JPH0258566A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH0258566A
JPH0258566A JP20912288A JP20912288A JPH0258566A JP H0258566 A JPH0258566 A JP H0258566A JP 20912288 A JP20912288 A JP 20912288A JP 20912288 A JP20912288 A JP 20912288A JP H0258566 A JPH0258566 A JP H0258566A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は永久帯電防止性を有し、かつ耐衝撃性に代表さ
れる機械的特性および色調に優れた制電性樹脂組成物に
関するものである。
「従来の技術」 合成高分子材料は、その優れた特性によって広範な分野
で使用されている。これらの材料は、材料の持つ機械的
強度に加え、帯電防止性を付与されれば、さらにその用
途を拡大することができる。
すなわち、静電気による障害を防止したい複写機、テレ
ビなどの電子、電気機械部品、各種防塵用部品などへの
用途展開が可能となる。
合成高分子材料の訓電性を向上させる方法としては、共
役ジエンまたは/およびアクリル酸エステルとアルキレ
ンオキサイド基を有するビニル系単量体を共重合して得
られる親水性ゴム状重合体にビニル系単量体またはビニ
リデン単量体をグラフト重合して得る方法(特開昭55
−36237号公報)などがあり、実用制電性を達成し
ている。
また、特開昭62−241945号公報は、ポリアミド
エラストマ1〜40重量部とゴム質変性スチレン系樹脂
55〜98重量部およびカルボキシル基を含有する変性
ビニル系重合体0,1〜20重量部の混合により、半永
久的な制電性を何する樹脂が得られることを開示してい
る。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、特開昭55−36237号公報記載の親
水性ゴム状重合体に単量体をグラフト重合して得られた
訓電性樹脂は特殊な親水性ゴム状重合体を使用している
ため、その製造方法が繁雑なこと、および得られる樹脂
の機械的特性が劣る欠点があり、充分満足できるもので
はない。また、特開昭62−241945号公報により
開示されたより電性樹脂は、ポリアミドエラストマの製
造時にポリマの色調が悪くなる欠点があり、組成物が着
色する問題がある。
よって本発明は、繁雑な製造方法によらずして、永久帯
電防止性をHし、かつ耐衝撃性に代表される機械的特性
および色調に優れる制電性樹脂組成物を提供することを
課題とする。
[問題点を解決するための手段] −1−記課題を解決すべく鋭意検討した結果、熱可塑性
樹脂に特定の変性ポリアミドを配合することによりかか
る目的が達成できることを見い出し本発明に到達した。
すなわち本発明は、 (A)熱可塑性樹脂1〜99重量%および(B)炭素原
子数6以上のアミノカルボン酸またはラクタム、もしく
は炭素原子数6以上のジアミンとジカルボン酸の塩から
選ばれてなるポリアミドにエチレンオキシドを重付加さ
せてなる変性ポリアミド99〜1重量% からなる熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明における(A)熱可塑性樹脂としては、特に限定
されないが、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、
スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニ
レンエーテル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ハロゲン
化(モノ)オレフィン系樹脂、ポリグルタルイミド系樹
脂、ポリオキシメチレン系樹脂、ポリフェニレンスルフ
ィド樹脂、アクリル系樹脂等、およびこれらの樹脂ブレ
ンド物を挙げることができる。
具体的には、ポリアミド系樹脂としては、ナイロン6、
ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン11、ナ
イロン12、ナイロン6・12などが挙げられる。
ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリヘキシレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリ
エチレン−1,2ビス(フェノキシ)エタン−4,4′
 −ジカルボキシレート、ポリエチレンイソフタレート
/テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート/イソ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート/デカンジカ
ルボキシレートなどのような共重合ポリエステルが挙げ
られる。
スチレン系樹脂としては、ポリスチレン、ゴム変性ポリ
スチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチ
レン−ゴム質重合体、メタクリル酸メチル共重合体(M
BS樹脂)、スチレン−ゴム質重合体−アクリロニトリ
ル共重合体(ABS樹脂、AES樹脂、AAS樹脂)な
どが挙げられる。また、これらのスチレン系樹脂は2種
以上混合して使用することもできる。さらにこれらのス
チレンおよび/またはアクリロニトリルの一部がα−メ
チルスチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、不飽和ジカルボン酸、不飽和ジカルボン酸無水物
等のスチレンと共重合し得る不飽和単量体に置換されて
いるものも含まれる。
ポリカーボネート系樹脂としては、芳香族ポリカーボネ
ート、脂肪族ポリカーボネート、脂肪族−芳香族ポリカ
ーボネートなどが挙げられる。
般には2,2−ビス(4−オキシフェニル)アルカン系
、ビス(4−オキシフェニル)エーテル系、ビス(4−
オキシフェニル)スルホン、スルフィドまたはスルホキ
サイド系などのビスフェノール類からなる重合体、もし
くは共重合体であり、目的に応じてハロゲンで置換され
たビスフェノール類を用いた重合体である。
ポリフェニレンエーテル系樹脂とは、次式[T)の単位
を有するホモポリマーまたはコポリマーを含むものであ
る。
(こごで、Ql、Q2、Q3およびQ4はそれぞれ独立
に、水素、ハロゲン、炭化水素、ノ\ロ炭化水素、炭化
水素オキシおよびノーロ炭化水素オキシで構成される群
から選択され、nはモノマー単位の総数を表わし20以
上の整数である。)また、ポリフェニレンエーテル系樹
脂は、ポリフェニレンエーテルに芳香族ビニル系単量体
をグラフト重合して得られるグラフト重合体、または不
飽和ジカルボン酸、不飽和ジカルボン酸無水物で変性さ
れたものも含まれる。具体的には、CI)式のポリマと
(ゴム強化)ポリスチレンのブレンド物である変性PP
01およびスチレンをグラフト重合してなるグラフト化
ポリフェニレンエーテルが代表的なものである。
ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
1−ブテン共重合体、およびポリイソブチレンなどが挙
げられる。
ハロゲン化(モノ)オレフィン系樹脂としては、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニ4ノデン、ポリテトラフルオル
エチレン、ポリクロルトリフルオルエチレンなどが挙げ
られる。
ポリグルタルイミド系樹脂とは、次式〔■〕で示される
環状イミド単位を含有する重合体または共重合体および
そのブレンド物である。
(ただし式中のR1、R2およびR3は各々水素、炭素
数1〜20の置換あるいは非置換のアルキル基またはア
リール基を示す。)−ト記環状イミド単位を含釘するな
らば、いかな″るポリグルタルイミドであっても本発明
らに適用することができるが、通常は上記環状イミド単
位中のR1およびR2が水素またはメチル基であり、R
3が水素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
またはフェニル基であるものが一般的に用いられる。
