JPH0254050A - 横葺き屋根構造 - Google Patents

横葺き屋根構造

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JPH0254050A
JPH0254050A JP20320988A JP20320988A JPH0254050A JP H0254050 A JPH0254050 A JP H0254050A JP 20320988 A JP20320988 A JP 20320988A JP 20320988 A JP20320988 A JP 20320988A JP H0254050 A JPH0254050 A JP H0254050A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、建築物における金属薄鋼板材料などの横九
き屋根板を用いた横葺き屋根構造に関し、さらに詳しく
は、主に薄型のスレート瓦などの単体屋根瓦で葺き上げ
られている既設の屋根構造の全体を、葺き替えのために
、横葺き屋根板により全面被覆して構成する横葺き屋根
構造の改良に係るものである。
(従来の技術) 従来、建築物の屋根においては、その材料に石綿系の軽
量屋根瓦、すなわち、いわゆる薄型スレ−ト瓦を用いた
構造がある。
しかして、この種の薄型スレート瓦による屋根構造は、
一般的に建築材料の不足を時代背景にして、比較的入手
し易くかつ安価であったスレート瓦を用いて築造された
ものであることが多く、従って、旧時代に属する建築物
の屋根構造であることから、その老朽化も甚しくて雨漏
れなどの防止処置上、また外観的にも何等かの対策を講
する必要がある。
また一方では、建築材料として、その−面での特性に優
れていることから、一般的に用いられてきた鉱物性の天
然繊維である石綿繊維、いわゆるアスベストについては
、最近に至って、これが耐候性に欠ける点が判明し、大
気中に露出されている外部表面の繊維部分が、経年変化
などによる老朽化、脆弱化に伴ない、自然な状態ですら
次第に剥離、剥落されて空気中に飛散、浮遊することが
確認され、この浮遊繊維粉塵を常時、呼吸するときは、
人体の健康に好ましくない障害をもたらす危険性、すな
わち例えば、宵宮な肺癌などを誘発する危険性のあるこ
とが指摘され、これが一つの社会的な公害問題として深
刻化し、早期に廃却することが望まれてあり、そして、
この点に関しては、アスベストを主材に用い、これをモ
ルタルセメントなどで固めて成形させた。こ1での薄型
スレート瓦についても決して例外ではなく、早期にその
葺き替えを行なうことが望ましいものであった。
またこ鳥で、建築物での薄型スレート瓦によって葺き上
げられている既設の屋根構造を葺き替えて改修するのに
は、その薄型スレート瓦の全てを引き剥して除去すると
共に、これに代えて、新たな屋根材料を用い、再度、新
規に屋根構造を葺き上げる手段が一般的であるが、この
手段の場合。
既存瓦の引き剥しに相当の手間がかさる上に、方では、
対象建築物を使用したま\での屋根構造の葺き替えが困
難であるため、他の方法として、既設の屋根構造には手
を付けずにそのま\にしておき、この既設の屋根構造の
上に、別の屋根構造を新設するようにした手段が講じら
れる。
すなわち、この既設の屋根構造上に別の屋根構造を新設
する手段の一つとしては、第5図に示されているように
、例えば、建築物の小屋(屋根)組みとなる木質垂木(
1)を基体にして、その全面に屋根下地材(野地板)(
2)を敷き込むと共に、この屋根下地材(2)上にあっ
て、個々のスレート瓦(3)をその端部相互が重なり合
うように、所期通りの配列により一連に葺き上げること
で構成された既設の屋根構造(A)において、この既設
の屋根構造(A)の上面部に対し、あらためて取り付は
基体となる金属垂木(4)を適宜に架は渡して屋根下地
材(5)を敷き込み、かつ必要に応じ断熱材などを介し
た状態で、これらの上に、新たに金属屋根板(8)を葺
き上げる構成のものであり、また、他の一つとしては、
第6図に示されているように、前記した金属垂木(4)
、屋根下地材(5)などを設けることなく、羞き上げら
