JPH0248262Y2 - - Google Patents

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JPH0248262Y2
JPH0248262Y2 JP1984134431U JP13443184U JPH0248262Y2 JP H0248262 Y2 JPH0248262 Y2 JP H0248262Y2 JP 1984134431 U JP1984134431 U JP 1984134431U JP 13443184 U JP13443184 U JP 13443184U JP H0248262 Y2 JPH0248262 Y2 JP H0248262Y2
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JP
Japan
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floor
carpet
flange
side sill
clamp
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JP1984134431U
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JPS6148827U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のフロアカーペツトの端縁を
車体側に取り付ける構造の改良に関するものであ
る。
従来の技術 自動車のフロアカーペツトの端縁を車体側に取
り付ける従来の構造としては、実開昭57−29436
号公報に示されるごとく、フロアサイドシルの上
壁に穿孔部を設けてフロアカーペツト係止用のク
リツプを挿入し、その上からカバープレートで挟
圧する構造とか、第2図に示されるように、フロ
アカーペツトAの端縁に固着されているカーペツ
トフツクBをフロアサイドシルCのフランジDに
掛け止め、上方からカバープレートEで挟圧する
構造か、あるいは実開昭57−203881号公報に示さ
れるように、カーペツトフツクとカバープレート
とに係合部を設け両者を係合させてフロアカーペ
ツトの端縁の取付強度を大とした構造とか、ある
いは特開昭58−161627号公報の第5図、第6図に
示されるごとく、別個の係止突起を設けてカーペ
ツト固定用のフツクを係止する構造である。
考案が解決しようとする課題 前述のフロアサイドシルに、フロアカーペツト
取付けのために穿孔する構造では、穿孔部から発
錆する恐れがあり、また穿孔部とクリツプとの位
置ずれによるフロアカーペツトの発皺、発皺時の
フロアカーペツトの補修のための取り外しの困難
性等の問題があり、他の従来の構造では、カバー
プレートの取り付けまでの間に、カーペツトフツ
クがフロアサイドシルのフランジから外れやす
く、フロアカーペツトの端縁をカバープレートの
取り付けまで安定して固定しておくことが困難で
あつたり、部品増、工程増、重量増等を招く問題
が存した。
なお、第2図に示されるごときカバープレート
Eは、次のごとき構造でフロアサイドシルに固定
される。すなわち、フロアサイドシルアウタパネ
ルFに穿設した開口部にグロメツトスクリユーを
嵌挿し、被せたカバープレートEの上からビスを
グロメツトスクリユーに螺合させ、グロメツトス
クリユーを拡開させて開口部の周縁を密閉すると
共にカバープレートEをフロアサイドシルに固定
している。このため、グロメツトスクリユーによ
り、前記穿設された開口部は水密に閉塞され、発
錆の恐れは無いが、フロアカーペツト取付用の開
口部がフロアサイドシルに穿設された場合は、該
開口部はフロアカーペツトで水密に閉塞されるこ
とは無いので、この部分から発錆するものであ
る。
課題を解決するための手段 前述の課題を解決するため、本考案は、車体フ
ロアの両側部に配設され、車体前後方向に伸びる
フロアサイドシル3のフランジ9に配設されたワ
イヤーハーネスプロテクタ5の取付クランプ4に
は、前記フランジ9のフロアサイドシルアウタパ
ネル2側の面9Aに弾接する係止片10に、上向
き開口11Aを有し前記面9Aに弾接する側面形
状略く字形のクランプ片11が形成されて、カー
ペツト6の係止用のクランプ部12とされてお
り、フロアカーペツト6の端縁7に固着されてい
る縦断面逆L字形の長尺のカーペツトフツク8
が、前記クランプ部12に係止されており、さら
に、前記フロアサイドシル3のフランジ9とワイ
ヤーハーネスプロテクタ5とに嵌着されてフラン
ジ9に近接したフロアサイドシルアウタパネル2
の上壁に圧接させられているカバープレート13
と、前記フランジ9との挟着により、フロアカー
