JPH0245758A - 水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分析方法及び前処理方法並びにクロマトグラフイー用充填剤 - Google Patents

水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分析方法及び前処理方法並びにクロマトグラフイー用充填剤

Info

Publication number
JPH0245758A
JPH0245758A JP63197372A JP19737288A JPH0245758A JP H0245758 A JPH0245758 A JP H0245758A JP 63197372 A JP63197372 A JP 63197372A JP 19737288 A JP19737288 A JP 19737288A JP H0245758 A JPH0245758 A JP H0245758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
silica gel
sample
low
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63197372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2792038B2 (ja
Inventor
Yoshihisa Sudo
良久 須藤
Mitsuo Akiba
光雄 秋葉
Takashi Sakaki
榊 敬史
Yasuyo Takahata
靖世 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAGAKUHIN KENSA KYOKAI
Original Assignee
KAGAKUHIN KENSA KYOKAI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAGAKUHIN KENSA KYOKAI filed Critical KAGAKUHIN KENSA KYOKAI
Priority to JP63197372A priority Critical patent/JP2792038B2/ja
Publication of JPH0245758A publication Critical patent/JPH0245758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2792038B2 publication Critical patent/JP2792038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シリカゲル表面に特定の基を導入してなる変
性シリカゲルを用いた水溶性高分子物質と低分子成分と
が共存する試料の分析方法及び前処理方法並びにクロマ
トグラフィー用充填剤に関する。
〔従来の技術〕
医学、生化学、食品化学、高分子化学等の分野では、蛋
白質と共存する微1成分、例えば血清中に存在する薬物
等を逆相高速液体クロマトグラフィーによって分析する
ことが行なわれており、この場合充填剤としてはシリカ
ゲル表面のシラノール基にオクタデシル基等の疎水性ア
ルキル基を導入したものが、溶離液としては水、アルコ
ール、アセトニトリル等の極性溶媒を主体としたものが
従来より使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、蛋白質と共存する成分を液体クロマトグラフィ
ーで分析するに際し、充填剤として上記疎水性アルキル
キ基導入シリカゲルを用いて試料を前処理をすることな
く直接分析しようとすると、シリカゲル表面に蛋白質が
吸着し、蛋白質のピークと目的成分のピークとが重なっ
て正確な分析が困難となったり、シリカゲル表面上に蛋
白質が沈着し、充填剤を劣化させたり、カラムをつめた
りする。このため、蛋白質を含む試料に対しては。
前処理として溶媒抽出操作や蛋白質の沈殿除去操作等の
除蛋白処理を施すことが不可欠であり、従って分析操作
が著しく繁雑になるものであった。
なお、蛋白質が吸着したり沈着したりすることのない液
体グロマトグラフイー用充填剤として。
シリカゲルの細孔内面部に疎水基を導入すると共に、外
表面部に親水性有機基を導入した部分親水化シリカゲル
が知られている(特開昭62−158LL3号公報参照
)。上記部分親水化シリカゲルは、親水性と疎水性の両
者の性質を兼ね備えた特異な性状を有する。しかしなが
ら、この部分親水化シリカゲルは、その製造に当り、オ
クタデシル基等の疎水基を導入したシリカゲルにプラズ
マ処理を施すことによりシリカゲル外表面のシラノール
基を顕出させた後、このシラノール基に親水性有機基を
導入するという操作を要し、製造工程が複雑である。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、蛋白質が吸
着したり沈着したりすることがなく、従って蛋白質と共
存する成分を分析又は分離分取する場合でも試料に除蛋
白前処理を施す必要がなく、このため試料をクロマトグ
ラフィーに直接注入して目的成分を迅速、簡便かつ正確
に分析又は分離分取することを可能にすると共に、蛋白
質の沈着によって劣化することのない変性シリカゲルを
用いた水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料
