JPH0256739B2 - - Google Patents

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JPH0256739B2
JPH0256739B2 JP57203237A JP20323782A JPH0256739B2 JP H0256739 B2 JPH0256739 B2 JP H0256739B2 JP 57203237 A JP57203237 A JP 57203237A JP 20323782 A JP20323782 A JP 20323782A JP H0256739 B2 JPH0256739 B2 JP H0256739B2
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JP
Japan
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magnetic tape
gear
tape
loading
cam
Prior art date
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Application number
JP57203237A
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English (en)
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JPS5992469A (ja
Inventor
Fuminari Saito
Shigeki Murata
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP57203237A priority Critical patent/JPS5992469A/ja
Publication of JPS5992469A publication Critical patent/JPS5992469A/ja
Publication of JPH0256739B2 publication Critical patent/JPH0256739B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/665Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
    • G11B15/6653Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum
    • G11B15/6656Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum using two-sided extraction, i.e. "M-type"

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は前面に開口部を有するテープカセツト
より磁気テープを引出し、テープカセツトに外部
に設置した磁気ヘツドに磁気テープを所定角添接
して走行させ、信号の記録/再生を行なうVTR
等の磁気テープ装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 一般に、カセツト式ビデオテープレコーダのよ
うな磁気テープ装置では、磁気テープを前記テー
プカセツトの開口部から引出し得る第1位置と前
記磁気テープをテープカセツトの外部に引き出し
て前記磁気ヘツドに添接させ得る第2位置との間
を往復移動する磁気テープ引出し手段を有し、特
に前記第2位置においては磁気テープと磁気ヘツ
ド間で正確な信号の記録再生を行なうために磁気
テープの磁気ヘツドに対する巻回角を正確に決定
する第2位置の停止位置精度を高めると共に安定
して固定するために前記第2位置にストツパを配
置し、前記磁気テープ引出し手段を弾性部材等で
押圧固定することが行なわれているが、前記第1
位置における磁気テープ引出し手段の位置決定に
ついては、磁気テープ引出し手段の構成部品の機
械的精度を向上させる方法や磁気テープ引出し手
段にデテント手段を設ける方法を採用しているの
が一般的であつた。しかしこれらの方法は前記構
成部品のばらつきや磁気テープ引出し手段の駆動
部のバツクラツシユにより前記第1位置における
位置が安定しにくいといつた問題があつた。その
