JPH0236113A - オウゴン末の外用使用法 - Google Patents

オウゴン末の外用使用法

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JPH0236113A
JPH0236113A JP63187468A JP18746888A JPH0236113A JP H0236113 A JPH0236113 A JP H0236113A JP 63187468 A JP63187468 A JP 63187468A JP 18746888 A JP18746888 A JP 18746888A JP H0236113 A JPH0236113 A JP H0236113A
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scutellariae
water
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scutellaria
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Makoto Tsuboi
誠 坪井
Yutaka Ando
裕 安藤
Kenji Matsui
松井 建次
Hiroyuki Kojima
弘之 小島
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的1 本発明は薬用植物生薬の一つとして知られる。
コガネバナの根の粉体(乾燥粉末)の、外用使用法(肌
1頭皮1頭髪など、全身的な美容)に関する。
[産業上の利用分野」 本発明によれば、我が国の薬事法に定める医薬品の外用
剤、口腔用剤、医薬部外品類、化粧品類に用いることが
出来る。
「従来の技術」 コガネバナの根は、漢方の製剤に用いられCきた古い歴
史があり、漢方における名称を、r*′tr:オウゴン
」と呼ぶ1日本薬局方に右いても、コガネバナの根は、
「オウゴン」の名称で収載されており、よって、本発明
を説明するに当っては、以下、オウゴンと呼ぶ、 オウゴンは漢方では、主として前液な飲用(内服)する
形態で用いられてきたが、近年、オウゴンの粉末(以下
、オウゴン末と呼))、又はその抽出物を、外用剤の処
方中に配合して用いる方法が開示されている。
例えば次に示す刊行物がある。
(公知刊行物の所在) 公開特許公報 公開特許公報 公開特許公報 公開特許公報 公開特許公報 特許公報 昭55−127309 昭59−73509 昭59−10142 昭61−509181 昭63−274351 昭62−32173本 上記刊行物中、*印を付した(4)〜(6)については
1本発明者らによる、オウゴンに関する研究成果を示す
ものである。
オウゴン末、オウゴン抽°出物の外用剤への応用は、上
記刊行物(11〜(2)によれば、肌荒れ、シミ、ソバ
カスなどの予防、又は治療に用いて有効とされている。
しかし、いかなるオウゴン中の成分がそれらの効果を有
するところの、主役物質であるか、又、その作用機序に
ついては、今だ未解明な点が多かった・ そこで1本発明者らは外用剤への応用に当って、そのマ
ークすべき成分に関して、オウゴン中のフラボノイド系
化合物を主体に研究を続け。
とくに、肌や毛髪への適合性の観点に立って、さまざま
な検索を行ってきた。
そして、外用使用に当って、そのメイン物質として、パ
イ力レインに的を絞るに至り、前記刊行物(4)〜(6
)に開示するごとく、パイカリン、又はそのアグリコン
であるパイ力レインをもとに、最善ないくつかの抽出法
、安定な製剤化法等の研究に当ってきた。そして同時に
、従来、不明な点の多かった、オウゴンの作用機序等の
検索を引続き行ってきた。
その結果、本発明者の地道な研究の成果によって、最近
に至り、IfiLい知見を得ることが出来た。それは、
パイ力レインを主体とする抽出物には、細胞組織内にあ
って、異常に生成された活性酸素に対して、特異的にこ
れを捕捉除去する作用が有することがわかったのである
これについては特許出願昭62−207236に開示し
