JPH023873Y2 - - Google Patents

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JPH023873Y2
JPH023873Y2 JP10614783U JP10614783U JPH023873Y2 JP H023873 Y2 JPH023873 Y2 JP H023873Y2 JP 10614783 U JP10614783 U JP 10614783U JP 10614783 U JP10614783 U JP 10614783U JP H023873 Y2 JPH023873 Y2 JP H023873Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は輪転印刷機において版胴上の版へ湿し
水を供給する給水装置に関するものである。
〔従来技術〕
平版印刷法は、親水性処理された平版の表面に
転写製版や写真製版によつて画線の基礎を作つた
のち、これに化学的処理を施して版を作り、この
版を版胴に装着してその表面へインキと湿し水と
を供給しながら印刷を行なうものである。こうす
ることにより、脂肪性を有する画線部では湿し水
が反発され、吸水性を有する非画線部では水が吸
収されるので、供給された脂肪性のインキが画線
部に付着し非画線部で反発されることによつて画
像が形成され、この画像が印刷紙に転写されて印
刷が施される。
このような平版印刷を行なう輪転印刷機におい
て版面へ湿し水を供給する給水装置としては、水
舟内で回転する水元ローラで持ち回りされた湿し
水を水元ローラとその下流側の振りローラとの間
で往復動する移しローラで振りローラへ転移させ
てならしたのち水着ローラで版面へ供給するよう
にした間欠給水式のものが従来から広く用いられ
ている。
しかしながら、この種の間欠給水装置は、水の
供給が移しローラの往復動によつて間欠的に行な
われるために給水むらが発生し易く、これによつ
てインキ付着量の差が生じて印刷物に濃淡ができ
るという欠点があるので、これに代るものとして
移しローラを往復動させずに水を連続的に供給す
るようにした連続給水装置が開発され、従来から
ローラ配置や駆動方法などを異にする各種の連続
給水装置が用いられている。その代表的なものと
して知られている装置は、湿し水を蓄えた水舟内
で回転する水元ローラと、この水元ローラと版胴
との間で順次周面を対接させて配設された調量ロ
ーラ、振りローラ、水着ローラとを備えており、
このような装置において水元ローラの回転により
引き上げられた水舟内の湿し水は、調量ローラに
よつて水膜の厚さが調節されて振りローラへ転移
されたのち、水着ローラに転移されて版胴上の版
面へ供給される。
このような連続給水装置においては、印刷の開
始前や中断による非印刷時に各ローラを互に離間
させて湿し水の転移を断つことが行なわれるが、
一般に水元ローラと調量ローラとは離間させない
ような構成になつている。しかしながら例えば昼
休みのように長時間にわたつて印刷を中断する場
合、水元ローラと調量ローラとを対接させて回転
を停止させた状態にしておくと、調量ローラに被
覆したゴムがへこんだり変質したりして印刷障害
の原因となることが多いので、止むを得ずローラ
を回転させたまま印刷作業を休止することにな
り、電力を無駄に消費する結果となつていた。と
いつて水元ローラと調量ローラとを離間させる
と、従来の装置においてはそのたびに両ローラ間
のニツプ圧が変化してしまい、印刷作業の再開時
にこのニツプ圧を決め直す必要があるので、作業
能率が低下するばかりでなく、正規な印刷物が得
られるまでの損紙の発生量が増大するという欠点
があつた。
〔考案の概要〕
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、下流側のローラに対し接離されるように揺動
アームに軸支された調量ローラと、調量ローラに
対し接離されるように揺動自在なローラアームに
軸支された水元ローラと、ローラアームの遊端部
と機体側の支持部材とをねじ嵌合によつて伸縮自
在に連結する調節ねじと、この調節ねじ上に装着
されてローラアームをローラ接触側に付勢するば
ね部材と、ローラアームを揺動させて水元ローラ
を調量ローラに対し離間させるカムとを設けるこ
とにより、調量ローラと水元ローラとのニツプ圧
を運動の前後において変化させることなく調量ロ
ーラに対し水元ローラを接離させるように構成し
て、ニツプ圧の再調節によつて作業能率を低下さ
せたり損紙の発生量を増大させたりすることなく
調量ローラの耐久性向上を可能にした輪転印刷機
