JPH0262453 B2 JP H0262453B2 JP 21074781 A JP21074781 A JP 21074781A JP 21074781 A JP21074781 A JP 21074781A JP H0262453 B2 JPH0262453 B2 JP H0262453B2
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JP
Japan
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cassette
bottom plate
rotating body
lever
sheet
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Application number
JP21074781A
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JPS58119520A (ja
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Nobuyuki Yanagawa
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP21074781A priority Critical patent/JPS58119520A/ja
Publication of JPS58119520A publication Critical patent/JPS58119520A/ja
Publication of JPH0262453B2 publication Critical patent/JPH0262453B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/02Separating articles from piles using friction forces between articles and separator
    • B65H3/06Rollers or like rotary separators
    • B65H3/0669Driving devices therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、給紙装置、具体的には給紙カセツ
トを用いる給紙装置の底板押上機構に関する。
給紙カセツトを用いる給紙装置の場合、給紙動
作の進行に連れてシートのレベルが下がるので、
可動の底板を挙上して、最上位のシートを給紙コ
ロに当接させる必要がある。
従来の底板押上機構の多くは、ばねで付勢され
た底板押上アームをカセツトの底板に当接させ
て、積載されたシートを挙上して、最上位のシー
トを給紙コロに圧接させるようになつている。と
ころで、給紙コロとシートとの間には、シートを
送り出すに必要な摩擦力が要求される。この摩擦
力は、給紙コロ表面の形状や材質等に基づく摩擦
係数に加えて、両者の接触圧にも大きく影響され
る。そのために、底板をばね力で押上げる従来の
装置においては、カセツトに存在するシートの高
さに応じて、シートと給紙コロとの圧が変動する
という現象が生じる。また、紙種の差による質量
差が生じると、ばね力が変らない限り、給紙コロ
との圧が変化してします。この圧が変動すると、
シートの不送りや重送という給紙装置にとつて致
命的な不具合が発生する。そのために、従来は、
底板を押し上げるばねの選択に苦心し、カセツト
に収納するシートの枚数を制限していた。
また、カセツトの着脱に際しては、前記底板押
上アームをカセツト収納部から退避させる動作が
あり、装着後は、底板を押し上げさせるために、
該アームを揺動させるという動作もある。更に、
ばねを用いる場合、底板押上アームの揺動動作に
伴なう衝撃音やばねの振動音が発生する。
本発明は、上記種々の問題を解決した、給紙装
置における底板押上機構を提供することを目的と
する。
かかる本発明の目的は、給紙方向に回転する給
紙コロと、この給紙コロの下位にその先端部を位
置させられる給紙カセツトとを具備していて、給
紙カセツトの底板を揺動挙上させて、該カセツト
に収納されているシートの最上位のシートを上記