た。そして、免疫増強能をもった細胞賦活剤としての利
用が、可能であることを示した。
この研究は、オウゴンの有する。これまでの臨床レベル
、あるいは漢方における治療的効果や効能に対して、あ
るいは、肌等の老化防止効果、又は美容的効果の発現の
メカニズムについて、その主作用物質の一つが、パイ力
レイン又はパイカリンにあることを裏付けるに至った。
すなわち、オウゴン又はオウゴン抽出物の外用剤への応
用は、肌や毛髪等の老化を防ぐのに役立ち、シワ、シミ
の防止効果が期待される。
そして、その主役物質の一つとしては、オウゴン中に含
まれるパイカリンのアグリコンである、バイカレインと
なったときに、最も有効的に働くものと推定することが
出来たのである。
「発明が解決しようとする課題」 本発明の課題は、オウゴン中に含まれるバイカリナーゼ
の反応を応用することにある。
すなわち、本発明者らのこれまでの研究は、オウゴン中
に含まれる主役成分の検索と共に、その有効的な利用分
野を求めてきたわけであるが、外用剤への応用に当りで
、その主役を演する物質の一つとして、パイ力レイン又
はパイカリンにあることを、これまでにつきとめた。
ここで本発明者らは、再び原点に帰り、外用剤にオウゴ
ンを用いる理想的な使用法の再検討に入った。
すなわち、オウゴンの萄する効果の強弱は、パイカリン
が有する糖が切断された状態、つまり、バイ力レインと
なって、有効性を発揮していると推定するに至ったこと
が1本発明の重要なヒントであり、これが引金となった
古典的には、漢方におけるオウゴンの利用法は、その刻
んだものを煎じ、得られた浸出溶液を服用することから
なる。
つまり、水中に接触することによって、オウゴン中のパ
イカリンは、パイ力すナーゼの活性化によって、容易に
パイ力レインに変換され、これによって種々の治療的効
果を発現するものと考えられた。
そして、オウゴンの治療的効果をより有効的に作用させ
るためには1強く加熱して煎じた溶液よりも、常温から
60℃以下で、良く水と接触をはかり、浸漬したものの
方が作用も良好であることを見出した。
つまり、オウゴン自体を用いるに当って、オウゴン中に
含まれるパイカリナーゼの性質(反応性)が、これまで
は無視されていた。オウゴン中にパイカリンと共存する
。パイ力すナーゼの有効利用法を考えてみたわけである
。すなわち、パイ力すナーゼを失活させないためには、
加熱を避けることが必須条件の一つとなる。
さらに、水に接触しない限り、オウゴン中に含まれるパ
イ力すナーゼは、パイカリンと安定的に共存しているこ
とがわかった。なぜなら、オウゴン中ではパイ力レイン
の共存は少なく、そのほとんどがパイカリンとして存在
していることからである。
本発明者らは、これらの事柄をもって、オウゴン末に含
まれる有効成分の効果を、最も適した方法により用いる
手段として、以下に示すごとく、二剤方式による新しい
オウゴン末の利用(使用)法を見出すことに成功したの
である。
[発明の構成] 本発明はオウゴン末を外用(皮膚、頭皮、頭髪)使用す
るに当って、水又は水を含む処方からなる製剤に、用時
混和して用い・ることからなる。
「課題を解決するための手段」 本発明の要旨は上記したごとくであるが、ざらに具体的
に述べれば、オウゴン末を水に触れない(例えば、公知
な方法によって、製造された、市販中の化粧水、乳液、
クリームなどの類)に、用時に混和した後、顔面等の肌
や頭皮、頭髪に塗布、塗擦して用いる。水を含む製剤と
しては、水の単独でも良いが、水溶性の粘液多糖体、水
溶性の粘液蛋白質やペプチドを含む水溶液、ポリオール
系溶媒を含む水溶液などを製しておき、用時に混和して
使用する。
又、綿花、パルプ素材からなるベーパー類。
コラーゲンなどを用いた不織布に、水又は水を含む外用
剤(例えば、化粧水など)を含浸させておき、オウゴン
末を、通黴散布(ふりかける)し、これを肌に当てて、
被覆して使用する。
上記したごとく、製剤化上も使用上からも、本発明の実
施は容易である。又、ここで用いられるオウゴン末は1
日本薬局方に示される。粉末を使用することも出来る他
、さらに、微粉末となし。
これを噴射器の付いた容器に充填しておき、用時、水を
