JPH023860Y2 - - Google Patents

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JPH023860Y2
JPH023860Y2 JP16970385U JP16970385U JPH023860Y2 JP H023860 Y2 JPH023860 Y2 JP H023860Y2 JP 16970385 U JP16970385 U JP 16970385U JP 16970385 U JP16970385 U JP 16970385U JP H023860 Y2 JPH023860 Y2 JP H023860Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は光デイスク基盤を成形する光デイスク
基盤用成形型に係り、特に2枚の光デイスク基盤
が張り合わされて成る光デイスク基盤製品を製造
する際において、それら張り合わせ用の光デイス
ク基盤の成形に用いて好適な光デイスク基盤用成
形型に関するものである。
(従来技術) 光デイスク基盤を成形する成形型は、一般に、
固定金型と、それに対して接近、離間可能に設け
られ且つ所定のスタンパがセツトされた可動金型
とを含んで構成されている。そして、それら金型
にて形成される製品キヤビテイ内への所定の射出
材料の射出により、該スタンパ面の情報が転写さ
れた光デイスク基盤を成形するようになつてい
る。
ところで、このような光デイスク基盤用成形型
では、スタンパをセツトするために、通常、可動
金型側にスタンパ押えリングが取り付けられ、こ
のスタンパ押えリングによつてスタンパの外周縁
部が拘束されるようになつているが、従来では、
第7図に示されているように、固定金型2と可動
金型4とで形成される製品キヤビテイ6の外周面
が、そのスタンパ8の外周縁部を拘束するスタン
パ押えリング10によつて規定されるようになつ
ているのが一般的であつた。そして、そのため、
かかる製品キヤビテイ6への射出材料の射出によ
つて成形される従来の光デイスク基盤12では、
第8図に示されているように、その外周面が、情
報パターンが転写された情報記録面14側におい
て径が最も小さく、反対のフラツト面16側にお
いて径が最も大きくなるテーパ面18となつてい
るのが普通であつた。
(問題点) しかしながら、外周面がこのようなテーパ面1
8とされた光デイスク基盤12は、それがそのま
ま光デイスク基盤製品とされるものである場合は
問題はないが、第9図に示されているように、そ
のような光デイスク基盤12が2枚張り合わされ
て光デイスク基盤製品とされるものである場合に
は、その張り合わせ後、第9図の点線部分を切除
するための後加工を行なわなければならないとい
つた不具合があつた。2枚の光デイスク基盤12
を張り合わせて1つの光デイスク基盤製品を製作
する場合には、第9図に示されているように、各
光デイスク基盤12の情報記録面14側を接着に
よつて張り合わせることとなるが、光デイスク基
盤12の外周面が、前述のように、情報記録面1
4側からフラツト面16側に向かうほど径の大き
くなるテーパ面18となつている場合には、各光
デイスク基盤12の情報記録面14側のエツジ部
が鈍角状を成すため、この接着による張り合わせ
時において、情報記録面14に塗布される接着液
がその外周面18に垂れて付着するのである。そ
して、そのため、従来では、外周面に付着した接
着液を取り除くために、その接着による張り合わ
せ後において、前述の如き後加工を行なう必要が
あつたのである。
また、製品としての光デイスク基盤のエツジ部
が鋭角状であることは、取扱い上の安全性からも
それほど好ましくないのであり、この意味におい
ても前述の如き後加工を行なうことが望ましかつ
たのである。
(解決手段) ここにおいて、本考案は、このような事情に鑑
みて為されたものであつて、その要旨とするとこ
ろは、前述の如き、固定金型と、所定のスタンパ
がセツトされた可動金型とを含む光デイスク基盤
用成形型において、(a)前記可動金型側に取り付け
られて前記スタンパの外周縁部を押さえるスタン
パ押えリングと、(b)該スタンパ押えリングの内側
に位置して前記製品キヤビテイの外周面を規定す
る突部を有し、且つ該突部の外周面規定面が前記
固定金型側から前記可動金型側に向かつて外方に
拡がるテーパ面として形成された、該固定金型側
に取り付けられる固定リングと、(c)該固定リング
を前記可動金型側に向かつて突き出すように付勢
