JPH0230522A - 吸水性複合材料 - Google Patents

吸水性複合材料

Info

Publication number
JPH0230522A
JPH0230522A JP63181310A JP18131088A JPH0230522A JP H0230522 A JPH0230522 A JP H0230522A JP 63181310 A JP63181310 A JP 63181310A JP 18131088 A JP18131088 A JP 18131088A JP H0230522 A JPH0230522 A JP H0230522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
sheet
absorbing
thermoplastic resin
water absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63181310A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensho Fujitani
藤谷 憲昭
Takeshi Shibano
芝野 毅
Shunichi Onishi
俊一 大西
Yoshinori Hashimoto
美則 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority to JP63181310A priority Critical patent/JPH0230522A/ja
Publication of JPH0230522A publication Critical patent/JPH0230522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、吸水性複合材料に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は、高吸水性樹脂の脱落か少な
く、形状変化がなく、さらには熱融着及び真空、圧空成
形加工か可能な吸水性複合材料に関するものである。
従来技術 従来より、高吸水性樹脂は、その吸水能力及び保水能力
が着目され、種々の分野に応用されている。たとえば、
その吸水能力に着目した場合には、その利用分野として
は、食品を脱水乾燥して保存食品を得る分野、有機溶剤
の水分除去分野なとかあり、また生鮮食品を冷凍保存す
る場合にも用いられている。
一方、その保水能力に着目した場合の適用例としては、
たとえば防火、消防用含水シート、種子コーティングあ
るいは苗木輸送用の被覆利などがある。
この様な高吸水性樹脂を透水性シートに適用した吸水又
は保水シートについては、従来より種々の提案かなされ
ている(特開昭57 103838号、同58−104607号、同60−2
32935号、同6 ]−43549号各公報等) しかしながら、従来の吸水、保水シートは、次の様な問
題点が生じがちであった。
即ち、紙、不織布等の支持基体上に粉状の高吸水性樹脂
を薄層状に散布し、水あめ、ゼラチン、カルホキンメチ
ルセルロース、ポリビニルアルコル等の糊料を用いて固
定化したもの、あるいは溶剤に可溶な樹脂をバインダー
として用いて微粉状の高吸水性樹脂を塗料化し、これを
コートしたもの、あるいはティシュペーパー等の上に粉
末状の吸水性樹脂を散布したものを重ねエンホス加工す
ることにより高吸水性樹脂を固定化したもの、なとから
なる吸水ないし保水シートは、吸水前の取扱い時に、さ
らには吸水後に、高吸水樹脂が支持基体より離脱し易い
という問題かあった。
この問題を解決する手段の一つとして、ヒートシール可
能な透水性フィルム又はシートでこの吸水ないし保水シ
ートを被包して周囲をシールすることか試ろられている
しかしなから、このような吸水シートを内包するシート
は、紙、不織布等の支持基体上に高吸水性樹脂を固定し
て得た吸水性シートを透水性フィルム又はシートで被包
及びヒートシールする際、単一のカットシートとして作
業せねばならないことから、大量生産に不向きてあり、
その結果、高価となりかちであった。さらに、吸水シー
トを一体化せずに内包しているシートを使用して袋を作
る場合には、嵩高となって、折り曲げや接着加工か難し
く、又、目的の袋のサイズに応じたカットシートを予め
用意する必要があって、その製造は極めて非能率的であ
る。
その他の吸水、保水シートとしては、粉状の高吸水性樹
脂をポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リプロピレン、ゴム等に混練して、シート又はフィルム
状に成形したものかある。しかしなから、これらの多く
は高吸水性樹脂本来の吸水速度及び吸水能か損なわれた
ものであり、かつこれを吸水させた場合、高吸水性樹脂
の吸水膨張の為に寸法か大きく変化して、ついには形状
