JPH0262242A - インクジェット式記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、プリッタ−コピー等の印ｆｉｌ＋装置に用い
られるインクジェット方式の記録方法に関するしのであ
る。

「従来の技術」 インクジェット方式の記録方法の一種に、バブルインク
ジェット式記録方法がある。

第６図は、従来のバブルインクジェット式記録方法を採
用したプリンターヘッドを示すもので、図中符号！は石
板、符号２は基板である。これら蓋板１と基板２との間
にはインク流路３が形成されている。基板２の内面側に
は発熱体４が形成されており９発熱体４には発熱体通電
用電極５．６が連設されている。これら電極５，６と発
熱体４は、保護膜７によって覆イつれている。また前記
石板ｌには、発熱体４上方に位置ずろようにノズル８が
形成されている。

このプリンターヘッドによる印画記録は、第７図ないし
第１Ｉ図に示すように、ま４′インク流路３にインクを
流し、この状態で、印画を行うタイミングに合わせて発
熱体４にパルス電圧を印加することにより行なわれる。

発熱体４に電圧が印加されると、発熱体４が昇温する。

すると発熱体４の表面でインクが気化してバブル９が発
生し、このバブル９の蒸気圧によりインクがノズル８か
ら吐出される。この結果インクが記録紙に付着して、印
画が完了する。

「発明が解決しようとする課題」 このような従来のバブルインクジェット式記録方法にあ
っては、発熱体４の熱応答速度が印画速度を律速するた
め、印画速度は繰り返し周波数４ｋＨｚ程度が眼界であ
る不満があった。

すなわち前記従来のバブルインクジェット式記録方法を
実施するプリンターヘッドの発熱体は、第１２図に示す
ようにパルス電圧が印加されると、急速に昇温しでイン
ク発泡温度（Ｔ２）を越え、ピーク温度（Ｔｐ）に達し
たあと冷却するように設計されろ。第１２図においてイ
ンク発泡温度Ｔ、を越えた部分の面積Ａはインクを発泡
させるエネルキーに相当する。前記従来の記録方法で安
定した印画を行うためには、この面積Ａを一定に保って
インクの発泡条件を一定に保つ必要がある。ところがそ
のためには発熱後の発熱体を電圧印加前と同し温度まで
冷却しなければならＣ１この冷却にかなりの時間を要す
るため発熱間隔を狭めることかでき４″、印画速度を高
速化する際の障害となっていた。

１−発明の目的」 本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、高速印画で
きる記録方法を提供することを目的とする。

「課題を解決するための手段」 本発明の記録方法では、発熱体を常時インク発泡温度よ
りら高温に保ち、印画時にのみこの発熱体ｌ二にインク
を移動させることによって、前記目的を達成した。

インクを発熱体上に移動させる手段としては、ピエゾ素
子をｆｌＩ用する事らできるが、静電吸引力を利用する
ことが望ましい。すなわちインクを正または負に帯電さ
せ、発熱体を挟んでこのインクと対向する側に配置され
た電極に反対の電荷を印加してインクを吸引し発熱体に
１こ移動させる静電岐引力を利用した手段が好適である
。

「作用　」 本発明のインクジェット式記録方法にあっては、発熱体
上にインクが移動されると、発熱体は常時インク発泡温
度よりし高温に保たれているので、移動されたインクが
直ちに発泡して、インクはフラッシュ状となって記録紙
に吐出されろ。

「実施例」 以下、図面を参照して本発明のインクジェット式記録方
法を詳しく説明４−る。

第１図は本発明の記録方法を実施するプリンターヘッド
の一例を示す乙ので、図中符号１１は蓋板、符号１２は
基板である。基板１２の内面側には、発熱体１４とこの
発熱体１４に接続する発熱体通電用電極１５．１６が設
けられている。これら発熱体１４および通電用電極１５
．１６は保護＠１７によって覆われている。そしてこの
保護膜１７上には、インクを移動さ仕るための個別？Ｔ
ｔ極２１と共通電極２２が発熱体１４を挟んで対向する
位置に配設されている。

