JPH023935Y2 - - Google Patents

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JPH023935Y2
JPH023935Y2 JP12353983U JP12353983U JPH023935Y2 JP H023935 Y2 JPH023935 Y2 JP H023935Y2 JP 12353983 U JP12353983 U JP 12353983U JP 12353983 U JP12353983 U JP 12353983U JP H023935 Y2 JPH023935 Y2 JP H023935Y2
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JP12353983U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車に取付けられるモールの結合
構造に関する。
(従来技術) 従来、自動車のバツクドアにおけるドアモール
を例に説明すると、ドアモールの結合構造として
は、第1図及び第2図に示すような構造が知られ
ている。
まず、その構造を説明すると、一方のサイドモ
ール1は、その端面に合成樹脂製のエンドキヤツ
プ2が接着により固定され、折曲端部1aの下端
側に差し込み切欠部1bを形成している。
他方のロアモール3は、その外周部に合成樹脂
製のプロテクタ4が接着され、あらかじめ設定し
た差し込み寸法にもとづいて差し込み切欠部3a
を形成している。
そして、第2図に示すように、組付結合状態に
おいては、サイドモール1の差し込み切欠部1b
からロアモール3を差し込んで結合させていたも
のであつた。
しかしながら、かかる従来の結合構造にあつて
は、サイドモール1及びロアモール3がドアパネ
ルに固定されるものであり、モールの結合状態は
ドアパネルの製造寸法精度に左右されるものであ
るために、一般に、数ミリ程度の寸法バラツキが
あるドアパネルにモールを固定した場合は、その
寸法バラツキがそのままエンドキヤツプ2と、プ
ロテクタ4との間隔tとなつてあらわれ、外観
上、隔絶感を呈するという問題点を有していた。
また、エンドキヤツプ2はサイドモール1に接
着固定されているものであるために、接着不良と
か長期間経過によりエンドキヤツプ2が脱落する
という欠点をも有していた。
また、従来の差し込み結合は、ロアモール3を
何ら挟持させることなく単に差し込まれているに
すぎないものであるために、サイドモール1とロ
アモール3との結合部において、両者1,3の表
面位置がズレて、高低段差を生じるという欠点を
も有していた。
(考案の目的) 本考案は、上述のような問題点を解消せんとな
されたもので、その目的とするところは、モール
自体の寸法バラツキやモールを固定する車体パネ
ルの寸法バラツキ等を吸収して、エンドキヤツプ
とプロテクタとを一体連続状態の外観にすること
ができる自動車用モールの結合構造を提供するこ
とに存する。
(考案の構成) 即ち、この目的を達成するために本考案は、端
面にエンドキヤツプを設けた第1モールと、外周
部にプロテクタを設けた第2モールとを有し、エ
ンドキヤツプとプロテクタとがモール表面側へ一
直線上に位置するよう第1モールと第2モールと
を結合してなる自動車用モールの結合構造におい
て、前記プロテクタと近接するエンドキヤツプの
側面にリツプ部を形成した。
(考案の効果) 従つて、かかる本考案の結合構造にあつては、
プロテクタと近接するエンドキヤツプの側面にリ
ツプ部を形成したものであるために、エンドキヤ
ツプとプロテクタとの結合状態において生じる寸
法バラツキによる間隔をリツプ部により充填する
ことができ、寸法バラツキを吸収してエンドキヤ
ツプとプロテクタとを一体連続状態の見栄えのよ
い外観となし得る効果を奏する。
(実施例) 以下、実施例を述べるにあたつて、自動車のバ
ツクドアにおけるドアモールの結合構造を例にと
り説明する。
まず、第3図はバツクドア5を示す斜視図であ
つて、6はドアガラス、7はアツパーモール、8
はサイドモール、9はロアモール、10はバツク
ドアパネルである。
次に、第4図〜第7図により実施例の結合構造
を説明する。
8はサイドモールであつて、ステンレス鋼板を
断面コ字状態に屈曲形成し、ドアガラス6に当接
する端部は折曲による折曲端部8aに形成され、
他方の端部には合成樹脂製のプロテクタ11が捲
回接着されている。そして、前記折曲端部8aの
