JPH0241784Y2 - - Google Patents

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JPH0241784Y2
JPH0241784Y2 JP18687686U JP18687686U JPH0241784Y2 JP H0241784 Y2 JPH0241784 Y2 JP H0241784Y2 JP 18687686 U JP18687686 U JP 18687686U JP 18687686 U JP18687686 U JP 18687686U JP H0241784 Y2 JPH0241784 Y2 JP H0241784Y2
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JP
Japan
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convergence
wire harness
width
convergence part
grommet
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JP18687686U
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JPS6393020U (ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌等の構造物中のパネルを貫通さ
せてワイヤーハーネスを組付ける際に用いられる
グロメツトに関するものである。
(従来の技術) 従来、車輌等の電装システムの配線にグロメツ
トを用いることは公知であり、このグロメツトの
使用により、ワイヤーハーネスの損傷防止の他
に、防音、防水、ワイヤーハーネスの位置決めに
役立つている。
このような従来技術の一つとして、例えば実公
昭57−31466号公報に示された技術が存在する。
これは、第5図に示すように、狭小筒部を構成す
る電線収束部11は、スリツト17a,17bに
より、二つの収束部片16a,16bに分割され
ており、この際、電線収束部の内径に比してワイ
ヤーハーネスaの径が小さい場合、第6図イに示
すように、一方の収束部片16bとワイヤーハー
ネスaとをテープ19により巻き付けて固定し、
その後他方の収束部片16aと前記テープ19に
より固定された部分とをテープ20により巻き付
けて、ワイヤーハーネスaを電線収束部11に固
定している。更に細いワイヤーハーネスaを電線
収束部11に固定するには、第6図ロのように、
一方の収束部片16bとテープ19によつて、小
径のワイヤーハーネスaは、テープ19の粘着面
とワイヤーハーネスaとの接触面が少なく、電線
収束部11における固定を不可能としている。し
かも、ワイヤーハーネスaとグロメツトの中心が
一致せず、ワイヤーハーネスの位置ずれを生じ易
い。
(考案が解消しようとする問題点) 本考案は、上記した従来技術の欠点に鑑み、ワ
イヤーハーネスの径の大小にかかわりなく、且つ
特に小径であつて、グロメツトの電線収束部の内
径との差が大きくても、グロメツトの電線収束部
にワイヤーハーネスを確実に固着することがで
き、且つ位置ずれを生じることのないグロメツト
のワイヤーハーネス収束部を提供することを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するため、グロメツ
トにおける電線収束部として、狭小筒部であるワ
イヤーハーネス収束部の端部より厚肉のパネル取
付部側に切欠溝を設けて、ワイヤーハーネス収束
部を少くとも二つの収束部片により構成すると共
に、それらの収束部片の収束幅を異にするためワ
イヤーハーネス収束部の端部から所定の長さの範
囲にわたつて一方の収束部片の収束幅を他方の収
束部片の収束幅より狭くしたことを特徴とするも
のである。
(実施例) 以下、本考案の実施例に基づいて説明する。第
1図イ,ロ,ハは、本考案のグロメツトの電線収
束部の一例であり、グロメツト本体1のパネル取
付部2は厚肉の外壁を有し、環状凹部3を形成
し、該環状凹部3はパネル4に設けた孔に嵌合固
定される。厚肉のパネル取付部2から薄肉で円錐
形状をなした結合部5を介して小径の筒状をなし
たワイヤーハーネス収束部6が接続されており、
このようなグロメツト本体1は可撓性を有する材
料により一体成形される。グロメツト本体1の形
状はワイヤーハーネスの取付態様に応じて種々変
形のものを用いることは当然である。
本考案において、小径の筒状のワイヤーハーネ
ス収束部6をその端部から薄肉の結合部5側に至
る切欠溝7a,7aによつて、二つの収束部片6
a,6bに分割しており、その二つの収束部片6
a,6bのうち、一方の収束部片6bについて、
小径のワイヤーハーネスに対しても充分密接しう
るように、収束部片6bは、所定の長さの範囲
の部分を収束部幅W1とし、収束部片6bの両側