給紙コロに当接させる給紙装置において、上記給
紙カセツトを着脱自在に保持するカセツトホルダ
ーと、装着されたカセツトの底板の下面にその自
由端を対応させて配設された揺動自在の底板押上
アームと、この押上アームと実質的に一体の揺動
レバーと、この揺動レバーに係合する第1の位置
と該レバーに非係合の第2の位置とに選択的に位
置する回転体と、上記揺動レバーを挙上する向き
に、上記回転体を回転駆動する駆動手段と、上記
カセツトが上記ホルダーに装着されたとき、これ
を検知して、上記回転体を上記第1の位置に位置
させ、上記ホルダーからカセツトが外されると
き、これを検知して、上記回転体を上記第2の位
置に位置させるカセツト検知レバーと、上記カセ
ツトに収納されたシートのレベルを検知して、所
定のレベルにシートがないとき、上記回転体を回
転させる信号を出すレベル検知手段とを具備する
ことを特徴とする底板押上機構によつて達成され
る。
そして、本発明によれば、ばねの弾力を用いる
ことなく、アームやレバーによつて直接底板を押
し上げるので、カセツト内のシートの高さに関係
なく、シートと給紙コロとの圧接力を一定の範囲
内、即ち給紙コロの自重の範囲内に安定して保持
することができる。給紙圧が安定することによつ
て、シートの不送りや重送が防止できる。紙種が
変つて摩擦係数が変わることが想定される場合
は、確実な給送を達成するために、コロ圧を変化
させる機構を追加してもよいこと勿論である。ま
た、カセツトの有無に応じて、底板押上アームが
揺動するので、カセツト装着の際に、底板押上ア
ームを押し動かす操作から解放される。かかる操
作がないということは、ばねを用いないことと相
俟つて、アーム、レバーや底板等の衝撃音やばね
の振動音の如き不快な騒音の発生がなくなる。
以下、図示の実施例によつて本発明を詳細に説
明する。
第1図乃至第4図において、ベース1上には、
1対の側板2,3が固着されている。側板2,3
間には、上ステー4と下ステー5がそれぞれ支架
されている。図示の実施例は、上下二段にカセツ
ト6,7をセツトできる給紙装置である。従つ
て、それぞれのカセツトに対応して、上給紙機構
8と下給紙機構9が配設されている。各給紙機構
8,9は、所望のサイズのシートを収納したカセ
ツトを選択することによつて、選択的に作動す
る。上給紙機構8により送り出されたシートは、
上シート通路10を通つて主シート通路11へ導
かれ、下給紙機構9によつて送り出されたシート
は、下シート通路12を通つて主シート通路11
へ導びかれる。
上記主シート通路11には、送り出されたシー
トの先端を検知して、後述する給紙コロの回転を
オフする信号を出すセンサー13が配置されてい
る。また、該通路11には、レジストローラー対
14が配置されている。このレジストローラー対
14は、図示されない複写機本体の複写プロセス
に合わせて、シートを送るものである。上記各シ
ート通路は、それぞれガイド板15,16,1
7,18で形成されている。ガイド板16の一端
16aは、第2図に示すように、図において右方
へ延びている(第5図、第9図参照)。また、ガ
イド板18の一端18aも同様に延びていて、各
一端16a,18aは、装着された給紙カセツト
の前板近傍に位置している。なお、上記ガイド板
15〜18は、図面の都合上、第1図、第3図、
第4図には示されていない。
ベース1には、第4図、第5図に示すように、
側板2,3に副うようにして、カセツトホルダー
19,20が立設されている。上記ホルダー1
9,20の対向面には、カセツトの先端部両側面
に設けられた係合部21(第6図に一方のみ示
す)が係合する保持溝22,23がそれぞれ形成
されている。保持溝22,23には、第6図に示
すように、係合部21の段部21aに衝合して、
カセツトの位置を保持するストツパ部22a,2
3aがそれぞれ形成されている。
上記ステー4の下面略中央部に固定されたブラ
ケツト24と側板3との間には、フイードコロ駆
動軸25が回転自在に支架されている。側板3か
ら突出している軸端には、電磁クラツチ26を介
して、スプロケツト27とギヤ28が装着されて
いる。スプロケツト27とギヤ28は実質的に一
体である。
フイードコロ駆動軸25の他端には、該軸に固
定されるギヤ29と、一方向クラツチ30を介し
てフイードコロ31がそれぞれ嵌合されている。
