JPH025775B2 - - Google Patents

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JPH025775B2
JPH025775B2 JP55181803A JP18180380A JPH025775B2 JP H025775 B2 JPH025775 B2 JP H025775B2 JP 55181803 A JP55181803 A JP 55181803A JP 18180380 A JP18180380 A JP 18180380A JP H025775 B2 JPH025775 B2 JP H025775B2
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JP
Japan
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group
formula
allyl
groups
methacryloyloxy
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JP55181803A
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English (en)
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JPS5693718A (en
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Aabingu Edowaado
Edowaado Guriin Jooji
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS5693718A publication Critical patent/JPS5693718A/ja
Publication of JPH025775B2 publication Critical patent/JPH025775B2/ja
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は少くとも2個のメルカプタン基(―
SH)を持つポリメルカプタンと、少くとも3個
のエチレン性不飽和二重結合を持つ化合物からな
る組成物に関し、またその組成物を化学線照射お
よび/または熱活性化フリーラジカル触媒によつ
て重合させること、更にこの重合生成物を印刷板
や印刷配線における表面被覆材、接着剤あるいは
補強用成分として使用することにも関する。 イギリス国特許第2012780A号明細書には 少くとも1個の1,2―エポキシド基および
アリル基、メタリル基および1―プロペニル基
から選ばれた少くとも2個の基を同一分子中に
同時に含む、例えば2,2―ビス(3―アリル
―4―(グリシジルオキシ)フエニル)プロパ
ンやビス(3―(1―プロペニル)―4―(グ
リシジルオキシ)フエニル)メタンのような化
合物と、 脂肪族炭素原子に結合したメルカプタン基を
1分子当り少くとも2個含む、例えばペンタエ
リスリトールテトラチオグリコレートのような
化合物からなる組成物が記載されている。 この組成物は化学線照射またはフリーラジカ
ル触媒の作用によりメルカプタン基とアリル
基、メタリル基または1―プロペニル基が反応
することによつて重合が起こる。 この明細書には、 ポリエポキシドのための熱硬化性架橋剤を含
む組成物も記載されている。平均して1分子当
り1個以上のエポキシド基を含むこの重合生成
物はこれによつて引き続きそのまま架橋可能で
ある。 既に刊行されたイギリス国特許出願第
2012871A号明細書に同様の組成物が記載され、
この組成物において成分)は少くとも1個のエ
ポキシド基の代りに少くとも1個のフエノール性
ヒドロキシル基を含む、例えば2,2―ビス(3
―アリル―4―ヒドロキシフエニル)プロパンや
ビス(3―(1―プロペニル)―4―ヒドロキシ
フエニル)メタンであり、成分)はそれに応じ
てフエノール―アルデヒドノボラツク樹脂のため
の熱活性化架橋剤である。平均して1分子当り1
個以上のフエノール性ヒドロキシル基を含む重合
生成物は同様にして加熱することによつて引き続
き、そのまま架橋可能である。 発明者等は、アクリレートまたはメタクリレー
トエステル基を含むある種の化合物は、ある種の
メルカプタンの存在下で照射あるいはフリーラジ
カル触媒の作用により非常に速やかに重合され、
有用な性質を持つ生成物ができることを見い出し
た。使用するアクリレートまたはメタクリレート
エステルにはアリル基、メタリル基および/また
は1―プロペニル基も含まれる。アリル性二重結
合はメルカプタン基と優先的に反応し、このため
重合体生成過程がアクリル基またはメタクリル基
の二重結合によつて起るものと考えられるが本発
明の有用性はこの考えが正しいかどうかに依つて
いるものではない。その反応機構がいかなるもの
であれ、本発明の組成物は速かに重合して、高温
多湿条件のような有害な環境に対し高い耐性を示
すという特徴を持つ表面被覆材や接着剤となる。 したがつて、本発明のひとつの目的は、 a アクリロイルオキシ基およびメタクリロイル
オキシ基から選ばれた少くとも1個の基と、 芳香核の部分を形成している炭素原子に直接
結合しているか、または芳香核直接に結合して
いる酸素原子またはオキシカルボニル基(―
OOC―)に直接結合しているアリル基、メタ
リル基および1―プロペニル基から選ばれた少
くとも1個の基を分子中に同時に含み、その
際、これらの基と基の合計は少くとも3で
ある化合物と b 脂肪族炭素原子に直接結合したメルカプタン
基を1分子当り少くとも2個含む化合物で、(a)
項におけアリル基、メタリル基および1―プロ
ペニル基から選ばれた基1個当り少くとも0.8
個の上記メルカプタン基を供給するが、(a)項に
おけるアクリロイル基、メタクリロイル基、ア
リル基、メタリル基および1―プロペニル基か
ら選ばれた基1個当り1個以下の上記メルカプ
タン基を供給するような比率で含む化合物から
なる重合性組成物を提供することにある。 本発明のその他の目的には、上記の組成物に化
学線を照射するか、またはフリーラジカル触媒の
効果を働かせることからなる上記組成物の重合法
およびこの方法によつて得られた重合生成物が含
まれる。 アメリカ特許明細書第4120721号には被覆およ
び画像形成工程に使用される照射硬化性組成物が
記載されている。この組成物はポリ不飽和アクリ
ル―またはメタクリル―末端のウレタン、望まし
くはアクリル酸またはメタクリル酸のエステルで
あるビニル単量体、1分子当り少くとも2個の―
SH基を含むポリメルカプタンおよび光重合開始
剤を含んでいる。 アクリル―またはメタククリル―末端ポリウレ
タンを得るには、ジイソシアネートを化学量論的
に1当量の遊離イソシアネート基が反応生成物中
に残るような量でヒドロキシル基置換アクリレー
トまたはメタクリレートと反応させ、次いでこの
イソシアネート基を多価アルコール、望ましくは
ポリエチレングリコールまたはポリプロピレング
リコール中の化学量論的当量のヒドロキシル基と
反応させる約50のヒドロキシアルキルアルキレー
トおよびメタクリレートに加えて、2―ヒドロキ
シ―3―(アリルオキシ)プロピルアクリレー
ト、2―ヒドロキシ―3―シンナミルプロピルア
クリレート、2―ヒドロキシ―3―(クロトニル
オキシ)プロピルアクリレートおよび相当するメ
タクリレートが好適なものとして挙げられてい
る。特に記載されている重合体はヒドロキシアル
キルアクリレートまたはヒドロキシアルキルメタ
クリレートからつくられ、アリル性二重結合は記
載されていず、ヒドロキシアルキルアクリレート
から誘導されたアクリル―またはメタクリル―末
端ウレタンに更にエチレン性の不飽和性が含まれ
ているものを使用すると何等か有利さがあるとい
う示唆は全くない。 本発明の組成物において、成分(a)はアクリロイ
ルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アリル
基、メタリル基および1―プロペニル基中以外に
はエチレン性不飽和性が含まれないことが望まし
い。また、この成分は最大で5000の分子量を持つ
ことが望ましい。アクリロイルオキシ基またはメ
タクリロイルオキシ基またはそのそれぞれが、直
接にまたは 式: または (式中、 Rは水素原子またはメチル基を表わし、 aは1乃至6の整数を表わす)で表わされる基
の(末端の)エーテル酸素原子を介して結合して
いることが望ましい。 成分(a)は望ましくはアクリロイルオキシ基およ
びメタクリロイルオキシ基から選ばれた基を1分
子当り最少2、最大6個を含み、また、望ましく
はアリル基、メタリル基および1―プロペニル基
から選ばれた基を1分子当り最少2、最大15個含
む。 更に、成分(a)はアクリロイルオキシ基とメタク
リロイルオキシ基から選ばれた基の1分子当りの
総数がアリル基、メタリル基および1―プロペニ
ル基から選ばれた基のその分子当りの総数と同じ
であることが望ましい。 成分(a)中の芳香核または含まれる芳香核それぞ
れがベンゼン核またはナフタレン核であることが
望ましい。 成分(a)として更に望ましいものは多価フエノー
ルであり、そのフエノール性ヒドロキシル基の少
なくとも2個はアクリロイル基またはメタクリロ
イル基で、直接または式または式で表わされ
る基の(末端の)エーテル酸素原子を介してエス
テル化されており、またそのフエノール性ヒドロ
キシル基の少くとも2個はアリル基、メタリル基
および1―プロペニル基から選ばれた基によつて
直接エーテル化されているものである。 成分(a)として特に望ましいものは、そのフエノ
ール性ヒドロキシル基の少くとも2個が、アクリ
ロイル基およびメタクリロイル基から選ばれた基
によつて、直接または上記の式または式で表
わされる基の(末端の)エーテル酸素原子を介し
てエステル化されている多価フエノールであり、
その多価フエノールはそのベンゼンまたはナフタ
レン核の炭素原子の所でアリル基、メタリル基お
よび1―プロペニル基により直接置換されてお
り、特にこれらの基が上記のアリロイル基または
メタクリロイル基に対しオルト位であるような化
合物である。 成分(a)として好適な化合物の例は 式: (式中 Rおよびaは式において示したと同じ意味を
表わし、 各R1は酸素―炭素結合または上記の式また
は式で表わされる基を表わし、 各R2はアリル基、メタリル基または1―プロ
ペニル基を表わし、 R3は炭素―炭素結合、炭素原子数5までのア
ルキレン基またはアルキリデン基、エーテル酸素
原子、硫黄原子または式:―CO―、―SS―、―
SO―または―SO2―で表わされる基を表わし、 各R4は水素原子、塩素原子または臭素原子ま
たは炭素原子数1乃至4のアルキル基を表わし、 各R5は式:CH2=C(R)COOR1―で表わされ
る基またはアリルオキシ基、メタリルオキシ基ま
たは1―プロペニルオキシ基を表わし、その際少
くとも1個は上記式:CH2=C(R)COOR1―で
表わされる基を表わし、少くとも2個はそれぞれ
アリルオキシ基、メタリルオキシ基または1―プ
ロペニルオキシ基を表わし、但し、式XIIおよび
において各―CH2―基およびR2―基は指示し
たCH2=C(R)COOR1―基およびR5―基に対し
オルト位またはパラ位である)で表わされるもの