ポリオキシメチレン系樹脂とは、オキシメチレン単独重
合体、および主としてオキシメチレン単位からなり主鎖
中に2〜8個の隣接する炭素原子をaするオキシアルキ
レン単位を15重量%以下劇−hするオキシメチレン共
重合体を意味する。
ポリフェニレンスルフィド樹脂とは、次式[II[)で
示される繰返し単位を70モル%以上含む重合体および
そのブレンド物、ガラス強化物などである。
アクリル系樹脂とは、(メタ)アクリル酸のメチル、エ
チル、プロピル、ブチルなどのアルキルエステル化合物
の(共)重合体であり、具体的にはポリメタクリル酸メ
チル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸プロ
ピル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、
メタクリル酸メチル−メタクリル酸エチル共重合体、メ
タクリル酸メチル−メタクリル酸ブチル共重合体、メタ
クリル酸メチル−アクリル酸メチル共重合体、メタクリ
ル酸メチル−アクリル酸エチル共重合体、メタクリル酸
メチル−アクリル酸ブチル共重合体などが挙げられる。
これらのアクリル樹脂は1種または2種以上用いること
ができる。
本発明における(A)熱可塑性樹脂の製造法は特に制限
がなく、公知の製造法を用いることができる。例えば、
ポリフェニレンエーテルは米国特許第3306874号
明細書および第3306875号明細書ならびに米国特
許第3257357号明細書および第3257358号
明細書に記載のごとき手順に従ってフェノール類の反応
によって製造することができる。
スチレン系樹脂のABS樹脂は、特公昭58−1683
号公報に記載のごとき手順に従って製造することができ
る。
ポリアミド系樹脂の6−ナイロンはε−カプロラクタム
水溶液を210〜250°Cで反応せしめた後、徐々に
水分を除去しながら250〜330°Cで重合せしめる
加圧重合法などで得ることができる。
本発明における(B)変性ポリアミドとは、ポリアミド
樹脂の側鎖およびまたは末端に主としてエチレンオキシ
ドを重付加させた重合体である。
(B)変性ポリアミドの構成成分である炭素原子数6以
上のアミノカルボン酸またはラクタム、もしくは炭素原
子数6以上のジアミンとジカルボン酸の塩としては、ω
−アミノカプロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−アミ
ノカプリル酸、ω−アミノペルゴン酸、ω−アミノカプ
リン酸および11−アミノウンデカン酸、12−アミノ
ドデカン酸などのアミノカルボン酸あるいはカプロラク
タム、エナントラクタム、カプリルラクタム、およびラ
ウロラクムなどのラクタムおよびヘキサメチレンジアミ
ン−アジピン酸塩、ヘキサメチレンジアミン−セバシン
酸塩およびヘキサメチレンジアミン−イソフタル酸塩な
どのジアミン−ジカルボン酸の塩が用いられ、特にカプ
ロラクタム、12−アミノドデカン酸、ヘキサメチレン
ジアミン−アジピン酸塩が好ましく用いられる。
(B)変性ポリアミドにおけるエチレンオキシドの付加
量の割合は、ポリアミド樹脂100重量部に対し10〜
400重量部、好ましくは20〜200Ifr、爪部で
ある。エチレンオキシドに少量のプロピレンオキシドな
どを混合してもかまわない。
ここでエチレンオキシドの付加量の割合が10重量部未
満では最終樹脂組成物の帯電防止性が劣り、400重量
部を越える場合はポリアミドのニレチンオキシド付加物
の機械的性質が劣り好ましくない。
(B)変性ポリアミドの製造方法についても特に限定さ
れず、例えばポリアミド樹脂を実質的に溶かさない溶媒
中にポリアミド樹脂粉末を分散させた後、その分散系中
にエチレンオキシドを吹込んで反応させることによって
得ることができる。
かくして得られた重合体は、(A)熱可塑性樹脂1〜9
9重量%、好ましくは20〜95重量%、(B)変性ポ
リアミド99〜1重量%、好ましくは80〜5重量%の
範囲内で配合する。(A)熱可塑性樹脂が1重量%未満
では樹脂組成物が柔軟になり、99重量%を越える場合
、樹脂組成物の帯電防止性が不足し好ましくない。
本発明の樹脂組成物は、(A)熱可塑性樹脂の種類によ
ってはカルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、置換ア
ミノ基から選ばれた少なくとも1種の官能基を含有する
変性ビニル系重合体(以降、変性ビニル系重合体と略称
する)に含有させることによって、(B)成分の変性ポ
リアミドとの親和性が一層向上し、耐衝撃性などの機械
的特性が層状tlI離(千枚めくれ)を改良することが
できる。
ここでカルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、置換ア
ミノ基から選ばれた少なくとも1種の官能基をi”r 
’fh−する変性ビニル系重合体とは、1種または2種
以上のビニル系単量体を重合または共重合して得られる
構造を存し、かつ分子中にカルボキシル基、エポキシ基
およびアミノ基または置換アミノ基よりなる群から選ば
れた少なくとも1種の官能基を何する重合体である。こ
れらの官能基の含有量に関しては、ごく少量でもよく、
また樹脂としての性能を損なわない限り、多量に含むこ
とも可能である。
カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基または置換アミ
ノ基を含有する変性ビニル系重合体の例としては、(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸、マレイン酸無水物などの
不飽和カルボン酸類、(メタ)アクリルアミドなどの不
飽和アミド類、グリシジルメタクリル酸などの不飽和グ
リシジル類の少なくとも1種および/またはγ、γ −
アゾビス(γ−シアツバレイン酸)、チオグリコール酸
、α−メルカプトプロピオン酸などのカルボキシル基を
釘する重合開始剤、重合度調節剤を用いて、所定のビニ
ル系単量体、例えばスチレン、α−メチルスチレンなど
の芳香族ビニル系単量体、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなどのシアン化ビニル系単量体、(メタ)ア
クリル酸メチルなどの(メタ)アクリル酸エステル系単
量体、マレイミド、N−フェニルマレイミドなどのマレ
イミド系単量体、エチレン、プロピレンなどのα−オレ
フィン系単量体、塩化ビニルなどと(共)重合した(共
)重合体などが挙げられる。
例えば、(A)熱可塑性樹脂にスチレン系樹脂やポリカ
ーボネート系樹脂を使用する場合、スチレンーアクリロ
ニトリル−(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル−グリシジルメタクリレート共重合体、
スチレン−アクリロニトリル−メタクリルアミド共重合
体、メチルメタクリレート−スチレン−(メタ)アクリ
ル酸共重合体などの変性ビニル系重合体を使用すること
ができる。
ポリフェニレンエーテル系樹脂を使用する場合、スチレ
ン−(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン−メタアク
リルアミド共重合体などの変性ビニル系重合体を使用す
ることができる。
ポリオレフィン系重合体を使用する場合は、エチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体、プロピレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体、エチレンーグリンジルメタクリレー
ト共重合体、プロピレングリシジルメタクリレート共重
合体などの変性ビニル系重合体を使用することができる
また、ポリアミド系樹脂やポリエステル系樹脂を使用す
る場合、変性ビニル系重合体を特に使用しなくてもよい
また、本発明の樹脂組成物はスルホン酸の金属塩やアニ
オン系、カチオン系、非イオン系の界面活性剤などの帯
電防止剤を添加して帯電防止性を一層向上させることも
可能であり、さらに必要に応じてオリゴマなどの相溶化
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの各種安定剤や顔料
、染料、滑剤、および可塑剤、ガラス繊維、難燃剤など
を添加することもできる。