フイードコロ31は、ゴム又はゴム類似品からな
る高摩擦部31aとハブ部31bとからなつてい
る。上記一方向クラツチ30は、駆動軸25が回
転するときには、この回転をフイードコロ31に
伝えるも、同軸が不回転であつても、フイードコ
ロ31を回転させる力が作用したときには、該コ
ロの回転を許す向きに作用する。
上記駆動軸25には、軸受32,33を介し
て、検知杆34がその折曲した両端で回動自在に
支持されている。検知杆34の一端の支持腕35
には、支軸36,37が固植されている。支軸3
6には、前記ギヤ29に噛み合うギヤ38が、支
軸37には、ギヤ38に噛み合うギヤ39がそれ
ぞれ回転自在に支持されている。上記支軸37に
は、プリフイードコロ40が支持されている。こ
のプリフイードコロ40は、ゴム又はゴム類似品
からなる高摩擦部40aと、上記ギヤ39と一体
のハブ部40bとからなつている。なお、第4図
には、図示の都合上、上記プリフイードコロ4
0、ギヤ38,39は示されていない。上記プリ
フイードコロ40は、第9図に示すように、装着
されたカセツトの先端部上位に位置している。
上記検知杆34の他端には、他動腕41が形成
されている。作動腕41には、スイツチ作動部材
42が固植されている。この作動部材42は、側
板3に形成された穴43(第3図参照)から外方
へ突出していて、側板に固定されたマイクロスイ
ツチ44の作動片44aに衝合可能に位置してい
る。
カセツトが装着されていないときには、上記検
知杆34は、プリフイードコロ40等の重量によ
り、揺動して、作動部材42でスイツチ44をオ
ンしている。
上ステー5の上面略中央部に固定されたブラケ
ツト45と側板3との間には、セパレーシヨン駆
動軸46が回転自在に支架されている。この駆動
軸46の一端には、前記ギヤ28に直接或いは図
示しない増速歯車列を介して噛み合うギヤ47が
固着されている。駆動軸46の他端46aには、
支持腕48を一体に固着したスリーブ49が回転
自在に、また、ギヤ50が一体的にそれぞれ挿嵌
されている。支持腕48には、支持軸51が固植
されている。この軸51には、上記ギヤ50に噛
み合うギヤ52と、これと一体の駆動スリーブ5
3と、従動スリーブ54と、このスリーブと一体
のセパレーシヨンコロ55が回転自在に挿通され
ている。セパレーシヨンコロ55は、上記従動ス
リーブ54と一体のハブ部と、これの外周に固嵌
したゴム或いはゴム類似品からなる高摩擦部とか
らなつている。上記駆動スリーブ53と従動スリ
ーブ54のそれぞれの外周には、ばね56が巻き
つけられている。
上記スリーブ53,54及びばね56でクラツ
チを構成していて、ギヤ52が回転すると、ばね
56を巻き締めて、従動スリーブ54を回転す
る。但し、従動スリーブ54に所定以上の負荷が
加えられた場合には、該スリーブは従動回転しな
いようになつている。換言すると、セパレーシヨ
ンコロ55は、トルクリミツターを介して駆動さ
れていることになる。セパレーシヨンコロ55の
回転に関しては後述する。
上記セパレーシヨンコロ55には、図示しない
付勢手段によつて、これを前記フイードコロ31
に当接させる向きの移動習性が与えられている。
下ステー5の折曲部下段5aに固着されたブラ
ケツト57と側板3との間には、底板押上軸58
が回動自在に支架されている。押上軸58の一端
58aには、底板押上アーム59の基端が固着さ
れている。押上軸58の他端58bには、揺動レ
バー60が固着されている。揺動レバー60は、
側板3に沿つて延びていて、その側板3がわの側
面60aは、第7図によく示すように殺ぎ落され
た斜面部となつている。
一方、側板3には、上記揺動レバー60の自由
端近傍において、回転体61が回転自在に設けら
れている。回転体61の外周には、アイドルギヤ
62に噛み合う歯部が形成されている。回転体6
1は、これに一体的に圧入された軸63の大径部
63aを、側板3に固着された軸受64に回転自
在且つ軸方向に摺動自在に嵌挿させて支持されて
いる。軸受64は、そのフランジ64a,64b
をばねガイド軸65,66によつて側板3に固定
されている。第1図、第3図、第7図に示すよう
に、ガイド軸65,66には、大径部63aの端
部に対向して、押え板67が摺動自在に嵌挿され
ていて、該板と各軸端に設けられたばね止め6
