JPH0236234A - シリコーン樹脂およびその製造方法 - Google Patents

シリコーン樹脂およびその製造方法

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JPH0236234A
JPH0236234A JP18744988A JP18744988A JPH0236234A JP H0236234 A JPH0236234 A JP H0236234A JP 18744988 A JP18744988 A JP 18744988A JP 18744988 A JP18744988 A JP 18744988A JP H0236234 A JPH0236234 A JP H0236234A
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Shiro Gomyo
五明 史朗
Shigeru Mori
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシリコーン樹脂組成物、特には1官能性オルガ
ノシロキサン単位(M単位)と3官能性シロキサン単位
(T単位)および4官能性シロキサン単位(Q単位)と
からなる、2官能性シロキサン単位(D単位)からなる
オルガノポリシロキサンとの相溶性にすぐれていること
からシリコーン系感圧接着剤、シリコーンゴムの補強剤
として有用とされるMTQ単位からなるシリコーン樹脂
組成物およびこの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来からオルガノシロキサン樹脂については各種のもの
が知られており、例えば1官能性シロキサン単位(以下
M単位と略記する)と4官能性シロキサン単位(以下Q
単位と略記する)とからなる共重合体はMQレジンと呼
ばれており、このものはシリコーン感圧接着剤の原料と
して、または特に透明性を必要とするシリコーンゴム、
なかでも常温硬化性(以下RTVと略記する)シリコー
ンゴムの強度補強剤として使用されており、またこのM
Qにさらに2官能性シロキサン単位(以下り単位と略記
する)を導入した共重合体もMDQレジンと呼ばれてお
り、これもMQレジンに優れるとも劣らない効果をもつ
ものであることが知られている。
しかし、このMQレジンに3官能性シロキサン単位(以
下T単位と略記する)を導入したMTQレジンはこのT
単位のシロキサンが特に加水分解時においてゲル化し易
いためにその製造が難しく、得られたものもゲル化物を
含有していたり、収率が極度にわるく、さらにこのMT
Qレジンは相手材料との相溶性に乏しく、感圧接着剤に
応用した場合には粘着力が低くなり、またシリコーンゴ
ムの補強剤としての補強効果も殆ど認められず、したが
ってこのものは工業的に実用化されていない。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決したMTQレジンおよび
製造方法に関するものであり、これは1)一般式R1,
l5iOヨ(こ\にR1は非置換または置換の同種また
は異種の1価炭化水素基、aは2.6〜3.0の正数)
で示されるシロキサン単位と、2)一般式Si○2で示
されるシロキサン単位、および3)一般式R”l)S 
i O付(こ\にR2はその30モル%以上が炭素数2
以上の基である、非置換または置換の同種または異種の
1価炭化水素基、bは0.95〜1.05の正数)で示
されるシロキサン単位、とからなることを特徴とするシ
リコーン樹脂組成物、および1)一般式R1aSi(O
R3)−−a (R1は非置換または置換の同種または
異種の1価炭化水素基、R3は水素原子または炭素数1
〜5のアルキル基、aは2.6〜3.0の正数)で示さ
れるオルガノハイドロキシシラン、オルガノアルコキシ
シランおよび/または一般式(R18Si)20+−a
(R’、aは前記に同じ)で示されるオルガノシロキサ
ンと、2)一般式5i(OR4)4(こ\にR4は炭素
数1〜5のアルキル基)で示されるアルキルシリケート
および/またはその部分加水分解線金物、および3)一
般式R”l)S i (OR’L−b (R2はその3
0モル%以上が炭素数2以上の基である、非置換または
置換の同種または異種の1価炭化水素基、R4は前記に
同じ)で示されるオルガノアルコキシシランおよび/ま
たはその加水分解線金物を混合し、これを共加水分解、
重縮合反応させることを特徴とするシリコーン樹脂組成
物の製造方法に関するものである。
すなわち1本発明者らは工業的な有用性の高いMTQレ