ため、テープカセツトを装置に装着するとき磁気
テープ引出し手段がテープカセツトの開口部に滑
らかに入らず、テープカセツトの開口部を形成す
る壁部に当接してテープカセツトや磁気テープ引
出し手段に損傷を与えたり、或いは磁気テープに
接触して磁気テープに損傷を与える等の重大な事
故が発生しやすかつた。
発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、磁
気テープ引出し手段の前記第1位置における位置
精度を向上させ、又テープカセツトや磁気テープ
引出し手段、磁気テープに損傷を与えないように
することを目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の磁気テープ
装置は、磁気テープを巻回したリールハブを内蔵
し、前面部に開口部を有するテープカセツトを用
い、このカセツトより前記磁気テープを引き出し
テープカセツト外部に設置する磁気ヘツドに添接
して走行させ信号を記録/再生するように構成
し、前記テープカセツト内の磁気テープを前記開
口部より引き出し得る第1位置と前記磁気テープ
をテープカセツトの外部に引き出して前記磁気ヘ
ツドに添接させ得る第2位置との間を往復移動す
る磁気テープ引出し手段と、この磁気テープ引出
し手段の前記第1位置における位置を決める第1
の固定壁と、前記第1位置において前記磁気テー
プ引出し手段を前記第1位置方向に回動付勢し、
前記第1の固定壁に対し押圧固定する前記磁気テ
ープ引出し手段に設けた第1の弾性部材と、前記
磁気テープ引出し手段の前記第2位置における位
置を決める第2の固定壁と、前記第2位置におい
て前記磁気テープ引出し手段を前記第2位置方向
に回動付勢し、前記第2の固定壁に対し押圧固定
する第2の弾性部材を前記磁気テープ引出し手段
に設けたものである。
実施例の説明 以下、本発明の実施例について、図面に基づい
て説明する。先ず第1実施例について第1図〜第
10図に基づき説明する。第1図と第3図は本実
施例の上面図を示す。図中、基板2の上面に植立
せる軸4,6に各々回転自在に遊嵌された巻取リ
ール台10および供給リール台12は、カセツト
20を装置本体の所定の箇所に装着すると、カセ
ツト20内の巻取リールハブ14、供給リールハ
ブ16と各々係合し、前記両リール台10,12
に設けた爪8により一体的に回転し得る。第2図
はリール台駆動系の断面図を示すが、巻取リール
台10、供給リール台12はそれぞれリール歯車
30,40を有し、これらリール歯車30,40
は基板2上に植立せる軸50,60に回転自在に
遊嵌せる巻取リールアイドラギヤユニツト52、
供給リールアイドラギヤユニツト62とそれぞれ
噛合し回転駆動される。巻取リールアイドラギヤ
ユニツト52および供給リールアイドラギヤユニ
ツト62は第2図に示すようにそれぞれ巻取リー
ルアイドラギヤ54aと供給リールアイドラギヤ
64aの回転がフエルト56,66等の摩擦部材
を用いたクラツチ手段を介してリール歯車30,
40に噛合する巻取リールアイドラギヤ54b
と、供給リールアイドラギヤ64bに伝達される
構造となつている。一方、基板2に固定された軸
受部材70に軸支されたキヤプスタン72は、そ
の一部に回転ローラ部74を有し、この回転ロー
ラ軸74に所定の圧着力を付与されて圧着してい
るメインアイドラ76にその回転を伝達する。メ
インアイドラ76は一体に構成されたプーリ部7
8と基板2に植立された軸80に回転自在に遊嵌
した中継ローラ82との間にベルト84を張架さ
れており、そね回転を中継ローラ82に伝達す
る。前記軸80には一端に回転自在なアイドラギ
ヤ86を軸支した回動アーム88が遊嵌されると
共に外周に多極着磁されたマグネツト90が前記
軸80とほぼ同心となるように一体に載置されて
いる。さらに前記中継ローラ82の内周にはマグ
ネツト90と所定のクリアランスをあけて対向す
べく磁気的にヒステリシス特性を持つ磁性材料9
2が固定され、前記マグネツト90との間に所定
の吸引力を発生し、中継ローラ82の回転方向と
同一方向の回転力を回動アーム88に付与する。
さらに前記アイドラギヤ86は常時中継ローラ8
2に設けた歯車部94と噛合するよう構成される
と共に装置の動作態様に応じて中継ローラ82の
回転によつて前記巻取リールアイドラギヤ54a
或いは供給リールアイドラギヤ64aの何れかに
噛合して、キヤプスタン72の回転をその回転方
