JPH0232111A - 改質ポリアミド(イミド)の連続的製造法 - Google Patents

改質ポリアミド(イミド)の連続的製造法

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JPH0232111A
JPH0232111A JP63182517A JP18251788A JPH0232111A JP H0232111 A JPH0232111 A JP H0232111A JP 63182517 A JP63182517 A JP 63182517A JP 18251788 A JP18251788 A JP 18251788A JP H0232111 A JPH0232111 A JP H0232111A
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JP
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acid
polyamide
screw
reactor
compound
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JP63182517A
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Shinji Komori
小森 愼次
Sadao Yamashita
節生 山下
Yukiatsu Furumiya
行淳 古宮
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有機ジイソシアナートとジカルボン酸、分子
内にモノカルボン酸および一酸無水物を持つ化合物、酸
二無水物のいずれか一つまたは複数個とを反応させて得
られるポリアミドまたはポリアミドイミドから優れた耐
熱性、耐油耐薬品性と共に耐加水分解性、耐熱老化性に
優れた性能を有する改質ポリアミドまたは改質ポリアミ
ドイミドを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
有機ジイソシアナートとジカルボン酸との反応によって
得られるポリアミド及びその製法については公知である
(米国特許第4,087,481号、同第4,129,
715号、同第4,156,065号)。また、有機ジ
イソシアナートとジカルボン酸及び酸無水物の反応によ
って得られるポリアミドイミド及びその製法については
特願昭62%、23394に既に開示している。
一方、ポリアミドを連続的に製造する方法も公知である
(%開昭59−80422.59−80423)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のポリアミドまたはポリアミドイミ
ドは、高度の耐加水分解性及び耐熱老化性の要求される
用途において、該性能は不充分であった。
本発明の目的は従来のポリアミド及びポリアミドイミド
の優れた性質を大きく損うことなく、耐加水分解性、耐
熱老化性等が著しく改善された改質ポリアミドまたは改
質ポリアミドイミドの連続的製造方法を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、耐加水分解性、耐熱老化性の改良された
ポリアミド及びポリアミドイミドを工業的に安定して製
造する方法について鋭意検討した結果、有機ジイソシア
ナート成分とジカルボン酸成分あるいはカルボン酸成分
及び駿無水物との反応及び該反応によって得られるポリ
アミドあるいはポリアミドイミドと分子内に少なくとも
1個以上のオキサゾリン環を有する化合物との反応を、
一台あるいは複数台直列につないだ多軸スクリューm反
応機を用いて連続的に製造するととKよシ得られる改質
ポリアミド及び改質ポリアミドイミドの耐加水分解性、
耐熱老化性等が著しく向上することを見い出し、改質ポ
リアミド・・・・・・及び改質ポリアミドイミドの工業
的な製造方法を完成するに至つ九。
本発明において、改質に付されるポリアミドまたはポリ
アミドイミドは、有機イソシアナート成分とジカルボン
酸成分またはカルボン酸及び酸無水物成分との重縮合反
応によって得られるものである。
この際使用される有機ジイソシアナート成分は特に制限
されることはなく、代表的なものとしてi、4.4’−
ジフェニルメタンジイソシアナート、2.4−)リレン
ジインシアナート、2.6−)リレンジイソシアナート
、フェニレンジイソシアナート、1.5−ナフチレンジ