の給水装置を提供するものである。以下、本考案
の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案に係る輪転印刷機
の給水装置の一実施例を示し、第1図はその側面
図、第2図は水元ローラ、調量ローラ軸端部近傍
の展開縦断面図である。これらの図において、印
刷ユニツトのフレーム1には、周面に印刷用の版
が装着されて図に矢印Aで示す方向に回転する版
胴2が軸支されており、版胴2上の版面には、図
示しないインキ装置に設けられた複数個のインキ
着ローラが着脱自在に対接されている。版胴2の
側方には、親水性表面を有し図に矢印Bで示す方
向に版胴2と同周速で回転しかつ軸方向へ往復動
する振りローラ3が、フレーム1に軸支されて配
設されている。振りローラ3を軸支する左右の軸
受には、L字状に形成されたレバー4が回動自在
に遊装されており、このレバー4はフレーム1側
に設けられた回動調節自在な偏心カム5と進退調
節自在な調節ねじ6とによつて揺動範囲を調節自
在に規制されている。符号7で示すものはレバー
4の遊端部に枢着された逆T字状のローラレバー
であつて、左右のローラレバー7の版胴2側遊端
部に一体形成された軸受8には、弾性表面を有し
振りローラ3との接触圧により図に矢印Cで示す
方向に回転する水着ローラ9が軸支されており、
また、水着ローラ9にはライダローラ10がロー
ラレバー7に軸支されて対接されている。さらに
ローラレバー7の他方の遊端部には、ロツド受1
1が枢着されており、その突出部に設けられた挿
通孔には、一端をレバー4に枢着された調節ロツ
ド12の他端が摺動自在に軸支されている。調節
ロツド12上には、ローラレバー7に図の反時計
方向への回動力を付与する圧縮コイルばね13が
装着されており、調節ロツド12のねじ部には、
圧縮コイルばね13のばね圧を調節するダブルナ
ツト式の調節ナツト14が螺合されている。符号
15で示すものはフレーム1に軸支され図示しな
いエアシリンダの伸縮により正逆方向へ回動する
リンク軸であつて、このリンク軸15とローラレ
バー7の残りの遊端部との間は、リンク軸15に
固定零されたアーム16と、両端をアーム16と
ローラレバー7とに枢着されたロツド17とから
なるリンクで連結されている。こうすることによ
り図の状態からエアシリンダが作動してリンク軸
15が反時計方向へ回動すると、リンク運動によ
りローラレバー7とレバー4が一体となつて振り
ローラ3の軸芯を中心に図の時計方向へ回動し、
水着ローラ9が版胴2の版面から離間するととも
に、レバー4が偏心カム5に当接する。当接した
あとリンク軸15の回動が続けられると、レバー
4が静止したままローラレバー7のみが圧縮コイ
ルばね13を圧縮させながら回動し、水着ローラ
9が振りローラ3から離間する。すなわちエアシ
リンダの連続作動により水着ローラ9は先ず版胴
2から離間したのち、引続き振りローラ3から離
間する。
さらに振りローラ3の斜め下方には、左右一対
のレバー軸18がフレーム1にベアリングを介し
て回動自在に軸支されており、その両突出部に軸
着されたクランクレバー19と揺動アーム20と
で軸方向への移動を規制されている。左右の揺動
アーム20の遊端部には、弾性表面を有する調量
ローラ21が軸受22内のボールベアリング23
を介して軸支されており、後述するギアによつて
原動側と駆動連結されて図に矢印Dで示す方向に
回転している。24はフレーム1側に枢支された
エアシリンダであつて、ピストンロツドの作用端
を前記クランクレバー19の遊端部に枢着されて
おり、ピストンロツドを伸縮させることによりク
ランクレバー19とローラアーム20とが揺動
し、調量ローラ21が振りローラ3に対して接離
されるように構成されている。25はフレーム1
に固定されたスタツド26に螺入されてナツト2
7で固定された調節ボルトであつて、これを回動
進退させることにより振りローラ3に対する調量
ローラ21のニツプ圧が調節されるように構成さ
れている。振りローラ3の両端部下方には、左右
一対のローラアーム軸28が、鍔部をボルト29
でフレーム1に固定されて突設されており、この
ローラアーム軸28には、ローラアーム30が基
端部を回動自在に遊装されている。そしてローラ
アーム30の遊端側には親水性表面を有し後述す
るギア38により原動側と駆動連結されて図に矢
印Eで示す方向に回転する水元ローラ31が、ロ
ーラアーム30と一体形成された軸受32内のボ
ールベアリング33を介して軸支されている。一
対のローラアーム軸28のうちの駆動側のローラ
アーム軸28には、ベルトプーリ34とギア35
とがボルトで一体化されボールベアリング36を