である。 成分(a)として好適な化合物の例として特記され
るものは 2,2―ビス(3―アリル―4―(メタクリロ
イルオキシ)フエニル)プロパン、ビス(3―ア
リル―4―(メタクリロイルオキシ)フエニル)
メタン、2,2―ビス(3―メタリル―4―(メ
タクリロイルオキシ)フエニル)プロパン、ビス
(3―メタリル)4―(メタクリロイルオキシ)
フエニル)メタン、2,2―ビス(3―(1―プ
ロペニル)―4―(メタクリロイルオキシ)フエ
ニル)プロパン、ビス(3―(1―プロペニル)
―4―((メタクリロイルオキシ)フエニル)メ
タン、およびそれらのアクリロイル類縁化合物: 2,2―ビス(3―アリル―4―(3―(メタ
クリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキ
シ)フエニル)―プロパン、ビス(3―アリル―
4―(3―メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロ
キシプロポキシ)フエニル)―メタン、2,2―
ビス(3―メタリル―4―(3―(メタクリロイ
ルオキシ)―2―ヒドロキシ―プロポキシ)フエ
ニル)プロパン、ビス(3―メタリル―4―(3
―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプ
ロポキシ)フエニル)メタン、2,2―ビス(3
―(1―プロペニル)―4―(3―(メタクリロ
イルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキシ)フエ
ニルプロパン、ビス(3―(1―プロペニル)―
4―(3―メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロ
キシプロポキシ)フエニル)メタン、およびそれ
らのアクリロイル類縁化合物: 2,2―ビス(3―アリル―4―(2―メタク
リロイルオキシ)エトキシ)フエニニル)プロパ
ン、ビス(3―アリル―4―(2―(メタクリロ
イルオキシ)エトキシ)フエニル)メタン、2,
2―ビス(3―メタリル―4―(2―(メタクリ
ロイルオキシ)エトキシ)フエニル)プロパン、
ビス(3―メタリル―4―(2―(メタクリロイ
ルオキシ)エトキシ)フエニル)メタン、2,2
―ビス(3―(1―プロペニル)―4―(2―
(メタクリロイルオキシ)エトキシ)フエニル)
プロパン、ビス(3―(1―プロペニル)―4―
(2―(メタクリロイルオキシ)エトキシ)フエ
ニル)メタン、およびそれらのアクリロイル類縁
化合物: 2,2―ビス(3―アリル―4―(2―(メタ
クリロイルオキシ)―2―メチルエトカシ)フエ
ニル)―プロパン、ビス(3―アリル―4―(2
―(メタクリロイルオキシ)―2―メチルエトキ
シ)フエニル)メタン、2,2―ビス(3―メタ
リル―4―(2―(メタクリロイルオキシ)―2
―メチルエトキシ)フエニル)プロパン、ビス
(3―メタリル―4―(2―(メタクリロイルオ
キシ)―2―メチルエトキシ)フエニル)メタ
ン、2,2―ビス(3―(1―プロペニル)―4
―(2―(メタクリロイルオキシ)―2―メチル
エトキシ)フエニル)プロパン、ビス(3―(1
―プロペニル)―4―(2―(メタクリロイルオ
キシ)―2―メチルエトキシ)フエニル)メタ
ン、およびそれらのアクリロイル類縁化合物; 2,6―ジアリルフエニルアクリレート、2,
6―ジアリルフエニルメタクリレート、2,6―
ジメタリルフエニルアクリレート、2,6―ジメ
タリルフエニルメタクリレート、2,6―ジ(1
―プロペニル)フエニルアクリレート、2,6―
ジ(1―プロペニル)フエニルメタクリレート; 1,3―ジアリル―2―(2―ヒドロキシ―3
―(メタクリロイルオキシ)プロポキシ)ベンゼ
ン、1,3―ジメタリル―2―(2―ヒドロキシ
―3―(メタクリロイルオキシ)プロポキシ)ベ
ンゼン、1,3―ジ(1―プロペニル)―2―
(2―ヒドロキシ)プロポキシ)ベンゼン、およ
びそれらのアクリロイル類縁化合物; 1,3―ジアリル―2―(2―(メタクリロイ
ルオキシ)エトキシ)ベンゼン、1,3―ジメタ
リル―2―(2―メタクリロイルオキシ)エトキ
シ)ベンゼン、1,3―ジ(1―プロペニル)―
2―(2―メタクリロイルオキシ)エトキシ)ベ
ンゼン、およびそれらのアクリロイル類縁化合
物; 1,3―ジアリル―2―(2―(メタクリロイ
ルオキシ)―2―メチルエトキシ)ベンゼン、
1,3―ジメタリル―2―(2―(メタクリロイ
ルオキシ)―2―メチルエトキシベンゼン、1,
3―ジ(1―プロペニル)―2―(2―(メタク
リロイルオキシ)―2―メチルエトキシ)ベンゼ
ン、およびそれらのアクリロイル類縁化合物; 2,2―ビス(3,5―ジアリル―4―(メタ
クリロイルオキシ)フエニル)プロパン、ビス
(3,5―ジアリル―4―(メタクリロイルオキ
シ)フエニル)メタン、2,2―ビス(3,5―
ジメタリル―4―(メタクリロイルオキシ)フエ
ニル)プロパン、ビス(3,5―ジメタリル―4
―(メタクリロイルオキシ)フエニル)メタン、
2,2―ビス(3,5―ジ(1―プロペニル)―
4―(メタクリロイルオキシ)フエニル)プロパ
ン、ビス(3,5―ジ(1―プロペニル)―4―
(メタクリロイルオキシ)フエニル)メタン、お
よびそれらのアクリロイル類縁化合物。 2,2―ビス(3,5―ジアリル―4―(3―
(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロ
ポキシ)―フエニル)プロパン、ビス(3,5―
ジアリル―4―(3―メタクリロイルオキシ)―
2―ヒドロキシプロポキシ)フエニル)メタン、
2,2―ビス(3,5―ジメタリル―4―(3―
(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロ
ポキシ)フエニル)プロパン、ビス(3,5―ジ
メタリル―4―(3―(メタクリロイルオキシ)
―2―ヒドロキシプロポキシ)フエニル)メタ
ン、2,2―ビス(3,5―ジ(1―プロペニ
ル)―4―(3―メタクリロイルオキシ)―2―
ヒドロキシプロポキシ)フエニル)プロパン、お
よびビス(3,5―ジ(1―プロペニル)―4―
(3―メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシ
プロポキシ)フエニル)メタン、およびそれらの
アクリロイル類縁化合物である。 成分(a)として使用し得るその他の化合物は1分
子当り2個のアクリロイルオキシ基またはメタク
リロイルオキシ基および只1個のアリル基、メタ
リル基または1―プロペニル基を含む。この後者
の基は 式: または (式中、 各R6は式または式で表わされる基を表わ
す。)で表わされるものにおけるように芳香核の
部分を形成する炭素原子に順次直接結合している
オキシカルボニル基に結合していてよい。 式またはで表わされる化合物の特記さ
れる例は 1―(アリルオキシカルボニル)―2,4―ビ
ス(3―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロ
キシ―プロポキシカルボニル)ベンゼン、1―
(アリルオキシカルボニル)―2,5―ビス(3
―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプ
ロポキシカルボニル)ベンゼン、1―(アリルオ
キシカルボニル)―2,4―ビス(メタクリロイ
ルオキシカルボニル)ベンゼン、1―(アリルオ
キシカルボニル)―2,5―ビス(メタクリロイ
ルオキシカルボニル)ベンゼン、1―(メタリル
オキシカルボニル)―2,4―ビス(3―(メタ
クリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキシ
カルボニル)ベンゼン、1―(メタリルオキシカ
ルボニル)―2,5―ビス(3―メタクリロイル
オキシ)―2―ヒドロキシ―プロポキシカルボニ
ル)ベンゼン、1―(メタリルオキシカルボニ
ル)―2,4―ビス((メタクリロイルオキシカ
ルボニル)ベンゼン、1―(メタリルオキシカル
ボニル)―2,5―ビス(メタクリロイルオキシ
カルボニル)ベンゼン、1―(1―プロペニルオ
キシカルボニル)―2,4―ビス(3―メタクリ
ロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキシカル
ボニル)ベンゼン、1―(1―プロペニルオキシ
カルボニル)―2,5―ビス(3―(メタクリロ
イルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキシカルボ
ニル)ベンゼン、1―(1―プロペニルオキシカ
ルボニル)―2,4―ビス―(メタクリロイルオ
キシカルボニル)ベンゼン、1―(1―プロペニ
ルオキシカルボニル)―2,5―ビス(メタクリ
ロイルオキシカルボニル)ベンゼン、および相当
するアクリロイルオキシ化合物である。 1分子当り2個のアクリロイルオキシ基または
メタクリロイルオキシ基と只1個のアリル基、メ
タリル基または1―プロペニル基を含むその他の
化合物は 式: (式中、 各R5 1は式:CH2=C(R)COOR1―で表わされ
る基、またはアリルオキシ基、メタリルオキシ基
または1−プロペニルオキシ基を表わし、その際
少なくとも2個は式:CH2=C(R)COOR1―で
表わされる基を表わし、1個はアリルオキシ基、
メタリルオキシ基またはプロペニルオキシ基を表
わし、―CH2―基は―5 1基に対しオルト位または
パラ位にあり、 Rおよびaは式に示したと同じ意味を表わ
し、 R1は式から式XII、式および式にお
いて示したと同じ意味を表わし、 R4は式XIIおよびにおいて示したと同じ意
味を表わす)で表わされるものである。 成分(a)としては1分子当り6以上例えば12個の
アリル基、メタリル基または1―プロペニル基を
含み、アドバンスメント(advancement)処理
を含む工程によつて得られる生成物も使用出来
る。例えば、芳香核が1個以上のアリル基、メタ
リル基または1―プロペニル基によつて置換され
た二価のフエノールのジグリシジルエエーテルを
二価フエノール、二価アルコール、ジカルボン酸
またはヒダントイン環に2個の遊離―NH―基を
持つヒダントインによつてアドバンスメント処理
をする。この生成物について形成された第二ヒド
ロキシル基の所でグリシジルアクリレートまたは
グリシジルメタクリレート、またはアクリロイル
クロリドまたはメタクロイルクロリドと反応させ
る。 6個以上のアリル基、メタリル基または1―プ
ロペニル基を含むその他のアドバンスメント処理
生成物は二価フエノールのジグリジジルエーテ
ル、二価アルコールのジグリシジルエーテルまた
は1,3―ジグリジジルヒダントインや3,3′―
ジグリシジル―1,1′―メチレンビス(ヒダント
イン)のようなジ(N―ジグリシジル)ヒダント
インを、1個以上のアリル基、メタリル基または
1―プロペニル基で芳香核上を置換した二価フエ
ノールでアドバンスメント処理し、次いで形成さ
れた第二ヒドロキシル基とグリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、アクロイリルク
ロリドまたはメタクリロイルクロリドを反応させ
る。 成分(a)としては 式: (式中、 R7およびR8のうちの1個、とR9およびR10のう
ちの1個は同じ意味を表わし、それぞれはアリル