ペツト6の端縁7が車体側に取り付けられている
という構成とすることにより、カーペツトフツク
を前記プロテクタの取付クランプによつて係止す
ることにより、フロアカーペツトの端縁がフロア
サイドシルの上壁を覆うカバープレート取付時ま
で、簡単にはフロアサイドシルのフランジから外
れないようにすること、フロアカーペツトの取付
構造部分からの発錆の恐れを無くすること、フロ
アカーペツト取付位置のずれの修正を容易とする
こと、該カーペツトの取り外しを容易に行いうる
ようにすること、ワイヤーハーネスプロテクタの
取付クランプという既存の単一部品で、ワイヤー
ハーネスプロテクタの取付け、固定と、カーペツ
トフツクの係止という2作用を達成させ、部品
増、工程増、重量増等を伴うことなく、フロアカ
ーペツトの取付けの作業性、品質の向上を図るこ
とを課題としている。
作 用 この考案によればカーペツトフツクが、フロア
サイドシルにおけるワイヤーハーネスプロテクタ
の取付クランプのカーペツト係止用のクランプ部
によつて係止されるので、フロアサイドシルの上
壁を覆うカバープレートの取り付けまでの間に、
フロアカーペツトに引つ張り等の外力が作用する
ことがあつても、フロアカーペツトの端縁は安定
してフロアサイドシルのフランジの部分に係止さ
れ、外れることは無い。
また、フロアサイドシルにフロアカーペツト取
付のための穿孔部が無いので発錆の恐れもなく、
カーペツトフツクが長尺であり、クランプ部に係
止したのちにおいても長さ方向に摺動させて位置
ずれを容易に修正できるし、この係止状態を外し
てフロアカーペツトを取り外すことも容易とな
る。
更にワイヤーハーネスプロテクタの取付クラン
プという既存の単一部品に、カーペツトフツクの
係止作用をも達成させたので、部品増、工程増、
重量増等を招くこともない。
実施例 第1図は実施の1例の分解斜視図であつてフロ
アサイドシルインナーパネル1とフロアサイドシ
ルアウタパネル2とよりなるフロアサイドシル3
には、ワイヤーハーネスプロテクタの取付クラン
プ4のビス留めによつてワイヤーハーネスプロテ
クタ5が配設されている。
他方フロアカーペツト6の端縁7には、合成樹
脂等で縦断面逆L字形に形成された長尺のカーペ
ツトフツク8がタツカ止め等の手段で固着されて
いる。
前述のワイヤーハーネスプロテクタの取付クラ
ンプ4は、フロアサイドシル3のフランジ9のフ
ロアサイドシルアウタパネル2側の面9Aに当接
する係止片10に、打ち抜き加工によつて、側面
形状略く字形で上向き開口11Aを形成するクラ
ンプ片11が形成され、常時フランジ9の前記面
9Aに弾接する弾性を与えられている。このワイ
ヤーハーネスプロテクタの取付クランプ4の係止
片10に成形されたクランプ片11がカーペツト
係止用にクランプ部12を形成している。
従つて、フロアカーペツト6のカーペツトフツ
ク8を矢印イで示すようにフランジ9に沿わせて
上方からクランプ部12に押し込むと、カーペツ
トフツク8は取付クランプ4の係止片10とクラ
ンプ片11との間に確実に挟圧支持され、フロア
カーペツト6に引つ張り等の外力が作用しても、
フランジ9に沿つた係合位置から外れることは無
くなる。
しかるのちフロアサイドシルの上壁を覆うカバ
ープレート13を矢印ロで示すように、ワイヤー
ハーネスプロテクタ5とフランジ9とに当接して
いるフロアカーペツト6の端縁7部分に嵌着し、
従来品と同じくグロメツトスクリユーとこれに螺
合するビスとにより、フロアサイドシルに固定す
れば、フロアカーペツト6は安定してフロアサイ
ドシルに係止されるものである。
考案の効果 本考案は、以上説明した構成、作用のものであ
つて、フロアカーペツトの端縁に固着されている
カーペツトフツクがワイヤーハーネスプロテクタ
の取付クランプに形成されているカーペツト係止
用のクランプ部でフロアサイドシルのフランジ部
分に係止されるので、フロアサイドシルの上壁を
覆うカバープレートの取り付けまでの間に、フロ
アカーペツトに外力が作用しても、カーペツトフ
ツクがフロアサイドシルのフランジから外れず、
フロアカーペツトの端縁を前記カバープレートの
取り付けまで安定してフランジ部分に固定してお
くことができ、ワイヤーハーネスプロテクタの取
付クランプという既存の単一部品にクランプ部を
打ち抜き形成するのみで足り、部品数の増大と
か、組み付け工数の増加は皆無であり、重量増も
なく、コストアツプを伴なうことなくフロアカー
ペツト組付の作業性を向上させうる効果を奏す
る。
またフロアサイドシルにフロアカーペツト取付
のための穿孔部が無いのでフロアカーペツト取付
け構造に起因する発錆の恐れを無くす効果や、カ
ーペツトフツクとクランプ部との係止部も、係止