れている既存のスレート瓦(3)上にあって、直接、新
たな金属屋根板(6)を葺き上げて構成するものである
(発明が解決しようとする課!III)しかしながら、
前記した第5図に示す従来の葺き替え手段の場合にあっ
ては、既設の屋根構造に加えて、同様な別個の屋根構造
を新設するものであるために、完全に二重構造の屋根と
なって、その厚さが格段に厚くされ、建築物での外観、
形態としての均整がとれずに不体裁になるほか、施工自
体についても比較的複雑かつ面倒であって手間がか1つ
、しかも、屋根構造全体の重量も増すことになって、こ
れを支える建築物での既存の柱部材の強度などにもとか
くの間層を生ずる惧わがある。
また、同様に前記した第6図に示す従来の葺き替え手段
では、第5図構成におけるような不利が一応、解消され
はしても、既設の屋根構造でのスレート瓦自体が、改修
を必要とする程度まで老朽化されていることから、通常
の場合、葺き上げ当初におけるように、個々のスレート
瓦が整然と揃ってはおらず、長期間に亙って風雨、寒暖
などの下に曝されて、かつ不断に微振動、衝撃などを受
けたりする結果、その葺き上げの態様にずれ、傾きなど
を生じているとか、あるいは、瓦自体が反り返っていた
りして、この上に新たに直接、iき上げられる金属屋根
板との馴染が悪くて親和性に欠け、新たに葺き上げられ
るこの金属屋根板が、そのスレート丸面からしばしば遊
離することがあって、屋根としての役割を果し得なくな
るなどの不都合を生ずるものであった。
この発明は、従来のこのような問題点を改善しようとす
るものであって、その目的とするところは、対象建築物
の外観、形態を損なったり、あるいは、必要以上に重量
が増したりすることなく容易に施工し得て、しかも、既
存のスレート瓦に対する効果的な密着性と、適確な押止
保持性とを果し得るようにした。この種の横葺き屋根構
造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明に係る横葺き屋
根構造は、建築物の屋根下地材上に、スレート瓦などの
単体屋根瓦を、少なくとも端部相互が所定の重なり幅で
オーバーラツプされて段差端面を形成するように、所定
の軒棟方向ピッチ間隔で一連に葺き上げた屋根構造を有
し、この既設の屋根構造上に、横葺き屋根板を葺き上げ
て新設する横葺き屋根構造であって、前記ピッチ間隔に
対応した断面幅で、面板部の一側部に軒側成形部、他側
部に棟側成形部を形成させ、かつ少なくとも軒側成形部
には、面板屈曲部との間に単体屋根瓦の厚さに対応する
段差間隔を隔てS取付は部を形成した横葺き屋根板と、
横葺き屋根板の端面相互を接続すると共に、前記面板屈
市部、および取付は部に対応する部分に突き当て部、お
よび固定部を形成した継手捨て板とを設け、少なくとも
何段側単体屋根瓦の面上に配して前段側の各横葺き屋根
板の端部相互を接続する前段側の継手捨て板の突き当て
部を、後段側単体屋根瓦の段差端面に突き当てた状態で
、各段単体屋根瓦のオーバーラツプ部分上に配される取
付は部、および固定部を、止着具により同オーバーラツ
プ部分を通して前記屋根下地材に止着させ、かつ前段側
横葺き屋根板の棟側成形部に、後段側横幕き屋根板の軒
側成形部を被嵌係合して葺き上げ構成したものである。
(作  用) すなわち、この発明においては、既設の屋根構造での前
段側単体屋根瓦の面上に、前段側継手捨て板によって端
面相互間を接続させた前段側各横葺き屋根板の面板部を
載置させ、かつその継手捨て板の突き当て部を後段側単
体屋根瓦の段差端面に突き当てることで、この後段側単
体屋根瓦の軒棟方向の移動作用を規制できると共に、ま
た同時に、この操作に伴なって、同後段側、前段側の各
単体屋根瓦の重ね合されたオーバーラツプ部分上に位置
される前段側での継手捨て板の固定部、および各横葺き
屋根板の取付は部を、同オーバーラツプ部分を通して止
着具により既存の屋根下地材に止着させ、これによって
これらの後段側、前段側の各単体屋根瓦の剥離作用を規
制できるのであり、かつこの状態で、前段側横葺き屋根
板の棟側成形部に、後段側単体屋根瓦に対応される後段
側横幕き屋根板の軒側成形部を被嵌係合させてゆき、こ