基またはメタリル基を表わし、 R7およびR8の残りの記号のそれぞれとR9およ
びR10の残りの起号のそれぞれはアルコールから
アルコール性ヒドロキシル基を除いた後の残基を
表わし、この残基は特にアクリロイルオキシアル
キレノキシ基、メタクリロイルオキシアルキレノ
キシ基、アクリロイルオキシヒドロキシアルケノ
キシ基またはメタクリロイルオキシヒドロキシア
ルクレノキシ基のようにアクリロイルオキシ基ま
たはメタクリロイルオキシ基を含む)で表わされ
るベンゾフエノン誘導体も使用出来る。 R7及びR8の残りの記号のそれぞれとR9および
R10の残りの記号のそれぞれは 式: (式中、 Rは式において示したと同じ意味を表わし、 R6は式およびにおいて示したと同じ
意味を表わす。)で表わされる基を表わすことが
望ましい。 化学線照射によつて重合する最も古くから知ら
れる物質は重合に必要な照射時間を短縮するため
にベンゾインやそのアルキルエーテルのような光
重合開始剤と共に使用する。しかしながら開始剤
を使用することは不都合なことがある。開始剤の
使用により重合体の電気的性質を変え、また加熱
することにより開始剤が気化し多層印刷配線板に
使用するのに不適当となる。この場合、サーキツ
ト製造中に重合体は金属エツチング工程開始後除
去しなければならず、この除去はラミネートのコ
ストを高め金属の表面に損傷を与える。 通常上記のような光開始剤を使用して、ある種
のオレフイン性不飽和モノカルボン酸の残基、特
にアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ
基、ソルボイルオキシ基、シンナモイルオキシ基
または3―(2―フリル)アクリロイルオキシ基
を含む光重合性物質を調製することはよく知られ
ている。イギリス特許明細書第1464287号におい
て上記のようなオレフイン性不飽和モノカルボン
酸の残基を持つ化合物の分子にカルコンまたはカ
ルコン様基を導入することにより光重合開始剤の
添加を避けることができると記載されている。 最近、アルキレンオキシドをヒドロキシル基置
換ベンゾフエノンのフエノール性ヒドロキシル基
に付加し、次いでアクリル酸のような不飽和カル
ボン酸でエステル化するかまたはグリシジルアク
リレートと反応させることにより調製された光重
合性の感光性化合物が明らかになつた(イギリス
国特許出願第2015518A号明細書)。その他に1個
以上の1,2―エポキシド基を持つ化合物を化学
量論的に少ない量のアンモニアおよび/または脂
肪族または脂環式第一および/または第二アミン
と反応させ、次いでカルボキシル基置換ベンゾフ
エノンと反応させ、最後にアクリル酸またはメタ
クリル酸と反応させることによつて調製された
(西ドイツ国公開特許第2800356号明細書)。 オレフイン性不飽和化合物、例えばアリル基を
含むようなものをそのエチレン性二重結合の所に
ポリメルカプタンを付加させ、化学線照射によつ
て反応を開始させるようなことも公知である(例
えばイギリス特許第1215591号第1251232号、第
1445814号明細書および出版されたイギリス特許
出願第2012780A号および第2012781A号明細書)。
このようなポリメルカプタンとオレフイン性不飽
和化合物においても通常光開始剤の使用が必要で
ある。 発明者等は成分(a)として式で表わされる化
合物を使用することにより新たなる光開始剤の使
用を避け得ることを見出した。 式で表わされる化合物の特記される例はベ
ンゾフエノン―3,4,3′,4′―テトラカルボン
酸X′,X′―ジアリルエステルY,Y′―ビス(3
―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプ
ロピル)エステル(X,X′,Y,およびY′の定
義は後に述べる)である。 本発明の組成物において成分(a)として使用する
化合物は新規なものと信じられる。 各R1が酸素―炭素結合を表わし、各R2がアリ
ル基またはメタクリル基を表わす式から式XIで
表わされる化合物は、相当する二価フエノールを
ジアリルまたはジメタリルエーテルに転化し、次
いでクライゼン(Claisen)転位によりジアリル
フエノールまたはジメタリルフエノールを得、更
に遊離したフエノール性ヒドロキシル基をアクリ
ロイルクロリドまたはメタクリロイルクロリドで
直接エステル化することによつて得ることができ
る。 各R1が式で表わされる基を表わし、各R2
アリル基またはメチル基を表わす式から式XIで
表わされる化合物は、上記ジアリルフエノールま
たはジメタリルフエノールをそのグリシジルエー
テルに転化し、そのエポキシド基をアクリル酸ま
たはメタクリル酸と反応させて開くことにより得
ることができる。別法として上記ジアリルフエノ
ールまたはジメタリルフエノールをグリシジルア
クリレートまたはグリシジルメタクリレートと相
当する反応を行うことによつてこれらを得ること
ができる。 各R1が式で表わされる基を表わし、各R2
アリル基またはメタクリル基を表わす式から式
XIで表わされる化合物は上記のジアリルフエノー
ルまたはジメタリルフエノール性ヒドロキシル基
に対し1乃至6モルのエチレンオキシドまたはプ
ロピレンオキシドでエーテル化し、次いでアクリ
ロイルクロリドまたはメタクリロイルクロリドに
よりエステル化することによつて得ることができ
る。 各R1が酸素―炭素結合を表わし、各R2がアリ
ル基またはメタリル基を表わす式XIIで表わされる
化合物は相当するフエノール―ホルムアルデヒド
ノボラツクをそのトリ―またはより高級アリルま
たはメタリルエーテルに転化し、次いでクライゼ
ン(Claisen)転位によりアリル基またはメタリ
ル基置換ノボラツクを形成させ、更に遊離したフ
エノール性ヒドロキシル基をアクリロイルクロリ
ドまたはメタクリロイルクロリドでエステル化す
ることにより得ることができる。 各R1が式で表わされる基を表わし、各R2
アリル基またはメタリル基を表わす式XIIで表わさ
れる化合物は、上記のアリル基またはメタリル基
置換ノボラツクをそのグリシジルエーテルに転化
し、そのエポキシドをアクリル酸またはメタクリ
ル酸との反応で開くことにより得ることができ
る。別法として、上記のアリル基またはメタクリ
ル基置換ノボラツクをグリシジルアクリレートま
たはグリシジルメタクリレートと反応させること
によつて得ることができる。 各R1が式で表わされる基を表わし、各R2
アリル基またはメタリル基を表わす式XIIで表わさ
れる化合物は、上記のアリル基またはメタリル基
置換ノボラツクをフエノール性ヒドロキシル基に
対し1乃至6モルのエチレンオキシドまたはプロ
ピレンオキシドによりエーテル化し、次いでアク
リロイルクロリドまたはメタクリロイルクロリド
でエステル化することによつて得ることができ
る。 CH2=C(R)COOR1―基における各R1が酸素
―炭素結合を表わし、少くとも2個のR5がそれ
ぞれアリルオキシ基またはメタリルオキシ基を表
わす式で表わされる化合物は、フエノール―
ホルムアルデヒドノボラツクのフエノール性ヒド
ロキシル基のアリル基またはメタリル基による部
分エーテル化と、そのフエノール性ヒドロキシル
基のアクリロイルクロリドまたはメタクリロイル
クロリドによるエステル化をいずれの順番によつ
ても行うことにより得ることができる。 CH2=C(R)COOR1―基における各R1が式
で表わされる基を表わし、少くとも2個のR5
それぞれアリルオキシ基またはメタリルオキシ基
を表わす式で表わされる化合物は、フエノー
ル―ホルムアルデヒドノボラツク中のフエノール
性ヒドロキシル基のグリシジル基への転化、その
アクリル酸またはメタクリル酸との反応、および
少くとも2個のフエノール性ヒドロキシル基のア
リルクロリドまたはメタリルクロリドによるエー
テル化をいずれの順番によつても行うことにより
得ることができる。別法として、少くとも2個の
フエノールヒドロキシル基をアリルクロリドまた
はメタリルクロリドを使つてアリル基またはメタ
リル基に転化する前またはした後に、少くとも1
個のフエノール性ヒドロキシル基をグリシジルア
クリレートまたはグリシジルメタクリレートと反
応させる。 CH2=C(R)COOR1―基における各R1が式
で表わされる基を表わし、少くとも2個のR5
それぞれアリルオキシ基またはメタリルオキシ基
を表わすで表わされる化合物は、少くとも2
個のフエノール性ヒドロキシル基をアリルクロリ
ドまたはメタリルクロリドでエーテル化し、1個
以上の残存フエノール性ヒドロキシル基をエチレ
ンオキシドまたはプロピレンオキシドと反応さ
せ、更にアクリロイルクロリドまたはメタクリロ
イルクロリドでエステル化することにより得るこ
とができる。 式で表わされる化合物は式で表わされ
る化合物におけると類似の方法により得られる。 R1またはそのそれぞれが酸素―炭素結合を表
わし、各R2がアリル基またはメタリル基を表わ
す式および式で表わされる化合物はフエ
ノールそれ自身のフエノール性ヒドロキシル基ま
たは適当な二価フエノールの両方のフエノール性
ヒドロキシル基をアリル基またはメタリル基によ
りエーテル化し、次いでクライゼン転位を行い遊
離したフエノール性ヒドロキシル基をアリル基ま
たはメタリル基で再エーテル化し、更にクライゼ
ン転位を行つてジアリルまたはジメタリルフエノ
ールまたはテトラアリルまたはテトラメタリルビ
スフエノールを得、更にそのフエノール性ヒドロ
キシル基をアクリロイルクロリドまたはメタクリ
ロイルクロリドでエステル化することにより得る
ことができる。 R1またはそのそれぞれが式で表わされる基
を表わし、各R2がアリル基またはメタリル基を
表わす式および式で表わされる化合物
は、ジアリルまたはジメタリルフエノールのフエ
ノール性ヒドロキシル基またはテトラアリルまた
はテトラメタリルビスフエノールの両方のフエノ
ール性ヒドロキシル基をグリシジルエーテル基に
転化し、次いでアクリル酸またはメタクリル酸と
反応させることにより得ることができる。別法と
して、ジアリルまたはジメタリルフエノールまた
はテトラアリルまたはテトラメタリルビスフエノ
ールを1または2モルのグリシジルアクリレート
またはグリシジルメタクリレートと相当するよう
に反応させる。 R1またはそのそれぞれが式で表わされる基
を表わし、各R2がアリル基またはメタリル基を
表わす式およびで表わされる化合物は、
上記のジアリルまたはジメタリルフエノールまた
はテトラアリルまたはテトラメタリルビスフエノ
ールのフエノール性ヒドロキシル基をフエノール
性ヒドロキシル基に対し1乃至6モルのエチレン
オキシドまたはプロピレンオキシドでエーテル化
し、次いでアクリロイルクロリドまたはメタクリ
ロイルクロイドでエステル化することにより得る
ことができる。 各R2が1―プロペニル基を表わす式から式
で表わされる化合物はそれらのアリル類縁化
合物からアルカリと加熱する異性化反応により調
製され得る。 一価および多価フエノールのアリルおよびメタ
リルエーテル形成およびそのクライゼン転位は刊
行されたイギリス特許出願第2012780A号および
第2012781A号明細書に記載され、それには2,
6―ジアリルフエノール、2,6―ジメタリルフ
エノール、2,2′,6,6′―テトラアリルビスフ
エノールおよび2,2′,6,6′―テトラメタリル
ビスフエノールの調製およびアリルフエノールの
グリシジルエーテルへの転化も含まれている。ア
リールアリルエーテルのアリール1―プロペニル
