JP2814229B2 - 化粧品組成物 - Google Patents

化粧品組成物

Info

Publication number
JP2814229B2
JP2814229B2 JP8351305A JP35130596A JP2814229B2 JP 2814229 B2 JP2814229 B2 JP 2814229B2 JP 8351305 A JP8351305 A JP 8351305A JP 35130596 A JP35130596 A JP 35130596A JP 2814229 B2 JP2814229 B2 JP 2814229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
bamboo
cosmetic composition
cosmetic
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8351305A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09291014A (ja
Inventor
ゼスウ ジョン
ヨンホ チェ
Original Assignee
エルジ ケミカル リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルジ ケミカル リミテッド filed Critical エルジ ケミカル リミテッド
Publication of JPH09291014A publication Critical patent/JPH09291014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2814229B2 publication Critical patent/JP2814229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0216Solid or semisolid forms
    • A61K8/022Powders; Compacted Powders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/042Gels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/10Washing or bathing preparations

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は竹塩と炒り塩を含有
することを特徴とする、優れた皮膚疾患治療及び予防、
皮膚美容増進、血行促進、洗浄及びマッサージ効果を示
す化粧品組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】一般的
に、化粧品は皮膚に適用されることによって皮膚保湿及
び皮膚柔軟等の皮膚美容効果を示し、特にクリームまた
はスクラブのような剤型に使用される場合にはマッサー
ジ効果を与えることになる。これによって化粧品は、血
行を促進させ、皮膚老化を予防すると同時に、皮膚の老
廃物を除去する目的で多く使用されており、無機塩類等
のスクラブ剤を配合して角質除去効果を与える化粧品も
提案されたことがある(参照:特開昭60−15240
7号、63−238008号及び58−192814
号) 。
【0003】しかし、スクラブ剤を利用した従来の化粧
品は、皮膚に有害な常在菌に対する殺菌効果、皮膚美容
効果、血行促進効果、洗浄効果及びマッサージ効果面に
おいては、クレンジング用またはマッサージ用化粧品と
しての効能が充分でないという問題点があり、特にスク
ラブ剤として精製塩を使用した化粧品の場合には、クレ
ンジングまたはマッサージの際に精製塩の速い溶解のた
めクレンジングまたはマッサージ効果が十分発揮できな
いという問題点があった。
【0004】一方、従来よりスクラブ基剤として使用さ
れて来た塩化ナトリウム、塩化カルシウム等の無機塩類
または無機酸類等は、生体内に存在する塩として体液の
浸透圧維持と組織代謝、生体リズム調節等に深く関与
し、特に塩化ナトリウムの場合に高い浸透圧による皮膚
老廃物除去、浮腫の減少及び活発な血液循環を刺激する
ものと知られている。従って、それぞれの目的及び特性
によって多様な無機塩類を配合した化粧品が公知であ
る。
【0005】即ち、無機塩類を他の成分の可溶化安定剤
として配合した化粧用ローションまたは保湿成分として
配合した化粧品(参照:特開昭62−209009号、
62−209010号);塩化ナトリウムと硫酸カルシ
ウムを配合して細胞を活性化し、老化した皮膚角質除去