イソシアナート、3.3’ −ジクロロ−4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアナート、キシリレンジイソシ
アナート、テトラメチルキシリレンジイノ7アナート等
の炭素数8〜20の芳香族ジイソシアナートやヘキサメ
チレンジイソシアナート、インホロンジイソシアナート
、4゜4′−ジシクロヘキフルメタンジインシアナート
等の炭素数8〜20の脂肪族または脂環族ジイソ7アナ
ートが挙げられる。機械的物性、耐熱性を考慮すると、
芳香族ジイソクアナートが好ましく、特に好ましくは、
4.4’−ジフェニルメタンジイソシアナート、2.4
−)リレンジイソシアナート、2.6−ドリレンジイソ
シアナートが使用される。
また、ジカルボン酸成分は特に制限されることはなく、
芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸および両末端
カルボン酸ポリエステルからなる群より選ばれた1種以
上を使用することができる。
代表的なジカルボン酸としては、グルタル酸、アジピン
酸、アゼライン酸、ピメリン酸、セパシン酸、テカンニ
酸、ドデカンニ酸、ダイマー酸等の炭素数4〜54の脂
肪族ジカルボン酸およびイソフタル酸、テレフタル酸、
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の炭素数8〜20
の芳香族ジカルボン酸が挙げられる。これら低分子量の
ジカルボン酸は成形加工性の点から、芳香族ジカルボン
酸よりも脂肪族ジカルボン酸の方が好ましく使用される
両末端カルボン酸ポリエステルとしては、例えば、ポリ
ヘキサンアジペートジカルボン酸、ポリヘキサンアゼレ
ートジカルボン酸、ポリ3−メチル%、,5−ベンタン
ジオールアジペートジカルボンI!、ホ!73−メチル
ー1.5−ベンタンジオールアゼレートジカルボン酸、
ポリ2−メチル%、,8−オクタンジオールアジペート
ジカルボン酸、ポリ2−メチル%、,8−オクタンジオ
ールアゼレートジカルボン酸、ポリ1.9−7ナンジオ
ールアジペートジカルボン酸、ポリ1.9−ノナンジオ
ールアゼレートジカルボン酸、ポリ2−メチル%、,8
−オクタンジオール/1,9−ノナンジオールアジペー
トジカルボン酸、ポリ2−メチル%、,8−オクタンジ
オール/1.9−ノナンジオールアゼレートジカルボン
酸等の脂肪族ポリエステルジカルボン酸、ポリエチレン
テレフタレートジカルボン酸、ポリブチレンテレフタレ
ートジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、また、β−
プロビオラクトク、ビパラロラクトン、γ−バレロラク
・トン、ε−カプロラクトン、メチル−ε−カプロラク
トン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラ
クトン、δ−カプロラクトン等の1種又は2種以上のラ
クトンの開環重合物から誘導されるポリエステルジカル
ボン酸等が挙げられる。
本発明において、特に耐加水分解性の優れたものを得る
には、上記両末端カルボン酸ポリエステルのジオール成
分として、3−メチル%、,5−ベンタンジオール、2
−メチル%、,8−オクタンジオール、1,9−ノナン
ジオール等のジオールを単独又は混合して使用すると好
ましく、特に2−メチル%、,8−オクタンジオールを
選択すると低温特性も著しく向上するので望ましい。こ
れらのジオールは全ジオール成分中10モル−以上、好
ましくは30モルチ、更に好ましくは50モルチの割合
で使用されるとよい。又、両末端カルボン酸ポリエステ
ルとして、β−メチル−δ−バレロラクトンを30モル
−以上含むラクトンモノマーを開環重合して得られるポ
リエステルを使用することによっても耐加水分解性が特
に良好となるので好ましい。
上述の両末端カルボン酸ポリエステルは従来公知のポリ
エステルの製造方法により得ることができる。例えば、
ジカルボン酸成分の過剰量をジオール成分と重縮合させ
ることによって得られ、またエチレングリコール等の活
性水素を有する化合物を開始剤として、ラクトンを開環
重合させて得られる両末端に水酸基を有するポリエステ
ルジオールをジカルボン酸又はその無水物と反応させて
両末端カルボン酸ポリエステルを得ることもできる。
本発明においてポリアミドを製造する際に使用されるジ
カルボン酸成分としては、得られるポリアミドの成形加
工性、柔軟性を考慮すると、脂肪族ジカルボン酸と両末
端カルボン酸ポリエステルを併用することが好ましく、
更には、ジカルボン酸成分100モル慢中、両末端カル
ボン酸ポリエステルがジカルボン酸として10モルチ以
