JPH0251690B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0251690B2
JPH0251690B2 JP62214408A JP21440887A JPH0251690B2 JP H0251690 B2 JPH0251690 B2 JP H0251690B2 JP 62214408 A JP62214408 A JP 62214408A JP 21440887 A JP21440887 A JP 21440887A JP H0251690 B2 JPH0251690 B2 JP H0251690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
rolling
stranded wire
stranded
twisting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62214408A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6457932A (en
Inventor
Tamotsu Nishijima
Toshihiro Fujino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP21440887A priority Critical patent/JPS6457932A/ja
Publication of JPS6457932A publication Critical patent/JPS6457932A/ja
Publication of JPH0251690B2 publication Critical patent/JPH0251690B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、複数本の素線を撚つて作られる撚線
を伸線する装置に係り、特に、撚線むらを生じる
ことのない撚線の伸線装置に関する。
【従来の技術】
一般に、撚線は、複数の素線を撚つて所望の線
径の撚線にして得ている。一種類の線径の撚線を
得る場合は、これでも充分であるが、線径の異な
る撚線を製造するには、一旦製造した撚線を伸線
することによつて所望の線径の撚線を得ることが
行われている。その理由は、次の原理に基づいて
いる。すなわち、いま、連続的伸線機に入る前の
母線(撚線)の撚ピツチPをPo、断面積SをSo、
線速VをVoとし、連続伸線機によつて伸線され
た伸線機の撚ピツチPをPd、断面積SをSd、線
速VをVdとし、さらに、捻回後の撚線の所望ピ
ツチPをPt、断面積SをSt、線速VをVt、撚線
機によつて与えられた捩りの時間当りの回数を
Rtとする。また、撚線機では、一切減面加工し
ないものとする。すると、伸線後の撚線の断面積
Sd、線速Vdと、捻回後の撚線の断面積St、線速
Vtとは、 Sd=St ……(1) Vd=Vt ……(2) 成る関係が成り立つ。また、歪による撚線の体積
は不変であるので、伸線後の撚線ピツチPdは、
連続伸線機に入る前の撚線ピツチPoとの関係で Pd=So/SdPo ……(3) となり、撚線の体積は、 Vt=Vd=So/SdVo ……(4) これから Vo=Sd/SoVd ……(5) となる。 いま、撚線機によるりの前後の長さ当りの捩り
の密度を考えると、 Rt/Vt=1/Pt−1/Pd ……(6) となる。したがつて、りの時間当りの回数Rtは、
(4)式、(6)式から Rt=Vt/Pt−Vo/Po ……(7) となる。したがつて、捻回後の撚線の線速Vtは、
(7)式から Vt=Rt/1/Pt−Sd/Po・So ……(8) となる。 一方、通常の単線を撚つて同一の撚線を製造す
る場合は、撚線ピツチPは、Ptで、同一の撚線
機を用いると撚線機よつて与えられた捩りの時間
当りの回数RもRtと同一となる。したがつて、
この単線からの撚線を製造する場合の線速Vを
Vt1とすると、線速Vt1は、 Vt1=Pt×Rt ……(9) となる。いま、(8)式と、(9)式との比をとると、 Vt1/Vt=Rt/1/Pt−Sd/Po・So<1 ……(10) となる。したがつて、撚線から所望の線径の撚線
を製造する場合の線速Vtは、単線を撚つて同一
の線径を製造する場合のVt1よりも大きくなる。
すなわち、撚線から所望の線径の撚線を製造する
方が、単線を撚つて所望の線径の撚線を製造する
よりも効果的となる。 このようなことより、従来より、撚線を母線と
して、さらに径の細い撚線を製造することが行な
われている。この従来の撚線の製造装置は、第5
図に示す如き構成を有している。すなわち、撚線
製造装置100は、母線供給装置200と、連続
伸線機300と、バンチヤー型撚線機400とか
らなる。母線供給装置200は、固定型のサプラ
イスタンドで構成されており、定量的に母線であ