エーテルへの異性化もこれらの明細書に記載され
ている。 フエノールをエチレンオキシドまたはプロピレ
ンオキシドと反応させて相当するフエノキシアル
カノールを得る方法は、フエノールまたはフエノ
キシアルカノールのアクリロイルクロリドまたは
メタクリロイルクロリドによるエステル化、フエ
ノールのグリシジルエーテルとアクリル酸または
メタクリル酸、およびフエノールのグリシジルア
クリレートまたはグリシジルメタクリレートとの
反応と共によく知られている。 式および式で表わされる化合物はアン
ヒドロトリメリト酸をアリルまたはメタリルアル
コールと反応させ、必要ならばそのアリル基を異
性化し 式: で表わされる混合異性体を得ることによつてつく
り得る。 式XIまたは式XIIで表わされる化合物は次い
でそれ自体公知の方法でグリシジルアクリレート
またはグリシジルメタクリレートと反応させ、
R6が式で表わされる基を表わす式または
式で表わされる生成物を得る。別法として同
じ生成物は式XIまたは式XIIで表わされるジカ
ルボン酸をそれらのジグリシジルエーテルに転化
し、そのエポキシド基をそれ自体公知の方法によ
りアクリル酸またはメタクリル酸で開くことによ
り得ることができる。 式XIまたは式XIIで表わされる化合物は1乃
至6モル比のエチレンオキシドまたはプロピレン
オキシドで処理し、次いで得られたアダクトをア
クリル酸またはメタクリル酸でエステル化し、
R6が式で表わされる基を表わす式または
式で表わされる生成物を得てもよい。 式で表わされる化合物は市販のベンゾフエ
ノン―3,4,3′,4′―テトラカルボン酸ジアン
ヒドリドから容易に調製できる。このジアンヒド
リドをアリルアルコールまたはメタリルアルコー
ルと共に加熱することにより、R7およびR8の1
個とR9およびR10の1個がそれぞれアリル基また
はメタリル基を表わし、残りの記号がそれぞれ水
素原子を表わす式で表わされる化合物、すな
わちベンゾフエノン―3,4,3′,4′―テトラカ
ルボン酸X,X′―ジアリルエステルおよび相当
するX,X′―ジメタリルエステルが得られる
(直接エステル化して3,4,3′,4′―テトラア
リルまたはテトラメタリルエステルを得ることは
通常できない)。 この生成物は3種の異性体、すなわちそれぞれ
ベンゾフエノンの3,3′―ジカルボキシ―4,
4′―ビス(アリルオキシカルボニル)、4,4′―
ジカルボキシ―3,3′―ビス(アリルオキシカル
ボニル)および3,4′―ジカルボキシ―3′―ビス
(アリルオキシカルボニル)誘導体が可能であり、
メタリルアルコールを使用した場合、上記誘導体
のメタリル同族体が可能であると考えられる。し
かしながら本発明の有用性はこの考えが正しいか
どうかとは無関係である。 カルボン酸からグリシジルエステルを製造する
ための公知の方法により、これらのジエステル―
ジカルボン酸をエピクロロヒドリンと反応させ、
次いで脱塩化水素することによりベンゾフエノン
―3,4,3′,4′―テトラカルボン酸X,X′―ジ
アリルエステルY,Y′―ジグリシジルエステル
および相当するメタリル化合物が得られる。 ベンゾフエノン―3,3′,4,4′―テトラカル
ボン酸X,X′―ジアリルエステルY,Y′―ジグ
リシジルエステルをアクリル酸またはメタクリル
酸と反応させることによりX,X′―ジアリルY,
Y′―ビス(3(アクリロイルオキシ)―2―ヒド
ロキシプロピル)テトラエステルまたは相当する
X,X′―ジアリルY,Y′―ビス(3―(メタク
リロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロピル)テ
トラエステルが得られる。これはすなわちR7
よび8の1個とR9およびR10の1個がそれぞれア
リル基を表わし、R7およびR8の残りの記号とR9
およびR10の残りの記号がそれぞれ式で表わ
される基を表わす式で表わされる化合物であ
る。グリシジルエステル基とアクリル酸およびメ
タクリル酸を反応させる方法は公知である。上記
のX,X′―ジアリルY,Y′―ビス(3―(アク
リロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロピル)テ
トラエステルまたはX,X′―ジアリルY,Y′―
ビス(3―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒド
ロキシプロピル)テトラエステルはベンゾフエノ
ン―3,4,3′,4′―テトラカルボン酸X,X′―
ジアリルエステルと2モル比のグリシジルアクリ
レートまたはグリシジルメタクリレートとの反応
によつて得ることができる。そのメタクリル同族
体は類似の方法により調製できる。 R7およびR8の1個とR9およびR10の1個がそれ
ぞれアリル基を表わし、残りの記号がそれぞれ式
XXで表わされる基を表わし、R6が式で表わさ
れる基を表わす式で表わされる化合物は、ベ
ンゾフエノン―3,3′,4,4′―テトラカルボン
酸X,X′―ジアリルエステルを2乃至6モル比
のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドと
反応させ、次いで2モル比のアクリロイルクロリ
ド、メタクリロイルクロリド、アクリル酸または
メタクリル酸でエステル化することにより得るこ
とができる。 広範囲のポリメルカプタンが本発明の組成物に
おける成分(b)として使用するのに適している。望
ましくはこのメルカプタンはアリル基、メタリル
基、1―プロペニル基、アクリロイル基またはメ
タクリロイル基のいかなるものをも持たず、また
3000を越えない分子量を持つことが望ましい。使
用するポリメルカプタンは通常脂肪族炭素原子に
直接結合した6個を越えないメルカプタン基を1
分子当りに含む。 第一群はモノメルカプタンアルキルカルボン酸
と多価アルコールのエステルまたは脂肪族モノメ
ルカプタン一価アルコールとポリカルボン酸のエ
ステルを含む。 更に望ましい上記エステルは 式: (式中、 R11は炭素原子数2乃至60の脂肪族または芳香
脂肪族炭化水素基で、これは1個より多くないエ
ーテル酸素原子によつて鎖が中断されていてもよ
い基を表わし、 R12は脂肪族炭化水素基で、これは1個より多
くないカルボニルオキシ基によつて鎖が中断され
ていてもよく、また望ましくは炭素原子数1乃至
4の基を表わし、 bは2乃至6の整数を表わし、 cは零または最大3の正の整数を表わし、その
際(b+c)は最大6であり(c(d)のような記号
は代数学的に解釈する)、 dおよびeはそれぞれ0または1を表わすが同
じではない)で表わされるものである。 更に望ましいエステルは 式: R13(OCOR14SH)b (XI) (式中、 bは式において示したと同じ意味を表わ
し、R13は炭素原子数2乃至10の脂肪族炭化水素
基を表わし、 R14は―(CH2)―基、―(CH22―基または
―CH(CH3)―を基を表わす)で表わされる式
で表わされるポリメルカプタンである。 第二群には、モノメルカプタンジカルボン酸の
エステルを含めて、式: R17〔(O)d―CO(O)e―R15(O)e―CO(O)d
R16SH〕f () (式中、 dおよびeは式において示したと同じ意
味を表わし、 fは1乃至6の整数を表わし、 R15は示された―O―または―CO―単位とその
炭素原子を介して連結している二価の有機基を表
わし、 R16は示された―SH基および―O―または―
CO―単位とその炭素原子を介して連結している
二価の有機基を表わし、 R17はfが1である場合には必ず少くとも1個
の脂肪族―SH基を含み、示された隣接の―O―
または―CO―単位と炭素原子を介して連結して
いる有機基を表わす)で表わされるメルカプタン
含有エスチテルを含む。 dが0を表わす場合、R15は炭素原子数2乃至
20の飽和脂肪族非分枝炭化水素鎖を表わすことが
望ましく、これは1個以上のメチル基および1個
以上のメルカプタン基によつて置換されていてよ
く、また1個以上のエーテル酸素原子または1個
以上のカルボニルオキシ基によつて中断されてい
てよい。dが1を表わす場合、R15は (i) 炭素原子数2乃至10の飽和脂肪族炭化水素基
で、これはメルカプタン基を持つていてもよい
基、 (ii) 炭素原子数5乃至34の脂環式―脂肪族炭化水
素基で、これは1個以上のエチレン性不飽和二
重結合を含んでいてもよい基、または (iii) 炭素原子数6乃至12の単核アリーレン炭化水
素基を表わすことが望ましい。 dが0を表わす場合、R16は炭素原子数1乃至
3の飽和脂肪族炭化水素基で、これはカルボキシ
ル基を持つていてもよい基を表わすことが望まし
く、dが1を表わす場合、炭素原子数2乃至4の
飽和脂肪族炭化水素基で、これはヒドロキシル基
または塩素原子によつて置換されていてもよい基
を表わすことが望ましい。 R17は (iv) 炭素原子数2乃至51の脂肪族または脂環式―
脂肪族炭化水素基で、これは少くとも1個の脂
肪族メルカプタン基を持つていてもよい基、 (v) 炭素原子数6乃至15の単核または二核のアリ
ーレン炭化水素基、または (vi) 少くとも1個のエーテル酸素原子で中断さ
れ、場合によつては少くとも1個の脂肪族メル
カプタン基により置換された炭素原子数4乃至
20の鎖、または (vii) 少くとも1個のカルボニルオキシ基により中
断され、場合によつては少くとも1個のエーテ
ル酸素原子により中断され、場合によつては少
くとも1個の脂肪族メルカプタン基により置換
された炭素原子数6乃至50の鎖 を表わすことが望ましい。 第三群は 一般式: (式中、 R19は(j+k)個のアルコール性ヒドロキシ
基を除いた残りの多価アルコール基、特に炭素原
子数2乃至10の脂肪族炭化水素基を表わし、 各R19は示された連続した酸素原子の間に少く
とも2個最大6個の炭素原子の鎖を含むアルキレ
ン基を表わし、 R20は少くとも1個のメルカプタン基を含む炭
素原子数1乃至6の脂肪族基を表わし、 gは正の整数で、望ましくはポリメルカプタン
の平均分子量が2000より少くなるような数を表わ
し、 hは零または1を表わし、 jは0または(j+k)が最大6であるような
正の整数を表わし、 kは2乃至6の整数を表わす)で表わされるエ
ステルまたはエーテルを含む。 各ポリ(オキシアルキレン)鎖中のR19で表わ
される基は同じであつても異なつていてもよく、
また例えばフエニル基またはクロロメチル基によ
つて置換されていてもよい。望ましくは、これら
は式:―C2H4―または―C3H6―で表わされる基
である。 式で表わされる化合物中で望ましいもの
は、 式: (式中、 R13は式において示したと同じ意味を表
わし、 R19,g,jおよびkは式において示し
たと同じ意味を表わし、 mは1または2を表わす)で表わされるエステ
ルおよび 式: (式中、 R13,R19,g,j,kおよびmは式に
おいて示したと同じ意味を表わす)で表わされる
エーテルである。 成分(b)として適当なポリメルカプタンの第四群
は、 一般式: (式中、 各R21は炭素原子数2乃至4のアルキレン炭化
水素基を表わし、 R22は水素原子またはメチル基またはエチル基
を表わし、 nは少くとも1の平均値を持つ整数で、望まし
くはスルフイドの平均分子量が最大で1000になる
ような数を表わし、 pは零を表わし、その場合qおよびrもそれぞ
れ零を表わすか、 pは1を表わし、その場合、qは零を表わしr
は1を表わす)で表わされるメルカプタン末端ス