までも変化してしまうものであった。
〔発明の概要〕
要旨 本発明は、前記の問題に解決を与えることを目的とし、
吸水利として粉末状の高吸水性樹脂を使用する代りに、
繊維質基体又はスポンジ状基体上に高吸水性樹脂を重合
生成させて得た、吸水性高分子複合体からなる吸水性シ
ートにさらに少なくとも片面に熱可塑性樹脂層を積層す
ることによって、この目的を達成しようとするものであ
る。
即ち、本発明による吸水性複合材料は、繊維質基体また
はスポンジ状基体に水溶性エチレン性不飽和モノマーを
含浸または塗布した後、該水溶性エチレン性不飽和モノ
マーを重合させて得られた吸水性高分子複合体からなる
吸水性シートの少なくとも片面に有孔または無孔熱可塑
性樹脂シートを積層して一体化してなり、熱可塑性樹脂
シートが吸水性シートの両面に積層してある場合はその
少なくとも一方か有孔であること、を特徴とするもので
ある。
効果 本発明による吸水性複合材料は、下記の長所を有する。
■ 吸水性シートか、基体上で直接高吸水性樹脂か生成
して固定化された吸水性高分子複合体からなるものであ
る為、吸水、保水時の高吸水性樹脂の基体からの脱落が
極めて少ない。また、ティシュペーパー等の紙にエンボ
ス加工により高吸水性樹脂を固定化したかさ高な吸水性
シートに比べて極めて薄くでき(例えば0.2mm程度
)、ラミネト加工による積層が容易となると共に、その
後の製袋及び成型加工が施される場合でも、その加工性
が良くなる。
■ 少なくとも片面に熱可塑性樹脂層を有しているので
、当該樹脂層を内面として熱融着による製袋加工か容品
であり、また、圧空成型加工も可能である。
従って、前述利用分野に適した各種用途での機能を単一
のシートとしてだけでなく、袋、トレイ、箱として具現
化できる。例えば魚肉等のドリップ吸収の目的に使用す
る場合には魚肉等を本発明の吸水性複合シートより作製
して成る袋に入れるたけて保存又は輸送時のトリップを
保持すると共に漏出か防止でき、包装作業の合理化が計
れる。
■ 吸水性シートの裏面に不透水性の熱可塑性樹脂層か
接着されている場合には、吸水性シートに吸収された水
分かさらに裏面まで浸透する事かなく、本吸水性複合祠
料内に保持され、従って、コンテナー結露吸収ンーI・
、食品l・レイ、メディカルンーツ、おねしょシーツ等
水分の浸透か許されない用途に最適である。
■ 吸水性シートに熱可塑性樹脂層を積層して一体化す
る事により、材料の強度か著しく改善される。即ち、吸
水性シートの基体は、担持した高吸水性樹脂との結合を
強固にし、吸水速度を高めるべく繊維質基体又はスポン
ジ状基体の様な多孔質のものを使用している為、防水ケ
ーブル芯線被覆用テープの様に単独では強度か不十分な
場合に熱可塑性樹脂積層によりこの点が改善される。
■ 吸水性シートの表面に有孔熱可塑性樹脂層を有して
いる為、食品包装の場合、高吸水性樹脂と食品とが直接
接することかないので、衛生上好ましい。
■ 吸水性ソートを連続ロールシートとして取り扱い及
び加工することかできるので大量生産に最適であり、各
種用途に対するシート製造時に大巾なコストダウンが可
能である。
■ 従来の吸水性シートは、基材に不織布等を使用して
いる為印刷が難しかったか、本吸水性複合祠料は吸水性
シートの表面に熱可塑性樹脂層を有している為、印刷適
性のよい熱可塑性樹脂を選べば、鮮やかなカラー印刷に
よりイラスト、文字等の表現か容易であり、紙おむつ、
おねしょシーツ等子供を対象とした商品の価値か向上で
きる。
〔発明の詳細な説明〕
1)吸水性ソート 本発明による吸水性複合材料をなす吸水性シートの好ま
しい具体例は、吸水性高分子複合体からなるものである
。なお、「吸水性高分子複合体からなるもの」とは、単
に吸水性シートか高分子複合体のみからなっているもの
の他に、本発明の効果が認められる限り他の資材を含ん
でいてもよいことを示すものである。
以下、図面を参照しながら、本発明の詳細な説明する。
(A)吸水性高分子複合体 第2図は、吸水性シートとして使用する吸水性高分子複
合体の断面を示すものである。
本発明による吸水性複合材料において吸水性シートをな
す吸水性高分子複合体3は、吸水性ポリマーを形成すべ
きエチレン性不飽和モノマーを水性溶液として繊維質基
体又はスポンジ状基体に含浸又は塗布し、重合させて得
られたものである。
第1図は、この吸水性高分子複合体3の拡大概念図であ
る。この図に示される様に吸水性ポリマー2は繊維質基
体又はスポンジ状基体1に確実に付着保持されたもので
ある。
(1)  繊維質基体又はスポンジ状基体エチレン性不
飽和モノマー水性溶液を含浸又は塗布する繊維質基体は
、具体的には、繊維をゆるく成形してなるもの、たとえ
ば、パッド、カーブインクもしくはエアレイイングした
ウェブ、ティッシュペーパー、木綿ガーゼの様な織布、
メリヤス地、又はスパンボンド、乾式、湿式等各種製法
で得られる不織布である。ここで、「成形した」繊維質