向に応じ前記巻取リール台10又は供給リール台
12へ選択的に伝達する構成になつている。基板
2に植立した軸18には回動自在にピンチローラ
レバー22が遊嵌してあり、このピンチローラレ
バー22の一端に植立された軸24にはピンチロ
ーラ192が回転自在に支承されている。基板2
に植立した軸26には回動自在でかつ長手方向に
摺動自在なごとく長穴28を設けた圧着レバー3
2が遊嵌されその一端に植立したピン34には回
動自在に連結アーム36が遊嵌されると共にこの
連結アーム36の他端は前記ピンチローラレバー
22の他端に植立されたピン38に回動自在に遊
嵌されている。また圧着レバー32の他端にはば
ねかけ部42が形成されており、引張りばね44
が前記軸26とばねかけ部42の間に張架され、
圧着レバー32を第1図上方向に付勢し、長穴2
8の端部と軸26が当接した状態になつている。
即ちピンチローラレバー22と連結アーム36と
圧着レバー32でいわゆるトグル機構を構成して
いることになる。また、圧着レバー32の他端に
はピン46が基板2に設けた穴(図示せず)を通
し装置の裏面方向に伸び後述するメインロツド4
8に設けた曲げ部21に当接するよう構成されて
いる。従つて、第1図でメインロツド48が左方
向に第3図に示す位置まで移動すると、曲げ部2
1がピン46に当接しているので圧着レバー32
は時計方向に回動され、ピンチローラレバー22
は反時計方向にピンチローラ192がキヤプスタ
ン72に当接するまで回動する。ピンチローラレ
バー22はその後は回動されないが、圧着レバー
32は時計方向の回動を続けるので引張りばね4
4の付勢力に抗して圧着レバー32は長穴28に
案内されて第3図下方向に移動し、同時にピンチ
ローラ192は所定の圧着力でキヤプスタン72
に圧着されることになる。再生態様では第3図に
示すように供給リールハブ16上に巻回された磁
気テープ180は、カセツト20の前面よりガイ
ドポスト23,25および27,29を植立した
テープ引出し部材182,183を後述するよう
に、それぞれガイド溝31,33で案内して固定
部材184,185まで移動することにより引き
出されており、回転磁気ヘツド186とオーデイ
オ信号記録/再生用の固定ヘツド188および基
板2に固定したテープガイド190に添接する。
さらにキヤプスタン72は第3図で時計方向に回
転をしているので、メインアイドラ76は第3図
で反時計方向に回転し、ベルト84、中継ローラ
82は第3図で反時計方向に回転する。従つて回
動アーム88は軸80を中心に第3図で反時計方
向の回動力を付与され、第3図で時計方向に回動
しているアイドラギヤ86は巻取リールアイドラ
ギヤ54aに噛合するので前記したクラツチ手段
を介して巻取リール台10は時計方向に回転し、
前記ピンチローラ192とキヤプスタン72の協
働で定速送りされた磁気テープ180をたるむこ
となく巻取リールハブ14に巻回していく。一方
第4図に示す基板2の裏面にはモータ(図示せ
ず)によつて駆動される駆動歯車160が設けら
れ基板2に植立された軸134に回転自在に支承
され外周に歯車部143を有する回転体142と
噛合している。更にこの回転体142は同様に外
周に歯車部170を有するカム162とも噛合し
ている。このカム162は基板2に植立した軸1
64に支承され、第10図に示す如く360゜以上に
わたる溝166を有する確動カムになつており、
そのリフト曲線は第10図に示す如くリフト量が
変化する区間でのみ後述するカムフオロア146
が移動するようにしてある。更に基板2の裏側に
は巻取リール台10の回動軸4および巻取リール
アイドラギヤユニツト52の回転軸50が表面よ
り伸びると共にガイド軸132、前記カム162
の回動軸164が植立されており、前記カム16
2の溝166に係合するカムフオロア146を有
するメインロツド48が、このメインロツド48
に設けたガイド溝35,37,39,41に沿つ
て往復移動自在に遊嵌してある。前記カム162
は溝166の設けてない端面に一部の歯を取除い
た部分歯車43を有し、溝166とは一定の角度
関係となるよう構成されている。そして第4図に
示す停止態様からカム162が第4図時計方向に
一定角度回転をするとギヤ部を有する第1扇形歯
車45に噛合し、テープ引出し部材182,18
3を移動せしめる構成となつている。ここで、第
4図から第9図を参照して前記テープ引出し部材
182,183が停止態様である第1図或いは第
