JPH0230468Y2 - - Google Patents

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JPH0230468Y2
JPH0230468Y2 JP13387484U JP13387484U JPH0230468Y2 JP H0230468 Y2 JPH0230468 Y2 JP H0230468Y2 JP 13387484 U JP13387484 U JP 13387484U JP 13387484 U JP13387484 U JP 13387484U JP H0230468 Y2 JPH0230468 Y2 JP H0230468Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は流体噴射式織機における緯糸の給糸体
と緯入れノズルとの間での緯糸貯留装置に関す
る。
〈従来の技術〉 従来の緯糸貯留装置として、特公昭55−49177
号公報に示されるものがある。
これは、緯糸の給糸体と緯入れ手段との間に緯
糸をコイル状に貯留するに当り、複数のローラを
綛枠状に、しかも、その一部もしくは全部の中心
軸が、綛枠軸心を含むどの平面にも含まれず、且
つ、該平面の1つとは平行であるごとく配列して
なるローラ枠の巻付端部上に連続的に形成される
コイルを、ローラの自転と、該ローラ配列とによ
り形成順に、かつ独立に解舒端部の方へ前進せし
めつつ、しかも最も解舒端部に近いコイルから進
行方向にある緯入れ手段を張渡されている緯糸部
分を保持しつつ貯留した後、回転抵抗を与えなが
ら、バルーン状に引出すことを特徴とするもので
ある。
これによれば、ローラ枠を構成するローラのね
じれと自転により巻付けられた緯糸のコイルが一
定速度で解舒端部の方へ前進するから、次々と巻
付けられる緯糸がすでに巻付けられている緯糸の
コイル上に乗り上げたりすることは勿論、互いに
ほとんど接触しないため、緯糸のもつれや損傷、
乗り上げによる解舒抵抗の増大を防止でき、緯糸
を整然と貯留することができる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、かかる従来の緯糸貯留装置にあ
つては、ローラ枠の解舒端部にて回転抵抗を与え
て緯糸を保持しつつ貯留し、緯入れ時にも回転抵
抗を与えながらバルーン状に引出す構成となつて
おり、緯入れ終了時に緯糸が余分に慣性によつて
引出されない程度の回転抵抗を常に与えるので、
流体噴射式織機、特に空気噴射式織機のように緯
入れ力が弱いものでは、この回転抵抗の大きさが
原因で、緯入れ不足になるという問題点があつ
た。
このため、緯入れ時の緯入れ抵抗を小さくで
き、緯入れ終了時にはローラ枠の解舒端部にて緯
糸を確実に係止できるよう、ローラ枠の解除端部
の1箇所にて所定のタイミングで進退作動する係
止体を用いることが考えられたが、ストレートな
ローラを前述のように配置したものにあつては、
緯入れ終了時に緯糸が係止体に係止されたときに
急激にその進行が停止されるため、細糸などの弱
い緯糸を用いた場合に糸切れを生じることがあつ
た。これは、ストレートなローラを前述のように
配置したものにあつては、係止されたときの緯糸
の自由度が小さいことが原因であると考えられ
る。
そこで本考案は、緯糸をコイル状に整然と貯留
できるこの種の緯糸貯留装置を更に改善し、緯入
れ時の緯入れ抵抗を小さくできてかつ緯入れ終了
時には緯糸を確実に係止でき、しかも弱い緯糸を
用いた場合でも糸切れ等を生じることがないよう
にすることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記の目的を達成するため、複数の
ローラを綛枠状に且つそれらの一部ないし全部の
中心軸が綛枠軸心を含むどの平面にも含まれない
ように配列してなり、給糸体からの緯糸が巻付け
られるローラ枠と、傾斜させたローラのうち少な
くとも1つをその中心軸回りに回転させる回転駆
動機構と、ローラ枠の緯入れノズル側の端部付近
の1箇所にて緯入れノズルとの間に張渡される緯
糸を常時は係止し、緯入れ時に退去して緯糸に対
する係止を解除する係止体とを設けると共に、前
記ローラ枠の少なくとも緯入れノズル側の部分を
緯入れノズル側に向かつて外周長が漸減するよう
形成してなる流体噴射式織機の緯糸貯留装置を提
供する。
〈作用〉 上記の緯糸貯留装置においては、ローラ枠を構
成するローラのねじれと自転により、ローラ枠に
巻付けられた緯糸が連続的に緯入れノズル側に送
られるため、隣合う緯糸のコイル間に間隙を生
じ、緯糸の重なりによる緯入れ不良を生じること
がなく、また、常時は係止体により緯糸を係止し
て緯糸を確実に貯留でき、緯入れ時には係止体を
退去させて緯入れを行い、緯入れ中に緯入れ抵抗