上含まれていると好ましい。
両末端カルボン酸ポリエステルの分子量は、300〜8
,000の範囲内が好ましく、更に好ましくは500〜
s、oooである。分子量が300未満では成形加工性
が低下し、s、oooを越えると力学的性質、透明性が
低下するので好ましくない。
本発明のポリアミドイミドを得る際に用いられる酸無水
物は、従来公知のポリイミドまたはポリアミドイミドの
製造に用いられる、トリカルボン酸の一無水物、テトラ
カルボン酸の二無水物であれば4!に制限されることは
ない。
トリカルボン酸の一無水物としては、トリメリド酸無水
物、1,2.3−ベンゼントリカルボン酸無水物等の炭
素数9〜20の芳香族トリカルボン酸の分子内−無水物
が好ましい化合物として例示される。
またテトラカルボン酸の二無水物としては、無水ピロメ
リト酸、ベンゼン%、,2,3,4−テトラカルボン酸
二無水物、ジフェニル−3,3’、 4.4’−テトラ
カルボン酸二無水物、ジフェニル−2,2’、 3.3
’ −テトラカルボン酸二無水物、ナフタリン−2,3
,6゜7−テトラカルボン酸二無水物、ナフタリン%、
゜2、4.5−テトラカルボン酸二無水物、ナフタリン
%、,4,5,8−テトラカルボン酸二無水物、デカヒ
ドロナフタリン%、,4,5,8−テトラカルボン酸二
無水物、4.8−ジメチル%、,2,3,5,6,7−
へキサヒドロナフタリン%、,2,5,6−テトラカル
ボン酸二無水物、2,6−シクロロナフタリンー1.4
.5.8−テトラカルボン酸二無水物、2.7−シクロ
ロナフタリンー1.4.5.8−テトラカルボン酸二無
水物、2、3.6.7−チトラクロロナフタリンー1.
4.5.8−テトラカルボン酸二無水物、7エナントレ
ンー1゜3、9.10−テトラカルボン酸二無水物、ペ
リレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水物
、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタンニ無水
物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無
水物。1.1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)
エタン二無水物、1.1−ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)エタン二無水物、2,2−ビス(2,3−ジ
カルボキシフェニル)プロパン二m水物、2゜3−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)フロパンニ無水物、
ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水
物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン二無
水物、エチレンテトラカルボン酸二無水物、ブタン%、
,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物、シクロペン
タン%、,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物、ピ
ロリジン−2,3,4,5−テトラカルボン酸二無水物
、ピラジン−2,3,5゜6−テト2カルボン酸二無水
物、チオフェン−2゜3、4.5−テトラカルボン酸二
無水物、ベンゾフェノン−3,3; 4.5−テトラカ
ルボン酸二無水物等の炭素数6〜24の芳香族または脂
肪族テトラカルボン酸の分子内二無水物が好ましい化合
物として例示される。
カルボン酸誘導体が分子内無水物を形成することができ
ないジカルボン酸の場合に本発明の方法よって生成する
生成物はポリアミドであシ、例えば該ジカルボン酸成分
及びジイソシアナート成分からの生成は反復単位 (−R−NH−Co−R’−Co−NH)n(式中Rは
有機ジイソシアナート1A基、R′はジカルボン酸残基
である。) を含有することになる。カルボン酸誘導体が1個の遊離
カルボン酸の外に1個の酸無水物を含有する場合には、
本発明で得られる生成物はポリアミドイミドでラシ゛、
その反復単位は δ (式中RFi、有機ジイソシアナート残基%n//はカ
ルボン酸誘導体残基である。) を含有することになる。
同様にして、ジカルボン酸、酸二無水物、分子内に1個
のカルボン酸基と1個の酸無水基をもつ化合物(トリカ
ルボン酸−無水物)の任意の二種あるいは三種を混合し
て本反応に用いても良い。