ジンを開発すべく種々検討した結果、このMTQレジン
についてはそのT単位を構成する一般式R2bSiO4
−bで示されるシロキサン中における1価炭化水素基が
すべてメチル基である場合にはこれが一般式R’ CS
 i O己(こ\にR5は非置換または置換の同種また
は異種の1価炭化水素基、Cは1.8〜2.1の正数)
で示される2官能性シロキサン単位(D単位)からなる
オルガノポリシロキサンとの相溶性が全くなく、シリコ
ーン感圧接着剤に応用した場合には粘着力が低くて実用
性がなく、シリコーンゴムの補強剤として使用する場合
も補強効果が殆ど認められず、前記したMQレジン、M
DQレジンにくらべて性能面で著しく劣るものであるけ
れども、このT単位を構成する上記した一般式R”l)
S i O=上で示されるシロキサン中における1価炭
化水素基R2をその30モル%以上が炭素数2以上の1
価炭化水素基であるものとすると、このMTQレジンは
上記したD単位のシロキサンからなるオルガノポリシロ
キサンとの相溶性のすぐれたものとなり、シリコーン感
圧接着剤に応用した場合にすぐれた接着性を示すし、シ
リコーンゴム補強剤として応用した場合にはすぐれた補
強効果を示すようになるということを見出すと共に、こ
のものはオルガノポリシロキサンをベースとする消泡剤
に添加すると消泡効果の向上、消泡性持続の効果を示し
、各種プラスチックに配合すると成形時の発泡防止、フ
ロー性(流れ特性)、離形性を改善すると共に成形品の
印刷性向上、表面光沢の改良、機械的特性を向上させ、
さらにはエポキシ樹脂と各種無機質充填剤とからなるモ
ールディングコンパウンドに配合するとその耐湿性、耐
水性、耐熱性を向上させるという効果をもつものである
ことを確認し、こへに使用する各成分の種類、配合量お
よびこの製造方法についての研究を進めて本発明を完成
させた。 以下これを詳述する。
本発明のシリコーン樹脂組成物を構成する第1成分であ
るM単位としてのシロキサン単位は一般弐R”BS i
Oヨで示され R1はメチル基、エチル基、プロピル基
、ブチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などの
シクロアルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケニ
ル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、または
これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または
全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメ
チル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基など
から構成される非置換または置換の同種または異種の1
価炭化水素基であるものとされるが、このa値について
はこれが2.6より小さいと目的とするMTQレジンが
他のオルガノシロキサンやシリコーン以外の有機樹脂と
の相溶性のわるいものとなり、3.0より大きくすると
無官能のシロキサン単位からなるオルガノシラン類が混
入することになって目的とするMTQレジン中にこれら
の無官能オルガノシラン類が混在して好ましくない結果
を招くので、これは2.6〜3.0の正数とされる。
また、本発明のシリコーン樹脂組成物を構成する第2成
分としてのQ単位であるシロキサン単位は一般式Si○
2で示されるものとすればよい。
しかし、これは一般に言われているSiO□(シリカ)
なる組成の石英ではなく、第1成分、第3成分の出発原
料と共重合し得る形態の組成が好ましく、共重合してか
ら、最終的にはSi○2単位の形態に変り得るものとす
ることが必要であり、これには例えば、アルキルシリケ
ート、一般式S i (OR’)4(R’は炭素数1〜
5のアルキル基)で示されるものが第2成分の出発原料
として最適である。
本発明のシリコーン樹脂を構成する第3成分としてのT
単位であるシロキサン単位は一般式R2bSiOので示
され、R2は前記したR1について例示したものと同じ
非置換また置換の同種または異種の1価炭化水素基であ
るが、このR2についてはそのすべてがメチル基である
と目的とするMTQレジンがD単位のシロキサン単位か
らなるオルガノポリシロキサンに相溶しなくなってこの
MTQレジンがシリコーン感圧接着剤、シリコーンゴム
の補強剤として使用できなくなる。従って、これは炭素
数2以上の基が30モル%以上、換言すればメチル基以