の操作を順次に繰り返すことによって、各段毎の単体屋
根瓦の面上に、直接、対応する各段毎の横葺き屋根板を
継手捨て板の接続により所期通りに葺き上げ得るのであ
る。
(実 施 例) 以下、この発明に係る横葺き屋根構造の一実施例につき
、第1図ないし第4図を参照して詳細に説明する。
第1図(a) 、 (b)はこの実施例による横葺き屋
根構造を既設の屋根構造に適用した状態における横葺き
屋根板部分、右よび継手捨て板部分の概要を模式的に示
すそれぞれに縦断面図、第2図(a)。
(b)は同上横幕き屋根構造の横葺き屋根板部分。
および継手捨て板部分における要部の詳細を拡大して示
すそれぞれに断面斜視図、第3図は同上横幕き屋根構造
に用いる横葺き屋根板と、継手捨て板、場よび継手カバ
ーとを取り出して示す分解斜視図、第4図は同上横幕き
屋根構造における横葺き屋根板での継手捨て板、および
継手カバーを用いた端面接続部分の詳細を拡大して示す
断面図である。
すなわち、この第1図ないし第4図に示す実施例構成に
おいて、既設の屋根構造(^)は、前記した如くに、例
えば、建築物の小屋(屋根)組みとなる木質垂木(1)
を基体に用い、その全面に屋根下地材(野地板)(2)
を敷き込むと共に、この屋根下地材(2)上にあって、
個々の単体屋根瓦、こ工では、スレート瓦(3)をその
端部相互が所定の重なり幅(2)でオーバーラツプされ
て段差端面(3a)を形成するように、所定の軒棟方向
ピッチ間隔(p)により、所期通りに配列させて一連に
葺き上げられている。
漱た、この既設の屋根構造(^)上にあって、直接、装
着して葺き上げられるところの、この実施例構成による
新設の屋根構造(B)は、前記型なり幅(Il)を含む
軒棟方向ピッチ間隔(p)に対応した断面幅の横幕き屋
根板(11)と、同様に、重なり幅(jりを含む軒棟方
向ピッチ間隔(p)に対応した断面幅で、かつ各横幕き
屋根板(11)、(11)の端面相互間を接続する継手
捨て板(41)とを有しており、なお、必要に応じて、
同上端面相互間の接続部分を外側から被覆する継手カバ
ー(61)とを有している。
そして、これらの各構成部材(11)、(41)と、そ
れに必要に応じて、部材(61)の材料としては、例え
ば、防錆用の焼付は塗装などを施した所定幅。
所定単位長さの長尺金属薄鋼板をそれぞれに用いるのが
よく、これらのうち、前記横幕き屋根板(11)につい
ては、この金属薄鋼板をロール成形などの手段によって
、長平方向に沿う中央部に画板部(12)を残し、−側
部に軒側成形部(13)、他側部に棟側成形部(14)
をそれぞれ連続的に形成させて構成し、また、前記継手
捨て板(41)と、それに継手カバー(6りについては
、この金属薄鋼板をプレス成形などの手段によって、後
述する所要形状のもとに個々それぞれに構成する。なお
、前記継手捨て板(41)に対して、後述するように付
設させる継手駒については、必要に応じて所要の剛性強
度をもった合成樹脂成形品、または、アルミ押し出し成
形品としてもよく、かつこれを全長に亙つて付設させる
ようにしてもよい。
そして、前記横幕き屋根板(11)での軒側成形部(1
3)には、画板部(12)の−側部を、所定長さで下方
に折曲して前縁部(21)を垂下させると共に、その下
端縁部(22)を内側に折山延長させて圧接挿入片部(
23)を形成させ、かつその先端部に下向きの縁曲げ部
(24)を形成させである。
また、前記棟側成形部(14)には、画板部(12)の
他側部を、少なくとも前記圧接挿入片部(23)よりも
短く上方内側に折り返し折山させて、同圧接挿入片部(
23)を挿入係合させる挿入係合部(31)を形成させ
て、その折曲部分に面板屈曲部(31a)を形成させ、
かつこれを再度、上方外側に折り返し折曲させると共に
、上方に立ち上げて立ち上がり支持部(32)を形成さ
せ、さらに、この立ち上がり支持部(32)をして、前
記面板部(12)、ひいては面板屈曲部(31a)との
間に前記スレート瓦(3)の厚さに対応した間隔(1)
分だけを残した上で、外側に折り返し延長させて取付は
部(33)を形成させ、かつその先端部に上向きの縁曲
げ部(34)を形成させである。