及び皮膚荒れを改善しようとする化粧用パウダー(参
照:特開平6−305937号);塩化ナトリウムによ
る細菌類の増殖抑制及び殺菌、高張食塩水液の皮膚刺激
による血行促進、皮膚新陳代謝活性化等の薬理作用を示
し、油脂類による皮膚栄養補給及び保護作用を期待した
美容剤(参照:特開昭62−16409号)がそれぞれ
提案された。
【0006】しかし、塩化ナトリウムの場合、浮腫減
少、血行及び新陳代謝促進、細菌増殖抑制、殺菌作用等
の薬理効果を示すものとして昔から広く知られているに
もかかわらず、実際に食塩をかかる目的で使用する場
合、その効果は非常に微々たるものであり、従って塩化
ナトリウムはスクラブ基剤であると同時に他成分の可溶
化安定剤または保湿成分等の用途で配合される場合が大
部分であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】ここで本発明者等は、既
存の塩化ナトリウム、無機塩類または無機酸類スクラブ
剤が有するマッサージ効果を改善し、塩化ナトリウムの
吸湿性によって塊となる現象を防止することによって、
上記言及した通りの従来化粧品の問題点を解決するため
鋭意研究を重ねた。その結果、竹塩と天日塩を高熱で加
工処理した炒り塩が、従来使用されて来た塩化ナトリウ
ム(即ち、食塩)に比べ溶解度を持続的に維持させると
の事実を見出し、このような竹塩と炒り塩を化粧品組成
物の有効成分として配合させると、その化粧品は皮膚疾
患治療及び予防効果、皮膚美容効果、血行促進効果、洗
浄効果及びマッサージ効果面において卓越な増進、改善
効果を示すことを確認し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は以下の通りである。 竹塩と炒り塩を含有することを特徴とする化粧品組成
物。
【0009】剤型がパウダー、ゲルまたはペースト形
態であることを特徴とする記載の化粧品組成物。
【0010】パウダー剤型の場合に、竹塩と炒り塩の
総量が全体組成物に対し1.0乃至99.0重量%であ
ることを特徴とするまたは記載の化粧品組成物。
【0011】ゲルまたはぺースト剤型の場合に、竹塩
と炒り塩の総量が全体組成物に対し1.0乃至70.0
重量%であることを特徴とするまたは記載の化粧品
組成物。
【0012】化粧品が顔マッサージ用、顔クレンジン
グ用、全身マッサージ用または全身クレンジング用化粧
品であることを特徴とする記載の化粧品組成物。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に使用された竹塩は、竹と
塩を使用して焼成工程を介して製造したものであって、
これは細胞新生作用、即ち、新しい細胞を生成させる作
用を有する竹と、殺菌及び腐敗を防止する機能を有する
塩を共に炉で数度反復して高熱処理することによって、
これらが持っている毒素を除去し、薬効を最大限に増進
させたものである。
【0014】竹塩製造時に塩としては通常天日塩を使用
するが、これ以外に食塩、岩塩、試薬級塩化ナトリウム
または塩化カリウムを使用することができ、竹としては
竹または淡竹が使用されるが、竹の種類を制限する必要
はない。
【0015】本発明による化粧品の有効成分である竹塩
としては、市販されている竹塩、即ち竹と塩を炉で反復
高熱処理(1000℃以上)して毒素を除去し、薬の効
力を最大限に増進させたものを使用することができ、更
に次の方法によって製造されたものを使用することもで
きる。
【0016】海風にさらされて育った王竹(3年生が適
当)を片方は開き、片方は詰まるように順に切った後、
天日塩を竹筒中に詰め入れ、山中の脂気のない黄土を九
回細かい篩にかけた後に陰乾して水を加えて堅練って、
赤松葉、蓬、竹葉を1cm程入れた後、端部分2cm程
に練った黄土で封じる。このように作られた多数の竹を
黄土で作った陶器の窯炉に入れ、松を下に敷いて松脂を
振りまいた後に火をくべる(炉内温度1000℃以
上)。約24時間後に取り出し(この時、竹、赤松葉、
蓬、黄土の脂を吸収した塩柱のみ残る)、塩柱塊を細か
く粉砕した後、最初と同様の方法で新しい竹筒に塩を入
れて火をくべる工程を繰り返して八回反復する。九回目
は高熱(1500℃以上)を発することができるように
地下に作っておいた特殊ステンレス炉を使用して松脂の
みで火をくべて溶かすと溶鉱炉の溶鉄のように流れ出る
が、火が消えるとこの液体が固くなって石塊のように変
わる。この塊が竹塩であり、これを適当に粉砕して使用
する。このように特殊な方法を経て製造された竹塩の効
能効果には解毒作用、浄血作用、消炎作用、細胞再生作
用、体質改善作用、抗菌作用、抗癌作用等が知られてお
り、風邪症状にも効果のあるものとしてキム イン フ
