JPH0256381A - 糸継装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、圧縮流体の作用で紡績糸の糸継を行う糸継装
置に関する。

［従来の技術］ 互いに重ね合わされた糸端部分に圧縮流木を作用させる
ことによって二本の糸端を継ぐようにした糸継装置は、
特開昭６１−２５８７７号公報等により既に知られてい
る。

この糸継装置は、二本の糸端を糸継ノズル内に糸端同士
が互いに反対方向に向くように挿入し、その糸継ノズル
内に圧縮空気を噴出することにより二本の糸端の重ね合
わせ部分が振動、絡み付き、加熱等の作用を受けて、糸
端部分の糸継を行うようにし、たちのである。かかる糸
継装置によれば、糸強力を有し、結び目のない外観の良
好な継ぎ目が得られる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記糸継装置は単糸には適するが、二本
以上の単糸を撚り合わせたいわゆる双糸を糸継する場合
には、糸端が解撚されたとし、てし、親糸が双糸である
ため、解撚された糸端部と継ぐべき相手の親糸との絡み
付きが困難であり、十分な強力のある外観の良好な継ぎ
目を形成することが難しかっな。

そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し１、特に双
糸に適し、十分な強力があり、かつ外観の良好な継ぎ目
が得られる糸継装置を提供することである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明は、圧縮流体の作用に
より基端部同士を糸継する糸継ノズルを備えた糸継装置
において、上記糸継ノズルの両側に親糸部に圧縮流体を
作用させる仮撚ノズルを配置したものである。

［作用コ 重ね合わされな基端部同士が糸継ノズルの圧縮流体の作
用で撚られると共に、糸継ノズルの両側に配置しな仮撚
ノズルの圧縮流体の作用で親糸部にも撚が加えられる。

これにより、糸端部の繊維が継ぐべき相手の親糸部に撚
り込まれるようになり、継ぎ目の強力および外観の向上
が図れる。従って、親糸部が二本以上の単糸を撚り合わ
せてなる双糸においては、親糸部の単糸間に糸端部の繊
維を撚り込むことができる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する
。

第１図は、精紡ボビンＢの糸ＹＢを所定の大きさ、形状
のパッケージＰに巻返すワインダに糸継装置１を設置し
た一例を示し、この糸継装置１上にはボビン側の糸ＹＢ
とパッケージ側の糸ＹＰとが中継パイプ２とサクション
マウス３によりそれぞれ吸引保持されて案内されるよう
になっている。

糸継装置１は既存の装置と同様圧縮流体の作用により基
端部同士を糸継する糸継ノズル４を備えている。糸継ノ
ズル４はボビン側の糸端部とパッケジ側の糸端部を互い
に反対方向に向くようにして重ねて挿入する糸継孔５を
有し、この糸継孔５には圧縮空気を噴出する噴射孔６，
７が形成されている。実施例では、第３図に示すように
互いに反対方向の旋回流を発生させるべく噴射孔６．７
が上下二段に形成された糸継ノズル４を用いているが、
糸継ノズル４の形式としては二つの噴射孔６．７が同じ
方向の旋回流を発生させるもの、あるいは噴射孔が一つ
のもの等既存の種々のものを採用し得る。

糸継ノズル４の両側には第２図に示すように圧縮空気の
作用でそれぞれ°の糸端部を吸引して解撚する管状の解
撚ノズル８．９が配置され、解撚ノズル８．９の外側に
は中継パイプ２およびサクションマウス３によって案内
された糸ＹＢ、ＹＰを個々に挿入するガイド溝１０，１
１，１２．１３を有するガイド板１４．１５が配置され
ている。

中継パイプ側の糸ＹＢの糸端部とサクションマウス側の
糸ＹＰの糸端部をそれぞれ挿入するガイド溝１０，１１
の内側にはそれぞれの糸ＹＢ、ＹＰを切断するカッタ１
６．１７が配置され、各カッタ１６．１７により切断さ
れた糸端部が解撚ノズル８．９内に吸引されるようにな
っている。

また、ボビン側の糸ＹＢの親糸部とパッケージ側の糸Ｙ
Ｐの親糸部をそれぞれ挿入するガイド溝１２．１３の外
側には多糸ＹＢ、ＹＰを把持するクランプ装！１８．１
９が配置されている。糸継ノズル４の側方には中継パイ
プ２およびサクションマウス３によって案内された糸Ｙ
Ｂ、ＹＰを糸継装置１上に引き寄せる糸寄せレバー２０
が配置されている。

