JPH0248236A - 農用車輌の変速操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は農用車輌の変速操作装置に関し、簡単なトラ
クターや乗用草刈機等に利用する。

従来の技術、および発明が解決しようとする課題 変速レバーの操作で変速中立位置から多段の前進側に変
速しうると共に、中立位置から後進側に切替しうる変速
伝動機構と、この変速伝動機構への伝動を断続しうるク
ラッチと、変速伝動機構を制動しうるブレーキとを有し
た形態の農用車輌において２例えば車輌の前進状態から
後進に切替る場合、クラッチを切側にしても車輌が慣性
で前進しているときに変速伝動機構を後進に切替ると、
伝動機構の回転方向が急激に逆になるため、伝動機構に
衝撃が加わり早期に損傷させるとか、搭乗者にも危険を
及ぼす等の虞れがある。

課題を解決するための手段 この発明は、変速中立位置から複数段の前進側に変速し
うると共に、該中立位置から後進側に切替しうる変速伝
動機構と、この変速伝動機構への伝動を断続しうるクラ
ッチ（２）と、このクラッチ（２）を変速レバー（１）
の回動操作で切側にすると共に、該変速伝動機構を変速
作動させた後、該クラッチ（２）を入側にするクラッチ
連動機構（４）と、該変速伝動機構を制動しうるブレー
キ（５）とを有した農用車輌において、前記変速レバー
（１）と該ブレーキ（５）との間に、当該変速レバー（
１）の前記中立位置から後進側への操作で該ブレーキ（
５）を制動側にさせて後進切替後、この制動を解除しう
るブレーキ連動機構（６）を設けたことを特徴とする農
用車輌の変速操作装置の構成とする。

発明の作用 変速レバー（１）を変速中立位置から前進側に回動操作
すると、クラッチ連動機構（４）でクラッチ（２）が切
側になると共に変速伝動機構が前進変速された後、クラ
ッチ連動機構（４）でクラッチ（２）が入側になるため
、車輌は前進走行する。

変速レバー（１）を前進変速位置から後進側に回動操作
すると、変速レバー（１）が中立位置を経由することに
よって、クラッチ連動機構（４）でクラッチ（２）が切
側になると共に、ブレーキ連動機構（６）で変速伝動機
構が制動されるため、車輌は一旦停止し、ついで変速レ
バーが後進切替位置に位置することによって、ブレーキ
連動機構（６）で制動が解除されると共に、クラッチ連
動機構（４）でクラッチ（２）が入側になるため車輌は
後進走行する。

発明の効果 このような作用によって、変速伝動機構を前進側から後
進側に切替る場合、変速伝動機構は一旦制動されるため
、前記課題のように変速伝動機構の回転方向が急激に逆
になることがなく、従って衝撃による伝動機構の早期損
傷とか、搭乗者への危険も伴い雉い。

実施例 なお回倒において、前部に原動機を内装せるボンネット
（８）を有した機枠（９）を設け、この機枠（９）の後
部には、左右一対の後輪ｉｌｌ　（１）を軸装してこれ
ら後輪ｆｌ［Ｉ　（＋（Ｉに伝動する変速伝動機構を内
装した伝動ケース（１０を設ける。

この伝動ケース＋Ｉｔ）の前側下部には、前記変速伝動
機構に伝動する入力軸を内装した摺動ガイド（１乃を前
方に向けて突設し、該入力軸の前端部には、前記原動機
側から伝動される伝動軸０３を有してこの伝動軸（１３
から該入力軸への伝動を断続しうるクラッチ（２）を設
け、又該摺動ガイド叩上には、前端部に大径部（１４ａ
）を有し前方摺動によって該クラッチ（２）を切側にさ
せる摺動体（ロ）を設ける。

又この摺動体（至）の上方には、支持部材０９を介して
前記機枠（９）に支持された左右方向の支軸Ｏｅを設け
、この支軸（ｌｅ上には、該摺動体（至）の大径部（１
４ａ）に係合してこの摺動体（１４を前方摺動させるシ
フトアーム（ωと、後方に向けて突出する連動杆０１１
とからなるクラッチ連動機構（４）を回動自在に設け、
さらに該支軸ａＳ上には、左右方向のローラー（３）を
軸支したクラッチ連動機構（４）の揺動杆囮を回動自在
に設け、又この揺動杆（Ｆｊの後端部と前記連動杆（Ｉ
ｌｌとの間には、前記摺動体（至）の大径部（１４ａ）
に対する前記シフトアーム（ｍの係合関係を変更調節し
うる調節ボルト（２）を設け、該揺動杆囮の後端部と機
体に支持された支持部材の）との間には、当該揺動杆（
至）を上方に向けて弾発付勢するスプリング局を張設し
、さらに該揺動杆刊の後端部と前記機枠（９）との間に
は、当該揺動杆（Ｉの反発作動を抑止するダンパー（２
）を設ける。

前記伝動ケース（１０の上端部には、前記変速伝動機構
を変速中立位置から側面視反時計方向の回動によって漸
次前進高速側に多段に変速しうると共に、該中立位置か
ら時計方向への回動によって後進側に切替しうる左右方
向の変速軸ｅ４を突設し、この変速軸９勺の突出部には
、当該変速軸（ハ）の回動による前進変速の再毎に前記
係合ローラー（３）を下方へ移動させる各突起０００υ
・・・を有した扇形状のクラッチ作動板（７）を固着し
、又このクラッチ作動板（７）の上端部には、前後方向
のピン（支）を支持した支持具田を設け、このピン（至
）上には、上方に向けて突出する変速レバー（１）を回
動自在に設ける。

又この変速レバー（１１の該ピン（至）の上方には、軸
支されたブレーキ連動機構（６）のローラー（至）を後
方に向けて突設し、前記クラッチ作動板（７）の上端後
部には、前記伝動ケース００内の変速伝動機構に設けら
れたブレーキ（５）に連動するアウターワイヤー（至）
の係止具−を設け、この係止具（至）には、前記口−ラ
ー（至）に係合するカム部（３６ａ）を有した連動杆（
至）を枢着し、この連動杆（至）と該ブレーキ（５）と
の間には、該アウターワイヤー（ロ）に挿通して該連動
杆（至）の下方回動で該ブレーキ（５）を制動側にさせ
るインナーワイヤー■を設ける。

第４図は変速レバー（１）の回動操作を案内するガイド
（至）を示し、（イ）は変速レバー（１）を前進側へ案
内する前進ガイド溝、（ロ）は変速レバー（１）を中立
位置で横方向へ案内する中立ガイド溝、（ハ）は変速レ
バー（１）を後進側へ案内する後進ガイド溝である。

なお、凶は足踏操作でアーム（至）、ロッド（５）及び
アーム（至）を介してクラッチ（２）を切側にするフー
トペタル、（至）は前輪（図示せず）を操舵する操舵ハ
ンドル、（至）は後輪０１０１の上方を覆うフェンダ−
である。

次に作用について説明する。変速レバー（１）をガイド
（至）の中立ガイド溝（ロ）から前進ガイド溝（イ）に
沿い前方へ回動操作すると、クラッチ作動板（７）の回
動に伴い突起Ｇυが係合ローラー（３）を下方へ移動さ
せるため、揺動杆（１，調節ボルト翰及び連動杆（ｌｔ
ｌ、さらにシフトアーム（■を介して摺動体（至）を前
方摺動させてクラッチ（２）を切側にした後、変速レバ
ー（１）は、クラッチ作動板（７）、変速軸２４を介し
て変速伝動機構を前進１速にすると共に、突起０υとの
係合が解除される係合ローラーＧＢの上方復元によって
クラッチ（２）を入側にさせる。又さらに変速レバー１
１１を前方へ回動操作することによって、前記と同じ作
用で漸次前進高速側に変速され。

文通に変速レバー（１）を後方へ回動操作することによ
って前進高速側から漸次低速側に変速され、変速レバー
（１）が中立ガイド溝（ロ）に位置することによって変
速は中立状態になる。

次に変速レバー（１）を中立ガイド溝（ロ）上で横方向
へ回動操作すると、変速レバーｆｉｌのローラー（至）
が連動杆（至）のカム部（３６ａ）を押圧するため、連
動杆（至）が下方回動してインナーワイヤー（５）を引
張ることによってブレーキ（５）を制動させ、ついで変
速レバー（１）を後進ガイド（ハ）に沿い後方へ回動操
作することによって後進に切替られると共に、クラッチ
（２）を入側にさせる。

第５図は別の実施例を示すもので、前記クラッチ作動板
（７）の後方に１機体に支持された左右方向の支軸（支
）を設け、この支軸（支）には、前端部に前記係合ロー
ラー（３）の上方に位置する係合ローラー（至）を有し
たアーム（至）と、上方に向けて突出するアームとから
なるアーム体（至）を回動自在に設け、このアーム体（
至）の上端部には、当該アーム体（至）の前方回動で前
記ブレーキ（５）を作動させるスプリング（至）を張設
し、又前記クラッチ作動板（８）には、当該作動板（７
）の中立位置から後進側への回動によって、前記係合ロ
ーラー（至）を下方へ移動させる突起−を有したカム体
（至）を設ける。

このような構成にしても前記と同様に中立位置から後進
への切替時にブレーキ（２）が作動することになる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は側面図、
第２図は一部の側面図、第３図はその正面図、第４図は
一部の平面図、第５図は別実施例の一部の側面図である
。 図中、符号（１）は変速レバー、（２）はクラッチ、（
４）はクラッチ連動機構、（５）はブレーキ、（６）は
ブレーキ連動機構を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　変速中立位置から複数段の前進側に変速しうると共に
   、該中立位置から後進側に切替しうる変速伝動機構と、
   この変速伝動機構への伝動を断続しうるクラッチ（２）
   と、このクラッチ（２）を変速レバー（１）の回動操作
   で切側にすると共に、該変速伝動機構を変速作動させた
   後、該クラッチ（２）を入側にするクラッチ連動機構（
   ４）と、該変速伝動機構を制動しうるブレーキ（５）と
   を有した農用車輌において、前記変速レバー（１）と該
   ブレーキ（５）との間に、当該変速レバー（１）の前記
   中立位置から後進側への操作で該ブレーキ（５）を制動
   側にさせて後進切替後、この制動を解除しうるブレーキ
   連動機構（６）を設けたことを特徴とする農用車輌の変
   速操作装置。