介して回動自在に軸装されており、ベルトプーリ
34と図示しない原動側のベルトプーリとの間に
は、タイミングベルト37が張架されている。ま
た水元ローラ31の端軸上には、ギア35と噛合
する前記ギア38が軸着されており、さらに調量
ローラ21の端軸上には、ギア38と噛合するギ
ア39が軸着されている。このようにして原動側
から駆動されて回転する水元ローラ31は、水舟
40内に蓄えられた湿し水41に浸漬されてい
る。そして、前記レバー軸18の軸芯と、調量ロ
ーラ21に対接したときの水元ローラ31の軸芯
とがほぼ同芯となるように軸芯が設定されてい
る。42は水元ローラ31近傍に位置してフレー
ム1にボルト43で固定された支持部材としての
ブラケツトであつて、このブラケツト42に回動
自在に支持されたスタツド44の軸孔には、調節
ねじ45が摺動自在に軸支されている。この調節
ねじ45の先端ねじ部は、前記ローラアーム30
の遊端部に枢着されたスタツド46のねじ孔に螺
入されており、また、調節ねじ45の他端ねじ部
に螺合されたダブルナツト47と前記スタツド4
4との間には、ローラアーム30の遊端部をスタ
ツド44側へ引き寄せる方向の回動力をローラア
ーム30に付与する圧縮コイルばね48が介装さ
れている。49はノツクピンによつて調節ねじ4
5に固定された溝付きのつまみであつて、その外
周の溝にはスタツド44に固定された板ばね50
の凸条が係合されている。そしてこのつまみ49
を回動させることにより、スタツド46のねじ部
内で調節ねじ45が進退してローラアーム30の
遊端部とスタツド44との間の調節ねじ長が伸縮
し、調量ローラ21に対する水元ローラ31の接
触圧が調節されるとともに、板ばね50とつまみ
49の溝との係合によつて調節ねじ45の回動が
規制されるように構成されている。一方、ローラ
アーム30の遊端部に近接する箇所には、第3図
にそのカム面を示すように小径部51aと大径部
51bとを有するカム51がピン52によつて回
動自在に枢着されており、その外周カム面は前記
スタツド46の突出部に対接されている。このカ
ム51は、これに螺入されたハンドル53の把持
によつて回動し、その大径部51bをスタツド4
6に対接させることにより水元ローラ31が調量
ローラ21から離間し、小径部を対接させること
により水元ローラ31が調量ローラ21に対接す
る。なお、カム51の大径部51bにはその対接
位置でスタツド46を係合させてカム51の回動
を規制する凹部51cが設けられている。
以上のように構成された給水装置の動作を説明
する。先ず印刷作業に先だち調節ねじ6を回動さ
せて版面に対する水着ローラ9の接触圧を調節す
るとともに、調節ナツト14を回動させて振りロ
ーラ3に対する水着ローラ9のニツプ圧を調節す
る。また、調節ボルト25を回動させると揺動ア
ーム20の揺動範囲が変化して振りローラ3に対
する調量ローラ21のニツプ圧が調節される。さ
らにつまみ49で調節ねじ45を回動させると、
ねじ作用によりローラ30がローラアーム軸28
を中心にして揺動し、調量ローラ21に対する水
元ローラ31のニツプ圧が調節される。このよう
にして各ローラ間のニツプ圧を調節したのち、リ
ンク軸15に接続されたエアシリンダ(図示せ
ず)とエアシリンダ24とを作動させ、またハン
ドル53でカム51を回動させてその小径部51
aをスタツド46に対向させると、すべてのロー
ラ2,9,3,21,31が対接するので印刷作
業を開始する。なおこのときカム51の小径部5
1aとスタツド46とは離間しており、またつま
み49がスタツド44に当接していてつまみ49
で調節した両ローラ21,31のニツプ圧が保た
れている。
作業開始により水舟40内の湿し水41の一部
は矢印E方向へ回転する水元ローラ31により水
膜となつて引き上げられ調量ローラ21との間へ
引き入れられたのち、水元ローラ31と調量ロー
ラ21とのニツプ圧によつて一部が押し出され、
残りは落下して水舟40へ戻される。また押し出
された水膜の半分は調量ローラ21に付着して運
ばれ、半分は水元ローラ31に付着して水舟40
へ戻される。このような転移を繰返しながら運ば
れた湿し水41は転移中にならされ、水着ローラ
9によつて版胴2上の版面へ供給される。
そして、印刷作業が終つた場合や、昼休み等で
印刷作業を長時間中断する場合には、押ボタン操
作またはタイミング規正装置からの信号によつて
リンク軸15は接続されたエアシリンダが作動
し、リンク運動によりローラレバー7とレバー4
とが一体となつて振りローラ3の軸芯を中心に第
1図の時計方向へ回動するので、水着ローラ9が
版面から離間するとともに、レバー4の先端部が