そして、上記糸継ノズル４の両側にはボビン側の糸ＹＢ
の親糸部ＹＯとパッケージ側の糸ＹＰの親糸部ＹＯにそ
れぞれ圧縮空気を作用させる仮撚ノズル２１．２２が配
置されている。仮撚ノズル２１．２２は糸継ノズル４と
同様に圧縮空気を噴出して旋回流を生じさせる噴射孔２
３を有する糸継孔２４を備えており、実施例では第３図
に示すように各親糸部ＹＯの撚を解く方向に旋回流を生
じさせるようになっている。また、両仮撚ノズル２１．
２２は糸継ノズル４の旋回流の影響を受けないよう糸継
ノズル４から切り離して配置されている。

次に実施例の作用を述べる。

糸継を行う場合、先ずパッケージ側の糸ＹＰがサクショ
ンマウス３により糸継装置１上に案内されると共に糸の
一部がクランプ装置１９で把持され、ボビン側の糸ＹＢ
も中継パイプ２により案内されてクランプ装置１８で把
持される６次いで、糸寄せレバー２０により上記多糸Ｙ
Ｂ、ＹＰのうち、一方の糸ＹＰはガイド板１４．１５の
ガイド溝１１，１２、糸継ノズル４の糸継孔５および仮
撚ノズル２１の糸継孔２４に案内挿入され、他方の糸Ｙ
Ｂもガイド溝１０，１３、糸継ノズル４の糸継孔５およ
び仮撚ノズル２２の糸継孔２４に挿入され第１図の状態
に位置決めされる。

次いで、多糸ＹＢ、ＹＰはカヅタ１６．１７によりクラ
ンプ位置から一定距離の位置が切断され、切断されな糸
端部は解撚ノズル８，９内に吸引されて解撚される。こ
の時、糸寄せレバー２０は糸から離反する後退した位置
をとり、第２図のように糸端部は解撚ノズル８．９内に
奥深く吸引される。解撚処理後、糸寄せレバー２０が再
び糸ＹＢ。

ＹＰに接近する方向に大きく旋回して解撚ノズル８．９
内から糸端部を引出し１、両糸端部が糸継ノズル４の糸
継孔５内で重ね合わさるようにする。

この状態で、先ず仮撚ノズル２１．２２で各親糸部ＹＯ
にそれぞれの撚方向の旋回流を作用させる二とにより、
仮撚ノズル２１．２２と糸継ノズル４間の親糸部ＹＯの
撚が解かれ、次いで糸継ノズル４で糸端部に旋回流を作
用させることにより両糸端部が撚り合わされると共に、
糸端部の繊維ＹＸが継ぐべき相手の撚の解かれた親糸部
ＹＯの単糸Ｙ１　、Ｙ２間に入込んで撚り込まれるよう
になる。このため、継ぎ目の強力が増大すると共にその
外観も良好なものとなるや なお、実施例では双糸を対象とした糸継装置について説
明したが、単糸においても同様の効果を奏する。また、
糸継ノズル４と仮撚ノズル２１゜２２の圧縮流体噴射タ
イミングや旋回流方向等は上記実施例に限定されるもの
でなく、糸種に応じた種々の組合わせが可能である。

実施例では解撚ノズル８，９を糸継ノズル４両側の仮撚
ノズル２１．２２とほぼ同位置に配置したが、仮撚ノズ
ル２１．２２の外側に解撚ノズル８．９を配置し、仮撚
ノズル内°に親糸部と共に糸端部も挿入するようにして
もよい。

［発明の効果］ 以上要するに本発明によれば、糸継ノズルにより基端部
同士が撚られると共に糸継ノズルの両側に配置し、た仮
撚ノズルにより親糸部にも撚が加えられるため、糸端の
繊維が継ぐべき相手の親糸部に撚り込まれ、継ぎ目の強
力および外観が更に向上し、特に親糸部が二本以上の端
糸を撚り合わせてなる双糸の糸継に好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の糸継装置の一実施例を示す正面図、第
２図は第１図の一部断面側面図、第゛３図は糸継状況を
示す図である。 図中、４は糸継ノズル、２１．２２は仮撚ノズルである
。 特許出願人　　村田Ｒ械株式会社 代理人弁理士　　絹　谷　信　雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、圧縮流体の作用により糸端部同士を糸継する糸継ノ
   ズルを備えた糸継装置において、上記糸継ノズルの両側
   に親糸部に圧縮流体を作用させる仮撚ノズルを配置した
   ことを特徴とする糸継装置。