含む別の製剤と混和して、使用することも出来る。
さらに、オウゴン末に、他の賦形剤1例えば小麦、米、
その他の穀類等の粉末、?ti藻類の粉末、又はその抽
出物、アルギン酸、カルボキシメチルキチンの粉末、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウムなどの、水に可溶
性であり、糊料性を有した各種の粉末など、混和した粉
末を用いることも出来る。
又、水を含む外用剤は、公知な市販の製剤を用いても良
く、と(に混和するに当って、特別の禁忌とすることは
ないが、但し、タルクなど、又。
無機質系の物質で水に不溶性であり、吸水能の高いもの
は、避けることが望ましい、なぜなら、オウゴン中に含
まれるパイ力すナーゼは、タルク等中に吸着され、その
結果、充分な゛反応が進まないことからである。
「製剤化例1」 オウゴン末をあらかじめ、疎水性となしたもの、あるい
はコーティング剤を用いて造粒したものを用いる。
この場合、疎水性の膜剤やコーティング剤を用いてオウ
ゴン末を被覆した造粒物では、直接的に公知な水を含む
外用剤中に配合しておき、肌等に塗布、r7!1凛する
際、手の圧力で膜剤が崩壊出来るようにしても良い。
オウゴン末を疎水処理する目的としては、オウゴン末中
に含まれるパイ力すナーゼの反応が水と接触することを
避けることにある。そして、使用時に肌や頭皮、頭髪上
で効果を充分に働かせることにあるが、例えば、次に示
すA−Cの公知な方法によって、オウゴン末の表面を疎
水化することが出来る。又膜剤あるいはコーティング剤
としては1例λば、次項(1)〜(7)に示すものなど
が良好である。
A:シリル化剤による疎水化法 市販されているシリル化剤をオウゴン末に添加して、し
ばらく放置すれば得られる。
Bニアシル化剤による疎水化法 酢酸クロライドなどの酸クロライド、又はハロゲン化ア
シルな用いて反応させて得られる。
例えば、オウゴン末に酢酸クロライドを加え少量のとリ
ジン、又は、アミン類を加久ることによって、アシル化
する。
C:ハロゲン化アルキル化剤による疎水化法ハロゲン化
アルキル(例えば2塩化エチルなど)を、オウゴン末に
作用させて得られる。
(a剤又はコーティング剤の例) (1)ポリビニルアセタール ジエチルアミノアセター
ト (2)ジメチルアミノエチルメトアクリレート−メチル
メトアクリレート コーポリマー(3)2−メチル−5
−ビニルピリジン−メチル−アクリレート−メトアクリ
ツクアシッドコーポリマー (4)パーシャル メチル エステル オブ ビニルア
セテート−マレイック アンヒドライド コーポリマー (5)ヒドロキシプロピル メチルセルロースフタレー
ト (6)メチルメトアクリレート−メトアクリツクアシッ
ド コーポリマー (7)エチルセルロース 上記(1)〜(7)のいずれかを、水以外の溶剤を用い
て溶解した液、又は(11〜(7)を溶解する時5水を
用いることが必要である場合は、その溶解液中には水以
外の溶剤を、10%以上含有した溶液の状態となし、次
にオウゴン末を加える方法を採用すると、これによって
、オウゴン末中のバイカリナーゼの反応は疎外されると
共に、疎水化されたオウゴン末が容易に得られる。
又、疎水化造粒にあっては、種々の方法が公知であるも
、例えば膜剤として代表的な、エチルセルロースの場合
、その0.5g、ポリエチレン0.5g、シクロへ古サ
ン50m+12の組成からなる溶液を80℃以下に保ち
、この系中にオウゴン末2gを添加して、S70型サス
ペンシヨン状態どなし、系中の温度を徐々に低下させ、
25℃程度にすることによって、次第に微細なマイクロ
カプセル化されたオウゴン末を得ることが出来る。
又、外用剤等には固形パラフィンや固形ピースワックス
類が繁用されている。
したがって、加温下(80℃以下、望ましくは50〜6
0℃以下)溶融しておき、この中にオウゴン末を添加し
て、疎水性処理を行なうことも出来る。
「使用に当っての要点」 本発明における製剤化の要点は、前記したごとく、オウ
ゴン末を肌等に水を含む外用剤と、用時混和して用いる
ことにあるが、そのポイントは、オウゴン末中に含まれ
