JPH0243342A - 高硬度オーステナイト鋳鉄 - Google Patents
高硬度オーステナイト鋳鉄Info
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- JPH0243342A JPH0243342A JP19481988A JP19481988A JPH0243342A JP H0243342 A JPH0243342 A JP H0243342A JP 19481988 A JP19481988 A JP 19481988A JP 19481988 A JP19481988 A JP 19481988A JP H0243342 A JPH0243342 A JP H0243342A
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- hardness
- cast iron
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- iron
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- Pending
Links
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 11
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Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は優れた耐食性と耐摩耗性を兼備えて、耐食性を
必要とする摺動部材、たとえば低質重油使用内燃機関の
シリンダライナ等に好適な高硬度オーステナイト鋳鉄に
関する。
必要とする摺動部材、たとえば低質重油使用内燃機関の
シリンダライナ等に好適な高硬度オーステナイト鋳鉄に
関する。
（従来の技術およびその問題点）
シリンダライナはピストンリングと摺動しつ＼気密性を
保持しなければならないことから、基本的には耐摩耗性
七面帽焼付性が必要とされる。従って組織中に適当な大
きさのＡ型黒鉛を晶出させて耐焼付性を向上さセると共
に、炭化物を分散させて耐摩耗性を付与した特殊鋳鉄鋳
物が用いられている。しかし使用燃料が３分の多い低質
重油の場合の、ＳＯ□等の発生に伴う腐食に対する格別
の考慮がなされておらず、従って同腐食による潤滑性、
耐摩耗性の低下が問題であった。
保持しなければならないことから、基本的には耐摩耗性
七面帽焼付性が必要とされる。従って組織中に適当な大
きさのＡ型黒鉛を晶出させて耐焼付性を向上さセると共
に、炭化物を分散させて耐摩耗性を付与した特殊鋳鉄鋳
物が用いられている。しかし使用燃料が３分の多い低質
重油の場合の、ＳＯ□等の発生に伴う腐食に対する格別
の考慮がなされておらず、従って同腐食による潤滑性、
耐摩耗性の低下が問題であった。
一方耐食性及び耐熱性に優れ、加工性に冨む鋳鉄として
、ニレジストとして知られる高Ｎｉ含有のオーステナイ
ト鋳鉄があり、耐食性、耐熱性の面から上記低質重油用
シリンダライナとしての適性を有しているもの一１耐焼
付性の向上を回ってＡ型黒鉛晶出の鋳物とした場合、そ
の硬度がＨＲＢ８０以下であって、硬度ひいては耐摩耗
性の点からは不適性材料であった。
、ニレジストとして知られる高Ｎｉ含有のオーステナイ
ト鋳鉄があり、耐食性、耐熱性の面から上記低質重油用
シリンダライナとしての適性を有しているもの一１耐焼
付性の向上を回ってＡ型黒鉛晶出の鋳物とした場合、そ
の硬度がＨＲＢ８０以下であって、硬度ひいては耐摩耗
性の点からは不適性材料であった。
本発明は以上の実情にｔ−ｙ、」＝記高Ｎｉオーステナ
イト鋳鉄の特性を…わずその硬度を向上させ、低質重油
用の内燃機関のシリンダライナ等耐食性を必要とする摺
動部材に好適な材料の提供を目的としてなされたもので
ある。
イト鋳鉄の特性を…わずその硬度を向上させ、低質重油
用の内燃機関のシリンダライナ等耐食性を必要とする摺
動部材に好適な材料の提供を目的としてなされたもので
ある。
（問題点を解決するための手段）
従って上述の目的達成のために本発明において採用した
特徴的手段は、重量百分率で、Ｃ：２．９〜３．３％、
Ｓｉ ： １．８〜２．２％Ｍｎ ： ０．８〜１．
２％、 Ｐ ： ０．２５〜１．０％Ｃｒ ： ２．０
〜４．０％、 Ｎｉ ： １２．０〜１６．０％Ｃｕ
： ５．５〜７．５％、 Ｎｂ ： ０．１〜０．３％
Ｖ：Ｑ、１〜０．３％、 Ｂ：０．０１〜０．０４％残
部実質的にＦｅより成るようにした点にある。
特徴的手段は、重量百分率で、Ｃ：２．９〜３．３％、
Ｓｉ ： １．８〜２．２％Ｍｎ ： ０．８〜１．
２％、 Ｐ ： ０．２５〜１．０％Ｃｒ ： ２．０
〜４．０％、 Ｎｉ ： １２．０〜１６．０％Ｃｕ
： ５．５〜７．５％、 Ｎｂ ： ０．１〜０．３％
Ｖ：Ｑ、１〜０．３％、 Ｂ：０．０１〜０．０４％残
部実質的にＦｅより成るようにした点にある。
（実施例）
以下に本発明を詳述するが、既述のように本発明は従来