8,69との間に伸張性のつる巻きばね70,7
1が巻装されている。従つて、回転体61には、
上記ばね70,71の弾力によつて、側板3の内
方へ突出する向きの移動習性が与えられているこ
とになる。また、回転体61の、揺動レバー60
に対向する端面には、図示の実施例の場合、2本
の係合ピン72,73が突出して固植されてい
る。回転体61に圧入された軸63の小径部は、
突出部63bとして、ボス部から僅かに突出させ
られている。
下ステー5の折曲部下段5aの側板3寄りに
は、第1図に示すように、軸受ステージ5bが形
成されていて、ここには支軸74が固植されてい
る。支軸74には、カセツト検知レバー75がそ
のボス部75aで回動自在に装着されている。検
知レバー75の一端の検知端76は、第5図及び
第6図に示すように、カセツトホルダー20の保
持溝22の奥側開口部22bに臨ませて位置させ
られている。検知レバー75の作動腕77は、前
記回転体61の突出部63bに衝合可能な位置ま
で延びている。上記作動腕77は、第3図に示す
ように、カセツトホルダー20の凹部20a内に
進入していて、該カセツトとの間に弾装されたば
ね78の弾力によつて、支軸74を中心として、
その自由端を前記突出部63bに衝合する向きの
揺動習性を与えられている。
上記ばね78の弾力は、前記ばね70,71の
それよりも大きく設定されている。そのために、
上記回転体61は、上記検知レバー75に押動さ
れて、側板3の方へ位置(第2の位置)させられ
ている。この位置については後述する。
ところで、いままで説明したのは、上給紙機構
8に関してであるが、下給紙機構9についても、
その配設位置が上ステー4と下ステー5との間で
あるか、下ステー5とベース1との間であるかの
違いがあるだけで、各構成は同じである。よつ
て、下給紙機構9に関しては、個々の構成の説明
は省略して、対応する機構8の符号の数字に900
を足した数の符号を付すに止める。但し、下給紙
機構9については、図面表示の複雑さを避けるた
めに、図示されていない部材がある。
上記側板3には、同期モータ79が固設されて
いて、その出力軸80には、駆動ギヤ81が固着
されている。この駆動ギヤ81は、アイドルギヤ
62と下給紙機構の回転体961の歯部にそれぞ
れ噛み合つている。上記モータ79は、上カセツ
ト6、下カセツト7(第2図参照)の何れを選択
して給紙するかのセレクトスイツチによつて正・
逆回転するようになつている。
第8図において、モータ79の出力軸80が実
線矢印方向に回転すると、駆動ギヤ81に噛み合
つている回転体961とアイドルギヤ62が実線
矢印方向に回転し、アイドルギヤに噛み合つてい
る回転体61も実線矢印方向に回転する。モータ
79のこの向きの回転は、下カセツト7を選択し
た場合の回転方向であり、上カセツト6を選択し
た場合には、破線矢印方向の回転となる。
そして、カセツトが装着されていない場合、前
記回転体は、第7図に示すように、ばね978に
付勢された作動腕977によつて、ばね970,
971の弾力に抗して押動されている。この位置
は、回転体961が回転しても係合ピン972,
973が揺動レバー960と係合しない、第2の
位置である。カセツトが装着されると、回転体6
1は、詳細は後述するが、係合ピン72,73の
何れか一方が揺動レバー60に係合可能に位置す
る第2の位置を採ることになる。
換言すると、回転体61及びこれに付属する部
材、カセツト検知レバー75、揺動レバー60で
一種のクラツチ機構を構成していることになる。
以下、第7図に示すように、上給紙機構8のクラ
ツチ機構を上クラツチ800、下給紙機構9のそ
れを下クラツチ900と称する。従つて、第7図
においては、上クラツチ800が連接していて、
回転体61が第1の位置に置かれた状態にあり、
下クラツチ900が断たれていて、回転体961
が第2の位置に置かれた状態にある。
第8図において、駆動系を説明する。駆動モー
タ82の出力軸に固定されたスプロケツト83、
レジストローラー対14の駆動軸84に装着され
たスプロケツト85、フイードコロ駆動軸25,
925に装着されたスプロケツト27,927に
は、チエン86が巻き回わされている。レジスト
ローラー対のスプロケツト85は、第3図に示す
ように、電磁クラツチ87を介して駆動軸84に
