JPH0230900Y2 - - Google Patents

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JPH0230900Y2
JPH0230900Y2 JP1653683U JP1653683U JPH0230900Y2 JP H0230900 Y2 JPH0230900 Y2 JP H0230900Y2 JP 1653683 U JP1653683 U JP 1653683U JP 1653683 U JP1653683 U JP 1653683U JP H0230900 Y2 JPH0230900 Y2 JP H0230900Y2
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JP
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voltage
follower circuit
capacitor
transistor
emitter
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、演算増幅器を使用した電圧フオロワ
回路の改良に関するものである。
一般に、演算増幅器を使用した電圧フオロワ回
路としては、第1図aに示す如き回路が知られて
いる。これは、差動入力の演算増幅器OPに直接
負帰還を施したもので、入力電圧Eiに等しい出力
電圧Eoを得ることができる。しかしながら、こ
のような回路では、得られる出力電圧Eoの範囲
が演算増幅器OPの電源電圧±Ebの大きさにより
決められてしまい、それに応じて入力電圧Eiの大
きさも自ずと制限されてしまう。しかも、演算増
幅器OPの耐圧の関係から、あまり大きな電源電
圧±Ebを使用することはできず、このままの回
路では高い入力電圧Eiを印加することはできな
い。
また、従来このような問題を解決したものとし
て、第1図bのような回路が提案されている。図
に示す回路は、前記第1図aの電圧フオロワ回路
において、演算増幅器OPの電源電圧±Ebをそれ
れ高耐圧のエミツタフオロワ回路を介して供給す
るとともに、エミツタフオロワ回路のベース電位
を演算増幅器OPの出力電圧Eoに応じて変化させ
るようにしたもので、高耐圧の電圧フオロワ回路
を実現し、高い入力電圧Eiにも使用することがで
きるようにしたものである。図において、前記第
1図aと同様のものは同一符号を付して示す。
Tr1,Tr2はトランジスタ、Dz1,Dz2はツ
エナーダイオード、R1,R2は抵抗で、これら
はそれぞれ高圧の電源電圧±Eccを電源電圧±Eb
として演算増幅器OPに供給するエミツタフオロ
ワ回路EF1,EF2を構成している。すなわち、
トランジスタTr1,Tr2のコレクタはそれぞれ
高電圧の電源±Eccに接続されるとともに、エミ
ツタは演算増幅器OPの電源端子に接続され、ベ
ースはツエナーダイオードDz1,Dz2および抵
抗R1,R2よりなるバイアス回路により演算増
幅器OPの出力電圧EoよりEzだけ高い、または低
い電位に保たれている。このため、演算増幅器
OPの電源電圧±Ebはその出力電圧Eo(入力電圧
Ei)に対してほぼEo±Ezの大きさに制御され、
入力電圧Eiの大きさにかかわらず、演算増幅器
OPを正常に動作させることができる。なお、C
1,C2は電圧フオロワ回路に高速動作を行なわ
せた際の発振防止用のコンデンサである。
しかしながら、このような回路において、トラ
ンジスタTr1,Tr2のエミツタ側に発振防止用
のコンデンサC1,C2を挿入すると、エミツタ
フオロワ回路EF1,EF2が出力電圧Eoの変化に
応じてコンデンサC1,C2を充放電する際、コ
ンデンサC1,C2を充電する方向に対してはト
ランジスタTr1,Tr2から電荷を供給するの
で、高速動作が可能であるが、コンデンサC1,
C2を放電させる方向に対しては、トランジスタ
Tr1,Tr2がカツトオフとなつているために、
演算増幅器OP側に電荷を放電しなければならず、
動作が遅くなつてしまう。このため、高速動作時
においては、入力電圧Eiが大きく変化すると、一
時期電源がアンバランスとなり、正常動作が行な
えなくなつてしまう欠点を有している。
本考案は、上記のような従来装置の欠点をなく
し、高速動作が可能であるとともに、高耐圧の電
圧フオロワ回路を簡単な構成により実現すること
を目的としたものである。
本考案の電圧フオロワ回路は、前記第1図bの
ような、演算増幅器の電源電圧をそれぞれ高耐圧
のエミツタフオロワ回路を介して供給するととも
に、エミツタフオロワ回路のベース電位を演算増
幅器の出力電圧に応じて変化させるようにした電
圧フオロワ回路において、発振防止用に設けられ
たコンデンサにそれぞれ放電用のトランジスタを
付加し、コンデンサの放電時にはこの放電用トラ
ンジスタを介してコンデンサの電荷を放電させる
ことにより、発振防止用のコンデンサの影響を受
けず、高速動作を可能としたものである。
第2図は本考案の電圧フオロワ回路の一実施例
を示す構成図である。図において、前記第1図と
同様のものは同一符号を付して示す。Tr3,Tr
4は放電用トランジスタである。放電用トランジ
スタTr3はトランジスタTr1の動作状態(ベー
ス電位)に応じてコンデンサC1の電荷を放電す
るように、エミツタ・ベース間がトランジスタ
Tr1のエミツタ・ベース間に接続されるととも
に、コレクタがコンデンサC2の一端に接続され
ている。また、放電用トランジスタTr4はトラ
ンジスタTr2の動作状態(ベース電位)に応じ
てコンデンサC2の電荷を放電するように、エミ
ツタ・ベース間がトランジスタTr2のエミツ
タ・ベース間に接続されるとともに、コレクタが
コンデンサC1の一端に接続されている。
いま、入力電圧Eiが変化しない安定状態である
とすると、トランジスタTr1,Tr2のベース電
位Vb1,Vb2はそれぞれ Vb1=Eo+Ez Vb2=Eo−Ez となつており、演算増幅器OPに供給される電源
電圧±Ebは、トランジスタTr1,Tr2のベー
ス・エミツタ間電圧をVbe1,Vbe2とすると、 +Eb=Vbe1−Vbe1 −Eb=Vb2+Vbe2 となつている。また、この電圧±Ebがコンデン
サC1,C2にそれぞれ充電されている。
この時、放電用トランジスタTr3,Tr4にお