し実 施 例] 本発明をさらに具体的に説明するために、以下、実施例
および比較ρりを挙げて説明する。なお、最終的に得ら
れた樹脂組成物は射出成形法によって成形されたのち、
下記の試験法により諸物性を測定した。
アイゾツト衝撃強度: ASTM  D256−56A 曲げ弾性率:ASTM  D790 体積固有抵抗値:2nu++tX40mmφ円盤を用い
、室温23℃、湿度50%RH 雰囲気下で測定した。測定に は東亜電波工業■製の超絶縁 抵抗計5M−10型を用いた。
色   調:スガ試験機体製SMカラーコンピューター
により白色標準板を用い て、ペレットのイエロー・インチ ックス値(Yl値)を測定した。
成形品の層状剥離防止性は成形品の折り曲げ観察により
行い、◎:極めて良好、○:良好、×:成形品が層状i
ll離を起こす、を判定基準とした。
また、実施例中の部数および%は、それぞれ重量部およ
びfffffi%を示す。
[参 考 例] (1)(A)(a)ポリエステル樹脂の調製オルトクロ
ロフェノール(OCP)中25℃、0.5%濃度で測定
した相対粘度1.38のポリブチレンテレフタレート(
a)を用いた。
(2)(A)’  (b)ポリカーボネート樹脂の調製
レキサン141−111 (EPL■製)を用いた。
(3)(A)(c)ポリフェニレンエーテル樹脂の調C
PX−100L (三菱ガス化学■製)を用いた。
(4)(A)(d)ポリグルタルイミドの調製ポリメタ
クリル酸メチルのベレットをメチルアミンと共に押出機
中に仕込み、押出機に取り付けた排気口から発生ガスを
脱気しながら、樹脂温度280°Cで押出しを行い、N
−メチルグルタルイミド正合体(d)を得た。この重合
体はイミド化率81.4%、分子量136,000、熱
変形温度143°Cであった。
(5)(A)(e)スチレン系樹脂の調製(e+)グラ
フト(共)重合体の調製 ポリブタジェンラテックス(ゴム粒子径0.25 ft
 m、ゲル含率80%)60部(固形分換算)の存在下
にスチレン72%、アクリロニトリル28%からなる単
量体混合物40部を乳化重合した。
得られたグラフト(共)重合体は、硫酸で凝固し、苛性
ソーダで中和、洗浄、濾過、乾燥してパウダー状のグラ
フト(共)重合体(el)を調製した。
(e2)(共)重合体の調製 e2−1:スチレン72部、アクリロニトリル28部を
懸濁重合して、共重合体(e2−1)を調製した。
e2−2:スチレン70部、アクリロニトリル25部、
メタクリル酸5部を懸濁重合して変性ビニル系重合体(
e2−2)を調製した。
得られた変性ビニル系重合体(e2−2)は、メチルエ
チルケトン(MEK)中30℃、0.4%濃度で測定し
た極限粘度(〔η〕)が0.61であった。
(6)(A)(f)ポリアミド樹脂の調製アミランCM
−1010(東し体製)を用いた。
(7)(A)(g)ポリオレフィン系樹脂の調製(gl
)ポリプロピレン樹脂の調製 ノーブレンBJHH−G (ミラ東圧化学抹製)を用い
た。
(g2)変性オレフィン重合体の調製 エチレンとブテン−1の共重合体(重量比90/10)
に無水マレイン酸2モル%がグラフト重合した共重合体
(ミラ石油化学■製 N−タクマ−MA8510)を用
いた。
(8)(A)(h)ポリオキシメチレン樹脂の調製n−
ヘキサンを満たした重合反応槽中にジーnブチル錫ジマ
レエートを0.5重量%溶解し、ホルムアルデヒドガス
を2kg/hの割合で導入して重合した。重合体をP別
、水洗した後、無水酢酸でアセチル化した。次いで、重
合体を7戸別し、アセトンで洗浄してから乾燥して、重
合体(h)を調製した。
(Q)(A)(i)ポリフェニレンスルフィド樹脂の調
製 ライドンPR−06(米国フィリップス・ぺl・ロリア
ム株製)を用いた。
(+o)(A)(j)アクリル樹脂の調製パラベットG
(協和ガス化学工業■製)を用いた。
(B)変性ポリアミドの調製 B−1:0.5%硫酸溶液を30℃で測定した相対粘度
2.7の6−ナイロン粉末50部とトルエン200部を
加圧反応容器に添加し、均一分散液にした後、エチレン
オキシド50部を加えて重合した。得られた重合体をl
濾過、洗浄、乾燥して変性ポリアミド(B−1)を調製
した。
この変性ポリアミド(B−1)をN M R分析したと