装着されている。電磁クラツチ87は、複写プロ
セスに従つてオンしてスプロケツト85の回転を
駆動軸84へ伝達し、センサー13(第2図参
照)のシート先端検知から所定時間後にオフし
て、レジストローラー対の回転を停止する。
駆動モータ82が通電されると、チエン86が
回動して、スプロケツト85,27,927を鎖
線矢印方向に回転させる。スプロケツト27,9
27の回転は、これと実質的に一体のギヤ28,
928を介して、ギヤ47(第3図参照)、94
7を回転させる。ギヤ47,947の回転は、セ
パレーシヨンコロ駆動軸46,946によつてギ
ヤ50,950へ伝達され、これに噛み合うギヤ
52,952を破線矢印方向へ回転させる。ギヤ
52,952の回転は、駆動スリーブ53、ばね
56、従動スリーブ54を介してセパレーシヨン
コロ55,955に伝達される。該コロ55,9
55に上記ばね56によるトルク以上の負荷がか
からないと仮定すると、該コロは矢印B方向へ回
転する。このトルクのリミツトについては後述す
る。
以上のように、セパレーシヨンコロ駆動軸4
6,946は常時回転させられる。
一方、フイードコロ駆動軸25,925は、
上・下カセツトの選択動作に連動し、且つセンサ
ー13(第2図参照)のシート先・後端検知(又
は複写プロセス)に従つてオンオフされる電磁ク
ラツチ26,926によつて選択的に回転させら
れる。
仮りに、上カセツトが選択されているとして、
給紙信号が出されると、電磁クラツチ26が通電
される。クラツチ26のオンにより、スプロケツ
ト27、ギヤ28の回転がフイードコロ駆動軸2
5へ伝達され、一方向クラツチ37(第3図参
照)を介してフイードコロ31が実線矢印方向へ
回転する。また、駆動軸25の回転は、ギヤ2
9,38,39を介して、プリフイードコロ40
を実線矢印方向(給送方向)へ回転させる。
回転するフイードコロ31には、セパレーシヨ
ンコロ55が所定の法線力で当接させられてい
る。互いに接触することにより加えられるフイー
ドコロ31の、セパレーシヨンコロ55に対する
トルクは、ばね56(第3図参照)によるトルク
よりも大きいので、セパレーシヨンコロ55は、
フイードコロ31に従動して矢印Fの向きに回転
する。セパレーシヨンコロ55の矢印F方向への
回転は、フイードコロ31とで一枚のシートを挾
持した場合にも同様である。しかし、例えば二枚
のシートが両コロ31,55間に進入したときに
は、シート同士間に生じるトルクよりも、ばね5
6によるトルクの方が大きいので、セパレーシヨ
ンコロ55は矢印B方向へ回転する。従つて、セ
パレーシヨンコロに接している方のシートは、シ
ート給送方向と逆向きに押し戻される。
プリフイードコロ40でカセツトから引き出さ
れ、セパレーシヨンコロ55とフイードコロ31
とによつて分離されたシートは、シート通路を進
行し、センサー13(第2図参照)により検知さ
れる。このシート検知信号から所定時間経過後、
すなわち、シートの先端が検知されてレジストロ
ーラー対14に咥えられるまでの時間が経過する
と、前記電磁クラツチ26への通電が断たれる。
こののち、シートは、複写プロセスに従つて回
転するレジストローラー対14で搬送される。フ
イードコロ31とセパレーシヨンコロ55は、進
行するシートに連れ回わりする。このとき、フイ
ードコロ31は、一方向クラツチ30の作用によ
つて回転させられているので、プリフイードコロ
40を回転させることはない。
底板押上機構の作用を説明する。
カセツトホルダー19,20にカセツトが装着
されていないとき、底板押上アーム59,959
は、第2図に示すように、自重又は図示されない
ばねの作用で下降していて、カセツト6,7の進
入を妨げない位置におかれている。
一方、クラツチ機構は、第7図に示す下クラツ
チ900のような態様にある。すなわち、ばね9
78で付勢された作動腕977によつて、回転体
961が押し動かされ、係合ピン972,973
が揺動レバー960と係合不能な第2の位置にお
かれている。プリフイードコロ40,940は、
駆動軸25,925を中心に回動していて、スイ
ツチ44(第1図参照)、同944(第9図参照)
をオンさせている。
また、カセツト検知レバー75の検知端76
は、第3図、第6図に示すように、ホルダー20
の保持溝の奥側開口部22bに位置させられてい