の分析方法及び前処理法並びにクロマトグラフィー用充
填剤を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明は、上記
目的を達成するため、表面シラノール基の水素原子の一
部又は全部をけい素原子を介して下記式(1) %式%(1) (但し、Aは炭素数2〜24の疎水基、Bは親水基を示
す。) に示す基で置換してなる変性シリカゲルを充填したクロ
マトグラフィー用カラムを逆相系で用い、水溶性高分子
物質と低分子成分とを含む試料中の上記高分子物質を溶
出させた後、上記低分子成分を分a溶出して、上記高分
子物質と分離した低分子成分を検出することを特徴とす
る水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分
析方法を提供する。
また、本発明は、表面シラノール基の水素原子の一部又
は全部をけい素原子を介して下記式(1)%式%(1) (但し、Aは炭素2〜24の疎水基、Bは親水基を示す
。) に示す基で置換してなる変性シリカゲルをクロマトグラ
フの前処理カラムに充填し、該前処理カラムに水溶性高
分子物質と低分子成分とを含む試料を通し、該カラムに
上記試料中の低分子成分を分離して保持すると共に、上
記高分子物質を溶出除去することを特徴とする水溶性高
分子物質と低分子成分とが共存する試料の前処理方法を
提供する。
更に1本発明は、表面シラノール基の水素原子の一部又
は全部をけい素原子を介して下記式(2)に示す基で置
換した変性シリカゲルからなるクロマトグラフィー用充
填剤を提供する。
−x−y            ・・・ (2)(但
し、Xは炭素数4〜24の疎水基、Yは−CHOH−C
H2OH基を含む基を示す。)本発明において9表面シ
ラノール基の水素原子の一部又は全部をけい素原子を介
して上記(1)式又は(2)式の基で置換した変性シリ
カゲルは、(1)式及び(2)式の基が親水性部と疎水
性部とから構成されているので、疎水性部がシリカゲル
表面近くに位置し、かつ親水性部がシリカゲル表面から
遠ざかった状態で、多数の分子がシリカゲル表面に配列
している構造を有し1分子の集合としてみると、シリカ
ゲル表面に近い部分は親油性、遠い部分は親水性である
層構造が多数の分子によって構成されている。それ故、
この変性シリカゲルは親水性と疎水性の両者の性質を兼
ね備えた特異な性状を有し、特に蛋白質等の水溶性高分
子物質を吸着も沈着もさせず、従って蛋白質等の水溶性
高分子物質と共存する成分の分析、分取、前処理カラム
の充填剤としてこの変性シリカゲルを用いると、目的成
分のみがこの充填剤に保持され、水溶性高分子物質は保
持されることなく直ちに溶出する。従って、上記変性シ
リカゲルを分析カラム用充填剤として用いた場合、試料
に除蛋白前処理等の高分子物質除去処理を施す必要がな
く、蛋白質等を含む試料を直接クロマトグラフに注入し
て迅速、簡便かつ正確に目的成分を分離、分析し得ると
共に、蛋白質等の高分子物質の沈着によって劣化するこ
とがない。また前処理カラム用充填剤として用いた場合
、蛋白質等を除去して目的成分のみを容易に濃縮できる
。更に、本発明充填剤は、後述するようにシリカゲルと
特定化合物とを反応させることにより容易に製造するこ
とができる。なお、表面シラノール基の水素原子を上記
(1)式の基で置換した変性シリカゲルのうちAが炭素
数3の疎水基であるものは従来ゲル浸透クロマトグラフ
ィー用充填剤として用いられているが、この変性シリカ
ゲルを水溶性高分子物質と共存する低分子成分を分析す
るため等の逆相高速液体クロマトグラフィー用充填剤と
して用いルコトは本発明者の新知見である。また、(1
)式の基で置換した変性シリカゲルのうちAが炭素数4
〜24の疎水基であり、Bが一部 HOHCHz○H基
を含む基であるもの、即ち請求項3の充填剤は本発明者
の見い出した新規物質であり、上述した特異な性状の故
に液体クロマトグラフィーの他、薄層クロマトグラフィ
ー用等として有効に使用されるものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に用いる変性シリカゲルは、上述したように表面
シラノール基の一部又は全部をけい素原子を介して上記
(1)式又は(2)式の基で置換したものである。第1
図はこれを模型的に示したもので、1はシリカゲル、2
は細孔であり、表面層3に親水性基B、Y、その内側層
に疎水性基A。
Xが配列している。
また、この変性シリカゲルとしては下記式(1a)〜(
1d)に示すものを挙げることができる。
なお、上記(1a)〜(1d)式においてA。
Bは上記と同じもの ah、 R2はそれぞれ炭素数1
〜5のアルキル基又は水酸基を示す。また、(1d)式
に示すように、OH基同士が分子間でエーテル結合して
いるものも存在する。
ここで、上記変性シリカゲルにおいて、疎水基A、Xと
しては例えばアルキル基、アルキレン基。
ハロゲン化アルキル基等を挙げることができる。
なお、蛋白質と目的成分とが共存する試料をクロマトグ
ラフに直接注入する場合、蛋白質が移動相中の有機溶媒
によって変性し、沈殿することがあるため、これを防止
する目的で移動層中の有機溶媒含有量を所定濃度以下に
制限する必要が生じることがあり、この場合試料が溶出
しない。しかし。
本発明充填剤においては、疎水基A、Xの種類を選定し
、疎水基の疎水性を適宜設定することにより、親油性の
高い目的成分でも有機溶媒の含有量を高めることなく溶
出させ得、これにより広範囲の目的成分を分析すること
ができる。
また、親水基Bとしては例えば−CH,OH基を含む基
