JPH0258016B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0258016B2 JPH0258016B2 JP901081A JP901081A JPH0258016B2 JP H0258016 B2 JPH0258016 B2 JP H0258016B2 JP 901081 A JP901081 A JP 901081A JP 901081 A JP901081 A JP 901081A JP H0258016 B2 JPH0258016 B2 JP H0258016B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- thread
- pitch
- slit
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 18
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 3
- 239000013067 intermediate product Substances 0.000 claims description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims 2
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 3
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
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- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
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- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
- B21H3/00—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape
- B21H3/02—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape external screw-threads ; Making dies for thread rolling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は、スリ割付きネジの加工方法に関す
る。更に詳しくは、ネジ山にスリ割を設けてセル
フロツク機能を持たせたスリ割付きネジの加工方
法に関する。
る。更に詳しくは、ネジ山にスリ割を設けてセル
フロツク機能を持たせたスリ割付きネジの加工方
法に関する。
［従来技術］
ボルトまたはナツトなどのネジ部材は、締付け
後に振動などの原因から緩むことがある。この緩
みを防止するために、スプリングワツシヤーなど
の緩み止め部材を併用されている。スプリングワ
ツシヤなどの緩み止め部材を用いると、締め付け
作業が不便である。また、スプリングワツシヤの
みでは、十分に緩みを止めることができない。こ
のため、ネジ部全体にゴムまたはプラスチツクの
摩耗パツチをコートして、緩みに対する抵抗を高
めるようにしたセルフロツクネジ部材が開発さ
れ、実用化されている。
後に振動などの原因から緩むことがある。この緩
みを防止するために、スプリングワツシヤーなど
の緩み止め部材を併用されている。スプリングワ
ツシヤなどの緩み止め部材を用いると、締め付け
作業が不便である。また、スプリングワツシヤの
みでは、十分に緩みを止めることができない。こ
のため、ネジ部全体にゴムまたはプラスチツクの
摩耗パツチをコートして、緩みに対する抵抗を高
めるようにしたセルフロツクネジ部材が開発さ
れ、実用化されている。
しかし、この種の摩擦パツチを持つたねじ部材
は、その製造に余分の工程を必要とするためコス
ト高になり、またねじ部と摩擦パツチとの間の確
実な接触面を締め付け時に得るのは容易ではな
い。更に、摩擦パツチは、その素材強度の点から
緩み止め効果に限界があり、十分な信頼性を得る
ことができない。
は、その製造に余分の工程を必要とするためコス
ト高になり、またねじ部と摩擦パツチとの間の確
実な接触面を締め付け時に得るのは容易ではな
い。更に、摩擦パツチは、その素材強度の点から
緩み止め効果に限界があり、十分な信頼性を得る
ことができない。
一方、特公昭47―39387号公報には、ボルトの
