JPH02301683A - 内接型ギヤポンプのロータ組立装置 - Google Patents

内接型ギヤポンプのロータ組立装置

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Publication number
JPH02301683A
JPH02301683A JP12263189A JP12263189A JPH02301683A JP H02301683 A JPH02301683 A JP H02301683A JP 12263189 A JP12263189 A JP 12263189A JP 12263189 A JP12263189 A JP 12263189A JP H02301683 A JPH02301683 A JP H02301683A
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JP
Japan
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rotor
inner rotor
outer rotor
pivot rod
gear pump
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Pending
Application number
JP12263189A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kimura
裕一 木村
Katsuaki Hosono
克明 細野
Hiroyuki Adachi
阿達 博行
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、内接型ギヤポンプの外ロータに、内ロータを
自動的に嵌め込むためのロータ組立装置に関する。
「従来の技術」 上記内接型ギヤポンプのロータの一例を、第図および筆
画に示す。
これは、内周面にN枚のトロコイド歯を有する円筒状の
外ロータ1に、外周面にN−1枚のトロコイド歯を有す
る円柱状の内ロータ2を偏心状態で収めたもので(以下
、この偏心量を組立時偏心量と称する)、外ロータ1と
内ロータ2の相対回転により、これらの間の空間3を順
次移動させ、圧油などの吸入・吐出を行なう。なお、内
ロータ2には、中心孔4と、中心孔4の周囲に等間隔で
並ぶ位置決め孔5・・・が形成されている。
ところで、前記外ロータ1と内ロータ2は、一般に別々
の製造工程により成形されるため、ギヤポンプ組立時に
は、外ロータlに内ロータ2を嵌め込む作業が必要とな
る。しかし、外ロータlと内ロータ2の間には、各空間
3を略気密的に区画するために極めて僅かな間隙しかな
く、各ロータ1.2  の偏心量と相対角度を正確に合
わせなければ内ロータ2は嵌まらない。このため、嵌め
込み作業を機械的に行なうことは極めて難かしく、従来
は仕方無く人手により、内ロータ2を外ロータ■にひと
つづつ嵌め込んでいた。
「発明が解決しようとする課題」 しかし上記の方法は、作業員が試行錯誤により嵌め込む
方法であるから、手間がかかるうえ、個々のロータ1.
2  で嵌め込みに要する時間がばらつくため、流れ作
業に向かず、生産性が非常に悪かった。
また、人手では、内ロータ2を傾いた状態で外ロータ1
に押し込んでしまうことがあり、各ロータ1,2  の
摺動面に傷を付けたり、エツジを変形させ、不良品を生
じるおそれがあるうえ、人手に付着していたゴミなどが
各ロータ1,2  の空間3に落ち込む確率も高く、こ
のゴミが排出されないまま次工程に送られると、各ロー
タ1,2  のかみ合いが悪化し、やはり歩留まりを低
下させる一因となる。
[課題を解決するための手段」 本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、
外ロータを水平状態で軸線回り回転可能に所定位置で支
持しうるとともに、内ロータを外ロータに収納した状態
で係止する係合部を有する外ロータ支持機構と、前記被
支持状態にある外ロータの上方で、前記内ロータを外ロ
ータの軸線から組立時偏心量だけ偏心させて水平に支持