ルフイドである。 式で表わされる望ましいスルフイドは
R22が水素原子を表わし、pおよびqがそれぞれ
1を表わし、nがスルフイドの分子量が500乃至
800となるような数を表わすものである。 成分(b)として適当なポリメルカプタンの第五群
は 式: (式中、 各Rは式において示したと同じ意味を表わ
し、R23は―CN基、―COOH基、―CONH2基、
―C6H5基およびR24が炭素原子数1乃至8のアル
キル基を表わす式:―COOR24または―OCOR24
で表わされる基を表わし、 tは少くとも1の整数を表わし、 uは零または正の整数を表わし、 sは1より大きい整数で、望ましくはポリメル
カプタンの平均分子量が1000より多くないような
数を表わす)で表わされるメルカプタン末端ポリ
ブタジエンを含む。 望ましくは、式で表わされるポリメルカ
プタンは、また 式: (式中、 vはwが1を表わす場合には零、wが2乃至5
の整数を表わす場合には1のいずれかを表わし、 sは式において示したと同じ意味を表わ
す)によつても表わされる。 成分(b)として使用するポリメルカプタンの第6
群は一般式: (式中、 Rおよびaはそれぞれ式において示したと同
じ意味を表わす)で表わされるメルカプタン末端
オキシアルキレン化合物を含む。 第7群はトリス(2―ヒドロキシエチル)イソ
シアヌレートおよびトリス(2―ヒドロキシプロ
ピル)イソシアヌレートのポリ(チオグリコレー
ト)およびポリ(メルカプトプロピオネート)、
すなわち 式: (式中、 各Rは式において示したと同じ意味を表わ
し、 各R14は式において示したと同じ意味を
表わし、 R25は―OCR14SH基または水素原子を表わす)
で表わされる化合物を含む。 特に望ましいポリメルカプタンは炭素原子数2
乃至6の脂肪族多価アルコールのポリ(チオグリ
コート)およびポリ(2―または3―メルカプト
プロピオネート)である。 本発明の組成物を光重合する場合に波長200―
600nmの化学線照射を行うことが望ましい。好適
な化学線照射源には炭素アーク、水銀蒸気アー
ク、紫外線を放射する螢光体を持つ螢光燈、アル
ゴンおよびキセノングローランプ、タングステン
燈および写真用照明燈が含まれる。この内で水願
蒸気アーク、特に太陽燈、螢光太陽燈およびハロ
ゲンランプが最も適当である。この光重合性組成
物の必要露光時間は、例えば使用する個々の化合
物、光源の型式、照射される組成物からの距離等
の種々の因子によつて異る。適当な露光時間は光
重合技術を知る者により容易に決定できる。 光重合するためには、本発明の組成物(式
で表わされる化合物を含むものを除く)は別に加
えた光開始剤、すなわち照射により励起状態とな
つてフリーラジカルの形成に導き組成物の重合を
開始するような触媒を含む。適当な光開始剤の例
は有機の過酸化物およびヒドロベルオキシド、ト
リクロロメチル4′―第三ブチルフエノルケトンの
ようなα―ハロゲン置換アセトフエノン、2―ヒ
ドロキシ―2―メチル―1―フエニルプロパン―
1―オンのようなα―ヒドロキシ―α―アルキル
―置換アセトフエノン、ベンゾインおよびそのア
ルキルエーテル(例えばそのn―ブチルエーテ
ル)、α―メチルベンゾイン、ベンゾフエノンそ
れ自身、4,4′―ビス(ジメチルアミノ)ベンゾ
フエノンのようなベンゾフエノン類、ベンジル
(o―エトキシカルボニル)―α―モノオキシム
および1―フエニルプロパン―1,2―ジオン―
2―(o―エトキシカルボニル)オキシムのよう
なベンジルまたは1―フエニルプロパン―1,2
―ジオンのオキシムのo―アルコキシカルボニル
誘導体、ベンジルアセタール、例えばそのジメチ
ルアセタール、置換されたチオキサントン、例え
ば2―クロロチオキサントン、アントラキノン、
およびフエノチアジン染料(例えばメチレンブル
ー)またはキノキサリン(例えば2―(m―また
はp―メトキシフエニル)―キノキサリン―6′―
または7′―スルホン酸)とベンゼンスルフイン酸
またはその他のスルフイン酸またはナトリウム塩
のようなそれらの塩またはアルシン、ホスフイン
またはチオ尿素のような電子供与体との混合物を
含む光レドツクス系である。 好適な光開始剤は通常の試験により容易に見い
出すことができる。一般に成分(a)と成分(b)の合計
重量に対し0.05乃至10重量%、望ましくは0.5乃
至5重量%の光開始剤を加える。 ここで「フリーラジカル触媒)なる語は物質に
ついて使用し、化学線照射は含まない。本発明の
組成物の重合のために適当なフリーラジカル触媒
は、熱活性化、すなわち、通常の室温より高い温
度でのみ明らかに急速な重合効果を示すもので、
2,2′―アゾビス(2―メチルプロピオニトリ
ル)および有機または無機の過酸化物、例えば過
酢酸、過安息香酸、過フタル酸、ジ―イソプロピ
ルペルオキシジカルボン酸のような過酸、その塩
およびエステル、過ホウ酸のアンモニウムまたは
アルカリ金属塩、過硫酸のアンモニウムまたはア
ルカリ金属塩、ベンゾイルペルオキシドのような
アシル過酸化物、更に例えばクミルペルオキシ
ド、クメンヒドロペルオキシド、過酸化水素、シ
クロヘキサノンペルオキシドおよびエチルメチル
ケトンペルオキシドを含む。第三アミン、例えば
ジメチルアニリンまたはコバルト乾燥剤、例えば
コバルトナフテネートを過酸化物と促進剤として
使用してよい。 フリーラジカル触媒の量は、促進剤といつしよ
で、通常、成分(a)と成分(b)の合計重量から計算し
て0.05乃至5重量%、望ましくは0.1乃至1重量
%である。フリーラジカル誘導重合反応の標準的
方法を使用可能である。 本発明の組成物は先に述べたように表面被覆物
として使用できる。鋼鉄、アルミニウム、銅、ク
ロム、カドミウム、亜鉛、スズ、ガラス、セラミ
ツク、紙または木のような基質に対し望ましくは
液体として塗布し、次いで光重合するかまたはフ
リーラジカル触媒により重合を誘導する。マスク
を通して行うような被覆物の一部照射による光重
合の際には、露光されなかつた部分は溶剤によつ
て洗浄して非重合部分を除去し、一方光重合した
不溶性部分はその位置に残す。このようにして本
発明の組成物は印刷板および印刷配線の製造に使
用することができる。光重合性組成物から印刷板
と印刷配線を製造する方法は公知である(例えば
イギリス特許第1495746号明細書参照)。 したがつて本発明は本発明の方法により製造さ
れた重合生成物を含む表面被覆物をその上に持つ
物品をも提供する。 本発明の組成物は接着剤として使用することも
できる。重合を誘導するために照射を行う場合、
組成物の層を対象物の二表面の間にサンドウイツ
チ状にはさみ、少くともその対象物の一方はガラ
スまたはポリ(メチルメタクリレート)のように
化学線照射に対し透過性とする。適当なその他の
接着物か鉄、亜鉛、銅、クロム、ニツケル、アル
ミニウム、カドミウム、スズ、セラミツク、木、
ゴムおよびアクリル樹脂のようなプラスチツクで
ある。重合を開始するためにフリーラジカル触媒
を使用する場合、触媒を含む組成物の層を接合す
べき二表面の間に接着させて置きこれを加熱す
る。 したがつて本発明は本発明の方法により製造し
た重合生成物によりたがいに接着された表面を持
つ物品を提供する。 本組成物はシート成形コンパウンド(Sheet
moulding compounds)を含めてフアイバー強化
複合品(fibrereinforced composites)の製造に
も有用である。組成物を液体状で直接強化用フア
イバー(ストランド、フイラメント、ウイスカー
を含む)に適用する。この強化用フアイバーは織
布または不織布、一方向に長いものまたはぶつ切
りストランドの形状の、特にガラス、ホウ素、ス
テンレススチール、タングステン、アルミナ、シ
リコンカーバイト、アスベスト、チタンカリウム
ウイスカー、ポリ(m―フエニレンイソフタルア
ミド)、ポリ(p―フエニレンテレフタルアミド)
またはポリ(p―ベンズアミド)のような芳香族
ポリアミド、ポリエチレンまたは炭素であつてよ
い。次いで、この含浸フアイバーに照射するか、
またはフリーラジカル触媒を活性化する。 本発明の組成物かパテおよび充填材の製造にも
有用であり、浸漬被覆(dip―coating)組成物と
して、本発明の液状組成物中に被覆すべき物品を
浸漬し、引出した後に照射して附着している被覆
物を重合させる。別法として、組成物はフリーラ
ジカル触媒を活性化することにより固化し硬化さ
せる。 発明者等は更に本発明の組成物を二段階で硬化
させることができることを見い出した。すなわ
ち、熱活性化フリーラジカル触媒と、必要ならば
光開始剤をも含むような組成物を、完全な重合を
起させるには不十分な化学線照射量に露光して部
分的に硬化させ、次いで加熱してフリーラジカル
触媒を活性化し硬化を完結させる。 したがつて、本発明には上記の成分(a)および成
分(b)、必要ならば光開始剤、および熱活性化フリ
ーラジカル触媒を含有する組成物と、このような
組成物に化学線を照射して部分的に重合させ、次
いで加熱して熱活性化フリーラジカル触媒を活性
化することを特徴とする上記組成物の硬化法が含
まれる。 フイルム状または液体状の組成物に対し、組成
物が固化を起してフイルム接着剤を形成するには
十分であるが完全な重合には不十分な程度に照射
を行う。次にこのフイルム接着剤を二個の基質の
間にサンドウイツチ状にはさみ、組成物中に含ま
れるフリーラジカル触媒を活性化し硬化を完全に
するために加熱する。またはこのフイルム接着剤
を強化用フアイバーの層に適用し、加圧すること
によりフアイバーのまわりに流すようにし、この
含浸構造物を望む形に形成させ、またはこのよう
な層を重ね合わせ、次いでこの含浸構造物を加熱
してフリーラジカル触媒を活性化する。 あるいは強化用フアイバーを液体状の上記組成
物で直接含浸し、照射して組成物を固化させ、次
いでこのものを望む形にするかまたは他の物体と
重ね合わせた後、加熱してフリーラジカル触媒を
活性化し完全に硬化させる。 もうひとつの適用法として、上記液状組成物で
物体を浸漬被覆し、照射することにより付着した
被覆物を重合させ、次いでその物体を加熱するこ
とにより含有しているフリーラジカル触媒を活性
化し硬化を完結させる方法を含む。 更に別な適用法として、上記組成物と共に強化
用フアイバーの連続した網を含浸し、この網を一
本の心棒のまわりにまきつけ、これに化学線照射
を行つてから心棒からはずし、次にこれを加熱し
てフリーラジカル触媒を活性化し硬化を完結させ
るようなフイラメント巻付け法(filament
winding process)による中空物の形成法が含ま
れる。このようにして巻付けたものは加熱前には
そのまゝ硬化するものよりはるかに屈曲性を持つ
ので心棒からより容易にはずすことができる。 更にその他の適用法としてシート成形組成物の
製造が含まれ、この場合強化用フアイバーを上記
液状組成物で被覆し、層状にして直接、必要なら
ば支持シートを通して照射して組成物を部分的に
重合させ、最後に望みの形にした後に組成物を加
熱して硬化させる。 本発明の組成物は二成分の包装、すなわち成分
(a)を含むものと成分(b)を含むものとして販売して
よい。さもなければ化学線およびフリーラジカル
源から保護して使用するまで混合物として貯蔵し
てよい。 以下、実施例により本発明を説明する。部は重
量部であり温度は摂氏である。 曲げ強度は3個の結果の平均値であり、これは
英国規格2782、方法304B(British Standard No.