ンの神薬(1986)合成新薬篇及びイ クォン イッ
ク等の神方薬(1989)に記載されている。
【0017】竹塩の製造に使用された竹と塩の効能を見
ると、竹はシアニン、ペオニン、シアニジン、ペオニジ
ン、ガラクトース等の成分を含有しており、歯痛、歯茎
出血、風邪症状、腫瘍、細胞新生力に卓越な効果のある
ものとして東醫寶鑑、本草綱目、神農本草經、原色韓国
薬用植物図鑑等に記載されており、塩は高い浸透作用で
消毒、殺菌効果を示し、歯茎出血、浮腫、炎症、口臭を
無くし、風歯(神経障害によって時々起こる歯痛)に効
果のあるものとして東醫寶鑑、本草綱目、神農本草經等
に記載されている。
【0018】一方、竹塩と共に本発明による化粧品の有
効成分として使用された炒り塩は、天日塩を100乃至
800℃の炉で一回以上炒って製造したものであって、
人体に有害な重金属及び水分を除去し、アルカリ度を高
めて皮膚角質軟化効果及びマッサージの時のスクラブの
持続性を向上させたものとして、皮膚常在菌に対する抗
菌効果が優秀である。
【0019】本発明の化粧品組成物はパウダー、ゲルま
たはペースト状に剤型化して使用するのが好ましい。こ
のような剤型の本発明による化粧品は顔マッサージ用、
顔クレンジング用、全身マッサージ用または全身クレン
ジング用として使用することができる。化粧品組成物を
パウダー状に剤型化する場合、有効成分である竹塩と炒
り塩を通常の化粧品原料成分等と共に混合器で均一に混
合するパウダー剤型の一般的な製造方法によって製造す
ることができ、ゲルまたはペースト状に剤型化する場合
には、竹塩と炒り塩を界面活性剤及びオイルと共に配合
するゲルまたはペースト剤型の一般的な製造方法によっ
て製造することができる。
【0020】本発明による化粧品組成物において、剤型
がパウダーである場合には竹塩と炒り塩の総量が、全体
組成物に対し1.0乃至99.0重量%のものが好まし
く、剤型がゲルまたはペーストである場合には、竹塩と
炒り塩の総量が全体組成物を基準に1.0乃至70.0
重量%のものが好ましい。竹塩と炒り塩の総量が1.0
重量%未満であると効果が微弱であり、ゲルまたはペー
スト剤型において竹塩と炒り塩の総量が70.0重量%
超過すると使用感がよくないからである。
【0021】竹塩と炒り塩の配合比は特に限定されない
が、全体組成物内に竹塩が0.5重量%以上含有される
ように配合することが好ましい。
【0022】本発明の化粧品組成物は、有効成分である
竹塩及び炒り塩以外に化粧品組成物に通常的に使用でき
る無機塩類、色素、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料等
の成分を更に含有することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を下記試験例、実施例及び比較
例により更に具体的に説明する。しかし、これらの試験
例、実施例及び比較例は本発明の理解を助けるためのも
のであり、本発明の範囲がこれらの実施例により限定さ
れるものではない。
【0024】試験例1 竹塩と炒り塩の皮膚有害菌に対する殺菌効果を一般食
塩、試薬用NaCl(GRgrade)と比較し、その結果を下
記表1乃至4に示した。この時、各成分の濃度は1乃至
20%まで調節して最小発育阻止濃度(MIC: Minimum In
hibitory Concentration)を測定し、菌株としては水虫
菌(Trichophyton-mentagrophyte KCTC 6077)、湿疹菌
(Epidermophyton-floccosum KCTC 1246)、黄色葡萄状
球菌(Staphylococcus-aureus KCTC 1927) 及びにきび菌
(Propionibacterium-acnes KCTC 3314) を使用した。表
中、−は発育不可を示し、+は発育可能を示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】上記表1乃至4に示したように、竹塩と炒
り塩の場合5乃至6%の濃度で完全殺菌されているが、
一般食用塩と試薬級NaCl (GR grade) の場合には菌
株の種類によって多少の差異はあるものの殆ど15乃至
20%程度で殺菌効果を示すことによって、竹塩と炒り
塩は水虫菌、湿疹菌、黄色葡萄状球菌及びにきび等一般
菌株に対し、殺菌力面において食塩及び試薬級NaCl
に比べ3乃至5倍の遙かな殺菌効果のあることが確認で
きた。特に、炒り塩の場合、竹塩に比べて劣る所がない
期待以上の優れた殺菌効果を示しており、これによって
本発明では炒り塩を竹塩と共に有効成分として使用する
に至った。