する付勢手段と、(d)該付勢手段の付勢力によつ
て、前記固定リングが前記可動金型側に向かつて
所定量だけ自由に突き出され得るように、該固定
リングの突出し量を規制するストツパ手段とを、
設けたことにある。
(作用・効果) このような光デイスク基盤用成形型では、製品
キヤビテイの外周面が固定リングの突部に形成さ
れたテーパ面で規定される結果、成形された光デ
イスク基盤の外周面が、前記従来の成形型で成形
されたものとは逆に、情報記録面側において径が
最も大きく、フラツト面側で径が最も小さくなる
テーパ面を呈し、情報記録面側のエツジ部が鈍角
状を成す。従つて、2枚の光デイスク基盤を情報
記録面で接着して張り合わせる場合において、そ
の情報記録面に塗布される接着液が外周面に垂れ
て付着するようなことが良好に防止される。つま
り、従来のように、外周面に付着した接着液を取
り除くための後加工が不要になるのである。
また、このような光デイスク基盤用成形型を用
いて光デイスク基盤を成形する場合には、射出材
料の製品キヤビテイへの射出時において可動金型
の型締力が射出材料の射出圧よりも僅かに小さい
状態に保持され、射出材料の製品キヤビテイへの
射出完了後、型締力がその射出圧よりも大きくさ
れる、所謂インジエクシヨンコンプレツシヨン成
形法が採用され、射出材料の射出時において可動
金型と固定金型とが僅かに離間せしめられるた
め、固定リングを単に固定金型に固定して取り付
けた場合には、射出材料の射出時において製品キ
ヤビテイの外周面を規定する突部とスタンパとの
間の間隙が大きくなり、その間隙に射出材料が侵
入してバリを形成する不具合があるのであるが、
本考案では、固定リングが付勢手段で常時可動金
型側に向かつて付勢され、ストツパ手段で規制さ
れるまで可動金型側へ突き出させられるようにな
つているため、たとえ可動金型と固定金型とが離
間する射出材料の射出時においても、固定リング
の突部をスタンパに対して位置固定に保持して、
それらの間に常に充分狭い間隙に維持し、その間
隙に射出材料が侵入してバリを形成することを阻
止することができる。
つまり、2枚の光デイスク基盤を張り合わせて
1つの光デイスク基盤製品を製造する場合におい
て、それら張り合わせ用の光デイスク基盤を本考
案に係る光デイスク基盤用成形型で成形するよう
にすれば、前述のように、光デイスク基盤の外周
面に付着する接着液を除去するための後加工が不
要になるだけでなく、そのような後加工を不要す
るために光デイスク基盤の外周面の情報記録面側
において開いたテーパ面とした場合において、そ
の情報記録面側のエツジ部に通常生じるバリの発
生を良好に防止できることから、そのバリ処理工
程をも省略することが可能となるのであり、それ
故、2枚の光デイスク基盤を張り合わせて成る光
デイスク基盤製品の製造工程を著しく簡略化する
ことが可能となるのである。
また、本考案に係る成形型によつて成形される
光デイスク基盤は、前述のように、その外周面が
情報記録面側ほど径の大きくなるテーパ面なるた
め、そのような光デイスク基盤が2枚張り合わさ
れた光デイスク基盤製品のエツジ部は鈍角状を成
すのであり、それ故、その光デイスク基盤製品の
取扱い上の安全性が向上するといつた利点もある
のである。
なお、本考案に係る光デイスク基盤用成形型
は、上述のように、2枚の光デイスク基盤が張り
合わされて成る光デイスク基盤製品を製造する際
の張り合わせ用の光デイスク基盤の成形に用い
て、その光デイスク基盤製品の製造工程を簡略化
できるといつた顕著な効果を発揮することのでき
るものであるが、1枚の光デイスク基盤がそのま
ま光デイスク基盤製品とされる光デイスク基盤の
成形に用いても、前述のように、情報記録面周縁
部のバリ処理工程を省略できるといつた利点があ
る。
(実施例) 以下、本考案をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
先ず、第1図には、本考案に係る光デイスク基
盤用成形型20を備えた射出成形機の要部が示さ
れているが、そこに示されているように、光デイ
スク基盤用成形型20は、固定盤22に取り付け
られた固定金型24と、可動盤26に取り付けら
れた可動金型28とを含んだ構成とされている。
可動金型28は、可動盤26の固定盤22に対す
る接近、離間作動に応じて固定金型24に対して
接近、離間せしめられるようになつており、図示
されているように、可動盤26の固定盤22側へ
の移動によつて固定金型24に押し付けられるよ
うになつている。そして、これによつて、それら