る撚線500を連続伸線機300に供給するもの
である。連続伸線機300は、複数の伸線ダイス
(又は伸線ロール)310と、複数のキヤプスタ
ン320とを有するものである。すなわち、複数
の伸線ダイス310は、線の進行方向一線上に配
列されており、伸線ダイス310間に、キヤプス
タン320が配列されている。このキヤプスタン
320は、図示されていないケースの回転自在に
固定されている。したがつて、複数の伸線ダイス
310を通つた撚線は、キヤプスタン320に懸
架され、次の伸線ダイス310を通る。このくり
返しによつて連続伸線機300を出るときには所
望の線径(断面積)の撚線550を得る。この連
続伸線機300を出た撚線550は、バンチヤー
型撚線機400によつて所定の撚りピツチになる
ように撚りながら撚線600を巻取ドラム450
に巻き取る。
【発明が解決しようとする問題点】
このように、従来の連続伸線機にあつては、撚
線を伸縮するだけであるため、伸線によつて撚線
は、伸線前のよりピツチよりも伸線後の撚りピツ
チが長くなる。このため、従来の連続伸線機にあ
つては、撚線に対してあまり大きな減面加工をし
て撚りピツチを長くしすぎると、所謂『笑い』と
称する撚りの不均一な(撚りむら)が生じ、後工
程のバンチヤー型伸縮機による撚り調整によつて
も所望『笑い』を完全に消すことができず、撚線
の品質が一定しないという問題点を有していた。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、回転軸方向に沿つて径が連続的に変
化して樽形に形成される2本の圧延ロールを母撚
線の進行方向に対して所定角度を持つて互いに交
差せしめて設けると共に該圧延ロールに圧下され
る母撚線の逃げを防止するガイドを設けてなる圧
延ユニツトを直列に複数個配置して構成したもの
である。
【作用】
回転軸方向に沿つて径が連続的に変化して樽形
に形成される2本の圧延ロールを母撚線の進行方
向に対して所定角度を持つて互いに交差せしめて
設けると共に該圧延ロールに圧下される母撚線の
逃げを防止するガイドを設けてなる圧延ユニツト
を直列に複数個配置して構成してあるため、上下
2つの圧延ロール間を通過する母撚線に対して2
つの圧延ロール自体によつて捩れの成分を与える
ことができ、従来のように圧延ロール自体を公転
させることなく撚線むらが生じるのを防止するこ
とができる。
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。 第1図には、本発明の一実施例が示されてい
る。 図において、撚線製造装置1は、母撚線供給装
置2と、連続伸線装置3と、バンチヤー型撚線機
4とからなる。 母撚線供給装置2は、サプライスタンドで構成
されており、母撚線5を一定の速度(線速)で供
給するものである。また、連続伸線装置3は、複
数個(第1図では8個)の圧延ユニツト6と、こ
の圧延ユニツト6を駆動する圧延駆動装置7とか
らなる。この圧延ユニツト6は、第2図、第3図
に示す如き構成を有している。すなわち、圧延ユ
ニツト6は、上圧延ロール61と下圧延ロール6
2とを有している。この上下圧延ロール61,6
2は、共に樽型に形成されている。すなわち、ロ
ールの略中央より回転軸方向に連続的に径が小さ
くなるように構成されている。この上圧延ロール
61には、上回転軸63が、下圧延ロール62に
は、下回転軸64が設けられており、上下圧延ロ
ール61,62は、上下回転軸63,64によつ
て回転するように構成されている。また、この上
圧延ロール61と下圧延ロール62それぞれは、
互いに回転軸方向が交差するように設けられてお
り、母撚線5に対して所定の角度に傾斜して設ら
れている。この上圧延ロール61は、母撚線5が
矢印Dに示す方向に進行するとすると、矢印Aに
示す方向に回転する。また、下圧延ロール62
は、矢印Bに示す方向に回転して、母撚線5から
さらに細径の撚線51に伸線する。 このとき、上圧延ロール61の矢印Aに示す方
向への回転力及び下圧延ロール62の矢印Bに示
す方向への回転力によつて母撚線5には、第2図
矢印Cに示す方向に捩れが発生する。 ところで、従来の圧延ロールのように圧延しな
がら母撚線に所謂『笑い』を消去するための捩れ
を生じさせるためには、圧延ロールの回転のみで
は、圧延ロール間を通過する撚線に対して捩れの
成分を与えることができないため、圧延ロール自
体を母撚線5を中心として一定方向に公転させな
ければならない。すわわち、従来の圧延ロールに
よつて撚線を伸線する場合には、圧延ロールの公
転を加えないと撚線の伸線時に生じる所謂『笑
い』を消去する事ができない。 したがつて、本実施例によれば、圧延ロールに
おいては、上圧延ロール61、下圧延ロール62
との間を通過する母撚線5に対して上下圧延ロー
ル61,62自体によつて捩れの成分を与えるこ
とができるため、従来のように上下圧延ロール6
1,62を公転させる必要がない。 また、初段の圧延ユニツト6の圧延から最終段
の圧延ユニツト6まで順次撚線径を細くしていき
最終段の圧延ユニツト6で所望の線径になるよう
になつている。 また、撚線5を上圧延ロール61が圧下する
と、丸型の撚線5が偏平状に変形してしまうた
め、この偏平になるのを防止するガイド65,6
6が第3図に示す如く、上圧延ロール61と下圧
延ロール62に接して設けられている。このガイ
ド65,66は、滑車状に形成されており、中心
軸で回転可能に支持されている。また、このガイ
ド65,66の円周面は、凹面状に形成されてお
り、ガイド65,66の円周面によつて圧延時の
撚線の偏平化が防止される。 このようにして、連続伸線装置3によつて所望
の線径に伸線された撚線は、バンチヤー型撚線機
4によつて所定の撚りピツチに撚られ巻取りドラ
ム9に巻き取られる。 次に、本実施例の動作について説明する。 撚線供給装置2から送り出される母撚線5は、
連続伸線機3の初段の圧延ユニツト6において、
互いに回転軸方向で交差している上圧延ロール6
1と下圧延ロール62の回転摩擦力によつて第2
図図示矢印Dに示す方向に引き込まれ圧延され
る。このとき、上下圧延ロール61,62の矢印
A、Bに示す方向への回転力によつて撚線5は、
第2図矢印Cに示す方向に捩れを生じる。したが
つて上下圧延ロール61,62による圧延によつ
て撚線5は、捩れながら圧下力を受けて細径化さ
れる。この細径化された撚線51は、さらに次段
の圧延ユニツト6で圧延伸線される。このように
複数段の圧延ユニツト6で順次線径が小径化され
ていき最終段圧延ユニツト6で所望の線径の撚線
8が得られる。この圧延ユニツト6における上下
圧延ロール61,62による圧延時の撚線への捩
り力は、伸線に伴う撚ピツチの伸び過ぎを吸収す
るに充分なものとなつているので『笑い』を生じ
ない。 こうして、最終的にバンチヤー型撚線機4によ
つて所定の撚りピツチに調整されて、最終撚線1
0となつて巻取ドラム9に巻き取られる。 なお、本実施例においては、母撚線の供給装置
として固定型のサプライスタンドを用いている
が、第4図に示す如き回転型の母撚線供給装置2
0や、第1図において巻取装置として用いたバン
チヤータイプの供給装置を用いて予捩りを加えな
がら母撚線を供給してもよい。 また、最終撚線10の巻取装置として撚りピツ
チを調整に高速回転が不要であれば第4図に示す
如き回転型の巻取装置を用いることも可能であ
る。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転軸
方向に沿つて径が連続的に変化して樽形に形成さ
れる2本の圧延ロールを母撚線の進行方向に対し
て所定角度を持つて互いに交差せしめて設けると
共に該圧延ロールに圧下される母撚線の逃げを防
止するガイドを設けてなる圧延ユニツトを直列に
複数個配置して構成してあるため、上下2つの圧
延ロール間を通過する母撚線に対して2つの圧延
ロール自体によつて捩れの成分を与えることがで
き、従来のように圧延ロール自体を公転させなく
ても撚線むらの生じるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を用いた撚線製造装置
の全体模式図、第2図は第1図図示連続伸線装置
の圧延ロールの斜視図、第3図は撚線のガイドを
示す図、第4図は回転型供給装置の斜視図、第5
図は従来の撚線製造装置の全体模式図である。 1……撚線製造装置、2……母撚線供給装置、
3……連続伸線機、4……バンチヤー型撚線機、
5,8,10,51……撚線、6……圧延ユニツ
ト、7……圧延駆動装置、61……上圧延ロー
ル、62……下圧延ロール、63……上回転軸、
64……下回転軸、65,66……ガイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転軸方向に沿つて径が連続的に変化して樽
    形に形成される2本の圧延ロールを母撚線の進行
    方向に対して所定角度を持つて互いに交差せしめ
    て設けると共に該圧延ロールに圧下される母撚線
    の逃げを防止するガイドを設けてなる圧延ユニツ
    トを直列に複数個配置して構成したことを特徴と
    する撚線の伸線装置。
JP21440887A 1987-08-28 1987-08-28 Wire drawing device for stranded wire Granted JPS6457932A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21440887A JPS6457932A (en) 1987-08-28 1987-08-28 Wire drawing device for stranded wire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21440887A JPS6457932A (en) 1987-08-28 1987-08-28 Wire drawing device for stranded wire

