JPH025842A - 精製された飲料又はその原料の製法 - Google Patents

精製された飲料又はその原料の製法

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JPH025842A
JPH025842A JP63151739A JP15173988A JPH025842A JP H025842 A JPH025842 A JP H025842A JP 63151739 A JP63151739 A JP 63151739A JP 15173988 A JP15173988 A JP 15173988A JP H025842 A JPH025842 A JP H025842A
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JP
Japan
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hydrolyzed
protein
molecular weight
ultrafiltration membrane
proteins
Prior art date
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Pending
Application number
JP63151739A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoo Hasegawa
長谷川 素夫
Takeshi Koresawa
是沢 猛
Ryutaro Hashimoto
隆太郎 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUROODA JAPAN KK
Original Assignee
KUROODA JAPAN KK
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Publication date
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Publication of JPH025842A publication Critical patent/JPH025842A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は透明飲料又はその原料の加水分解蛋白質であっ
て、潜在的不溶化成分を除去したものの製法に間する。
[従来の技術・発明が解決しようとする問題点]飲料又
はその原料である加水分解蛋白質とじて、動物起源のも
のおよび植物起源のものが使用されている。
前記動物起源のものの具体例としては、コラーゲン、牛
乳、鶏卵などの蛋白質の加水分解物、また植物起源のも
のの具体例としては、大豆、小麦、トウモロコシ、アー
モンドなどの蛋白質の加水分解物が知られている。叉、
植物油脂のしぼり粕は一般に蛋白質から見れば濃縮され
た形になっているので本願の加水分解原料になるものが
ある。
これら飲料配合用の加水分解蛋白質は、通常、水を主体
とする溶液(以下、水性溶液という)または乾燥個体(
粉末)として市場に供給されているが、固体のばあいで
も飲料に配合されるときには水性溶液として使用される
。これらの水性溶液は飲料の均一性を維持し、また商品
価値を高めるため、長間間保存しても透明で、曇リ、に
ごり、沈澱なとの生しないことが必要である。さらにこ
れを配合した飲料においても、とくにその飲料が透明な
製品であるばあいには、長期間透明であることが要求さ
れる。
しかし、従来市場に供給されている加水分解蛋白質また
はその誘導体は、製造時に濾過された際には透明なもの
でも、1〜6力月程度保存すれば沈澱が生じるものが多
く、飲料原料としての商品価値も下がり、飲料に配合す
るにも制限のあるものである。
このようなにごり、沈澱などが生じる規1象は、一般に
加水分解蛋白質の平均外資料が大きい程著しく、また植
物性蛋白質起源のものがコラーゲンなとを起源とするも
のより著しいことが知られている。
このにごり、沈澱などは濾過すればその時点では透明に
なるが、1〜6力月経過すれはまた発生し、再び濾過し
てもまた発生し、際限がなく、根本的に長期間透明を維
持しうる加水分解蛋白質を製造することは非常に困難で
ある。
なお、天然の蛋白質を加水分解させろ方法としては、酸
、アルカリまたは蛋白分解酵素により加水分解する方法
が知られている。
[問題点を解決するための手段] 本発明は前記のごとき加水分解蛋白質を水性溶液として
保存したばあいに生じる頑固なにごり、沈澱などの問題
を解決するためになされたちのでてあり、加水分解蛋白
質を分画分子量2000〜200.000の限外濾過膜
で濾過し、潜在的不溶化成分を除去することを特徴とす
るM製された飲料又はその原料の製法に閏ずろ。
本発明における加水分解蛋白質溶液とは、従来より飲料
及びその原料として使用されている加水分解蛋白質のこ
とであり、飲料又はその原料として使用しろるものであ
る限りとくに限定はない。
このような加水分解蛋白質溶液の具体例としては、 [
従来の技術・発明が解決しようとする問題点]の項に記
載したような動物性や植物性の蛋白質の加水分解物の溶
液があげられる。
上記のごとき加水分解蛋白質は、通常、酸やアルカリ、
さらにはペプシン、パパイン、トリプシンなど及び各種
菌起源の蛋白分解酵素により動物性や植物性の蛋白質を
常法により加水分解することにより、えられる。
本明細書にいう潜在的な不溶化成分とは、加水分解蛋白
質を一度濾過したものを、そのまままたは飲料に配合し
て透明な飲料を製造して保存しておくと、経時的に不溶
化して曇りや沈澱などの原因になる成分のことである。
本発明者らの研究の結果、この成分は主として加水分解
によって充分分解しなかった分子量の高い成分からなり
、−時的に水を主体とする溶媒に溶解しても会合などに
より経時的に不溶イヒする成分であることが判明してい
る。又、植物性蛋白質を原料とするものでは精製で除去
できなかった少量の多糖類も沈澱に影響する。この不溶
化現象は、保存の時間、温度、PH5平均分子量、他成
分の存在などによって影響され、そのしくみはmlで充
分解明されていないが、いずれにしても加水分解蛋白質
溶液を限外濾過することにより潜在的不溶化成分を除去
しろろ。もちろん、この限外濾過によって顕在不溶成分
(曇り、沈澱などとして目に見える成分)も同時に除去