金型28,24間に、目的とする光デイスク基盤
の形状に応じた製品キヤビテイ30が形成される
ようになつている。なお、第1図中、32は、製
品キヤビテイ30内に所定の射出材料を射出する
ための射出装置である。
上記可動金型28と固定金型24との製品キヤ
ビテイ30を挟んで対向する部位には、第2図に
示されているように、それぞれ可動ミラーブロツ
ク34および固定ミラーブロツク36が設けられ
ている。そして、製品キヤビテイ30内の可動ミ
ラーブロツク34の表面に、内周縁部分を従来と
同様の方法で拘束されると共に、外周縁部分を鉤
型断面のスタンパ押えリング38で拘束されて、
製品キヤビテイ30側のスタンパ面40に所定の
情報パターンを刻設されたドーナツ状のスタンパ
42がセツトされている。また、固定金型24側
の固定ミラーブロツク36の外周部には、スタン
パ押えリング38の配設部位に対応して環状段部
44が形成されており、この環状段部44に収容
されて固定リング46が配設されている。
この固定リング46は、可動金型28側の先端
面47とは反対側の面において、ウレタン系樹脂
等から成るドーナツ状の弾性部材48を介して固
定ミラーブロツク36に取り付けられており、こ
の弾性部材48の変形に基づいて、固定ミラーブ
ロツク36、すなわち固定金型24に対して、環
状の軸心方向に移動し得るようにされている。そ
して、本実施例では、この固定リング46の可動
金型28側への移動が、固定リング46および弾
性部材48を軸方向に相対移動可能に貫通して固
定ミラーブロツク36に螺着されたボルト50に
よつて規制されるようになつている。本実施例で
は、このボルト50がストツパ手段を構成してい
るのである。
このボルト50は、その頭部52が、第2図に
示されているように、固定リング46の先端面4
7側に形成された凹所56内に収容されており、
その頭部52が凹所56の底面に当接することに
よつて固定リング46の可動金型28側への移動
を阻止するようになつている。そして、固定リン
グ46は、常には前記弾性部材48の弾性力に従
つて、凹所56の底面がボルト50の頭部52に
当接する突出し位置に保持され、可動金型28と
固定金型24とが後述のコンプレツシヨンストロ
ークαに等しい距離乃至はその距離近傍まで接近
したとき、それら可動金型28と固定金型24と
の当接に先立つて、その先端面47が前記スタン
パ押えリング38に当接するようになつている。
つまり、固定リング46は、可動金型28と固定
金型24とがコンプレツシヨンストロークαの範
囲内で相対移動する後述の射出材料57の射出操
作時において、前記弾性部材48を変形させるこ
とにより、その先端面47において常にスタンパ
押えリング38に当接するようにされているので
あり、これによつてその射出材料57の射出操作
の間、可動金型28に対して相対的に固定せしめ
られるようになつているのである。なお、前記ス
トツパ手段であるボルト50は、固定リング46
の周方向において等間隔に複数個、ここでは4個
設けられている。また、第2図において、58
は、固定リング46を環状の軸心方向に案内する
ための摺動スリーブであつて、ボルト60によつ
て固定ミラーブロツク36に固定されており、ス
トツパ手段としてのボルト50と同様、固定リン
グ46の周方向に複数個、ここでは4個、ボルト
50と交互に設けられている。
一方、上記固定リング46の前記スタンパ押え
リング38の内側に位置する先端面47の内周縁
部には、可動金型28側に向かつて環状の突部6
2が突出形成されており、前記製品キヤビテイ3
0の外周面がこの突部62の内周面64によつて
規定されるようになつている。この突部62の内
周面64が製品キヤビテイ30の外周面を規定す
る規定面とされているのである。そして、本実施
例では、この突部62の内周面64が、固定金型
24側から可動金型28側に向かつて外方に拡が
るテーパ面とされ、第3図に示されているよう
に、その製品キヤビテイ30で成形される光デイ
スク基盤66の外周面68が、スタンパ面40の
情報パターンが転写された情報記録面70側にお
いて径が最も大きく、反対のフラツト面72側で
径が最も小さくなるテーパ面となるようにされて
いる。
また、上記突部62は、その可動金型28側の
先端面74がスタンパ面40に平行とされてお
り、第2図に示されているように、固定リング4
6の先端面47がスタンパ押えリング38に当接
した状態において、その先端面74がスタンパ面