ネジ面に弾性変形するリブを設けて、このボルト
の締め付け時にこのリブを弾性変形させてロツク
するものが記載されている。しかし、このタイプ
のものは、弾性変形部分すなわちリブの部分が小
さいためロツクのための弾線方向の力が弱い。ま
た、リブがネジ面の一部に局部的に設けられてい
るため、氷久的な塑性変形を起こし、反復継続し
て使用するとロツク効果が低下する。更に、リブ
の弾性変形による荷重が局部的なため、相手側の
ネジ面にリブが食い込みネジ面を傷付ける恐れも
ある。
ネジ面に弾性変形するリブを設けて、このボルト
の締め付け時にこのリブを弾性変形させてロツク
するものが記載されている。しかし、このタイプ
のものは、弾性変形部分すなわちリブの部分が小
さいためロツクのための弾線方向の力が弱い。ま
た、リブがネジ面の一部に局部的に設けられてい
るため、氷久的な塑性変形を起こし、反復継続し
て使用するとロツク効果が低下する。更に、リブ
の弾性変形による荷重が局部的なため、相手側の
ネジ面にリブが食い込みネジ面を傷付ける恐れも
ある。
本出願人は、これらの従来の問題点から、全ネ
ジ山の頂部から中心方向すなわち半径方向に切り
込まれたスリツトを設けて、全ネジ山に弾性を持
たせて弛み止めを行うセルロツクネジ部材を提案
した（特開昭54―65252号公報、特公昭56―19492
号公報）。このネジは、ネジ面同士が互いに通常
のネジと同様に全面に接触しているため、局部的
な接触の確率が少なく、かつ全てのネジ山にスリ
ツトを形成しているので、前記したような問題点
がない。
ジ山の頂部から中心方向すなわち半径方向に切り
込まれたスリツトを設けて、全ネジ山に弾性を持
たせて弛み止めを行うセルロツクネジ部材を提案
した（特開昭54―65252号公報、特公昭56―19492
号公報）。このネジは、ネジ面同士が互いに通常
のネジと同様に全面に接触しているため、局部的
な接触の確率が少なく、かつ全てのネジ山にスリ
ツトを形成しているので、前記したような問題点
がない。
［発明が解決しようとする課題］
しかし、このスリ割付きネジのスリツト加工
に、スリツトの幅が非常に狭くかつその幅の割合
からすると深いため、これを工業的に加工するこ
とが極めて困難であつた。例えば切削によつてス
リツトを加工する場合は、極めて薄い刃幅の溝バ
イトを使う必要がある。事実上、それを用いてネ
ジ山にスリツトを入れることは、バイトの摩耗お
よび加工時間を勘案すると、経済的にも技術的に
も工業的には生産不可能に近かつた。
に、スリツトの幅が非常に狭くかつその幅の割合
からすると深いため、これを工業的に加工するこ
とが極めて困難であつた。例えば切削によつてス
リツトを加工する場合は、極めて薄い刃幅の溝バ
イトを使う必要がある。事実上、それを用いてネ
ジ山にスリツトを入れることは、バイトの摩耗お
よび加工時間を勘案すると、経済的にも技術的に
も工業的には生産不可能に近かつた。
また、転造によつてスリツト加工を行うには、
スリツト幅が極めて狭く、かつそのスリツト幅の
割合からすると溝の深さが深いため、転造用金型
に形成したスリツトすなわちスリツトと逆の突部
の強度が確保出来ないので、事実上転造による加
工は出来なかつた。仮にこの金型が製作できて
も、機械的に強度が弱く長時間の使用に耐えられ
ない。結局、実用上スリツト加工方法は無かつ
た。この発明は、これらの技術背景から発明され
たものであり、次の目的を達成するものである。
スリツト幅が極めて狭く、かつそのスリツト幅の
割合からすると溝の深さが深いため、転造用金型
に形成したスリツトすなわちスリツトと逆の突部
の強度が確保出来ないので、事実上転造による加
工は出来なかつた。仮にこの金型が製作できて
も、機械的に強度が弱く長時間の使用に耐えられ
ない。結局、実用上スリツト加工方法は無かつ
た。この発明は、これらの技術背景から発明され
たものであり、次の目的を達成するものである。
この発明の目的は、工業的に有効なスリ割付き
ネジの加工方法を提供することにある。
ネジの加工方法を提供することにある。
［課題を解決するための手段および作用］
前記課題を解決するための次のような手段を採
る。
る。
ネジ山に半径方向にスリツトが形成されたスリ
ツト割付きネジの加工方法であつて、 前記ネジのネジ山のピツチの1/2ピツチの中間
製品である小さなネジ１を成形し、前記小さなネ
ジ１のネジ山の２倍のピツチを有する成形手段の
ネジ山を前記小さなネジ１の側壁３に囲まれて区
画されている空間部４に噛み合わせて、前記成形
手段により前記小さなネジ１を塑性変形させて前
記ネジ山の一部として変形させることにより、前
記小さなネジ１のネジ山の前記空間部４を前記ス