ニレジストとして知られる高Ｎｉオーステナイト鋳鉄の
範晴に入る耐食性合金鋳鉄に、適量のＮｂ、 Ｖ及びＢ
を添加して、自動車エンジン等苛酷条件で使用のシリン
ダライナにも適用可能な硬度、ひいては耐摩耗性をもた
せるようにしたものであり、先ず各成分の限定理由を示
すと次のようである。尚、単位は重量％である。
ニレジストとして知られる高Ｎｉオーステナイト鋳鉄の
範晴に入る耐食性合金鋳鉄に、適量のＮｂ、 Ｖ及びＢ
を添加して、自動車エンジン等苛酷条件で使用のシリン
ダライナにも適用可能な硬度、ひいては耐摩耗性をもた
せるようにしたものであり、先ず各成分の限定理由を示
すと次のようである。尚、単位は重量％である。
Ｃ：２．９ 〜３．３ ％
Ｃは炭化物及び黒鉛生成のために必要な成分であり、２
．９％未満ではＡ型黒鉛が晶出し難く、又３．３％を越
した場合、晶出する黒鉛が多くなり、この為硬度低下を
きたす。
．９％未満ではＡ型黒鉛が晶出し難く、又３．３％を越
した場合、晶出する黒鉛が多くなり、この為硬度低下を
きたす。
Ｓｉ ： １．８〜２．２％
Ｓｉは、Ｃと同様１．８％未満では黒鉛の晶出が悪く、
又２．２％を越えた場合硬度低下をきたす。
又２．２％を越えた場合硬度低下をきたす。
Ｍｎ ： ０．８〜１．２％
０．８％未満では硬度が得られず、１．２％を越えた場
合、硬度が高くなり加工困難となる。
合、硬度が高くなり加工困難となる。
Ｐ：０．２５〜１．０％
０．２５％未満では硬度を得る為のステダイトの発生が
少なく、又１．０％を越えた場合、逆に過多になり、も
ろくなる。
少なく、又１．０％を越えた場合、逆に過多になり、も
ろくなる。
Ｃｒ ： ２．０〜４．０％
Ｎｉ ： １２．０〜１６．０％
Ｃｕ ： ５．５〜７．５％
通常ニレジスト鋳鉄を得る為に添加するもので、通常使
用されている範囲である。
用されている範囲である。
Ｎｂ：０．１ 〜０．３ ％
Ｎｂは基地硬度を向上させるための添加成分であり、０
．１％未満では上記向上効果が殆んどない。
．１％未満では上記向上効果が殆んどない。
一方０．３％を越えると炭化物の析出が促進される結果
黒鉛量が減少して好ましい耐焼付性が得られないのであ
る。
黒鉛量が減少して好ましい耐焼付性が得られないのであ
る。
Ｖ：Ｑ、ｌ〜０．３％
■もＮｂと同様基地硬度を向上させる成分であり、０．
１％未満では上記の向上効果は殆んどない。
１％未満では上記の向上効果は殆んどない。
方０．３％を越える含有は炭化物の析出を促し、黒鉛の
晶出を制約して好ましい耐焼付性が得られないのである
。
晶出を制約して好ましい耐焼付性が得られないのである
。
なお、上記Ｎｂおよび■の望ましい合計量は０．２〜０
．５％である。
．５％である。
Ｂ：０．０１〜０．０４％
Ｂは炭化物の析出を促進する成分であるが、０．０１％
未満では添加効果が殆んど見られない。一方０．０４％
を越えると炭化物の生成量が過多となり、高硬度となっ
て加工困難を招来し好ましくない。
未満では添加効果が殆んど見られない。一方０．０４％
を越えると炭化物の生成量が過多となり、高硬度となっ
て加工困難を招来し好ましくない。
次に本発明の実施例を従来のニレジスト打倒及び従来シ
リンダライナ材と共に比較して示す。
リンダライナ材と共に比較して示す。
下記第１表は上記各供試材の組成を示し、第２表に同供
試材による硬度、引張強さについて調査した結果を示す
。いずれの供試材においてもＡ型黒鉛を晶出させており
、その例として第１表の本発明実施例１の金属顕微鏡組
織写真（ｘｌＯＯ）を第１図として示す。同図から明ら
かなように好ましいＡ型黒鉛が晶出している。尚、供試
材は金型遠心力鋳造により製作された。
試材による硬度、引張強さについて調査した結果を示す
。いずれの供試材においてもＡ型黒鉛を晶出させており
、その例として第１表の本発明実施例１の金属顕微鏡組
織写真（ｘｌＯＯ）を第１図として示す。同図から明ら
かなように好ましいＡ型黒鉛が晶出している。尚、供試
材は金型遠心力鋳造により製作された。
第 １ 表
（単位 ｗｔ％、残部実質的にＦｅ）
第
表
第１図は本発明実施例の金属顕微鏡組織写真（ｘ １０
０）である。 特許出願人 久保田鉄工株式会社 代 理 人 弁理士 安 １）敏 雄上表から本
発明の高硬度オーステナイト鋳鉄は、自動車エンジン等
苛酷条件で使用のシリンダライナに必要な耐摩耗性を具
備するに必要な硬度のＨＲＢ８５以上を備えていること
が判る。 （発明の効果） 本発明は以上のとおりであり、特定量のＮｂ、■及びＢ
を含有した特定組成としたので、優れた耐食性と共にシ
リンダライナとして使用可能な硬度ひいては耐摩耗性を
兼ね備えることができたのであり、低質重油使用の内燃
機関のシリンダライナ等耐食性を必要とする摺動部材と
して好適であって、本発明の工業価値は著大である。
０）である。 特許出願人 久保田鉄工株式会社 代 理 人 弁理士 安 １）敏 雄上表から本
発明の高硬度オーステナイト鋳鉄は、自動車エンジン等
苛酷条件で使用のシリンダライナに必要な耐摩耗性を具
備するに必要な硬度のＨＲＢ８５以上を備えていること
