JPH0231606Y2 - - Google Patents

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JPH0231606Y2
JPH0231606Y2 JP4473886U JP4473886U JPH0231606Y2 JP H0231606 Y2 JPH0231606 Y2 JP H0231606Y2 JP 4473886 U JP4473886 U JP 4473886U JP 4473886 U JP4473886 U JP 4473886U JP H0231606 Y2 JPH0231606 Y2 JP H0231606Y2
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JP
Japan
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flank
self
flank surface
tapping screw
screw
Prior art date
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JP4473886U
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JPS62156613U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はセルフタツピングねじに関する。
従来の技術 従来より、2部材を接合するに、第6図に示す
ように、一側の部材21には下穴22等を設けて
おき、他側の部材23の透孔24にはセルフタツ
ピングねじ25を挿通して該セルフタツピングね
じ25の上記下穴22等へのねじ込みにより該下
穴22内にめねじの成形を行ないながら螺合締結
するセルフタツピングねじが知られており、作業
性が良好であることから広汎に使用されている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、近年になつて自動車、電気器具をはじ
めとして機器を構成する部材に樹脂が多用される
ようになり、樹脂材にタツピングねじをねじ込ん
だ場合に、樹脂の強度が低いために下穴側である
ボス26等が割れてしまつたり、締過ぎによつて
下穴が拡径してねじがきかなくなつたり、また十
分な保持力が得られないためにゆるみ易い等の欠
点を有していた。このために、樹脂への締結性能
を向上させることを目的として種々のタツピング
ねじが提供されているが、いずれも一長一短があ
り前記の欠点を解決するには至らなかつた。
問題点を解決するための手段 そこで、この考案は、上記従来型セルフタツピ
ングねじの問題点の解決を目的として、軸部に形
成されるねじ部を、呼び径に等しい外径の複数の
第1フランク部と該複数の第1フランク部間に配
設され、その半径方向の断面積が該第1フランク
部の半径方向の断面積よりも小さく成形してなる
第2フランク部とによつて形成したことを特徴と
するセルフタツピングねじを提供する。
作 用 この考案のセルフタツピングねじでは、圧力側
フランク面は第1フランク部、第2フランク部を
通して平担であるため、ねじ込みは確実に行うこ
とができ、反面、ねじ込みによつてねじ山が下穴
に深く喰い込んだ場合でも、第2フランク部の遊
び側フランク面に凹部が設けられ断面積が小寸法
であるため下穴側が割れるといつた事態を防止す
ることができ、また、相当の締付力を加えてもね
じがきかなくなるといつた事態を回避することが
できる。
実施例 この考案の一実施例を示す第1図、第2図、第
3図を参照するに、セルフタツピングねじ1は、
概略、頭部2と該頭部2座面中央に連続する軸部
3とよりなり、該頭部2の頂面には締付け用回転
工具(図示しない)と係合する手段4が設けら
れ、該軸部3には、頭部首下部5より軸部3の先
端部6へと至る螺旋状のねじ部7を設け、該ねじ
部7は、ねじ山角度として概略45゜〜55゜の範囲内
の任意の角度にて交差する圧力側フランク面10
と遊び側フランク面11とによつて画定される第
1フランク部8であつてねじの呼び径に等しい外
径の該第1フランク部8と、上記遊び側フランク
面11に平行であつて小寸法分上記圧力側フラン
ク面10に接近せしめた配置の陥没フランク面1
2の成形によつてねじのリード角に交差する方向
に伸びた配置の凹部13を設け、これにより第1
フランク部8よりも半径方向断面積を小さく形成
してなる第2フランク部9とを交互に連続状に設
けたもので、上記凹部13すなわち第2フランク
部9の設置位置はねじ部7のねじ方向に沿つて等
間隔位置毎に設ける。所望ならば、上記凹部13
すなわち第2フランク部9のねじ方向での長さは
ねじ1リードの長さの1/6以下とし、また、該凹
部13の設置数はねじ1リードにつき少なくとも
2個以上の数設定して形成する。
この考案の他の実施例を示す第4図を参照する
に、この実施例では、第2フランク部9の形成に
おいて、該第2フランク部9と第1フランク部8
の山頂部15を共通にするとともに、陥没フラン
ク面12と圧力側フランク面10との交差角度を
上記第1フランク部8のねじ山角度より、概略、
1゜〜2.5゜分小さく形成しこれによつて凹部13を
設け該第2フランク部9の半径方向断面積を小面
積に成形して成るもので、他の構成は上記第1の
実施例と同様である。
この考案のさらに別の実施例を示す第5図を参
照するに、この実施例では、第2フランク部9の
形成において、該第2フランク部9の陥没フラン
ク面12の底縁部16と第1フランク部8の遊び
側フランク面11の底縁部16とを共通の位置に
設定するとともに、該陥没フランク面12と圧力
側フランク面10との交差角度を、上記遊び側フ
ランク面11と圧力側フランク面10との交差角
度であるねじ山角度よりも1゜〜2.5゜大きく形成し
これによつて凹部13を設け該第2フランク9の
半径方向断面積を小面積に成形してなるもので、
他の構成は上記第1の実施例と同様である。
所望ならば、上記ねじ山角度、陥没フランク面
の値、配置等はセルフタツピングねじの使用箇所
の相違に応じて適宜変更して実施することが可能
である。
考案の効果 この考案のセルフタツピングねじでは、ねじ込
み時において、第2フランク部には遊び側フラン
ク面に凹部が設けられているため該第2フランク
部遊び側での周囲材料への圧接係合が回避され、
その分だけねじ込みトルクを減少することがで
き、ボスの割れを防止し、さらに、深く確実なね
じ立てが可能となり、比較的大きな締付トルクを
加えたとしても下穴の拡径によりねじ山のねじが
きかなくなるという事態を回避することができ
る。また、第1フランク部及び第2フランク部の
圧力側フランク面は共通であるため、ねじ込みも
確実で締着力が強く、金属材料に対する締結使用
にも適し、実用的効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例セルフタツピン
グねじの側面図、第2図は、第1図のセルフタツ
ピングねじの一部破断拡大斜視図、第3図は、第
2図の−線による一部破断断面図、第4図
は、この考案の他の実施例の第2図と同様の断面
図、第5図は、この考案のさらに別の実施例の第
2図と同様の断面図、第6図は、従来のセルフタ
ツピングねじの使用状態を示す一部破断分解断面
図である。 符号の説明、1……セルフタツピングねじ、2
……頭部、3………軸部、7……ねじ部、8……
第1フランク部、9……第2フランク部、10…
…圧力側フランク面、11……遊び側フランク
面、12……陥没フランク面、13……凹部、1
4……つるまき線、15……山頂部、16……底
縁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 頭部と該頭部に連続する軸部を有し、軸部に
    ねじ部を形成してなるセルフタツピングねじに
    おいて、 上記ねじ部の遊び側フランク面にはねじのリ
    ード角に交差する方向に伸びた配置の凹部をね
    じ方向沿いに等間隔位置毎に形成し、上記ねじ
    部を該凹部を形成した第2フランク部と該第2
    フランク部間の第1フランク部とに区分して成
    ることを特徴とするセルフタツピングねじ。 2 上記第2フランク部の上記凹部は上記遊び側
    フランク面よりも小寸法分圧力側フランク面に
    接近した配置の陥没フランク面によつて形成し
    たことを特徴とする上記請求の範囲第1項記載
    のセルフタツピングねじ。 3 上記陥没フランク面を上記遊び側フランク面
    に対して平行に配設したことを特徴とする上記
    請求の範囲第2項に記載のセルフタツピングね
    じ。 4 上記第2フランク部の山頂部を上記第1フラ
    ンク部の山頂部と共通にするとともに、上記陥
    没フランク面と上記圧力側フランク面の交差角
    度を上記第1フランク部のねじ山角度よりも小
    さく形成して上記凹部を設けたことを特徴とす
    る上記請求の範囲第2項に記載のセルフタツピ
    ングねじ。 5 上記第2フランク部の底縁部を上記第1フラ
    ンク部の底縁部と共通にするとともに、上記陥
    没フランク面と上記圧力側フランク面の交差角
    度を上記第1フランク部のねじ山角度よりも大
    きく形成して上記凹部を設けたことを特徴とす
    る上記請求の範囲第2項に記載のセルフタツピ
    ングねじ。 6 上記第2フランク部のねじ方向での長さをね
    じ1リードの長さの1/6以下とし、また、ねじ
    1リードにつき少なくとも2個以上設けたこと
    を特徴とする上記請求の範囲第1項、第2項、
    第3項、第4項又は第5項に記載のセルフタツ
    ピングねじ。
JP4473886U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0231606Y2 (ja)

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JPS62156613U JPS62156613U (ja) 1987-10-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6592227B2 (ja) * 2013-02-28 2019-10-16 日東精工株式会社 ゆるみ止めねじ
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KR101588807B1 (ko) * 2014-08-26 2016-01-26 (주)에스와이산업 목재 교합용 인서트

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