リツトに変形させて加工するスリ割付きネジの加
工方法である。
ツト割付きネジの加工方法であつて、 前記ネジのネジ山のピツチの1/2ピツチの中間
製品である小さなネジ１を成形し、前記小さなネ
ジ１のネジ山の２倍のピツチを有する成形手段の
ネジ山を前記小さなネジ１の側壁３に囲まれて区
画されている空間部４に噛み合わせて、前記成形
手段により前記小さなネジ１を塑性変形させて前
記ネジ山の一部として変形させることにより、前
記小さなネジ１のネジ山の前記空間部４を前記ス
リツトに変形させて加工するスリ割付きネジの加
工方法である。
［実施例］
以下、本発明の実施例を図面にしたがつて説明
する。第１図は最初に加工されるネジであり、小
さなピツチのネジ山の形状を示す略図である。第
２図は後から加工する大きなピツチのネジ山の形
状を示す略図である。第３図は最終的に加工され
たネジ山の略図を示す図である。まずこの加工方
法は、第１図に示しますように、ピツチｐのネジ
山を有する小さなネジ１を作る。このネジ山は、
通常のネジの形状をしたものであり、側壁３と側
壁３に囲まれた断面３角形状の空間部４を有す
る。ピツチｐは、加工しようとするネジのピツチ
の1/2である。
する。第１図は最初に加工されるネジであり、小
さなピツチのネジ山の形状を示す略図である。第
２図は後から加工する大きなピツチのネジ山の形
状を示す略図である。第３図は最終的に加工され
たネジ山の略図を示す図である。まずこの加工方
法は、第１図に示しますように、ピツチｐのネジ
山を有する小さなネジ１を作る。このネジ山は、
通常のネジの形状をしたものであり、側壁３と側
壁３に囲まれた断面３角形状の空間部４を有す
る。ピツチｐは、加工しようとするネジのピツチ
の1/2である。
この加工は、ネジ転造として慣用されている平
ダイス、プラネタリダイス、丸ダイスおよび転造
アタツチメントの何れかで加工する。次に、２倍
のピツチである2pをを有するダイスで前記加工
した小さなネジ１を加工する。この加工工程で加
工しないでこのダイスのみで加工すると、第２図
に示したように通常のピツチ2pの大きなネジ２
が製作できる。
ダイス、プラネタリダイス、丸ダイスおよび転造
アタツチメントの何れかで加工する。次に、２倍
のピツチである2pをを有するダイスで前記加工
した小さなネジ１を加工する。この加工工程で加
工しないでこのダイスのみで加工すると、第２図
に示したように通常のピツチ2pの大きなネジ２
が製作できる。
ピツチｐとピツチ２ｐは、、整数倍のピツチで
あるから２倍のピツチのダイスによつて、ピツチ
ｐの小さなネジ１を加工すると、小さなネジ１の
空間部４の１つ置きにピツチ２ｐのダイスのネジ
山が挿入位置決めされて噛み合うことになる。こ
の位置決めは、特別な位置決め手段を使うことな
く、整数倍のピツチであるから単に小さなネジ１
を２倍のピツチのダイスに容易に噛み合う。隣合
つた小さなネジ１のネジ山の側壁３が構成する空
間部４が転造後スリツト４となる。２倍のピツチ
のダイスのネジ山は、小さなネジ１のピツチｐの
空間部４に噛み合つて、小さいネジ１を大きなネ
ジ山２の一部に塑性変形させてしまう。このた
め、第３図に示すようにネジ山にスリツト４が成
形加工されたネジとなる。この成形も前記と同様
の転造によつて行う。
あるから２倍のピツチのダイスによつて、ピツチ
ｐの小さなネジ１を加工すると、小さなネジ１の
空間部４の１つ置きにピツチ２ｐのダイスのネジ
山が挿入位置決めされて噛み合うことになる。こ
の位置決めは、特別な位置決め手段を使うことな
く、整数倍のピツチであるから単に小さなネジ１
を２倍のピツチのダイスに容易に噛み合う。隣合
つた小さなネジ１のネジ山の側壁３が構成する空
間部４が転造後スリツト４となる。２倍のピツチ
のダイスのネジ山は、小さなネジ１のピツチｐの
空間部４に噛み合つて、小さいネジ１を大きなネ
ジ山２の一部に塑性変形させてしまう。このた
め、第３図に示すようにネジ山にスリツト４が成
形加工されたネジとなる。この成形も前記と同様
の転造によつて行う。
以上の方法によつて、スリツト４を加工する。
締結時に相手のネジの側壁によつて、スリツト４
が縮まる方向に変形し、その反発力によつて相手
のネジ山の側壁を押し返すことによつて振動に対
して緩み防止効果を著しく向上させる。
締結時に相手のネジの側壁によつて、スリツト４
が縮まる方向に変形し、その反発力によつて相手
のネジ山の側壁を押し返すことによつて振動に対
して緩み防止効果を著しく向上させる。
［発明の効果］
以上詳記しましたように、この発明のスリ割付
きネジ加工方法は、基本的には２工程のみでスリ
割りを成形できるものである。その２工程もほぼ
従来の転造方法と変わることがないので、製造が