ころ、6−ナイロンとエチレンオキシドの割合は51:
49(重量比)であった。
B−2: B−1と同一方法で測定した相対粘度2.4
5の12−ナイロン粉末を使用した以外はB−1と同じ
方法で重合を行い、変性ポリアミド(B −2)を調製
した。
この変性ポリアミド(B −2)をB−1と同様にして
分析したところ、12−ナイロンとエチレンオキシドの
割合は52:48(重量比)であった。
実施例1〜11 参考例で調製した(A)熱可塑性樹脂、(B)変性ポリ
アミドを表−1に示した配合比で混合し、ベント付40
IIIIlφ押出機で樹脂温度210〜320℃で溶融
混練、押出を行うことによってベレットを製造した。
次いで射出成形機により、シリンダー温度210〜32
0℃、金型温度60〜150℃で試験片を成形し、各物
性を測定した。
体積置台抵抗値は、射出成形した厚さ2mmの円盤を用
い、次の条件で測定した。
(1)成形直後、洗剤“ママレモン“ (ライオン油脂
■製)水溶液で洗浄し、続いて蒸留水で充分洗浄してか
ら表面の水分を取除いた後、50%RH123℃で24
時間調湿して測定した。(2)成形後、50%RH12
3℃中に200日放置した後、洗剤″ママレモン″水溶
液で洗浄し、続いて蒸留水で充分洗浄してから表面の水
分を取除いた後、50%RH,23℃で24時間調湿し
て測定した。
測定結果を表2に示した。
比較例1〜14 参考例で調製した(A)熱可塑性樹脂、(B)変性ポリ
アミドと下記の特開昭62−241945号公報による
ポリアミドエラストマ(C)を表−1に示した配合比で
混合し、実施例1と同様の方法で各物性を測定した。結
果を表−2に合わせて示した。
(C)ポリアミドエラストマの調製 カプロラクタム50部、数平均分子量が1000のポリ
エチレングリコール45部およびアジピン酸7.0部を
“イルガノックス“ 1098 (酸化防止剤)0.2
部および三酸化アンチモン触媒0.1部と共にヘリカル
リボン撹拌翼を備えた反応容器に仕込み、窒素置換して
240℃で60分間加熱撹拌して透明な均質溶液とした
後、260°C10、5mm11g以下の条件で4時間
重合し、粘ちょうで透明なポリマを得た。
ポリマを冷却ベルト上にガツト状に吐出し、ペレタイズ
することによって、ペレット状のポリアミドエラストマ
を調製した。
以下余白 表−2の結果から次のことが明らかである。本発明の樹
脂組成物(実施例1〜11)はいずれも衝撃強度、曲げ
弾性率に代表される機械的性質と色調が均衡して優れ、
かつ低い体積固有抵抗値を6している。しかも表面洗浄
や経時変化によっても抵抗値はほとんど変化せず、優れ
た永久帯電防止性を発揮する。
すなわち、本発明の樹脂組成物は優れた機械的性質と色
調、層状剥離防止性および永久帯電防止性を兼備する。
一方、(A)熱可塑性樹脂の配合量が99重量%を越え
る場合(比較例2.4.7.10.13)は帯電防止性
(抵抗値)が劣り、(A)熱可塑性樹脂が1重量%未満
の場合(比較例14)は曲げ弾性率が劣り、またYI値
は、(C)ポリアミドエラストマを配合した場合の方(
比較例1.3.5.6.8.9.11.12)が(B)
変性ポリアミドより劣る。
[発明の効果] 本発明の熱可塑性樹脂組成物は特定の(A)と(B)を
特定量配合しているため、永久帯電防止性、耐衝撃性等
の機械的特性および色調が共に優れ、かつ層状剥離のな
いものである

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)熱可塑性樹脂1〜99重量%および (B)炭素原子数6以上のアミノカルボン酸またはラク
    タム、もしくは炭素原子数6以上のジアミンとジカルボ
    ン酸の塩から選ばれてなるポリアミドにエチレンオキシ
    ドを重付加させてなる変性ポリアミド99〜1重量% からなる熱可塑性樹脂組成物。
JP63209122A 1988-08-23 1988-08-23 熱可塑性樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0794604B2 (ja)

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