JPH0243863Y2 - - Google Patents

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JPH0243863Y2
JPH0243863Y2 JP1985167231U JP16723185U JPH0243863Y2 JP H0243863 Y2 JPH0243863 Y2 JP H0243863Y2 JP 1985167231 U JP1985167231 U JP 1985167231U JP 16723185 U JP16723185 U JP 16723185U JP H0243863 Y2 JPH0243863 Y2 JP H0243863Y2
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JP
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raceway surface
frequency coil
hardening
coil
bearing
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JP1985167231U
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JPS6275061U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− この考案は、ベアリングの内輪または外輪に刻
設された軌道面の焼き入れに使用する高周波焼き
入れ装置、特にその高周波コイルの形状に関する
ものである。
−従来の技術− 第4,5図に示すように、ベアリングの内輪又
は外輪19に設けられた軌道面20の焼き入れに
使用される高周波焼き入れ装置18aの従来の高
周波コイル5aは、中空の角管を正面(焼き入れ
面側)から見て矩形(第7図参照)に形成し、そ
の短辺を中央付近で屈曲して側方より見て半円状
としたものである。
このような従来形状の高周波コイル5aを装着
した高周波焼き入れ装置18aでベアリング19
の軌道面20を焼き入れしようとすると、第5図
に示すように、軌道面20の両側の突出部分2
3,24の焼き入れが深くなり、全体として焼き
入れの深さは不均一となる。これは、一般に高周
波電流は周波数が増えるに従つて導体表面の突出
部分又は周縁に集中して流れる性質があり、ま
た、突出部分は一般に導体の他の部分よりは熱容
量が小さいから、導体表面の突出部分またはこれ
に類する部分がその中央部分より誘導加熱され易
いためである。
そこで、従来は軌道面20の両側の突出部分2
3,24の焼き入れが深くならないように、突出
部分23,24に向けて設けた噴射ノズルで冷却
水を噴射してこの部分23,24の温度上昇を抑
えていた。
−考案が解決しようとする問題点− このような従来装置18aでは、高周波コイル
5aで誘導加熱された軌道面20全体を焼き入れ
するために高周波コイル5aの移動方向と反対側
の側近に設ける注水孔のほかに、軌道面の両側の
突出部分23,24を局部的に冷却するための噴
射ノズルが必要となり装置が複雑になつていた。
更に軌道面の焼き入れ深さを同じにするため
に、この噴射ノズルから噴き出す冷却水の水量を
調整しなければならず、焼き入れ作業が煩雑で熟
練を必要としていた。
本考案は上記問題点を解決して、噴射ノズルの
ような局部的な冷却手段を設けなくても均一な焼
き入れをすることができる軌道面の高周波焼き入
れ装置を得ることを目的としている。
−問題点を解決するための手段− 図面に付した符号を用いて説明すると、本考案
に係る高周波焼き入れ装置18は、ベアリングの
内輪または外輪19に設けられた軌道面20に沿
つて側面形状をベアリングの軌道面20に沿う半
円状にした高周波コイル5を連続移動させて該軌
道面20の表面を高周波誘導加熱によつて焼き入
れするもので、高周波コイル5の正面形状(軌道
面20側から見た形状)を軌道面20の延在方向
の長軸を有する楕円ないし長円に形成したことを
特徴とするものである。
−作用− 高周波コイル5の正面形状をベアリングの軌道
面20の延在方向の長軸を有する楕円ないし長円
形にすることにより、即ち高周波コイル5の長手
方向の端部25を正面(焼き入れ面側)から見て
円弧状とすることにより、第6図に示すように、
軌道面20の側縁部27,27に対向するコイル
の加熱面の長さlが第7図の従来の矩形形状のも
のより短くなる。ここで第6図および第7図の2
8は、焼き入れ途中のある瞬間にコイル5または
5aに対向しているベアリングの軌道面20の領
域部分を示す。一方、軌道面20の中心部29に
対向するコイル5の加熱面の長さdは変わらない
ので、ベアリングの軌道面20の突出部分23,