る。
いま、第6図に示すように、カセツト6をホル
ダー20に向つて押し進め、係合部21を保持溝
22に嵌合させたのち、段部21aをストツパー
22aに係合させる保持位置に装着する。この保
持位置においては、係合部21の先端押動部21
bが検知端76に衝合(第7図参照)して、カセ
ツト検知レバー75を、その軸74の周りに揺動
させる。
検知レバー75の揺動によつて、いままで、作
動腕77で押し動かされて第2の位置におかれて
いた回転体61は、ばね70,71の弾力によつ
て摺動し、第7図に示す上クラツチ800のよう
に第1の位置に位置させられる。この第1の位置
においては、係合ピン72,73の回動軌跡上に
揺動レバー60が位置している。カセツト6が定
位置に装着されたとき、底板押上アーム59の自
由端は、カセツト6の底穴6aに進入していて、
可動の底板6bの下面に対向している。
このとき、底板6bに積載されたシート束の最
上位のシートとプリフイードコロ40との間は離
れている。従つて、マイクロスイツチ44は、作
動部材42(第1図、第4図参照)によつて押動
されていて、モータ79(第8図参照)をオンし
ている。モータ79の出力軸の回転は、上カセツ
トからの給紙が選択されているので、第8図にお
いて破線方向(第9図においては実線方向)であ
る。
従つて、モータ79の回転は、ギヤ81,62
を介して、回転体61を第2図において時計方向
へ回転させる。回転体61が回転すると、これの
端面に固植された係合ピン73が揺動レバー60
の下側面に衝合し、第9図に示すように、該レバ
ー60を押上軸58と共に挙上回動させる。
押上軸58の回動によつて、これと一体の底板
押上アーム59が回動して、その自由端で底板6
bを、これに載置されたシート束Sと共に押し上
げる。この底板6bを押し上げる作用は、最上位
のシートSaがプリフイードコロ40の下部周面
に衝合して、該コロを押し上げ、支持腕35、検
知杆34、作動腕41を揺動させて、スイツチ作
動部材42が第10図に示すようにスイツチ作動
片44aの押し込み動作を解除するまで継続す
る。なお、第10図におけるスイツチ作動部材4
2と作動片44aとの位置関係は誇張して示され
ている。
スイツチ44への押動が解かれると、モータ7
9(第8図参照)への通電が断たれ、回転体61
の回転が停止させられる。このとき、最上位のシ
ートSaとプリフイードコロ40との間には、該
シートを送り出すに充分な圧が生じている。
そして、給紙指令、例えば複写開始のプリント
釦の押動と同時又は適宜のタイミングをおいて電
磁クラツチ26が通電されると、フイードコロ駆
動軸25が回転して、フイードコロ31とプリフ
イードコロ40を給送方向に回転させる。このと
き、セパレーシヨンコロ駆動軸46は、第9図に
おいて反時計方向へ回転しているも、セパレーシ
ヨンコロ40は、トルクリミツタの作用により、
フイードコロ31に従動して矢印F方向に回転し
ている。
プリフイードコロ40が、最上位のシートSa
のみを引き出して、上記両コロ31,55の間へ
送り込むと、両コロは、該シートを上シート通路
10から主シート通路11へと搬送する。シート
の先端がセンサー13に検知されたのち所定時間
後には、上記電磁クラツチ26への通電が断た
れ、フイードコロ駆動軸25が停止る。従つて、
プリフイードコロ40は回転を停止する。
複写プロセスの進行に従つて、レジストローラ
ー対14が回転すると、シートが再搬送される。
フイードコロ31とセパレーシヨンコロ55は、
搬送されるシートに連れ回わりする。
ところで、プリフイードコロ40が、単一のシ
ートをシート束から送り出すとは限らない。例え
ば、2枚のシートを送り出して、これの先端をフ
イードコロ31とセパレーシヨンコロ55との間
に送り込んだとすると、最上位のシートは、フイ
ードコロ31の摩擦を受けて給送方向に送られ
る。しかし、セパレーシヨンコロ55に接触して
いる次位のシートは、シート同士により得られる
トルクよりも大きいトルクを得て矢印B方向(第
9図参照)へ付勢されているセパレーシヨンコロ
55によつて、給送方向とは逆向きに送り戻され
る。この次位のシートが両コロ31,55の接触
部から離れると、セパレーシヨンコロ55は上位
のシートとの摩擦によつて、矢印F方向に従動回
