JPH0255677B2 - - Google Patents

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JPH0255677B2
JPH0255677B2 JP60251065A JP25106585A JPH0255677B2 JP H0255677 B2 JPH0255677 B2 JP H0255677B2 JP 60251065 A JP60251065 A JP 60251065A JP 25106585 A JP25106585 A JP 25106585A JP H0255677 B2 JPH0255677 B2 JP H0255677B2
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pipe
synthetic resin
burying
pipes
ground
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Shiro Kanao
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば上水管・下水管等の導水管、
導気管、暗渠管、電線・電話線等のケーブル保護
管等の合成樹脂材料製の管であつて、管周方向に
螺旋状に連通する空隙を有する管を地中に埋設す
る方法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来から、合成樹脂材料製の管、例えば導水
管、電線・電話線等のケーブル保護管等を地中に
埋設する工法は行なわれていた。また、本発明が
地中への埋設対象管としている管周方向に螺旋状
に連通する空隙を有する合成樹脂管も地中に埋設
されていた。
しかし、これらの合成樹脂管は、管壁に空隙を
有するものも有しないものも共に、地表面GLか
ら600mm〜1000mm以上という地中深くに埋設され
るのが普通であつた。また、その端面部の接続は
管の内周が一致すること即ち、同芯状に連結する
ことのみが考慮され、管壁に空隙部を有する管に
あつても接続部分において空隙端面の位置につい
ては全く考慮されることなく、また円板状パツキ
ング等により空隙端面は閉塞された状態で接続連
結されていた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このように、従来において管を地中深く埋設し
なければならなかつたことの最大の原因は、地表
面近くに埋設すると管の形成材料である合成樹脂
材が、殊に夏季における太陽熱の地中への透過熱
によつて軟化され、外圧に対する耐圧変形強度が
大きく阻害され、管としての真円性が保持できな
くなり、圧潰変形による管内面積の狭小化と、塑
性変形による復元不可能性等の支障を生じ、その
結果管内の電線被覆等の高温軟化、ひいては電線
自身の高温による送電力の低下等を来すおそれが
あつたためである。
ところが、このように地中深くに埋設するには
埋設溝の形成に多大の労力を必要とし、例えば
100mm深く埋設するためには、管の埋設溝全長に
亘つて100mm深く作溝しなければならない為、こ
の間に岩石、塊石等に出会う確率が非常に高くな
り、このための岩石除去または削岩作業が容易で
はなかつた。他方都市部にあつては、既に道路下
には、ヒユーム管や鉄管等を主体とする上下水道
管や、ガス管が縦横に埋設されていて、地表下
1000mm〜2000mm部分に新たに管を埋設することが
極めて困難な現状にある。
そこで、本発明者はかかる諸悪条件下にあつて
も、なお地中への管の埋設要請及び必要性のある
事情を打開し、効率のよい地中埋設管の埋設方法
について研究し、ここにその技術を提案するもの
である。
〈問題点を解決するための手段〉 即ち本発明は、合成樹脂製の管であつて、耐圧
変形強度を保持させるために、管壁が波形状に凹
凸形成されている管構造のうち、更にこの凹凸波
形形状が螺旋波形であり、かつ、この凹凸波形部
分を利用して管壁内に螺旋状に連通する空隙が形
成されている管を対象とし、この螺旋状空隙を利
用して、その内部に通水し、管壁自体の高温化を
防止し、地中への太陽熱の透過熱による管材質の
軟化、管の耐圧変形強度の低下及び管内部の高温
化を防止することができるようにした管の埋設方
法に関するものである。
而して、本発明方法の要旨は、実施例として示
した第1,2図及び第5図を参考として説明する
と、上記した管壁1に螺旋状に連通する空隙2を
有する合成樹脂管Aを地表側外周面3が地中への
埋設姿勢において地表面GLから200mm〜400mmと
なる深さに埋設し、先行埋設管Aの管端と次設埋
設管Aの管端との連結部Bにおいて、先行埋設管
Aの管端面における空隙2の開口部21と次設埋