を与えることがないので、この抵抗による緯入れ
不良を生じることもなく、緯入れ終了時の急激停
止による余分な引出しも係止体により緯糸が係止
されるため皆無になる。しかも、ローラ枠の少な
くとも緯入れノズル側の部分を緯入れノズル側に
向かつて外周長が漸減するように形成してあるの
で、緯入れ終了時に緯糸が係止体に係止されたと
きに緯糸の張力が高まると、巻かれている緯糸が
先すぼまり側へ横滑りして張力上昇を緩和する。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案に係る緯糸貯留装置を
示し、第4図はその制御回路部分を示し、第5図
は織機の全体構成を示している。
先ず織機の全体構成を説明する。
第5図において、1A,1Bは織機のフレー
ム、2はバツクローラ、3は緯糸、4は綜絖、5
は筬、6は織前、7は織布、8はブレストビーム
である。また、9は給糸スタンド、10は給糸
体、11は緯糸、12はフレーム1Aに固定した
ブラケツト、13はブラケツト12に装着された
緯糸貯留装置、14はフレーム1A上に設けた緯
糸ガイド、15は筬5と共に揺動する緯入れノズ
ルである。ここにおいて、給糸体10から引出し
た緯糸11は、緯糸貯留装置13に貯留され、緯
入れノズル15の空気噴射によつて経糸開口へ緯
入れされて後、筬5によつて筬打されて織布7が
製織される。
次に本考案に係る緯糸貯留装置13について第
1図〜第3図を参照して説明する。
ブラケツト12に固定された支持体20には軸
受21により回転軸22が回転自在に支持されて
いる。そして、支持体20の給糸体10側(図で
左側)の端面には可変速型の電動式モータ23が
固定され、これにより回転軸22を回転駆動し得
るようにしてある。このモータ23は可変速型で
なくとも緯糸11の消費量よりも多く緯糸11を
引出せるものであればよいが、可変速型であれば
緯糸11の消費量に応じた最適の回転速度に設定
することができて利点が多い。
回転軸22には、その給糸体10側部分の軸心
に給糸体10からの緯糸11が引通される導糸孔
24が形成されると共に、中間部分に導糸孔24
に連通して斜めに突出する巻付パイプ25がビス
26により固定されている。そして、巻付パイプ
25の先端部には巻付ガイド27が固定されてい
る。28は巻付パイプ25と対称に回転軸22に
固定したバランス用の棒であり、ナツト29によ
り固定してある。
回転軸22の緯入れノズル15側(図で左側)
部分には軸受30を介してフランジ付円筒状の静
止支持体31が相対回転自在に支持されている。
静止支持体31は、これに固着した永久磁石32
を支持体20に固着した永久磁石32に所定の間
隙を隔てて相対させ、これらの磁石32,33の
吸引作用で、回転軸22が回転しても静止状態を
保つようにしてある。尚、巻付パイプ25はその
回転時に磁石32,33間の間隙を通過するよう
にしてある。
静止支持体31にはローラ枠34を構成する駆
動ローラ35A,35B,35Cと従動ローラ4
9A,49B,49Cとが綛枠状に配設されてい
る。
駆動ローラ35A〜35Cは、それらの軸36
A〜36Cがそれぞれの支持枠37A〜37Cに
軸受38を介して回転自在に支持されている。こ
れらの支持枠37A〜37Cはボルト39により
ブラケツト40に固定され、このブラケツト40
はボルト41により静止支持体31に固定されて
いる。
そして、軸36A〜36Cの端部にはそれぞれ
プーリ42A〜42Cがビス43により固定さ
れ、これらのプーリ42A〜42Cと回転軸22
の端部に形成したプーリ44との間に丸ベルト4
5を巻掛けてある。46A,46Bはガイドロー
ラであつて、ブラケツト40にボルト47により
固定したブラケツト48A,48Bに取付けてあ
る。これにより、回転軸22の回転によつて駆動
ローラ35A〜35Cは軸36A〜36C回りを
同一方向に回転する。よつて、回転軸22、ベル
ト45及びプーリ42A〜42C等により回転駆
動機構を構成している。
ここで、これらの駆動ローラ35A〜35C
は、支持枠37A〜37Cをブラケツト40に対
し同一方向に傾けて取付けることにより、それら
の軸36A〜36Cが、回転軸22の軸心を含む
どの平面にも含まれないようにしてある。また、
ブラケツト40の支持枠37A〜37C取付面は
緯入れノズル15側に向かつて次第に回転軸22
の軸心に近づくよう傾斜しており、これにより駆
動ローラ35A〜35Cは緯入れノズル15側ほ
ど回転軸22の軸心に近づくような傾斜も与えら
れている。
従動ローラ49A〜49Cは、それぞれの支持
軸50A〜50Cに対して軸受51を介して回転
自在に取付けられている。これらの支持軸50A
〜50Cの端部は静止支持体31に回転軸22の
軸心に対して放射状に形成した調整孔52A〜5