基体とは、既にウェブになっていて、その繊維質基体を
用品の中に組込むために、切断、接合、造形等が必要に
なることはあるとしても、ウェブ形成作業はさらに施す
必要がないものを意味する。
木材パルプ、レーヨン、木綿その他のセルロス系繊維お
よび(または)ポリエステル系繊維の様な吸収性繊維を
主成分として繊維質基体に使用することが一般的に好ま
しい。しかし他の種類の繊維、例えば、ポリエチレン系
、ポリプロピレン系、ポリスチレン系、ポリアミド系、
ポリビニルアルコール系、ポリ塩化ビニール系、ポリ塩
化ビニリデン系、ポリアクリロニトリル系、ポリ尿素系
、ポリウレタン系、ポリフルオロエチレン系、ポリシア
ン化ビニリデン系等のような繊維を成形した繊維質基体
に含ませてもよい。
又、本発明において用いられるスポンジ状基体とは、ポ
リビニールアセタール系スポンジ、ゴムスポンジ、ポリ
エチレンフオーム、ポリプロピレンフオーム、ウレタン
フオーム等の高分子発泡体であり、連続した網目状の多
孔質構造を有するものであればいずれでもよい。
(2)  水溶性エチレン性不飽和モノマ繊維質基体又
はスポンジ状基体に含浸又は塗布する水溶性のエチレン
性不飽和モノマーとしては、吸水性ポリマーに転換可能
で重合、乾燥した後に良好な吸水性能を与えるものであ
ればいずれでもよい。
そのような性能を与える水溶性モノマーとしては、官能
基としてカルボン酸又は(及び)その塩、リン酸又は(
及び)その塩、スルホン酸又は(及び)その塩から誘導
される基を有する水溶性のエチレン性不飽和モノマーが
挙げられる。具体的には(メタ)アクリル酸あるいはそ
の塩、ビニルスルホン酸あるいはその塩、ビニルホスホ
ン酸あるいはその塩等を例示できる。これらのうち特に
好ましいのは(メタ)アクリル酸(すなわち、アクリル
酸ないしメタクリル酸)あるいはその塩である。得られ
るポリマーはこれらモノマーの単独重合体あるいは共重
合体、デンプンやセルロースへのクラフト重合体等いず
れであってもよい。
更には、これらモノマーに吸収性能向上のため架橋剤や
添加剤を加えることも可能である。架橋剤としては、メ
チレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレンフオ−ルジ(メタ)ア
クリレート等の水溶性の多官能性のエチレン性不飽和モ
ノマーや、エチレングリコールジグリンジルエーテル、
ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル等のポリ
グリシジルエーテル、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル等のポリオール、及びエチレンジアミン等のポリアミ
ンなど、カルボン酸、リン酸、スルホン酸等の官能基と
反応し得る2個以上の官能基を有する水溶性の化合物等
が好適に使用しつる。
この様なモノマーからなる水性溶液を繊維質基体又はス
ポンジ状基体に施すには、モノマーか繊維質長体上に均
一に分散保持され、そして重合しうる限り、合目的的な
任意の手段ないし態様によることができる。そのための
典型的な手段の一つは、モノマー水性溶液を繊維質基体
等に含浸させるかあるいはモノマー水性溶液を繊維質基
体等に噴霧することである。
なお、モノマー水性溶液は、希望するならば水溶性有機
溶媒が少量溶存したものであってもよい。
(3)  吸水性高分子複合体の製造 このような繊維質基体又はスポンジ状基体上に均一分散
したモノマーを重合させる段階も、合目的的な任意のも
のでありうる。そのような方法の典型的なものは、水溶
性ラジカル重合開始剤の作用によるもの、具体的には、
モノマー水性溶液中にラジカル重合開始剤を添加してお
いて繊維質基体又はスポンジ状基体上でそれを分解させ
るか、あるいはラジカル重合開始剤をモノマーとは別の
溶液としてモノマー水性溶液施用後の繊維質基体等に噴
霧等によって均一に施して、繊維質基体等上で分解させ
るか、あるいはラジカル重合開始剤をモノマーとは別の
溶液として繊維質基体等に施しておいて、そこヘモツマ
−水性溶液を噴霧、塗布等によって均一に施すことであ
る。ここでいう「ラジカル重合開始剤」は所謂レドック
ス系を包含することはいうまでもなく、また上記でモノ
マとラジカル重合開始剤とか別々に存在する場合にレド
ックス系の一方のみがモノマー中に存在する態様がある
こともいうまでもない。重合開始の他の手段は、高エネ
ルギー放射線の照射である。
この様にして得られた吸水性高分子複合体は、熱風、マ
イクロ波、赤外線等の手段により乾燥されるのか普通で
ある。複合体中に未反応モノマー等が残存する場合には
、乾燥に先だって複合体を水又は温水等で洗浄しておく
事が好ましい。
2)有孔熱可塑性樹脂層 本発明における有孔熱可塑性樹脂層としては、得られる
複合シートに良好なる熱接着性能及び強度保持性能を具