極めて簡単である。また、塑性変形により製造さ
れるので金属繊維が切断されずに連続しているの
で、機械的強度に優れている。また低コストで生
産できるので工業的に極めて有効である。
きネジ加工方法は、基本的には２工程のみでスリ
割りを成形できるものである。その２工程もほぼ
従来の転造方法と変わることがないので、製造が
極めて簡単である。また、塑性変形により製造さ
れるので金属繊維が切断されずに連続しているの
で、機械的強度に優れている。また低コストで生
産できるので工業的に極めて有効である。
第１図は最初に加工される小さなネジ山の形状
を示す略図、第２図は後から加工される大きなネ
ジ山の形状を示す略図、第３図は小さなネジ山の
上に大きなネジ山を加工して加工されたネジ山の
形状を示す略図である。 １……小さなネジ、２……大きなネジ、３……
小さなネジ山の側壁、４……スリツトを構成する
空間部。
を示す略図、第２図は後から加工される大きなネ
ジ山の形状を示す略図、第３図は小さなネジ山の
上に大きなネジ山を加工して加工されたネジ山の
形状を示す略図である。 １……小さなネジ、２……大きなネジ、３……
小さなネジ山の側壁、４……スリツトを構成する
空間部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ネジ山に半径方向にスリツトが形成されたス
リ割付きネジの加工方法であつて、 前記ネジのネジ山のピツチの1/2ピツチの中間
製品である小さなネジ１を成形し、前記小さなネ
ジ１のネジ山の２倍のピツチを有する成形手段の
ネジ山を前記小さなネジ１の側壁３に囲まれて区
画されている空間部４に噛み合わせて、前記成形
手段により前記小さなネジ１を塑性変形させて前
記ネジ山の一部として変形させることにより、前
記小さなネジ１のネジ山の前記空間部４を前記ス
リツトに変形させて加工することを特徴とするス
リ割付きネジの加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP901081A JPS57124538A (en) | 1981-01-26 | 1981-01-26 | Working and manufacturing method for screw with slit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP901081A JPS57124538A (en) | 1981-01-26 | 1981-01-26 | Working and manufacturing method for screw with slit |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57124538A JPS57124538A (en) | 1982-08-03 |
| JPH0258016B2 true JPH0258016B2 (ja) | 1990-12-06 |
Family
ID=11708674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP901081A Granted JPS57124538A (en) | 1981-01-26 | 1981-01-26 | Working and manufacturing method for screw with slit |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57124538A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS635835A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | Nippon Tokushu Kizai Kk | 溝入り螺子の転造法および転造平ダイス |
| JPH0620668B2 (ja) * | 1986-04-11 | 1994-03-23 | 康知 能戸 | ねじ加工具 |
| JP4580061B2 (ja) * | 2000-05-09 | 2010-11-10 | ヤンマー株式会社 | 転造めねじ |
-
1981
- 1981-01-26 JP JP901081A patent/JPS57124538A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57124538A (en) | 1982-08-03 |
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