2782,method 304B)にしたがつて決定した。
重ね合せせん断強度(lap shear strength)も3
個の結果の平均値で、イギリス航空省仕様
DTD5577(1965年11月)(British ministry of
Aviation Aircrait Specification DTD5577)に
したがつて決定した。 中間体として使用した2,2―ビス(3―アリ
ル―4―ヒドロキシフエニル)プロパンはイギリ
ス特許出願第2012780A号明細書記載の方法によ
り調製した。 ビス(3―アリル―4―ヒドロキシフエニル)
メタンおよび3,3′―ジアリル―4,4′―ジヒド
ロキシジフエニルはそれぞれビス(4―ヒドロキ
シフエニル)メタンおよび4,4′―ジヒドロキシ
ジフエニルから同じ方法で調製し得る。2,2―
ビス(3―(1―プロペニル)―4―ヒドロキシ
フエニル)プロパンは同様にイギリス特許出願第
2012780A号明細書に記載されている。 2,2―ビス(3,5―ジアリル―4―ヒドロ
キシフエニル)プロパンは、イギリス特許出願第
2012780A号明細書に記載されているように、2,
2―ビス(3―アリル―4―ヒドロキシフエニ
ル)プロパンをそのジアリルエーテルに転化し、
これをクライゼン転位することによつて調製し
た。そのアリル二重結合含量は10.3当量/Kgであ
つた。 1,3―ジアリルオキシベンゼンを同様の転位
を行うことにより二種の置換されたレゾルシノー
ル異性体、1,3―ジアリル―2,4―ジヒドロ
キシベンゼンおよび1,5―ジアリル―2,4―
ジヒドロキシベンゼンが得られた。この混合物は
10.53当量/Kgのアリル性二重結合含量を持つて
いた。 2,2―ビス(3―アリル―4―(3―(メタ
クリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキ
シ)フエニル)プロパンの調製 方法 2,6―ジ―第三ブチル―p―クレゾール0.8
gおよびテトラメチルアンモニウム クロリド
0.4gを含む2,2―ビス(3―アリル―4―ヒ
ドロキシフエニル)プロパン103gとグリシジル
メタクリレート95g(すなわち2モル比)の混合
物を1時間かけて110℃に加熱し、この温度で更
に31/2時間加熱を続けた。この時の混合物のエ ポキシド含量は無視できる量であつた。生成物は
実質的に 式: で表わされた。 方法 エポキシド含量4.7当量/Kgの2,2―ビス
(3―アリル―4―(グリシジルオキシ)フエニ
ル)プロパン82gをテトラメチルアンモニウム
クロリド0.35gと2,6―ジ―第三ブチル―p―
クレゾール0.23gの存在下で100℃に加熱した。
メタクリル酸34g(すなわち2モル比)を1時間
かけて滴下して加え、この混合物を100℃で更に
31/2時間撹拌した。この時の混合物のエポキシ ド含量は無視できる量であつた。実質的に式
で表わされる生成物が粘度108Pa―sの液体
として得られた。 2,2―ビス(3―アリル―4―(メタクリロ
イルオキシ)フエニル)プロパンの調整 2,2―ビス(3―アリル―4―ヒドロキシフ
エニル)プロパンのジナトリウム塩68.5g、トル
エン250mlおよび2,6―ジ―第三ブチル―p―
クレゾール0.12gの混合物に対し、メタクリロイ
ルクロリド40.3gを撹拌しながら1時間かけて滴
下しながら加え、添加中は混合物の温度を45℃以
下に保つた。混合物を更に21/2時間撹拌した後 に過し、その液を減圧(水流ポンプ)、次い
で高真空にして溶媒を除去した。 式: で表わされる目的の生成物を粘度3.6Pa―sのほ
とんど無色の液体として実質的に定量的収量で得
た。 1―(アリルオキシカルボニル)―2,4―お
よび2,5―ビス(3―メタクリロイルオキシ)
―2―ヒドロキシプロポキシカルボニル)ベンゼ
ンの調製 再結晶した無水トリメリツト酸57.6gとアリル
アルコール175gの混合物を41/2時間還流し、次 いで過剰のアリルアルコールを減圧下に蒸留して
除きベンゼン―1,2,4―トリカルボン酸のモ
ノアリルエステルを白色固体として74.5g得た。 このようにして得たアリル2,4―ジカルボキ
シベンゾエートとアリル2,5―ジカルボキシベ
ンゾエートの混合物50gをグリシジル メタクリ
レート57g(2モル)とトリメチルアンモニウム
クロリド0.17gおよび2,6―ジ―第三ブチル
―p―クレゾール0.2gの存在下に60℃で12時間
加熱し、 式: で表わされる化合物の混合物を得た。 2,2―ビス(3,5―ジアリル―4―(3―
メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポ
キシ)フエニル)プロパンの調製 2,2―ビス(3,5―ジアリル―4―ヒドロ
キシフエニル)プロパン194g、グリシジル メ
タクリレート154g、テトラメチルアンモニウム
クロリド0.7gおよび2,6―ジ―第三ブチル
―p―クレゾール2.8gの混合物を1時間かけて
95℃に加熱し、その温度で更に31/2時間撹拌し て 式: で表わされる化合物を得た。 2,2―ビス(3―(1―プロペニル)―4―
(3―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキ
シプロポキシ)フエニル)プロパンの調製 2,2―ビス(3―(1―プロペニル)―4―
(グリシジルオキシ)フエニル)プロパン49.2g、
テトラメチルアンモニウムクロリド0.1gおよび
ヒドロキノン0.15gの混合物を80℃に加熱し、次
いでメタクリル酸20.4gを11/2時間かけて滴下 して加えた。この混合物を80℃で更に8時間撹拌
して 式: で表わされる化合物を得た。 1,3―および1,5―ジアリル―2,4―ビ
ス(3―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロ
キシプロポキシ)ベンゼンの調製 1,3―ジアリル―2,4―ジヒドロキシベン
ゼンおよび1,5―ジアリル―2,4―ジヒドロ
キシベンゼンの混合物85gをグリシジル メタク
リレート127g、2,6―ジ―第三ブチル―p―
クレゾール0.8gおよびテトラメチルアンモニウ
ム クロリド0.4gと共に1時間かけて100℃に加
熱した。この混合物全体をこの温度で更に5時間
撹拌して 式: で表わされる化合物の混合物を得た。 アドバンスメント処理した樹脂(「樹脂A」)の調
製 1,3―ジグリシジル―5,5―ジメチルヒダ
ントイン100gを、テトラメチルアンモニウムク
ロリド0.6gを含むシクロヘキサノン195g中で
2,2―ビス(3―アリル―4―ヒドロキシフエ
ニル)プロパン94.75gと共に120℃で6時間加熱
することによつてアドバンスメント処理を行つ
た。混合物のエポキシド含量は6時間終了時点で
1.0当量/Kgに低下した。この中間体は実質的に 式: (式中、 XおよびYはそれぞれグリシジル基を表わし、
xは正の整数を表わす)で表わされた。この混合
物を80℃に冷却した後、2,6―ジ―第3ブチル
―p―クレゾール0.4g、次いでメタクリル酸
17.2gを20分間かけて滴下して加えた。この混合
物を次に100℃で6時間加熱し、この段階で反応
を停止した。この時、この樹脂のエポキシド含量
は0.29当量/Kgに低下した。生成物、「樹脂A」
は実質的に、基XおよびYのある比率の部分が3
―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプ
ロピル基を表わし、残りの基XおよびYがグリシ
ジル基を表わす式XLで表わされる。 ベンゾフエノン―3,4,3′,4′―テトラカル
ボン酸X,X′―ジアリルエステルY,Y′―ビス
(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロ
ピル)エステルの調製 ベンゾフエノン―3,4,3′,4′―テトラカル
ボン酸ジアンヒドリド(無水酢酸から再結晶)
400gおよびアリルアルコール1200gを1時間還
流した後に過剰のアリルアルコールを真空蒸溜し
て除去し、ベンゾフエノン―3,4,3′,4′―テ
トラカルボン酸X′―ジアリルエステル540g
を得た。 これらのジアリルエステル450gをエピクロロ
ヒドリン1200gに溶解し、この混合物を95℃に加
熱した後、水2.05mlにテトラメチルアンモニウム
クロリド2.05gを溶解した溶液を加えて、全体
を95℃で3時間撹拌した。この混合物を55゜乃至
60℃に冷却し、水1.71mlにテトラメチルアンモニ
ウム クロリド1.71gを溶解した溶液を更に加え
た。この混合物を連続的に水を除去できるような
装置で半真空下55゜乃至57℃でリフラツクスさせ
た。水酸化ナトリウムの50%水溶液180gを撹拌
しながら21/2時間かけて滴下して加え、撹拌を 更に11/2時間続けた。この混合物を冷却し、常 圧に戻し、次いで水340mlを加えて混合物を分離
し、その有機溶媒層を最初にオルトリン酸二水素
ナトリウムの5%水溶液223mlで洗浄し、次いで
水223mlで洗浄した。過剰のエピクロロヒドリン
を減圧下い蒸溜して除去することにより3.1当
量/Kgのエポキシド含量を持つベンゾフエノン―
3,4,3′,4′―テトラカルボン酸X′―ジア
リルエステルY′―ジグリシジルエステル450
gを粘性ある油状物として得た。 このジアリルエステル―ジグリシジル エステ
ル 200gをテトラメチルアンモニウム クロリ
ド0.6gおよび2,6―ジ―第三ブチル―p―ク
レゾール0.4gの存在下で120℃に加熱し、メタク
リル酸52.6gを35分間かけて滴下して加えた。撹
拌を更に35分間続けた後に混合物を冷却した。目
的の物質(すなわち、R7およびR8の1個とR9
よびR10の1個のそれぞれがアリル基を表わし、
R7からR10までの2個の残りの記号のそれぞれ
が、Rがメチル基を表わしR6が式で表わされ
る基を表わす式で表わされる基を表わすよう
な、式で表わされるもの)は淡黄色の粘性を
帯びた油状物であつた。 使用したポリメルカプタンは市販されているも
ので、下記のチオール含量を持つていた。
【表】 実施例 1 方法にしたがつて調製した2,2―ビス(3
―アリル―4―(3―(メタクリロイルオキシ)
―2―ヒドロキシプロポキシ)フエニル)プロパ
ン(78部)をペンタエリスリトール テトラチオ
グリコレート30部(すなわち、アリル基当り1メ
ルカプタン基当量)およびベンジルジメチル ア
セタール3部と混合した。この組成物の厚さ
10μmのフイルムをブリキ板上に引き、中圧水銀
アーク燈(80W/cm)から8cmの距離で照射し
た。2分の照射で、強固なフイルムが得られた。
このフイルムは溶媒耐性のための規格試験に耐え
た。すなわちアセトンに浸した線布で20回こすつ
ても影響がなかつた。 方法にしたがつて調製した2,2―ビス(3
―アリル―4―(3―(メタクリロイルオキシ)
―2―ヒドロキシプロポキシ)フエニル)プロパ
ンを使つて同様の結果が得られた。 実施例 2 実施例1において調製した組成物の一部を厚さ
1mmのガラス板上に10μm厚の層として塗布した。
もう一枚のガラスを最初のガラスの上に置き、こ
の組合せたものを実施例1において使用したと同
じ水銀燈で8cmの距離をおいて5秒間照射した。
2時間沸騰水中に浸漬した後でさえも2枚のガラ
ス板は固く接着されていた。 実施例 3 方法2にしたがつて調製した2,2―ビス(3
―アリル―4―(3―(メタクリロイルオキシ)
―2―ヒドロキシプロポキシ)フエニル)プロパ
ン17部を3,6―ジオキサ―1,8―ジメルカプ
トオクタン5,4部(すなわちアルキル基当りメ
ルカプタン基当量)およびベンジルジメチルアセ
タール0.75部と混合した。この組成物の厚さ
10μmの層をブリキ板上に引き実施例1における
と同様にして照射した。2秒間の照射後、粘着性
がなく溶媒耐性のフイルムが得られた。 実施例 4 3,6―ジオキサ―1,8―ジメルカプトオク
タンをトリメチロールプロパン トリチオグリコ
レート7部(すなわちアリル基当り1メルカプタ
ン基当量)に代えたこと以外は実施例3と同様に
して組成物を調製した。その層に4秒間照射し
た。滑面で溶媒耐性のフイルムが得られた。 実施例 5 実施例1,3および4で得られた組成物の1部