いては、そのベース・エミツタ間が逆バイアスと
なるため、それぞれカツトオフとなつている。
さて、入力電圧Eiが正の方向に変化したとする
と、これに伴つて出力電圧Eoおよびトランジス
タTr1,Tr2のベース電位Vb1,Vb2が正方
向に変化(以下、この正方向の変化を増加とい
う)する。この結果、トランジスタTr1におい
てはベース・エミツタ間の順バイアスが強まるの
で、コンデンサC1に電荷を供給し、電源電圧+
Ebの値をベース電位Vb1(入力電圧Ei)に追従
して増加させるように動作する。また、トランジ
スタTr2においては、出力電圧Eoの増加ととも
にベース電位Vb2がある程度上昇すると、ベー
ス・エミツタ間が逆バイアスとなるので、トラン
ジスタTr2はカツトオフとなり、コンデンサC
2の充電を停止して、コンデンサC2を放電状態
とする。ここで、放電用トランジスタTr4にお
いては、そのベース電位Vb2が上昇するので、
カツトオフの状態から導通状態となり、コンデン
サC2の電荷を放電させて、電源電圧−Ebの値
をトランジスタTr2のベース電位Vb2に追従し
て変化させるように動作する。なお、放電用トラ
ンジスタTr3においては、トランジスタTr1の
ベース電位Vb1が上昇しても、ベース・エミツ
タ間は逆バイアスのままであるので、引き続きカ
ツトオフの状態となつている。
また、入力電圧Eiが負の方向に変化した場合に
は、出力電圧EoおよびトランジスタTr1,Tr2
のベース電位Vb1,Vb2が減少するので、前記
とは逆に、トランジスタTr1がカツトオフとな
るとともに、放電用トランジスタTr3が導通と
なり、コンデンサC1の電荷を放電させる。
このように、発振防止用のコンデンサC1,C
2に放電用のトランジスタTr3,Tr4を付加
し、この放電用トランジスタTr3,Tr4の導通
をエミツタフオロワ回路EF1,EF2のベース電
位Vb1,Vb2により制御するようにすると、入
力電圧Eiの変化に対してコンデンサC1またはC
2の電荷を瞬時に放電させ、正負の電源電圧±
Ebの値を同様に追従させることができるので、
電源電圧±Ebにアンバランスを生じさせること
なく、電圧フオロワ回路の高速動作を可能とする
ことができる。
なお、上記の説明では、放電用のトランジスタ
Tr3,Tr4をトランジスタTr1,Tr2のエミ
ツタ間に接続した場合を例示したが、放電用トラ
ンジスタTr3,Tr4の接続位置はこれに限られ
るものではなく、コンデンサC1,C2の電荷を
放電させることができる状態であれば、例えば、
それぞれのコレクタを高圧の電源±Eccに接続す
るようにしたものであつてもよい。
以上説明したように、本考案の電圧フオロワ回
路では、演算増幅器の電源電圧をそれぞれ高耐圧
のエミツタフオロワ回路を介して供給するととも
に、エミツタフオロワ回路のベース電位を演算増
幅器の出力電圧に応じて変化させるようにした電
圧フオロワ回路において、発振防止用に設けられ
たコンデンサにそれぞれ放電用のトランジスタを
付加し、コンデンサの放電時にはこの放電用トラ
ンジスタを介してコンデンサの電荷を放電させる
ようにしているので、入力電圧の変化に対してコ
ンデンサの電荷を瞬時に放電させ、電源電圧の値
を入力電圧の変化に追従して変化させることがで
き、高速動作が可能であるとともに、高耐圧の電
圧フオロワ回路を簡単な構成により実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電圧フオロワ回路を示す構成
図、第2図は本考案の電圧フオロワ回路の一実施
例を示す構成図である。 OP……演算増幅器、EF1,EF2……エミツ
タフオロワ回路、Tr1,Tr2……トランジス
タ、Dz1,Dz2……ツエナーダイオード、R
1,R2……抵抗、Tr3,Tr4……放電用トラ
ンジスタ、C1,C2……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 演算増幅器の電源電圧をそれぞれエミツタフオ
    ロワ回路を介して供給するとともにこのエミツタ
    フオロワ回路のベース電位を前記演算増幅器の出
    力電圧に応じて変化させるようにした電圧フオロ
    ワ回路において、前記エミツタフオロワ回路の出
    力端にそれぞれ接続された発振防止用のコンデン
    サと、このコンデンサにそれぞれ接続された放電
    用のトランジスタとを具備し、入力電圧の変化に
    応じて前記エミツタフオロワ回路におけるトラン
    ジスタがカツトオフとなつた時には前記放電用ト
    ランジスタを介してそのエミツタフオロワ回路の
    出力端に接続されたコンデンサを放電させるよう
    にしてなる電圧フオロワ回路。
JP1653683U 1983-02-07 1983-02-07 電圧フオロワ回路 Granted JPS59121916U (ja)

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JP1653683U JPS59121916U (ja) 1983-02-07 1983-02-07 電圧フオロワ回路

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JP1653683U JPS59121916U (ja) 1983-02-07 1983-02-07 電圧フオロワ回路

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JPS59121916U JPS59121916U (ja) 1984-08-16
JPH0230900Y2 true JPH0230900Y2 (ja) 1990-08-21

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JP2006345328A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Hideo Kusakabe 多段増幅器

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JPS59121916U (ja) 1984-08-16

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