外の基が30モル%以上のMTQレジンでないと、D単
位のシロキサン単位からなるオルガノポリシロキサンと
の相溶性が悪くなり、シリコーン感圧接着剤の原料、シ
リコーンゴムの補強剤として不適格となる。このものは
好ましくは、60モル%以上が炭素数2以上の基である
ことが良いが、炭素数が多くなればなる程、また、その
モル%が大きくなればなる程、有機性が増すため、シリ
コーン以外の有機樹脂との親和性が良くなるといった利
点があるので、これについてはR2の30モル%以上が
メチル基以外の基。
すなわち炭素数が2以上の基とする必要がある。
また、このb値についてはこれが0.95より小さいと
目的とするMTQレジンが他のオルガノポリシロキサン
、シリコーン以外の有機樹脂との相溶性、分散性のわる
いものとなり、1.05より大きくすると得られたMT
Qレジンを他のオルガノポリシロキサン、シリコーン以
外の有機樹脂に配合したときにその機械的特性、その他
の物性の向上に期待する程の効果が得られず、むしろ助
効果となる傾向を示すので、これは0.95〜1.05
の正数とする必要がある。
本発明のシリコーン樹脂組成物は上記した第1〜第3成
分のシロキサン単位からなるものとされるが、これらの
配合割合はこのシリコーン樹脂組成物の用途、目的に応
じて定められるべきものであるので特に限定されるべき
ものではないが、第1成分であるM単位としてのシロキ
サン単位が極端に小さい場合にはこのMTQレジンに添
加されるオルガノポリシロキサンやシリコーン以外の有
機樹脂に対する相溶性、分散性がわるくなるので、この
M単位としてのシロキサン単位とQ単位としてのシロキ
サン単位とのモル比(M/Q)が0゜4以上とすること
がよく、これはまたM単位に対するQ単位が少なすぎる
と他のオルガノポリシロキサン、シリコーン以外の有機
樹脂との配合物の機械的強度、その他の物性の向上効果
がむしろマイナスとなるのでこれは2.0を上限とする
ことがよい。また、このシリコーン樹脂組成物中におけ
るT単位としてのシロキサン単位の配合割合はこれが1
モル%より少ないとシリコーン感圧接着剤に応用した場
合、その性能、特に粘着力において著しい効果は認めら
れず、またシリコーンゴムの補強剤としての効果もMQ
レジンを使用した場合と殆ど変らない結果となり、20
モル%より多くすると、MTQレジン自体が不安定な状
態となるし、さらに、MTQレジンの製造過程において
増粘、ゲル化する場合も生ずる。またこのように増粘し
て、高分子化し、ゲル化に至るため、D単位のシロキサ
ン単位からなるオルガノポリシロキサンに対する相溶性
が悪くなるといった結果となるのでこれは1〜20モル
%の範囲とすればよいが、これはこのT単位の配合に伴
う効果が最大限に発揮される範囲とすればよい。
このように配合されて作られた本発明のMTQレジンと
してのシリコーン樹脂組成物は二\に配合されるT単位
としてのシロキサン単位がメチル基だけでなく、炭素数
が2以上の1価炭化水素基を30モル%以上含有するも
のであるので、例えばD単位としてのシロキサン単位か
らなるオルガノポリシロキサンやシリコーン以外の有機
樹脂とよく相溶し、このものはシリコーン感圧接着剤と
したときにすぐれた接着力を示すし、シリコーンゴムの
補強剤として使用したときにもすぐれた補強効果を示し
、さらに他の有機樹脂に添加したときにはその成形性、
成形物の物性向上に効果を示す。
なお、本発明のシリコーン樹脂組成物は従来公知のMQ
レジンにT単位としてシロキサン基を導スしたものであ
るが、このT単位のシロキサン単位からなるオルガノポ
リシロキサンは前記したR”bS i Oユ上で示され
るものであるけれども、このオルガノポリシロキサンを
脂肪族不飽和基、例えば 基を含有するものとしてこのMTQレジンを有機過酸化
物を触媒として加硫させると、CH2=CH−の2重結
合部とシリコーンゴムの有機基との架橋度がさらに増加
するので補強性が向上し。
これをシリコーン感圧接着剤として使用するときには凝
集力がよくなり1体質改善の効果がさらに増加するし、
これにオルガノハイドロジエンポリシロキサンと白金ま
たはパラジウム系の触媒を配合すると、その2重結合部
とけい素原子に結合し7た水素原子との付加反応によっ
てその諸物性が向上するという有利性が与えられる。ま
た、従来公知のMQレジンについてはこのM単位として
式と(CH3) 3S I O1/2で示されるオルガ
ノシロキサンを使用して分子鎖末端にビニル基を導入し
たものも知られていて、このジメチルビニルシロキサン