備させる目的で従来から基材ントに積層されていた樹脂
、即ちポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
、ポリスチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体、
エチレン−α、β−不飽和カルポン酸共重合体、その金
属中和物、エチレン−α、β−不飽和カルポン酸エステ
ル共重合体、及び熱可塑性エラストマこれらの樹脂の二
種以上の混合物の単層物ないし多層物であるフィルムの
他、飽和ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン等
のヒートシール可能な不織布等か使用出来る。
本発明による複合材料は吸水性複合材料であるから吸水
性シートの両面に熱可塑性樹脂層を積層する場合には、
その少なくとも一方は有孔のシートでなければならない
。有孔熱可塑性樹脂層は、熱ンール、電子線照射他種々
の方法で微細連通孔、スリット等を設けて透湿透水性を
付与させることによってつくることかできる。
3)積層方法 本発明における吸水性複合材料の製造に際しては、それ
自体公知の手段によって積層を行なうことができる。例
えば、熱可塑性樹脂を一旦、インフレーション、Tダイ
成形あるいはその他の方法でフィルム化、不織布等の形
状にしたものと吸水性シーI・とを、ウレタン系等の接
着剤を用いて行なうドライラミネート法、吸水性シート
を基材としイソシアネート系等アンカーコート剤を用い
熱可塑性樹脂を溶融押出する押出ラミネート法等−般に
用いられる方法による。
4)吸水性複合材料 本発明による吸水性複合材料は、吸水性高分子複合体か
らなる吸水性シートと熱可塑性樹脂シートとからなり、
吸水性シートの少なくとも片面を熱可塑性樹脂シートで
積層して一体化ししかも全体として吸水性であるように
してなるものである。
ここで、「吸水性シートと熱可塑性樹脂シートとからな
る」ものとは、吸水性シートと熱可塑性樹脂シートとを
各−層づつ積層した二層積層物の他に、この二層積層物
に上記吸水性シートまたは」−記熱可塑性樹脂ソートを
さらに積層したもの、あるいはこれらの他の合目的的な
シート、資材等を積層した多層積層物であってもよいこ
とを示すものである。他のシート、資材としては、例え
ば箔状ないし板状のアルミニウム、鉄、銅等の金属、紙
、セロファン、布、不織布、石綿および板状または繊維
状のカラス等を挙げることができる。
この様な吸水性シート、熱可塑性樹脂シート、(および
他のシート)等を積層してなる本発明による吸水性複合
材料の層構成をいくつか示せば下記の通りである。
■ 2層積層物 吸水性シート/熱可塑性樹脂シート、 ■ 3層積層物 熱可塑性樹脂シート/吸水性シート/
熱可塑性樹脂シート、他のシート/吸水性シート/熱可
塑性樹脂シート、吸水性シート/熱可塑性樹脂シート/
吸水性シート ■ 4層積層物 他のシート/可塑性樹脂シート/吸水
性樹脂シート/熱可塑性樹脂シート第3図は、吸水性高
分子複合体3、熱可塑性樹脂シート5および他のシート
4からなる4層積層物の吸水性複合材料の断面を示すも
のである。この吸水性複合材料は、熱可塑性樹脂層を内
側として第4図の様に製袋すれば、容易に前述に挙げた
様な、脱水、鮮度保持、保水、蓄冷等、各種機能を持っ
た包装袋を、容易に作成することかできる。
また、第5図は、吸水性高分子複合体3、熱可塑性樹脂
シート9および他のシート8からなる3層積層物の吸水
性複合材料からなるシートの断面を示すものである。第
6図は、これをトレイ状に成型したものを表わすもので
ある。この様に成型したトレイは、ドリップ吸収、鮮度
保持、蓄冷、その他各種機能を持つ包装容器として最適
である。
〔実施例〕
実施例 1 固形分63重二%の70モル%中和されたアクル酸カリ
ウム水溶液を調製した。この溶液に、アクリル酸カリウ
ムモノマーに刻して、0.4重量%のN −N’ メチ
レンビスアクリルアミド及び0.3重量%の過硫酸カリ
ウムを溶解し、その後、坪量か40g/r&のポリエス
テル繊維不織布(ユニチカ(株)製マリックズ 904
03WSO)厚さ0.23mmにこの水溶液を、ポリマ
ー目付量か約50g/dとなるように均一に含浸させた
このモノマーを含浸させた不織布を、窒素で置換された
オーブンに1時間置いてモノマーを重合架橋させ、その
後、100°Cにて減圧乾燥して、吸水性高分子複合体
よりなる吸水性シートを得た。
この吸水性シートと0.2mmφピッチ]、、4+++
+nの有孔ポリエチレン(PE)30μ厚フイルムとを
ウレタン系接着剤層で貼り合わせ、さらにこの積層体の
吸水性シート面上二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
(PET)12μ厚フイルムとを同上のウレタン系接着
剤層で貼り合わせ、PET/吸水性吸水トン有孔PEの
複合シートを得た。