40と後述の射出材料57が侵入不能な微小間隔
を隔てて対面するようにされている。
また、第2図に示されているように、固定リン
グ46の内周面と固定ミラーブロツク36との間
の円筒状の間隙も、突部62の先端面74とスタ
ンパ面40との間の間隙と同様、射出材料57が
侵入不能な微小間隙に設定されている。
このような成形型20を用いて光デイスク基盤
66を成形するには、可動金型28の固定金型2
4に対する型締力を射出材料57の射出圧力より
も僅かに低く保持した状態で、射出材料57を製
品キヤビテイ30内に射出し(第4図参照)、そ
の射出材料57の射出完了後、型締力をその射出
圧力よりも大きく設定する。そして、製品キヤビ
テイ30内に射出した射出材料57の冷却期間の
経過を待つて可動金型28を固定金型24から離
間し、製品キヤビテイ30内で成形された光デイ
スク基盤66を取り出す。このようにすれば、前
述のように、スタンパ面40の情報パターンが情
報記録面70に転写され、且つ、外周面68がそ
の情報記録面70側ほど径の大きいテーパ面とさ
れた光デイスク基盤66が得られるのである。
ところで、本実施例の成形機20を用いて光デ
イスク基盤66を成形する場合には、上述のよう
に、製品キヤビテイ30内への射出材料57の射
出時において、可動金型28の固定金型24に対
する型締力が射出材料57の射出圧力よりも小さ
くされることから、第4図に示されているよう
に、その圧力差に基づいて可動金型28が固定金
型24からコンプレツシヨンストロークαだけ離
間される。従つて、固定リング46が単に固定ミ
ラーブロツク36に固定されている場合には、ス
タンパ42のスタンパ面40と固定リング46の
突部62の先端面74との間の間隙がその分拡が
つて、その間隙に射出材料57が侵入することと
なり、その間隙に侵入した射出材料57によつて
バリが形成されることとなる。しかし、本実施例
の成形型20では、製品キヤビテイ30内に射出
材料57が射出されている間、すなわち可動金型
28と固定金型24とが離間距離αの範囲内で相
対移動している間は、前述のように、弾性部材4
8の付勢力に基づいて、固定リング46がその先
端面47においてスタンパ押えリング38に当接
する位置に保持され、可動金型28に対して位置
固定に保持されるため、たとえ固定金型24と可
動金型28とがコンプレツシヨンストロークα分
だけ離間しても、それらスタンパ面40と突部6
2の先端面74との間の間隙が一定に保たれ、そ
れらの間隙に射出材料57が侵入してバリを形成
することが良好に防止される。
また、固定リング46の内周面と固定ミラーブ
ロツク36との間の円筒状の間隙は、固定リング
46と固定ミラーブロツク36との相対移動に拘
わらず常に略一定の微小間隙に保持されるため、
その間隙についても射出材料57の侵入によるバ
リの発生は良好に防止される。
つまり、本実施例の成形型20によつて成形さ
れる光デイスク基盤66では、情報記録面70お
よびフラツト面72の何れのエツジ部においても
バリの発生が良好に防止されるのであり、従つて
成形後にそれらのバリ処理のための加工を行なう
必要がないのである。
なお、製品キヤビテイ30内への射出材料57
の射出完了後において、可動金型28の型締力を
射出材料57の射出圧力よりも大きくすれば、第
5図に示されているように、可動金型28は再び
固定金型24に当接することとなり、製品キヤビ
テイ30の外周面が固定リング46の突部62の
内周面64で規定されることとなる。従つて、こ
の状態で射出材料57の冷却を行えば、外周面6
8が固定リング46の突部62の内周面64で規
定されたテーパ面となる光デイスク基盤66が得
られるのである。
また、このような成形型20によつて成形され
た光デイスク基盤66の2枚を張り合わせて1つ
の光デイスク基盤製品を製作する場合には、第6
図に示されているように、それら光デイスク基盤
66を情報記録面70で重ね合わせて接着するこ
ととなるが、このような成形型20で成形される
光デイスク基盤66は、前述のように、その外周
面68が情報記録面70側ほど径の大きいテーパ
面とされ、その情報記録面70側のエツジ部が鋭
角状とされるため、その接着時において情報記録
面70に塗布される接着液が外周面68に垂れて
付着することが良好に回避される。つまり、接着
後において、従来のように、外周面68に垂れた
接着液を除去するための後加工を行なう必要がな
いのである。従つて、前記光デイスク基盤66の
エツジ部のバリ処理工程を省略できることと併せ