、−CHoH−CH,OH基を含む基、アミド基、ケト
ン基、エーテル基、シアノ基、アミノ基、四級アンモニ
ウム基、カルボキシル基等を挙げることができる。
なお、表面シラノール基の上記(1)又は(2)式の基
による置換率は10〜100%であることが好ましい。
本発明に用いる変性シリカゲルの粒子形状に制限はなく
、球状、破砕状等の適宜形状とすることができる。また
1粒径、細孔の大きさ、表面積等も適宜選定されるが、
本発明においては細孔の口径を60〜120人とするこ
とが望ましく、これにより蛋白質が細孔内に入り込み、
カラム内で保持されるのを防止すると共に、目的成分は
低分子であるので上記細孔内に自由に出入りし得、カラ
ムに保持されるものである。
本発明に用いる変性シリカゲルの製法に限定はないが、
シリカゲルと下記式(3)、即ちR+ (但し、(3)式においてA、Bは上記と同じもの、R
’、R’、R’はそれぞれハロゲン原子、炭素数1〜5
のアルキル基又は−OH基(Rは炭素数1〜5のアルキ
ル基である)を示すが、R4R5,R’の少なくとも1
つはハロゲン原子又は−OH基である。) で示される化合物とを反応させる二とにより容易に得る
ことができる。
なお、上記(3)式の化合物として、具体的には下記の
ものを例示することができる。但し、Meはメチル基、
Etはエチル基、nは2〜24の整数である。
CHl (Et○)2S i  (4H@−0−CH□−C−C
ソ Q (CH,)、5i−C,H6−CN CH,S i −C,H,−CN (CH30)3S i −C,H,−CN〔発明の効果
〕 以上説明したように、本発明においては、充填剤に蛋白
質等の水溶性高分子物質が吸着も沈着もしないので、蛋
白質等の水溶性高分子物質と共存する目的成分の迅速、
簡便かつ正確な分析が可能であり、かつ濃縮も容易に行
なうことができると共に、充填剤が蛋白質等の沈着によ
って劣化することがないものである。即ち水溶性高分子
物質として蛋白質を例として説明すれば、本発明で充填
剤として用いる変性シリカゲルは蛋白質と全く相万作用
をせず、従って充填剤に対して蛋白質の吸着や沈着がな
いので、蛋白質と目的成分とを同時にこの充填剤を充填
したカラムに導入すると、目的成分はこの充填剤の疎水
基に保持されるのに対して蛋白質はそのままカラム外に
排出される。従って、蛋白質と共存する微量成分を分析
する場合、従来のように面倒な除蛋白処理を必要とせず
、本発明変性シリカゲルを充填したカラムに試料を通す
だけで、最初に蛋白質が確実に分離溶出され、微量成分
は保持されるのでこれを簡単に分析できる。また、本発
明変性シリカゲルは、このような性質を利用して前処理
カラムに目的成分のみを濃縮する場合、及び分取等にも
好適に用いられる。
以下、実施例を示し1本発明を具体的に説明するが1本
発明は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例〕
下記方法によりN001〜8の本発明充填剤を製造した
aユよ(3−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン
によりシリル化した充填剤)細孔径約60人、平均粒径
5−の球状シリカゲルLogを減圧中120℃で2時間
乾燥した後、水0.64加えて含水した。このシリカゲ
ルを三ツロフラスコに入れ、トルエン35−100%p
−トルエンスルホン酸、アセトニトリル溶液200成、
3−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン5mQを
加え、110℃で16時間加熱した。冷却後、ガラスフ
ィルターを用いて吸引濾過し、更にトルエン200Ia
Q、アセトン200IIIQの順で洗浄し、ガラスフィ
ルターを用いて吸引濾過した。
このシリカゲルを200aQナスフラスコにとり。
101N硫酸水溶液50mQを加え、1時間加熱還流し
た。冷却後、グラスフィルター(G4)を用いて吸引濾
過し、水200mQで洗浄し、吸引濾過した1次にシリ
カゲルを再度200IIIQナスフラス:I ニド4J
、10n+MIJン酸緩衝液(pH8,0)50−を加
え、1時間加熱還流した。冷却後、グラスフィルター(
G4)を用いて吸引濾過し、水200−、メタノール1
00d、ジエチルエーテル100dの順で洗浄し、吸引
濾過した後、真空乾燥器にて60°Cで2時間乾燥し、
本発明充填剤を得た。
eユ」工(−官能性シリル化剤で3−グリコキシアルキ
ルシリル化した充填剤) シリル化剤としてジメチェルエトキシー3−グリシドキ
シプロピルシランを用い、上記No、1と同じ方法で製
造した。
eユ良工(アルキル基の異なるシリル化剤で3−グリコ
キシアルキルシリル化した充填剤)シリル化剤として4
−グリシドキシブチルトリメトキシシランを用い、上記
No、1と同じ方法で製造した。但し、シリル化剤の量
は2.611IQ。
加水分解時間は各1時間とした。
遇5哄」1N−隻工A工(同上) シリル化剤として4−グリシドキシ−1−メチルブチル
トリメトキシシランを用い、上記N001と同じ方法で
製造した。但し、シリル化剤の量は2.8 mQ、加水
分解時間は各1時間とした。
笑」1剤」(旦よ」−(同上) シリル化剤として6−ゲリシドキシヘキシルトリメトキ
シシランを用い、上記No、1と同じ方法で製造した。
但し、シリル化剤の量は2.9 aQ。
加水分解時間は各1時間とした。
aユ6(エーテル結合を含まないシリル化剤でジヒドロ
キシアルキルシリル化した充填剤)シリル化剤として2