該反応において有機ジイソシアナートとジカルボン酸及
び酸無水物の当量比(〜NCO/(〜C0OH+好まし
く、更に好ましくは0.95以上、1.03以下である
本発明においてはポリアミド及びポリアミドイミドに対
して分子内に少なくとも1個以上のオキサゾリン環を有
する化合物(以下単にオキサゾリン化合物と称すること
もある)を添加、反応せしめることがi*である。
該オキサゾリン環を有する化合物は、分子内に少なくと
も1個以上のオキサゾリン環を有する化合物であれば、
特に制限されることはない。代表的なオキサゾリン化合
物としては、フェニル−2−オキサゾリン、2−フェニ
ルカルバモイル−2−オキサゾリン、2.2’−ビス−
2−オキサゾリン、1.3−フェニレン−ビス−2−オ
キサゾリン等カ挙げられるが、これらは単独で用いるこ
とも、混合して用いることもできる。好ましいオキサゾ
リン化合物線1.3−フェニレン−ビス−2%、キ?プ
リンであるが、これに限られるものではない。
添加されるオキサゾリン化合物の量はポリアミド及びポ
リアミドイミドに対して0.1〜30ifi%、好まし
くは0.2〜10重量SS度である。0.1重量−未満
であると本発明の要求する性能の向上が見られない。二
官能のオキサゾリン化合物を用いると主鎖中にオキサゾ
リン化合物が共重合され、諸物性の低下が小さく、オキ
サゾリン化合物の添加効果が大きい。
このように、本発明の改質ポリアミドまたは改質ポリア
ミドイミドの製造方法は、工業的に効率良いことから次
の方法が最も優れている。
つ゛まシ、反応装置として多軸スクリュー型反応機を用
い、ポリアミドまたはポリアミドイミド原料成分を該反
応機に連続的に供給し、加熱減圧下でCO2を留去しな
がら重合を進め、反応の後期以降にオキサゾリン化合物
を、生成するポリアミドまたはポリアミドイミドに対し
連続的に添加し、反応させることによって所望のポリア
ミドまたはポリアミドイミドを得るという製造方法であ
る。
ここで、ポリアミド生成反応において生ずる反応中間体
は金属に対する粘着性が著しく強く、反応機内での混合
ムラが生じ、それによってポリアミ弔階)T茗円rル状
物の原因となる。従って、本発明で使用される多軸スク
リュー反応機としては、混練ブロックを含むセルフクリ
ーニング性のスクリューを有する同方向回転多軸スクリ
ュー反応機を用いることが好ましい。
この種の反応機Onn待時間主にL/’D(Lはスク、
リューの長さ、Dはスクリューの径)の値で決まる。L
/Dが大きい程反応機は長くなり滞留時間が長くなるが
、L/Dを大きくすることには。
スクリューシャ7)O強度とスクリューの駆動負荷の2
点から@度がある。コスト的に最もバランスがとれてい
るのは滞留時間が2〜3分のものである〇 一方、本発明において、優れた改質ポリアミドまたは改
質ポリアミドイミドを得る為には反応原料それぞれに応
じた反応時間をとることが重要であシ、2〜3分で全反
応を終了するものkついては一台、4〜6分では2台、
7分以上でFi3台以上の多軸スクリュー型反応機を直
列につなぎ1反応に見合った全W1時間を確保するとと
か′X!!である。
全反応プロセスにおいて、前半部では反応物のスクリュ
ーへの付着を防ぎつつ重合反応の促進と発生するCO2
の除去を行なう。このため、スクリューはセルフクリー
ニング性に優れた同方向回転多軸スクリューを用いるこ
とが好ましい。反応を促進させるためKは混合効果が大
きい混練ブロックを備え、100 rpm好ましくはz
 o o rpm以上の高速のスクリュー回転で混合す
る仁とが好ましい。CO21&−除去するためには順送
シスクリユ一部にベントロを設けたもので行なうが、ベ
ントロは、真空ポンプで吸引するのが好ましい。全反応
プロセスの前半で80チ以上のCo2を除去してシくこ
とが好ましく、これよりも少ないと、後半でのCowの
除去量が多くなシ、その後の重合反応や・キサゾリン反
応が効率良く進まない。
全反応プロセスの後半では、前半で除去しきれなかった
CO2の除去、重合反応の終了及びオキサゾリン化合物
との反応である。ジカルボン酸及び酸無水物全量の90
チ以上、好ましくは95チ以上消失した時点で、オキサ
ゾリン化合物を注入して、ポリアミド又はポリアミドイ
ミドの改質を行なうことが好ましい。重合があまり進行
していない時点でオキサゾリン化合物を添加すると、カ
ルボン酸または酸無水物とオキサゾリン化合物とが反応
するので、高重合度のポリアミド又はポリアミドイミド
が得られず、優れた改質効果は得られない。
反応機のスクリューデザインと反応温度は優れたポリア
ミド又はポリアミドイミドを得るためKは重要な!!!