るパイ力すナーゼが、水を含む外用剤に接触することに
よって、始めて活性化され、表皮上、頭髪上において、
パイ力レインとなる反応を応用したことにある。
従来、オウゴン末自体を外用使用した例を調査してみる
と、前記刊行物中(2)において、「テンカ扮」の処方
中に、オウゴン末を1%配合した製剤が開示されており
、アセモやオムツカブレに良いとされている。そして、
そのテン力粉の処方中の基剤としては、タルク、炭酸カ
ルシウム、カオリンが用いられている。
そこで、本発明者らは、この例をもとに、製剤化試験を
行ってみた。
その結果、パイ力レインへの変損が処方中の系にあって
進行せず、今だ充分でないことがわかった。この原因を
追求してみると、処方中の基剤(ベース)に由来すると
考えられた。つまり、タルク、カオリンは、吸収性能が
高く、これに妨害されて、パイ力すナーゼの反応が進行
しにくいことがわかった。
これは水を含む系中にあって、オウゴン中のパイ力すナ
ーゼが、基剤中に吸収(吸りされるために、パイカリン
からパイ力レインに変換が出来ないためと考えられる。
したがって、オウゴン末の外用使用に当って、本来の効
果を発揮するために、タルク等の水に不溶性であり、吸
水能を有した、無機質の検体との処方中の併用は、避け
ることが望ましいことがわかった。
「作用又は効果の確認」 本発明は前記したごとく、用時溶解して使用することを
必須となす。
このことについて、以下に作用又は効果を、具体的に開
示する。
本発明者らは、オウゴン末を肌等の外用使用に当って、
メラニン重合体の生成系における抑制作用から求める方
法、さらに、過酸化脂質の生成系に対する抑制作用から
求める方法をもって、評価に当った。
すなわち、オウゴン又はオウゴン抽出物の外用使用のメ
リットの一つとしては、顔面の色素沈着現象の防止、又
はその改善効果が期待されている。
つまり、シミやソバカスの発生は、肌の老化現象の始ま
りと考えられ、日光(紫外線)の過激な照射によって、
シミやソバカスの沈着を促進して5色を濃くする。この
とき、皮膚組織内におけるチロシナーゼの活性化が伴い
、メラニンの生成が促進されることつ又、同時に過酸化
脂質の生成が促進されるなどのことが知られている。
そこで本発明者らは、以下に示す試験法をもって、その
評価に当った。結果は次項(第1〜2表)に示すごとく
である。
[メラニン重合体生成阻害作用」 オウゴン末をもとに、水と接触させないことを条件とし
て対比するために、ここでは水を用いないで抽出したエ
キス(以下、便宜上、抽出物Aと呼ぶ)と、水と接触さ
せた状態、すなわち、パイ力すナーゼの活性化を促進さ
せたものとして、水を用いて抽出したエキス(以下1便
宜上、抽出物Bと呼ぶ)を得て、これを検体として採用
した。
抽出物: 抽出物Aは、オウゴン末1kgに対してエタノール20
gを加λ、析出されたエキスの70%エタノール溶液を
使用。
抽出物Bは、オウゴン末1kgに対して精製水10I2
を加え、水に充分に触れた後、エタノール1OI2を加
えて、析出されたエキスの70%エタノール溶液を使用
試験法: チロジンにチロシナーゼを作用させて、これによって生
成するメラニン重合体の生成を肉眼的に確認する0反応
液の組成は1次O)ごとくであるが、試験に当っては、
37℃の恒温槽中で、16時間の加温を行い、l Or
+n12のビーカーに反応液をとり、ビーカーの下に白
色紙を置き、生成されたメラニン重合体(黒色)の沈殿
物の有無を観察して、評価する方法を採用した。
第1表は、その成績結果である。尚5本表中において、
(−)で示されたものはメラニン生成抑制作用が強く、
メラニン重合体の生成が認められなかったことを表す、
一方、(+)で示されたものは、メラニン重合体の生成
が認められたことを表している。又、(±)は、(+)
、  (−)のどちらとも判定しにくことを表している
反応液: し−チロシン(0,3mQ / m 12 ) −−−
−−−−−−1,0mgマツクルバインバッファー(p
)16.5) −−−−−10mQチロシナーゼ(24
gOLI 7vaQ 1−−−−−−−−−−−−0.