2Cに挿入され、ロツクナツト53で締付けられ
て固定されている。
そして、これらの支持軸50A〜50Cは端部
付近で屈曲しており、従動ローラ49A〜49C
を、それらの中心軸が、回転軸22の軸心を含む
どの平面にも含まれないように、駆動ローラ35
A〜35Cと同一方向にほぼ同一角度傾けてあ
る。また、従動ローラ49A〜49Cも緯入れノ
ズル15側ほど回転軸22の軸心に近づくような
傾斜が与えられている。
従つて、駆動ローラ35A〜35Cと従動ロー
ラ49A〜9Cは綛枠状に、しかも、それらの中
心軸が綛枠軸心としての回転軸22の軸心を含む
どの平面にも含まれず、かつ緯入れノズル15側
ほど回転軸22の軸心に近づくよう傾斜させて配
列され、ローラ枠を構成しており、ローラ枠34
は全体的に先すぼまり状に形成されている。
54は駆動ローラ35A〜35Cの端部(プー
リ42A〜42Cを含む)を外周側から覆うよう
に配置した通孔55を有するカバーであつて、ス
テー部分をボルト56によつてブラケツト40に
固定してある。
57は棒状の係止体であり、支持体20に固定
したブラケツト58に支持させて、カバー54の
外周面に外方から相対するよう配設してある。こ
の係止体57は常時はブラケツト58にボルト5
9で固定したバー60の通孔61を貫通し、更に
前記カバー54の通孔55に突入していて、カバ
ー54とカバー60との間でローラ枠34の解舒
端部から緯入れノズル15に張渡される緯糸11
を係止している。
62は織機の主軸と同期して回転するカムであ
り、固定軸63に枢着したレバー64の端部のカ
ムフオロワ65が当接している。そして、緯入れ
時にはカム62の高部がカムフオロワ65に当接
してレバー64が図で反時計方向に回動し、この
レバー64とワイヤ66で連結された係止体57
を引上げてカバー54,60の通孔55,61よ
り退出させるようにしてある。
67は光電式の緯糸検知器で、第4図に示すよ
うに投光器68と受光器69とを備えるものであ
り、ブラケツト58に固定してローラ枠34の解
舒端部寄りにて駆動ローラ35Bの周面に相対さ
せ、ローラ枠34上の緯糸11が消費されること
による反射光量の増大を検知して、前記モータ2
3の作動を制御するようにしてある。
詳しくは、第4図を参照し、受光器69からの
信号を比較回路70にて基準値設定回路71から
の基準信号と比較し、受光器69からの信号の方
が大きいとき、すなわちローラ枠34上の緯糸1
1が消費されてそれによる乱反射が無くなり、投
光器68からの光が駆動ローラ35Bの周面より
反射されて受光器69に多量に入光するようにな
つたときに、比較回路70の出力がHレベルとな
り、スイツチング回路72を導通(ON)させる
ようにしてある。そして、この導通により、直流
電源73と、変速用の電流制御回路74を介し
て、前記モータ23とが接続されるようにしてあ
り、これにより、前記モータ23したがつて回転
軸22が回転されて、巻付パイプ25がローラ枠
34の周囲を旋転するようにしてある。
次に作用を説明する。
モータ23の回転により回転軸22と共に巻付
パイプ25が第2図で矢印A方向に回転して、緯
糸11が駆動ローラ35A〜35Cと従動ローラ
49A〜49Cとからなる綛枠状のローラ枠34
の周囲に巻付けられる。勿論ローラ枠34全体は
静止状態に保持されている。
また、回転軸22の回転によりベルト45及び
プーリ42A〜42Cを介して駆動ローラ35A
〜35Bがそれぞれ第2図の矢印B方向に回転す
る。この回転により、ローラ枠34の周囲に巻付
けられた緯糸11は各ローラ35A〜35C,4
9A〜49Cの周方向への傾きによつてローラ枠
34の解舒端部側へ順次送られるため、第1図に
示すように巻付けられた緯糸11は間隔が開いて
いる。この間隔は、ローラ35A〜35C,49
A〜49Cの傾きと、回転速度とにより決定され
る。したがつて、この間隔を変更する場合は、支
持枠37A〜37Cのブラケツト40に対する傾
きを変えるか、プーリ42A〜42Cを径の異な
るものに変えればよい。
そして、この巻付けられた緯糸11が緯糸検知
器67の部分に達すると、投光器68からの光が
緯糸11により乱反射されて受光器69に入光す
る量が減少するから、比較回路70からのLレベ
ルの信号によりスイツチング回路72が非導通
(OFF)となり、モータ23が停止する。これに
より巻付けが中止される。
一方、織機の主軸に関連して回転するカム62
によりレバー64およびワイヤ66を介して係止
体57はカバー54,60の通孔55,61に対
し突入及び退出する。
すなわち、第6図を参照して説明すれば、緯入
れに先立つて緯入れノズル15からの空気噴射を
開始する。その直後に係止体57が通孔55,6
1から退出する。これにより緯糸11は緯入れノ