4図の位置から再生態様を示す第3図の固定部材
184,185にガイドポスト23,27が当接
圧着する位置まで移動する動作について詳細に説
明する。第4図および第5図は停止態様における
位置関係を示す。部分歯車43と噛合可能な第1
扇形歯車45は基板2に植立された軸51に回動
自在に遊嵌されると共にギヤ部を有する第2扇形
歯車49と一体に成形されている。55は第1扇
形歯車45および第2扇形歯車49と一体に成形
されたアームで先端には押圧ピン53が植立され
ている。57はギヤ部を有する第3扇形歯車で、
基板2に植立された軸59に回動自在に遊嵌され
ると共に前記第2扇形歯車49と噛合している。
98は後述するカム面63を有する穴61を明け
たアームで、この穴61には前記押圧ピン53が
前記カム面63に当接可能なごとく入り込んでい
る。154は第1扇形歯車45に植立されたピン
で、引張りばね152が基板2との間に張架さ
れ、第4図および第5図の停止態様においては一
体に成形された第1扇形歯車45と第2扇形歯車
49に第4図時計方向の回動力を付与している。
65は第3扇形歯車57とアーム98と一体的に
軸59を中心に回動可能なギヤ部を有する第4扇
形歯車で、基板2に植立した軸67を中心に回転
可能なギヤであるところの第1ローデイング歯車
69に噛合している。71は第1ローデイング歯
車69と一体に軸67を中心に回転可能なギヤで
あるところの第2ローデイング歯車で、基板2に
植立された軸73に回転可能に遊嵌されたギヤで
あるところの第3ローデイング歯車75と噛合し
同期回転する。77は左側ローデイング第1アー
ムで、前記軸67に回動自在に遊嵌されると共
に、第5図、第9図に示すようにこの左側ローデ
イング第1アーム77に設けたばねかけ79と第
2ローデイング歯車71に植立したピン83との
間に引張りばね81を張架させ、前記左側ローデ
イング第1アーム77に設けたストツパ85と前
記ピン83を当接させることにより左側ローデイ
ング第1アーム77と第2ローデイング歯車71
とを一体化し共に回転するよう構成してある。左
側ローデイング第1アーム77の一端にはピン8
9により左側ローデイング第2アーム87が回動
自在に結合されると共に左側ローデイング第2ア
ーム87の他端には穴91があけられ、前記テー
プ引出し部材182に植立したピン93と係合関
係にある。95は右側ローデイング第1アームで
あるが、前記第3ローデイング歯車75とは前記
した左側ローデイング第1アーム77と第2ロー
デイング歯車71間と同様の構成となつており、
他端も同様にピン97により右側ローデイング第
2アーム99が回動自在に結合されており、この
右側ローデイング第2アーム99の他端に明けら
れた穴101は前記テープ引出し部材183に植
立されたピン103と係合関係にある。このとき
前記したように引張りばね152の付勢力により
第2扇形歯車49は第5図時計方向の回動力を与
えられているので、この第2扇形歯車49と噛合
している第3扇形歯車57およびこの第3の扇形
歯車57と一体的な第4扇形歯車65は第5図反
時計方向の回動力を受ける。そして第4扇形歯車
65と噛合している。第1ローデイング歯車69
と第2ローデイング歯車71は第5図時計方向の
回動力を受け、第2ローデイング歯車71と噛合
している第3ローデイング歯車75は第5図反時
計方向の回動力を受ける。従つて前記第2ローデ
イング歯車71と一体的に回動し得る左側ローデ
イング第1アーム77と左側ローデイング第2ア
ーム87も第5図時計方向の回動力を受けるので
ピン93が左側ローデイング第2アーム87に明
けた穴91と係合関係にあるテープ引出し部材1
82は第4図矢印A方向に付勢され、ガイド溝3
1の端部に設けた固定壁115aに前記ピン93
が押圧されることになる。しかもテープ引出し部
材182にはガイド溝31の溝幅と略同径のガイ
ドボス117a,119aがあつて、これらがガ
イド溝31に嵌り合うようになつているので、テ
ープ引出し部材182は停止態様において、ピン
93と固定壁115aにより第4図矢印A方向の
位置規制がなされると同時に、ピン93を中心と
する回転動作も規制されることになる。また同様
に前記第3ローデイング歯車75と一体的に回動
し得る右側ローデイング第1アーム95と右側ロ
ーデイング第2アーム99は第5図反時計方向の
回動力を受けるのでピン103が右側ローデイン
グ第2アーム99に明けた穴101と係合関係に