しうる内ロータ支持機構と、被支持状態にある外ロータ
の下方において被支持状態にある内ロータと同軸に設け
られ、上端部には内ロータを水平状態のまま上方に離脱
可能かつ軸線回りに回転不能に固定しうる内ロータ枢支
ロッドと、この内ロータ枢支ロッドを、被支持状態にあ
る内、ロータを固定可能な位置まで外ロータを通して昇
降操作するとともに、軸線回りに回転操作する内ロータ
回転降下機構と、内ロータの嵌め込みが完了した外ロー
タを一体のまま、外ロータ支持機構から次工程へ排出す
るロータ排出機構とを具備することを特徴としている。
また、本発明の第2項に係わる内接型ギヤポンプのロー
タ組立装置は、前記内ロータ回転降下機構に、内ロータ
枢支ロッドの回転トルクを測定するトルク測定器を付設
したことを特徴とする。
「作 用」 この装置では、まず、外ロータ支持機構により外ロータ
を回転可能に所定位置で水平支持するとともに、この外
ロータの上方において、内ロータ支持機構により内ロー
タを組立時偏心量だけ外ロータから偏心させて水平支持
する。
次に、内ロータ回転降下機構により、内ロータ枢支ロッ
ドを外ロータを通して上昇させ、この枢支ロッドの上端
部に内ロータを載せて固定する。
そして、内ロータ支持機構による支持を解除するととも
に、内ロータ枢支ロッドを低速回転させつつ降下させ、
回転する内ロータを外ロータの上面に当接させる。する
と内ロータは、相対角度が一致した瞬間に外ロータ内に
自重で速やかに落ち込む。その後さらに内ロータ枢支ロ
ッドを降下させれば、内ロータは外a−タ支持機構の係
合部に係止され、外ロータ内に残る。
次いで、こうして組み合わされた内外ロータを、ロータ
排出機構によりそのまま次工程へ排出し、1組立サイク
ルを完了する。
一方、本発明の第2項に係わる装置では、前記内ロータ
枢支ロッドにより内ロータを外ロータに収めた時点で、
一旦、内ロータ枢支ロッドの下降を停止するとともに回
転を続行し、その回転トルクをトルク測定器によって測
定する。すると万一、組み立てられた内ロータと外ロー
タの間に異物が挟まっていれば、この異物により内ロー
タと外ロータのかみ合いが悪化し、枢支ロッドの回転ト
ルクが上昇するので、異物の存在を容易に検知して次工
程における不良品発生を防止できる。
「実施例」 第1図は、本発明に係わる内接型ギヤポンプのロータ組
立装置の一実施例を示す全体の平面図である。なお、説
明の便宜上、第1図中左側を前方、右側を後方とする。
図中符号lOは基台であり、この基台10の後部上面に
は、内ロータ供給フィーダ12および外ロータ供給フィ
ーダ14がそれぞれの導出路12A、14A を前方に
向けて配置されている。これら供給フィーダ12.14
  は振動器(図示路)を備え、上面に収容した多数の
ロータ1.2 を振動で順次移動させ、導出路+2A、
14A から一つづつ送り出す。
内ロータ導出路12Aの終端にはストッパ(図示路)が
設けられ、このストッパにより最前列の内ロータ2が停
められる。また、この最前列の内ロータ2の下方では、
内ロータ2の位置決め孔5の位相を検知するための光学
センサ(図示路)が内ロータ導出路12Aに埋設されて
いる。
一方、外ロータ導出路14Aの終端には、上向きにピン
シリンダ(図示路)が埋設され、そのシリンダピン16
を突き出すと導出路14A上の外ロータlが停められる
ようになっている。
基台lOの台板10Aの下面には、第2図に示すように
、一対のスライドレール18が面後方向に向けて平行に
固定されている。これらスライドレール18には、レー
ル受け20を介して移動板22が水平に取り付けられ、
この移動板22は基台IOに固定された水平シリンダ(
図示路)により、レール18に沿って往復動される。
この移動板22の中央上面には、左および右に向けて一
対の開閉シリンダ24が固定されている。
これらシリンダ24のロッド24Aには、取付具26が
それぞれ上向きに固定され、台板10Aに形成された前
後方向に延びる一対の矩形状開口部28を通って、それ
ぞれ台板10A上まで延びている。そして、これら取付
具26の上端には、前後方向に長い挟持板(外ロータ支
持機構)30がそれぞれ固定され、これら挟持板30は