またこ工で、これらの軒側成形部(13)と棟側成形部
(14)との間隔寸法、具体的には、後述するように、
前段側と後段側とにおけるこれらの隣接する両部(13
) 、 (14)での圧接挿入片部(23)と挿入係合
部(31)とを相互に係合させた状態で、同前段側と後
段側との各挿入係合部(31)の折り返した面板屈■部
(31a)相互間の間隔寸法は、前記スレート瓦(3)
での軒棟方向ピッチ間隔(p)から重なり幅(1)を減
じた寸法(p−0に等しくするか、あるいは、各スレー
ト瓦(3)の葺き上げピッチ間隔誤差を考慮して、これ
よりも幾分か短くさせてあり、また同時に、この状態で
、棟側成形部(14)での取付は部(33)の少りくと
も一部が、各スレート瓦(3)での相互のオーバーラツ
プ部分(3a)に対応して一致するようにされるもので
、かつまた、この状態では、前段側棟側成形部(14)
の立ち上がり支持部(32)により、後段側軒側成形部
(13)に近い面板部(12)の部分を裏面側から支持
し得るようにさせて、この画板部(12)上にかけられ
ることのある負荷9例えば、積雪荷重負荷などを軽減さ
せるようにすることが好ましい。
さらに、前記継手捨て板(41)については、前記横幕
き屋根板(11)とは輩等しい断面幅、および雨水など
の浸入を排除し得るのに充分な接続長さを有しており、
接続面に倣った中央部にあって、相互に対向して倒伏さ
れ、その対向面部分に結合溝(42a) 、 (42a
)を形成する突条部(42) 、 (42)を突出させ
、中央部の左右各板面にあって、これらの各突条部(4
2) 、 (42)に平行する突条部(43) 、 (
43)を突出させ、左右各端面部にあって、折り返し弯
曲部(44) 、 (44)を突出させると共に、前記
軒側となる一側対応部に、前記軒側成形部(13)の内
面に入り込んで、前記棟側成形部(14)を包み込む屈
曲部(45)を折曲形成させ、前記挿入係合部(31)
の最奥部に相当する部分に、その面板屈曲部(31a)
の外側に対応させて、かつ前記段差間隔(1)に相当す
る高さの突き当て部(46)を折曲形成させ、前記棟側
となる他側対応部に、前記取付は部(33)とその縁曲
げ部(34)との接続端部を接続係合させて敷き込む固
定部(47)とその縁曲げ部(48)とを折曲形成させ
である。
そして、前記面板部(12)の少なくとも一部(勿論、
その大部分であっても、あるいは、全部であってもよい
)に対応される各結合溝(42a) 、 (42a)間
には、左右方向の両翼に継手片部(52) 、 (52
)を突設させた継手胴(51)を挿入結合させてあり、
この結合状態において、これらの各継手片部(52)。
(52)は、前記突条部(42) 、 (42)に対し
、上方から対向して位置される。
さらにまた、必要に応じて設けられる前記継手カバー(
61)は、前記継手捨て板(41)によって接続結合さ
れる各横幕き屋根板(11)、(11)に対し、その接
続部分を外側かう被覆するものであって、前記軒側とな
る一側対応部に、前記棟側成形部(I4)を外側から包
み込んで、下端挿入片部(63)を前記挿入係合部(3
1)に係留させる前方被覆部(62)を折曲形成させ、
前記棟側となる他側対応部に、後段側の前記挿入係合部
(31)に挿し込む挿し込み舌片部(64)を延出形成
させてあり、左右の両端縁部に前記継手片部(52) 
、 (52)を捲き込んで、各横幕き屋根板<11)、
(11)の端面相互を押え込むための下方内側へ対向し
て折り返した係合鍔(65) 、 (65)を折曲形成
させたものであり、この継手カバー(61)については
、前記継手捨て板(41)に対して、各横幕き屋根板(
11)、(If)の接続端面が緊密かつ強固に接続され
るものであれば、これを必ずしも必要としない。
しかして、前記構成による横幕き屋根板(11)を用い
、既設の屋根構造(^)上に対して新設の屋根構造(B
)を葺き上げるのには、前記したように、個々のスレー
ト瓦(3)を、その端部相互がオーバーラツプするよう
にして葺き上げた既設の屋根構造(A)にあって、まず
、前段側のスレート瓦(3)上に、同前段側に対応する