単位の原料としては高価なテトラメチルジビニルジシロ
キサン、ジメチルビニルアルコキシシラン、ジメチルビ
ニルクロロシランが使用されているために、このMQレ
ジンは高価なものとなり、したがってその応用範囲も限
定されていたのであるが、本発明のシリコーン樹脂組成
物はこのMTQレジンを作るときのT単位をシロキサン
単位として安価なビニルトリクロロシラン、ビニルトリ
アルコキシシランなどを使用することができるので、こ
れを安価に得ることができ、したがって今までに限定さ
れていた応用範囲外にも広く使用できるという有利性が
与えられる。
本発明のシリコーン樹脂組成物は上記したように前記し
た第1〜第3成分の共重合体からなるものとされるが、
このものの製造は例えば下記の方法で行なえばよい、す
なわち、この製造方法における第1成分を構成すべきシ
ロキサン単位としては構成材として一般式R’aS i
 (OR3)4−8で示され、R1,aは前記の通りで
あり、R′″は水素原子または炭素数1〜5のアルキル
基であるトリオルガノシラノール、トリオルガノアルコ
キシシランおよび/または一般式(R’aS l )z
 o4−aで示され R1、aは前記の通りであるヘキ
サオルガノジシロキサン、具体的にはトリメチルシラノ
ール、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシ
シラン、トリエチルメトキシシラン、トリエチルエトキ
シシラン、トリエチルシラノール、ヘキサメチルジシロ
キサン、ヘキサエチルジシロキサン、ヘキサイソプロピ
ルジシロキサンおよびこれらの混合物を使用すればよい
つぎに、この第2成分としてのQ単位であるシロキサン
単位構成材は一般式S i (OR’)4で示され、R
4は炭素数1〜5のアルキル基であるアルキルシリケー
ト、例えばメチルシリケート、エチルシリケート、プロ
ピルシリケート、ブチルシリケートおよび/またはこれ
らの部分加水分解縮合物とすればよい6 また、この第3成分としてのT単位のシロキサン単位構
成材は一般式R”bS i (○R’)、−bで示され
、R2、R,、bは前記の通りのものであるオルガノト
リアルコキシシラン、例えばメチルトリメトキシシラン
、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシ
シラン、ブチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、プロピルトリエ
トキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、ヘキシルト
リメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシランなど、またはこれらの部分加水
分解縮合物が例示されるが、この第3成分についてはこ
のシロキサン単位がその30モル%以上が炭素数2以上
の1価炭化水素基であることが必要とされるのでこれは
上記のものから適宜選択組合せて使用することが必要と
される。
本発明のシリコーン樹脂組成物は上記した第1〜第3成
分を構成するためのオルガノシランおよび/またはオル
ガノシロキサンを混合し、共加水分解、重縮合させるこ
とによって得られることができるが、これらの配合比は
目的とするシリコーン樹脂組成物中における第1〜第3
成分の配合比となるように配合すればよく、したがって
前記したようにM/Q (モル比)が0.4〜2.0で
T単位が1〜20モル%となるようにすればよい、しか
し、これらの各成分を混合し、これを従来公知の加水分
解、重縮合方法、例えば必要に応じ添加されるアルキル
アルコールの存在下に無機酸と必要量の水を添加して加
水分解し、中和水洗する方法で加水分解、重結合させる
と、得られるMTQレジンは他のオルガノポリシロキサ
ン、シリコーン以外の有機樹脂との相溶性、分散性のわ
るいものとなり、これを添加した各樹脂の物性向上をも
雅しくなるので、この加水分解、重縮合は上記した各成
分の混合物に必要に応じアルキルアルコール、芳香族系
の溶剤を加え、塩酸、硫酸などの無機酸を添加して十分
に攪拌したのち、加水分解に必要な水量を加えて加水分
解を行ない、縮合したアルコール類を通常の方法で除去
し、非極性の溶媒例えばトルエン、キシレンなどに置換
してから酸を中和するために必要とする量以上のアルカ
リを添加して中和し、ついで温度を上げて過剰に加えた
アルカリを触媒として重縮合させ、つぎにアルカリを中
和するのに必要な量以上の酸を加えて中和後、酸性下に
温度を20〜140℃として過剰に加えた酸を触媒とし