素である。混練ブロックの占める割合は全体のスクリュ
ーの10〜50%、好ましくは20〜40チが良い。1
oチ未満の場合は混練不足となシ、ゲル状物が多く、又
オキサゾリン化合物が均一に混合されないので、目的の
ものを得ることは困難である。一方50%を越える場合
は、反応物のくい込み、押出しが困難となり、またCO
20除去が充分に行表われないので目的のものを得るこ
とは困難である。
反応温度については各反応機とも5セクション以上独立
に制御できるものが好ましく、各セクションの温度はそ
こに存在する反応物の流動開始温度を(T”C)とする
と(T+20)℃〜(T+70)℃の範囲が好ましい。
(T+20)℃よシも低い場合は反応物は溶融状態には
なっていないので、充分な混合が行なわれず、ゲル状物
が少ないものを得ることができない。(T+70)℃よ
シも高い場合は熱分解が始まるので物性が優れたものは
得られない。ここで言う流動開始温度とは肉眼で見て流
動性を示し始める温度である。
本発明によって得られる改質ポリアミドi喪は改質ポリ
アミドイミドは、圧縮永久歪、耐加水分解性、機械的物
性、耐熱老化性に優れる等の特徴を有するため、従来使
用されなかった種々の用途、例、t ハ、シート、フィ
ルム、チューブホース、ロールギア、バッキング材、防
振材、ベルトラミネート製品、自動車部品、スポーツ用
品、工業機械部品等に使用することができる。
〔実施例〕
以下実施例により、本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中、「部」は「重量部」を表わす。
耐加水分解性は70℃、95%の相対湿度下に100μ
mの厚さのフィルムを28日間放置し、ジャングルテス
ト前後のフィルムの引張シ強度保持率で評価した。
耐熱老化性は、厚さ100μmのフィルムをギヤオープ
ン中150℃で10日間保持した後の引張り強度を測定
し、保持率で評価した。
また、実施例の製造方法の具体的な工程図例を第1図に
示した。
実施例1 3−メチル%、,5−ベンタンジオールとアジピン酸か
ら得られた平均分子fl1063のポリエステルジカル
ボン酸79.0部とアゼライン酸21.0部とを90℃
K保温された攪拌機付きの貯槽(1)K入れ、窒素ガス
雰囲気下で混合し完全に透明なジカルボン酸混合物とし
た。
これとは別に4.4′−ジフェニルメタンジイソシアナ
ートを50′cK保温した貯槽(2)K入れ、窒素ガス
雰囲気下で貯蔵した。
90°Cのジカルボン酸混合物を回転精度が±2/10
00の定量ポンプ(3)で連続的に68.5部1分の速
度で混練ブロックを含むセルフクリーニング性の同方向
2軸スクリユー反応機(BP−30−8プラスチツク工
学研究所製)(6)に供給した。他方、50℃の4.4
′−ジフェニルメタンジインシアナートを回転精度が±
2/1000の定量ポンプ(3)で、連続的に31.5
f/分の速度で該反応機に供給した。
ポリアミド改質剤として1.3−フェニレン−ビス−2
−オキサゾリンを217分の速度で95%以上のイソシ
アナート及びカルボン酸が消失していると考えられる第
二反応機(6)の口よシ添加し喪。
反応機は2台のスクリュー型反応機を直列につないだも
のであシ、いずれも混練ブロックを含むセルフクリーニ
ング性の同方向回転2軸スクリユー反応機を用いた。
いずれの反応機もスクリュー径(D)は30闘、スクリ
ュー長さ(L)は1080朋であった。混練ブロックの
占める割合は、それぞれ1台目が23優、2台目が34
−であった。
それぞれの反応機は6セクションに区別されており、原
料供給口の方から、それぞれセクション1〜セクション
6になっている。1台目の反応機のセクション3.4.