ズル15による牽引力によつてローラ枠34の解
舒端部側からバルーニングを生じつつ解舒されて
引出され、経糸1の開口内へ緯入れされる。尚、
ローラ枠34と緯糸ガイド14との間にバルーニ
ングカバーを配設して、バルーニングの大きさを
コントロールしてもよい。この緯入れ途上、緯糸
11はローラ枠34の周囲を旋転しつつ引出され
るので、この緯糸11の係止体57部分への到達
タイミングを第6図にT1,T2,T3にて示してあ
る。
係止体57は緯糸11の3回目の通過(T3
後すぐさま通孔55,61に突入する。このた
め、緯糸11の4回目の到達のときに緯糸11が
係止体57に係止されて緯入れが終了する。これ
より以前に緯入れノズル15からの空気噴射は停
止されている。
このように緯入れが行われると、緯糸検知器6
7の部分に緯糸11が無くなるため、受光器69
への入光量が多くなる。したがつて比較回路70
は基準レベルを超えたことを判別してスイツチン
グ回路72を導通させる。これによりモータ23
が回転して緯糸11をローラ枠34に巻付けて所
定の量を保つようにする。この巻付けの速さは緯
糸11の消費速さよりも速いことが好ましい。し
たがつて、緯糸11の消費速さに合わせて、モー
タ23の回転速度を変えることができるように変
速用に電流制御回路74を設けてある。
ところで、前述のように緯入れ終了時に緯糸1
1が係止体57に係止されると、緯糸11の飛走
慣性力により、緯入れノズル15側に引かれる。
このとき、ローラ枠34を構成する各ローラ35
A〜35C,49A〜49Cが緯入れノズル15
側ほど回転軸22の軸心に近づくように傾斜さ
れ、ローラ枠34全体が先すぼまり状に形成され
ているため、ローラ枠34に巻かれている緯糸1
1は、緯入れノズル25側から順にその緯入れノ
ズル15側へずれる。これにより、巻付部が緯入
れノズル15側へ近づいた分とローラ枠34の外
周長が減少した分、緯入れノズル15側へ緯糸1
1が供給されるから、緯糸11の張力上昇を緩和
でき緯糸切れを防止できる。
また、このように緯入れノズル15側へずれる
量は緯入れノズル15側ほど大きいため、すなわ
ち緯糸11の巻付けピツチは緯入れノズル15側
ほど大きいため、巻初めのピツチが小さくとも、
緯入れ直前には大きくなるため、隣接する緯糸1
1の毛羽が絡み合つて緯入れ不良になる不具合を
防止できる効果もある。
次に織布7の織布したがつて緯入れ長を変更す
るときは、従動ローラ49A〜49Cの支持軸5
0A〜50C(あるいはこれらのうち少なくとも
1つ)のナツト53を緩めて、調整孔52A〜5
2C内を移動させ、そして所定の位置にて再び固
定する。これにより、ローラ枠34の外周長が変
わるため、緯入れ長を変更できるものである。す
なわち、緯入れ長の規制は係止体57で行われる
ため、常に整数回の巻戻し数になるようにその周
長を調整する。
第7図には他の実施例を示す。
この実施例では、各ローラ35A〜35C,4
9A〜49Cを緯入れノズル15側ほど回転軸2
2の軸心に近づくようには傾斜させず、各ローラ
35A〜35C,49A〜49Cをそれぞれ緯入
れノズル15側に向かつて先すぼまりに形成する
ことにより、ローラ枠34を緯入れノズル15側
に向かつて外周長が漸減するよう形成したもの
で、このようにしても同様の作用効果が得られ
る。
また、第8図に示すように、各ローラ35A〜
35C,49A〜49Cの緯入れノズル15側の
一部のみを先すぼまりに形成しても、同様の作用
効果が得られる。
尚、上記の実施例では、ローラ枠34上の緯糸
11の巻量を検知しつつ常に一定量以上となるよ
うローラ枠34に緯糸11を巻付けるようにした
が、巻付けパイプ25を織機の主軸に連動させて
主軸1回転当り整数回回転させて、主軸1回転に
つき1ピツク分の緯糸11を巻付けるようにして
もよい。
また、上記の実施例では、ローラ枠34上を静
止状態に保つてその回りを巻付パイプ25を旋転
させることによりローラ枠34に緯糸11を巻付
けるようにしたが、巻付パイプ25を位置固定し
て、ローラ枠34を回転させることにより巻付け
を行うようにしてもよい。その場合、係止体57
はローラ枠34内に保持させて突出及び没入する
ようにすればよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、ローラ枠
の周囲に重なり等を生じることなく間隔をおいて
緯糸を整然と巻付け貯留することができるばかり
か、ローラ枠の解舒端部にて緯糸を係止する係止
体を緯入れ時に退去させて緯入れを行うため、緯
入れ抵抗を大巾に減少させることができ、特に緯
入れ力の小さい空気噴射式織機の場合に好適であ
り、しかも、ローラ枠全体を少なくとも緯入れノ
ズル側の部分において先すぼまりに形成したの
で、緯入れ終了時に緯糸が係止体に係止される際