設管Aの管端面における空隙2の開口部21とを
一連に連通するように配設し、かつ、該連結部B
において、空隙2,2が管の内外面に対して水密
性を保持するように連結するようにした埋設方法
である。
〈作用〉 このようにして、地中へ埋設した管内に、例え
ば電線等を挿通し管によつて保護をする。夏季等
の高温季になると管端から前記空隙2内に通水
し、管の高温化を防止する。また、必要により寒
地における極寒時に同様に空隙2内に通水するこ
とによつて管壁の脆性破壊を防止することにも利
用することができるようにしたものである。
〈実施例〉 以下本発明の実施例について説明する。
第1図乃至第4図は本発明の実施に当つて使用
する合成樹脂管の代表的構造と思われる管を例示
したものであつて、管の材料は、塩化ビニール系
の合成樹脂材料、ポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフイン系の合成樹脂材料等を用いた
管が多いが、その他の合成樹脂材料を用いた管で
あつてもよい。
また、管壁はその全体が硬質合成樹脂材で形成
されているものでも、内管部が軟質合成樹脂材で
形成され外管部のみが硬質合成樹脂材で形成され
ているものであつてもよい。
第1図及び第2図に示した管Aは、管壁1の形
状を直管状の内管11と、該内管11の外周面側
に断面コ字形のコルゲート状螺旋リブ13を有す
る外管12とが一体化されて形成された構造と
し、外管12の螺旋リブ13と内管11の外周面
との間に空隙2が形成された構造としたものであ
る。
この管Aと同様構造の管としては、上記内管1
1に代えて、外管12の螺旋リブ13の内面部分
のみを膜体(図外)で閉塞した構造とし、該膜体
の外周面と螺旋リブ13との間に空隙2が形成さ
れた構造の管がある。本発明にいう管はこのよう
な構造の管であつてもよい。
第3図に示した管Aは、管壁1の構造が直管状
の内管11と、直管状の外管12と、これら両管
11,12の管壁間に螺旋状に立設された隔壁1
5とからなつていて、該隔壁15によつて区画さ
れた空隙2が形成された構造となつている管であ
る。
第4図に示した管Aは、前記第1,2図に示し
た断面コ字形の螺旋リブ13に代えて、螺旋リブ
の断面形状を半円弧状13に形成し、空隙2の形
状が断面半円弧形に形成されている管を示したも
のである。
このように、本発明にいう空隙2の断面形状は
方形状のものに限らず、半円弧状、円形状、楕円
形状、三角形状等のほかどのような形状のもので
あつてもよい。要するに通水時において管壁の高
温化を防止することができる螺旋状に連通した空
隙であればよい。
而して、該第4図の管Aは、内管11の内周面
側に螺旋突条16を突出形成したものである。
このように、管の内周面側に突条を形成してお
くと、電線等のケーブル挿通時に管とケーブルと
の摩擦抵抗が少ない状態でケーブル挿通作業を容
易に行なうことができる利点がある。
以上に説明したように、管壁1に管周方向に沿
つて螺旋状に連通する空隙2を有する合成樹脂製
管を地中に埋設する実施例としては、第5図及び
第6図に示したように、例えば直径D′500mmの合
成樹脂管Aを地中に埋設するに当つて、管Aの地
表側外周面3が地中への埋設姿勢において地表面
GLから300mmとなる深さhに埋設するには、先ず
地面を「500mm+α」の幅で、「h+D」となる深
さ即ち地表面GLから800mmの深さに溝を掘り、こ
の溝内に順次管Aを埋設する。この管Aの埋設に
当つて、先行埋設管A(図において左側とする)
の管端と次設埋設管A′(図において右側とする)
の管端との連結部Bにおいて、左側管Aの管端面
における空隙2の開口部21と右側管A′の管端
面における空隙2の開口部21′とを一連に連通
するように配設し、これら両管A,A′間に、第
6図に例示したように、連通用孔41を有するゴ
ムパツキング材4を介在させ、該連通用孔41を
介して前記両管A,A′の開口部21,21′同士
を一連に連通するようにすると共に、空隙2,2
に通水したとき、前記開口部21,21′間の連
結部Bにおいて、管A,A′の内面側と外面側と
の何れにも漏水しないように連結するのである。
この漏水防止手段としては、前記の如くパツキ
ング材4を用いるほか、接着剤によつて接着する
方法、その他如何なる手段を採用してもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明は地中の浅い位置
即ち埋設管の上面が地表から200mm〜400mm程度の
深さとなるような浅い位置に合成樹脂管を埋設す
るようにしたものであるから、埋設に当つての作
溝作業が従来の深層部作溝作業に比して極めて容
易であり、地上において管の埋設作業と連結作業
とを行なうことが可能となり、従来のように管の
埋設作業と連結作業とを作業者が溝内に降りて行