− (3,4−エポキシシクロヘキシルエチル)トリメ
トキシシランを用い、上記No、1と同じ方法で製造し
た。但し、シリル化剤の量は2.6d、加水分解時間は
各1時間とした。
Al共」1y」と11−(同上) シリル化剤として1,2−エポキシへキシルトリメトキ
シシランを用い、上記N001と同じ方法で製造した。
但し、シリル化剤の量は2.4d。
加水分解時間は各1時間とした。
j[哄J乱下二免よ」ヨ■−同上) シリル化剤として1.2−エポキシオクチルトリメトキ
シシランを用い、上記No、1と同じ方法で製造した。
但し、シリル化剤の量は2.6d、加水分解時間は各3
時間とした。
次に、上記N001〜8の充填剤をそれぞれ内径4.6
園、長さ1501のステンレス製カラムに平衡スラリー
法によって充填し、充填カラムを作成すると共に、これ
ら充填カラムを用いて下記に示す牛血清アルブミンの回
収試験、ベンゼン及びナフタレンの分析試験及び血清試
料注入試験を行なった。
血′アルブミンの口 各カラムに下記分析条件で牛血清アルブミンを通し、そ
の回収率を調べた。結果を第1表に示す。
分析条件; 試  料 1%血清アルブミン/100mMリン酸緩衝
液(pH6,8) 移動相 アセトニトリル:100mMリン酸緩衝液(2
0:80) 流   速  1 d / win 検出波長 295nm 第1表 上記各カラムを用い、下記分析条件でウラシル、ベンゼ
ン及びナフタレンの混合溶液の分析を行ない、各成分の
保持時間を調べた。結果を第2表に示す。
分析条件; 移動相 アセトニトリル:水(10:90)、但し、N
o、4及びNo、8の充填剤を用いたカラムの場合はア
セトニトリル:水(30ニア0) 速  1 mQ / ff1in 流 検出波長 254nm 第2表 流    速 検出波長 試料注入量 剤を充填したカラムの場合は1o: 90、No、5.No、8の充填剤を 充填したカラムの場合は20:80) 1mQ/n+in 20n11 20越 第  3  表 カルバマゼピン10 p4< / mQを含む血清を下
記分析条件で上記N o 、 1 、 N o 、 5
 、 N o 、 8の充填剤を充填したカラムに直接
注入し、カルバマゼピンの分析を行なった。得られたク
ロマトグラムを第3表の通り第2〜4図に示す。
分析条件; 移 動 相 アセトニトリル:100mMリン酸緩衝液
(pH6,8)(No、1の充填 フェノパルビタール40Pg/d、フェニトイン20q
/mQ及びカルバマゼピン10./mQを含む血清を下
記分析条件で上記N o 、 2の充填剤を充填したカ
ラムに直接注入し、分析を行なった。得られたクロマト
グラムを第5図に示す。
分析条件; 移 動 相 テトラヒド口フラン:アセトニトリル:1
00mMリン酸緩衝液(pH 6,8)  (5: 5 : 90) 流    量  1d/min 検出波長 220nm 試料注入量 10d 次に6−グリシドキシへキシルシリル化したシリカゲル
をカラムに充填して前処理カラムとして用い、第6図に
示す装置を用いてカラムスイッチング法によって血清中
カルバマゼピンの分析を行なった。この場合、前記No
、5の充填剤を内径4.6m、長さ30閤のステンレス
製カラムに平衡スラリー法によって充填し、前処理用充
填カラムを作成した。また、まず前処理用移動相をバル
ブの点線で示す流路に流すことにより前処理カラムに試
料を濃縮した後、バルブを切り換え、分析用移動相をバ
ルブの実線で示す流路に流すことにより前処理カラム中
の試料を分析カラムに導入した。この処理装置付き高速
液体クロマトグラフによってカルバマゼピン1olLg
/raを含む血清を下記条件で分析した。得られたクロ
マトグラムを第7図に示す。
この方法は、極微量成分を簡単に前処理カラムに濃縮で
きるので、血清中の極微量代謝化合物の分析等に有効で
ある。
前処理条件; 移 動 相 100mMリン酸緩衝液(PH6,8)流
     速  1 mQ / win前処理時間 1
0m1n 試料注入量 2〇− 分析条件; 分析用カラム ODS (4,6mmφX150m5L
、)移 動 相 アセトニトリル:100n+Mリン酸
緩衝液(pH6,8)(30: 70)流      
速  l mQ / win測定波長22りn+m 以上の結果より、本発明の変性シリカゲルは、蛋白質等
の水溶性高分子物質を吸着しないと共に。
液体クロマトグラフィー用充填剤として優れた性質を有
することが認められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる変性シリカゲルを模型的に説明
する説明図、第2図乃至第5図はそれぞれ本発明分析方
法によって血清中のカルバマゼピン等を分析したクロマ
トグラム、第6図は前処理カラムを用いた分析装置を示
す概略図、第7図は本発明前処理方法によって前処理カ
ラムに血清中のカルバマゼピンを濃縮し、このカルバマ
ゼピンをODSカラムで分析したクロマトグラムである
。 出願人  財団法人 化学品検査協会 代理人  弁理士 小 島 隆 司 第2図 第5図 第6図 前処′IL用移動相

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面シラノール基の水素原子の一部又は全部をけい
    素原子を介して下記式(1) −A−B・・・(1) (但し、Aは炭素2〜24の疎水基、Bは親水基を示す
    。) に示す基で置換してなる変性シリカゲルを充填したクロ
    マトグラフィー用カラムを逆相系で用い、水溶性高分子
    物質と低分子成分とを含む試料中の上記高分子物質を溶