このようにして得られた吸水性複合シートを1.5cm
X20cmのサイズで2枚用意し、吸水能力を測定して
下記の結果を得た。
実施例 2 実施例1と同じ基材及び方法にて、モノマー含浸シート
を得た。これにダイナミドロン加速器を装備した電磁線
装置より10メガラドの線量て電子線を照射してモノマ
ーを重合架橋して、その後100°Cにて減圧乾燥して
、吸水性高分子複合体よりなる吸水性シートを得た。こ
の吸水性シートを実施例1と同じ方法にて、PET/吸
水性ント/有孔PEの複合シートを得た。この様にして
得られた吸水性複合シートを15X20cmのサイズで
2枚用意し、吸水能力を測定して下記の結果を得た。
]9 本実施例1及び2で得られたシートは、折り曲げてもポ
リマーの脱落がなく、吸水後も吸水ゲルが基材から脱落
することがなく、また容易に引き裂くことかできす、強
度を保っていた。また、吸水しても、吸水性シート層か
拡がることによる寸法の変化がなかった。
実施例 3 実施例1で得られた吸水性複合材料のシートを有孔PE
フィルムを内側としてホットバー型ヒートシーラーを用
いて製袋したところ、容易にシル強度の高い袋を得るこ
とができた。この袋(20X ]、 55cmに、イン
クで着色した水50ccを入れてシールして、静置した
。見たところ、外部への洩れはなく、30分後にこれを
切り開いたところ、着色水は吸水性シート層に固定され
表面(有孔PEフィルム面)には残っていなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、吸水性高分子複合体から成る吸水性シートの
拡大概念図、第2図は、その断面図である。 第3図は、本発明による吸水性複合材料の断面図であり
、第4図は、袋状に加工したものの具体例である。第5
図は、本発明による吸水性複合材料の具体例の断面図で
あり、第6図はそれを、トレイ状に加工したものの具体
例を示すものである。 1・・繊維質又はスポンジ状基体、2・・・高吸水性樹
脂、3・・吸水性高分子複合体、4,8・・・他のシー
ト、59・・・熱可塑性樹脂層、6・・・ヒートシルに
よる接着部、7・・・折り曲げ部。 出願人代理人  佐  藤  −雄 (a) 晃 図 晃2 図 晃4 図 (b) 晃5 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維質基体またはスポンジ状基体に水溶性エチレン性不
    飽和モノマーを含浸または塗布した後、該水溶性エチレ
    ン性不飽和モノマーを重合させて得られた吸水性高分子
    複合体からなる吸水性シートの少なくとも片面に有孔ま
    たは無孔熱可塑性樹脂シートを積層して一体化してなり
    、熱可塑性樹脂シートが吸水性シートの両面に積層して
    ある場合はその少なくとも一方が有孔であることを特徴
    とする、吸水性複合材料。
JP63181310A 1988-07-20 1988-07-20 吸水性複合材料 Pending JPH0230522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63181310A JPH0230522A (ja) 1988-07-20 1988-07-20 吸水性複合材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63181310A JPH0230522A (ja) 1988-07-20 1988-07-20 吸水性複合材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0230522A true JPH0230522A (ja) 1990-01-31

Family

ID=16098442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63181310A Pending JPH0230522A (ja) 1988-07-20 1988-07-20 吸水性複合材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0230522A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06274108A (ja) * 1993-03-18 1994-09-30 Toshiba Corp Led表示装置
JPH0723542U (ja) * 1993-10-04 1995-05-02 エヌケー工業株式会社 包装用積層シート
US5660868A (en) * 1992-07-01 1997-08-26 Yeager; James W. Storage bag with soaker pad
EP1184075A3 (en) * 2000-09-01 2002-06-26 Uni-Charm Corporation Liquid absorbent