第3図に示すように、外ロータ導出路14Aの延長線に
沿って、互いの対向面が平行になるように配置されてい
る。
また、これら挟持板30の対向面には、外ロータ導出路
14Aの側から順次、第1ポケツト32、第2ボケツ゛
ト34、第3ポケツト36が等間隔で形成されている。
第1ポケツト32の位置は、挟持板30を導出路14A
側に移動した際に、シリンダピン16で係止された外ロ
ータlを挾み込め°る位置とされている。
各挟持板30にはまた、第2ポケツト34の近傍で第2
ポケツト34内に若干突出するように、それぞれ一対の
水平ローラ38が固定されており、挟持板30を閉じる
と、計4つのローラ38が外ロータlを回転自在に支持
する。一方、第1ポケツト32および第3ポケツト36
は、両挾持板30を閉じると外ロータlを緩く挾む大き
さとされている。
一方、台板10Aには、挟持板30が後退した状態で第
2ポケツト34と対向する位置に、第4図に示すように
開口部40が形成されている。この開口部40には円筒
形の回転受筒42が垂直に嵌め込まれ、合板1OAの下
面に固定された受板44で軸受46を介し回転自在に支
持されている。
また、台板10Aの上面には第1図に示すように、両フ
ィーダ12.14  の前方に左右方向に延びる水平シ
リンダ48が設置されている。この水平シリンダ48の
移動体48Aには、直立する取付板50が固定され、こ
の取付板50の後面には、内ロータ導出路12A側に内
ロータ支持機構52が、反対側にロータ押さえ機構54
がそれぞれ取り付けられている。
内ロータ支持機構52は、第2図に示すように取付板5
0に昇降シリンダ56を下向きで固定し、そのロッドに
エアチャック58を下向きに固定したものであり、この
エアチャック58は、左右方向に対向する一対の挟持爪
60を開閉して内ロータ2の外周を挾むことができる。
そして、これら挟持爪60は、エアチャック58を内ロ
ータ導出路12A側に移動させると最前列の内ロータ2
の真上に位置し、また反対側に移動させると、回転受筒
42の上で支持された外ロータlの軸線から組立時偏心
量だけ偏心した位置で内ロータ2を挟持するようになっ
ている。
一方、ロータ押さえ機構54は、第2図および第4図に
示すように、取付板50に垂直に固定された昇降シリン
ダ62と、このシリンダ62の移動体62Aに取付板6
4を介して垂直に取り付けられたロータ押圧体66とか
ら構成されている。
この内ロータ押圧体66は、第5図に示すように取付板
64に形成された孔68に挿通された中心軸70と、取
付板64の上面に固定され中心軸70の外周に軸受72
を介して回転自在に取り付けられた円筒状の上体74と
、取付板64の下で中心軸70に軸受76を介して取り
付けられた円筒状の下体78とからなり、下体78の下
端部の径は外ロータ1と同等とされている。
一方、基台!0の内部には、回転受筒42の下方におい
て、第6図に示す内ロータ回転下降機構80が設置され
ている。まず基台10内部にはサーボモータ82が上向
きに固定され、このサーボモータ82の回転軸にはカブ
ラ84を介してスクリュウフィーダ86が連結され、こ
のスクリュウフィーダ86の昇降体86Aには取付板8
8を介してトルク測定器90が上向きに固定されている
このトルク測定器90の下側の入力軸9QAにはカブラ
92を介して、取付板88に固定されたステッピングモ
ータ94の回転軸が連結され、他方、上側の出力軸90
Bには、カブラ96を経て取付板88に軸受98で支持
された内ロータ枢支ロッドlOOが連結されている。
この内ロータ枢支ロッド!OOは、内ロータ2の外径よ
りも細く、その上端には水平面102が形成されるとと
もに、この水平面102から上に突出するように中心ビ
ン104および偏心ビン106が共に上向きに固定され
ている。これらビン104.106の先端は丸みを帯び
、中心ビン104は偏心ピン106よりも長い。そして
中心ビン104は内ロータ中心孔4に、また偏心ピン1
06は内ロータ位置決め孔5にそれぞれ隙間なく貫入で
き、内ロータ2は水平面102にがたつきなく載る。
一方、第1図に示すように、挟持板30が前進した際に
第3ポケツト36が来る位置には、前方に延びる搬送コ