    出させた後、上記低分子成分を分離溶出して、上記高分
    子物質と分離した低分子成分を検出することを特徴とす
    る水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分
    析方法。 2、表面シラノール基の水素原子の一部又は全部をけい
    素原子を介して下記式(1) −A−B・・・(1) (但し、Aは炭素数2〜24の疎水基、Bは親水基を示
    す。) に示す基で置換してなる変性シリカゲルをクロマトグラ
    フの前処理カラムに充填し、該前処理カラムに水溶性高
    分子物質と低分子成分とを含む試料を通し、該カラムに
    上記試料中の低分子成分を分離して保持すると共に、上
    記高分子物質を溶出除去することを特徴とする水溶性高
    分子物質と低分子成分とが共存する試料の前処理方法。 3、表面シラノール基の水素原子の一部又は全部をけい
    素原子を介して下記式(2)に示す基で置換した変性シ
    リカゲルからなるクロマトグラフィー用充填剤。 −X−Y・・・(2) (但し、Xは炭素数4〜24の疎水基、Yは−CHOH
    −CH_2OH基を含む基を示す。)
JP63197372A 1988-08-08 1988-08-08 水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分析方法及び前処理方法並びにクロマトグラフイー用充填剤 Expired - Fee Related JP2792038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63197372A JP2792038B2 (ja) 1988-08-08 1988-08-08 水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分析方法及び前処理方法並びにクロマトグラフイー用充填剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63197372A JP2792038B2 (ja) 1988-08-08 1988-08-08 水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分析方法及び前処理方法並びにクロマトグラフイー用充填剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0245758A true JPH0245758A (ja) 1990-02-15
JP2792038B2 JP2792038B2 (ja) 1998-08-27

Family

ID=16373406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63197372A Expired - Fee Related JP2792038B2 (ja) 1988-08-08 1988-08-08 水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分析方法及び前処理方法並びにクロマトグラフイー用充填剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2792038B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010528A1 (ja) * 2003-07-28 2005-02-03 Reverse Proteomics Research Institute Co., Ltd. 非特異的物質の除去方法
WO2005036173A1 (ja) * 2003-10-14 2005-04-21 Reverse Proteomics Research Institute Co., Ltd. 非特異的物質の除去方法
JP2006312117A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Canon Inc 生理活性物質の分離用材料及びその製造方法
JP2009198252A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Fuji Silysia Chemical Ltd シリカゲル、クロマトグラフ装置、分離方法、及びシリカゲルの製造方法
JP2015193711A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 信越化学工業株式会社 粘着剤組成物、粘着偏光板及び液晶表示装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573043A (en) * 1980-05-05 1982-01-08 Varian Associates Production of mixed phase chromatography composite

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573043A (en) * 1980-05-05 1982-01-08 Varian Associates Production of mixed phase chromatography composite

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010528A1 (ja) * 2003-07-28 2005-02-03 Reverse Proteomics Research Institute Co., Ltd. 非特異的物質の除去方法