をトリクロロエチレン中で脱脂し、クロム酸溶液
で洗浄したアルミニウム箔(アルクラド3L73
アルミニウム合金、「アルクラド(Arclad)」は
登録商標名)片に塗布した。 薄いガラス板を市販変性アルコールと水の9:
1(容積比)の混合物に溶解した3―(グリシジ
ルオキシ)プロピルトリメトキシシラン5%溶液
で下塗りし、これを上記の組成物上にかぶせた。
この組合せ物に中圧水銀燈(80W/cm)で5秒間
照射した。いずれの場合にもガラス板はアルミニ
ウム片と固く接着されていた。 実施例 6 2,2―ビス(3―アリル―4―(メタクリロ
イルオキシ)フエニル)プロパン100部、ペンタ
エリスリトール テトラチオグリコレート51部
(すなわちアリル基当り1メルカプタン基当量)
およびベンジルジメチルアセタール4.5部の混合
物をブリキ板上に10μm厚のフイルムとして塗付
した。実施例1と同様にして15秒間の照射後、強
固で溶媒耐性のフイルムが得られた。 実施例 7 2,2―ビス(3―アリル―4―(3―メタク
リロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキシ)
フエニル)プロパン(方法にしたがつて調製)
85部、ペンタエリスリトール テトラチオグリコ
レート32.7部(すなわちアリル基当り1メルカプ
タン基当量)および2,2′―アゾビス(2―メチ
ルプロピオニトリル)3.5部の混合物をナイロン
を支持体としたフイルム上に室温で被覆物として
適用した。このフイルム上に室温で被覆物として
適用した。このフイルムを予めトリクロロエチレ
ンで脱脂し、クロム酸溶液で洗浄した二枚の「ア
ルクラド 3L73」アルミニウム合金板でサンド
ウイツチ状にはさんだ。この組合め物を90℃で5
分間加熱して重合せジヨイント(overlap joint,
1.27cm)を調製し、次いで0.34MN/m2の圧力に
より120℃で1時間加圧した。このジヨイントの
室温における重ね合せせん断強度(lap shear
strength)は82MN/m2であつた。 実施例 8 2,2―ビス(3―アリル―4―(3―(メタ
クリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキ
シ)フエニル)プロパン(方法にしたがつて調
製)100部、トリメチロールプロパン トリチオ
グリコレート42部(すなわちアリル基当り1メル
カプタン基当量)および2,2′―アゾビス(2―
メチルプロピオントリル)4.5部の混合物を使つ
て実施例7の方法を繰返した。ジヨイントの室温
における重ね合せせん断強度(lap shear
strength)は19.4MN/m2であつた。 実施例 9 上記のようにして調製した1―アリルオキシカ
ルボニル―2,4―ビス(3―(メタクリロイル
オキシ基)―2―ヒドロキシプロポキシカルボニ
ル)ベンゼンと1―アリルオキシカルボニル―
2,5―ビス(3―(メタクリロイルオキシ)―
2―ヒドロキシプロポキシカルボニル)ベンゼン
の混合物100部、ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコレート21部(すなわちアリル基当り1メ
ルカプタン基当量)およびベンジル、ジメチル
アセタール3.5部からなる組成物を実施例1に記
載したようにして10μm厚のフイルムの形で照射
した。 5分間の照射後、溶媒耐性のフイルムが得られ
た。 実施例 10 2,2―ビス(3―アリル―4―(3―(メタ
クリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキ
シ)フエニル)プロパン(方法にしたがつて調
製した)26部、ペンタエリスリトール テトラチ
オグリコレート10部(すなわちアリル基当り1メ
ルカプタン基当量)、ベンゾフエノン1部および
2,2′―アゾビス(2―メチルプロピオ ニトリ
ル)1部を含む液状組成物でガラス布(平織)を
含浸処理した。この含浸布の両面を中圧水銀燈
(80W/cm)で8cmの距離から1秒間照射した。
このプレプレグの16cm平方の片を2.1MN/m2
圧力により120℃で1時間加圧することによつて
6枚重ねのラミネートをつくつた。ガラス57%を
含むこのラミネートは室温で354MN/m2の曲げ
強度を持つていた。 実施例 11 2,2―ビス(3―アリル―4―3―(メタク
リロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキシ)
フエニル)プロパン(方法にしたがつ調製)
100部、トリメチロールプロパン トリチオグリ
コレート42部(すなわちアリル基当り 1メルカ
プタン基当量)、ベンジル ジメチル アセター
ル 4.5部および2,2′―アゾビス(2―メチル
プロピオニトリル)4.5部を含む液状組成物を
室温でナイロン支持体フイルム上に被覆した。両
面を中圧水銀アーク燈(80W/cm)により1cmの
距離から1秒間照射することにより粘着性なしの
フイルムができた。 このフイルムを形に合せて切断し、予めトリク
ロロエチレンで脱脂しクロム酸溶液で洗浄した二
枚のアルミニウム合金板の間にサンドウイツチ状
にはさんだ。この組合せ物を0.34MN/m2の圧力
により120℃で1時間加圧することにより重ね合
せジヨイント(overlap joint,1.27cm)を調製し
た。このジヨイントの室温における重ね合せせん
断強度(lap shear strength)は6.7MN/m2であ
つた。 実施例 12 2,2―ビス(3,5―ジアリル―4―(3―
(メタクリロイルオキシ)2―ヒドロキシプロポ
キシ)フエニル)プロパン10部、ペンタエリスリ
トール テトラチオグリコレート8.6部(すなわ
ち、アリル基当り1メルカプタン基当量)および
ベンジル ジメチル アセタール0.5部の混合物
をブリキ板上に10μm厚のフイルムとして塗付し、
実施例1と同様に照射した。5秒間の照射により
粘着性のない溶媒耐性のあるフイルムが得られ
た。 実施例 13 2,2―ビス(3,5―ジアリル―4―(3―
(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロ
ポキシ)フエニル)プロパン50部、ペンタエリス
リトール テトラチオグリコレート43部(すなわ
ちアリル基当り1メルカプタン基当量)および
2,2′―アゾビス(2―メチルプロピオニトリ
ル)2.8部を含む熱硬化性組成物を使つて実施例
7に記載した重ね合せジヨイント(overlap
joint)をつくつた。このジヨイントの室温にお
ける重ね合せせん断強度(lap shear strength)
は24.7MN/m2であつた。 実施例 14 実施例13に記載したようにして調製した組成物
にベンジル ジメチル アセタール2.8部を加え、
実施例11に記載したように重ね合せジヨイント
(overlap joint)を調製した。このジヨイントの
室温における重ね合せせん断強度(lap shear
strength)は17.9MN/m2であつた。 実施例 15 2,2―ビス(3―(1―プロペニル)―4―
(3―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキ
シプロポキシ)フエニル)プロパン26部、ペンタ
エリスリトール テトラチオグリコレート10部
(すなわちプロペニル基当り1メルカプタン基当
量)およびベンジル ジメチル アセタール1部
を含む組成物を実施例1に記載したようにしてス
ズ板上の10μm厚のフイルムとして照射した。5
秒間の照射後に溶媒耐性で粘着性のないフイルム
が得られた。 実施例 16 2,2―ビス(3―(1―プロペニル)―4―
(3―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキ
シプロポキシ)フエニル)プロパン52部、ペンタ
エリスリトール テトラチオグリコレート20部
(すなわちプロペニル基当り1メルカプタン基当
量)および2,2′―アゾビス(2―メチルプロピ
オニトリル)2.2部を含む組成物を使い実施例7
に記載したようにして重ね合せジヨイント
(overlap joint)をつくつた。このジヨイントの
重ね合せせん断強度(lap shear strength)は
11.5MN/m2であつた。 実施例 17 1,3―ジアリル―2,4―ビス(3―(メタ
クリロイルオキシ)―2―ヒドロキシプロポキ
シ)ベンゼンおよび1,5―ジアリル―2,4―
ビス(3―(メタクリロイルオキシ)―2―ヒド
ロキシプロポキシ)ベンゼン混合物10部、ペンタ
エリスリトール テトラチオグリコレート6.8部
(すなわちアリル基当り1メルカプタン基当量)
およびベンジル ジメチル アセタール0.6部を
含む組成物を実施例1に記載したようにしてブリ
キ板に塗付し照射した。5秒間の照射後、溶媒耐
性のある被覆が得られた。 ペンタエリスリトール テトラチオグリコレー
トの代りにエチレングリコール ジチオグリコレ
ート6.65部(すなわちアリル基当り1メルカプタ
ン基当量)を使い、上記の実験を繰返した。同様
の結果が得られた。 実施例 18 樹脂A(Resin A)20部、ペンタエリスリトー
ル テトラチオグリコレート3.3部およびベンジ
ル ジメチル アセタール0.39部を含む組成物で
銅張合せラミネート上を被覆し、溶媒を蒸発させ
て約10μm厚のフイルムとした。このフイルムを
500W中圧水銀アーク燈を使い22cmの距離から陰
面を通して10分間照射した。照射後、アセトン10
容積部とキシレン90容積部の混合物で非照射部分
を洗浄除去して画像を現像することにより、銅上
に良好なレリーフ画像が残つた。次いで非被覆銅
部分を塩化第二鉄の水溶液(41%FeCl3)を使い
35℃でエツチングを行つた。被覆部分はそのまま
であつた。 実施例 19 ベンゾフエノン―3,4,3′,4′―テトラカル
ボン酸X′―ジアリルエステルY′―ビス
(3―メタクリロイルオキシ)―2―ヒドロキシ
プロピル エステル32.5部をペンタエリスリトー
ル テトラチオグリレート11.5部(すなわちアリ
ル基当り1メルカプタン基当量)と混合した。こ
の組成物の10μm厚のフイルムをブリキ板上に引
き、中圧水銀アーク燈(80W/cm)で8cmの距離
から照射した。4秒間の照射により溶媒に対する
耐性の規格試験に耐える強固なフイルムが得られ
た。すなわち、アセトンを浸した綿布で20回こす
つても影響がなかつた。 実施例 20 ジアリル―ジメタクリロイル化合物100部とト
リメチロール プロパン トリチオグリコレート
35部(すなわち、アリル基当り1メルカプタン基
当量)を使い実施例19の方法を繰返した。単に2
秒間の照射により粘着性のない溶媒耐性のフイル
ムが得られた。 実施例 21 ジアリル―ジメタクリロイル化合物100部と1,
8―ジメルカプト―3,6―ジオキサオクタン26
部(すなわちアリル基当り1メルカプタン基当
量)を使い、実施例19の方法を繰返した。5秒間
の照射で粘着性のない溶媒耐性のフイルムが得ら
れた。 実施例 22 実施例19で調製した組成物の一部を1mm厚のガ
ラス板上に10μm厚の層となるようにした。もう
1枚のガラス板をこの上に重ねて、この組合せ物
を実施例1で使用したものと同じ水銀燈で8cmの
距離から5秒間照射した。ガラス板はたがいに固
く接着されていた。 実施例 23 実施例19と実施例20において調製した組成物の
一部を、予めトリクロロエチレンで脱脂し、クロ
ム酸溶液で洗浄したアルミニウム箔(アルクラド
3L73アルミニウム合金:「アルクラド(Alclad)」
は登録商標品)片に塗つた。薄いガラス板を工業
用変性アルコールと水9:1(容積比)の混液に
溶解した3―(グリシジルオキシ)プロピルトリ
メトキシシラン5%溶液で下塗りし、上記の組成
物の上に被せた。この組合せ物を中圧水銀燈
(80W/cm)で5秒間照射した。いずれの場合に
もガラス板は固くアルミニウム片に接着されてい
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) アクリロイルオキシ基およびメタク
    リロイルオキシ基から選ばれた少くとも1個