ンベヤ108が設置されている。
また、この搬送コンベヤlO8の側方には、搬送コンベ
ヤ108に向けて押し出しシリンダ110が固定され、
そのロッドを前進させると、搬送コンベヤ108上のロ
ータ1.2 を反対側に設置されている不良品受は皿1
12に落とす。
また、搬送コンベヤ108の終端部には送りシリンダ1
14が上向きに埋設され、搬送コンベヤ10B上のロー
タ1.2  を一つづつ前に送る。さらに、搬送コンベ
ヤ108の終端にはロータ受は皿116が設置され、搬
送コンベヤ10Bから滑り落ちるロータ!、2 を平ら
に並べて蓄える。
次に、装置が金策1図に示す状態にあるとして、上記構
成からなるロータ組立装置の作用を順に説明する。
■ 供給フィーダ12.14  を共に作動させ、内ロ
ータ2と外ロータ1を導出路12A、14A  に沿っ
て前進させる。これにより、最前列の内ロータ2はスト
ッパに、最前列の外ロータ1はシリンダビン16で停め
られる。
■ シリンダピン16で停められている外ロータlを、
開閉シリンダ24で各挟持板30を閉じることにより、
第1ポケツト32内に挾み込む。次いで、シリンダピン
16を没させ、挟持板30を閉じたまま前進させて、第
1ポケツト32内の外ロータlを回転受筒42の上まで
運ぶ。その後シリンダビン16は再び突出させておく。
■ 挟持板30を開いて外ロータlを解放したうえ後退
させ、再び第1ポケツト32内にビンシリンダ16で係
止されている外ロータIを挾み込む。
同時に、第2ポケツト34の4つの水平ローラ3Bで、
回転受筒42に載置された外ロータ1を挾み、回転自在
に支持する。
■ 一方、前記■〜■と平行して、昇降シリンダ56に
よりエアチャック58を下降させ、内ロータ導出路12
Aの終端で停められている内ロータ2を、このエアチャ
ック58の挟持爪60で挾み込む。
■ この挾まれた状態で内ロータ2には、位置決め孔5
の位置が異なる2種の回転位相が存在するため、導出路
12Aに埋設された光学センサを作動させて、位置決め
孔5の位相を確認し、位相情報として記憶しておく。
■ エアチャック58を上昇させ、次いで水平シリンダ
48によりエアチャック58を第2ポケツト34の上方
に移動する。これにより、挟持されている内ロータ2は
、挾持板30に支持されている外ロータlの上方で、互
いの軸線を組立時偏心量だけ偏心して位置する。
■ 前記の内ロータ位相情報に基づき、枢支ロッド回転
用ステッピングモータ94を作動させ、内ロータ枢支ロ
ッド100の偏心ビン106の回転位相を、挾持されて
いる内口=夕2と一致させる。
■ サーボモータ82を作動させて枢支ロッド100を
上昇させ、外ロータlを通して挾持されている内ロータ
2の中心孔4に中心ビン104を、位置決め孔5の一つ
に偏心ビン106をそれぞれ貫入し、水平面102に内
ロータ2を載せる。
■ エアチャック58の挟持爪60を開き、内ロータ2
を解放する。そしてステッピングモータ94およびサー
ボモータ82を同時に作動させ、枢支口、ラド【OOを
低速回転させつつ降下させる。
降下につれ内ロータ2は外ロータlの上面に当たり、や
がて回転位相が一致した瞬間に自重で外ロータl内に垂
直に落ち込む。
■ 水平シリンダ48を作動させ、エアチャック58を
内ロータ導出路+2A側に戻すとともに、ロータ押さえ
機構54を内外ロータ1.2 上に移動させる。
■ 昇降シリンダ62によりロータ押圧体66を降下さ
せ、内外ロータ1.2 上に載せる。なお押圧体66の
下体78および回転受筒42は回転自在であるから、こ
の状態で外ロータlは回転自在である。
@ ステッピングモータ94の回転速度を速め、内ロー
タ2と外ロータ!を互いに偏心したまま噛み合い回転さ
せ、同時にトルク測定器90で枢支ロッド100の回転
トルクを確認する。もしも外ロータ1と内ロータ2の間
に何等かの異物が存在すれば、噛み合いが悪化して各ロ
ータ1,2  が一体化するため、外ロータ1は偏心回
転しようとするが、外ロータlは4つのローラ38で外
周を支持されているため偏心回転できず、その結果、枢
支ロッド100の回転トルクが上昇してトルク測定器9
0が異常信号を発する。そしてこの異常信号を記憶して