継手捨て板(41)を直接、載置させ、かつこの継手捨
て板(41)での各突条部(42) 、 (42)と各
継手片部(52) 、 (52)との対向間隙間に、左
右端部を挿入接続させた各横幕き屋根板(11) 、 
(11)のそれぞれ面板部(I2)を同様に直接、載置
させる。
そして、このとき、継手捨て板(41)の突き当て部(
46)の内側には、各横幕き屋根板(11)、(II)
の面板屈曲部(] l a)が入り込んでおり、この状
態で、継手捨て板(41)の突き当て部(46))をし
て、後段側のスレート瓦(3)でのオーバーラツプによ
って段差とされている前方の端面(3a)に対し、比較
的強目に突き当て)位置決めさせる。
イ乃って、この突き当て操作に伴ない、たとえ、この後
段側のスレート瓦(3)にずれ、傾きなどを生じていた
としても、これが正規の位置に正されて本来の所定位置
に復元されると共に、その位置からの徒らな移動作用を
効果的に規制することになり、また同時に、このときの
操作で、前段側のスレート瓦(3)面に接する棟側成形
部(14)での面板部(12)に対して、段差間隔(1
)分だけ隔てられている取付は部(33)と、これを敷
き込むことになる継手捨て板(41)の固定部(47)
とが、これらの前段側、後段側での各スレート瓦(3)
の相互のオーバーラツプ部分(3b)上に位置されるた
めに、これらの取付は部(33)と固定部(47)とを
下方に比較的強固に押し付けるようにして、適宜、タッ
ピングネジなどの止着具(C)を用い、各別の位置部分
で屋根下地材(2)に止着させることにより、こSでも
、これらの取付は部(33)と固定部(47)との止着
操作、ひいては、面板部(12)を含む横葺き屋根板(
11)と継手槽て板(41)との取付は固定に伴ない、
たとえ、これらの前段側、後段側の各スレート瓦(3)
自体が反り返っていたとしても、これを上方から押圧し
て可及的は正規の位置に正すように保持でき、併せて、
これらの後段側、前段側の各単体屋根瓦の剥離作用を効
果的に規制し得るのである。
そして、このようにして接続された横葺き屋根板(11
)、(mでの端面接続部分に関しては、その接続作用、
防水作用などの如何によって、これが充分なものであれ
ば、接続したまSの態様であってよいが、必要に応じて
、同端面接続部分を継手カバー(61)により、外側か
ら被覆することができる。すなわち、この場合には、継
手カバー(61)の係合鍔(65) 、 (65)をし
て、前記継手槽て板(41)での維手駒(51)の各継
手片部(52) 、 (52)を捲き込むように挿通さ
せ、これを限度−杯まで押し込むことによって、この接
続部分の全体を被覆させ得るのであり、この結果として
、前記したように各突条部(42) 、 (42)と各
継手片部(52) 、 (52)との対向間隙に挿入接
続させた各横葺き屋根板(tt)、(11)の左右端部
が、この係合鍔(65) 、 (65)により押圧され
て一層強固な接続を可能にし、同時に、棟側成形部(1
4)での接続部分もまた、前方被覆部(62)により被
覆されて、その下端挿入片部(63)が挿入保合部(3
1)に係留され、さらに、挿し込み舌片部(64)が後
段側の挿入係合部(31)の下側に挿し込み係合される
のである。
続いて、その後、前記のように前段側での各横葺き屋根
板(11)、(11)の端面相互を前段側での継手槽て
板(41)により接続結合させ、かつ屋根下地材(2)
に取付は固定させた状態において、これらの前段側各横
幕き屋根板(11)、(11)での対向位置される各棟
側成形部(14) 、 (14)に対して、午の接続継
目位置をずらせた上で、前記と同様に後段側での継手槽
て板(41)の係合設置、右よび同後段側での各横葺き
屋根板(tt)、(toの各軒側成形部(13)、(1
3)の被嵌と端面相互の接続結合とをなすと共に、前段
側挿入係合部(31)内に後段側圧接挿入片部(23)
を挿入係合させ、こ\でもまた、前記と同様にして、ず
らされた継目位置での継手槽て板(41)の突き当て部
(46)によるところの、さらに次の後段側のスレート
瓦(3)の段差端面(3a)への突き当て位置決めと、
同段各スレート瓦(3)の相互のオーバーラツプ部分(
3b)上での固定部(47)と取付は部(33)との屋
根下地材(2)への各別の取付は固定とをそれぞれにな
し、以上の操作を繰り返すことにより、既設の屋根構造
(A)での屋根面を構成している個々のスレート瓦(3
)の面上に、各列対応の横葺き屋根板(11)をして、
その端面相互を継手槽て板(41)により接続させた上
で、それぞれに密着させて、これらを既存の屋根下地材
(2)に押圧保持するように葺き上げ、これによって所
期通りに新設の屋根構造(B)を構成し得るのである。
従って、前記のように既設の屋根構造(A)上に新設の
屋根構造(B)を葺き上げた状態では、既設の屋根構造
(A)でのすべてのスレート瓦(3)が、その個々列に
対応して隣接係合された横葺き屋根板(11)、ならび
に継手槽て板(41)により、既存の屋根下地材(2)
上に押圧保持されると共に、個々列毎に止着されること
になり、結果的には、既設の屋根構造(A)に強固に一
体化された新設の屋根構造(B)を作業性よく極めて容
易に葺き上げることができるのである。
(発明の効果) 以上詳述したように、この発明によれば、建築物の屋根
下地材上に、スレート瓦などの単体屋根瓦を、少なくと
も端部相互が所定の重なり幅でオーバーラツプされて段
差端面を形成するように、所定の軒棟方向ピッチ間隔で
一連に葺き上げた屋根構造を有し、この既設の屋根構造
上に、横葺き屋根板を暮き上げて新設する横葺き屋根構
造において、ピッチ間隔に対応した断面幅で、面板部の
一側部に軒側成形部、他側部に棟側成形部を形成させ、
かつ少なくとも軒側成形部には、面板屈曲部との間に単
体屋根瓦の厚さに対応する段差間隔を隔てS取付は部を
形成した横葺き屋根板と、横葺き屋根板の端面相互を接
続すると共に、その面板屈曲部、および取付は部に対応
する部分に突き当て部、および固定部を形成した継手捨
て板とを設けたものであるから、既設の屋根構造での前
段側単体屋根瓦の面上に、前段側継手捨て板によって端
面相互間を接続させた前段側番横幕き屋根板の面板部を
載置させ、かつ少なくとも前段側継手捨て板の突き当て
部を後段側単体屋根瓦の段差端面に突き当てることで、
この後段側単体屋根瓦の軒棟方向の移動作用を規制でき
ると共に、また同時に、この操作に伴なって、同後段側
、前段側の各単体屋根瓦の重ね合されたオーバーラツプ
部分上に位置される前段側での継手捨て板の固定部。
および各横葺き屋根板の取付は部を、同オーバーラツプ
部分を通して、それぞれ1着具により既存の屋根下地材
に止着させ、これによって、これらの後段側、前段側の
各単体屋根瓦の剥離作用を規制できるのであり、さらに
、この状態において、前段側横片き屋根板の棟側成形部
に、後段側単体屋根瓦に対応される後段側横幕き屋根板
の軒側成形部を被嵌係合させてゆき、この操作を順次に
縁り返すことによって、各段毎の単体屋根瓦の面上に、
直接、対応する各段毎の横葺き屋根板を所期通りに葺き
上げ得るのである。
また、このようにして既設の屋根構造上に葺き上げられ
る新設の屋根構造は、実質的に既存の単体屋根瓦の表面
部を、継手捨て板で端面接続された横葺き屋根板により
覆うだけの構成であるために、得られる屋根構造全体の
厚さが、従来の二重構造に比較して充分に薄くなるばか
りか、個々列の各単体屋根瓦に対して、個々列の各横葺
き屋根板とその継手捨て板とを対応させ、かつまた、特
に前段側と後段側との各単体屋根瓦の重ね合せ部におい
ては、各継手捨て板の突き当て部による突き当て規制と
、各横葺き屋根板の取付は部、および各継手捨て板の固
定部での止着具による各別の取付は固定とを、両者間に
段差間隔を隔て\併用するようにしたから、あらためて
金属垂木などの介在を必要とせずに、既設、新設屋根構
造の極めて強力な一体化が可能になり、また、これらの
各横葺き屋根板と継手捨て板による新設屋根構造の増加
型量分についても、充分な軽量化を図ることができ、併
せて、外銭体裁を損なう慣れのないのは勿論のこと、葺
き上げ操作が容易で作業性を格段に向上でき、しかも、
全体構造についても、通常の横葺き屋根板とその継手捨
て板の構成に準するのみであるため、頗る簡単で容易か