1a42検液(抽出物A又はB溶液) −−−0,01
〜0.IOsQ「第1表」メラニン重合体の生成抑制作
用すなわち、第1表〜第2表において示すごとく、水に
接触した方法を採用して得られた抽出物Bの法が、共に
作用が強力に示されることが確認されたことである。
「第2表」過酸化脂質の生成抑制作用 r過酸化脂質の生成抑制作用」 試験法: 検液としては、前項(1)で用いた抽出物A及びBを用
いて行った0反応系中の組成は、リルン酸0.1%及び
ラウリル硫酸ナトリウム0.8%を加え、精製水に溶解
した溶液を用い、このリルン酸溶液を4mβとり、これ
に検液を添加し、紫外線ランプを照射した後、チオバル
ビッール酸法により、過酸化脂質量を求めた。
その成績結果は次表(第2表)に示すごとくであった。
さて、第1〜2表に示された成績結果から、抽出物Bが
、共に優れていることがわかったが、この優劣の差は、
明らかにオウゴン末中に含まれていたパイ力すナーゼが
、抽出工程において用いた水によって活性化が促進され
、これによって。
パイカリンが、そのアグリコンであるパイ力レインに変
換されたためであるといλる。
すなわち、第1図は抽出物A、第2図は抽出物Bについ
て、高速液体クロマトグラフィーによって測定した、フ
ラボノイド系化合物の含有状態を示すものである。
つまり、抽出物B(第2図)では、はとんどがパイ力レ
インに変換されているのに対して、抽出物A(第1図)
では、パイカリンの状態にあることから、その優劣の差
が生ずるものと結論するに至った。
(測定法:第1〜4図の注解) カラム: 0DS−120^、4.6sm X 25c
m。
溶解液 = 1セトニトリル43、水27、0.6%り
ン酸30゜検出器:紫外部吸収光光度計(280nm)
[反応温度と基剤(ベース)との関係」オウゴン末の使
用に当っては、机上の温度は、水の存在下にあって、バ
イカリナーゼの働きを良好となし、徐々にパイカリンを
パイ力レインに変換させ、期待される効果を、肌や頭皮
、頭髪上において発揮しやすくする。
第3図は、40〜50℃における30分間、水中におい
てオウゴンを添加したときの、パイカリンとパイ力レイ
ンの状態を、その抽出物をもとに、液体クロマトグラフ
ィーを用いて、測定したものである。
つまり、オウゴンの理想的な外用使用法の一つとしては
、全身的な美容を目的となせば、適量のオウゴン末を身
体に用時に散布、又は入浴時の温湯中に入れて用いるこ
と、あるいは水蒸気発生装置(スチーム方式、超音波方
式など)を用いて、オウゴン末を身体に散布しておき、
加湿する方法で用いることも出来る。従来、浴用剤とし
てオウゴンを用いる方法は、知られていなかったが、こ
れらの方法は、一般家庭にあっては、手軽な用法といえ
る。
一方、エステティックサロンなどにあっては。
処理時間に制約されることが多いが、このような場合で
は、例えば、糊料性をもった水溶液、化粧水などを0〜
60℃に加温し、このなかにオウゴン末を加え、その後
1体温にもどし、全身的な塗布、塗擦を行い、その表面
をガーゼ等の布で覆い、加湿機で水分を補給する方法な
どの組合せにより、使用することも出来る。
第4図は、タルク30g中にオウゴン末を3g加^た粉
末を製しておき、精製水を150mε加久、良(攪拌し
たものと、°タルクに替えて。
コメ澱粉30gにオウゴン末3gを加λた粉末を製して
おき、精製水を150mβ加え、良く撹拌したものにつ
いて、50℃、30分間後の、パイカリンとパイ力レイ
ンとの関係を、その抽出物をもとに、液体クロマトグラ
フィーによって求めたものであるが、タルクを用いた場
合では、パイ力レインへの変換がスムーズに移行されて
いないことがIiI認される。この原因は前記したごと
くの理由が考えられる。
したがって、外用剤には、タルク等の無機質系の粉体を