が判る。 （発明の効果） 本発明は以上のとおりであり、特定量のＮｂ、■及びＢ
を含有した特定組成としたので、優れた耐食性と共にシ
リンダライナとして使用可能な硬度ひいては耐摩耗性を
兼ね備えることができたのであり、低質重油使用の内燃
機関のシリンダライナ等耐食性を必要とする摺動部材と
して好適であって、本発明の工業価値は著大である。
Claims (1)
- （１）重量百分率で、 Ｃ：２．９〜３．３％、Ｓｉ：１．８〜２．２％Ｍｎ：
０．８〜１．２％、Ｐ：０．２５〜１．０％Ｃｒ：２．
０〜４．０％、Ｎｉ：１２．０〜１６．０％Ｃｕ：５．
５〜７．５％、Ｎｂ：０．１〜０．３％Ｖ：０．１〜０
．３％、Ｂ：０．０１〜０．０４％残部実質的にＦｅよ
り成ることを特徴とする高硬度オーステナイト鋳鉄。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19481988A JPH0243342A (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 | 高硬度オーステナイト鋳鉄 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19481988A JPH0243342A (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 | 高硬度オーステナイト鋳鉄 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0243342A true JPH0243342A (ja) | 1990-02-13 |
Family
ID=16330783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19481988A Pending JPH0243342A (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 | 高硬度オーステナイト鋳鉄 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0243342A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0412081U (ja) * | 1990-05-16 | 1992-01-31 | ||
| WO2009028976A1 (fr) * | 2007-08-28 | 2009-03-05 | Alexey Gennadyevich Panov | Fonte résistante au gonflement |
| WO2009028736A1 (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-05 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | オーステナイト系鋳鉄とその製造方法およびオーステナイト系鋳鉄鋳物および排気系部品 |
| EP2351865A1 (en) * | 2004-10-27 | 2011-08-03 | Global Tough Alloys Pty Ltd | Improved wear resitant alloy |
-
1988
- 1988-08-03 JP JP19481988A patent/JPH0243342A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0412081U (ja) * | 1990-05-16 | 1992-01-31 | ||
| EP2351865A1 (en) * | 2004-10-27 | 2011-08-03 | Global Tough Alloys Pty Ltd | Improved wear resitant alloy |
| WO2009028976A1 (fr) * | 2007-08-28 | 2009-03-05 | Alexey Gennadyevich Panov | Fonte résistante au gonflement |
| WO2009028736A1 (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-05 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | オーステナイト系鋳鉄とその製造方法およびオーステナイト系鋳鉄鋳物および排気系部品 |
| JP5384352B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2014-01-08 | 株式会社豊田自動織機 | オーステナイト系鋳鉄とその製造方法およびオーステナイト系鋳鉄鋳物および排気系部品 |
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