なうために、殊に管の連結部における溝幅を広く
しなければならないという必要性もなく、そのた
め更に一層作溝作業が容易となる利点があり、併
せて管の敷設作業、連結作業も容易にでき易いと
いう利点を有しているものである。更にはまた、
本発明は既設水道管や既設ガス管等の埋設域の上
部に当る地表部に近い残存域に埋設するものであ
るから、水道管やガス管等が縦横に埋設されてい
る都市部における埋設作業にあつても、これらの
既設管等の存在によつて支障を受けることが少な
く、円滑に埋設作業をし易いという顕著な利点を
有している。それでいて、夏季等における埋設管
の高温軟化に対しては管周部の空隙内に通水する
ことによつて管自体の軟化阻止並びに管内の高温
化を防止することが出来、管内に通設した電線等
の通電力の低下等を生じさせることのない状態で
電線等を保護することができるという効果をも期
待することができるものである。そのため地中深
層部への埋設が不要となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する合成樹脂管の一実施
例構造を示す一部切欠正面図、第2図は第1図に
おける管の要部の縦断端面図、第3図及び第4図
は合成樹脂管の別の実施例構造を示すそれぞれ要
部の縦断端面図、第5図は本発明の管の埋設方法
の説明概要図、第6図は管の連結部の斜視図であ
る。 図中、Aは合成樹脂管、Bは連結部、GLは地
表面、hは深さ、1は管壁、2は空隙、3は地表
側外周面、21は開口部を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂製の管であつて、管壁1に管周方向
    に螺旋状に連通する空隙2を有する管Aを地中に
    作溝して埋設する方法において、当該埋設管Aの
    地表側外周面3が地中への埋設姿勢において地表
    面GLから200mm〜400mmとなる深さhに埋設し、
    先行埋設管Aの管端と次設埋設管Aの管端との連
    結部Bにおいて、先行埋設管Aの管端面における
    空隙2の開口部21と次設埋設管Aの管端面にお
    ける空隙2の開口部21とを一連に連通するよう
    に配設し、かつ、該連結部Bにおいて、空隙2,
    2がが管の内外面に対し水密性を保持するように
    連結する合成樹脂製管の地中への埋設方法。 2 合成樹脂管Aが、内管11と、内管11の外
    周面側にコルゲート状螺旋リブ13を有する外管
    12とからなり、外管12の螺旋リブ13と内管
    11の外周面との間に空隙2が形成された構造の
    管である特許請求の範囲第1項に記載の合成樹脂
    製管の地中への埋設方法。 3 合成樹脂管Aが、コルゲート状螺旋リブ13
    を有する管12と、該管12の螺旋リブ13の内
    面を閉塞する膜体とからなり、該膜体と螺旋リブ
    13との間に空隙2が形成された構造の管である
    特許請求の範囲第1項に記載の合成樹脂製管の地
    中への埋設方法。 4 合成樹脂管Aが、内管11と外管12とこれ
    ら両管間に形成された隔壁15とからなり、該隔
    壁15によつて区画された空隙2を管壁1内に有
    する構造の管である特許請求の範囲第1項に記載
    の合成樹脂製管の地中への埋設方法。 5 合成樹脂管Aが、内管11の内周面側に突出
    する螺旋突条16を有する構造の管である特許請
    求の範囲第1項に記載の合成樹脂製管の地中への
    埋設方法。 6 内管11が軟質合成樹脂材で形成され、外管
    12が硬質合成樹脂材で形成されている特許請求
    の範囲第1項に記載の合成樹脂製管の地中への埋
    設方法。 7 内管11及び外管12が共に硬質合成樹脂材
    で形成されている特許請求の範囲第1項に記載の
    合成樹脂製管の地中への埋設方法。
JP60251065A 1985-11-09 1985-11-09 合成樹脂製管の地中への埋設方法 Granted JPS62113983A (ja)

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JPH0692132B2 (ja) * 1987-07-17 1994-11-16 大日本プラスチックス株式会社 プラスチックス螺旋巻き二重管及びその製造法
JPH0625756Y2 (ja) * 1988-12-20 1994-07-06 ユーシー産業株式会社 耐圧管及び耐圧積層管
JPH0678791B2 (ja) * 1992-06-12 1994-10-05 ユーシー産業株式会社 耐圧合成樹脂管

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