前、尼藍板１１には、前記発熱体１４上に位置するよう
にノズル１８が形成されている。このノズルＩ８の一側
には、面板１１内面から基板１２に向かって仕切板２３
が立設されている。この仕切板２３の基板１２側の端部
には、インク導出口２４が形成されている。

そしてこの仕切板２３と基板１２と蓋板１１によって囲
まれた空間は、インク室２５とされている。これに対し
てノズル１８の他側には、置板１１の内面から基板１２
に向かって前記仕切板２３と対向するように閉止板２６
が立設されている。この閉止板２６は、水密に居仮１２
に接している。また所ｊ記共、ａ電極２２は、この閉止
板２６よりも発熱体１４側に突出するように設けられて
いる。

つぎにこのプリンターヘッドによって行なわれる本発明
の記録方法の一実血例を説明ずろ。

まずこの記録方法では、通電用電極１５．１６から発熱
体１４に常に電圧が印加され、第２図に示すように、発
熱体】４の温度（Ｔ）がインク発泡温度Ｔ。

上りら若干高く維持される。またヘッドのインク室２５
には、インクが収容される（第３図参照）。この状態で
個別電極２１と共通電極２２に電圧を印加すると、イン
ク室２５内にある個別電極２１１のインクが共通電極２
２側に吸引される。すると第４図に示すように、インク
室２５内のインクが仕切板２３のインク導出口２４から
流出して、発熱体１４」：に移動する。発熱体１４」二
に移動したインクは、発熱体１４が高温に保たれている
ので、直しに発泡する。そして第５図に示すように、イ
ンクはフラッシュ状となってノズル１８から吐出され記
録紙に付着する。

これにより記録紙にはドツトが印画される。

このようにこのインクジェット式記録方式では、発熱体
１４か常時インク発泡温度よりも高温に保たれ、この高
温の発熱体上に印画時にのみインクが静電吸引で移動さ
れることにより印画が行なイつれるので、発熱体１４を
冷却する必要がなく、印画速度がインクの移動速度によ
って律則されることとなる。インクを移動させる速度は
簡単に高速化でき、この例の記録方法のように静電吸引
力を利用した場合には少なくとら１ＯｋＨｚ程度は容易
に達成できるので、この記録方法は高速印画可能なもの
となる。

またこの記録方法にあっては、個別電極２１と共通電極
２２への通電時間によって発熱体１４上に移動するイン
ク１を制御することができるので、ノズル１８から吐出
されるインク１を容易に制御できる。

従ってこの記録方法には、印画濃度の制御か容易である
利点がある。

「発明の効果」 以上説明したように本発明のインクジェット式記録方法
は、発熱体を常時インク発泡温度よりも高温に保ち、印
画時にのみこの発熱体上にインクを移動させる方法なの
で、印字速度が発熱体の熱応答速度ではなくインクの移
動速度に律則することとなる。従って本発明のインクジ
ェット式記録方法は、高速印画可能なものとなる。

また本発明の記録方法にあっては、発熱体へのインク移
動量を制御することにより、記録紙に吐出されろインク
量を容易に変化さけることができる。従って本発明の記
録方法によれば、印画濃度を容易に制御できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のインクジェット式記録方法の一実施例
を採用したプリンターヘッドの一例を示す断面図、第２
図は同プリンターヘッドの発熱体の温度変化を説明する
グラフ、第３図ないし第５図は同実施例の記録方法の各
工程を示す断面図、第６図は従来のインクジェット式記
録方法を実施するプリンターヘッドを示す断面図、第７
図ないし第１Ｉ図は同従来の記録方法の各過程を示づ一
断面図、第１２図は同従来の記録方法におけろ発熱体の
温度変化を示すグラフである。 １４・・発熱体、２１・・・個別電極、２２・・・共通
電極第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発熱体を常時インク発泡温度よりも高温に保ち、印画時
   にのみこの発熱体上にインクを移動させることを特徴と
   するインクジェット式記録方法。