しろるが、これは通常の濾過(たとえば濾過助剤と濾紙
による濾過)によっても除去できる。
本発明に使用する限外濾過膜の分画分子量(排除限界分
子りは2.000〜200.000ものであり、+0,
000〜too、ooo程度のものがとくに好ましい。
なお、限外濾過膜と称していなくても上記分画分子量を
有する膜は本発明における限外濾過膜の概念に含まれろ
ものである。
前記分画分子量が2000未満のように小さくなり過ぎ
ると、通過時間が長く収率が低下するとともに、限外濾
過物の感触がねばりの小さいものになる。また分画分子
量が200.000をこえると、潜在不溶成分の除去が
充分でなくなる。実際には個々の加水分解蛋白質につい
て、ilを過速度、収率、限外濾過液の不溶物析出安定
性などを見て適した限外′IIl過膜を選んで使用する
のが好ましい。
限外濾過膜を構成する材質にはとくに限定はなく、たと
えばポリスルホン、ポリアクリロニトル、ボ+7エチレ
ン系ポリマー 親水性ポリオレフィン、セルローズ、酢
酸セルローズなと、通常限外濾過膜を形成するのに使用
される材質であれば限定なく使用しうるが、水系の溶媒
を使用するので親水性の材質であるのが好ましい。
限外濾過膜の形状にもとくに限定はなく、たとえば平瞑
、プリーツ、スパイラル、チューブ中空糸など、各種形
状のものが使用されうる。
限外濾過の条件にはとくに限定はなく、通常の条件、た
とえば40%(重量%、以下同様)以下、好ましくは3
〜30%の濃度の加水分解蛋白質溶液を50〜80°C
以下の温度、1〜5にz/Cm2のごとき条件が採用さ
れる。
飲料に配合するための加水分解蛋白質が市場に供給され
るばあい、乾燥固体(粉末)の形状のものも多いが、こ
のばあいには乾燥固形化する前の溶液状態で本発明の方
法を実施しておけば、乾燥固体を溶液にする際に溶解さ
せやすく、不溶分が生し難くなり有効で、あるが、限外
濾過していない乾燥固体を溶解させ濃縮液又は飲料製品
にしてから限外濾過した方が有効性は高い。
本発明における飲料は通常の補水のための飲料、嗜好品
としての飲料、(3*康食品、医薬部外品、及び医薬等
、飲用できるものすべてを含む。
つぎに本発明の方法を実施例に基づき、さらに詳細に説
明する。
実施例1〜5および比較例1〜2 脱脂大豆粉を水中で酵素によって加水分解したのち濾過
助剤(珪藻土)と濾紙とを使用して濾過し、平均分子竜
約4000の透明な加水分解蛋白質の水溶液(濃度20
%)を得た(比較例1)。
得られた水溶液を温度30°C1圧力3にg/cm2で
第1表に示す6種の限外濾過膜を用いて限外濾過し、6
種の限外濾過液を得た〈実施例1−5及び比較例2)。
得られた水溶液および限外濾過液それぞれの濃度、製造
直後、1力月後および6力月後の色調(ガードナーナン
バー)、ならびに透明性(目視観察)を調べた。結果を
第1表に示す。
なお、ガードナーナンバーは、日本油化学協会制定の色
(ガードナー法)に記載された方法て測定した。
第1表の結果から、本発明の方法により製造したものは
6力月間保存後も曇りや沈澱が生じず、色調も淡く、優
れていることがわかる。又、比較例2から分画分子量2
00.000を越える膜では効果が劣ることがわかる。
実施例6および比較例3 下記A、  B、  Cの加水分解蛋白質の15%水性
溶液のそれぞれの通常濾過物を、実施例3で用いた限外
濾過膜(分画分子f150.0oo)を使用1−。
て、温度25°C1圧力3.’5Kj!/cm2で限外
濾過した。
えられた限外濾過後(実施例6)および通常濾過物(比
較例3)それぞれの製造直後、1力月後および6力月後
の透明性を比較した。結果を第2表に示す。なお全サン
プルに防腐剤としてソルビン酸r4@を添加した。
A:加水分解コラーゲン(平均分+ t 10.000
)B:加水分解小麦蛋白質(平均分子@I 、!’1o
O)C:加水分解アーモンド蛋白質 (平均分子量2.000) 第2表の結果からも本発明の方法が有効であることがわ
かる。
実施例7 実施例2て得られた加水分解大豆蛋白を使用して次の処
方で健康飲料を作った。
加水分解大豆蛋白(固形分として)10(@f1%)エ
タノール  ・         0.5砂糖    
          5 ヒタミンC(Na基塩12を含む)0.1食添用防腐剤
         微竜 精製水を加えた全型       100この製品は透
明であり製造から6力月後も透明性に変化はなかった。
父、飲料としての味にも殆ど変化がなく良好であった。
[発明の効果] 本発明の方法によらない加水分解蛋白質の水性溶液は、
初め透明であってもほとんどのばあい1週間から6力月
の間に、わずかな曇りを生じるものから明らかな沈澱を
生じるものまで程度の差こそあれ透明性が失われる。
しかし、加水分解蛋白質から本発明の方法により潜在的
不溶化成分を除去した飲料又はその原料は、長時間(た
とえば6力月)経過後も曇り、沈澱などを生じることな
く透明である。そのうえ、その色調も本発明の方法を適
用しないものと比べて明らかに淡色であり優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加水分解蛋白質を水を主とする溶媒に溶解した溶液
    を分画分子量2000〜200,000の限外濾過膜で
    濾過し、潜在的不溶化成分を除去することを特徴とする
    精製された透明飲料又はその原料の製造法。
JP63151739A 1988-06-20 1988-06-20 精製された飲料又はその原料の製法 Pending JPH025842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04267865A (ja) * 1991-02-21 1992-09-24 Asahi Breweries Ltd 清涼飲料水
JP2017216890A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 アサヒ飲料株式会社 酸性乳含有高清澄飲料および酸性乳含有高清澄飲料の白濁防止方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59205966A (ja) * 1983-04-21 1984-11-21 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト タンパク富化飲料

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