WO2005036173A1 (ja) * 2003-10-14 2005-04-21 Reverse Proteomics Research Institute Co., Ltd. 非特異的物質の除去方法
JPWO2005036173A1 (ja) * 2003-10-14 2006-12-21 株式会社リバース・プロテオミクス研究所 非特異的物質の除去方法
JP4491419B2 (ja) * 2003-10-14 2010-06-30 株式会社リバース・プロテオミクス研究所 非特異的物質の除去方法
JP2006312117A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Canon Inc 生理活性物質の分離用材料及びその製造方法
JP2009198252A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Fuji Silysia Chemical Ltd シリカゲル、クロマトグラフ装置、分離方法、及びシリカゲルの製造方法
JP2015193711A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 信越化学工業株式会社 粘着剤組成物、粘着偏光板及び液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2792038B2 (ja) 1998-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Badawy et al. A review of the modern principles and applications of solid-phase extraction techniques in chromatographic analysis
KR100359189B1 (ko) 마이크로-또는세미-마이크로컬럼을갖는액체크로마토그래프
US4131544A (en) Macroencapsulated sorbent element and process for using the same
US7740763B2 (en) Capillary-channeled polymeric fiber as solid phase extraction media
McDowall Sample preparation for biomedical analysis
McDowall et al. Liquid—solid sample preparation in drug analysis
Moors et al. Analyte isolation by solid phase extraction (SPE) on silica-bonded phases: classification and recommended practices (Technical Report)
Walker et al. Solid-phase extraction in clinical biochemistry
US5559039A (en) Method of using liquid column packing materials
JP3444900B2 (ja) 液体クロマトグラフィ及びカラム充填剤
EP0228090B1 (en) Partially hydrophilicized silica sel and process for producing the same
JP2782470B2 (ja) グリコヘモグロビンの分離方法および分離装置並びに分離カラム
Sobańska Emerging or underestimated silica-based stationary phases in liquid chromatography
JPH0245758A (ja) 水溶性高分子物質と低分子成分とが共存する試料の分析方法及び前処理方法並びにクロマトグラフイー用充填剤
JPH0338891B2 (ja)
EP2090361A1 (en) Improved chromatography resin, and methods and devices related thereto.
JP3377516B2 (ja) 蛋白質と炭素鎖が結合した担体
JP3995935B2 (ja) クロマトグラフィー用充填剤
CN105921116B (zh) 具有混合作用模式的阳离子交换固相萃取材料及其制备方法和应用
Fornstedt et al. Chiral assay of atenolol present in microdialysis and plasma samples of rats using chiral CBH as stationary phase
Theodoridis et al. Modern sample preparation methods in chemical analysis
CN113341011A (zh) 一种用于萃取和富集PAHs的固相萃取材料及其在多环芳烃化合物检测的应用
JP3628495B2 (ja) カテコールアミンの分析方法及び分析装置
JPH0461809B2 (ja)
JPH0468244B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees