JPH0235064Y2 - - Google Patents

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JPH0235064Y2
JPH0235064Y2 JP1984168359U JP16835984U JPH0235064Y2 JP H0235064 Y2 JPH0235064 Y2 JP H0235064Y2 JP 1984168359 U JP1984168359 U JP 1984168359U JP 16835984 U JP16835984 U JP 16835984U JP H0235064 Y2 JPH0235064 Y2 JP H0235064Y2
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JP
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oil chamber
piston
piston rod
port
oil
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JP1984168359U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はハイドロニユーマチツクサスペンシヨ
ンシステムに利用される油圧緩衝器に関するもの
である。
〔従来の技術〕
ハイドロニユーマチツクサスペンシヨンシステ
ムに利用される油圧緩衝器としては、従来から
種々の提案がなされている。従来の油圧緩衝器の
一例を示すと、第4図に示す如く、マウントaの
内側に位置するシリンダb内に、車軸側(ホイー
ル側)に取り付けられるスライデイングチユーブ
c内に取り付けたピストンdを収納し、車体側
(ボデイ側)に連結するシリンダbに対して車軸
が上下ストロークするとき、シリンダbが伸縮す
るようにした構成において、マウントaよりも上
方位置におけるシリンダbに球状のアキユムレー
タeを設けている。このアキユムレータe内は、
ダイヤフラムfによつてガス室gと油室hに分離
され、油室hには、ピストンd上方の油室iが減
衰バルブjを介して連通させてあつて、上記シリ
ンダbの伸縮時に油室iと油室hとの間を油が減
衰バルブjを介して往来するようにしてあり、し
たがつて、油室hの容積変化はアキユムレータe
内のダイヤフラムfの変形によつて吸収されるよ
うにしてある。又、アキユムレータe内の油路に
は、注油口kが設けてあり、該注油口kより圧油
を出入させることによつて車高を任意に調整でき
るようにしてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第4図に示す従来の油圧緩衝器では、
減衰バルブjがアキユムレータeの油路途中に設
けてある構成のため、アキユムレータeのスペー
ス分だけ余分なスペースを必要とし、更に、アキ
ユムレータe部に減衰バルブjを設けるため、減
衰力調整機能を追加し難い、という問題があつ
た。
そこで、本考案は、減衰力発生部をアキユムレ
ータ部に設ける従来の方式を改め、省スペース化
を図り、任意に減衰力を切り換えられるようにし
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、シリンダ内にピストンを介して中空
ピストンロツドが摺動自在に挿入され、ピストン
はシリンダ内にロツド側油室とヘツド側油室を区
画し、ロツド側油室とヘツド側油室とはピストン
に設けたピストンポートを介して連通し、更にピ
ストンロツドの上部にアキユムレータを設け、ア
キユムレータの油室がピストンロツド内の油室を
介してヘツド側油室と連通している油圧緩衝器に
おいて、アキユムレータを環状に形成してその中
央をピストンロツドの上部外周に取り付け、ピス
トンロツドの下端部にピストンナツトを固定し、
該ピストンナツトの内側にコントロールバルブを
回転自在に設け、当該コントロールバルブはピス
トンロツド内の油室に回転自在に挿入されたコン
トロールロツドと連結し、コントロールバルブの
外周部にポートを設けると共に該ポートと対応す
るポートを上記ピストンナツトの側部に設け、当
該各ポートを介してピストンロツド内の油室がヘ
ツド側油室に開閉され、更にピストンナツトの下
端部に伸側リーフバルブと圧側リーフバルブとか
らなる減衰バルブと圧縮行程時に開くノンリター
ンバルブを設けたピストンロツド内油室とヘツド
側油室とを開閉させることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
伸び行程の場合は、シリンダのロツド側油室の
油がヘツド側油室に流れると同時にピストンロツ
ドの移動量の油がアキユムレータからピストンロ
ツド内油室、コントロールバルブ及びピストンナ
ツトに設けたポートと、減衰バルブとを通つてヘ
ツド側油室へ流れる。このとき、コントロールバ
ルブを適宜回転させることにより減衰力が調整さ
れる。
逆に、圧縮行程の場合は、上記伸び行程時に流
れた通路を逆に油が流れると共にノンリターンバ
ルブからも流れ、且つ同様の操作で減衰力が調整
される。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
第1図は一実施例を示すもので、外胴1内に収
められたシリンダ2内に、中空状のピストンロツ
ド3を、外胴1及びシリンダ2の上端より上方へ
突出させて挿入し、該ピストンロツド3の下端部
外周に、ピストン4を嵌着させると共に内側ピス
トンナツト5及び外側ピストンナツト6を取り付
け、上記内側ピストンナツト5内のチヤンバー7
にはコントロールバルブ8を回転自在に内蔵し、
又、外側ピストンナツト6の下端部内側にはポー
トa,bと、各ポートa,bの出口端に設けた伸
側リーフバルブ9aと圧側リーフバルブ9bとか
らなる減衰バルブ9を設け、コントロールバルブ
8は、ピストンロツド3の軸心部に配したコント
ロールロツド10の下端に固定し、ピストンロツ
ド3の上端に備えたアクチユエータ(図示せず)
によりコントロールロツド10を介してコントロ
ールバルブ8が回転できるようにしてある。
上記コントロールバルブ8には、第2図の拡大
図を示す如く、内室11があり、その側部と天井
部にそれぞれポート8a,8bが設けてあり、ピ
ストンロツド3の下端に位置する隔壁5aを有す
る内側ピストンナツト5には、その側部と隔壁5
aにそれぞれ上記ポート8a,8bに対応するポ
ート5b,5cが設けてあり、更に、外側ピスト
ンナツト6の側部にもポート5cに対応する位置
にポート6aが設けてあり、ポート8bと5cと
は常時チヤンバー7にて連通状態になつており、
コントロールバルブ8が回転して側部のポート8
aとこれに対応するピストンナツト5のポート5
bとが連通状態になつたり遮断状態になることに
より減衰力を調整できるようにしてある。この連
通状態時にピストンロツド3内の油室Aとシリン
ダ2のヘツド側油室Bとの間で油が往来でき、
又、ピストンロツド3内の油室Aとヘツド側油室
Bとは、減衰バルブ9、コントロールバルブ8の
天井部のポート8b、隔壁5aのポート5cを通
しても油が往来できるようにしてある。シリンダ
2のロツド側油室Cとヘツド側油室Bとはピスト
ン4に貫通したピストンポート12で連通させて
ある。
更に、本考案における減衰力発生部では、減衰
力発生機構として、コントロールバルブ8の内室
11とヘツド側油室Bとを連通するポート13の
上記内室11側に、伸び行程時は閉鎖し圧縮行程
時に押し開かれるようにしたノンリターンバルブ
14を設け、常時はスプリング15にてポート1
3側へ押し付けられているようにする。
一方、ピストンロツド3の上端部外周には、ベ
ローズ17により環状の油室Dとガス室Eとを内
側と外側に区画した環状のアキユムレータ16
を、ピストンロツド3と同一軸心となるよう取り
付け、該環状アキユムレータ16内の油室Dと上
記ピストンロツド3内の油室Aとをポート18に
て連通させ、両油室A,D内の油が互に往来でき
るようにする。上記アキユムレータ16内の油室
Dには、油路19を介して外部から圧油が給排で
きるようにしてあり、車高の調整ができるように
してある。
なお、20はピストンロツド3のシール、21
はナツクルブラケツト、22はボトムキヤツプ、
23はロワキヤツプ、24は伸切ストツパ、25
はドレンプラグである。
車両が走行中に衝撃を受けて本考案の油圧緩衝
器が伸び行程に入るときは、シリンダ2のロツド
側油室Cの油がピストン4のピストンポート12
を通つてヘツド側油室Bに流入すると共に、ピス
トンロツド3の移動量に相当する油がピストンロ
ツド3内の油室Aからポート5c,8b,8a,
5b,6aの順に通つてヘツド側油室Bへ入り、
又、同時にコントロールバルブ8の内室11から
減衰バルブ9を通つてヘツド側油室Bへ入る。こ
のピストンロツド3内の油室Aの油がヘツド側油
室Bに流れるときは、アキユムレータ16内油室
Dの油はピストンロツド3内油室Aにポート18
を通つて入るので、ベローズ17は変形し、ガス
室Eの容積は増大する。又、このとき、コントロ
ールバルブ8を適宜回転させ、ポート5bに対す
るポート8aの位置を適宜変えることにより減衰
力を切換調整することができる。この場合、たと
えば、第3図に示す如く、内側ピストンナツト5
にポート5bを大径のものと小径のものを位置を
ずらしておくと、コントロールバルブ8を回転さ
せることにより該コントロールバルブ8のポート
8aを、ポート5bの大径、小径、ポート無しの
3位置に合わせることによつてポート面積を3段
階に切り換えることができる。
又、圧縮行程のときは、シリンダ2のヘツド側
油室Bの油が、ピストンポート12を通してロツ
ド側油室Cへ入るほか、ヘツド側油室Bの油が前
記伸び行程時の油の流れとは逆の流れとなつてピ
ストンロツド3内の油室Aに流入する。このと
き、アキユムレータ16内の油室Dにはピストン
ロツド3内の油室Aの油がポート18を通つて入
るので、アキユムレータ16内のベローズ17が
変形し、ガス室Eの容積は減少し、ガス室Eの圧
力は高くなる。
上記において、ノンリターンバルブ14を設け
ておくと、上記圧縮行程時に、ヘツド側油室Bの
油がポート13を通りノンリターンバルブ14を
押し開いてコントロールバルブ8の内室11に入
つた後、ポート8b,5cを通つてピストンロツ
ド3内の油室Aに入るので、更に減衰力を生じさ
せることができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば、アキユムレータ16は球形タ
イプのものを採用してもよく、その他本考案の要
旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること
は勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の効果がある。
従来アキユムレータに設けていた減衰バルブ
をシリンダ内のピストンナツト部に設け、併せ
てコントロールバルブ及びノンリターンバルブ
をピストンナツト内に組み込んだので、構造が
コンパクトとなつて省スペースが図れる。
コントロールバルブはピストンロツドの油室
内を通して挿入したコントロールロツドと連結
しているから、減衰力調整機構がコンパクトと
なり、外部からの調整が可能となる。
アキユムレータが環状に形成され、その中央
がピストンロツドの上部外周に取り付けたか
ら、アキユムレータがコンパクトとなり、外方
に大きく張り出すことが無いから小さいスペー
ス内でも容易に取り付けられ、省スペース化を
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧緩衝器の一例を示す縦断
面図、第2図は第1図の部の拡大図、第3図は
本考案の油圧緩衝器における減衰力切換えを3段
階に行う例図、第4図は従来の油圧緩衝器の概要
図である。 2……シリンダ、3……ピストンロツド、4…
…ピストン、5……内側ピストンナツト、6……
外側ピストンナツト、7……チヤンバー、8……
コントロールバルブ、9……減衰バルブ、11…
…内室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内にピストンを介して中空ピストンロ
    ツドが摺動自在に挿入され、ピストンはシリンダ
    内にロツド側油室とヘツド側油室を区画し、ロツ
    ド側油室とヘツド側油室とはピストンに設けたピ
    ストンポートを介して連通し、更にピストンロツ
    ドの上部にアキユムレータを設け、アキユムレー
    タの油室がピストンロツド内の油室を介してヘツ
    ド側油室と連通している油圧緩衝器において、ア
    キユムレータを環状に形成してその中央をピスト
    ンロツドの上部外周に取り付け、ピストンロツド
    の下端部にピストンナツトを固定し、該ピストン
    ナツトの内側にコントロールバルブを回転自在に
    設け、当該コントロールバルブはピストンロツド
    内の油室に回転自在に挿入されたコントロールロ
    ツドと連結し、コントロールバルブの外周部にポ
    ートを設けると共に該ポートと対応するポートを
    上記ピストンナツトの側部に設け、当該各ポート
    を介してピストンロツド内の油室がヘツド側油室
    に開閉され、更にピストンナツトの下端部に伸側
    リーフバルブと圧側リーフバルブとからなる減衰
    バルブと圧縮行程時に開くノンリターンバルブを
    設けてピストンロツド内油室とヘツド側油室とを
    開閉させることを特徴とする油圧緩衝器。
JP1984168359U 1984-11-06 1984-11-06 Expired JPH0235064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984168359U JPH0235064Y2 (ja) 1984-11-06 1984-11-06

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JP1984168359U JPH0235064Y2 (ja) 1984-11-06 1984-11-06

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Publication Number Publication Date
JPS6182142U JPS6182142U (ja) 1986-05-31
JPH0235064Y2 true JPH0235064Y2 (ja) 1990-09-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0446100Y2 (ja) * 1986-02-13 1992-10-29

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59184076A (ja) * 1983-04-01 1984-10-19 株式会社昭和製作所 自動減衰力調整式油圧緩衝器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120342Y2 (ja) * 1980-10-28 1986-06-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59184076A (ja) * 1983-04-01 1984-10-19 株式会社昭和製作所 自動減衰力調整式油圧緩衝器

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JPS6182142U (ja) 1986-05-31

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