偏心カム5に当接する。当接したあとリンク軸1
5の回動が続けられると、レバー4が静止したま
まローラレバー7のみが圧縮コイルばね13を圧
縮させながら回動するので、水着ローラ9が振り
ローラ3から離間する。次いでエアシリンダ24
が作動し揺動アーム20がレバー軸18を中心に
して第1図反時計方向へ回動するので、調量ロー
ラ21が振りローラ3から離間する。この場合、
レバー軸18の軸芯と、調量ローラ21に対接し
ている水元ローラ31の軸芯とを同芯上に設けた
ので、揺動アーム20が回動して調量ローラ21
が移動しても水元ローラ31上を転動するだけで
あつて、水元ローラ31に強く圧接されることが
ない。
このようにして各ローラ9,3,21を離間さ
せたのち、ハンドル53を把持してカム51を回
動させ大径部51bをスタツド46に対接させる
と、ローラアーム30は圧縮コイルばね48のば
ね圧に抗して遊端部がスタツド44から遠ざかる
方向に回動するので、水元ローラ31が調量ロー
ラ21から離間する。なおスタツド46がカム5
1の凹部51cと係合しているので、振動等によ
つてローラアーム30が回動したりすることがな
い。
そして、印刷作業を再開する場合には上記の逆
順序にしたがつて各ローラ31,21,3,9を
対接させ、最後に水着ローラ9を版面に対接させ
る。このうち水元ローラ31を調量ローラ21に
対接させるには、ハンドル53を把持してカム5
1を回動させ、小径部51aをスタツド46に対
向させると、ローラアーム30は遊端部をスタツ
ド44に近接させる方向に回動し、水元ローラ3
1が調量ローラ21に対接する。この場合カム5
1の小径部51aはスタツド46から離間してお
り、つまみ49がスタツド44に当接している。
したがつて印刷作業中断前と再開後において両ロ
ーラ21,31の相対位置すなわちニツプ圧が変
化することがなく、運転再開後にニツプ圧を再調
整する必要がない。また印刷作業中、両ローラ2
1,31間に異物が挾まつた場合には、ローラア
ーム30が圧縮コイルばね48を圧縮させながら
回動して水元ローラ31が調量ローラ21から逃
げるので、ローラ21,31やローラアーム30
等が破損する虞がない。
第4図および第5図は本考案の他の実施例を第
1図と第2図とに対応して示す要部の側面図と展
開縦断面図であつて、本実施例においては、調節
ねじ45の一端がフレーム1に植設したスタツド
54に回動自在に枢支されており、遊端側はロー
ラアーム30に枢着されたスタツド46に嵌入さ
れている。調節ねじ45上には圧縮コイルばね4
8がダブルナツト47とスタツド46との間に位
置して装着されており、またねじ部にはつまみ4
9が螺合されている。カム51は前記実施例と同
じくピン52でフレーム1に枢着されており、こ
れにはハンドル53が螺入されている。その他は
前記実施例と同じである。こうすることにより、
つまみ49の回動で両ローラ21,31のニツプ
圧が調節され、カム51の回動で水元ローラ31
が調量ローラ21から離間することは前記実施例
と同じであり、またカム51の回動で両ローラ2
1,31を対接させれば離間前のニツプ圧が保た
れることも前記実施例と同じである。
さらに前記カム51の形状は例えば第6図に示
すように小径部51aの円周角を小さく大径部5
1bの円周角を大きくしたような形状とするな
ど、小径部と大径部とを有する形成であればいか
なる形状にしてもよい。いずれの場合も凹部51
cを設けることが望ましい。
なお、カム51は左右一対設けるかあるいは左
右いずれか一方にのみ設けるかどちらでもよい
が、一方にのみ設けた場合は水元ローラ31を調
量ローラ21から離間させると傾斜するので、水
元ローラ31の軸受を自動調心型にする必要があ
る。但し一方にのみ設ける場合はコストもほぼ半
減され操作時間も半分以下に短縮される。また、
カム51のカム面が対向する相手の部材はスタツ
ド46の代りにころでもよく、ローラアーム30
の遊端部に直接対向させるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように本考案によれ
ば輪転印刷機の給水装置において、下流側のロー
ラに対し接離されるように揺動アームに軸支され
た調量ローラと、調量ローラに対し接離されるよ
うに揺動自在なローラアームに軸支された水元ロ
ーラと、ローラアームの遊端部と機体側の支持部
材とをねじ嵌合によつて伸縮自在に連結する調節
ねじと、この調節ねじ上に装着されてローラアー
ムをローラ接触側に付勢するばね部材と、ローラ
アームを揺動させて水元ローラを調量ローラに対
し離間させるカムとを設けることにより、印刷作