て再び重縮合を行なったのち、酸分をアルカリで中和す
るか水洗によって除去して中性にするという方法で行な
えばよいが、これはこのアルカリによる重縮合と酸によ
る重縮合の順序を逆にしてもよい。このようにして得ら
れたMTQレジンであるシリコーン樹脂組成物は他のオ
ルガノポリシロキサン、シリコーン以外の有機樹脂との
相溶性、分散性にすぐれているし、これをシリコーン感
圧接着剤として使用するとすぐれた接着性を示すし、シ
リコーンゴムの補強剤として使用する場合にはすぐれた
補強効果を示し、さらにこのものは他種の合成樹脂に添
加すればその樹脂の成形性を向上させ、得られる成形品
の強度その他の物性を改善するという有利性をもつもの
となる。
つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は重量部を
、また粘度、比重はいずれも25℃での測定値を示した
ものであり、参考例にあげたシリコーン感圧接着剤の物
性は下記の測定方法による測定結果を示したものである
〔粘着力〕
ステンレス板(SUS27cp、280グリツド)の沖
央に試験片の粘着剤層側を下側にして軽く貼り、この上
から厚さ約6mmのゴム層で被覆された重さ2,000
±50g、直径80mの金属製のローラーを圧着速度3
00m/分で1往復させて試験片を圧着し、ついでこの
試験片を23±2℃、60±5%RHの恒温恒湿室内に
16時間放置したのち、遊びの部分を角度180°に折
返し、300+m/分の速度で連続し、て引き剥がした
ときの剥離力で測定した。
〔ポールタック〕
傾斜角30″の斜面で助走距離10■のところから鋼球
(JIS G4805の5UJ2)を転がして、粘着剤
層の10a++の範囲内で停止する鋼球の最大の直径の
Nαで示した(傾斜式ポールタック潤定法)。
なお、N(132は1インチ、NQ24は24/32イ
ンチであり、測定は23±2℃、60±5%RH恒温恒
湿室内で行なわれた。
〔凝集力〕
前記したステンレス板に長さ20mn+、巾10国の面
積で試験片を貼付し、荷重1.000±10gを懸垂さ
せ、23±2℃、6o±5%RHの恒温恒湿室内に30
分間放置したのちのズレ距離をもって示した。
実施例1 温度計、還流冷却器、攪拌機を取りつけた1Qの四ツロ
フラスコにオルソエチルシリケートの部分加水分解線金
物であるエチルボリシケート(SiO□含有量40%)
378g、ヘキサメチールジシロキサン122.5 g
、ビニルトリメトキシシラン66.3 gおよびエタノ
ール20gを仕込み、20℃に保って35%塩酸水Lo
gと水90gを30分間にわたって滴下し、76℃で4
時間攪拌して加水分解させたのち、トルエン200gと
炭酸水素ナトリウムLogを添加し、加熱によってエタ
ノールをストリップしながらトルエンを追加して不揮発
分が60%であるトルエン溶液とした。
ついで過剰に添加した炭酸水素ナトリウムを触媒として
114℃で4時間アルカリ重合させ、冷却後に95%硫
酸Logを加えて50℃で4時間酸重合させ、これに炭
酸水素ナトリウムを添加して40℃で3時間攪拌して硫
酸を中和し、さらに系内の水分を無水芒硝で脱水したの
ちび過したところ、不揮発分60.3%、粘度17.2
cS、比重1.050、水酸基含有量0.02 モ/L
// 100gレジンである無色透明なトルエン溶液が
得られ。
このものは分析の結果、M/Qモル比が0.6でT単位
としてCH=CH8iO3/2を10モル%含有するM
TQレジン(以下MTQ−1と略記する)であることが
確認され、このものはトルエンを留去したところ無色透
明の固形レジンとなった。
つぎにこのMTQ−1100部と分子鎖末端が水酸基で
封鎖されている平均重合度が4,000であるジメチル
ポリシロキサン100部とをミキサーで十分混合し、減
圧で脱泡したのちガラスシャーレに厚さ8肩となるよう
に採取し、溶剤を揮発させたあとの混合物の透明性をし
らへたところ、このものは完全に透明であり、このMT
Q−■がジオルガノポリシロキサンと相溶性をもつもの
であることが確認された。
実施例2 実施例1におけるエチルポリシリケート378gに対す
るヘキサメチルジシロキサン、ビニルトリメトキシシラ
ン、エタノールの添加量をヘキサメチルジシロキサン1
53 g、ビニルトリメトキシシラン73.1 g、エ
タノール15gとしたほかは実施例1と同様に処理した
ところ、不揮発分60.0%粘度11.8cS、比重1
,051、水酸基含有量0.03モル/ 100 gレ
ジンである無色透明の60%トルエン溶液が得られ、こ
のものは分析の結果、M/Qモル比が0.75でT単位