つ安価に実施し得るなどの優れた特長を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図(a) 、 (b)はこの発明の−・実施例によ
る横葺き屋根構造を既設の屋根構造に適用した状態にお
ける横葺き屋根板部分、および継手捨て板部分の概要を
模式的に示すそれぞれに縦断面図、第2図(a) 、 
(b)は同上横葺き屋根構造の横葺き屋根板部分、およ
び継手捨て板部分における要部の詳細を拡大して示すそ
れぞれに断面斜視図、第3図は同上横葺き屋根構造に用
いる横葺き屋根板と、継手捨て板、および継手カバーと
を取り出して示す分解斜視図、第4図は同上横葺き屋根
構造における横葺き屋根板での継手捨て板、および継手
カバー’<用いた端面接続部分の詳細を拡大して示す断
面図であり、また、第5図および第6図は従来の各別個
による横葺き屋根構造を既設の屋根構造に適用した状態
の概要を模式的に示すそれぞれに縦断面図である。 (八)・・・・既設の屋根構造、(1)・・・・木質垂
木、(2)・・・・下地材、(3)・・・・スレート瓦
(単体屋根瓦)、(3a)・・・・瓦端部相互のオーバ
ーラツプされた段差端面、(3b)・・・・オーバーラ
ツプ部分。 Ut>・・・・重なり幅、(p)・・・・軒棟方向ピッ
チ間隔。 (B)・・・・新設の屋根構造、(11)・・・・横葺
き屋根板、(12)・・・・面板部、(!3)・・・・
軒側成形部、(14)・・・・棟側成形部。 (21)・・・・軒側成形部の前縁部、(22)・・・
・下端縁部、(23)・・・・圧接挿入片部、(24)
・・・・縁曲げ部。 (31)・・・・棟側成形部の挿入係合部、(31a)
・・・・面板屈曲部、(32)・・・・立ち上がり支持
部、(33)・・・・取付は部、(:I4)・・・・縁
曲げ部。 (41)・・・・継手捨て板、(42) 、 (43)
・・・・突条部、(42a)・・・・結合溝、(44)
・・・・折り返し弯山部、(45)・・・・屈曲部、(
46)・・・・突き当て部、(47)・・・・固定部、
(48)・・・・縁曲げ部。 (51)・・・・継手胴、(52)・・・・継手片部。 (61)・・・・継手カバー (62)・・・・前方被
覆部、(63)・・・・挿入片部、(64)・・・・挿
し込み舌片部、(65)・・・・係合鍔。 (シ) ・・・・面板部に対する棟側成形部での取付は
部の段差間隔。 (C)・・・・タッピングネジなどの止着具。 特許出願人   船木商事有限会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 建築物の屋根下地材上に、スレート瓦などの単体屋根瓦
    を、少なくとも端部相互が所定の重なり幅でオーバーラ
    ップされて段差端面を形成するように、所定の軒棟方向
    ピッチ間隔で一連に葺き上げた屋根構造を有し、この既
    設の屋根構造上に、横葺き屋根板を葺き上げて新設する
    横葺き屋根構造であつて、前記ピッチ間隔に対応した断
    面幅で、面板部の一側部に軒側成形部、他側部に棟側成
    形部を形成させ、かつ少なくとも軒側成形部には、面板
    屈曲部との間に単体屋根瓦の厚さに対応する段差間隔を
    隔てゝ取付け部を形成した横葺き屋根板と、横葺き屋根
    板の端面相互を接続すると共に、前記面板屈曲部、およ
    び取付け部に対応する部分に突き当て部、および固定部
    を形成した継手捨て板とを設け、少なくとも前段側単体
    屋根瓦の面上に配して前段側の各横葺き屋根板の端面相
    互を接続する継手捨て板の突き当て部を、後段側単体屋
    根瓦の段差端面に突き当てた状態で、各段単体屋根瓦の
    オーバーラップ部分上に配される取付け部、および固定
    部を、止着具により同オーバーラップ部分を通して前記
    屋根下地材に止着させ、かつ前段側横葺き屋根板の棟側
    成形部に、後段側横葺き屋根板の軒側成形部を被嵌係合
    して葺き上げたことを特徴とする横葺き屋根構造。
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