用いたテン力粉、その他の粉体状、ケーキ状化粧品類が
あるが、本発明にあっては、用時混和して用いる際の外
用としては、これらのもが含まれていないことが望まし
い。
[スクラブ効果の付加」 前項においては疎水性処理、又は造粒物となしたオウゴ
ン末を、用時、水を含む外用剤と混和して用いることを
述べたが、疎水性処理、造粒することによって、スクラ
ブ効果を付加させろことが可能である。
又、オウゴン末を製するとき、その粒度を調整して、微
粉末とせず、ある程度の粒状にそろえたものを用いるこ
とも出来る。
スクラブ剤としての目的は、化粧品類では、肌の表面の
汚れを落すと言うことよりも、粒の与える、ざらつきに
よる刺激の伝達による、血流の促進作用の期待にあると
される。
つまり、マツサージ効果を向上させるための一つの手段
となっているが、オウゴン末の粒度をやや大きい径にす
ることによって、単なるマツサージ効果のみならず、こ
れまでに知られた、いくつかの美容的効果が同時に期待
されることとなる。
又、疎水性処理、造粒物となしたものでも同様であるが
、この場合は、水を含む外用剤中に混和する際に、疎水
膜、造粒膜がやぶれ、あるいは水を吸収して、その膜が
溶解することによって、始めてパイ力すナーゼが作用す
ることとなる。
したがって、肌等に塗布、塗擦、マツサージする際の圧
力により、疎水膜が破れ、水に触れて、パイ力レインに
変換されることとなる。
従来、オウゴンをスクラブ剤として用いる例は見当たら
ないが、オウゴン末自体の水中におけるパイ力すナーゼ
の活性化(反応)は、その粒度が「第3表」オウゴン末
の粒度とパイ力レイン、パイカリンの比率及びスクラブ
剤としてのフィーリング性の評価となる。一方、スクラ
ブ効果は、48メツシユを通り、lOOメツシュのふる
い上に残った粒度の範囲のものは、肌に対して、良好な
ざらつき感を与えることが出来る。
次表(第3表)は、パイ力すナーゼの反応性をオウゴン
末の粒度から、抽出物中に含まれるパイカリンとパイ力
レインの量から求めたときのものである。すなわち、微
粉末を用いるほど、水中にあってパイ力すナーゼの働き
も良くなる。したがって、即効性とするか、遅効性とす
るかは、オウゴン末の粒度を:J4整することや1M水
性処理を加えることによって、コントロールすることが
可能である。
「塗擦使用に関する確認」 次表(第4表)は、オウゴンの微粉末への単独: (メ
ッシェ:100のふるいを通過した粉末)及び、テンカ
扮B(処方二オウゴン微粉末3%。
炭酸カルシウム10%、カオリン87%からなる粉末)
:の2種類の製剤について、ゼロ歳から−4程度の乳児
を対象に、アセモ、オムツカブレなどの軽度の症状の子
供に、母親の管理のもとに使用してもらったときの成績
結果である。
使用法としては、イ:水を用いないで直接パフを用いて
局所に付ける使用法、ロ:用時に別に製した水を含む懸
濁状液(処方:卵黄油3%、エタノール5%、水92%
からなる溶液)に、少量を混和して、ガーゼに良くしみ
こませたものを当て、塗布、塗擦する方法、ハ:入浴時
に浴槽中の浴湯の中に、かすかにオウゴン末の特有の色
が付く程度に添加して、良くかき混ぜた後、約30分後
に入浴して、浴湯につかりながら局所にカーゼを用いて
拭く方法をもとに実施した。
但し、テン力粉については、その使用法は上記したイに
示す使用方法に限定したが、1名については1口の使用
法により行った。
評価法に当りでは、あらかじめ、母親に解答して(れる
よう依頼し、同時にアンケート用紙を手渡し、優:著効
、良:やや有効、可:効果はなかった。の3段階によっ
て区分し、優:はとくに。
アセモやオムツカブレの症状が消失したことを条件とし
た。
尚、第4表中は、それぞれの使用法と共に、その効果に
ついては、アンケート用紙に母親から解答された成績結