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6457932A JPS6457932A (en) 1989-03-06
JPH0251690B2 true JPH0251690B2 (ja) 1990-11-08

Family

ID=16655295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21440887A Granted JPS6457932A (en) 1987-08-28 1987-08-28 Wire drawing device for stranded wire

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6457932A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023662A (ja) * 1973-06-30 1975-03-13
JPS5028200U (ja) * 1973-07-11 1975-04-01

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023662A (ja) * 1973-06-30 1975-03-13
JPS5028200U (ja) * 1973-07-11 1975-04-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6457932A (en) 1989-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4335571A (en) Apparatus for cabling wires
US3828538A (en) High-speed double twist twisting apparatus mainly adapted to twist steel wires
EP0143732B1 (en) Apparatus and process of manufacturing a metal cord
US4195469A (en) Method and device for producing metallic cords
US2941348A (en) Manufacture of wire strands, bunches, and cables
US3388543A (en) Manufacture of wire strands
US4210012A (en) Roll compacting of stranded conductor
JPH0251690B2 (ja)
DE2412199C2 (de) Verfahren zur abschnittsweise mit wechselnder Drallrichtung bzw. Drallänge erfolgenden Verseilung von elektrischen Kabeln oder Leitungen
JP2592363B2 (ja) 高圧縮撚線導体の製造方法及びその装置
JP3204117B2 (ja) 細径線材の製造方法
US3823543A (en) Method of making spun multi-wire articles
JPH0696832B2 (ja) 異形素線の撚線方法
JP2549020B2 (ja) 捻回伸線機の後方張力付加装置
US4509317A (en) Apparatus and method for making metallic cord
JPH0195420A (ja) 撚線の製造方法及び撚線の伸線装置
JP2897123B2 (ja) バンチャー撚線機による撚線方法およびその装置
JPS59635B2 (ja) スチ−ルコ−ドノ セイゾウホウホウ
EP0007472B1 (de) Vorrichtung zum SZ-Verseilen von Verseilelementen elektrischer oder optischer Kabel und Leitungen
JPH0325558B2 (ja)
JPH06346387A (ja) 素線側非回転−撚線側回転型撚線機
SU1266911A1 (ru) Способ изготовлени каната из фасонных элементов
JPS6110928B2 (ja)
JPS6346985Y2 (ja)
JPS5924705B2 (ja) 心線に線条体を巻きつける方法およびその装置