おく。
■ トルク確認後、枢支ロッド100をさらに降下し、
内ロータ2から引き抜く。内ロータ2は回転受筒42に
より係止されて外ロータ1内に残り、ロータ組立が完了
する。
■ 挟持板30を閉じたまま前・進させ、第2ポケツト
34内の内外ロータ1,2  を先程第3ポケツト36
のあった位置まで運ぶ。そして挟持板30を開き、内外
ロータ1,2  をこの位置に残して挟持板30を後退
させる。
■ 残された内外ロータ1.2 は、再度挟持板30が
前記のように往復動すると、挟持板30の第3ポケツト
36に挾まれて搬送コンベヤ108上に運ばれる。ここ
で、前記のトルク異常信号が記憶されていたなら、押し
出しシリンダ110を作動させ、この内外ロータ1,2
  を不良品受は皿l12に落とし込む。また、トルク
異常信号がなければ搬送コンベヤ10Bを作動してロー
タ受は皿116内に滑り落として、!サイクルを完了す
る。
上記構成からなる内接型ギヤポンプのロータ組立装置に
よれば、従来は手作業で行なtしかなかったロータ組立
を、自動的に連続して行なえるため生産性が高く、人件
費等のコスト低下も図れる。
また、内ロータ2および外ロータlを互いに平行に保っ
たまま、内ロータ2を自重で外ロータ1内に落とし込む
構成なので、各ロータ1.2  に無理な力が加わらず
、ロータ摺動面に傷がついたり、エツジを変形させるな
どの支障が生じない。
また、内ロータ2と外ロータlとを予め組立時偏心位置
に支持したうえ、内ロータ2を回転しつつ外ロータlに
落とし込むので、動作に確率的な要素がなく、個々の嵌
めこみ作業に要する時間が略一定で、他の動作との連動
において時間的な無駄が生じない。
さらに、人手による組立に比して、内ロータ2と外ロー
タlとの間にゴミなどの異物が入りにくいうえ、内ロー
タ枢支ロッド100にトルク測定器90を付設している
から、組み立てられた内ロータ2と外ロータIの間に異
物が挟まった場合にも前述のように異物の存在を容易に
検知することができ、不良品を自動選別することが可能
で、次工程における不良品発生を防止し歩留まりを向上
できる。
さらにまた、ロータ押さえ機構54の作用により、トル
ク測定時に内ロータ2が外ロータ1から飛び出すことを
防止でき、トルク測定および不良品選別の信頼性が極め
て高い。
なお、本発明は上記実施例のみに限られるものではなく
、例えば第7図および第8図のような例も可能である。
この例では、前記実施例とは内ロータ支持機構が異なる
。すなわち内ロータ導出路+2Aの延長下方において、
基台lO内には第7図に示すように昇降シリンダ200
が固定されている。この昇降シリンダ200の昇降体2
02にはロータリアクチュエータ204が上向きに固定
され、さらにその回転Ni206の上端には、基台の上
で水平な回動アーム208が取り付けられている。この
回動アーム208は、第8図に示すように内ロータ導出
路+2Aに臨む位置から、回転受部42の近傍まで回動
される。また回動アーム208の先端にはエアチャック
210が下向きに固定され、その挟持爪212で内ロー
タ2を挟持できるようになっている。
この実施例の作用は、内ロータ導出路12Aの終端で停
められた内ロータ2を、エアチャック21Oで挟持した
後、回動アーム208を昇降シリンダ200で上昇およ
びロータリアクチュエータ204で回動して、内ロータ
2を第2ポケツト34内の外ロータ1の上方まで移動し
、偏心状態に支持する。その後は前記実施例と略同じ動
作を行ない、ロータ1,2 を組み立てる。
この例によれば、水平シリンダ48を用いた前記実施例
よりも、ロータリアクチュエータ204の設置面積が小
さくて済むため小形化しやすいという利点がある。
また、この第2゛実施例に限らず、その他の機構に関し
ても同様に種々の変形が可能であることは勿論である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の内接型ギヤポンプのロー
タ組立装置によれば、以下のような優れた効果が得られ
る。
■ 従来は手作業で行なっていたロータ組立作業を自動
的に連続して行なえるため、生産性が高く、人件費等の
コスト低下も図れる。