24のみが局部的に加熱されることがなくなり、
局部的な冷却手段を設けなくても軌道面全体を均
一の深さに焼き入れできる。
−実施例− 第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示し
たもので、第1図は装置全体の斜視図、第2は高
周波コイルの正面図、第3図は同側面図である。
図中、1,2は絶縁体3を挟んで重合された電
極板、4は該電極板1,2および絶縁板3に穿設
された取付孔、総体的に示す5は高周波コイルで
あり、該コイル5は銅等の導電体からなる中空の
角管を正面から見て楕円形に屈曲し、更に側方か
ら見て半円状に屈曲したものである。6は高周波
コイル5の中央に嵌装された線コア、7,8は高
周波コイル5から垂直方向に延びる頚部、9,1
0は頚部7,8の先端に固着されたL字形の径大
な電極固着部、11,12は該固着部9,10に
設けられた冷却水の給水口および排水口である。
13,14は各々の電極板2,3の3辺に周回さ
せて設けた電極板の冷却管、15は冷却管13,
14相互を連結するホース、16,17は冷却管
の先端に設けられた給水口および排水口である。
このように形成された高周波焼き入れ装置18
は、ベアリングの外輪19に設けられた軌道面2
0に沿つて旋回駆動する腕に取付孔4を介して取
付られ、同時に高周波発生電源とも接続される。
焼き入れをする際には、高周波コイル5を外輪1
9の軌道面20と所定の間隔を隔てて対峙させ、
給水口11,16から冷却水を通水してコイル5
に高周波電流を通電しながら軌道面20に沿つて
連続移動させる。第1図の26は高周波コイル5
により加熱された軌道面20を急冷する冷却水の
注水口で高周波コイル5の移動方向と反対側に設
けられ、第1図の矢印の方向に装置を移動させな
がら連続的に軌道面の焼き入れを行う。
−効果− 本考案に係る軌道面の高周波焼き入れ装置によ
れば、ベアリングの軌道面の両側の突出部分が局
部的に過熱されることもなく、軌道面全体を均一
な深さに焼き入れすることができる。従つて軌道
面を局部的に冷却するための噴射ノズル等の特別
の手段を必要としないので、装置の構造も簡単に
なり、焼き入れに熟練を要せず作業が簡単とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示し
たもので、第1図は装置全体の斜視図、第2図は
高周波コイルの正面図、第3図は同側面図であ
る。第4図および第5図は従来装置を示したもの
で、第4図は装置全体の斜視図、第5図はベアリ
ング軌道面の焼き入れ深さを示す説明図である。
第6図および第7図はこの考案の焼き入れ装置と
従来の焼き入れ装置の作用の相異を示す説明図
で、第6図はこの考案のコイルに対向する領域を
示す軌道面の部分展開図、第7図は従来のコイル
に対向する領域を示す軌道面の部分展開図であ
る。 図中、1:電極板、2:電極板、3:絶縁体、
5:高周波コイル、6:線コア、7,8:頚部、
9,10:電極固着部、18:焼き入れ装置、1
9:ベアリングの外輪、20:軌道面、23,2
4:突出部分、27:コイルに対向する領域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベアリングの内輪または外輪に設けられた軌道
    面20に沿つて側面形状を該軌道面に沿う半円状
    にした高周波コイル5を連続移動させて該軌道面
    の表面を高周波誘導加熱によつて焼き入れする軌
    道面の高周波焼き入れ装置において、高周波コイ
    ル5の正面形状を前記軌道面20の延在方向の長
    軸を有する楕円ないし長円に形成したことを特徴
    とする、軌道面の高周波焼き入れ装置。
JP1985167231U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0243863Y2 (ja)

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JP1985167231U JPH0243863Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP1985167231U JPH0243863Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Publication Number Publication Date
JPS6275061U JPS6275061U (ja) 1987-05-14
JPH0243863Y2 true JPH0243863Y2 (ja) 1990-11-21

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