5.6はCO2を除去するための脱ガス口(4)になっ
ておシ、2台目の反応機はセクション3がCO2を除去
する脱ガス口(4)であり、セクション4がオキサゾリ
ンを添加するための口(4′)でアシ、セクション6は
、すべてのガスを除去するための脱ガス口である。反応
終了部には直径3.Olのノズルがついたものを用いた
。反応温度はそれぞれ表3の通シであった。
表     3 スクリュー回転数:250rpm(両反応機とも)この
ような条件で反応を行ない、第二反応機の吐出部から出
てくる改質ポリアミドエラストマ−(A)を冷却水中で
冷却・固化し、ペレット化した。
実施例2 3−メチル%、,5−ベンタンジオールとアジピン酸か
ら得られた平均分子量1063のポリエステルジカルボ
ン酸77.8部と無水トリメリット酸22.2部とを1
60℃に保温された攪拌機付きの貯槽に入れ、窒素ガス
雰囲気下で混合し完全に透明なジカルボン酸−無水トリ
メリット酸混合物を得た。
この酸混合物を68.8f/分、4.4’−ジフェニル
メタンジイソシアナートを31.2F/分の回転速度で
供給する以外は実施例1と同様にして改質ポリアミドイ
ミド(B)を得た。
比較例1 実施例1の方法において、オキサゾリン化合物を添加し
ない以外は、実施例1と同様にしてポリアミド(D)を
得た。
比較例2 実施例2の方法において、オキサゾリン化合物を添加し
ない以外は実施例2と同様にしてポリアミドイミド(E
)を得た。
実施例3 3−メチル%、,5−ベンタンジオールとアジピン酸か
ら得られた平均分子量1063のポリエステルカルボン
醗78.9部とアゼライン酸10.4部、無水トリメリ
ット酸10.7部とを160℃に保温された攪拌機付き
の貯槽に入れ、窒素ガス雰囲気下で混合し完全に透明な
ジカルボン酸−無水トリメリット酸混合物を得た。この
酸混合物を68.497分、4.4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアナートを31.62/分の回転速度で供給
する以外は実施例(1)と同様にして改質ポリアミドイ
ミド(C)を得た。
以上によシ得られた樹脂の各種物性値を測定し、表1に
示した。
表      ! く損うことなく、優れた耐加水分解性、耐熱老化性等が
賦与された改質ポリアミドまたは改質ポリアミドイミド
の連続的製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法の具体的な例を示した工程図
である。 1、 カルボン酸、酸無水物貯槽 2、 インクアネート貯槽 3、定食ポンプ 4、 脱ガス口 4j  オキサゾリン添加口 5、 第−反応機 6、第二反応機 7、オキサゾリン貯槽 8、冷却槽 9、 ペレタイザー 特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機ジイソシアナート成分とジカルボン酸成分、
    トリカルボン酸の一無水物成分及び酸二無水物成分から
    なる群より選択されるいずれか一つもしくは複数成分の
    反応及び該反応によつて得られるポリアミドまたはポリ
    アミドイミドと分子内に少なくとも1個以上のオキサゾ
    リン環を有する化合物との反応を、一台あるいは複数台
    直列につないだ多軸スクリュー型反応機を用いて連続的
    に行うことを特徴とする改質ポリアミドまたは改質ポリ
    アミドイミドの連続的製造法。
  2. (2)多軸スクリューが混練ブロックを含むセルフクリ
    ーニング性の同方向回転多軸スクリューである請求項(
    1)に記載の製造法。
  3. (3)混練ブロックの占める体積割合が全スクリューに
    対し10乃至50%である請求項(2)に記載の製造法
  4. (4)反応機が少なくとも5セクションからなる独立し
    た温度制御セクションを有し、かつ、各セクションの温
    度を、各セクションに存在する反応物の流動開始温度(
    T℃)より20乃至70℃高い温度に制御することを特
    徴とする請求項(1)〜(3)のいずれかに記載の製造
    法。
  5. (5)反応機内で少なくとも80%の炭酸ガスを除去さ
    せ、カルボン酸成分もしくは酸無水分物成分の全量(〔
    〜COOH〕+〔▲数式、化学式、表等があります▼〕
    )の少なくとも95%を消費させ、その後に、オキゾリ
    ン化合物を添加する請求項(1)〜(4)のいずれかに
    記載の製造法。
  6. (6)オキサゾリン環を有する化合物の添加量がポリア
    ミド又はポリアミドイミドに対して0.1〜30重量%
    、好ましくは0.2〜10重量%である請求項(1)〜
    (5)のいずれかに記載の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002011975A1 (en) * 2000-08-03 2002-02-14 Ranier Limited Precision polyurethane manufacture
JP2007194370A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Arisawa Mfg Co Ltd フレキシブルプリント配線板用ポリアミドイミド樹脂、並びに該樹脂を用いた金属張り積層板、カバーレイ、フレキシブルプリント配線板、及び樹脂組成物

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