■ 内ロータおよび外ロータを互いに平行に保ったまま
、内ロータを自重で外ロータ内に落とし込む構成なので
、各ロータに無理な力が加わらず、ロータ摺動面に傷が
ついたり、エツジを変形させるなどの支障が生じない。
■ 内ロータと外ロータとを予め組立時偏心位置に支持
したうえ、内ロータを回転しつつ外ロータに落とし込む
ので、嵌込動作に確率的な要素がなく、個々の嵌め込み
作業に要する時間が略一定で、他の動作との連動におい
て時間的な無駄が生じない。
■ 人手による組立に比して、内ロータと外ロータとの
間に異物が入りにくい。
一方、本発明の第2項の装置によれば、さらに次の効果
が得られる。
■ 内ロータ枢支ロッドにトルク測定器を付設している
から、組み立てられた内ロータと外ロータの間に異物が
挟まった場合にも、トルクの異常から異物の存在を容易
に検知することかでき、不良品を自動選別することが可
能で、歩留まり向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、本発明に係わる内接型ギヤポン
プのロータ組立装置の第1実施例を示し、第1図は全体
の平面図、第2図は縦断面図、第3図は外ロータ支持機
構の平面図、第4図はロータ押さえ機構の側面図、第5
図はロータ押圧体の縦断面図、第6図は内ロータ回転降
下機構の側面図である。 また、第7図および第8図は本発明の第2実施例の要部
を示す側面図および平面図、第9図および第10図はロ
ータを示す平面図および側面図である。 10・・・基台、12・・・内ロータ供給フィーダ、1
4 ・外ロータ供給フィーダ、24・・・開閉シリンダ
、30・・・挟持板(外ロータ支持機構)、32・・・
第1ポケツト、34・・・第2ポケツト(外ロータ支持
位置)、36・・・第3ポケツト、48・・・水平シリ
ンダ、52・・・内ロータ支持機構、54・・・ロータ
押さえ機構、58・・・エアチャック、80・・・内ロ
ータ回転降下機構、90・・・トルク測定器、+00・
・・内ロータ枢支ロッド、200・・・昇降シリンダ、
204・・・ロータリアクヂュエータ、208・・・回
動アーム、21O・・・エアチャック(内ロータ支持機
構)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内周面に歯のある円筒状の外ロータに、外周面に
    歯のある円柱状の内ロータを、偏心させて嵌め込むため
    の内接型ギヤポンプのロータ組立装置であって、 前記外ロータを水平状態で軸線回り回転可能に所定位置
    で支持しうるとともに、内ロータを外ロータに収納した
    状態で係止する係合部を有する外ロータ支持機構と、 前記被支持状態にある外ロータの上方で、前記内ロータ
    を外ロータの軸線から組立時偏心量だけ偏心させて水平
    に支持しうる内ロータ支持機構と、被支持状態にある外
    ロータの下方において、被支持状態にある内ロータと同
    軸に設けられ、上端部には内ロータを水平状態のまま上
    方に離脱可能かつ軸線回りに回転不能に固定しうる内ロ
    ータ枢支ロッドと、 この内ロータ枢支ロッドを、被支持状態にある内ロータ
    を固定可能な位置まで外ロータを通して昇降操作すると
    ともに、軸線回りに回転操作する内ロータ回転降下機構
    と、 内ロータの嵌め込みが完了した外ロータを一体のまま、
    外ロータ支持機構から次工程へ排出するロータ排出機構
    とを具備することを特徴とする内接型ギヤポンプのロー
    タ組立装置。
  2. (2)前記内ロータ回転降下機構には、内ロータ枢支ロ
    ッドの回転トルクを測定するトルク測定器が付設されて
    いることを特徴とする第1項記載の内接型ギヤポンプの
    ロータ組立装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101881128B1 (ko) * 2018-02-13 2018-07-23 최창석 석션봉을 구비한 가변형 펌프의 조립장치

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