としてCH2=CH81O3/2を10モル%含有する
MTQレジン(以下MTQ−11と略記する)であるこ
とが確認され、このものはトルエンを揮発させたところ
無色透明の固体レジンとなった。
また、このMTQ−nについてはこれを実施例1と同様
にジメチルポリシロキサンと混合したところ、このもの
はジメチルシロキサンとの相溶性のすぐれたものである
ことが確認された。
実施例3 実施例1におけるエチルポリシリケート378gに対す
るヘキサメチルジシロキサン、ビニルトリメトキシシラ
ン、エタノールの添加量をヘキサメチルジシロキサン1
63.3 g、ビニルトリメトキシシラン74.6g、
エタノール10gとしたほかは実施例1と同様に処理し
たところ、不揮発分60.8%、粘度11.5cS、比
重1,050、水酸基含有量0.02モル/ 100 
gレジンである無色透明の60%トルエン溶液が得られ
、このものは分析の結果、M/Qモル比が0.85でT
単位としてCH−CH31○3/2を10モル%含有す
るMTQレジン(以下MTQ−mと略記する)であるこ
とが確認され、このものはトルエンを揮発させたところ
無色透明の固形レジンとなつた・ また、このMTQ−IIIについては実施例1と同様の
方法でジメチルポリシロキサンとの相溶性をしらべたと
ころ、このものはすぐれた相溶性を示した。
実施例4 実施例1におけるエチルポリシリケート378gに対す
るヘキサメチルジシロキサン、ビニルトリメトキシシラ
ン、エタノールの添加量をヘキサメチルジシロキサン2
04.1g、ビニルトリメトキシシラン82.9g、エ
タノールLogとしたほかは実施例1と同様に処理した
ところ、不揮発分59.8%、粘度10.2 c S、
比重1,051、水酸基含有量0.02モル/ 100
 gレジンである無色透明の60%トルエン溶液が得ら
れ、このものは分析の結果、M・70モル比が1.00
でT単位としてCHCH31○3/2を10モル%含有
するMTQレジン(以下MTQ−IVと略記する)であ
ることが確認され、このものはトルエンを揮発させたと
ころ無色透明でや\粘着性を帯びた固形レジンとなった
また、このMTQ−IVについては実施例1と同じ方法
でジメチルポリシロキサンとの相溶性をしらべたところ
、すぐれた相溶性を示した。
実施例5 実施例1におけるエチルポリシリケート378gに対す
るヘキサメチルジシロキサン、ビニルトリメトキシシラ
ン、エタノールの添加量をヘキサメチルジシロキサン2
24.5g、ビニルトルメトキシシラン87g、エタノ
ール10gとしたほかは実施例1と同様に処理したとこ
ろ、不揮発分61.9%、粘度9.8cS、比重1.0
52、水酸基含有量0.03モル/100gレジンであ
る無色透明の60%トルエン溶液が得られ、このものは
分析の結果、M/Qモル比が1.10でT単位としてC
H2=CH81○3/2を1O−T−ル%含有するMT
Qレジン(以下MT−Vと略記する)であることが確認
され、このものはトルエンを揮発させたところ無色透明
の粘稠な固溶体レジンとなった。
また、このMTQ−Vについては実施例1と同じ方法で
ジメチルポリシロキサンとの相溶性をしらべたところ、
すぐれた相溶性を示した。
実施例6〜9 温度計、還流冷却器、攪拌機を取りつけたIQの四ツロ
フラスコに、オルソメチルシリケートの部分加水分解結
合物であるメチルポリシリケート(S i O2含有量
51%)とヘキサメチルジシロキサンおよびイソブチル
トリメトキシシランを第1表に示した配合割合で添加し
、さらにイソプロピルアルコール20gを添加し、系内
の温度を40℃に保ち、こ\に35%塩酸水5gと第1
表に示した量の水を滴下して加水分解させ、70℃で3
時間熟成させたのち、水100g、トルエン200gを
加えてトルエン樹脂層とメタノール・イソプロピルアル
コール・水・塩酸層に分液分前し、トルエン樹脂層にト
ルエンを加えてその不揮発分を60%とし、炭酸水素ナ
トリウム2gを添加してから114℃で4時間アルカリ
重合を行ない、ついで35%塩酸水を8g添加して90
℃で6時間酸重合を行なわせ、水洗して塩酸分を除去し
てから無水芒硝で脱水して不揮発分を60%に調整した
ところ、無色透明な液体が得られた。これらは第2表に
示したとおりの性状を示した。
なお、こ−に得られた組成物はいずれもMTQレジンで
あるが、これらについては実施例1と同じ方法でジメチ
ルポリシロキサンとの相溶性をしらべたところ、いずれ
もすぐれた相溶性を示した。
第 表 実施例10〜13 温度計、還流冷却器、攪拌機を取りつけたIQの四ツロ