【0030】実施例1乃至13及び比較例1乃至7 下記表5及び6に記載の通りの組成比で通常の化粧品製
造方法によって、実施例1乃至13及び比較例1乃至7
の化粧品組成物を製造した。この中で表5の実施例1乃
至7及び比較例1乃至3の化粧品はパウダー剤型であ
り、表6の実施例8乃至13及び比較例4乃至7は、ゲ
ルまたはペースト状の化粧品組成物である。
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】上記の実施例及び比較例の化粧品製品に対
し殺菌力、血流量、水分保有能、洗浄力及びマッサージ
効果を次の方法で測定した。
【0034】試験例2:殺菌効果測定試験 パウダー状である実施例1乃至7及び比較例1乃至3、
ゲルまたはペースト状である実施例8乃至13及び比較
例4乃至7の2種類の製品群に区分して、各化粧品組成
物の皮膚疾患治療及び予防効果を調査するため、次のよ
うな方法で殺菌力を測定した。菌株としては水虫菌(Tri
chophyton-mentagrophyte KCTC 6077)、湿疹菌(Epiderm
ophyton-floccosum KCTC 1246)、黄色葡萄状球菌(Staph
ylococcus-aureus KCTC 1927) 及びにきび菌(Propionib
acterium-acnes KCTC 3314)を選定して各菌株の最小発
育阻止濃度(MIC)を測定することによって殺菌力の
尺度とした。最小発育阻止濃度は、まず培地に1.0×1
6 /mlで菌を接種した後、実施例及び比較例の化粧品
組成物を一定濃度添加して37±1℃の恒温槽で培養す
る方法によって測定し、その結果を下記表7及び8に示
した。
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】上記表7及び8からわかるように、竹塩と
炒り塩を有効成分として含有する本発明による化粧品組
成物は、天日塩及び/または精製塩のみを含有する比較
例の化粧品組成物に比べ遙に優れた殺菌効果を示してい
る。従って、本発明の化粧品組成物は皮膚疾患治療及び
予防に卓越な効果を発揮することは勿論、微生物による
皮膚トラブルを緩和することのできるものと期待され
る。
【0038】試験例3:皮膚血流量測定試験 パウダー状である実施例1乃至7及び比較例1乃至3、
ゲルまたはペースト状である実施例8乃至13及び比較
例4乃至7の2種類の製品群に区分して、各化粧品組成
物の血行促進効果を確認するため、上記2種類の製品群
に対しそれぞれ健康な成人男、女10名ずつ、全体20
名を対象として次のような実験を行った。被験者の下膊
部に3cmの大きさの円を描いた後に製品を塗布し、製品
使用前、後の皮膚血流量を測定した後、血流量上昇率を
下記式によって計算し、その結果を表9及び10に示し
た。
【0039】
【数1】
【0040】
【表9】
【0041】
【表10】
【0042】表9及び10の結果からわかるように、皮
膚血流量面において竹塩と炒り塩を有効成分として含有
する本発明による化粧品組成物は、天日塩及び/または
精製塩のみを含有する比較例の化粧品組成物に比べ遙に
優れた皮膚血流量上昇効果を示している。従って、本発
明の組成物は皮膚血行促進効果が非常に優れることが確
認できた。
【0043】試験例4:水分保有能測定試験 パウダー状である実施例1乃至7及び比較例1乃至3、
ゲルまたはペースト状である実施例8乃至13及び比較
例4乃至7の2種類の製品群に区分して、各化粧品組成
物の皮膚保湿効果を調査するため、上記2種類の製品群
に対しそれぞれ健康な成人男、女20名ずつ、全体40
名を対象として次のような実験を行って皮膚水分保有能
を測定した。被試験者を25±0.5℃、相対湿度70
±5%に維持された恒温恒湿室で30分以上環境適応さ
せた後、下膊部内側の4cm×4cm面積部分に対し製品塗
布前及び塗布後の時間経過による皮膚水分保有能を皮膚
水分測定装置(Skicon-200,IBS 社) を利用して測定
し、その結果を表11及び12に示した。
【0044】
【表11】
【0045】
【表12】
【0046】表11及び12の結果からわかるように、
竹塩と炒り塩を有効成分として含有する本発明による化
粧品組成物は、皮膚水分保有能面において天日塩及び/
または精製塩のみを含有する比較例の化粧品組成物に比
べ遙に優れた保湿効果を示している。
【0047】試験例5:マッサージ効果測定試験 パウダー状である実施例1乃至7及び比較例1乃至3、
ゲルまたはペースト状である実施例8乃至13及び比較
例4乃至7の2種類の製品群に区分して、各化粧品組成
物のマッサージ効果を調査するため、上記2種類の製品
群に対しそれぞれ健康な成人男、女25名ずつ、全体5