後におけるカーペツトの長さ方向への相対的位置
移動が可能であり、カーペツトフツクとクランプ
部との位置ずれによるフロアカーペツトの皺の修
正が容易となるのみでなく、取付位置修正のため
のフロアカーペツトの取り外しも容易となる等の
諸効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の1例を断面で示した分解斜視
図、第2図は従来構造の縦断面図である。 2……フロアサイドシルアウタパネル、3……
フロアサイドシル、4……ワイヤーハーネスプロ
テクタの取付クランプ、5……ワイヤーハーネス
プロテクタ、6……フロアカーペツト、7……端
縁、8……カーペツトフツク、9……フランジ、
9A……面、10……係止片、11……クランプ
片、11A……上向き開口、12……クランプ
部、13……カバープレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体フロアの両側部に配設され、車体前後方向
    に伸びるフロアサイドシル3のフランジ9に配設
    されたワイヤーハーネスプロテクタ5の取付クラ
    ンプ4には、前記フランジ9のフロアサイドシル
    アウタパネル2側の面9Aに弾接する係止片10
    に、上向き開口11Aを有し前記面9Aに弾接す
    る側面形状略く字形のクランプ片11が形成され
    て、カーペツト6の係止用のクランプ部12とさ
    れており、フロアカーペツト6の端縁7に固着さ
    れている縦断面逆L字形の長尺のカーペツトフツ
    ク8が、前記クランプ部12に係止されており、
    さらに、前記フロアサイドシル3のフランジ9と
    ワイヤーハーネスプロテクタ5とに嵌着されてフ
    ランジ9に近接したフロアサイドシルアウタパネ
    ル2の上壁に圧接させられているカバープレート
    13と、前記フランジ9との挟着により、フロア
    カーペツト6の端縁7が車体側に取り付けられて
    いる自動車のフロアカーペツト取付構造。
JP1984134431U 1984-09-04 1984-09-04 Expired JPH0248262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984134431U JPH0248262Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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JP1984134431U JPH0248262Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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JPS6148827U JPS6148827U (ja) 1986-04-02
JPH0248262Y2 true JPH0248262Y2 (ja) 1990-12-18

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ID=30692942

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JP1984134431U Expired JPH0248262Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4954787B2 (ja) * 2007-05-10 2012-06-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 フロアカーペットの固定構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5729436B2 (ja) * 1974-09-27 1982-06-22
JPS58161627A (ja) * 1982-03-18 1983-09-26 Nissan Motor Co Ltd 自動車用カ−ペツトの取付構造

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JPS6343158Y2 (ja) * 1980-07-29 1988-11-10

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JPS6148827U (ja) 1986-04-02

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