DE102010012424A1 (de) 2009-05-20 2010-12-02 Fanuc Ltd Servo-Steuergerät mit zweifacher Stellungsrückkopplung
DE102018208458A1 (de) 2017-06-06 2019-01-03 Fanuc Corporation Servomotor-Steuervorrichtung

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5660868A (en) * 1992-07-01 1997-08-26 Yeager; James W. Storage bag with soaker pad
JPH06274108A (ja) * 1993-03-18 1994-09-30 Toshiba Corp Led表示装置
JPH0723542U (ja) * 1993-10-04 1995-05-02 エヌケー工業株式会社 包装用積層シート
EP1184075A3 (en) * 2000-09-01 2002-06-26 Uni-Charm Corporation Liquid absorbent
AU776733B2 (en) * 2000-09-01 2004-09-23 Uni-Charm Corporation Liquid absorbent
DE102010012424A1 (de) 2009-05-20 2010-12-02 Fanuc Ltd Servo-Steuergerät mit zweifacher Stellungsrückkopplung
US7915848B2 (en) 2009-05-20 2011-03-29 Fanuc Ltd Servo control apparatus that performs dual-position feedback control
DE102010012424B4 (de) * 2009-05-20 2013-04-18 Fanuc Corporation Servo-Steuergerät mit zweifacher Stellungsrückkopplung
DE102018208458A1 (de) 2017-06-06 2019-01-03 Fanuc Corporation Servomotor-Steuervorrichtung
US10409259B2 (en) 2017-06-06 2019-09-10 Fanuc Corporation Servomotor control device
DE102018208458B4 (de) 2017-06-06 2022-08-04 Fanuc Corporation Servomotor-Steuervorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1280878C (en) Dehydrating and water-retaining sheet
US5143773A (en) Highly hygroscopic laminate
KR100323818B1 (ko) 유체 처리 능력을 개선하기 위한 상이한 하이드로겔-형성 흡수성중합체의 혼합물로부터 제조된 흡수성 거대 구조물
JP2862274B2 (ja) 吸水シートの製造方法
JPH0230522A (ja) 吸水性複合材料
JPH04133728A (ja) 吸水性複合材料
JPH07314613A (ja) 吸水性シートおよびその製造方法並びに吸水性シートを用いた鮮度保持方法
JPH11292152A (ja) 吸油吸水性包装材料
JPH01201387A (ja) 複合体型保冷用シート
JPS633752A (ja) 魚介類、肉類のドリツプ吸収用基材
JPH02182138A (ja) 吸水性シートを内張りにした釣りエサ袋
JPH01153458A (ja) 液洩れ防止包装袋
JPH086080Y2 (ja) 防水性を有する食品包装用吸水シート
JP2915920B2 (ja) 機能性を有する吸水シート
JPS60204485A (ja) 吸水性包装容器
JPH01145138A (ja) 簡易断熱シート
JP2815385B2 (ja) 機能性を有する吸水シート
JPH043742B2 (ja)
JP3479944B2 (ja) 吸水用シート
JPH01308224A (ja) 保水性パップ剤
JP2862263B2 (ja) 青果物の鮮度を保持する吸水シート
JPS63295251A (ja) 脱水または保水用シ−ト
JP2602040B2 (ja) 保冷材および製法
JPS63203575A (ja) 魚介類・肉類のドリツプ吸収用基材
JP2006168324A (ja) 吸水性複合体、その製造方法およびそれを用いた材料