0名を対象として次のような実験を行った。即ち、被験
者をして上記2種類の製品群の化粧品組成物を家庭で1
週間使用するようにした後、マッサージすることによっ
て得られる洗浄感、しっとりした感触、柔らかさ及びさ
っぱりとした感じの項目に対し下記基準に従って官能評
価した。評価結果は項目別に合算した点数を平均して下
記表13及び14に示した。最高10点最低1点を基準
として: 10−8点 :非常によい(◎) 7.9−6点:良い(○) 5.9−4点:少しある(△) 3.9−2点:普通(×) 1.9−1点:無し(××)
【0048】
【表13】
【0049】
【表14】
【0050】表13及び14の結果からわかるように、
洗浄感、しっとりした感触、柔らかさ、さっぱりとした
感じのようにマッサージすることによって得られる効果
において、竹塩と炒り塩を有効成分として含有する本発
明による化粧品組成物は、天日塩及び/または精製塩の
みを含有する比較例の化粧品組成物に比べ遙に優れるこ
とが確認できた。
【0051】試験例6:洗浄力測定試験 実施例8乃至13及び比較例4乃至7のゲルまたはペー
スト状化粧品組成物の洗浄効果を調べるため、次の方法
で洗浄力を測定した。 (1)シリコーン樹脂で作ったレプリカの一定した広さ
(4cm×4cm)に0.02gのファウンデーションを塗
布した。製品を適用せずアプリケーター(Applicator)
を利用して自体の重さのみで40回往復させた後、化粧
紙で4回一定した圧力で押してファウンデーションを拭
いた。残っているものをC13安息香酸アルコール(alco
hol benzoate) を利用してきれいに消し、ビーカーに入
れて安息香酸アルコールで稀釈させた後、ソーニケータ
ー (sonicator)を利用して均等に分散させた。紫外線−
可視光線測定器を利用して200乃至80nmの範囲で
分散液の吸光度を測定し、最大吸収波長での吸光度を測
定した。この工程を5回反復した後、平均値を下記式で
のC値とした。 (2)シリコーン樹脂で作ったレプリカに上記(1)と
同様にファウンデーションを塗布した。ここに、評価し
ようとする実施例8乃至13及び比較例4乃至7の化粧
品組成物をそれぞれ0.2gずつ塗り、アプリーターを
利用して自体の重さのみで40回往復させた。その後、
化粧紙で4回一定した圧力で押してファウンデーション
を拭き、残っているものをC13安息香酸アルコールを利
用してきれいに消した後、上記(1)と同様の方法で吸
光度を測定した。5回反復して得られた平均値を下記式
のD値として洗浄力を評価した結果を表15に示した。
【0052】
【数2】
【0053】
【表15】
【0054】表15に示した通り、竹塩と炒り塩を有効
成分として含有する本発明のゲルまたはペースト状化粧
品は、洗浄力面において天日塩及び/または精製塩のみ
を含有する同一剤型の比較例化粧品に比べ遙に優れるこ
とが確認できた。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明による化粧品組成
物は竹塩と炒り塩を有効成分として含有することによっ
て優れた皮膚疾患治療及び予防効果、血行促進効果、皮
膚保湿効果、スクラブによるマッサージ効果及び洗浄効
果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹塩と炒り塩を含有することを特徴とす
    る化粧品組成物。
  2. 【請求項2】 剤型がパウダー、ゲルまたはペースト形
    態であることを特徴とする請求項1記載の化粧品組成
    物。
  3. 【請求項3】 パウダー剤型の場合に、竹塩と炒り塩の
    総量が全体組成物に対し1.0乃至99.0重量%であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の化粧品組成
    物。
  4. 【請求項4】 ゲルまたはぺースト剤型の場合に、竹塩
    と炒り塩の総量が全体組成物に対し1.0乃至70.0
    重量%であることを特徴とする請求項1または2記載の
    化粧品組成物。
  5. 【請求項5】 化粧品が顔マッサージ用、顔クレンジン
    グ用、全身マッサージ用または全身クレンジング用化粧
    品であることを特徴とする請求項1記載の化粧品組成
    物。
JP8351305A 1995-12-29 1996-12-27 化粧品組成物 Expired - Fee Related JP2814229B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019950067280A KR100190815B1 (ko) 1995-12-29 1995-12-29 화장료 조성물
