JP3811547B2 - 乗用型田植機等のステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用型田植機等の分野に属し、詳しくは、乗用型田植機等のステアリング切れ角とエンジン回転数の連動可能なステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の乗用型田植機等においては、ステアリング切れ角とエンジン回転数とは相互に関連がなく、それぞれが独立したステアリング操作とアクセルレバーの操作であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の乗用型田植機等においては、ステアリング切れ角とエンジン回転数とは相互の関連がなく、乗用型田植機等の移動走行時、急にステアリングを切ると、地面に凹凸がある所では機体がバランスを失う恐れがあるため、アクセルレバーを操作しエンジンを低速にする必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
しかるに、本発明は、乗用型田植機等において、機体の安全、作業者の心理的負担を減らすことを目的とし、その解決手段として、主変速レバーが移動走行にシフトしたときのみ、電磁スイッチがONになり、溝付きクラッチカムが作動し、エンジンの回転数が下がるように構成にして、しかも、高速回転から低速回転にのみ変化するように構成した。これによれば、乗用型田植機等の移動走行時の機体のバランス維持が保たれ、安全性も十分に図れる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳説する。
図1は乗用型田植機の斜視図、図2は同側面図、図3は同平面図、同4図はステアリングギヤボックスの断面図、図5は主変速レバーとガイド板を示す。
図中(1)は作業者が搭乗する乗用型田植機であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、車体フレーム(3)は前走行輪(4)、後走行輪(5)を備えている。
そして前記エンジン等を覆うボンネット(6)の後部に操向ハンドル、すなわち、ステアリングホイール(7)を取り付けると共に、作業者が搭乗する車体カバー(8)上部に運転席(9)が取り付けられている。運転席(9)の左側には主変速レバー(10)、右側にはアクセルレバー(11)が設けられている。
スイッチ(SW)はガイド板(G)内側に設けられ、主変速レバー(10)が移動速度にシフトされたとき、該レバー(10)の押圧により作動するスイッチである。
【0006】
また、前記ステアリングホイール(7)はステアリングロッド(12)に取り付けられ、該ステアリングロッド(12)は、ステアリングギヤボックス(13)の中央ギヤ(14)に取り付けられ、さらに中央ギヤ(14)の出力軸(15)には、ステアリングの切れ角規制用のステアリングヨーク(16)が固着され、該ヨーク(16)の左右にタイロッド(17)(17)が接続され、該左右タイロッド(17)(17)を介して前走行輪(4)(4)が操向される。
【0007】
さらに、ステアリングヨークに関する詳細な構成は図6に示すごとく、ステアリングギヤボックス(13)の中央ギヤ(14)の出力軸(15)に取り付けられたステアリングヨーク(16)は扇形状からなり、該ステアリングヨーク(16)にはロッド(16A)が垂直に接合され、その下端はボ−ルジョイント(16B)を有し、後記のプレート(19A)に接合されている。
また、伝動軸(18)には溝付きクラッチカム(K)が設けられ、前記伝動軸(18)の一方の側にはステアリング側溝付きクラッチカム(19)、同じく他方の側にはアクセルレバー(11)に関連するアクセルレバー側溝付きクラッチカム(20)が各々配置され、前者、すなわちステアリング側溝付きクラッチカム(19)はバネ(21)により付勢され、後者すなわちアクセルレバー側溝付きクラッチカム(20)には電磁スイッチ(24)が接続されており、該電磁スイッチ(24)は主変速レバー(10)が移動走行にシフトしたときに作動するスイッチ(SW)に連動している。なお、溝付きクラッチカム(K)はバネ力で常に一定の位置に戻る機能を有するカムであり、その断面図はステアリング側はAA、アクセル側はBBの形状を有している。
前記ステアリング側溝付きクラッチカム(19)に、該カムの軸心に対し略90度直交した位置にプレート(19A)が、アクセルレバー側溝付きクラッチカム(20)上方にはプレート(20A)が設けられ、ステアリング側溝付きプレート(19A)は前記ステアリングヨーク(16)の下面に設けられたロッド(16A)下端のボールジョイント(16B)で接合され、アクセルレバー側プレート(20A)はワイヤ(23)を介し長穴(22A)を設けた規制カム(22)に接続されている。
【0008】
以上のような構成を有する乗用型田植機において、ステアリング側溝付きクラッチカム(19)はバネ(21)により常時付勢され、プレート(19)はステアリングヨーク(16)に設けられたロッド(16A)先端のボールジョイント(16B)に接合されている状態で、主変速レバー(10)が移動速度にシフトされると、該レバー(10)がスイッチ(SW)を押圧してONにし、スイッチ(SW)に連動する電磁スイッチ(24)がONに作動し、アクセルレバー側溝付きクラッチカム(20)がステアリング側溝付きクラッチカム(19)にスライドし、両方の溝付きカム(K)が噛み合いの状態になり、バネ(21)の付勢力に抗してカム(K)を図6において左側に移動させ、伝動軸(18)に嵌着されている歯車(図示せず)のギヤ比を高速回転から低速回転に切変わる。