フラスコに、オルソメチルシリケートの部分加水分解締
金物であるメチルポリシリケート(S i O2含有量
51%)とへキサメチルジシロキサン、メチルトリメト
キシシランおよびイソブチルトリメトキシシランを第3
表に示した配合割合で添加し、さらにインプロピルアル
コール20gを添加し、系内の温度を10℃に保ち、こ
ンに35%塩酸水5gと第1表に示した量の水を滴下し
て加水分解させ、70℃で3時間熟成させたのち、水1
00g、  トルエン200gを加えてトルエン樹脂層
とメタノール・イソプロピルアルコール・水・塩酸層に
分液分離し、トルエン樹脂層にトルエンを加えてその不
揮発分を60%とし、炭酸水素ナトリウム2gを添加し
てから114℃で4時間アルカリ重合を行ない、ついで
35%塩酸水を8g添加して90℃で6時間酸重合を行
なわせ、水洗して塩酸分を除去してから無水芒硝で脱水
して不揮発分を60%にWRUt、たところ、無色透明
な液体が得られ、これらは第4表に示したとおりの性状
を示した。
なお、こ\に得られた組成物はいずれもMTQレジンで
あるが、これらについて実施例1と同じ方法でジメチル
ポリシロキサンとの相溶性をしらべたところ、これらは
いずれもすぐれた相溶性を示した。
実施例14〜17 メチルポリシリケート、ヘキサメチルジシロキサン、メ
チルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラ
ンの配合割合および加水分解用水の添加量を実施例10
〜13における第3表と同一にし、実施例10〜13と
同じ方法で加水分解し、熟成し、トルエンを添加して得
たトルエン樹脂層に、35%塩酸水5,5gを添加し9
0℃で6時間酸重合を行なわせたのち、50℃まで冷却
してから炭酸水素ナトリウム6.5を徐々に添加して中
和し、ついで過剰の炭酸水素ナトリウムを触媒として1
15℃でアルカリ重合を4時間行なわせ、35%塩酸水
3.7gを含む水100gを60℃に冷却してから徐々
に加え80℃に1時間加熱して中和し、水洗して余分の
塩酸分と生成した塩酸ナトリウム分を除去したのち、無
水芒硝で脱水し、トルエンを添加して濾過して不揮発分
が60%となるように調整してMTQレジンを作ったと
ころ、このものは第5表に示したとおりの結果を示した
なお、こぎに得られたMTQレジンについては実施例1
と同じ方法でジメチルポリシロキサンとの相溶性をしら
べたところ、これらはいずれもすぐれた相溶性を示した
第   5   表 比較例 温度計、還流冷却器、攪拌機を取りつけたIQの四ツロ
フラスコに、実施例1で使用したエチルシリケート37
8g、ヘキサメチルジシロキサン153gおよびエタノ
ール15gを仕込み、こ\に35%塩酸水Logと水9
0gを滴下して加水分解させ、76℃で4時間熟成して
からトルエン203gを加えて溶解し、水洗を数回行な
って塩酸分を除去し、無水芒硝で脱水し濾過したところ
、無色透明で不揮発分60.1%、粘度4.3 c S
、比重1.050、水酸基量1.8モル/ 100 g
レジンである液体が得られたが、このものは分析の結果
、M/Qモル比が0.75であるMQレジンであること
が確認されたが、このもののジメチルポリシロキサンと
の相溶性を実施例1と同じ方法でしらべたところ、この
混合物は微白濁の様相を生じていたので、ジメチルポリ
シロキサンとの相溶性がよくないものであることが判っ
た。
参考例1 実施例3で得られたMTQ−mの固形分125部に分子
鎖両末端が水酸基で封鎖された、平均重合度が6,50
0であるジメチルポリシロキサン生ゴム100部を添加
し、トルエンを加えて固形分が60%になるようにうす
め、10時間にわたり、温度を100℃に保って攪拌を
行ない、シリコーン感圧接着剤を製造したところ、この
ものは無色透明で不揮発分60.1%、粘度136,0
00cSの物性を示した。
ついでこのシリコーン感圧接着剤100 部に過酸化ベ
ンゾイル2部とトルエン50部を添加してよく攪拌して
得た試料を巾25n+m、厚さ0.025mのポリイミ
ドフィルムにアプリケーターを用いて40μmの厚さに
塗布し、5分間風乾後に180℃で3分間焼き付けて試
験片を作り、これについての粘着力、ポールタック、凝
集力を測定したところ第6表に示したとおりの結果が得
られた。
また、このシリコーン感圧接着剤100部にけい素原子
に結合した水素原子を20モル%含有する粘度が55c
Sのメチルハイドロジエンポリシロキサン5部と付加反
応用触媒としての白金触媒を白金量で3Qppmおよび
トルエン50部を添加してよく攪拌して得た試料を上記