果をもとに、該当するところに○印を付してもらったも
のを集計した。
「第4表」塗布使用効果 【発明の効果) 本発明はオウゴン末に含まれるパイ力すナーゼの特性に
注目して、用時に水又は水を含む外用剤と混和した後、
肌等に塗布、塗擦して使用するものである。
すなわち、オウゴンに関する使用法は、従来、その抽出
物をもって、これを外用剤の処方中に配合して用いるこ
とを主体に2種々の開発が行なわれてきたが1本発明に
よれば、製剤化も、使用法も簡単であり、容易に実施可
能である。
すなわち、オウゴンを粉砕して、適度の粒度の粉末を用
いることで1手軽に一般家庭でも使用出来ること。
オウゴン末は、従来、特定の漢方処方剤中に用いられる
にすぎず、わが国では一部の農家や園芸用植物栽培業者
、花屋などにおいて、主として。
花を観賞するために栽培、又は販売されて来たにすぎな
かったが1本発明によれば、キダチアロエのごとく1手
軽番ご栽培出来る薬用植物の一つとして、利用が可能で
あり、漢方剤を取り扱う薬局や薬店においては、その販
売に寄与することが出来る。
又、その根の組織培養による生産を促すことも可能であ
る。
一方、化粧品類やエステイラクサロン等においては、一
般大衆向き医薬品製剤と同様にして、合成化学による物
質の使用は、年々低下し、よりナチェラルな原料の使用
が求められ、と(に、肌や頭皮1頭髪の美容に当っては
、植物等の有効利用のための研究が活発となっているが
、本発明は、広く、医薬品分野のみならず、化粧品分野
、美容分野等に寄与するものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、オウゴン抽出物A(水に接触しないとき)の
状態。 第2図は、オウゴン末の抽出物B(水に接触したとき)
の状態。 第3図は、オウゴン末の40〜50℃、30分間の、水
と接触させた後の抽出物が有する。パイカリンとパイ力
レインの量の関係を示す。 第4図は、オウゴン末を水と接触させる際に、タルクな
系中に含む場合(破線で示す)と、米澱粉を含む場合(
実線で示す)のパイカリンとパイ力レインとの量の関係
を示す。 第1〜4図中、Qはパイカリン、bはパイ力レインを示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) オウゴン末、又はオウゴン末の疎水性処理したもの、又
    はオウゴン末の造粒物のいずれかを、水又は水を含む処
    方からなる外用剤に、用時混和して用いることを特徴と
    する、オウゴン末の外用使用法。
JP63187468A 1988-07-26 1988-07-26 オウゴン末の外用使用法 Pending JPH0236113A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04346917A (ja) * 1991-05-27 1992-12-02 Masao Saito アレルギー性皮膚炎用クリーム及びその製造方法   
JPH04356423A (ja) * 1991-05-31 1992-12-10 Masao Saito アレルギー性皮膚炎用クリーム及びその製造方法    
JPH06107532A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Kao Corp 美白化粧料

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JPH04356423A (ja) * 1991-05-31 1992-12-10 Masao Saito アレルギー性皮膚炎用クリーム及びその製造方法    
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