あるテープ引出し部材183は第4図矢印B方向
に付勢され、ガイド溝33の端部に設けた固定壁
115bに前記ピン103が押圧されることにな
る。またテープ引出し部材183にはガイド溝3
3の溝幅と略同径のガイドボス117b,119
bがあつて、これらがガイド溝33に嵌り合うよ
うになつているので、テープ引出し部材183も
停止態様において、ピン103と固定壁115b
により第4図矢印B方向の位置規制がなされると
同時に、ピン103を中心とする回動動作も規制
されることになる。従つて第1図に示すように停
止態様においては、テープ引出し部材182,1
83に植立されたテープガイドポスト23,25
と27,29はカセツト20の開口壁部120と
磁気テープ180と所定の間隔をあけて固定され
ていることになる。さてカム162が第5図の位
置から時計方向に回転し始めると、第10図に示
すカム線図で回転角が40゜で部分歯車43と第1
扇形歯車45は噛合を開始し第1扇形歯車45、
第2扇形歯車49は引張りばね152の付勢力に
抗して反時計方向に回転し始める。さらに第3扇
形歯車57と第4扇形歯車65は時計方向に回転
するので第1ローデイング歯車69、第2ローデ
イング歯車71、左側ローデイング第1アーム7
7は反時計方向に回転し、第3ローデイング歯車
75は時計方向に回転するので、右側ローデイン
グ第1アーム95は時計方向に回転し、結果的に
テープ引出し部材182,183はガイド溝3
1,33に沿つて移動を開始する。第6図はカム
162は105゜回転した状態を示す。このときは部
分歯車43から第1ローデイング歯車69、第2
ローデイング歯車71、第3ローデイング歯車7
5までの動きがすべて歯車列によつてなされてい
る。続いてカム162が160゜まで回転した状態を
第7図に示す。このとき第2扇形歯車49と第3
扇形歯車57は噛合関係を離脱し、押圧ピン53
がアーム98に設けたカム面63に当接を開始し
ている。またこのとき引張りばね152の一端を
懸架しているピン154は死点を通過しており、
引張りばね152は付勢力によつて第1扇形歯車
45とアーム55にピン154の死点通過前とは
逆に第7図反時計方向に回動力を与えることにな
り、部分歯車43は第1扇形歯車45をより少な
いトルクで回転駆動できることになる。またこの
状態では左側ローデイング第1アーム77と右側
ローデイング第1アーム95は前記テープ引出し
部材182,183をガイドポスト23,27が
それぞれ固定部材184,185に当接する位置
まで移動せしめている。さらにカム162が第7
図の状態から第7図時計方向に回転を続けると、
第1扇形歯車45は第7図で反時計方向に回転
し、アーム98は第2扇形歯車49と第3扇形歯
車57の噛合関係が離脱されているので押圧ピン
53によりカム面63を押圧し時計方向に回転を
続ける。前記したごとくテープガイドポスト2
3,27が固定部材184,185に当接してい
るので左側ローデイング第1アーム77、右側ロ
ーデイング95は第7図の状態以上には回動でき
ず、その結果、第1ローデイング歯車69と第3
ローデイング75は引張りばね81,109の付
勢力に抗してそれぞれ反時計方向と時計方向の回
転を続ける。そしてカム162が回転角180゜まで
回転すると部分歯車43と第1扇形歯車45の噛
合関係は離脱されると共に押圧ピン53はカム面
63の第7図水平部分に位置するように構成され
ている。第3扇形歯車57の欠歯部111は第2
扇形歯車49と第3扇形歯車57の噛合関係を離
脱し、押圧ピン53とカム面63が当接関係に移
るときの歯の干渉を防ぐために設けたものであ
る。カム162が回転角205゜まで回転し再生態様
となつた状態を第8図に示す。前記したように第
7図の状態から左側ローデイング第1アーム7
7、右側ローデイング第1アーム95が回動し得
ない状態で第1ローデイング歯車69と第3ロー
デイング歯車75がそれぞれ反時計方向と時計方
向に回動したのでピン83とストツパ85間には
Δlの〓間が生じ、同様に右側ローデイング第1
アーム95に設けてあるストツパーと第3ローデ
イング歯車75に植立したピン間にもΔl′の〓間
が生じている。結局、この〓間ΔlおよびΔl′は引
張りばね81,109の伸びに他ならないが、こ
の伸びに相当する力で前記ガイドポスト23,2
7が固定部材184,185に押圧され磁気テー
プ180が安定した状態で回転磁気ヘツド186
に添接されることになる。一方、前記引張りばね