    の基と、 芳香核の部分を形成している炭素原子に直
    接結合しているか、または 芳香核に直接結合している酸素原子または
    オキシカルボニル基に直接結合しているアリ
    ル基、メタリル基および1―プロペニル基か
    ら選ばれた少くとも1個の基と、 を分子中に同時に含み、その際、これらの基
    )と基)の合計は少くとも3である化合物
    と、 (b) 脂肪族炭素原子に直接結合したメルカプタン
    基を1分子当り少くとも2個含む化合物で、(a)
    項におけるアリル基、メタリル基および1―プ
    ロペニル基から選ばれた基1個当り少くとも
    0.8個の上記メルカプタン基を供給するが(a)項
    におけるアクリロイル基、メタクリロイル基、
    アリル基、メタリル基および1―プロペニル基
    から選ばれた基1個当り1個以下の上記メルカ
    プタン基を供給するような比率で含む化合物
    と、 からなる重合性組成物。 2 上記のアクリロイルオキシ基またはメタクリ
    ロイルオキシ基またはそのそれぞれが芳香核の炭
    素原子に対し直接または 式: または (式中、 Rは水素原子またはメチル基を表わし、aは1
    乃至6の整数を表わす)で表わされる基の(末端
    の)エーテル酸素原子を介して結合している特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。 3 成分(a)がアクリロイルオキシ基およびメタク
    リロイルオキシ基から選ばれた基を1分子当り少
    くとも2個、最大6個含む特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。 4 成分(a)がアリル基、メタリル基および1―プ
    ロペニル基から選ばれた基を1分子当り少くとも
    2個、最大15個含む特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。 5 成分(a)が多価フエノールであり、その少くと
    も2個のフエノール性ヒドロキシル基がアクリロ
    イル基およびメタクリロイル基から選ばれた基に
    より、直接または特許請求の範囲第2項に記載し
    た式または式で表わされる基の(末端の)エ
    ーテル酸素原子を介してエステル化され、そして
    前記少くとも2個のフエノール性ヒドロキシル基
    がアリル基、メタリル基および1―プロペニル基
    から選ばれた基によつて直接エーテル化されてい
    るかまたは前記多価フエノールがアリル基、メタ
    リル基および1―プロペニル基から選ばれた少く
    とも2個の基によつてそのベンゼンまたはナフタ
    レン核中の炭素原子上で直接置換されている特許
    請求の範囲第4項記載の組成物。 6 成分(a)が 式: (式中、 Rおよびaは特許請求の範囲第2項において示
    したと同じ意味を表わし、 各R1は酸素―炭素結合または特許請求の範囲
    第2項において定義した式または式で表わさ
    れる基を表わし、 各R2はアリル基、メタリル基または1―プロ
    ペニル基を表わし、 R3は炭素―炭素結合、炭素原子数5までのア
    ルキレンまたはアルキリデン基、エーテル酸素原
    子、硫黄原子または式:―CO―、―SS―、―
    SO―または―SO2―で表わされる基を表わし、 各R4は水素原子、塩素原子または臭素原子、
    または炭素原子数1乃至4のアルキル基を表わ
    し、 各R5は式:CH2=C(R)COOR1―で表わされ
    る基またはアリルオキシ基、メタリルオキシ基ま
    たは1―プロペニルオキシ基を表わしその際、少
    くとも1個は式:CH2=C(R)COOR1―で表わ
    される基を表わし、少くとも2個はそれぞれアリ
    ルオキシ基、メタリルオキシ基または1―プロペ
    ニルオキシ基を表わすが、 式XIIおよびにおいては その各―CH2―基およびR2―基は示された
    CH2=C(R)COOR1―基およびR5―基に対しオ
    ルト位またはパラ位にある)で表わされる化合物
    から選ばれる特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 7 成分(a)が 式: または (式中、 各R6は特許請求の範囲第2項において定義し
    た式または式で表わされる基を表わす)で表
    わされる特許請求の範囲第3項記載の組成物。 8 成分(a)が 式: (式中、 各R5 1は式:CH2=C(R)COOR1―で表わされ
    る基またはアリルオキシ基、メタリルオキシ基ま
    たは1―プロペニルオキシ基を表わし、その際、
    少くとも2個は式:CH2=C(R)COOR1―で表
    わされる基を表わし、1個はアリルオキシ基、メ
    タリルオキシ基または1―プロペニルオキシ基を
    表わし、―CH2―基はR5 1基に対しオルト位また
    はパラ位であり、Rおよびaは特許請求の範囲第
    2項で定義したと同じ意味を表わし、 R1およびR4は、特許請求の範囲第6項で定義
    したと同じ意味を表わす。)で表わされる特許請
    求の範囲第3項記載の組成物。 9 成分(a)が 式: (式中、 R7およびR8の1個とR9およびR10の1個が同じ
    意味を表わし、それぞれがアリル基またはメタリ
    ル基を表わし、 R7およびR8とR9およびR10の残りの記号のそれ
    ぞれがアルコールからアルコール性ヒドロキシル
    基を除いた後の残基でアクリロイルオキシ基また
    はメタクリロイルオキシ基を含む残基を表わす)
    で表わされる特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 10 アクリロイルオキシ基がアクリロイルアル
    ケノキシ基またはアクリロイルオキシヒドロキシ
    アルケノキシ基として存在し、メタクリロイルオ
    キシ基がメタクリロイルアルケノキシ基またはメ
    タクリロイルオキシ―ヒドロキシアルケノキシ基
    として存在する特許請求の範囲第9項記載の組成
    物。 11 R7およびR8とR9およびR10の残りの記号の
    それぞれが 式: (式中、 Rは特許請求の範囲第2項において示したと同
    じ意味を表わし、 R6は特許請求の範囲第7項において示したと
    同じ意味を表わす)で表わされる基を表わす特許
    請求の範囲第10項記載の組成物。 12 成分(b)がモノメルカプタンアルキレンカル
    ボン酸と多価アルコールのエステルまたは脂肪族
    モノメルカプタン一価アルコールとポリカルボン
    酸のエステルである特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。 13 成分(b)が 式: R17[―(O)d―CO(O)e―R15(O)e―CO
    (O)d―R10SH]f () (式中、 dおよびeはそれぞれ0または1を表わすが同
    じものではなく、fは1乃至6の整数を表わし、 R15は二価の有機基で、その炭素原子を介して
    式中に示された―O―単位または―CO―単位に
    連結している基を表わし、 R16は二価の有機基で、その炭素原子を介して
    式中に示された―SH基および―O―単位または
    ―CO―単位と連結している基を表わし、 R17は有機基で、fが1を表わす場合には少く
    とも1個の脂肪族―SH基を必ず含んでおり、そ
    の炭素原子を介して式中に示された―O―単位ま
    たは―CO―単位と連結している基を表わす)で
    表わされる特許請求の範囲第1項記載の組成物。 14 成分(b)が 式: (式中、 R18は(j+k)個のアルコール性ヒドロキシ
    ル基を除いた後の多価アルコール残基を表わし、 各R19は示された連続した酸素原子の間に少く
    とも2個、最大6個の炭素原子の鎖を含むアルキ
    レン基を表わし、 R20は少くとも1個のメルカプタン基を含む炭
    素原子数1乃至6の脂肪族基を表わし、 gは正の整数を表わし、 hは0または1を表わし、 jは0または(j+k)が最大6であるような
    正の整数を表わし、 kは2乃至6の整数を表わす)で表わされる特
    許請求の範囲第1項記載の組成物。 15 成分(b)が 一般式: (式中、 各R21は炭素原子数2乃至4のアルキレン炭化
    水素基を表わし、 R22は水素原子、メチル基またはエチル基を表
    わし、 nは少くとも1の平均値を持つ整数を表わし、 pは0を表わし、その場合qおよびrもそれぞ
    れ0を表わすか、pは1を表わし、その場合qは
    0を表わしrは1を表わす)で表わされるメルカ
    プタン末端スルフイドである特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。 16 成分(b)が 式: (式中、 各Rは特許請求の範囲第2項において示したと
    同じ意味を表わし、 R23は―CN基、―COOH基、―CONH2基、―
    C6H5基またはR24が炭素原子数1乃至8のアルキ
    ル基を表わす式:―COOR24または式:―
    OCOR24を表わし、 tは少くとも1の整数を表わし、 uは0または正の整数を表わし、 sは1より大きい整数を表わす)で表わされる
    メルカプタン末端ポリ(ブタジエン)である特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。 17 成分(b)が 一般式: (式中、 各Rおよびaは特許請求の範囲第2項において
    示したと同じ意味を表わす)で表わされるメルカ
    プタン末端オキシアルキレン化合物である特許請
    求の範囲第1項記載の組成物。 18 成分(b)が 一般式: (式中、 各Rは特許請求の範囲第2項において定義した
    意味を表わし、 各R14は―CH2―基、―(CH22―基または―
    CH(CH3)―基を表わし、 R25は―OCR14SH基または水素原子を表わす)
    で表わされる特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 19 必要ならば光開始剤の存在下で化学線照射
    を行うことを特徴とする、 a アクリロイルオキシ基およびメタクリロ
    イルオキシ基から選ばれた少くとも1個の基
    と、 芳香核の部分を形成している炭素原子に直
    接結合しているか、または 芳香核に直接に結合している酸素原子また
    はオキシカルボニル基に直接結合しているア
    リル基、メタリル基および1―プロペニル基
    から選ばれた少くとも1個の基と、を分子中
    に同時に含み、その際、これらの基と基
    の合計は少くとも3である化合物と、 b 脂肪族炭素原子に直接結合したメルカプタン
    基を1分子当り少くとも2個含む化合物で(a)項
    におけるアリル基、メタリル基および1―プロ
    ペニル基から選ばれた基1個当り少くとも0.8
    個の上記メルカプタン基を供給するが(a)項にお
    けるアクリロイル基、メタクリロイル基、アリ
    ル基、メタリル基および1―プロペニル基から
    選ばれた基1個当り1個以下の上記メルカプタ
    ン基を供給するような比率で含む化合物とから
    なる重合性組成物の重合法。 20 熱活性化フリーラジカル触媒の効果を受け
    させることを特徴とする特許請求の範囲第19項
    記載の方法。 21 もし必要ならば光開始剤および更に熱活性
    化フリーラジカル触媒を含有する組成物を化学照
    射により部分的に重合させ、次いで加熱して熱活
    性化フリーラジカル触媒を活性化させることを特
    徴とする上記組成物重合のための特許請求の範囲
    第19項記載の方法。
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