を切除している。
よつて、二つの収束部片6a,6bのうち、収
束部片6aは、収束部幅W2を有し、収束部片6
bは、端部より所定の長さの範囲を収束部幅
W1とし、二つの収束部片6a,6bの収束部幅
はW1,W2と大きさを異にしている。この収束部
幅W1,W2と差を設けた収束部片6bの長さの
大きさは、小径のワイヤーハーネスの固定に適す
る長さであり、且つ巻付けるテープの幅より大き
く構成され、これによりテープ巻きの際の固着が
強固になる。8a,8bは収束部片6a,6bの
端部に形成された外周側に突出した部分であり、
各収束部片6a,6bとワイヤーハーネスとをテ
ープで固着した後、テープのずれを防止し、各収
束部片6a,6bに確実にワイヤーハーネスを固
定する。
このグロメツトのワイヤーハーネス収束部6の
作動を第2図、第3図により説明する。
第2図は、ワイヤーハーネスウが小径の場合
で、まず、ワイヤーハーネスaと収束部幅W1
幅狭の収束部片6bを密接してテープ巻9を施
し、次にそのテープ巻9の上から収束部幅W2
幅広の収束部片6aを重ねてテープ巻10を行な
う。また、第3図はワイヤーハーネスaの径の大
きい場合であつて、初めにワイヤーハーネスaと
収束部幅W2の幅広の収束部片6aとを密接して
テープ巻9を施し、その上に収束部幅W1の幅狭
の収束部片6bを重ねてテープ巻10を行なう。
以上のように、ワイヤーハーネスの径の大小に
拘らず、ワイヤーハーネスは収束部幅を異にする
二つの収束部片により確実に固着され、従来のよ
うに、ワイヤーハーネスの径が小さい場合の不都
合を生じることがなく、しかもワイヤーハーネス
は収束部材の中心近傍に固定され、位置づれの発
生を防止することができる。
第4図には、本考案の他の実施例を示す。この
実施例においては、第1図における収束部幅W1
の幅狭の収束部片6bの肉厚を、収束部幅W2
幅広の収束部片6aの肉厚よりもt1と厚く構成し
たものである。グロメツトのパネル取付部2に形
成した環状凹部3をパネル4に嵌合固定する際、
収束部片6a,6bに引張り力が作用し、特に幅
狭の収束部片6bを肉厚にすることにより、引張
りに対する強度の低下を防止したものである。幅
狭の収束部片6bの肉厚の程度は、幅広の収束部
片6aの断面積と等しくなるように設定するもの
である。
以上、本考案は実施例として収束部を収束部幅
を異にする二つの収束部片により構成している
が、大小の径のワイヤーハーネスの固定をするた
め、グロメツトのワイヤーハーネス収束部とし
て、二つ以上の収束部片を用い、これら収束部片
の収束部幅を異にすることも、本考案の実施態様
の範囲のものである。
(効果) 本考案によるグロメツトの収束部の構成によ
り、ワイヤーハーネスの径の大小に拘らず、ワイ
ヤーハーネスをグロメツトの収束部へ確実に固定
することができ、且つ位置ずれを防止することが
でき、更にパネルとの嵌合の作業を効率よくなし
うる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロ,ハは、本考案の一実施例を示
し、第2図、第3図は、第1図の実施例の使用状
態を示す断面図であり、第4図は、本考案の他の
実施例を示し、第5図は、従来例を示し、第6図
イ,ロは、従来例の使用状態を示す図面である。 6……収束部、6a……収束部幅W2の収束部
片、6b……収束部幅W1の収束部片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 狭小筒部であるワイヤーハーネス収束部の端
    部より厚肉のパネル取付部側に切欠溝を設け
    て、ワイヤーハーネス収束部を少くとも二つの
    収束部片により構成すると共に、それらの収束
    部片の収束幅を異にするためワイヤーハーネス
    収束部の端部から所定の長さの範囲にわたつて
    一方の収束片の収束幅を他方の収束部片の収束
    幅より狭くしたことを特徴とするグロメツトに
    おける電線収束部。 (2) 前記収束幅の狭い収束部片の肉厚を、他方の
    収束部片の肉厚よりも厚くしたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のグロメ
    ツトにおける電線収束部。
JP18687686U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPH0241784Y2 (ja)

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JPS6393020U JPS6393020U (ja) 1988-06-16
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JPS6393020U (ja) 1988-06-16

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