81,109による押圧力は反力として第1ロー
デイング歯車69、第3ローデイング歯車75を
それぞれ時計方向と反時計方向に回転させようと
することは自明であり、従つて第4扇形歯車65
およびアーム98は反時計方向の回動力を受ける
ことになり、この回動力は押圧ピン53に対して
この押圧ピン53がカム面63の第8図水平部分
に位置しているので第8図矢印A方向に印加され
ることになる。ところがこの矢印A方向は押圧ピ
ン53と軸51を結ぶ方向と一致する構成となつ
ているため、この回動力はアーム55および第1
扇形歯車45を回動させるに有効な力とはなり得
ず、前記押圧力の反力の存在にもかかわらず第1
扇形歯車45は第8図の状態を保持でき、従つて
カム162は第1扇形歯車45との噛合関係を離
脱したまま前記反力の影響を受けることなく時計
方向の回転を続けることが可能となる。次にカム
162の回転によるメインロツド48の移動と前
記テープ引出し部材の移動の関係を説明する。第
4図に示す停止態様からカム162が時計方向に
回転角60゜回転すると溝166に従動してメイン
ロツド48は1.5mm第4図右方向へ移動し曲げ部
21は圧着レバー32のピン46を押圧するので
ピンチローラ192はキヤプスタン72に近づ
く。カム162が回転を続けて、回転角180゜まで
回転するとさらに2.5mm程度メインロツド48は
移動し、ピンチローラ192はキヤプスタン72
に当接するが圧着力を発生するには至らない。そ
してカム162が回転角180゜から200゜まで回転す
ると、さらにメインロツド48は第4図右方向へ
約2mm移動しピンチローラ192はキヤプスタン
72に引張りばね44により所定の圧着力で圧着
する。即ち第10図に示したカムリフト曲線でも
明らかであるが、ピンチローラ192がキヤプス
タン72に圧着するためにカム162に回転力を
必要とする回転角度範囲とガイドポスト23,2
7固定部材184,185に圧着するためにカム
162に回転力を必要とする回転角度範囲が重な
つていないということである。
次に動作について説明する。第1図に示した停
止態様から再生釦(図示せず)を押圧するとモー
タ(図示せず)が回転し、駆動歯車160、回転
体142をそれぞれ第4図時計方向と反時計方向
に回転させカム162が第4図時計方向に回転を
開始する。カム162が回転角40゜回転すると部
分歯車43と第1扇形歯車45が噛合を開始し引
張りばね152によりガイド溝31,33の固定
壁115a,115bに圧着されていたテープ引
出し部材182,183をほぼ定速で移動させカ
セツト20の外部へ磁気テープ180を引出し始
める。同時にメインロツド48も溝166に従動
して第4図右方向へ移動を始めピンチローラ19
2がキヤプスタン72方向に近づき始める。カム
162は回転を続け回転角160゜まで回転すると第
2扇形歯車49と第3扇形歯車57の噛合関係は
離脱され、押圧ピン53がカム面63との当接関
係に入りガイドポスト23,27が固定部材18
4,185に当接され、さらにカム162が回転
角180゜まで回転を続けると押圧ピン53がカム面
63を摺動移動することにより前記ガイドポスト
23,27を固定部材184,185に圧着する
ことになる。このとき引張りばね152による付
勢力は第1扇形歯車45とアーム55を第7図反
時計方向に回動力を与えることになるので、一般
に大きな負荷を必要とする前記ガイドポスト2
3,27の固定部材184,185への圧着動作
時の負荷を減じ、モータ電流を大幅に減少させる
ことになる。またこのとき、カム面63の押圧ピ
ン53に対する圧力角をできるだけ小さくすれ
ば、さらに少ない力でガイドポスト23,27を
固定部材184,185に圧着できることは明ら
かである。このとき、カム162が回転角180゜ま
で回転しているので第10図に示すようにメイン
ロツド48は第4図右方向へ約4mm移動してお
り、ピンチローラ192がキヤプスタン72に当
接を開始する。さらにカム162が回転角200゜ま
で回転を続けることでメインロツド48は第4図
右方向へ6mm移動し、ピンチローラ192のキヤ
プスタン72に対する所定の圧着を完了する。こ
の圧着動作時においては、カム162の部分歯車
43と第1扇形歯車45との噛合関係は離脱され
ているので、前記ガイドポスト23,27の固定
部材184,185に対する圧着の反力を受ける
ことなくカム162が回転していることは明白で
ある。カム162がさらに回転角205゜まで回転す