下端側は切欠による差し込み切欠部8bが形成さ
れている。
9はロアモールであつて、ステンレス鋼板を縦
辺9eと底辺9fとが上辺9dより短い断面コ字
状に屈曲形成され、ドアガラス6に当接する端部
は折曲による折曲端部9aに形成され、前記縦辺
9eと底辺9f及び上辺9dの一部にわたつてロ
アモール9に沿つて延在する合成樹脂製のプロテ
クタ12が接着されているし、ロアモール9の上
辺裏面側にはプロテクタ12と同じ長さに延在す
る略半円断面状の合成樹脂製による突条13が接
着されている。そして、ロアモール9の端部を差
し込み結合部9bとし、この差し込み結合部9b
の寸法設定にもとづいて差し込み切欠部9cを形
成しているもので、この切欠部9cを形成する際
にはプロテクタ12も同一面による切欠端面12
aにて切欠される。
14はエンドキヤツプであつて、前記サイドモ
ール8の端面を被覆する形状とした合成樹脂製部
品であり、その上端側部(モール結合状態では前
記プロテクタ12と近接する部位)に下方彎曲の
リツプ部14が一体成形されている。
15はエンドキヤツプブラケツトであつて、そ
の固定片15aに前記エンドキヤツプ14を一体
成形する際に穿孔15a′に樹脂が流入した状態で
硬化することを利用して強固に固定するエンドキ
ヤツプ14の固定部材機能と、エンドキヤツプブ
ラケツト15の背片15bとサイドモール8とを
スポツト溶接により固着して、サイドモール8へ
のエンドキヤツプ14の固着部材機能を併せも
つ。さらに、エンドキヤツプブラケツト15には
挟持片15cを有し、ロアモール9を差し込んだ
際に、差し込み結合部9bを板バネ作用で挟持す
ることができる。
従つて、本考案実施例の結合構造にあつては、
第5図に示すように、サイドモール8及びロアモ
ール9の寸法バラツキやこれらのモール8,9を
固定するドアパネル10の寸法バラツキ等、さら
には組付作業性を原因として生じるエンドキヤツ
プ14と、プロテクタ12との間隔を、リツプ部
14aによりプロテクタ12の切欠端面12aへ
当接状態で閉鎖充填し、モール表面側にあらわれ
るエンドキヤツプ14とプロテクタ12とを一直
線上に一体連続状態の見栄えのよい外観とするこ
とができる。
さらに、実施例におけるリツプ部14aは可撓
性素材であるために、寸法バラツキ等の大小によ
り間隔が多少広くなつたり狭くなつても、リツプ
部14aの彎曲度合で対応することができるもの
である。
また、第6図及び第7図は示すように、エンド
キヤツプ14は、エンドキヤツプブラケツト15
を介してサイドモール8へスポツト溶接(スポツ
ト溶接部16)により固着されているものであ
り、エンドキヤツプ14とエンドキヤツプブラケ
ツト15とも強固に固定されているものであるた
めに、接着で固定していた従来のように、エンド
キヤツプ14が脱落することもないものである。
また、第6図及び第7図に示すように、ロアモ
ール9の差し込み結合は、挟持片15cにより差
し込み結合部9bを挟持状態で結合させるもので
あるために、サイドモール8の表面位置よりロア
モール9の表面位置が低くなつてサイドモール8
の板厚以上の高低段差を生じるというなことがな
く、この段差による結合部のツギハギ感も解消で
きるものである。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、例えば、実施例の如くサイドモールと
ロアモールの結合構造に限らずサイドモールとア
ツパーモールとの結合構造に適用してもよい。
また、実施例の如くバツクドアに限らず、他の
モールにも適用できる。
また、エンドキヤツプのリツプ部形状を実施例
では彎曲形状としたが、モール結合状態でプロテ
クタ上面と重なり合うような平板状のリツプ部と
してもよく、重なり長さの大小により間隔の広狭
にも対応できる。
次に、第8図〜第10図に示す開示図面によ
り、その構成及び特徴を説明する。
まず、第8図はロアモール9の取付状態断面図
であつて、9はロアモール、12はプロテクタ、
6はドアガラス、10はドアパネル、17はポリ
ウレタン系やブチル系のシーラント(接着剤)、
18はウエルト、19は黒色プリント、13は突
条である。
ここで、特徴的な構成は、ドアガラス6に当接
するようにロアモール9の突条13が形成されて
いることで、この突条13によりロアモール9の
落ち込みを防止できる。また、黒色プリント19
はシーラント17による接着面を隠し、見栄えを
向上させている。
また、第9図及び第10図はサイドモール8の