KR1995P67280 1995-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09291014A JPH09291014A (ja) 1997-11-11
JP2814229B2 true JP2814229B2 (ja) 1998-10-22

Family

ID=19447621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8351305A Expired - Fee Related JP2814229B2 (ja) 1995-12-29 1996-12-27 化粧品組成物

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2814229B2 (ja)
KR (1) KR100190815B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030055080A (ko) * 2001-12-24 2003-07-02 조준호 피톤치드(Phytoncide)미용 염의 제조방법.
KR101470389B1 (ko) * 2008-11-21 2014-12-09 주식회사 엘지생활건강 체취 감소용 화장료 조성물
KR101337392B1 (ko) * 2011-09-08 2013-12-06 인산죽염촌 주식회사 돈지 및 죽염을 함유하는 피부재생용 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
KR970032837A (ko) 1997-07-22
KR100190815B1 (ko) 1999-06-01
JPH09291014A (ja) 1997-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101047785B1 (ko) 천연 연화 꽃잎을 함유하는 화장료 조성물
US5017367A (en) Skin treatment preparation
CN110812316B (zh) 一种含有多种中药组合物的牙膏和制备方法及其应用
CN104606106A (zh) 天然植物纳米乳浴液
CN1404819A (zh) 干燥时颜色发生改变的皮肤护理组合物
EP1074245A2 (en) Composition using mineral salts for therapeutic treatment
JP2021515021A (ja) 局所スキンケア組成物
CN104288466B (zh) 一种医用生物氟防龋敷料及其制备方法
US20060093691A1 (en) Composition for oral or corporeal hygiene or for health comprising seeds or ground material or protein extracts based on seeds of a plant of the genus moringa
JP2814230B2 (ja) 化粧品組成物
JP2814229B2 (ja) 化粧品組成物
CN106333918A (zh) 凹凸棒晒后修护面霜
CN109481382A (zh) 一种含白花百合花水的保湿调理剂及其制备方法和面膜应用
JP3479048B2 (ja) 化粧料及び不織布含浸化粧料
RU2500384C1 (ru) Композиция ополаскивателя для полости рта
JP3503880B2 (ja) 口腔用組成物
JP2008169196A (ja) 皮膚外用剤
CN100525744C (zh) 修复霜
KR20150116504A (ko) 티트리 추출물 및 소금을 포함하는 화장료 조성물
RU2186561C2 (ru) Крем для сухой и нормальной кожи лица
US8486424B1 (en) Method of preparing a skin treatment composition
US20050106116A1 (en) Foot treatment method and composition
RU2197224C2 (ru) Косметическая сапропелевая маска
KR20010025970A (ko) 프로폴리스 함유 여성용 청결제 조성물 및 그 제조방법
TWI704930B (zh) 一種深層清潔毛孔的套組及深層清潔毛孔的方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees