JPH0233590Y2 - - Google Patents

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JPH0233590Y2
JPH0233590Y2 JP18804282U JP18804282U JPH0233590Y2 JP H0233590 Y2 JPH0233590 Y2 JP H0233590Y2 JP 18804282 U JP18804282 U JP 18804282U JP 18804282 U JP18804282 U JP 18804282U JP H0233590 Y2 JPH0233590 Y2 JP H0233590Y2
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Japan
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arm
sub
main arm
arms
shaft hole
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JP18804282U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用ウインドレギユレータにお
けるアームの枢支構造の改良に関する。
従来、一般に自動車用窓ガラスを昇降させるた
めのウインドレギユレータにおけるアームの枢支
構造は、メインアームと、該メインアームの軸孔
を介して表裏一体的に連結され、かつ枢支された
1対のサブアームからなり、側方から見てX字形
状をなすように構成されている。
すなわち、第1図に示すように、メインアーム
aには軸孔bを穿設し、この軸孔bに、角軸部c
を両側に突出した枢軸体dを嵌合するとともに、
これら角軸部cに、それぞれサブアームeの角孔
fを嵌合した後、角軸部cの突出個所をかしめ
て、1対のサブアームを一体的に連結している。
しかしながら、このような構造においては、形
状の複雑な枢軸体dの加工に手間が掛かるととも
に、アーム枢支部の重量が大きくなる不具合があ
つた。
そのため、第2図に示すように、サブアームg
の基端部に、有底円筒状の突起hを形成し、これ
ら突起hを、メインアームaの軸孔b内に突合わ
せ状態で固着した、アームの枢支構造が。すでに
提案されている。(実公昭48−9765号公報参照) しかしながら、上記構造のものは、サブアーム
相互が、平面のつき合わせ状態で固着されている
ため、サブアームへの荷重が直接接合面に掛か
り、強度が落ちる欠点があるとともに、表裏のサ
ブアームを一直線上に配列して固着する場合に、
ずれが生じ易い難点があつた。
本考案は、上述のような欠点を解消しようとす
るものであり、サブアーム相互を容易に連結しう
るとともに、製作が容易で、低コスト化を計るこ
とのできる自動車用ウインドレギユレータにおけ
るアームの枢支構造を提供しようとするものであ
る。
以下、本考案を、第3図乃至第5図に示す第1
実施例に基づいて詳細に説明する。
1は、長尺の板状をなすメインアームで、この
メインアーム1の基端部寄りは、軸2をもつて、
ベースプレート3に枢着されるとともに、基端に
は、円弧状をなすセクターギア4が、一体的に連
結されている。
ベースプレート3は、自動車用ドアのドアパネ
ル(図示略)に取付けられるとともに、車内側の
ハンドル(図示略)と連動されるピニオン5を軸
承しており、このピニオン5は、前記セクターギ
ア4と噛合している。
したがつて、ハンドルを回転させるとピニオン
5及びセクターギア4を介して、メインアーム1
は、上下方向に揺動させられる。
メインアーム1の長手方向の中位部において、
その基端部が、メインアーム1の軸孔14を介し
て連結され、かつ枢支された状態で、表裏1対の
サブアーム6,7が設けられている。このアーム
の枢支構造については、後で詳細に説明する。
サブアーム6,7およびメインアーム1のそれ
ぞれの先端部には、ローラ8,9およびローラ1
0が装着されている。
下方のサブアーム6のローラ8は、ドアパネル
(図示略)に設けられた固定レール11に移動自
在に嵌入するとともに、上方のローラ9および1
0は、窓ガラス12の下縁部に設けられたガイド
レール13に移動自在に嵌入している。
したがつて、メインアーム1の揺動に伴つて、
各ローラ8,9,10が前後に転動することによ
り、窓ガラス12は、上下方向に昇降させられ
る。
次に、メインアーム1における各サブアーム
6,7のアーム枢支構造について説明する。
第5図に明示するように、メインアーム1に
は、長手方向の中位部中央に、円形をなす軸孔1
4が穿設されており、その板厚tは、サブアーム
6,7の板厚とほぼ等しくなつている。
サブアーム6は、一方の板面にプレスによつて
突出部15が形成され、この突出部15の周面
は、前記軸孔14と嵌合しうる円形をなすととも
に、その上面は、半円形をなす高段部15aと、
この高段部15aより若干低い同じく半円形の低
段部15bと、この両上面間に介在する垂直な係
合面15cとの3面とによつて、断面がクランク
状の段差部に形成されている。
また、高段部15aおよび低段部15bのそれ
ぞれの上面における板面よりの高さlおよびm
は、実施例においては、メインアーム1の板厚t
に対して、ほぼ2/3および1/3の高さとなつてい
る。
サブアーム7は、上記サブアーム6と同形で、
同一のプレス型より形成されたもので、突出部1
6は、高段部16a、低段部16bおよび係合面
16cを有しており、この突出部16と前記突出
部15は、互いに係合面16c,15cを当接さ
せて、線対称をもつて係合しうるようになつてい
る。
しかして、サブアーム6,7の突出部15,1
6が、互いにメインアーム1の軸孔14内におい
て係合するように、メインアーム1をサブアーム
6,7をもつて表裏から挾持し、第4図に示すよ
うに、高段部15aと低段部16b、低段部15
bと高段部16aの上面を当接させ、かつ係合面
15c,16cを係合させた後、両者の接触面
を、スポツト溶接あるいはプロジエクシヨン溶接
等の手段をもつて、一体的に固着している。
この場合、突起部15,16の外形は、軸孔1
4の内径よりも若干小径であり、またメインアー
ム1の板厚tよりも、サブアーム6,7相互の間
隔、すなわち高さlと高さmの合計の高さが若干
大きいため、メインアーム1に対して、サブアー
ム6,7は、回転自在に枢支されるようになつて
いる。
第6図および第7図には、本考案における第2
実施例を示し、サブアーム相互の固着を、溶接で
はなく、かしめあるいはホツトステーキング等に
よつて行うように構成してある。
すなわち、メインアーム17には、軸孔18を
穿設するとともに、各サブアーム19,20に
は、第1実施例と同様、それぞれ、高段部21
a,22a、低段部21b,22bおよび係合面
21c,22cからなる突出部21,22を形成
し、さらに、各低段部21b,22bには、矩形
状の切起し片21d,22dを設け、かつ高段部
21a,22aには、これらと対応する個所に、
それぞれ係合孔21e,22eを穿設してある。
メインアーム17にサブアーム19,20を枢
支するには、第7図に示すように、メインアーム
17の軸孔18内において、各サブアーム19,
20の突出部21,22を互いに当接させるとと
もに、各係合孔21e,22e内に、それぞれ切
起し片22d,21dを嵌入した後、各切起し片
22d,21dの頭部を、かしめあるいはホツト
ステーキング等することによつて、サブアーム1
9,20の相互を一体的に固着する。そのため、
サブアーム相互の位置決め及び固着作業が、第1
実施例のものに比して容易となる利点がある。
なお、この第2実施例においては、高段部に係
合孔を低段部に切起し片を設けたが、これとは逆
に、低段部に係合孔を、また高段部に切起し片を
設けてもよいし、切起し片の数も適宜増すことも
できる。
また、突出部の高低2段の段差部における高さ
l,mを、それぞれ板厚tの2/3と1/3としたが、
t≦l+mであれば、この高さは、自由に選択で
きることは勿論である。
以上、詳細に説明したように、本考案において
は、各サブアームに外周面が円形をなし、かつそ
の上面が半円形をなす高低2段の段差部を有する
突出部を連設し、これら線対称となる突出部同士
を、メインアームの軸孔内にて互いに係合させ、
かつ固着してある。
したがつて、サブアーム相互を一体化するに際
して、半円形の段差部の垂直な係合面において回
転止めがなされ、サブアーム相互の位置関係を確
実に保持できるため、1対のサブアームが直線状
に配列できるとともに、連結強度が増す利点を有
している。
また、従来構造に比べて部品点数が少なく、軽
量化を計ることができる上、表裏1対のサブアー
ムは同一形のため、共用化できるので、製作にお
いて低コストとなる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のウインドレギユレータにおけ
るアーム枢支構造を示す一部切欠斜視図、第2図
は、第1図と異なる従来のアーム枢支構造を示す
縦断面図、第3図は、本考案の第1実施例を適用
したウインドレギユレータの正面図、第4図は、
第1図のA−A線における縦断面、第5図は、第
4図のアーム枢支構造を説明するための分解斜視
図、第6図は、本考案の第2実施例を示す分解斜
視図、第7図は、第6図におけるアーム枢支構造
の組立後の状態を示す縦断面図である。 1,17……メインアーム、6,7,19,2
0……サブアーム、14,18……、軸孔、1
5,16,21,22……突出部、15a,16
a,21a,22a……高段部、15b,16
b,21b,22b…低段部、15c,16c,
21c,22c……係合面、21d,22d……
切起し片、21e,22e……係合孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 窓ガラスを移動させるためのメインアーム
    に、2分割されたサブアームを、表裏より枢着
    してなるウインドレギユレータにおいて、 メインアームには、長手方向に沿う中位部に
    軸孔を穿設するとともに、各サブアームには、
    外周面が円形をなし、かつその上面が半円形を
    なす高低2段の段差部を有する突出部を連設
    し、サブアームの相対向する突出部同士を、メ
    インアームの軸孔内にて表裏より係合し、かつ
    固着手段をもつて一体的に連結したことを特徴
    とする自動車用ウインドレギユレータにおける
    アームの枢支構造。 (2) 固着手段が、スポツト溶接あるいはプロジエ
    クシヨン溶接である実用新案登録請求の範囲第
    (1)項に記載の自動車用ウインドレギユレータに
    おけるアームの枢支構造。 (3) 固着手段が、高低2段の段差部にそれぞれ設
    けられた係合孔および切起し片の嵌合によるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項
    に記載の自動車用ウインドレギユレータにおけ
    るアームの枢支構造。
JP18804282U 1982-12-14 1982-12-14 自動車用ウインドレギユレ−タにおけるア−ムの枢支構造 Granted JPS5992180U (ja)

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JP18804282U JPS5992180U (ja) 1982-12-14 1982-12-14 自動車用ウインドレギユレ−タにおけるア−ムの枢支構造

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Publication Number Publication Date
JPS5992180U JPS5992180U (ja) 1984-06-22
JPH0233590Y2 true JPH0233590Y2 (ja) 1990-09-10

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