ると第10図カムリフト曲線は水平部分に入りス
イツチ(図示せず)が動作しモータを停止してカ
ム162の回転を停止する。一方、このときキヤ
プスタン72は第3図時計方向に回転し、メイン
アイドラ76は第3図で反時計方向に回転させら
れる。従つてベルト84、中継ローラ82、回動
アーム88も第3図で反時計方向に回動し、第3
図時計方向に回転しているアイドラギヤ86は巻
取リールアイドラギヤ54aと噛合し前記したク
ラツチ手段を介して巻取リール台10は第3図で
時計方向に回転することになり、前記ピンチロー
ラ192とキヤプスタン72の協働で定速送りさ
れた磁気テープ180をたるむことなく巻取リー
ルハブ14に巻回し再生態様となる。次に停止釦
(図示せず)を押圧した場合はモータが逆転し、
駆動歯車160、回転体142をそれぞれ第4図
反時計方向と時計方向に回転させカム162が第
4図反時計方向に回転を始めてピンチローラ19
2とキヤプスタン72を離間し、テープ引出し部
材182,183をカセツト20方向に移動させ
る。また、キヤプスタン72は第3図反時計方向
に回転し、アイドラギヤ86は供給リールアイド
ラギヤ64aと噛合し、供給リール台12を第3
図で反時計方向に回転させ、引出されていた磁気
テープをたるみなく供給リールハブ16に巻回す
る。その後、カム162が回転角0゜まで回転する
とスイツチが動作し、モータの回転を停止させて
カム162を停止させ、さらにキヤプスタン72
の回転も停止して第1図に示す停止態様となる。
次に第11図から第13図に示す第2実施例に
ついて説明する。第2実施例は第1実施例とは本
発明の主要な要件である磁気テープ引出し手段の
停止態様対応位置における押圧固定手段が異なる
のみであるので、この押圧固定手段の構成と動作
についてのみ説明する。第12図、第13図に示
すようにカム162の部分歯車43を設けた面に
はガイド用突起壁47が一体に設けられ、同時に
第1扇形歯車45の一面にもガイド壁105,1
07が一体に設けられている。そして第12図に
示す停止態様においては前記第1扇形歯車45の
ガイド壁105と107との間〓に前記カム16
2のガイド用突起壁47が入りこむことにより第
1扇形歯車45の停止態様における位置が所定位
置になるような構成になつている。また第11
図、第12図に示すように、左側ローデイング第
2アーム87′および右側ローデイング第2アー
ム99′にはそれぞれピン121a,121bが
植立されると共にピン121a,121bにはそ
れぞれ板ばね123a,123bが取り付けられ
ている。また左側ローデイング第2アーム87′
と右側ローデイング第2アーム99′の端部には
それぞれ長穴91′と101′が明けられており、
テープ引出し部材182,183に植立されたピ
ン93,103とそれぞれ係合関係にある。そし
て前記長穴91′と101′を貫通したピン93,
103は停止態様において前記板ばね123a,
123bに当接し、さらに押圧されている。即ち
前記カム162のガイド用突起壁47と第1扇形
歯車45のガイド壁105,107の協働により
第1扇形歯車45が停止態様において第11図、
第12図で示すように所定位置に位置決めされた
とき、第1扇形歯車45と連動した左側ローデイ
ング第2アーム87′と右側ローデイング第2ア
ーム99′は前記板ばね123a,123bと長
穴91′,101′の第11図矢印A方向側の端部
と矢印B方向側の端部とによつて挾まれていたピ
ン93と103が固定壁115a,115bへ当
接してからも、それぞれ第11図矢印A方向とB
方向に長穴91′と101′に沿つて板ばね123
a,123bを変形させながら移動することによ
り、この板ばね123a,123bの変形による
反力でピン93と103は固定壁115a,11
5bへ押圧され、従つて磁気テープ引出し部材1
82,183は第11図に示した位置で精度良く
位置決めされることなる。なおピン93,103
を中心にした磁気テープ引出し部材182,18
3の回動規制は第1の実施例と同様に磁気テープ
引出し部材182,183に設けたガイドボス1
17a,119aと117b,119bがそれぞ
れガイド溝31と33に嵌り合つていることで行
なつている。
発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、磁気テー
プ引出し手段をテープカセツトから磁気テープを
引き出し可能なテープカセツトの開口部に対応す