取付状態図であつて、8はサイドモール、11は
プロテクタ、20はヒンジ20bにより折畳み構
造とした合成樹脂製のスクリユーグロメツト、2
1は取付ネジ、20aはドアガラスストツパ部、
6はドアガラス、17はシーラント(接着剤)、
19は黒色プリント、10はドアパネル、18は
ウエルトである。
ここで、特徴的な構成は、1回固定によるサイ
ドモール8の固定構造であつて、従来はドアパネ
ルとモール固定用部材とをあらかじめ止め、さら
にモール固定用部材とサイドモールとを固定する
という2回固定構造のものであつたが、図示する
ように、ドアパネル10の取付突片10aをスク
リユーグロメツト20の挟持面20cと20dで
挟むようにヒンジ20bを折畳み、爪20eを取
付突片10aの挿入孔10bに貫通させて爪20
eを掛止孔20fに挿入掛止することによりスク
リユーグロメツト20を取付突片10aに取付
け、サイドモール8と共に取付ネジ21により1
回固定するだけでサイドモール8をドアパネル1
0の取付突片10aに共締め固定できるようにし
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドアモールの構成部品を示す斜
視図、第2図は従来構造による結合状態を示す斜
視図、第3図は本考案実施例のドアモールの結合
構造を採用したバツクドアを示す斜視図、第4図
は実施例の構成部品(第3図A部)を示す斜視
図、第5図は実施例構造による結合状態を示す斜
視図、第6図は第5図−線による断面図、第
7図は第5図−線による断面図、第8図は第
3図−線によるロアモール取付状態断面図、
第9図は第3図−線によるサイドモール取付
状態断面図、第10図はサイドモール取付部を示
す斜視図である。 8……サイドモール(第1ドアモール)、9…
…ロアモール(第2ドアモール)、12……プロ
テクタ、14……エンドキヤツプ、14a……リ
ツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端面にエンドキヤツプを設けた第1モールと外
    周部にプロテクタを設けた第2モールとを有し、
    エンドキヤツプとプロテクタとがモール表面側へ
    一直線上に位置するよう第1モールと第2モール
    とを結合してなる自動車用モールの結合構造にお
    いて、前記プロテクタと近接するエンドキヤツプ
    の側面にリツプ部を形成したことを特徴とする自
    動車用モールの結合構造。
JP12353983U 1983-08-09 1983-08-09 自動車用モ−ルの結合構造 Granted JPS6030841U (ja)

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JP12353983U JPS6030841U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 自動車用モ−ルの結合構造

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JP12353983U JPS6030841U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 自動車用モ−ルの結合構造

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JPS6030841U JPS6030841U (ja) 1985-03-02
JPH023935Y2 true JPH023935Y2 (ja) 1990-01-30

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JPS6268121A (ja) * 1985-09-20 1987-03-28 Nissan Motor Co Ltd 自動車のウインドロアモ−ル取付部構造
JPH0537848Y2 (ja) * 1986-01-31 1993-09-24
JPH07115622B2 (ja) * 1986-02-17 1995-12-13 日産自動車株式会社 バツクドアコ−ナ−モ−ルの排水構造

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JPS6030841U (ja) 1985-03-02

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