この時、アクセルレバー側溝付きクラッチ(20)はステアリング側溝付きクラッチ(19)に傾きながら移動するので、アクセルレバー(11)に接続されているワイヤ(23)を牽引し、該レバー(11)を半ロックの状態に維持する。
【0009】
このようにエンジンの回転速度が高速回転から低速回転に切変わった状態で、ステアリングホイールの回転操作を図7(イ)、(ロ)に基づいて説明する。
ステアリングホイール(7)を反時計方向に回転操作すると図7(イ)に示すように、ステアリングヨーク(16)に接合されているロッド(16A)はプレート(19A)と共に正面視右斜め方向に移動し、同じく、前記ステアリングホイール(7)を時計方向に回転すると図7(ロ)に示すようにロッド(16A)は正面視左斜め方向に移動する。さらに、ステアリングの回転操作すなわちステアリングの切れ角が大きくなると、溝付きクラッチカム(K)の機能により、より以上に低速回転に作動するので、急にステアリングを操作しても、従来のように機体がバランスを失う恐れがない。
次いで、移動走行から後退、あるいは植付け作業に移りたいときには、半ロックの状態にあるアクセルレバー(11)を操作することによりワイヤ(23)を介してアクセルレバー側溝クラッチカム(20)を電磁スイッチ(24)側に牽引移動させて、電磁スイッチ(24)をOFFにして、溝付きクラッチ(K)の噛合いを解き、バネ(21)の付勢力により初期状態に戻り、エンジンの回転数を低速回転から高速回転に切換えることができる。
【0010】
上記の構成によれば、主変速レバーが移動速度にシフトしたときに限って電磁スイッチが作動し、クラッチカムが当接し、エンジン回転数を高速回転から低速回転に切り替え、ステアリング切れ角とエンジン回転数が連動され、低速回転状態において、アクセルレバーが高速に切変わると、ワイヤに接続されたカムが作動し、電磁スイッチがOFFになり、溝付きクラッチは初期状態に戻る。
このように、主変速レバーが移動速度にシフトされると、エンジン回転が低速回転になるので、急ハンドルによるトラブルがなくなり、安全性が十分に保たれる。
【0012】
【発明の効果】
以上、発明の実施の形態に説明したことから明らかなように、従来は、ステアリングきれ角とエンジン回転数とはそれぞれ独立の操作であったため、移動走行時に急にステアリングホイールを切ると地面の凹凸のある所ではバランスを失う恐れがあったが、本発明のように、主変速レバーを移動速度にシフトしたときに限って、電磁スイッチが作動し、クラッチカムが当接し、エンジンの回転数は、高速回転から低速回転に切変わり、しかもステアリングホイールの切れ角と連動するので、急にステアリングを操作しなければならなくなった時でも自動的にエンジン回転数が下がるので、バランスを失うことがなく、機体の安全が確保でき、作業者が安心して操作が出来、しかも高速回転から低速回転への移動であるためステアリングを戻しても低速回転にあるのでスムースに操作ができ安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の斜視図
【図2】乗用型田植機の側面図
【図3】乗用型田植機の平面図
【図4】ステアリングギヤボックスの断面図
【図5】主変速レバーとガイド図
【図6】ステアリングヨークと溝付きクラッチカムの関連図
【図7】(イ)ステアリングホイールが時計方向に回転した状態図
(ロ)ステアリングホイールが反時計方向に回転した状態図
【符号の説明】
4 前輪
5 後輪
7 ステアリングホイール
10 主変速レバー
11 アクセルレバー
11A 突起
11B ワイヤ
11D ロッド
12 ステアリングロッド
13 ステアリングギヤボックス
14 中央ギヤ
15 出力軸
16 ステアリングヨーク
16A ロッド
16B ボールジョイント
16C 長穴
18 伝動軸
19 ステアリング側溝付きクラッチカム
19A ステアリング側プレート
20 アクセルレバー側溝付きクラッチカム
20A アクセルレバー側プレート
21 バネ
22 規制カム
23 ワイヤ
24 電磁スイッチ
25 追従カム
K 溝付きクラッチカム
SW スイッチ
G ガイドプレート

Claims (2)

  1. 車体フレームにエンジンを搭載し、エンジンを覆うボンネットの後方にステアリングホイル、及び主変速レバーを備えた乗用型田植機等において、伝動軸の一方側にはバネにより付勢されるクラッチカムと、他方側には、電磁スイッチが接続され、かつアクセルレバーに関連するクラッチカムとを備え、前記主変速レバーを移動走行にシフトしたときのみ、前記主変速レバーの押圧により作動するスイッチに連動して前記電磁スイッチが作動し、前記アクセルレバーに関連するクラッチカムと前記バネにより付勢されるクラッチカムとを噛み合いの状態にさせ、前記伝動軸に嵌着されている歯車のギヤ比を高速回転から低速回転に切換えることで、エンジン回転数は高速回転から低速回転に切換え、ステアリング切れ角とエンジン回転数とを連動させたことを特徴とする乗用型田植機等のステアリング装置。
  2. ステアリング切れ角とエンジン回転数とを連動させたとき、前記主変速レバーが前記移動走行にシフトされると、前記エンジン回転数が高速回転から低速回転に切換り、さらに前記ステアリング切れ角が大きくなると、より低速回転にのみ変化することを特徴とする請求項1に記載の乗用型田植機等のステアリング装置。
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