る位置で弾性部材によりガイド溝の端部固定壁に
押圧固定し、精度良く位置を決定する構成とした
ので、テープカセツトを磁気テープ装置本体に装
着する場合に、磁気テープ引出し手段のガイドポ
ストがテープカセツトの壁部に当接して、テープ
カセツトやガイドポストに損傷を与えたり、磁気
テープに接触して磁気テープに損傷を与えるとい
う重大な事故の発生を防ぎ、また振動によつて磁
気テープ引出し部材の位置が変化することもなく
なる一方、テープカセツトが小型化し前面開口部
が小型化しても磁気テープ引出し手段のガイドポ
ストを開口部に対し確実に位置決めすることが可
能となり、さらにはテープカセツトを装置に装着
する際のカセツトホルダーに対する精度にも余裕
が生じる等その実用上の効果は極めて大なるもの
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の停止態様での要
部表面図、第2図はリール駆動系の概略断面図、
第3図は再生態様における要部表面図、第4図は
停止態様における要部裏面図、第5図、第6図、
第7図および第8図はテープ引き出し部材の駆動
部の動作説明図、第9図は駆動部の概略断面図、
第10図はカムのリフト曲線図、第11図〜第1
3図は本発明の第2実施例を示し、第11図は停
止態様における要部裏面図、第12図は磁気テー
プ引出し部材の押圧固定手段の説明図、第13図
は磁気テープ引出し部材の駆動部の概略断面図で
ある。 20…カセツト、43…部分歯車、45…第1
扇形歯車、48…メインロツド、49…第2扇形
歯車、53…押圧ピン、63…カム面、65…第
4扇形歯車、69…第1ローデイング歯車、75
…第3ローデイング歯車、123a,123b…
板ばね、162…カム、166…溝、182,1
83…テープ引出し部材、184,185…固定
部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気テープを巻回したリールハブを内蔵し、
    前面部に開口部を有するテープカセツトを用い、
    このカセツトより前記磁気テープを引き出しテー
    プカセツト外部に設置する磁気ヘツドに添接して
    走行させ信号を記録/再生するように構成し、前
    記テープカセツト内の磁気テープを前記開口部よ
    り引き出し得る第1位置と前記磁気テープをテー
    プカセツトの外部に引き出して前記磁気ヘツドに
    添接させ得る第2位置との間を往復移動する磁気
    テープ引出し手段と、 この磁気テープ引出し手段の前記第1位置にお
    ける位置を決める第1の固定壁と、 前記第1位置において前記磁気テープ引出し手
    段を前記第1位置方向に回動付勢し、前記第1の
    固定壁に対し押圧固定する前記磁気テープ引出し
    手段に設けた第1の弾性部材と、 前記磁気テープ引出し手段の前記第2位置にお
    ける位置を決める第2の固定壁と、 前記第2位置において前記磁気テープ引出し手
    段を前記第2位置方向に回動付勢し、前記第2の
    固定壁に対し押圧固定する第2の弾性部材を前記
    磁気テープ引出し手段に設けた磁気テープ装置。
JP57203237A 1982-11-18 1982-11-18 磁気テ−プ装置 Granted JPS5992469A (ja)

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JP2932889B2 (ja) * 1993-04-01 1999-08-09 三菱電機株式会社 磁気記録再生装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662A (en) * 1979-06-13 1981-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic tape unit
JPS5933158B2 (ja) * 1976-04-16 1984-08-14 日本合成化学工業株式会社 土壌の強化方法

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JPS5933158B2 (ja) * 1976-04-16 1984-08-14 日本合成化学工業株式会社 土壌の強化方法
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