て、2枚の光デイスク基盤66を張り合わせて成
る光デイスク基盤製品の製造工程を著しく簡略化
できるのである。
また、本実施例の成形型20を用いて成形され
た光デイスク基盤66を張り合わせて成る光デイ
スク基盤製品は、第6図に示されているように、
エツジ部が共に鈍角状とされるため、取扱上の安
全性も向上するのである。
なお、上記実施例では、固定リング46の先端
面47から突出せしめられた突部62の内周面6
4がそのまま製品キヤビテイ30の外周面を規定
する規定面とされていたが、これは、第2図に示
されているように、固定リング46のストツパ押
えリング38への当接時において、固定リング4
6の先端面47が固定ミラーブロツク36面と同
一面上に位置せしめられるようになつていたから
であり、従つて、固定リング46のストツパ押え
リング38への当接時においてそれら先端面47
と固定ミラーブロツク36面とが一面上に位置す
るようになつていなければ、製品キヤビテイ30
の外周面を規定する規定面、つまりテーパ面も、
突部62の内周面64に一致しないのであるが、
本考案はこのような態様もその範囲内に含むもの
である。
また、前記実施例では、固定リング46を可動
金型28側へ付勢する付勢手段が弾性材料で構成
されたドーナツ状の弾性部材48とされていた
が、付勢手段はこれに限定されるものではなく、
固定リング46を可動金型28側へ略均等に付勢
できるものであれば、コイルスプリング等の他の
付勢手段であつてもよいのである。
その他、一々列挙はしないが、本考案がその趣
旨を逸脱しない範囲内において、種々なる変更、
修正、改良等を施した態様で実施できることは、
言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光デイスク基盤用成形型
を備えた射出成形機の要部を示す説明図であり、
第2図は第1図の成形型の要部を示す断面説明図
であり、第3図は第1図の成形型を用いて成形さ
れる光デイスク基盤を示す断面図である。第4図
および第5図は、それぞれ第1図の成形型を用い
て光デイスク基盤を射出成形する際の異なる射出
操作段階における可動金型と固定金型との相対位
置関係を説明するための第2図に相当する断面図
である。第6図は、第3図の光デイスク基盤の張
り合わせによつて製作される光デイスク基盤製品
の要部を示す断面図である。第7図は従来の光デ
イスク基盤用成形型を示す第2図に相当する図で
あり、第8図はその従来の成形型を用いて成形さ
れる光デイスク基盤を示す第3図に相当する図で
あり、第9図は第8図の光デイスク基盤の張り合
わせ体を示す要部断面図である。 20:光デイスク基盤用成形型、24:固定金
型、28:可動金型、30:製品キヤビテイ、3
4:可動ミラーブロツク、36:固定ミラーブロ
ツク、38:スタンパ押えリング、40:スタン
パ面、42:スタンパ、46:固定リング、4
8:弾性部材(付勢手段)、50:ボルト(スト
ツパ手段)、57:射出材料、62:突部、6
4:内周面(規定面)、66:光デイスク基盤、
68:外周面、70:情報記録面、72:フラツ
ト面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定金型と、それに対して接近、離間可能に設
    けられ且つ所定のスタンパがセツトされた可動金
    型とを含み、それら金型にて形成される製品キヤ
    ビテイ内への所定の射出材料の射出により、該ス
    タンパ面の情報が転写された光デイスク基盤を成
    形するようにした光デイスク基盤用成形型におい
    て、 前記可動金型側に取り付けられて前記スタンパ
    の外周縁部を押さえるスタンパ押えリングと、 該スタンパ押えリングの内側に位置して前記製
    品キヤビテイの外周面を規定する突部を有し、且
    つ該突部の外周面規定面が前記固定金型側から前
    記可動金型側に向かつて外方に拡がるテーパ面と
    して形成された、該固定金型側に取り付けられる
    固定リングと、 該固定リングを前記可動金型側に向かつて突き
    出すように付勢する付勢手段と、 該付勢手段の付勢力によつて、前記固定リング
    が前記可動金型側に向かつて所定量だけ自由に突
    き出され得るように、該固定リングの突出し量を
    規制するストツパ手段とを、 設けたことを特徴とする光デイスク基盤用成形
    型。
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