と同様のポリイミドフィルムにアプリケーターを用いて
厚さ40I#に塗布し、5分間風乾後に100℃で5分
間加硫して試験片を作り、これについての粘着力。
ポールタック、凝集力を測定したところ、第6表に併記
したとおりの結果が得られた。
しかし、比較のために上記で使用したMTQ−■の代わ
りに、M/Qモル比が0.8で有機基がメチル基であり
、不揮発分が60.5%、粘度が9.3 c S、水酸
基含有量が0.04モル/100gレジンであるMQレ
ジンを使用して上記と同じ方法でシリコーン感圧接着剤
を作ったところ、このものは不揮発分60.4%、粘度
102,000cSの無色透明で粘稠なトルエン溶液で
あったが。
このものを上記と同じように過酸化ベンゾイルで加硫し
たのちポリイミドフィルムに塗布し、風乾し焼き付けた
ものの粘着力、ポールタック、凝集力は第6表に併記し
たとおりであった。
第    6    表 参考例2 実施例2で得られたMTQレジン(MTQ−11)と比
較例1で得られたMQレジンの各々100部に、両末端
がビニルジメチルシリル基で封鎖され、主鎖のけい素原
子に結合したビニル基が1分子中に平均2ヶ結合された
平均重合度が1,000の直鎖状のビニル基含有ジメチ
ルポリシロキサン100部を各々に混合し、溶剤である
トルエンをストリップしたものに、両末端がハイドロジ
エンジメチルシリル基で封鎖され、主鎖のけい素原子に
結合した水素原子が1分子中に平均20ケ含有されてい
る直鎖状のハイドロジエンメチルポリシロキサンを35
部づつ混合し、さらに白金触媒を白金量として混合物に
対して3Qppm加えて混合し、減圧脱泡してから10
0℃で2時間硬化させて、厚さ1閣のゴムシートを作っ
た。ついで、このシートを所定のサイズに切断して引張
り試験を行なった結果、MTQ−nを配合したゴムシー
トは引張り強度が35kg/cdで透明なゴムシートで
あった。
しかし、比較例1で作ったMQレジンを配合したものは
引張り強度が20kg/cdで乳白色の不透明なゴムシ
ートであり、このことがらMTQ−11はシリコーンゴ
ムの補強剤として優れた性能を示すものであることが確
認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1)一般式R^1_aSiO(_4_−_a_/_
    2)(こゝにR^1は非置換または置換の同種または異
    種の1価炭化水素基、aは2.6〜3.0の正数)で示
    されるシロキサン単位と、 2)一般式SiO_2で示されるシロキサン単位、およ
    び 3)一般式R^2_SiO(_4_−_b_/_2)(
    こゝにR^2はその30モル%以上が炭素数2以上の基
    である、非置換または置換の同種または異種の1価炭化
    水素基、bは0.95〜1.05の正数)で示されるシ
    ロキサン単位、 とからなることを特徴とするシリコーン樹脂組成物。 2、1)一般式R^1′_aSi(OR^3)_4_−
    _a(R^1は非置換または置換の同種または異種の1
    価炭化水素基、R^3は水素原子または炭素数1〜5の
    アルキル基、aは2.6〜3.0の正数)で示されるオ
    ルガノハイドロキシシラン、オルガノアルコキシシラン
    および/または一般式(R^1_aSi)_2O_4_
    −_a(R^1、aは前記に同じ)で示されるオルガノ
    シロキサンと、 2)一般式Si(OR^4)_4(こゝにR^4は炭素
    数1〜5のアルキル基)で示されるアルキルシリケート
    および/またはその部分加水分解縮合物、および 3)一般式R^2_bSi(OR^4)_4_−_b(
    R^2はその30モル%以上が炭素数2以上の基である
    、非置換または置換の同種または異種の1価炭化水素基
    、R^4は前記に同じ)で示されるオルガノアルコキシ
    シランおよび/またはその加水分解縮合物を混合し、こ
    れを共加水分解、重縮合反応させることを特徴とする請
    求項1に記載のシリコーン樹脂組成物の製造方法。 3、共加水分解、重縮合反応を第1成分〜第3成分の混
    合物を無機酸と水を加えて加水分解したのち、アルカリ
    触媒の存在下で重縮合したのち酸触媒の存在下で重縮合
    するか、または酸触媒の存在下で重縮合したのちアルカ
    リ触媒の存在下で重縮合させる、請求項2に記載のシリ
    コーン樹脂組成物の製造方法。
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