転する。次位のシートは、進行する最上位のシー
トに引摺られて、同方向に進もうとするも、両コ
ロの間に進入するたびに戻されてしまう。
給紙動作が進むに連れて、カセツト内のシート
のレベルが次第に低くなると、プリフイードコロ
40がこれに従つて降下する。同コロ40の降下
は、支持腕35、検知杆34、作動腕41を介し
てスイツチ作動部材42を降下させることにな
り、スイツチ44の作動片44aを押し込む。こ
れによつて、モータ79が回転を再開して、回転
体61を回動させて底板押上アーム59を挙上揺
動させる。モータ79の回転は、スイツチ44が
オフ(第10図参照)されることにより停止す
る。かかる底板6bの押上げ動作は、シートの給
送が行なわれているあいだ間欠的に行なわれる。
なお、シートのレベルが下がつて、プリフイード
コロ40が降下してスイツチ44を作動させると
きの、該コロ40と最上位のシートとの間には、
シートを送り出すに充分な圧が確保されているこ
と勿論である。
図示の実施例の場合、二段カセツト方式であつ
て、上給紙機構8が作動しているとき、下給紙機
構9は、セパレーシヨンコロ駆動軸946が回転
しているのみで、他は作動していない。但し、上
カセツト6に対する底板押上動作時には、モータ
78のギヤ81に噛み合つている回転体961は
回動させられる。
下段にカセツトが装着されていない場合には、
第7図に示すように、下クラツチ900が断たれ
ているので、第2の位置におかれた回転体961
が回転しても、係合ピン972,973が揺動レ
バー960に係合することはない。
下段にカセツトが装着されている場合には、下
クラツチ900は、第7図に示す上クラツチ80
0のように、接がつた状態におかれ、回転体96
1が第1の位置に移動させられている。また、上
カセツトが選択されているときには、第9図に示
すように、回転体961が反時計方向に回転する
ので、係合ピン972,973は、揺動レバー9
60の上面に係合する向きに回動する。しかし、
揺動レバー960の、回転体に対向する側面が傾
斜面960aに形成されているので、上記ピン9
72,973は、該傾斜面に衝合して、これに沿
つて回転体961をばね970,971の弾力に
抗して軸方向へ移動させることにより、レバーと
の係合を回避する。
下カセツトが選択された場合には、上給紙機構
が上記と同様に作動する。
次に、カセツトを外したときの作用を説明す
る。
第7図に示すように装着されたカセツト6をカ
セツトホルダー19,20から引き抜くと、この
動作の初期位置において、係合部21の先端押動
部21bと、カセツト検知レバー75の検知端7
6との係合が外れる。検知端76の拘束を解除さ
れた検知レバー75は、ばね78の弾力によつて
揺動し、作動腕77で回転体61を第2の位置
(第7図に示す下クラツチ900を参照)へ押し
動かす。回転体61が軸方向へ移動すると、いま
まで揺動レバー60の下面に係合していた係合ピ
ン73(第9図参照)も移動して、底板押上動作
を解除する。
係合ピン73の移動によつて、揺動レバー60
は、底板6b及びシートSの重量を受けている底
板押上アーム59と共に落下揺動する。これによ
り、アーム59は、底板6bから離間する。
すなわち、カセツトを僅かに引き抜くだけで、
底板を押し上げる動作が解除され、底板押上アー
ムが降下して、何らの支障もなくカセツトを外す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の底板押上機構を適用した給紙
装置の一例の要部を示す斜視図、第2図は同上の
側面図、第3図は同上の要部展開平面図、第4図
は同上の正面図、第5図は同上の要部斜視図、第
6図はカセツト検知レバーとカセツトとの位置関
係を示す斜視図、第7図は底板押上機構のクラツ
チ部を示す縦断面図、第8図は駆動系を模式的に
示す側面図、第9図は底板押上動作を示す側面
図、第10図はシートレベル検知手段の作用を示
す側面図である。 6,7……カセツト、8……上給紙機構、9…
…下給紙機構、6b……底板、19,20……カ
セツトホルダー、31,931……フイードコ
ロ、40,940……プリフイードコロ、55,
955……セパレーシヨンコロ、34……検知
杆、42……スイツチ作動部材、44……スイツ
チ、59,959……底板押上アーム、60,9
60……揺動レバー、61,961……回転体、
72,73,972,973……係合ピン、7
5,975……カセツト検知レバー、79……モ
ータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 給紙方向に回転する給紙コロと、この給紙コ
    ロの下位にその先端部を位置させられる給紙カセ
    ツトとを具備していて、給紙カセツトの可動の底
    板を揺動挙上させて、該カセツトに収納されてい
    るシートの最上位のシートを上記給紙コロに当接
    させる給紙装置において、 上記給紙カセツトを着脱自在に保持するカセツ
    トホルダーと、 装着されたカセツトの底板の下面にその自由端
    を対応させて配設された揺動自在の底板押上アー
    ムと、 この押上アームと実質的に一体の揺動レバー
    と、 この揺動レバーに係合する第1の位置と該レバ
    ーに非係合の第2の位置とに選択的に位置する回
    転体と、 上記揺動レバーを挙上する向きに、上記回転体
    を回転駆動する駆動手段と、 上記カセツトが上記ホルダーに装着されたと
    き、これを検知して、上記回転体を上記第1の位
    置に位置させ、上記ホルダーからカセツトが外さ
    れるとき、これを検知して、上記回転体を上記第
    2の位置に位置させるカセツト検知レバーと、 上記カセツトに収納されたシートのレベルを検
    知して、所定のレベルにシートがないとき、上記
    回転体を回転させる信号を出すレベル検知手段と を具備することを特徴とする底板押上機構。 2 前記回転体が正逆回転可能であつて、揺動レ
    バーを押し上げる向きとは逆向きに回転すると
    き、該回転体が揺動レバーから退避することによ
    り互いに係合しないことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の給紙装置における底板押上機
    構。
JP21074781A 1981-12-30 1981-12-30 給紙装置における底板押上機構 Granted JPS58119520A (ja)

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JP21074781A JPS58119520A (ja) 1981-12-30 1981-12-30 給紙装置における底板押上機構

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JP21074781A JPS58119520A (ja) 1981-12-30 1981-12-30 給紙装置における底板押上機構

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Publication Number Publication Date
JPS58119520A JPS58119520A (ja) 1983-07-16
JPH0262453B2 true JPH0262453B2 (ja) 1990-12-25

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JP21074781A Granted JPS58119520A (ja) 1981-12-30 1981-12-30 給紙装置における底板押上機構

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6081953U (ja) * 1983-11-09 1985-06-06 株式会社リコー 給紙制御装置
JPS6081952U (ja) * 1983-11-09 1985-06-06 株式会社リコー 給紙制御装置
JPS6141137U (ja) * 1984-08-14 1986-03-15 コニカ株式会社 複写装置
JPS6172531U (ja) * 1984-10-15 1986-05-17

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JPS58119520A (ja) 1983-07-16

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