業の長時間中断時に調量ローラと水元ローラとを
ハンドルの回動だけの簡単な操作で離間させるこ
とができるので、調量ローラに被覆したゴムがへ
こんだり変質したりすることがなく調量ローラの
耐久性が向上することはもとより、操作性がきわ
めて良好であるとともに、印刷作業中断中、調量
ローラ等を回転させておく必要がないので、電力
の消費量を節減することができる。さらに印刷作
業中断のために水元ローラを調量ローラから離間
させ、印刷作業再開時に元に戻しても作業中断前
と再開後とにおいて調量ローラと水元ローラとの
ニツプ圧が変化しないので、ニツプ圧を再調節す
る必要がなく準備時間が大幅に短縮されて作業能
率の向上を計ることができるとともに、再調節時
に発生する損紙がなくなり材料費の節減を計るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案に係る輪転印刷機
の給水装置の実施例を示し、第1図はその側面
図、第2図は水元ローラ、調量ローラ軸端部近傍
の展開縦断面図、第3図はカムの正面図、第4図
および第5図は本考案の他の実施例を第1図と第
2図とにそれぞれ対応して示す要部の側面図と展
開縦断面図、第6図は本考案の他の実施例として
のカムの正面図である。 3……振りローラ、20……揺動アーム、21
……調量ローラ、24……エアシリンダ、30…
…ローラアーム、31……水元ローラ、40……
水舟、41……湿し水、44,46……スタツ
ド、45……調節ねじ、48……圧縮コイルば
ね、51……カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基端部を機体側に枢支された左右一対の揺動ア
    ームと、これら左右の揺動アームの遊端部に軸支
    された調量ローラと、前記揺動アームを揺動させ
    て前記調量ローラをその給水径路下流側のローラ
    に対して接離させる駆動手段と、前記調量ローラ
    の給水径路上流側において基端部を機体側を枢支
    された左右一対のローラアームと、これら左右の
    ローラアームの遊端側に軸支されて水舟内の湿し
    水に浸漬された水元ローラと、前記ローラアーム
    の遊端部と機体側に固定された支持部材側との間
    をねじ嵌合により伸縮自在に連結しその回動によ
    りローラアームを揺動させて前記水元ローラと調
    量ローラとの接触圧を調節する調節ねじと、この
    調節ねじ上に装着され前記ローラアームの遊端部
    に前記支持部材に近接させる方向に付勢するばね
    部材と、機体側に回動自在に支持されて外周カム
    面を前記ローラアーム遊端部に対接させ回動によ
    り前記水元ローラを調量ローラから離間させるカ
    ムとを設けたことを特徴とする輪転印刷機の給水
    装置。
JP10614783U 1983-07-08 1983-07-08 輪転印刷機の給水装置 Granted JPS6014931U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10614783U JPS6014931U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 輪転印刷機の給水装置

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JP10614783U JPS6014931U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 輪転印刷機の給水装置

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Publication Number Publication Date
JPS6014931U JPS6014931U (ja) 1985-01-31
JPH023873Y2 true JPH023873Y2 (ja) 1990-01-30

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ID=30248519

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JP10614783U Granted JPS6014931U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 輪転印刷機の給水装置

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