の張力上昇を緩和でき、弱い糸を用いても糸切れ
を生じないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第
1図は緯糸貯留装置の正面縦断面図、第2図は同
上の側面図、第3図は同上の平面図、第4図は制
御回路部分の概略図、第5図は織機全体の平面図
である。また、第6図は同上実施例における主要
装置の作動タイミングチヤートである。さらに、
第7図及び第8図はそれぞれ他の実施例を示す概
略図である。 10……給糸体、11……緯糸、13……緯糸
貯留装置、15……緯入れノズル、22……回転
軸、23……モータ、25……巻付パイプ、31
……静止支持体、34……ローラ枠、35A〜3
5C……駆動ローラ、37A〜37C……支持
枠、40……ブラケツト、42A〜42C……プ
ーリ、45……ベルト、49A〜49C……従動
ローラ、50A〜50C……支持軸、57……係
止体、62……カム、67……緯糸検知器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 給糸体10と緯入れノズル15との間に緯糸
    11をコイル状に巻付けて貯留し、緯入れ時に
    緯入れノズル15での流体噴射によりコイル状
    の緯糸11を引出させて緯入れさせる流体噴射
    式織機の緯糸貯留装置13において、複数のロ
    ーラ35A〜35C,49A〜49Cを綛枠状
    に且つそれらの一部ないし全部の中心軸が綛枠
    軸心を含むどの平面にも含まれないように配列
    してなり、緯糸11が巻付けられるローラ枠3
    4と、傾斜させたローラのうち少なくとも1つ
    35A〜35Cをその中心軸回りに回転させる
    回転駆動機構22,45,42A〜42Cと、
    ローラ枠34の緯入れノズル側の端部付近の1
    箇所にて緯入れノズル15との間に張渡される
    緯糸11を常時は係止し、緯入れ時に退去して
    緯糸11に対する係止を解除する係止体57と
    を設けると共に、前記ローラ枠34の少なくと
    も緯入れノズル側の部分を緯入れノズル側に向
    かつて外周長が漸減するよう形成したことを特
    徴とする流体噴射式織機の緯糸貯留装置。 (2) 複数のローラ35A〜35C,49A〜49
    Cが緯入れノズル側ほど綛枠軸心に近づくよう
    配列されている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の流体噴射式織機の緯糸貯留装置。 (3) 複数のローラ35A〜35C,49A〜49
    Cが少なくとも緯入れノズル側の部分において
    緯入れノズル側に向かつて先すぼまりに形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    流体噴射式織機の緯糸貯留装置。
JP13387484U 1984-09-05 1984-09-05 Expired JPH0230468Y2 (ja)

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JP13387484U JPH0230468Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05
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FR858513128A FR2569728B1 (fr) 1984-09-05 1985-09-04 Procede et dispositif de stockage de la trame
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JP13387484U JPH0230468Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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JP13387484U Expired JPH0230468Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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JP (1) JPH0230468Y2 (ja)

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JPS6150785U (ja) 1986-04-05

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